JPH08174292A - 圧縮成型機の上パンチの小孔への粉体流入防止法 - Google Patents
圧縮成型機の上パンチの小孔への粉体流入防止法Info
- Publication number
- JPH08174292A JPH08174292A JP32685394A JP32685394A JPH08174292A JP H08174292 A JPH08174292 A JP H08174292A JP 32685394 A JP32685394 A JP 32685394A JP 32685394 A JP32685394 A JP 32685394A JP H08174292 A JPH08174292 A JP H08174292A
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- Japan
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- small hole
- upper punch
- core rod
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮成型機の上パンチの小孔へ粉体が詰まる
現象を防止する。 【構成】 ダイキャビティ７への粉体の充填後、コアロ
ッド６を上方に上昇させ、この上昇させたコアロッド６
が上パンチ５の小孔５ａに挿入されてから粉体の圧縮を
開始する。
現象を防止する。 【構成】 ダイキャビティ７への粉体の充填後、コアロ
ッド６を上方に上昇させ、この上昇させたコアロッド６
が上パンチ５の小孔５ａに挿入されてから粉体の圧縮を
開始する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、圧粉体の成型に用いら
れる圧縮成型機の改良、ことにその上パンチの小孔へ粉
体が流入するのを防止する方法に関する。
れる圧縮成型機の改良、ことにその上パンチの小孔へ粉
体が流入するのを防止する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】燒結金属成型品を製造する第１工程とし
て、金属、主として鉄、の粉体を圧縮成型して圧粉体と
している。このように圧縮成型機により成型された圧粉
体を、燒結炉内に移して、ここで焼成して製品とするの
である。このような燒結金属成型品としては、タバコの
自動販売機に用いる円筒カム用の舟形従動片があげられ
る。図２に示すように、この舟形従動片(１)はその中央
に小孔(２)を有する。
て、金属、主として鉄、の粉体を圧縮成型して圧粉体と
している。このように圧縮成型機により成型された圧粉
体を、燒結炉内に移して、ここで焼成して製品とするの
である。このような燒結金属成型品としては、タバコの
自動販売機に用いる円筒カム用の舟形従動片があげられ
る。図２に示すように、この舟形従動片(１)はその中央
に小孔(２)を有する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のような小孔付き
の圧粉体、すなわち舟形従動片、を成型するには、図３
の(ａ)に示すように、圧縮成型機のダイス(３)内に嵌め
て落とし込んだ下パンチ(４)の中央に形成された小孔(4
a)に、コアロッド(６)を挿置して、ダイス(３)の内面と
下パンチ(４)の上面とコアロッド(６)とでダイキャビテ
ィ(７)を形成する。この時、コアロッド(６)の上端(6a)
はダイス(３)の上面(3a)と面一とする。このダイキャビ
ティ(７)に、粉体を充填し上面(3a)の面で均して、小孔
(5a)を有する上パンチ(５)により圧縮するのである。し
かし、この圧縮の初期に当たって、図３の(ｂ)の矢印に
示すように、圧縮され始めた粉体は、上パンチ(５)の凹
面状の成型面(5b)に従って、コアロッド(６)の上端(6a)
上から、上パンチ(５)の小孔(5a)へと、寄せ集められて
流入する。このように上パンチ(５)の小孔(5a)に粉体が
詰まると、定期的にこれを除去する作業が必要となる。
の圧粉体、すなわち舟形従動片、を成型するには、図３
の(ａ)に示すように、圧縮成型機のダイス(３)内に嵌め
て落とし込んだ下パンチ(４)の中央に形成された小孔(4
a)に、コアロッド(６)を挿置して、ダイス(３)の内面と
下パンチ(４)の上面とコアロッド(６)とでダイキャビテ
ィ(７)を形成する。この時、コアロッド(６)の上端(6a)
はダイス(３)の上面(3a)と面一とする。このダイキャビ
ティ(７)に、粉体を充填し上面(3a)の面で均して、小孔
(5a)を有する上パンチ(５)により圧縮するのである。し
かし、この圧縮の初期に当たって、図３の(ｂ)の矢印に
示すように、圧縮され始めた粉体は、上パンチ(５)の凹
面状の成型面(5b)に従って、コアロッド(６)の上端(6a)
上から、上パンチ(５)の小孔(5a)へと、寄せ集められて
流入する。このように上パンチ(５)の小孔(5a)に粉体が
詰まると、定期的にこれを除去する作業が必要となる。
【０００４】本発明は、このような圧縮成型機の上パン
チの小孔へ粉体が詰まる現象を回避する新たな方法を提
供することを目的とする。
チの小孔へ粉体が詰まる現象を回避する新たな方法を提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。ダイス内の下パンチ
の小孔に、コアロッドを、その上端が前記ダイスの上面
と合致するように挿置してダイキャビティを形成し、こ
のダイキャビティに、圧縮成型しようとする粉体を充填
して上面を均し、前記コアロッドに整合する小孔を有す
るとともに凹面状の成型面を有する上パンチにより、こ
の充填された粉体をダイキャビティ内に圧縮して圧粉体
を形成する圧縮成型において、前記粉体の充填後、前記
コアロッドを上方に上昇させ、この上昇させたコアロッ
ドが前記上パンチの小孔に挿入されてから粉体の圧縮を
開始すること。
題は、次のようにして解決される。ダイス内の下パンチ
の小孔に、コアロッドを、その上端が前記ダイスの上面
と合致するように挿置してダイキャビティを形成し、こ
のダイキャビティに、圧縮成型しようとする粉体を充填
して上面を均し、前記コアロッドに整合する小孔を有す
るとともに凹面状の成型面を有する上パンチにより、こ
の充填された粉体をダイキャビティ内に圧縮して圧粉体
を形成する圧縮成型において、前記粉体の充填後、前記
コアロッドを上方に上昇させ、この上昇させたコアロッ
ドが前記上パンチの小孔に挿入されてから粉体の圧縮を
開始すること。
【０００６】
【作用】本発明によれば、圧縮開始時には、コアロッド
は上パンチの小孔内に挿入されているので、粉体はどこ
にも流出することができず、そのまま圧縮が進行する。
は上パンチの小孔内に挿入されているので、粉体はどこ
にも流出することができず、そのまま圧縮が進行する。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の方法の一実施例を示す。図
３に示す部材と同一の部材には、同一の符号を付してあ
る。図１の(ａ)に示すように、本発明においても、ダイ
ス(３)、下パンチ(４)及びコアロッド(６)によるダイキ
ャビティ(７)の形成、このダイキャビティ(７)内への粉
体の供給およびダイス(３)の上面(3a)、コアロッド(６)
の上端(6a)の面での粉体の擦り切りまたは均しまでの工
程については、図３の(ａ)に示すものと同一であり、従
来と変わることがない。
３に示す部材と同一の部材には、同一の符号を付してあ
る。図１の(ａ)に示すように、本発明においても、ダイ
ス(３)、下パンチ(４)及びコアロッド(６)によるダイキ
ャビティ(７)の形成、このダイキャビティ(７)内への粉
体の供給およびダイス(３)の上面(3a)、コアロッド(６)
の上端(6a)の面での粉体の擦り切りまたは均しまでの工
程については、図３の(ａ)に示すものと同一であり、従
来と変わることがない。
【０００８】しかし、次の工程として図３の(ｂ)に示す
ようには進まず、まず図１の(ａ)に実線で示す状態か
ら、同じく想像線で示すように、コアロッド(６)を矢印
に示すように上昇させて、圧縮開始に先だって、その上
端(6a)を上パンチ(５)の小孔(5a)内に挿入させる。
ようには進まず、まず図１の(ａ)に実線で示す状態か
ら、同じく想像線で示すように、コアロッド(６)を矢印
に示すように上昇させて、圧縮開始に先だって、その上
端(6a)を上パンチ(５)の小孔(5a)内に挿入させる。
【０００９】このようにしてから、図１の(ｂ)に示すよ
うに、上パンチ(５)の降下により粉体の圧縮を行えば、
粉体は図１の(ｂ)のようにはダイキャビティ(７)から逃
げることができず、そのまま圧縮が進行するのである。
したがって、上パンチ(５)の小孔(5a)には粉体の詰まり
が生ぜず、定期的な小孔の清掃作業も不要となる。
うに、上パンチ(５)の降下により粉体の圧縮を行えば、
粉体は図１の(ｂ)のようにはダイキャビティ(７)から逃
げることができず、そのまま圧縮が進行するのである。
したがって、上パンチ(５)の小孔(5a)には粉体の詰まり
が生ぜず、定期的な小孔の清掃作業も不要となる。
【図１】(ａ)は、本発明の方法による圧粉体形成の第１
段階を説明する圧縮成型機の略図的な縦断面図であり、
(ｂ)は、これに続く第２段階を説明する圧縮成型機の略
図的な縦断面図である。
段階を説明する圧縮成型機の略図的な縦断面図であり、
(ｂ)は、これに続く第２段階を説明する圧縮成型機の略
図的な縦断面図である。
【図２】成型しようとする舟形従動片の斜視図である。
【図３】(ａ)は、従来の方法による圧粉体形成の第１段
階を説明する圧縮成型機の略図的な縦断面図であり、
(ｂ)は、これに続く第２段階を説明する圧縮成型機の略
図的な縦断面図である。
階を説明する圧縮成型機の略図的な縦断面図であり、
(ｂ)は、これに続く第２段階を説明する圧縮成型機の略
図的な縦断面図である。
(１) 舟形従動片 (２) 小孔 (３) ダイス (3a) 上面 (４) 下パンチ (4a) 小孔 (５) 上パンチ (5a) 小孔 (5b) 成型面 (６) コアロッド (6a) 上端 (７) ダイキャビティ
Claims (1)
- 【請求項１】 ダイス内の下パンチの小孔に、コアロッ
ドを、その上端が前記ダイスの上面と合致するように挿
置してダイキャビティを形成し、このダイキャビティ
に、圧縮成型しようとする粉体を充填して上面を均し、
前記コアロッドに整合する小孔を有するとともに凹面状
の成型面を有する上パンチにより、この充填された粉体
をダイキャビティ内に圧縮して圧粉体を形成する圧縮成
型において、 前記粉体の充填後、前記コアロッドを上方に上昇させ、
この上昇させたコアロッドが前記上パンチの小孔に挿入
されてから粉体の圧縮を開始することを特徴とする圧縮
成型機の上パンチの小孔への粉体流入防止法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32685394A JPH08174292A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 圧縮成型機の上パンチの小孔への粉体流入防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32685394A JPH08174292A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 圧縮成型機の上パンチの小孔への粉体流入防止法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08174292A true JPH08174292A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18192454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32685394A Pending JPH08174292A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 圧縮成型機の上パンチの小孔への粉体流入防止法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08174292A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6789320B2 (en) * | 1999-02-24 | 2004-09-14 | Ntn Corporation | Method of producing a sintered oil retaining bearing |
| JP2011194468A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-10-06 | Kyocera Corp | 粉体プレス成型用金型 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32685394A patent/JPH08174292A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6789320B2 (en) * | 1999-02-24 | 2004-09-14 | Ntn Corporation | Method of producing a sintered oil retaining bearing |
| JP2011194468A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-10-06 | Kyocera Corp | 粉体プレス成型用金型 |
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