JPH0817339B2 - 誤り訂正伝送装置 - Google Patents

誤り訂正伝送装置

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JPH0817339B2
JPH0817339B2 JP5004630A JP463093A JPH0817339B2 JP H0817339 B2 JPH0817339 B2 JP H0817339B2 JP 5004630 A JP5004630 A JP 5004630A JP 463093 A JP463093 A JP 463093A JP H0817339 B2 JPH0817339 B2 JP H0817339B2
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modulated wave
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/02Channels characterised by the type of signal
    • H04L5/06Channels characterised by the type of signal the signals being represented by different frequencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誤り訂正伝送装置に関
し、特にブロック符号を用いた誤り訂正伝送方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にデジタル無線システムでは、BC
H符号等のブロック符号誤り訂正が適用されており、こ
れによって伝送路等で生じる符号誤りを検出訂正するよ
うにしている(例えば、特開昭63−2433号公
報)。
【0003】ここで、図4を参照して従来の誤り訂正伝
送方式について概説する。
【0004】送信側において、データ入力があると、入
力データに応じてチェックビット演算器11ではチェッ
クビットを生成する。ここでは、入力データ形式は連続
データビットであるものとする。つまり、入力データ形
式はブロック符号のデータバーストとはなっていない。
【0005】多重化回路12では入力データとチェック
ビットとを受け、これら入力データ及びチェックビット
を速度変換してブロック符号として多重化処理を実行す
る。この結果、多重化回路12の出力においては、ブロ
ック符号における1ビットの時間長は入力データにおけ
る1ビットの時間長よりも短くなり、結果的にチェック
ビットが付加された分、信号帯域が拡大されたことにな
る。
【0006】多重化回路12の出力(多重化信号)は変
調器13で中間周波ローカル発振器14からのローカル
周波数信号を用いて変調され、変調波として送信機15
に与えられる。そして、この変調波は送信機15によっ
て無線周波数に変換されて送信信号(送信出力)として
送出される。
【0007】この送信信号は受信機16によって受信信
号(受信入力)として受信され、ここで中間周波信号に
変換される。乗算器17では中間周波ローカル発振器1
8からのローカル周波数信号を用いて中間周波信号を準
同期検波して検波信号を送出する。この検波信号は判定
帰還形等化器19に与えられて、ここでマルチパスフェ
ージングによる波形歪が適応等化されて、復調受信ブロ
ック符号として出力される。そして、この復調受信ブロ
ック符号に応じて誤り訂正復号器20によってシンドロ
ーム計算が行われて誤り訂正が実行されてデータ出力と
して出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
誤り訂正伝送においては、チェックビットの付加によっ
て信号帯域の拡大が不可避的に生じてしまう。冗長度が
問題となるデジタルマイクロ波回線においては一般に厳
しい帯域制限があるため、必然的に訂正能力の大きな符
号化率が導入できなくなってしまう。
【0009】加えて、適応等化器の能力を越えるような
厳しいマルチパスフェージングが発生することを考慮す
ると、信号帯域を拡大することは望ましくない。
【0010】このように、従来の誤り訂正伝送において
は、信号帯域を拡大せず所望の訂正能力を備えることは
困難であり、厳しいマルチパスフェージングに対処して
訂正能力を大きくすることができないという問題点があ
る。
【0011】本発明の目的は信号帯域を拡大せずに所望
の訂正能力を備える誤り訂正伝送装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、送信部
を備え、該送信部にはデータビット列に応じてチェック
ビット列を生成する第1の手段と、該チェックビット列
を前記データビット列と同一の時間長に速度変換して変
換チェックビット列とする第2の手段と、該変換チェッ
クビット列及び前記データビット列をそれぞれ独立して
変調してチェックビット変調波及びデータビット変調波
とする第3の手段と、該データビット変調波に対してそ
の中心周波数にフェードを与えてフェードデータビット
変調波とする第4の手段と、該フェードデータビット変
調波と前記チェックビット変調波とを合成して合成波と
する第5の手段と、該合成波を送信信号として送信する
第6の手段とが備えられていることを特徴とする誤り訂
正伝送装置が得られる。
【0013】さらに、本発明では、上記の送信信号を受
ける受信部を有し、該受信部には前記送信信号を受信波
として受け検波信号とする第7の手段と、該検波信号を
判定帰還等化して判定データビット列を得る第8の手段
と、前記検波信号から前記チェックビットを抽出判定し
て判定チェックビット列を得る第9の手段と、前記判定
データビット列及び前記判定チェックビット列をそれぞ
れ速度変換した後多重化して受信ブロック符号を得る第
10の手段と、該受信ブロック符号の誤り訂正を行う第
11の手段とが備えられていることを特徴とする誤り訂
正伝送装置が得られる。
【0014】また、本発明によれば、送信部及び受信部
を備え、該送信部にはデータビット列に応じてチェック
ビット列を生成する第1の手段と、該チェックビット列
を前記データビット列と同一の時間長に速度変換して変
換チェックビット列とする第2の手段と、該変換チェッ
クビット列及び前記データビット列をそれぞれ独立して
変調してチェックビット変調波及びデータビット変調波
とする第3の手段と、該データビット変調波に対してそ
の中心周波数にフェードを与えてフェードデータビット
変調波とする第4の手段と、該フェードデータビット変
調波と前記チェックビット変調波とを合成して合成波と
する第5の手段と、該合成波を送信信号として送信する
第6の手段とが備えられ、前記受信部には前記送信信号
を受信波として受け検波信号とする第7の手段と、該検
波信号を判定帰還等化して判定データビット列を得る第
8の手段と、前記検波信号から前記チェックビットを抽
出判定して判定チェックビット列を得る第9の手段と、
前記判定データビット列及び前記判定チェックビット列
をそれぞれ速度変換した後多重化して受信ブロック符号
を得る第10の手段と、該受信ブロック符号の誤り訂正
を行う第11の手段とが備えられていることを特徴とす
る誤り訂正伝送装置が得られる。
【0015】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0016】図1を参照して、ここではデータ(データ
入力)はバースト状ではなく連続した系列で入力される
ものとし、データはチェックビット演算器21に与えら
れる。チェックビット演算器21では生成多項式に基づ
いてチェックビットを生成する。このチェックビットは
速度変換器22に与えられて、ここで速度変換される。
【0017】一般に、BCH(31,21)符号は、図
2に記号BCHで示すようにデータ21ビットとチェッ
クビット10ビットデータを備えている(ここで、Lは
ブロック長を表す)。BCH(31,21)の中の数値
31はデータ21ビットとチェックビット10ビットの
和である31ビットを示す。即ち、BCHブロック長が
31ビットであることを意味する。BCH(31,2
1)の中の数値21はデータビットの長さが21ビット
であることを意味する。本発明では、入力データは図2
に記号DAで示すように21ビット単位でブロック長L
に時間伸張された状態で入力され、同様に、チェックビ
ットは速度変換器22において図2に符号CBで示すよ
うに10ビット単位でブロック長Lに時間伸張された状
態に速度変換されて速度変換チェックビットとなる。つ
まり、チェックビットは10ビット/L秒に低速化され
ていることになり、その結果、チェックビットはデータ
ビットに比べて約1/2の狭帯域信号となる。
【0018】入力データは変調器23において中間周波
ローカル発振器24からのローカル周波数信号によって
変調されて変調データ(データビット変調波)として出
力される。一方、速度変換チェックビットは変調器25
において中間周波ローカル発振器24からのローカル周
波数信号によって変調されて変調されて変調チェックビ
ット(チェックビット変調波)として出力される。
【0019】ノッチフィルタ26ではデータビット変調
波に対してその中心周波数にフェードを与える。ノッチ
フィルタ26におけるフェードの周波数幅は上記のチェ
ックビット変調波の帯域よりも広く設定されている。ノ
ッチフィルタ26からの出力とチェックビット変調波と
は合成器27で合成(重畳)され合成変調波として出力
される。この結果、合成変調波においてはデータビット
変調波(フェード後のデータビット変調波)iおけるス
ペクトラムの一部が削られてこの削り取られた周波数領
域をチェックビット変調波領域として利用していること
になる。つまり、周波数多重を行っていることになる。
【0020】上記の合成変調波は送信機28に与えら
れ、送信機28では合成変調波を無線周波数に変換して
無線信号(送信出力)として送出する。
【0021】受信側においては、上記の無線信号を受信
信号(受信入力)として受け、受信機29において受信
信号を無線周波数から中間周波に変換して中間周波信号
として出力する。この中間周波信号は乗算器30におい
て中間周波ローカル発振器31からのローカル周波数信
号に基づいて純同期検波されて検波信号とされる。そし
て、この検波信号は帯域通過フィルタ(BPF)32を
介して復調器33に与えられるとともに判定帰還形等化
器(DFE)34に与えられる。
【0022】ここで、図3を参照して、判定帰還形等化
器34は前方フィルタ35及び後方フィルタ36を備え
ており、これらフィルタ34及び35はそれぞれ遅延時
間τの遅延素子35a及び遅延時間が送信シンボル周期
Tの36a、複素乗算器35b及び36b、及び加算器
35c及び36cを備えている。つまり、フィルタ35
及び36はそれぞれトランスバーサルフィルタである。
さらに、判定帰還形等化器34は減算器37、判定器3
8、及び減算器39を備えている。
【0023】一般に判定帰還形等化器はマルチパスフェ
ージングによる符号間干渉を除去する手段として知られ
ているが、図3に示すように、前方フィルタ35の入力
側において第1のタップ出力を乗算器35bを介するこ
となく加算器35cに与えた場合、所謂CW干渉波除去
機能を有することになる。
【0024】このようなCW干渉波除去に関する技術
は、例えば、アイイーイーイー・トランズアクション
オン コミュニケーション ボル コム 31 ナンバ
ー4(1983年4月)にリーとミルシュタインによっ
て寄稿されたリジェクションオブ CW インターフェ
ランス イン QPSK システムズ ユージングディ
シジョンフィードバック フィルタズと題する論文で発
表されている。
【0025】前述のように、前方フィルタ35には検波
信号が与えられており、第1のタップは直接加算器35
cに接続されている。そして、各遅延素子35aの出力
側には図中右側順次第2乃至第4のタップが構成されて
いる。つまり、τ時間毎にタップが構成されていること
になる。
【0026】いま、第1のタップ上の検波信号を第1の
検波信号r0 とし、第2のタップ上の信号を第2の検波
信号r1 とする。ここでは、検波信号のうち希望波はデ
ジタル変調波であり、ここでは、デジタル変調波シンボ
ルをSi とする。一方、検波信号のうち干渉波を角周波
数ΩのCW波と仮定して、これをJexp(jΩt)と
おく。
【0027】判定帰還形等化器34における判定データ
出力がS0 であるとき、前方フィルタ35において第1
のタップ(基準タップ)と第2のタップにおける信号、
つまり、第1及び第2の検波信号はそれぞれ数1及び数
2で表される。
【0028】
【数1】 r=S+Jexp(jΩt)
【0029】
【数2】 r=S−1+Jexp(jΩt)・exp(jΩT)
【0030】ここで、第2のタップにおける乗算器35
bのタップ係数を数3とし、第3及び第4のタップにお
ける乗算器35bのタップ係数をそれぞれ零と仮定する
と、加算器35cの出力yは数4で示すようになる。
【0031】
【数3】 C=−exp(jΩT)
【0032】
【数4】 y=r+C・r =Sexp(jΩT)・S−1
【0033】つまり、前方フィルタ35からの出力yに
おいてはCW干渉波が除去されたことになる。
【0034】一方、数4から明らかなように出力yにお
いては希望シンボルS0 の他にS-1成分が混入してお
り、これは1シンボル前からの符号間干渉が存在するこ
とを示している。つまり、出力yには波形歪が生じるこ
とになる。
【0035】この場合、後方フィルタ36において第1
のタップ(図3において最初の遅延素子36aの出力側
に位置するタップ)にはS-1の判定データが保存されて
いることになり、第1のタップに対応する乗算器36b
において第1のタップ出力に対して数5で示すタップ係
数を乗じてその出力を加算器36cに与える。
【0036】
【数5】 d=−exp(jΩT)
【0037】加算器36cの出力は減算器37に与えら
れ、ここで、数4で示す前方フィルタ出力と減算される
ことになる。この結果、符号間干渉の除去を行うことが
可能となる。つまり、判定帰還形等化器34からは等化
出力として数6で示す出力が得られることになる。
【0038】
【数6】 Z=y−d・S−1=S
【0039】このようにして、判定帰還形等化器34で
は希望波シンボルS0 に対して波形歪を与えることな
く、CW干渉波を除去することができる。
【0040】上述の説明ではCW干渉波のみの除去を考
慮しており、他の干渉波については検討されていない。
干渉波がCWではなく、例えば、ある周波数帯域幅を有
する変調波信号である場合、判定帰還形等化器によって
このような干渉波が除去できるか否かの検討が1992
年電子通信情報学会秋季大会において辻本一郎によって
B−331“判定帰還形等化器による広帯域干渉波除去
特性”と題して発表されている。
【0041】この論文では、前方フィルタにおける基準
タップを前方フィルタ最終段からシフトさせた位置に設
定することによって単一のCWのみならず複数のCW及
び帯域を有する変調波信号をも除去できることが記載さ
れている。
【0042】さらに、電子通信情報学会1992年春季
全国大会において辻本一郎によってB−418“マルチ
パス伝搬路における判定帰還形等化器によるCW干渉波
除去特性”と題して発表された論文には、基準タップを
シフトさせた判定帰還形等化器ではマルチパスフェージ
ング下にあっても干渉波除去とマルチパス歪との除去を
同時に実現できることが記載されている。
【0043】ここで、マルチパス伝搬路において角周波
数Ωi のM個のCW干渉波を受けた受信信号に対して基
準タップをシフトした判定帰還形等化器の正規方程式は
数7及び数8で示される。
【0044】
【数7】
【0045】
【数8】
【0046】数7及び数8において、SとJi はそれぞ
れ希望波及びCW干渉波の受信電力、h(i)は伝送路応答
サンプル値、c及びdは判定帰還形等化器のタップ係数
ベクトル、H(m)はh(m)を要素とする行列、h(m)
はh(m)を要素とするベクトルである。
【0047】上述の数2から明らかなように数1におい
て左辺の相関行列Φは希望波相関行列Φs 及びCW干渉
波相関行列Φj の和とみなせる。つまり、数1の解は、
マルチパス歪の等化のための解とCW干渉波除去として
の解双方を同時に満足する。
【0048】複数CW干渉波ではなく変調波干渉の場合
に対しても数8の第2項を干渉波に関する相関係数E
[JJ]に置き換えて計算すればよい。この際、判定
帰還形等化器はノッチフィルタリングではなく、不要波
の帯域に応じた帯域フィルタリング除去を行う。
【0049】この物理的意味について説明すると、前述
したように、基準タップ(図2において前方フィルタの
第1タップ)と第2タップとの線形合成によってノッチ
を形成することができる。このノッチフィルタ特性のQ
値は遅延素子35aの遅延時間τに依存する。CW干渉
1波だけの際には、前方フィルタの第1及び第2タップ
の動作に支配されることになる。
【0050】ところで、第1タップと第3タップとの線
形合成においても同様にノッチフィルタ特性が得られ
る。さらに、図2においては、第1及び第4タップの線
形合成においても自由度を有している。上述のように線
形合成による互いに独立なノッチフィルタ特性(共振周
波数及びQ値)を調整することによって帯域幅の調整を
行うことができる。
【0051】従って、判定器38からの出力及び減算器
37からの出力によって減算器39で得られる誤差信号
εの自乗平均誤差を最小に制御することによって帯域変
調干渉波を除去し、複数のノッチフィルタリングの調整
によって帯域フィルタリング除去を行うことができる。
【0052】上述した判定帰還形等化器における帯域フ
ィルタリング干渉波除去機能によって図3に示す受信ス
ペクトラムA1に対してチェックビット変調波の除去を
行い、その結果、前方フィルタ出力としてスペクトラム
A2が得られる。さらに、後方フィルタにおける符号間
干渉除去によって減算器37の出力には波形歪と干渉波
とが除去された正常なデータビットスペクトラムA3が
再生されることになる。判定器38は減算器37の出力
を判定してデータビット系列A4を出力する。
【0053】受信スペクトラムA1から明らかなように
受信信号ではデータビット変調波スペクトラムを削って
チェックビットスペクトラムに干渉を与えないように周
波数多重が行われている。帯域通過フィルタ32によっ
てチェックビットスペクトラムB1のみが抽出され、復
調器33で復調判定される。この結果、復調器33から
はチェックビット列B2が得られる。
【0054】上述のデータビット系列A4及びチェック
ビット列B2は速度変換多重器40に与えられる。これ
らデータビット系列A4及びチェックビット列B2の時
間関係は図2に示すDAとCBの関係となっている。従
って、速度変換多重器40ではデータビット系列A4に
対して31/21倍に速度変換を行い、チェックビット
列B2に対しては31/10倍に速度変換処理を行う。
そして、速度変換実行後、速度変換多重器40は図2に
BCHで示すように所定のBCH(31,21)符号に
多重化する。
【0055】ここで再び図1を参照して、速度変換多重
器40の出力は誤り訂正復号器41に与えられ、ここで
シンドローム演算が行われてBCH誤り訂正が実行され
る。
【0056】このようにして、無線区間においてはデー
タビットの速度は所定のBCH(31,21)符号の速
度ではなく21/31倍に低速化されており、さらに、
チェックビットに関しては別回線を用いることなくデー
タビット変調波と同一の周波数を共用して並列伝送され
る。この結果、チェックビットの付加によってブロック
符号に帯域拡大が生じることがない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではデータ
ビットと誤り訂正用チェックビットとを同一の時間長に
伸長して、独立して変調を行い、データビット変調波信
号帯域内にチェックビット変調波を重畳して伝送してい
るので、誤り訂正チェックビットの付加による帯域拡大
は全く生じない。従って、信号帯域を拡大せずに所望の
訂正能力を得ることができる。
【0058】特に、帯域制限が厳しく要求されるデジタ
ルマイクロ波通信では、現状では比較的符号化率の低い
訂正符号が用いられているが、本発明を用いることによ
って周波数帯域を拡大することなく符号化率の高い誤り
訂正を導入することが可能となり、回線品質が向上する
ばかりでなく周波数の有効利用率を著しく向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による誤り訂正伝送装置の実施例を示す
ブロック図である。
【図2】ブロック符号の一例としてBCH(31,2
1)符号を示す図である。
【図3】図1に示す誤り訂正伝送装置の受信側を示すブ
ロック図である。
【図4】従来の誤り訂正伝送装置を説明するためのブロ
ック図である。
【符号の説明】
21 チェックビット演算器 22 速度変換器 23 変調器 24 中間周波ローカル発振器 25 変調器 26 ノッチフィルタ 27 合成器 28 送信機 29 受信機 30 乗算器(ミキサー) 31 中間周波ローカル発振器 32 帯域通過フィルタ(BPF) 33 復調器 34 判定帰還形等化器 35 前方フィルタ 36 後方フィルタ 37 減算器 38 判定器 39 減算器 40 速度変換多重器 41 誤り訂正復号器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部を備え、該送信部にはデータビッ
    ト列に応じてチェックビット列を生成する第1の手段
    と、該チェックビット列を前記データビット列と同一の
    時間長に速度変換して変換チェックビット列とする第2
    の手段と、該変換チェックビット列及び前記データビッ
    ト列をそれぞれ独立して変調してチェックビット変調波
    及びデータビット変調波とする第3の手段と、該データ
    ビット変調波に対してその中心周波数にフェードを与え
    てフェードデータビット変調波とする第4の手段と、該
    フェードデータビット変調波と前記チェックビット変調
    波とを合成して合成波とする第5の手段と、該合成波を
    送信信号として送信する第6の手段とが備えられている
    ことを特徴とする誤り訂正伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された送信信号を受ける
    受信部を有し、該受信部には前記送信信号を受信波とし
    て受け検波信号とする第7の手段と、該検波信号を基準
    タップをシフトさせた判定帰還型等化器及び自乗平均誤
    差最小のアルゴリズムを用いて判定帰還等化し判定デー
    タビット列を得る第8の手段と、前記検波信号から前記
    チェックビットを抽出判定して判定チェックビット列を
    得る第9の手段と、前記判定データビット列及び前記判
    定チェックビット列をそれぞれ速度変換した後多重化し
    て受信ブロック符号を得る第10の手段と、該受信ブロ
    ック符号の誤り訂正を行う第11の手段とが備えられて
    いることを特徴とする誤り訂正伝送装置。
  3. 【請求項3】 送信部及び受信部を備え、該送信部には
    データビット列に応じてチェックビット列を生成する第
    1の手段と、該チェックビット列を前記データビット列
    と同一の時間長に速度変換して変換チェックビット列と
    する第2の手段と、該変換チェックビット列及び前記デ
    ータビット列をそれぞれ独立して変調してチェックビッ
    ト変調波及びデータビット変調波とする第3の手段と、
    該データビット変調波に対してその中心周波数にフェー
    ドを与えてフェードデータビット変調波とする第4の手
    段と、該フェードデータビット変調波と前記チェックビ
    ット変調波とを合成して合成波とする第5の手段と、該
    合成波を送信信号として送信する第6の手段とが備えら
    れ、前記受信部には前記送信信号を受信波として受け検
    波信号とする第7の手段と、該検波信号を基準タップを
    シフトさせた判定帰還型等化器及び自乗平均誤差最小の
    アルゴリズムを用いて判定帰還等化し判定データビット
    列を得る第8の手段と、前記検波信号から前記チェック
    ビットを抽出判定して判定チェックビット列を得る第9
    の手段と、前記判定データビット列及び前記判定チェッ
    クビット列をそれぞれ速度変換した後多重化して受信ブ
    ロック符号を得る第10の手段と、該受信ブロック符号
    の誤り訂正を行う第11の手段とが備えられているてい
    ることを特徴とする誤り訂正伝送装置。
JP5004630A 1993-01-14 1993-01-14 誤り訂正伝送装置 Expired - Fee Related JPH0817339B2 (ja)

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