JPH08174508A - 角材の加工方法 - Google Patents

角材の加工方法

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JPH08174508A
JPH08174508A JP33778394A JP33778394A JPH08174508A JP H08174508 A JPH08174508 A JP H08174508A JP 33778394 A JP33778394 A JP 33778394A JP 33778394 A JP33778394 A JP 33778394A JP H08174508 A JPH08174508 A JP H08174508A
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JP
Japan
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horizontal member
processing
tenon
horizontal
square
Prior art date
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Pending
Application number
JP33778394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kikukawa
博史 菊川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIKUKAWA IRON WORKS
KIKUKAWA TEKKOSHO KK
Original Assignee
KIKUKAWA IRON WORKS
KIKUKAWA TEKKOSHO KK
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Publication date
Application filed by KIKUKAWA IRON WORKS, KIKUKAWA TEKKOSHO KK filed Critical KIKUKAWA IRON WORKS
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械加工によるほぞ加工や穴加工に際し横架
材等の角材に生じている歪を除去し正確なほぞ加工や穴
加工を施し、現場におけるほぞ等の嵌め合わせ作業を大
幅に軽減し且つ簡単に行うことのできる角材の加工方法
を提供する。 【構成】 横架材(角材)1にほぞ穴や突起等の加工を
施す角材の加工方法において、前記横架材(角材)1の
一面1aと該一面1aにつながる両側面1b及び1cの
一部1b’及び1c’の表面を切削加工し、その後横架
材(角材)1の切削加工された一面1aを送りロ−ラ
7、7、・・に載せ且つ切削された両側面1b’及び1
c’にクランプバイス3、3で把持させてほぞや穴や突
起の加工を施すことを特徴とする角材の加工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋の建築用に使用
される角材、例えば横架材のほぞ加工等を正確に行うた
めの角材の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の家屋建築方法は大工等の職人が角
材を一本一本丹念に『鉋掛け』や『ほぞ加工』し現場で
寸法合わせしつつ建築する方法から、統一規格に基づい
て各部の建材を予め工場で大量に機械加工して現場では
組立作業を中心として行う合理的建築工法に変わりつつ
ある。図5は横架材1にほぞ加工を施す木工機械(フラ
イス)の一部斜視図である。即ち、横架材1を木工機械
の送りロ−ラ7、7、・・・に載せて押出し装置(図示
せず)で一定距離づつ送り予め設計されている位置に来
ると左右から側面1b及び1cをクランプバイス3、3
で固定し、上下或いは左右からフライス9、10でほぞ
加工や穴開け加工を行うことが出来るようになってい
る。このように従来ではかなりの経験を積んだ大工等の
職人でなければ加工出来なかったような角材と角材とを
嵌合するための所謂ほぞ加工等もコンピュ−タを備えた
フライス付木工機械で行うことが可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】家屋の建築用の横架材
や角材は、原木より所定の規格寸法に仕上げ加工されて
から実際にほぞ加工されるまでには相当の期間があるの
が普通である。角材は相当の期間が経過すると当初真っ
直ぐなものでも乾燥や残留応力の変化等により歪が生じ
る。このような歪を考慮して規格寸法に加工する場合、
相当の時間が経過してなるべく歪を出してから二次加工
(仕上げ加工)するがそれでも湿度の変化や乾燥の進化
による歪の発生を避けることはできない。従って図6
(A)及び図6(B)に示すように、ほぞ加工や穴加工
の際には横架材1(或いは図示しないが端部に突起の加
工を施す角材)は上下、左右の面が必ずしも真っ直ぐに
なっておらず多少の凹凸や歪をもった状態で送りロ−ラ
7、7、・・・に載せられ、途中で両側面1b及び1c
をクランプしつつ機械加工している。このため図7に示
すように加工を施した横架材1のほぞ穴1e、1f、1
g等の中心線や中心間距離が一致せず多少ズレていた
り、穴の深さが設計通りとなっていないことが多い。こ
のように横架材1に加工したほぞ穴等が設計通りの位置
にないため現場では新たにその都度大工等の職人が一々
手直ししなければならない。
【0004】上記する角材の歪を除去するためほぞ加工
や穴加工を施す前に横架材1の四面に歪除去の加工を施
すことも考えられる。しかしこのような仕上げ加工のた
めには別個に反転機構を備えた鉋盤(或いは四面鉋盤)
を用意しなければならないが、通常角材や横架材は相当
の長さと重量がありこれを反転させつつ加工したり、四
面同時に加工するのは相当大掛かりな装置が必要となり
経費の増大はかなり大きくなる。この発明はこのような
課題に着目してなされたものであり、機械加工によるほ
ぞ加工や穴加工に際し角材(横架材)に生じている歪を
除去し正確なほぞ加工や穴加工を施し、現場におけるほ
ぞ等の嵌め合わせ作業を大幅に軽減し且つ簡単に行うこ
とのできる角材の加工方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、横架材或いは角材にほぞ穴や
突起等の加工を施す角材の加工方法において、前記横架
材或いは角材の一面と該一面につながる両側側面の一部
又は全面の表面を切削加工し、その後前記横架材或いは
角材の切削加工された一面を送り装置に載せ且つ前記切
削加工された両側面にクランプバイスを当接させ把持し
てほぞや穴や突起の加工を施すことを特徴とする。
【0006】
【作用】角材の加工方法を上記手段とすると、横架材1
の一面と両側面の一部を切削加工してほぞ加工する場
合、切削加工された一面1aを送りロ−ラ(送り装置)
7、7、・・(図3)に載せて移動させても凹凸(歪)
を除去してあるため上下にずれることはなく、また切削
加工された両側面1b、1cのどの位置をクランプバイ
ス3、3により挟持しても左右にずれることはない。即
ち、ほぞ加工するため横架材1を移動させ且つ挟持し固
定しても上下・左右方向には常に一定位置である。従っ
てほぞ加工された横架材1のどのほぞ1e、1f、1g
(図4)等の中心線も一致し且つほぞ穴とほぞ穴の中心
間距離も設計した通りの位置となる。尚、横架材1はど
の面にほぞ等を設ける場合でも上下・左右方向から加工
できるため反転させるための機構等は必要ではない。前
記横架材1に代えて端部に突起を加工する角材の場合も
同様である。
【0007】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1(A)はこの発明の角材加工
方法により加工された横架材1の斜視図、図1(B)は
横架材1の上面を切削加工する状態を示し、図1(C)
は横架材1の側面の一部を切削加工する状態を示す。家
屋建築の際横梁として用いられる横架材1は規格寸法に
仕上げ加工されても相当の時間が経過すると周囲の環境
の変化(湿度と乾燥の繰り返し)により歪が生じる。か
かる歪が生じた横架材1を送りロ−ラ7、7、・・・
(図5参照)で送ると表面に凹凸があるため送りロ−ラ
7、7、・・・との接触面が凹部であったり、凸部であ
ったりする。またクランプバイス3(図5参照)で挟持
する側面にも歪が生じており該クランプバイス3で挟持
する位置の歪も場所により異なっている。
【0008】そこで送りロ−ラ7、7、・・・と接触す
る横架材1の一面1aの凹凸を除去するため両側面1
b、1cをバイス8、8で固定し切削工具(通常鉋胴)
4によりその表面1aを切削加工すると共に、両側面1
b及び1cの一部1b’及び1c’を切削加工する。こ
の場合、横架材1の定盤2と接触する面1dは凹凸のま
までも良いが、上下面を同時に加工しても良い。そして
横架材1は固定して前記切削工具(鉋胴)4が移動でき
るように構成しても良く、切削工具4を固定して横架材
1を固定する定盤2が移動できるように構成しても良
い。また、前記切削工具(鉋胴)4はフライス等の切削
工具に代えても良い。次に、横架材1の切削された面1
aにつながる両側面1b、1cの一部1b’及び1c’
を切削工具(鉋胴或いはフライス)5、6により切削加
工する。この場合、切削工具5、6が移動できるように
構成しても良く、横架材1を固定する定盤2が移動でき
るように構成しても良い。尚、説明の都合上、切削工具
(鉋胴)4による横架材1の表面1aの加工とこの面に
つながる両側面1b、1cの一部加工は別々に説明した
が、これらの切削工具4と5及び6は同一機械装置に備
えて同時に加工することが望ましい。
【0009】図2(A)は上記方法により表面と側面の
一部を切削加工した横架材1の側面図であり、図2
(B)は平面図である。横架材1の一面1aは切削工具
(鉋胴或いはフライス)4、により切削加工され、この
面につながる両側面1b、1cの一部1b’及び1c’
も切削工具(鉋胴或いはフライス)5、6により切削加
工され且つこれらの一面1aと両側面1b’及び1c’
は凹凸や横方向の歪が除去された状態となっているの
で、該横架材1のこれらの面(1a、1b’、1c’)
は平面度と直角度と平行度を確保している。そして切削
加工された横架材1の凹凸のない一面1aを送り装置に
載せて送り且つ切削加工された両側工面1b’及び1
c’をクランプバイス3、3で挟持し固定するようにす
れば、ほぞ加工時移動させても上下に変化せず安定した
状態で加工することが出来る。尚、両側面1b及び1c
はその一部を切削加工する場合について説明したが、こ
れらの面の全部を切削加工しても良いことは勿論であ
る。
【0010】図3は前記横架材1をほぞ加工する状態を
示す一部斜視図であり、図4はほぞ加工された横架材の
平面図であ。上記するように、横架材1の一面と両側面
の一部を切削加工してほぞ加工する場合、切削加工され
た一面1aを送り装置である送りロ−ラ7、7、・・・
に載せて移動させても凹凸(歪)を除去してあるため上
下にずれることはなく、また一部切削加工された両側面
1b’及び1c’のどの位置にクランプバイス3、3を
当接させ把持しても左右にずれることはない。即ち、フ
ライス9、10等でほぞ加工するため横架材1を移動さ
せ且つ把持し固定しても上下・左右の方向には常に一定
位置である。従って、図4に示すようにほぞ加工された
横架材1のどのほぞ1e、1f、1g等の中心線も一致
し且つほぞ穴とほぞ穴の中心間距離も設計した通りの位
置となる。尚、横架材1はどの面にほぞ1e等を設ける
場合でも上下・左右方向からフライス9、10で加工で
きるため反転させるための機構等は必要ではない。
【0011】この発明の角材加工方法では横架材による
ほぞ加工の場合を例に挙げて説明したが、横架材以外の
角材にほぞ加工や穴加工等を施す場合或いは突起を加工
する場合にも同様に用いることができることは言うまで
もない。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の角材加
工方法によれば歪の生じている横架材等の角材であって
もほぞ加工や穴加工を正確に行うことができる。従って
従来予め機械加工された角材であっても建築現場で手直
し作業量が多かったが、この発明の方法によればほぞ加
工や穴加工が正確となるため手直し作業量も大幅に低減
させることができる。また、この角材の加工方法は、ほ
ぞ加工等を施す前に歪を除去するため角材の四面すべて
を加工するものではなく一面と両側面の一部を加工する
ものであるから角材反転機構等は必要でなくこの角材加
工方法を実施するための加工装置も簡単に且つ安価に構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)はこの発明の角材加工方法により加
工された横架材の斜視図、図1(B)は横架材の上面を
切削加工する状態を示し、図1(C)は横架材の側面二
面の一部を切削加工する状態を示す図である。
【図2】図2(A)はこの発明の角材加工方法により加
工された横架材の側面図であり、図2(B)は該横架材
の平面図である。
【図3】この発明の角材加工方法により加工された横架
材をほぞ加工する状態を示す一部斜視図である。
【図4】この発明の角材加工方法により切削され且つほ
ぞ加工された横架材の平面図である。
【図5】従来の横架材をほぞ加工する状態を示す一部斜
視図である。
【図6】図6(A)はほぞ加工する前の従来の横架材の
側面図であり、図6(B)は該横架材の平面図である。
【図7】従来のほぞ加工された横架材の平面図である。
【符号の説明】
1 横架材 1a 横架材の一面 1b、1c 横架材の側面 1b’、1c’一部切削面 2 定盤 3 クランプバイス 4、5、6 切削工具 7 送りロ−ラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横架材或いは角材にほぞ穴や突起等の加
    工を施す角材の加工方法において、前記横架材或いは角
    材の一面と該一面につながる両側面の一部又は全面の表
    面を切削加工し、その後前記横架材或いは角材の切削加
    工された一面を送り装置に載せ且つ前記切削加工された
    両側面にクランプバイスを当接させ把持してほぞや穴や
    突起の加工を施すことを特徴とする角材の加工方法。
JP33778394A 1994-12-26 1994-12-26 角材の加工方法 Pending JPH08174508A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33778394A JPH08174508A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 角材の加工方法

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JP33778394A JPH08174508A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 角材の加工方法

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JPH08174508A true JPH08174508A (ja) 1996-07-09

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ID=18311928

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JP (1) JPH08174508A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103128815A (zh) * 2011-12-03 2013-06-05 苏州豪特景精密机械有限公司 一种木材的锯断或成型的加工方法
CN108466324A (zh) * 2018-02-28 2018-08-31 重庆市健隆家具有限公司 一种家具加工生产***

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040622

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02