JPH08174766A - 吸油性シート及びその製造方法 - Google Patents

吸油性シート及びその製造方法

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JPH08174766A
JPH08174766A JP32259494A JP32259494A JPH08174766A JP H08174766 A JPH08174766 A JP H08174766A JP 32259494 A JP32259494 A JP 32259494A JP 32259494 A JP32259494 A JP 32259494A JP H08174766 A JPH08174766 A JP H08174766A
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oil
sheet
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JP32259494A
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Takahiro Tsukuda
貴裕 佃
Tetsuya Ashida
哲也 芦田
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の油処理に簡便に使用できると共に、単
位吸油量が多く、加圧圧縮した際の油の漏洩を発生させ
ることなく、機械的強度に優れ、少ない工程で製造可能
な吸油性シートを提供する。 【構成】 粉末状吸油性樹脂、疎水性繊維、並びに熱融
着性繊維からなるシートAと疎水性繊維及び熱融着性繊
維からなるシートBとを積層した、密度0.10〜0.
25g/cm3であることを特徴とする吸油性シート及びそ
の製造方法。好ましくは、シートAとシートBの重量比
(A:B)が、20:1〜1:1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の油処理に簡便に
使用できると共に、単位吸油量が多く、加圧圧縮に際し
て油の漏洩が発生せず、機械的強度に優れた吸油性シー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吸油性シートとしては、紙、不織
布、布、或いはそれらの貼合体が利用されてきた。これ
らは、工場等からの排水の油分除去、油性食品の余剰油
の処理、廃油処理、各種機械からの漏洩油の処理、各種
溶剤の処理、海洋におけるタンカー等の船舶事故による
流出油の処理等広く使用されている。しかし、これらの
吸油性シートは、吸油性シートの毛細管現象を利用し
て、空隙部に油を保持する機構であるため、吸油性シー
ト当たりの単位吸油量が少なく、吸収していた油がわず
かな外圧で容易に漏洩してしまうため、吸油性シートの
取扱いが煩雑になる等の問題があった。
【0003】上記問題点を解決するため、特開平5−1
47166号公報には、粉末状吸油性樹脂を2枚のシー
トで挟み込んだ吸油性シートが開示されているが、粉末
状吸油性樹脂が吸油性シート中で片寄り易く、吸油して
膨潤した際に吸油性シートが破損し易い問題点があっ
た。
【0004】一方、本発明者らが先に出願した特願平6
−190326号公報の吸油材は、熱可塑性繊維を含有
する同種又は異種の不織布間に、粉末状吸油性樹脂、ポ
リオレフィン系繊維、並びに熱融着性繊維からなる吸油
性シートを配設した3層構造体であり、該3層構造体の
全面又は一部分を熱融着して一体化したもので、吸油性
能、保油性能、並びに機械的強度には優れているが、該
吸油材の製造工程には吸油性シートに不織布を貼合わせ
る工程或いは、吸油性シート同士を熱融着する工程が含
まれるため、製造工程が煩雑でコスト高になる問題があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の吸油
性シートが有する上記問題点を解決するものである。即
ち本発明の目的は、各種の油処理に簡便に使用できると
共に、単位吸油量が多く、加圧圧縮させた場合に油の漏
洩が発生せず、機械的強度に優れ、少ない工程で製造可
能な吸油性シート及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため鋭意検討した結果なされたものであり、そ
の概要は以下の通りである。
【0007】粉末状吸油性樹脂、疎水性繊維、並びに熱
融着性繊維からなるシートAと、疎水性繊維及び熱融着
性繊維からなるシートBとを積層した、密度が0.10
〜0.25g/cm3であることを特徴とする吸油性シー
ト。
【0008】シートAとシートBとの重量比(A:B)
は、20:1〜1:1であることが好ましい。
【0009】又、疎水性繊維としては、ポリオレフィン
系繊維であることが好ましい。
【0010】さらに、本発明の吸油性シートの製造方法
は、湿式抄紙法により、密度が0.15〜0.25g/c
m3の粉末状吸油性樹脂、疎水性繊維、並びに熱融着性繊
維からなるシートAと密度が0.10〜0.20g/cm3
の疎水性繊維及び熱融着性繊維からなるシートBとをそ
れぞれ同時に抄紙し、積層した後、120℃以上の温度
で熱処理し、一体化して製造することを特徴とするもの
である。
【0011】以下、本発明の吸油性シートについて、詳
細に説明する。本発明の吸油性シートについて、その構
成を図1で説明する。図1は、本発明の吸油性シートの
断面図である。図1で、本発明の吸油性シート1は、粉
末状吸油性樹脂2、疎水性繊維3、並びに熱融着性繊維
4からなるシートAに、疎水性繊維5及び熱融着性繊維
6からなるシートBが積層され一体化された吸油性シー
トである。
【0012】本発明に用いられる粉末状吸油性樹脂とし
ては、自己膨潤型で高い吸油倍率を有し、加圧圧縮して
も一旦吸油した油を漏洩しないものが使用される。粉末
状にする方法としては、吸油性樹脂の塊を粉砕する方
法、吸油性樹脂の合成段階で貧溶媒中に分散させて合成
し、粉末状で回収する方法等、種々の方法が考えられる
が、特に制限はない。
【0013】本発明に用いられる粉末状吸油性樹脂の見
かけの平均粒子径としては、10μm〜5mmが好まし
い。見かけの平均粒子径とは、二次粒子等の凝集体も含
めて最大の粒子を指し、一次粒子径の小さな粉末状吸油
性樹脂が二次凝集して大きな粒子径の粉末状吸油性樹脂
を形成していても良い。
【0014】本発明に用いられる粉末状吸油性樹脂の見
かけの平均粒子径が10μmより小さい場合は、取扱い
時に吸油性シートから粉末状吸油性樹脂が脱離して好ま
しくない。又、本発明におけるシートAの製造時におい
て、粉末状吸油性樹脂のシートへの留まりが悪く、多く
の粉末状吸油性樹脂がシート外へ出ていってしまうため
製造効率が非常に悪化する。一方、5mmよりも大きい
場合には、シート中での分散が不均一となり、吸油性シ
ートとして使用した際に吸油性にムラが出て、吸油性シ
ートの破断の原因となるため好ましくない。
【0015】本発明に用いられる粉末状吸油性樹脂の種
類としては特に制限はないが、該吸油性樹脂の吸油量と
して、自重の10倍以上吸油する該吸油性樹脂が好まし
く、自重の20倍以上の油を吸油する該吸油性樹脂がよ
り好ましい。
【0016】粉末状吸油性樹脂の具体例としては、アル
キルスチレン、アルキル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリルアミド、α−オレフィン、ビニルシクロヘ
キサン等の脂環式ビニル化合物、アリルエーテル、ビニ
ルエステル、ビニルエーテル、芳香族ビニルエーテルか
らなる群より選ばれる少なくとも1種の不飽和化合物を
主成分とする単量体と(メタ)アクリル酸、フマル酸、
イタコン酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリルアミドからなる群より選ばれる少
なくとも1種の単量体との共重合物や、ポリノルボルネ
ンを主成分とする3次元架橋構造を有する吸油性樹脂、
ポリイソブチレン等が挙げられる。
【0017】本発明において、シートA中の粉末状吸油
性樹脂の含有率は、重量比率として、50〜95重量%
が好ましい。粉末状吸油性樹脂の含有率が50重量%未
満では、吸油時の吸油量としては十分であるが、吸油後
に吸油性シートを加圧圧縮させた場合に、シートA中に
蓄えられた油が漏洩してくるため好ましくない。一方、
シートA中の粉末状吸油性樹脂の含有率が95重量%を
超えると、繊維の含有率が低いためシート化が困難とな
り、更に吸油後のシート強度が著しく低下し、結果とし
て吸油性シートが破断し易くなるため好ましくない。
【0018】本発明において、粉末状吸油性樹脂以外に
吸油性シートを構成する成分としては、疎水性繊維及び
熱融着性繊維が挙げられる。疎水性繊維及び熱融着性繊
維は1種類だけでなく、2種類以上の繊維を混合して用
いても良い。
【0019】本発明における疎水性繊維とは、天然繊
維、レーヨン、キュプラ、アセテート、ナイロン、ビニ
ロン、並びにアクリル繊維以外の繊維、例えばポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビニリデン、ポ
リ塩化ビニルなどの樹脂からなる繊維を指す。油の吸着
性が他の繊維より優れている点から、ポリオレフィン系
繊維を用いるのが好ましい。ポリオレフィン系繊維とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、トリメチルペン
テン等のポリオレフィン樹脂からなる繊維が挙げられる
が、これらポリオレフィン樹脂を2種類以上組み合わせ
た複合型繊維を用いても良い。更に、オレフィン樹脂に
他の成分を共重合した樹脂からなる繊維、例えばポリエ
チレンにエチレン−ビニルアルコールを共重合した樹脂
からなる繊維、又はこれら繊維同士、或いはこれら繊維
とポリオレフィン系繊維との複合型繊維を用いても良
い。
【0020】ポリオレフィン系繊維の長さについては、
特に制限は無いが、本発明における吸油性シートを湿式
抄紙法により製造する場合、繊維の長さが1〜30mm
であることが好ましい。繊維の長さが1mm未満では、
吸油性シートにおける繊維同士の絡み合いが少なく、強
度が低くなり好ましくない。一方、30mmを超えて長
い場合は、吸油性シートの製造時に繊維同士がもつれて
均一な吸油性シートを製造することができない。
【0021】ポリオレフィン系繊維の直径は、使用する
繊維の種類により異なるが、5デニール以下が好まし
く、0.1〜3デニールがより好ましい。繊維の直径が
5デニールを超えて大きくなると、吸油性シート中に粉
末状吸油性樹脂を留める能力が低下して、吸油性シート
から粉末状吸油性樹脂が脱落する原因となり好ましくな
い。
【0022】又、熱融着性繊維としては、熱により溶融
する成分を含有する繊維であれば特に制限はなく、製造
工程中の熱処理により繊維の一部もしくは全部が溶着し
て強度を発現させることができる。熱により溶融する成
分としては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミ
ド等の樹脂が挙げられ、これらの樹脂を用いて繊維状に
したものが熱融着性繊維である。これらの熱溶融樹脂の
みで作られた熱融着性繊維の他に、熱溶融樹脂の融点よ
りも少なくとも20℃以上高い融点を持つ繊維で、該繊
維の一部に熱融着樹脂を露出させた繊維も又、熱融着性
繊維の範疇として用いることができる。
【0023】具体的には、熱溶融樹脂からなる繊維で、
熱融着後に元の繊維形態を維持しない全融タイプ、高融
点の樹脂を繊維の芯部とし熱溶融樹脂を繊維の鞘部に配
した芯鞘型、高融点繊維と低融点繊維を1本に合わせた
サイドバイサイド型等の非全融タイプの熱融着性繊維が
知られている。本発明において、全融タイプの熱融着性
繊維は、融着により繊維間空隙を塞いでしまい吸油阻害
が起こるため、非全融タイプの熱融着性繊維を用いるこ
とが好ましい。
【0024】熱融着性繊維の長さの制限は特に無いが、
本発明における吸油性シートを湿式抄紙法により製造す
る場合は、熱融着性繊維の長さが1〜30mmが好まし
い。該繊維の長さが1mm未満では、吸油性シートにお
ける繊維同士の絡み合いが少なく、そのため熱融着によ
る強度が不足するため好ましくない。一方、30mmを
超えて長い場合は、吸油性シートの製造時に繊維同士が
もつれて均一なシートができず、吸油性シートの強度も
不均一になるため好ましくない。
【0025】熱融着性繊維の直径は、使用する繊維の種
類により異なるが、5デニール以下が好ましく、0.1
〜3デニールがより好ましい。該繊維の直径が5デニー
ルを超えて大きいと、熱融着性繊維の数が少なくなり、
該繊維の融着による繊維同士の接着力が不足し、吸油性
シートの強度も低下するため好ましくない。
【0026】本発明における、シートA中の疎水性繊維
と熱融着性繊維の含有率は、それぞれ5〜45重量%及
び45〜5重量%が好ましい。疎水性繊維が5重量%未
満では、シートAの製造工程における乾燥段階で著しく
収縮してシートの形態が維持できず好ましくない。一
方、疎水性繊維が45重量%を超えて多くなると、熱融
着性繊維の融着部分が少なくなるため粉末状吸油性樹脂
のシートへの留まりが悪くなり、更に熱融着性繊維に由
来する強度が不足してシート自身の強度が低下するため
好ましくない。
【0027】一方、シートB中の疎水性繊維及び熱融着
性繊維の混合比率は重量比で、9:1〜1:9の範囲が
好ましい。疎水性繊維が重量比で1未満では、シートが
その製造工程における乾燥段階で著しく収縮してシート
の形態が維持できず好ましくない。一方、疎水性繊維が
重量比で9を超えて多くなると、熱融着性繊維による強
度が不足し、シート自体の強度が低下するだけでなく、
シートAとの接着力が弱く、層間剥離し易くなるため好
ましくない。
【0028】本発明における吸油性シートには、疎水性
繊維と熱融着性繊維以外の天然繊維や合成繊維を必要に
応じて適宜添加しても良い。
【0029】本発明の吸油性シートにおいて、シートA
とシートBの重量比は20:1〜1:1が好ましく、1
0:1〜2:1がより好ましい。シートAの重量比が2
0:1より大きくなると吸油後の吸油性シートの強度が
著しく低下するため好ましくない。一方、シートAの重
量比が1:1より小さくなるとシートBの厚みが大きく
なりすぎ、吸油後に吸油性シートを加圧圧縮した際にシ
ートBから漏洩する油の量が多くなるため好ましくな
い。
【0030】本発明の吸油性シートは、密度が0.10
〜0.25g/cm3であることが好ましい。密度が0.1
0g/cm3未満では、繊維間の空隙が多くなりすぎて保油
性能が低下するため好ましくない。一方、0.25g/c
m3を超えると油を保持する空隙が少なくなり、吸油性能
が低下するため好ましくない。
【0031】本発明における吸油性シートを製造する方
法としては、吸油性シートの均一性、粉末状吸油性樹脂
の吸油性シートへの留まり等を考慮した場合、湿式抄紙
法が好ましい。湿式抄紙法で製造する場合は、通常、繊
維及び粉末状吸油性樹脂の固形分濃度を0.1〜5重量
%程度になるように、分散助剤、粘剤等を用いて水中に
均一に分散してスラリーとし、更にスラリー中に水を追
加し、固形分濃度を約0.1〜0.001重量%に希釈
して抄紙用スラリーとし、これを抄紙機を用いてシート
化する。
【0032】抄紙機としては、円網抄紙機、長網抄紙
機、2種以上を組み合わせたコンビネーションマシン、
傾斜型抄紙機等が挙げられる。
【0033】具体的には、上記した抄紙機を用いて、粉
末状吸油性樹脂、疎水性繊維、並びに熱融着性繊維から
なる密度0.15〜0.25g/cm3のシートAと疎水性
繊維及び熱融着性繊維からなる密度0.10〜0.20
g/cm3のシートBとを同時に抄紙し、積層した後、12
0℃以上の温度で熱処理して一体化する。120℃より
も低い温度で熱処理をした場合、吸油性シートの強度が
低く、吸油後に吸油性シートが破断し易くなるため好ま
しくない。
【0034】本発明における吸油性シートの坪量として
は、100〜1000g/m2が好ましい。坪量が100g/
m2未満では、吸油性シート1枚当たりの吸油量が少な
く、この場合には多数枚を必要とするため好ましくな
い。一方、坪量が1000g/m2を超えて多いと、吸油後
の吸油性シートの重量が非常に重くなり、取扱いに支障
をきたすため好ましくない。
【0035】
【作用】本発明における吸油性シートは、繊維間の空隙
に吸収・保持された油分が、保油能力に優れた粉末状吸
油性樹脂によって更に吸収されるため、従来の吸油性シ
ートに比べて優れた吸油性能及び保油性能を有してい
る。更に、粉末状吸油性樹脂、疎水性繊維、並びに熱融
着性繊維からなるシートAと、疎水性繊維及び熱融着性
繊維からなるシートBが、120℃以上の温度で熱処理
されて一体化されているため、吸油性シート自体の強度
が高く、吸油後も油の重みに十分耐えられる。
【0036】又、疎水性であるポリオレフィン系繊維が
用いられるため、油水混合系の液体を処理する際に油の
みを選択的に取り込み、吸油性シート中へ吸油させるこ
とができるという特徴がある。
【0037】さらに、湿式抄紙法により製造された吸油
性シートであるため、吸油した際に吸油性シート全体に
わたって均一な吸油状態を示すことができる。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は実施例に限られるものではない。な
お、部とあるのは重量部を意味する。実施例及び比較例
により得られた吸油性シートの物性は、以下に示した試
験方法により測定した。
【0039】試験方法: [重量試験]運輸省型式認定の試験方法に準拠し、吸油
性シートを10cm×10cmの大きさに裁断し、油温
20℃の重油に5分間浮かべ、吸油した吸油性シートを
金網上に5分間静置した後、その重量を測定した。
【0040】[吸油倍率]運輸省型式認定の試験方法に
準拠し、吸油性シートを10cm×10cmの大きさに
裁断し、油温20℃の重油に5分間浮かべ、吸油した吸
油性シートを金網上に5分間静置した後、その重量を測
定し、元の吸油性シートの重量に対して何倍油を吸った
かを求めた。
【0041】[油保持率]上記吸油倍率を求めるのと同
様の方法で油を吸収させた吸油性シートに、プレス圧2
kg/m2で圧力をかけ、 加圧後、吸油性シート中に保持さ
れている油の重量を測定し、元の吸油性シートの重量に
対して何倍油を吸ったかを求めた。
【0042】[強度試験]運輸省型式認定の試験方法に
準拠し、吸油性シートを50cm×50cmの大きさに
裁断し、吸油性シートの一端から10cmの位置に先枚
通しで穴を開け、直径8mmのフックをかけて吊るし、
その鉛直方向の一点に重量試験により算出された最大単
位重量の2.5倍の重量をかけ、3分後に吸油性シート
の破断がないか調べた。
【0043】実施例1 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を8
0部、ポリエステル繊維(ユニチカ製、N501、繊度
2デニール、繊維長5mm)を10部、並びにポリプロ
ピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有する熱融
着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、
繊維長10mm)を10部混合し、ノニオン系界面活性
剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分散さ
せ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加
して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分
散液Aを調製した。
【0044】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリエステル繊維(ユニチカ製、N501、繊度2デニ
ール、繊維長5mm)を50部、及び熱融着性繊維(大
和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長10m
m)を50部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量添加
して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1%濃
度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を均一
に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調製し
た。
【0045】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.201g/cm3のシ
ートAを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液
Bを使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密
度0.110g/cm3のシートBを作製し、両シートを積
層した後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱
処理して一体化し、坪量500g/m2、密度0.181g
/cm3の吸油性シートを作製した。
【0046】実施例2 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を8
0部、ポリエステル繊維(ユニチカ製、N501、繊度
2デニール、繊維長5mm)を10部、並びにポリプロ
ピレン及びエチレン−ビニルアルコール共重合体からな
る芯鞘構造を有する熱融着性繊維(大和紡績製、NBF
−E、繊度2デニール、繊維長5mm)を10部混合
し、ノニオン系界面活性剤を適量添加して高速ミキサー
を用いて水中に分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアク
リルアミドを適量添加して繊維を均一に水中に分散させ
た後、希釈して繊維分散液Aを調製した。
【0047】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリエステル繊維(ユニチカ製、N501、繊度2デニ
ール、繊維長5mm)を10部、及び熱融着性繊維(大
和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長10m
m)を90部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量添加
して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1%濃
度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を均一
に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調製し
た。
【0048】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.198g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.105g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、130℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.180g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0049】実施例3 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を8
0部、ポリエステル繊維(ユニチカ製、N501、繊度
2デニール、繊維長5mm)を10部、並びに融点の異
なる2種類のポリエステルからなる芯鞘構造を有する熱
融着性繊維(ユニチカ製、#4080、繊度2デニー
ル、繊維長5mm)を10部混合し、ノニオン系界面活
性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分散さ
せ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加
して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分
散液Aを調製した。
【0050】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリエステル繊維(ユニチカ製、N501、繊度2デニ
ール、繊維長5mm)を50部、並びに融点の異なる2
種類のポリエステルからなる芯鞘構造を有する熱融着性
繊維(ユニチカ製、#4080、繊度2デニール、繊維
長5mm)を50部混合し、系界面活性剤を適量添加し
て高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1%濃度
の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を均一に
水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調製し
た。
【0051】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.199のシートを
作製し、続いて上記により調製した繊維分散液Bを使用
し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度0.1
10g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し、13
0℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理し、坪量5
00g/m2、密度0.181g/cm3の吸油性シートを作製
した。
【0052】実施例4 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を9
5部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度
0.7デニール、繊維長10mm)を2部、並びにポリ
プロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有する
熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニー
ル、繊維長10mm)を3部混合し、ノニオン系界面活
性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分散さ
せ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加
して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分
散液Aを調製した。
【0053】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を5部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を95部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0054】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.244g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.042g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤー熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.137g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0055】実施例5 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例4と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0056】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を95部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を5部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量添
加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1%
濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を均
一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調製
した。
【0057】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.244g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.206g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤー熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.248g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0058】実施例6 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を7
0部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度
0.7デニール、繊維長10mm)を20部、並びにポ
リプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有す
る熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニ
ール、繊維長10mm)を10部混合し、ノニオン系界
面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分
散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量
添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊
維分散液Aを調製した。
【0059】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を5部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を95部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0060】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.190g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量200g/m2、密度
0.042g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤー熱処理
し、坪量600g/m2、密度0.105g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0061】実施例7 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を8
0部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度
0.7デニール、繊維長10mm)を10部、並びにポ
リプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有す
る熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニ
ール、繊維長10mm)を10部混合し、ノニオン系界
面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分
散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量
添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊
維分散液Aを調製した。
【0062】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を50部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を50部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0063】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量500g/m2、密度0.207g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量20g/m2、密度
0.124g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤー熱処理
し、坪量520g/m2、密度0.212g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0064】実施例8 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例7と同
様に繊維分散液を調製した。
【0065】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を30部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を70部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0066】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量200g/m2、密度0.207g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量400g/m2、密度
0.090g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤー熱処理
し、坪量600g/m2、密度0.125g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0067】実施例9 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を5
0部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度
0.7デニール、繊維長10mm)を10部、並びにポ
リプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有す
る熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニ
ール、繊維長10mm)を40部混合し、ノニオン系界
面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分
散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量
添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊
維分散液Aを調製した。
【0068】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を80部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を20部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0069】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.144g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量200g/m2、密度
0.172g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤー熱処理
し、坪量600g/m2、密度0.166g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0070】実施例10 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を9
0部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度
0.7デニール、繊維長10mm)を5部、並びにポリ
プロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有する
熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニー
ル、繊維長10mm)を5部混合し、ノニオン系界面活
性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分散さ
せ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加
して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分
散液Aを調製した。
【0071】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を70部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を30部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0072】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.220g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量20g/m2、密度
0.155g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤー熱処理
し、坪量420g/m2、密度0.225g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0073】実施例11 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例10と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0074】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例10と同様に繊維分散液Aを調製した。
【0075】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量500g/m2、密度0.220g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量50g/m2、密度
0.155g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤー熱処理
し、坪量550g/m2、密度0.223g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0076】実施例12 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例10と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0077】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例10と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0078】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.220g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.155g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、130℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.211g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0079】実施例13 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例10と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0080】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例10と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0081】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量250g/m2、密度0.220g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量250g/m2、密度
0.155g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.197g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0082】実施例14 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例4と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0083】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を90部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を10部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0084】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.244g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.053g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.152g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0085】実施例15 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例4と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0086】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例7と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0087】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量200g/m2、密度0.244g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量400g/m2、0.
124g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した
後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量600g/m2、密度0.162g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0088】実施例16 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例4と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0089】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を80部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を10部混合し、並びに合成ポリエチレンパル
プ(三井石油化学製、SWP(E−400))を10部
混合し、ノニオン系界面活性剤を適量添加して高速ミキ
サーを用いて水中に分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリ
アクリルアミドを適量添加して繊維を均一に水中に分散
させた後、希釈して繊維分散液Bを調製した。
【0090】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.244g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、0.
196g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した
後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.241g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0091】実施例17 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例6と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0092】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例14と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0093】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量250g/m2、密度0.190g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量250g/m2、0.
053g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した
後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.108g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0094】実施例18 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例6と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0095】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例7と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0096】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量500g/m2、密度0.190g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量20g/m2、0.1
24g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した後、
150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理し、坪
量520g/m2、密度0.196g/cm3の吸油性シートを
作製した。
【0097】実施例19 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を7
0部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度
0.7デニール、繊維長10mm)を20部、並びにポ
リプロピレン及びエチレン−ビニルアルコール共重合体
からなる芯鞘構造を有する熱融着性繊維(大和紡績製、
NBF−E、繊度2デニール、繊維長5mm)を10部
混合し、ノニオン系界面活性剤を適量添加して高速ミキ
サーを用いて水中に分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリ
アクリルアミドを適量添加して繊維を均一に水中に分散
させた後、希釈して繊維分散液Aを調製した。
【0098】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を70部、並びにポリプロピ
レン及びエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる
芯鞘構造を有する熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−
E、繊度2デニール、繊維長5mm)を30部混合し、
ノニオン系界面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用
いて水中に分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリル
アミドを適量添加して繊維を均一に水中に分散させた
後、希釈して繊維分散液Bを調製した。
【0099】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.185g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、0.
153g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した
後、130℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.188g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0100】実施例20 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例6と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0101】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例16と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0102】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.190g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、0.
196g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した
後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.205g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0103】実施例21 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を5
0部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度
0.7デニール、繊維長10mm)を20部、並びにポ
リプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有す
る熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニ
ール、繊維長10mm)を30部混合し、ノニオン系界
面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分
散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量
添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊
維分散液Aを調製した。
【0104】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例14と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0105】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.153g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、0.
053g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した
後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.123g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0106】実施例22 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例21と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0107】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例7と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0108】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.153g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、0.
124g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した
後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.156g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0109】実施例23 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例21と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0110】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例16と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0111】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.153g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、0.
196g/cm3のシートを作製し、両シートを積層した
後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.167g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0112】比較例1 アクリル酸系の粉末状吸油性樹脂(日本触媒、PW−1
70)を90部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、P
Z、繊度0.7デニール、繊維長10mm)を5部、並
びにポリプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造
を有する熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度
2デニール、繊維長10mm)を5部混合し、ノニオン
系界面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中
に分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを
適量添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈し
繊維分散液を調製した。
【0113】次いで、上記により調製した繊維分散液を
使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙法によりシートを
作製し、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処
理し、坪量500g/m2、密度0.220g/cm3の吸油性
シートを作製した。
【0114】比較例2 アクリル酸系の粉末状吸油性樹脂(日本触媒、PW−1
70)を50部、ポリプロピレン繊維(大和紡績製、P
Z、繊度0.7デニール、繊維長10mm)を40部、
並びにポリプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構
造を有する熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊
度2デニール、繊維長10mm)を10部混合し、ノニ
オン系界面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて
水中に分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミ
ドを適量添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希
釈し繊維分散液を調製した。
【0115】次いで、上記により調製した繊維分散液を
使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙法によりシートを
作製し、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処
理し、坪量500g/m2、密度0.161g/cm3の吸油性
シートを作製した。
【0116】比較例3 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]比較例1と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0117】[吸油性シートの繊維分散液Bの調製]ポ
リプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デニ
ール、繊維長10mm)を100部に、ノニオン系界面
活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に分散
させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添
加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して繊維
分散液Bを調製した。
【0118】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.220g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.151g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.216g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0119】比較例4 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を7
0部、及びポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊
度0.7デニール、繊維長10mm)を30部混合し、
ノニオン系界面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用
いて水中に分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリル
アミドを適量添加して繊維を均一に水中に分散させた
後、希釈して繊維分散液Aを調製した。
【0120】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を50部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を50部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0121】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.166g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.124g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.165g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0122】比較例5 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例7と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0123】[吸油性シートの繊維分散液Bの調製]実
施例4と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0124】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量200g/m2、密度0.207g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量400g/m2、密度
0.042g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量600g/m2、密度0.075g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0125】比較例6 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例3と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0126】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例3と同様に繊維分散液を調製した。
【0127】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量200g/m2、密度0.199g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量400g/m2、密度
0.040g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、130℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量600g/m2、密度0.072g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0128】比較例7 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例6と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0129】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例6と同様に繊維分散液を調製した。
【0130】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量250g/m2、密度0.190g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量250g/m2、密度
0.042g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.084g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0131】比較例8 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例19と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0132】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を5部、並びにポリプロピレ
ン及びエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる芯
鞘構造を有する熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−
E、繊度2デニール、繊維長5mm)を95部混合し、
ノニオン系界面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用
いて水中に分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリル
アミドを適量添加して繊維を均一に水中に分散させた
後、希釈して繊維分散液Bを調製した。
【0133】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量250g/m2、密度0.185g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量250g/m2、密度
0.040g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、130℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.079g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0134】比較例9 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を6
0部、及びポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊
度0.7デニール、繊維長10mm)を30部、並びに
ポリプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有
する熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デ
ニール、繊維長10mm)を10部混合し、ノニオン系
界面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に
分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適
量添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して
繊維分散液Aを調製した。
【0135】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例6と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0136】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.174g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量200g/m2、密度
0.042g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量600g/m2、密度0.092g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0137】比較例10 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を5
0部、及びポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊
度0.7デニール、繊維長10mm)を10部、並びに
ポリプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有
する熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デ
ニール、繊維長10mm)を40部混合し、ノニオン系
界面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に
分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適
量添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して
繊維分散液Aを調製した。
【0138】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例6と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0139】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量300g/m2、密度0.144g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.042g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量400g/m2、密度0.098g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0140】比較例11 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]アクリル酸系
の粉末状吸油性樹脂(日本触媒製、PW−170)を4
0部、及びポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊
度0.7デニール、繊維長10mm)を50部、並びに
ポリプロピレン及びポリエチレンからなる芯鞘構造を有
する熱融着性繊維(大和紡績製、NBF−H、繊度2デ
ニール、繊維長10mm)を10部混合し、ノニオン系
界面活性剤を適量添加して高速ミキサーを用いて水中に
分散させ、更に1%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適
量添加して繊維を均一に水中に分散させた後、希釈して
繊維分散液Aを調製した。
【0141】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例17と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0142】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量250g/m2、密度0.137g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量250g/m2、密度
0.053g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.084g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0143】比較例12 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]比較例11と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0144】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例22と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0145】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.137g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.124g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.140g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0146】比較例13 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例10と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0147】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
ポリプロピレン繊維(大和紡績製、PZ、繊度0.7デ
ニール、繊維長10mm)を60部、及び熱融着性繊維
(大和紡績製、NBF−H、繊度2デニール、繊維長1
0mm)を40部混合し、ノニオン系界面活性剤を適量
添加して高速ミキサーを用いて水中に分散させ、更に1
%濃度の粘剤ポリアクリルアミドを適量添加して繊維を
均一に水中に分散させた後、希釈して繊維分散液Bを調
製した。
【0148】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.220g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.140g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、150℃にしたヤンキードライヤーで熱処理し、
坪量500g/m2、密度0.262g/cm3の吸油性シート
を作製した。
【0149】比較例14 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例7と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0150】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例10と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0151】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.207g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.155g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、110℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.199g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0152】比較例15 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例19と
同様に繊維分散液Aを調製した。
【0153】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例19と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0154】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.185g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.153g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、110℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.184g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0155】比較例16 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例1と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0156】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例1と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0157】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.201g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.110g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、110℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.177g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0158】比較例17 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例2と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0159】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例2と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0160】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.198g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.105g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、110℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.178g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0161】比較例18 [吸油性シート用の繊維分散液Aの調製]実施例3と同
様に繊維分散液Aを調製した。
【0162】[吸油性シート用の繊維分散液Bの調製]
実施例3と同様に繊維分散液Bを調製した。
【0163】[吸油性シートの作製]上記により調製し
た繊維分散液Aを使用し、円網抄紙機を用いて湿式抄紙
法により、坪量400g/m2、密度0.199g/cm3のシ
ートを作製し、続いて上記により調製した繊維分散液B
を使用し、傾斜型抄紙機を用いて坪量100g/m2、密度
0.110g/cm3のシートを作製し、両シートを積層し
た後、110℃の雰囲気にしたエアドライヤーで熱処理
し、坪量500g/m2、密度0.179g/cm3の吸油性シ
ートを作製した。
【0164】比較例19 坪量500g/m2、密度0.156g/cm3のポリプロピレ
ン製の乾式不織布を吸油性シートとした。
【0165】
【表1】
【0166】
【表2】
【0167】評価:実施例1〜23の吸油性シートのよ
うに、シートAとシートBが一体化されているため、吸
油性シートは吸油後も破断しない強度を有しており、さ
らに密度が0.10〜0.25g/cm3の場合は、高い吸
油倍率及び油保持率を示した。実施例14〜23の吸油
性シートのように、密度が0.15〜0.25g/cm3
シートAと密度が0.10〜0.20g/cm3のシートB
とをそれぞれ同時に抄紙し、積層した後、120℃以上
の温度で熱処理して一体化した場合は、特に吸油性シー
トの強度が高く、吸油後の強度試験で破断しなかった。
【0168】一方、比較例1及び2で示した吸油性シー
トは、シートAのみからなるため、吸油後の強度が低
く、強度試験で破断した。比較例3の吸油性シートのよ
うに、シートB中に熱融着性繊維を含有しない場合は、
シートAとシートBが層間剥離し易く、吸油後の強度試
験で破断した。比較例4の吸油性シートのように、シー
トA中に熱融着性繊維を含有しない場合は、粉末状吸油
性樹脂の留まりが悪く、吸油性シートの強度が低かっ
た。比較例5〜11の吸油性シートのように、吸油性シ
ートの密度が0.10g/cm3未満の場合は、油保持率が
低かった。比較例12の吸油性シートのように、シート
A中の粉末状吸油性樹脂の含有率が50%未満の場合
も、油保持率が低かった。比較例13の吸油性シートの
ように熱処理時に加圧してシート密度を0.25g/cm3
より高くした場合は、吸油倍率及び油保持率が低かっ
た。比較例14〜18の吸油性シートのように、熱処理
温度が120℃未満の場合は、シート強度が低く、強度
試験で破断した。比較例19の吸油性シート、即ちポリ
プロピレン繊維からなる乾式不織布のみの場合は、吸油
倍率及び油保持率が低かった。
【0169】
【発明の効果】本発明における吸油性シートは、各種の
油処理に簡便に使用できるだけでなく、単位吸油量が多
く、圧迫した場合にも油の漏洩が発生せず、機械的強度
に優れ、少ない工程で製造可能な吸油性シートを提供す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸油性シートの断面図。
【符号の説明】
1 吸油性シート 2 粉末状吸油性樹脂 3 疎水性繊維 4 熱融着性繊維 5 疎水性繊維 6 熱融着性繊維
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 27/30 27/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末状吸油性樹脂、疎水性繊維、並びに
    熱融着性繊維からなるシートAと疎水性繊維及び熱融着
    性繊維からなるシートBとを積層した、密度が0.10
    〜0.25g/cm3であることを特徴とする吸油性シー
    ト。
  2. 【請求項2】 シートAとシートBの重量比(A:B)
    が、20:1〜1:1の範囲であることを特徴とする請
    求項1記載の吸油性シート。
  3. 【請求項3】 疎水性繊維が、ポリオレフィン系繊維で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の吸油性シー
    ト。
  4. 【請求項4】 湿式抄紙法により、密度が0.15〜
    0.25g/cm3の粉末状吸油性樹脂、疎水性繊維、並び
    に熱融着性繊維からなるシートAと、密度が0.05〜
    0.20g/cm3の疎水性繊維及び熱融着性繊維からなる
    シートBとをそれぞれ同時に抄紙し、積層した後、12
    0℃以上の温度で熱処理し、一体化して製造することを
    特徴とする吸油性シートの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072661A1 (ja) * 2006-12-13 2008-06-19 Daio Paper Corporation キッチンペーパー
JP2009297552A (ja) * 2009-09-29 2009-12-24 Daio Paper Corp キッチンペーパー
KR101281790B1 (ko) * 2011-12-22 2013-07-03 유지수 소수성 필름을 이용한 다층구조의 유흡착재

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