JPH08173993A - 嫌気性処理の制御方法 - Google Patents

嫌気性処理の制御方法

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JPH08173993A
JPH08173993A JP32415994A JP32415994A JPH08173993A JP H08173993 A JPH08173993 A JP H08173993A JP 32415994 A JP32415994 A JP 32415994A JP 32415994 A JP32415994 A JP 32415994A JP H08173993 A JPH08173993 A JP H08173993A
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load
raw water
sludge
acetic acid
organic matter
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JP32415994A
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Akira Matsunaga
旭 松永
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 嫌気性処理により有機性廃棄物及び廃水を処
理する際の反応槽への最適な原水投入量制御方法を提供
することを目的とする。 【構成】 有機性廃棄物及び廃水を嫌気性処理する際
に、反応槽1への原水2投入量の指標として、有機物・
酢酸資化性メタン細菌濃度測定手段7によって測定され
た制御因子が適正範囲にあるように原水ポンプ3による
原水の流量を調節するようにした嫌気性処理の制御方法
を提供する。上記有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷
は、請求項2に記載された(1)式を用いて計算され、
更にこの式(1)に有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷
の制御目標値を代入して原水2の流量を算出し、この原
水流量からHRT及び有機物容積負荷の適正値を決定す
るようにした方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機性廃棄物及び廃水の
嫌気性処理方法における反応槽への原水投入量制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機性の廃棄物及び廃水の嫌気性処理
は、嫌気性微生物が関与する生物分解反応,例えばメタ
ン発酵槽が用いられている。図3は有機性基質の固形物
含量及び潜在エネルギー量とそれに対応する嫌気性処理
方法を示している(稲森悠平,須藤隆一;用水と廃水,
25(10)3(1983)より抜粋)。
【0003】図3によると、固形物含量が高い汚泥とか
家畜のふん尿等の嫌気性処理としては標準方法が適して
いる一方、固形物含量が低い有機性廃水を対象とした場
合には、嫌気性ろ床法とか嫌気性流動床法、UASB法
が適している。
【0004】これらの嫌気性処理の諸方式における基質
投入量の制御は、一般的にはHRT(水理学的滞留時
間)と有機物容積負荷によって行われる。但し固形物含
量が低い場合には、有機物容積負荷の代わりにTOC
(総有機炭素量),COD(化学的酸素要求量),BO
D(生物化学的酸素要求量)等の容積負荷が用いられ
る。
【0005】例えば汚泥を対象とした標準発酵方式にお
ける基質投入量制御では、中温発酵においてHRTを2
0〜30日、有機物容積負荷を3(kg/m3・日)以下
にするのが一般的である。又、産業廃水を対象にしたU
ASB法ではCOD容積負荷を10〜15(kg/m3
日)以下にすることが多い。
【0006】このように基質の種類と処理方式によって
投入量の制御目標値も異なるので、各ケース毎にHRT
や有機物、或いはTOC,COD,BOD負荷の目標値
を決定しているのが現状である。尚、嫌気性反応槽への
基質の投入量の他の制御方法として、有機物容積負荷と
槽内汚泥量に対するF/M比の制御とか、汚泥負荷を制
御する方法も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】嫌気性処理の基質投入
量制御は、前記したようにHRTと有機物容積負荷によ
って目標範囲に入るような制御が行われており、HRT
は処理対象とする原水の性状とか処理方法によって経験
的に決定される。しかしながらHRTを一定にして運転
した場合に、原水の組成変動とか有機物の容積負荷が変
動した時に処理効率に影響を与えることがあり、例えば
原水の有機物濃度が高すぎる場合は有機物濃度の上昇と
かpHの低下及びガス発生量の減少が起こり、処理不能
に陥ることもある。逆に原水の有機物濃度が低くなった
場合には、HRTを短縮して高負荷処理が可能であるの
に低負荷で運転を継続することになるため、経済的に不
利であるという問題がある。
【0008】又、前記F/M比制御とか汚泥負荷を制御
する方法の場合、具体的な表現方法として有機物負荷
率,即ち原水中の有機物量/タンク内汚泥有機物量と
か、槽内汚泥有機物をVSSと呼称した場合のTOC
(COD,BOD)・VSS負荷がある。しかしF/M
比制御とか汚泥負荷制御方法では、タンク内汚泥の有機
物は微生物体の外にも投入原水中の非分解性の有機物を
も含むため、厳密にはF/M比制御とは言えない点があ
り、そのため各ケース毎に適正な汚泥負荷の目標値を決
定する必要がある。更に汚泥微生物濃度が変動した場合
には、上記目標値を変更する必要性も生じる。
【0009】このように従来から知られている嫌気性処
理の基質投入量制御方法は、各ケース毎に経験的に制御
目標値を決定する必要があるため、経験不足に起因して
必要以上に長いHRTを設定したり、或いは低有機物負
荷で開始してから手探りで適正制御範囲を求める等の手
段に頼らざるをえないため、定常運転を行うには長い時
間を要してしまうという問題点がある。
【0010】有機物負荷が過大になる原因としては二つ
のケースが考えられ、第1はHRTを一定にして運転し
ていても原水の組成の変動に伴って高濃度の原水が流入
した場合であり、この場合には前記F/M比,即ち槽内
汚泥有機物(以下VSSと略称)に対するTOCが上昇
する。これを換言すれば、TOC・VSS負荷が上昇す
る。
【0011】第2は汚泥の沈降性悪化により、汚泥が槽
外に流出して槽内汚泥量が減少した場合であり、有機物
容積負荷は不変でもTOC・VSS負荷が上昇する。こ
のような汚泥の沈降性変化は原水のss濃度が上昇した
場合とかHRTの急変時に起こる傾向がある。経験的に
は特に原水の供給が長時間停止した場合に汚泥が浮上す
る現象が観察される。
【0012】そこで本発明はこのような従来の嫌気性処
理における基質投入量制御手段が有している課題を解消
して、有機性廃棄物及び廃水を嫌気性処理する際の反応
槽への最適な原水投入量制御方法を提供することを目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、有機性廃棄物及び廃水を嫌気性処理する
際に、反応槽への原水投入量の指標として、有機物・酢
酸資化性メタン細菌負荷という制御因子を求めて、この
制御因子が適正範囲にあるように原水の流量を調節する
ことを特徴とする嫌気性処理の制御方法を提供する。
【0014】上記有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷
は、請求項2に記載された(1)式を用いて計算され、
更に式(1)に有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷の制
御目標値を代入して原水の流量を算出し、この原水流量
からHRT及び有機物容積負荷の適正値を決定するよう
にした方法を提供する。
【0015】
【作用】かかる嫌気性処理の制御方法によれば、反応槽
に付設された酢酸資化性メタン細菌濃度測定手段の測定
値に基づいて、式(1)を用いて有機物・酢酸資化性メ
タン細菌負荷が計算され、この結果から反応槽に対する
原水流量の最適な制御が実施される。特に上記有機物・
酢酸資化性メタン細菌負荷が適正な範囲に入らない場合
には、適正な範囲に入るような原水の流量を計算により
求めて、原水ポンプの流量を調節する制御が実施可能と
なる。
【0016】更に負荷の指標として有機物・酢酸資化性
メタン細菌負荷を用いたことにより、F/M比とか汚泥
負荷の厳密な制御が行われ、過負荷によるプロセス不良
とか未消化等の現象が防止される。この酢酸資化性メタ
ン細菌の量はメタン発生に直接関係する主要な活性微生
物の指標であるため、従来から処理経験がない基質とか
処理方式に対しても制御目標範囲を容易に予測すること
ができる。
【0017】この有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷の
制御目標範囲からHRTとか有機物容積負荷の適正範囲
を決定することができるので、運転の開始から定常運転
までの時間が短縮されるという作用が得られる。
【0018】
【実施例】以下本発明にかかる嫌気性処理の制御方法の
具体的な実施例を説明する。本実施例では嫌気性処理に
おける原水投入量の指標として、有機物・酢酸資化性メ
タン細菌負荷という概念を定めて、これが一定範囲に入
るような制御方法を利用したことが特徴の一つとなって
いる。
【0019】上記の有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷
とはF/M比の一種であり、下記の(1)式を用いて計
算される。
【0020】
【数2】
【0021】(1)式において投入原水有機物濃度とし
てVS,TOC,COD,BOD等が用いられる。嫌気
性処理におけるタンク内の酢酸資化性メタン細菌濃度
は、文献(D.Valche,W.Verstraete Journal WPCE,55(9)
1191,1983)に記載された方法によって測定された酢酸
資化性メタン細菌濃度とタンク内汚泥のVSSの比につ
いては、下水生汚泥の標準発酵で6〜8%、産業廃水の
UASB法では30〜60%という値が報告されてい
る。
【0022】本実施例を適用した有機物・酢酸資化性メ
タン細菌負荷を目標とした制御システムを図1に示す。
図1において、1は嫌気性処理反応槽(発酵タンク)、
2は流入原水、3は原水ポンプ、4は有機物測定手段、
5は流量計、6は反応槽内汚泥のVSS測定手段、7は
酢酸資化性メタン細菌濃度測定手段、8は制御装置、9
はガスホルダ、10は処理水である。
【0023】上記有機物測定手段4、流量計5、汚泥の
VSS測定手段6及び酢酸資化性メタン細菌濃度測定手
段7の各測定値に基づいて制御装置8によって前記
(1)式を用いて有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷を
計算することができる。この結果により原水ポンプ3の
最適な駆動が制御される。
【0024】即ち、本実施例では上記有機物・酢酸資化
性メタン細菌負荷が適正な範囲に入らない場合には、適
正な範囲に入るような原水2の流量を計算によって求め
て、原水ポンプ3の流量を調節することが特徴となって
いる。
【0025】メタン細菌は酢酸資化性と水素資化性の二
つに大別されるが、通常の有機物の嫌気性分解ではその
70%が酢酸を経由して分解することが知られている。
従って原水投入量の制御において、酢酸資化性と水素資
化性との両者を測定しなくても酢酸資化性メタン細菌だ
け測定すれば十分であるものと考えられる。
【0026】有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷の適正
範囲に関しては、実データに基づいて以下に記す実施例
1,2のようにして算出した。
【0027】〔実施例1〕下水生汚泥を基質として用い
た標準方式嫌気性消化において、35℃でHRT=30
日の条件で連続運転を行った場合の有機物・酢酸資化性
メタン細菌負荷を計算した。タンクの有効容積は9リッ
トルとした。この時の汚泥性状は表1に示す通りであ
る。
【0028】
【表1】
【0029】消化汚泥の酢酸資化性メタン細菌濃度の測
定値は769(mg/l)であり、有機物・酢酸資化性
メタン細菌負荷は
【0030】
【数3】
【0031】である。一方、同じ基質を用いた場合には
HRTは20日まで短縮可能である。この時の有機物・
酢酸資化性メタン細菌負荷は
【0032】
【数4】
【0033】即ち、下水濃縮生汚泥の中温標準方式嫌気
性処理における適正な有機物・酢酸資化性メタン細菌負
荷の範囲は1.7〜2.5(kg/kg・日)となる。
【0034】〔実施例2〕酢酸、グルコース、ペプト
ン、メタノール 酵母エキス、無機塩酸等から構成され
て人工基質を用いたUASB室内実験のデータによって
適正な有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷を推定した。
この場合、35℃において適正なTOC・VSS負荷は
0.3〜0.7(kg/kg・VSS・日)であった。
【0035】UASB法において、酢酸資化性メタン細
菌/VSSの比率が30〜60%の範囲にあることが多
いので、この例でもVSSの30〜60%が酢酸資化性
メタン細菌であると仮定した。
【0036】上記UASB法は上昇流式嫌気性スラッジ
ブランケット法(Upflow anaerobicsludge blanket rea
ctor process)の略であり、Lettinga(1980),Froste
ll(1981)等によって開発された付着担体を用いないで
汚泥自身のペレット状もしくはグラニュール増殖によっ
て沈降性の優れた嫌気性微生物を高濃度に反応器に保持
して高容積負荷を許容しようとする高速嫌気性処理技術
であって自己固定化菌体法ともいえる方法である。
【0037】TOC・VSS負荷が0.7(kgTOC
/kg・VSS・日)の場合には、TOC酢酸資化性メタ
ン細菌負荷は 0.7×{1/(0.3〜0.6)}=1.17〜2.33(kgTOC/kg・日) である。ここで使用した人工基質では有機物の37%が
炭素であるため、TOCを有機物重量に換算してから有
機物・酢酸資化性メタン細菌負荷に換算すると、 (1.17〜2.33)×(1/0.37)=3.15〜6.30(kg/kg・日) TOC・VSS負荷の下限の0.3(kgTOC/kg・
VSS・日)では、TOC酢酸資化性メタン細菌負荷
は、 0.3×{1/(0.3〜0.6)}=1〜0.5(kgTOC/kg・日) 更にTOCを有機物換算すると、 (1〜0.5)×(1/0.37)=2.70〜1.35(kg/kg・日) となる。即ち、UASB法では有機物・酢酸資化性メタ
ン細菌負荷の適正範囲は、0.5〜2.3(kgTOC/
kg・日)又は1.35〜6.30(kg有機物/kg・
日)ということになる。これはUASB法の方が標準方
式よりも有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷が高くなる
のは基質の分解速度が異なるためと考えられる。
【0038】以上説明したように、嫌気性処理の投入量
の制御において、負荷の指標として有機物・酢酸資化性
メタン細菌負荷を用いたことにより、F/M比又は汚泥
負荷のより厳密な制御を行うことが可能となり、これに
伴って過負荷によるプロセス不良または未消化を未然に
防止することができる。
【0039】F/M比又は汚泥負荷の制御指標としては
有機物負荷率とかTOC(COD,BOD)・VSS負
荷等があるが、これらにおいてはタンク内汚泥の有機物
は微生物体の外に投入原水中の非分解性有機物を含むた
め厳密なF/M比にならない。これに対して本実施例の
場合には、メタン発生に直接関係する主要な活性微生物
である酢酸資化性メタン細菌の量をMとしているため、
F/M比又は汚泥負荷により近い表現となって嫌気性処
理方式の相違によりHRTとか有機物容積負荷の適正範
囲が大いに異なるのに対して、有機物・酢酸資化性メタ
ン細菌負荷は処理方式の相違を超越して共通性のある指
標となり、従来から処理の経験がない基質とか処理方式
に対しても制御目標範囲を予測できる利点がある。
【0040】又、有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷の
制御目標範囲からHRTとか有機物容積負荷の適正範囲
を計算することができるという利点があり、これに伴っ
て開始から定常運転までの時間を短縮することが可能と
なる。
【0041】他方で、嫌気性汚泥中の酢酸資化性メタン
細菌の菌体量を推定する実用的方法(D.Valche,W.Verst
raete Journal WPCE,55(9)1191,1983)によれば、メタ
ン発酵に基づくメタン生成量の70%又はそれ以上は酢
酸が前駆体となっている。酢酸をメタンと二酸化炭素に
変換できるメタン菌の種類は限られており、一例として
Methanobacter;Soehngenii;Methanosarcina bacter;Met
hanosarcina strain227等がある。
【0042】混液とか流入液中の酢酸資化性メタン細菌
数の測定は嫌気性消化においてしばしば問題となってお
り、菌体数を推定するいくつかの方法が提案されてき
た。しかしこれらの方法は間接的であるか、或いは操作
が複雑であるという問題がある。
【0043】ここで提案する方法は、一連の汚泥処理に
対して酢酸塩の添加量を増加させることによって混液1
リットル当たりの最大メタン発生速度を測定するもので
ある。即ち、本方法は最大24時間のインキュベーショ
ン内では生物体の成長は最小であり、酢酸変換速度は0
次反応式に従い、ある範囲内では基質濃度による影響を
受けないという知見に基づいている。
【0044】更に最大酢酸変換速度を酢酸分解性メタン
菌数に変換するため、本測定条件では最大比活性(菌重
量当たりメタン生成速度)が得られるものと仮定した。
【0045】酢酸資化性メタン細菌の最大比活性に関し
ては、無菌性培養或いは準無菌増菌(強化)培養リアク
ターにおけるデータ数は少ない。本実施例では嫌気性消
化槽、とりわけ酢酸性基質を主として供給する消化槽の
制御に用いて有効である。
【0046】表2にメタン菌の無菌培養及び酢酸塩で生
育したメタン汚泥の酢酸資化性メタン細菌の最大比活性
(ml・CH4/g・VSS・日)を計算した数例を示す。
これらの数値は全て非対数増殖細胞数と相関があり、酢
酸資化性メタン細菌の菌体重量グラム/日当たり717
〜3020mlのメタン0.25〜1.06(gCH3・C
OD/g酢酸分解性メタン菌重量/日)が生成されるこ
とを示している。より多くのデータが必要であることは
当然であるが、表2の記載値から30〜35℃における
最大比活性は約1000(ml・CH4/g・VSS・日)
(0.35gCH3・COD/g・VSS/日)である。
【0047】
【表2】
【0048】以下に具体的な測定方法を説明する。先ず
材料として消化槽から比較的大量(5〜10リットル)
の汚泥を引き抜く。この時にリアクタの汚泥濃度を代表
する試料が得られるように留意してサンプリング操作を
行う。ここで試料のss成分、VSS、TOCを測定す
る。
【0049】次に2.5gのKH2PO4、1.0gのK2
HPO4、1.0gのNH4Cl、0.1gのMgCl2
0.2gの酵母エキス及び0.1gのNa2S・7H2Oを
1.0リットルの水に溶解して無塩基類のミネラルを含
むpH6.7のストック溶液を調製する。そして前記汚
泥試料をこのストック溶液で希釈してVSS濃度が約5
(g/l)の混液とし、図2に示す容積が2.0リット
ルの三角フラスコ11に上記混液を入れる。
【0050】次いで30℃で24〜48時間の馴養を実
施する。本例では三角フラスコ11に異なる量のNaA
c(1gHAc=1.37gNaAc)を添加して汚泥
濃度を0.3〜1.0(gHAc/g・VSS)の範囲に
調節した。最大メタン発生速度が最高汚泥負荷において
観測された場合には、1.0g(gHAc/g・VSS)
よりも高い汚泥負荷において試験を実施しなければなら
ない。
【0051】上記操作中に液中に酸素が導入されないよ
うに注意する。NaAcの添加後、三角フラスコ11内
の液は1.0NのHCl又は1.0NのNaOHでpH
6.7に調節する。それから窒素ガスを少なくとも1分
間通気してからマグネチックスターラ12の上に置いて
30分毎に5分間撹拌して30℃で24時間保温する。
発生したガスは1NのNaOH溶液13中にバブリング
してCO2を除去し、CH4の容積をガスコレクター14
による水上置換により測定する。
【0052】次に増菌培養を行う。室内実験で酢酸塩を
基質とした2つのメタン菌増菌培養ではそれぞれ90
0,930(mlCH4/g・VSS・日)のメタンを生
成した。両培養系は醸造廃水処理用の12m3のパイロ
ット規模消化槽から由来したものであり、この消化槽に
下水処理場の嫌気性汚泥を種汚泥として立ち上げたもの
である。
【0053】第1の増菌培養は水浴中、第2の増菌培養
は上向流式リアクタの中で行った。両培養系における培
地には1リットル当たりに以下の重量の成分が含有され
ていた。
【0054】NaAc;3.0g、KH2PO4;3.0
g、K2HPO4;1.0g、CaCl2・2H2O;1.0
g、NH4Cl;1.0g、MgCl2・6H2O;0.1
g、Fe2(SO43;0.1g、酵母エキス;0.2
g、エタノール;1.5ml 次に亜麻さらし工場で得られる亜麻の皮繊維からの廃水
を処理するための上向流式リアクタの汚泥を用いて本試
験方法の検証を実施した。操作は異なる濃度のNaAc
を添加して30時間変化を観察した。その結果、275
〜425(mlCH4/混液容積(L)/日)までは時
間に比例してガス生成量が増加し、汚泥濃度が高い場合
にはメタン生成速度も速くなることが判明した。しかし
ながらそれぞれの汚泥は0.40(gHAc/g・VS
S)以下の汚泥負荷では酢酸塩濃度が反応の律速とな
り、汚泥を5(gVSS/L)或いはそれ以下まで希釈
して基質非律速の条件にする必要がある。
【0055】濃縮した汚泥に酢酸塩を大量に添加する方
法は推奨できない。何故ならpHとか培地の塩類濃度等
の変動が活性を低下させる原因となるからである。実際
に3.72(gHAc/l)以上の酢酸塩を添加しても
この汚泥ではメタン生成速度が上昇しなかった。
【0056】酢酸資化性メタン細菌の最大比活性は、前
記表2に示したように任意の条件下において約1000
(mlCH4/g・VSS・日)になるという仮定と、表
3に示す最大比メタン生成速度の観察結果に基づいて、
酢酸資化性メタン細菌は上向流式リアクタから採取中に
汚泥のVSS中の9.9〜10.3%を占めることにな
る。
【0057】
【表3】
【0058】2カ月後にこのリアクタがフル運転を開始
している時に再試験を実施したが、この時には酢酸資化
性メタン細菌はVSSの33%まで増加した。更に汚泥
が引き抜かれたリアクタのメタン生成速度(m3CH4
kg・VSS・日)の実測値は前記試験で得られたメタン
生成速度に相当する値が得られており、リアクタが最高
負荷に近い負荷で運転されていたことが判明した。実
際、更に負荷を高めるとCOD除去効率が急速に低下す
ることが予測される。
【0059】2番目の汚泥として酸素生産プラントの酸
性化した廃水を処理するための12m3の上向流式メタ
ンリアクタから引き抜いたものを用いた。このリアクタ
の主要な基質は酢酸である。汚泥試料は24.3(g/
l)のss成分と16.2(g/l)のVSSを含んで
いる。表4に示したように最大活性は395(mlCH
4/g・VSS・日)であった
【0060】
【表4】
【0061】醸造廃水を処理する二相嫌気性消化槽に対
しては10カ月間調査した。始動してから1カ月後、メ
タンリアクタ内での汚泥はもともと廃水消化槽汚泥を種
汚泥としたものであり、酢酸資化性メタン細菌のVSS
中に占める比率は8%であったが、10カ月間の運転の
後では31%まで上昇した。
【0062】上向流メタンリアクタの中では最大の15
00m3の上向流リアクタは、てん菜糖工場の廃水を処
理するものである。汚泥負荷1.8g(HAc/g・VS
S)、基質濃度4.3(gHAc/l)の条件で最大ガ
ス生成速度は635(mlCH4/gVSS・日)であっ
た。この数値は汚泥のVSSの63%が酢酸分解性メタ
ン細菌であることを示している。
【0063】潜在メタン生成速度と実際のメタン生成速
度の比であるPは、0.27という数値が得られた。こ
のリアクタは酢酸を含む廃水をより高い負荷で処理して
も酢酸が蓄積される虞れがないことを示している。
【0064】次に家庭用消化槽の汚泥の活性を検査し
た。1次リアクタ(V=80m3)は20〜30、SR
Tは47日で運転されていた。汚泥試料は4.33(g
ss/l)に希釈され、ss成分の54%がVSSであ
った。メタン生成活性は低く、最高でも±80(mlC
4/g・VSS・日)であった。この数値から酢酸資化
性メタン生成菌の菌体重量はVSSの8%を占めること
になる。
【0065】第2リアクタは6500m3の卵形消化槽
であり、SRTは26日で運転されている。このリアク
タに投入される下水汚泥は3%乾燥固形物を含む薄いも
のであり、試験の結果、この消化槽の汚泥はメタン菌濃
度が低いことが判明した(前記表4参照)。
【0066】最後に豚のふん尿を処理する消化槽の汚泥
について試験を行った。室内実験用発酵槽にスクリーン
にかけた豚のふん尿(15g/lCOD,7〜9g/l
・VSS)を投入した場合、1リットル当たり1.0gの
酢酸資化性メタン細菌濃度となった。通常の豚ふん尿を
処理するフルスケールの消化槽(50〜60g/lCO
D,40〜45g/l・VSS)ではVSS中の酢酸資
化性メタン細菌の重量比はかなり低レベルであった。
【0067】上記したようにメタン発酵は注意深い設計
と制御を必要とする微生物プロセスであり、実際の技術
者とかプラントオペレータはメタン発酵のプロセス設計
において一般的に汚泥負荷率を基準としている。しかし
ながらVSSパラメータはメタン生成活性のあるバイオ
マスを表現するのと同様に生命のない有機物粒子をも表
現することができるという面で曖昧な点が多いという難
点がある。
【0068】本実施例では迅速且つ簡単に嫌気性消化汚
泥中の酢酸分解性メタン生成菌の重量比に関する情報が
得られる。オペレータは消化槽中の活性成分量を正確に
推定することができる。
【0069】更に特定の汚泥濃度におけるリアクタの最
大可能メタン生成速度を推定可能である。この試験では
新鮮な汚泥試料を使用する用に留意しなければならな
い。何故ならば10〜15℃で2〜3週間放置した汚泥
はメタン生成速度が相当低下していることが多いからで
ある。この試験において試料に対して添加する酢酸の量
は基質律速にならないようにすることが必要である。
【0070】低活性の消化汚泥を対象とする場合のよう
に、条件によっては最初の酢酸濃度をガスクロマトグラ
フィーで測定した方が良い場合もある。しかしながら容
易に消化する汚泥中では、酢酸塩は通常基質非律速範囲
以下である。
【0071】酢酸資化性メタン生成の最大比生成速度は
Methanosarcina bacterとMethanosarcina strain227の
み知られている。これらの微生物は嫌気性消化汚泥中で
は多分重要な菌種であると考えられる。
【0072】最近、Zehnderらは酢酸−脱カルボキシレ
ート、非水素酸化性Methanobacteriun sohgenil様メタ
ン細菌の特性を記述した。この酢酸資化性菌の基質親和
力は、Ks≒0.46であり、Methanosarcina strain22
7のKsの約5mMに比較すると基質親和性が高い。生
態学的にはこの酢酸資化性菌により高効率で成長速度が
大きいsarcinaと競合する酢酸資化性微生物になり得る
ものと思われる。しかしこのメタン細菌の最大比基質変
換速度とかメタン生成速度等はまだ知られていない。
【0073】溶解性基質を受容するリアクタ内に存在す
るVSSは、主として微生物体から構成される。しかし
有機物粒子を受容するリアクタ内にあっては、VSSパ
ラメータは基質と活性微生物体の両方により構成され
る。このような場合には試験の結果は相対的な値にすぎ
ず、リアクタ中に存在するVSS存在量の何%が酢酸資
化性メタン細菌であるかを表現する後者のデータの解釈
に当たって、該リアクタを最適に操作するための言及が
行われなければならない。
【0074】本願発明においては、下水汚泥とかスクリ
ーンで分離していない豚ふん尿のような溶解性COD/
VSSの比が約0.4になる2つの基質について検査し
た。これらのリアクタにおいては、VSSの6.0〜8.
0%が酢酸資化性メタン細菌の菌体であった。しかしな
がらスクリーンにより分離した豚ふん尿の場合は溶解性
COD/VSSの比が1.0であるが、VSS中に占め
る酢酸資化性メタン細菌の重量比は14%となった。完
全混合リアクタ内で任意の溶解性COD/VSSに対す
る酢酸資化性バイオマスの最適レベルを確立するために
は、更に実験と数学的モデリングが必要である。
【0075】本試験条件下では0.2(mgHAc/g・
VSS)程度の低汚泥負荷においてHAcはCH4に化
学量論的に変換されるので、HAc添加量g当たり35
0mlのCH4が発生する。酢酸資化性メタン細菌の最
大比メタン生成速度として想定された値は1000(m
l/gバイオマス乾重量・日)である。この値は試験条
件にも関係する。更に対数増殖している場合には対数増
殖後、或いは定常成長期の細菌に適用される値である。
実際、対数増殖期のメタン細菌は定常成長期の2〜3倍
以上の比活性を示す可能性がある。
【0076】このことについては特にVandel Bergらに
よって報告されており、Methanosarcina strain227の存
在によるものと考えられている。この値はこのままでは
概算値であるが、上向流式リアクタの各種の汚泥を対象
として測定した結果、この値が現実的な値であることが
判明した。
【0077】この試験は汚泥が酢酸とメタンと二酸化炭
素に変換する能力を測定することを主眼としたものであ
り、従って水素資化性メタン菌とか水素生成共生性酢酸
生成菌等の菌数については不明であり、この試験の結果
は全嫌気性菌群を集約して考えたものではない。試験は
二相廃水処理システムの上りに基質の主成分が酢酸であ
る場合の廃水処理リアクタを制御するのに役立ってい
る。他の消化槽に対しては以前に指摘したように参照消
化槽との比較、pH、酢酸よりも高級な脂肪酸濃度、F
420その他のパラメータとの関係の中で解釈すべきであ
る。
【0078】結論的には、リアクタ内の酢酸資化性バイ
オマスの量は、比メタン生成能と同様に単純で簡単な試
験によって求めることができる。これによって得られた
情報は消化槽の監視とか運転制御のために利用可能であ
る。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる嫌気性処理の制御方法によれば、反応槽に付設した
酢酸資化性メタン細菌濃度測定手段の測定値に基づき、
計算式を用いて有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷が計
算され、この結果から反応槽に対する原水流量の最適な
制御を実施することができる。従って単にHRTと有機
物容積負荷を指標とした従来の制御とは異なって原水の
組成変動とか有機物の容積負荷が変動した場合でも処理
効率に影響がなく、経験不足に起因して必要以上に長い
HRTを設定した低負荷運転の継続をなくして運転コス
トの面からも有利であり、有機性廃棄物及び廃水を嫌気
性処理する際の反応槽への最適な原水投入量の制御を可
能とする。
【0080】更に負荷の指標として有機物・酢酸資化性
メタン細菌負荷を用いたことにより、F/M比とか汚泥
負荷の厳密な制御が可能となり、過負荷によるプロセス
不良とか未消化等の現象をもたらす虞れがなくなり、且
つ該酢酸資化性メタン細菌の量はメタン発生に直接関係
する主要な活性微生物の指標であるため、処理経験がな
い基質とか処理方式に対しても制御目標範囲を容易に予
測することができる。
【0081】又、有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷の
制御目標範囲からHRTとか有機物容積負荷の適正範囲
を決定することができるので、運転の開始から定常運転
までの時間が短縮されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を適用した制御システムを示す概要
図。
【図2】混液中の酢酸資化性メタン細菌数の測定手段の
一例を示す概略図。
【図3】有機性基質の固形物含量及び潜在エネルギー量
とそれに対応する嫌気性処理法を示すグラフ。
【符号の説明】
1…嫌気性処理反応槽 2…流入原水 3…原水ポンプ 4…有機物測定手段 5…流量計 6…汚泥のVSS測定手段 7…酢酸資化性メタン細菌濃度測定手段 8…制御装置 9…ガスホルダ 10…処理水 11…三角フラスコ 12…マグネチックスターラ 14…ガスコレクター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性廃棄物及び廃水を嫌気性処理する
    際に、反応槽への原水投入量の指標として、有機物・酢
    酸資化性メタン細菌負荷という制御因子を求めて、この
    制御因子が適正範囲にあるように原水の流量を調節する
    ことを特徴とする嫌気性処理の制御方法。
  2. 【請求項2】 上記有機物・酢酸資化性メタン細菌負荷
    を下記の(1)式を用いて計算するようにした請求項1
    記載の嫌気性処理の制御方法。 【数1】
  3. 【請求項3】 上記の式(1)に有機物・酢酸資化性メ
    タン細菌負荷の制御目標値を代入して原水の流量を算出
    し、この原水流量からHRT及び有機物容積負荷の適正
    値を決定するようにした請求項2記載の嫌気性処理の制
    御方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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