JPH08170551A - ディーゼルエンジン - Google Patents

ディーゼルエンジン

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Publication number
JPH08170551A
JPH08170551A JP6313775A JP31377594A JPH08170551A JP H08170551 A JPH08170551 A JP H08170551A JP 6313775 A JP6313775 A JP 6313775A JP 31377594 A JP31377594 A JP 31377594A JP H08170551 A JPH08170551 A JP H08170551A
Authority
JP
Japan
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valve
diesel engine
exhaust
intake
mode
Prior art date
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Pending
Application number
JP6313775A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Yamaki
芳久 山木
Susumu Koketsu
晋 纐纈
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP6313775A priority Critical patent/JPH08170551A/ja
Publication of JPH08170551A publication Critical patent/JPH08170551A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】多機能を備えることによって実質的なコストを
低くできるディーゼルエンジンを提供する。 【構成】吸気弁15、排気弁16を開閉する弁手段、弁
手段を駆動する駆動手段として加圧ポンプ40、駆動回
路38、電磁弁65、運転状態検出手段としてクランク
角センサ32等の出力に応じて駆動手段を制御するEC
U31を備え、ECUは運転状態検出手段の出力に応じ
て、第1の運転領域と判定した時圧縮行程の少なくとも
末期において弁手段を開放する制動モードと、第2の運
転領域と判定した時吸気行程において弁手段を開放する
EGRモードと、第3の運転領域と判定した時吸気行程
末期以降において弁手段を開放するミラーサイクルモー
ドとを切り換えるように駆動手段40,38,65を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンブレーキを強化
できる圧縮空気解放型制動装置を備えたディーゼルエン
ジン、特に、圧縮空気解放型制動装置をその他のエンジ
ン制御にも使用できるようにしたディーゼルエンジンに
関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンは、そのアクセル操
作リンクが燃料噴射ポンプの調量レバーに連結され、無
負荷時には燃料を絞るのみで、吸気通路を絞ることとな
らず、エンジンブレーキの効果が弱い。そこで、通常の
ディーゼルエンジンでは、エンジンブレーキの補助ブレ
ーキとして排気ブレーキや第3弁を用いた圧縮空気解放
型制動装置を使用することが多い。ここで、圧縮空気解
放型制動装置は、例えば、吸排気弁の他に第3弁を燃焼
室に対向配備し、この第3弁を同弁に対向する油圧ピス
トンと、それに油圧回路を介して連結された第2の油圧
ピストン及び同ピストンを往復動させるカム機構等を備
え、各気筒の圧縮上死点前後で燃焼室の圧縮ガスを排気
路に排除し、圧縮エネルギの放出を行ないポンプロスを
増大させ、エンジンブレーキの強化を図るように構成さ
れる。
【0003】なお、圧縮空気解放型制動装置の作動説明
を追加すると、図20に示すように、圧縮行程aの最後
に、燃焼行程に向かわずに圧縮上死点p1側で圧縮空気
が強制的に放出され、膨張行程bが成されて負の仕事が
発生し、更に、排気行程cの後に吸気行程dが成されて
負の仕事が発生する。この場合、圧縮行程a後に圧縮空
気の放出がなされてから膨張行程bに達した際の負の仕
事や、排気行程c後の吸入行程dでの負の仕事は、共
に、エンジン回転数が高いほど燃焼室と吸排気系との間
の絞り効果が強化されて大きくなることが知られてい
る。このような圧縮空気解放型制動装置は、第3弁を油
圧ピストンで開弁作動させる機構を有するため、この機
構を利用すれば、吸気行程時に燃焼室に排ガスの一部を
EGRガスとして再循環させることが可能と見做され、
同装置をEGR装置として兼用することも可能である。
【0004】このような技術の一例が、実公平3−11
401号公報に開示される。ところで、ディーゼルエン
ジンは、上述のように、無負荷時や低中負荷時において
も、燃料を絞るのみで、吸気通路を絞ることは無い。し
かも、低中負荷時にも燃焼室には十分な量の空気が供給
され、これが圧縮され、排気される。このため、低回転
時には問題が少ないが、中高回転時には吸排気が吸排気
ポートで絞られ流動抵抗が増え、吸排気によるエネルギ
ロスが大きくなる。結果としてエンジンの燃費を低下さ
せる傾向にあり、その改善が望まれている。このような
ディーゼルエンジンの中高回転時の吸排気の流動抵抗に
よるエネルギロスを低減する一手段として、ディーゼル
エンジンをミラーサイクル化することが考えられる。
【0005】このミラーサイクルエンジンは、図21に
示すように、例えば4サイクルエンジンの吸気弁を下死
点BDCよりθ1手前のA’位置で早閉し、あるいは下
死点BDCよりθ1後のA”位置で遅閉し、圧縮行程容
積S1を膨張行程容積S2より低く設定し、これによっ
て膨張比を大きく設定できる。このミラーサイクルを通
常のオットーサイクルと比較した場合、有効圧縮比が低
いことより、燃焼室温度を低下させてNOXの発生を防
止でき、特に、圧縮比と比べて大きな膨張比を確保でき
るので、熱効率を高い値に維持でき、ポンプ損失が比較
的低く、燃費向上を図り易い。
【0006】例えば、特開昭61−106920号公報
には、吸気路上にタイミングバルブを設け、同バルブの
回転軸を移行手段を介してクランク軸の1/2の回転速
度で駆動させ、更に、制御回路に操作されるアクチュエ
ータの働きによって移行手段がタイミングバルブの回転
軸をクランク軸側の角変位に対して相対的に移行させる
ように構成される。この場合、低回転時にはタイミング
バルブの開弁期間を吸気弁の閉弁時期より早める方向に
移行させて、両弁が共に開く期間を短くし、吸気吹き抜
けを抑制し、充填効率の確保を図り、高回転時にはタイ
ミングバルブの開弁期間を吸気弁の開弁時期に重なる方
向に移行させて両弁が共に開く期間を長くし、吸気量を
増加させ、充填効率の向上を図ってミラーサイクルとオ
ットーサイクルとを選択的に行うことの出来るエンジン
が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、ミラーサ
イクルエンジンでは、有効圧縮比が下がることより、ポ
ンプ損失が比較的低く、燃費向上を図り易い。しかし、
特開昭61−106920号公報のミラーサイクルエン
ジンは、タイミングバルブ、移行手段、移行手段がタイ
ミングバルブをクランク軸側の角変位に対して相対的に
移行させるアクチュエータ及び制御回路を備え、複雑な
構造を必要とし、しかも、この構造を、圧縮空気解放型
制動装置やEGR装置にも有効利用するということはで
きず、装置の実質的なコストが高いものとなる。更に、
実公平3−11401号公報に開示された技術では、圧
縮空気解放型制動装置をEGR装置にとしても兼用で
き、装置の実質的なコストを比較的低くできるが、ミラ
ーサイクルエンジンとして兼用することはできず、燃費
の改善されたディーゼルエンジンを得ることはできな
い。
【0008】請求項1乃至請求項9の各発明の目的は、
多機能を備えることによって実質的なコストを低くでき
ると共に燃費の改善されたディーゼルエンジンを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1は、エンジンの燃焼室に連通される吸気
ポートの吸気開口を開閉する吸気弁、上記燃焼室に連通
される排気通路を開閉する弁手段、上記弁手段を駆動す
る駆動手段、上記エンジンの運転状態を検出する運転状
態検出手段、同運転状態検出手段の出力に応じて上記駆
動手段を制御する制御手段、を備え、上記制御手段は、
上記運転状態検出手段の出力に応じて、第1の運転領域
と判定したとき圧縮行程の少なくとも末期において上記
弁手段を開放する第1運転モードと、第2の運転領域と
判定したとき吸気行程において上記弁手段を開放する第
2運転モードと、第3の運転領域と判定したとき吸気行
程末期以降において上記弁手段を開放する第3運転モー
ドと、を切り換えるように上記駆動手段を制御すること
を特徴とする。
【0010】請求項2は、請求項1に記載のディーゼル
エンジンにおいて、上記制御手段は上記運転状態検出手
段の出力に応じて、第1の運転領域では、上記エンジン
の圧縮仕事をキャンセルして制動力を発生させる制動モ
ードを選択し、第2の運転領域では排気ガスを燃焼室に
還流させるEGR運転モードを選択し、第3の運転領域
では上記吸気弁の開弁期間を実質的に延長し吸気弁遅閉
じを行なうミラーサイクル運転モードを選択することを
特徴とする。
【0011】請求項3は、請求項1に記載のディーゼル
エンジンにおいて、上記弁手段が、上記エンジンの回転
に同期して往復動され、且つ、上記燃焼室に開口する排
気ポートの主排気開口を開閉する常閉型の排気弁を有
し、上記駆動手段が、上記排気弁に往復動を与える駆動
機構と干渉することなく、且つ独立して上記排気弁を開
閉駆動することを特徴とする。請求項4は、請求項1に
記載のディーゼルエンジンにおいて、上記弁手段が、上
記排気ポートから分岐して上記燃焼室に連通される通路
の副排気開口を開閉する常閉型の開閉弁を有し、上記駆
動手段が、上記開閉弁を開閉駆動することを特徴とす
る。
【0012】請求項5は、請求項1乃至請求項4記載の
ディーゼルエンジンにおいて上記駆動手段が、作動流体
圧の流体圧発生源と、同流体圧発生源と流体通路を介し
て連通される流体室と、同流体室に嵌挿されると共に流
体圧発生源からの流体圧により移動され上記弁手段を開
放側へ移動可能な第1ピストンと、上記流体通路に介装
され上記流体圧発生源からの流体圧作動又は非作動とす
べく上記流体通路を開閉する電磁弁と、からなることを
特徴とする。
【0013】請求項6は、請求項5に記載のディーゼル
エンジンにおいて、上記流体圧発生源が、エンジンの回
転により駆動される回転軸に形成されたカムと、同カム
の回転軌跡の法線方向の外方に沿って形成された圧力室
と、同圧力室内に嵌挿される第2ピストンと、を有し、
上記第2ピストンが上記カムにより往復動され圧力室内
を摺動して流体圧を生起させることを特徴とする。請求
項7は、請求項6に記載のディーゼルエンジンにおい
て、上記カム軸が第2モード用第1カムと、第1及び第
3モード用の第2のカムとを有し、第1のカムに対する
第2のカムの位相が90°遅れるように配設されている
ことを特徴とする。
【0014】請求項8は、請求項5に記載のディーゼル
エンジンにおいて、上記流体圧発生源が、上記エンジン
の潤滑用オイルを加圧するオイルポンプから構成されて
いることを特徴とする。請求項9は、請求項1乃至請求
項4に記載のディーゼルエンジンにおいて、上記駆動手
段が、上記弁手段を上記弁手段の摺動方向に駆動して上
記弁手段を開放する電磁アクチュエータからなることを
特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1は、駆動手段は燃焼室に連通される排
気通路を開閉する弁手段を駆動し、制御手段は、運転状
態検出手段の出力に応じて、第1の運転領域と判定した
とき圧縮行程の少なくとも末期において弁手段を開放す
る第1運転モードと、第2の運転領域と判定したとき吸
気行程において弁手段を開放する第2運転モードと、第
3の運転領域と判定したとき吸気行程末期以降において
弁手段を開放する第3運転モードとを切り換えるように
駆動手段を制御するので、この制御手段が駆動手段及び
弁手段を3つのモードで選択的に駆動する。
【0016】請求項2は、請求項1に記載のディーゼル
エンジンにおいて、上記制御手段は、エンジンの圧縮仕
事をキャンセルして制動力を発生させる制動モードを第
1の運転領域で選択し、排気ガスを燃焼室に還流させる
EGR運転モードを第2の運転領域で選択し、吸気弁の
開弁期間を実質的に延長し吸気弁遅閉じを行なうミラー
サイクル運転モードを第3の運転領域で選択するので、
駆動手段及び弁手段を制動モード、EGR運転モード及
びミラーサイクル運転モードの3つのモードで選択的に
駆動することとなる。
【0017】請求項3は、請求項1に記載のディーゼル
エンジンにおいて、上記弁手段がエンジンの回転に同期
して往復動され、排気ポートの主排気開口を開閉する常
閉型の排気弁を有し、駆動手段が排気弁に往復動を与え
る駆動機構と干渉することなく、且つ独立して排気弁を
開閉駆動するので、排気弁を駆動手段でも駆動すること
ができる。請求項4は、請求項1に記載のディーゼルエ
ンジンにおいて、上記弁手段が排気ポートから分岐して
燃焼室に連通される通路の副排気開口を常閉型の開閉弁
で開閉するので、制御手段が弁手段を3つのモードで選
択的に駆動するようにできる。
【0018】請求項5は、請求項1乃至請求項3記載の
ディーゼルエンジンにおいて上記駆動手段が流体圧発生
源と、同流体圧発生源と流体通路を介し連通される流体
室と、同流体室に嵌挿される第1ピストンと、流体通路
に介装され流体通路を開閉する電磁弁とを備え、この駆
動手段を制御手段が3つのモードで選択的に駆動する。
請求項6は、請求項5の流体圧発生源が、特に、エンジ
ンに駆動されるカムと、同カムの外方に形成された圧力
室と、同圧力室内に嵌挿される第2ピストンとを有し、
第2ピストンがカムにより往復動され流体圧を生起させ
るので、駆動手段が各モードで確実に駆動する。
【0019】請求項7は、請求項6のカム軸が、特に、
第2モード用第1カムと、第1及び第3モード用の第2
のカムとを有し、第1のカムに対する第2のカムの位相
が90°遅れるように配設されるので、駆動手段を各モ
ードで確実に駆動するようになる。請求項8は、請求項
5の流体圧発生源が、特に、エンジンの潤滑用オイルを
加圧するオイルポンプから構成されているので、駆動手
段を各モードで確実に駆動する。請求項9は、請求項1
乃至請求項4に記載のディーゼルエンジンにおいて、上
記駆動手段が、弁手段をその摺動方向に駆動して開放す
る電磁アクチュエータからなるので、制御手段による駆
動手段及び弁手段を3つのモードで選択的に駆動するこ
とが確実になされる。
【0020】
【実施例】図1乃至図2には本発明の一実施例としての
ディーゼルエンジンEを示した。このエンジンEは直列
6気筒(第1気筒♯1〜第6気筒♯6)のOHVタイプ
のエンジンであり、シリンダブロック11、シリンダヘ
ッド12、シリンダヘッドカバー121、シリンダブロ
ックロア111、オイルパン112等を備え、それらの
内部には、図示しないピストンを摺動自在に嵌装した各
燃焼室Cが列状に配設される。なお、ここでは各気筒と
も同様構成を採ることより、第1気筒♯1を主に説明す
る。ここで、シリンダヘッド12の各シリンダ対向部に
は、図2に示すように、燃焼室C及び吸排気ポート1
3,14の間を開閉する吸排気弁15,16が装着され
ると共に、吸排気弁15,16とは別の第3弁50及び
図示しない燃料噴射弁が装備される。
【0021】吸気ポート13は図示しない吸気分岐管や
吸気管を介し、図示しないエアクリーナに連結され、こ
れらにより吸気路が構成される。一方、排気ポート14
は図示しない排気多岐管や排気管を介し、図示しないマ
フラー側に連結されている。この排気ポート14はシリ
ンダヘッド12内で分岐され、燃焼室Cに連通される排
気通路としての分岐排気ポート52を備え、分岐排気ポ
ート52は燃焼室Cに対して第3弁50で開閉される。
【0022】ここでシリンダヘッド12の上部には、第
1気筒(♯1)〜第6気筒(♯6)の配列方向に向けて
図示しないロッカシャフトが配備され、同シャフトには
各吸排弁15,16との対向部分に各給排ロッカアーム
17,18(図2参照)がそれぞれ揺動自在に枢着され
る。各給排ロッカアーム17,18の一端は吸排弁1
5,16に、他端は図示しないプッシュロッドを介して
吸排カム(図示せず)に連結される。このような動弁系
の働きによって、吸排弁15,16は図4に示すような
吸排気弁のリフト量IV、EVのパターンで開閉駆動で
きる。シリンダブロック12の外側壁には列型燃料噴射
ポンプ53が装備され、同ポンプ内の各加圧室(図示せ
ず)より延出する噴射管54が各気筒の図示しない燃料
噴射弁に連結され、同噴射弁で燃料噴射が所定時期に順
次行なわれている。
【0023】この列型燃料噴射ポンプ53の駆動軸53
1には流体圧発生源を成す加圧ポンプ40が直結され
る。
【0024】図2に示すように、加圧ポンプ40はエン
ジンの回転により駆動されるカム軸55及び、同軸に形
成された連続カム山を持つ補助カム56と、同カムの回
転軌跡の法線方向の外方に沿って形成されると共に各気
筒に対向する圧力室58と、同圧力室58内に嵌挿され
る第2ピストン57とを備える。カム軸55はエンジン
回転の1/2の回転で駆動されるように駆動軸531を
介し図示しないクランクシャフトに連結される。なお、
図3に示すように、補助カム56は第2ピストン57を
加圧作動させて圧力室58に油圧を発生させる。特に、
補助カム56のリフトサークルは一定高さのカム山を連
続させるように形成される。即ち、第1補助カム部56
1が圧縮空気解放型制動モード(EBモード参照)を達
成できる圧縮行程の少なくとも末期において第3弁50
を開放するようにし、第2補助カム部562が吸気行程
中に排気ガスを燃焼室に還流させるEGRモード(EG
Rモード参照)を達成できるようにし、第3補助カム部
563が吸気弁の開弁期間を実質的に延長し吸気弁遅閉
じを行なうミラーサイクルモード(MRモード)を達成
できるようにそれぞれ形成される。
【0025】図2に示すように、圧力室58は高圧パイ
プ59を延出すると共に圧力室の側壁の上端には開口6
71が形成され、各開口671はパイプ67及び68に
連通する。高圧パイプ59は三方電磁弁65を介し流体
室としての油圧シリンダ60及びオイルタンク66に選
択的に連通する。油圧シリンダ60には第1ピストン6
1が嵌挿され、第1ピストン61の端部は戻しばね64
に閉弁付勢された第3弁50の上端に当接する。パイプ
67はアキュムレータ42に連通する。アキュムレータ
42は補助カム56が第2ピストン57を駆動して発生
した油圧が第1補助カム部561、第2補助カム部56
2、第3補助カム部563を通過するまで保持する働き
をする。
【0026】パイプ68は逆止弁69を介しエンジンに
駆動されるオイルポンプ70に連通する。
【0027】ここで第1ピストン61は、圧力室58の
第2ピストン57が加圧作動時に生じる油圧に相当する
開弁力F1を受けると、戻しばね64の閉弁付勢力F2
及び筒内圧に抗して開弁作動でき、この開弁時の開弁力
F1相当の油圧Pnをアキュムレータ42が保持できる
ように構成される。三方電磁弁65はオン時に圧力室5
8と油圧シリンダ60を連通させ、ドレーン側であるオ
イルタンク66を閉じ、オフ時に、圧力室58側を閉
じ、油圧シリンダ60をオイルタンク66側に連通させ
る。このため、補助カム56が第1補助カム部561、
第2補助カム部562及び第3補助カム部563の働き
で圧力室58及びアキュムレータ42の油圧を高めてい
る際に、所定時間幅で三方電磁弁65が開作動すると、
その間、圧油がシリンダ60内の第1ピストン61に伝
えられ、第1ピストン61により第3弁50を開閉駆動
できる。
【0028】なお、三方電磁弁65はエンジンコントロ
ールユニット(以後単にECUと記す)31に駆動制御
される。同様に各気筒に対向する第2ピストン57、三
方電磁弁65、第1ピストン61、第3弁50等も、各
気筒がクランク角120°の位相差を順次保つようにし
て形成される。ECU31は周知のマイクロコンピュー
タで要部が構成され、その図示しないROMには図11
乃至図13の制御プログラムや図7の運転モード及びE
GR率設定マップm1が記憶処理される。しかも、入出
力回路には、駆動回路38を介し三方電磁弁65が接続
され、更に、クランク角信号dθ、ギア位置としての前
進段信号Sg、負荷としてのアクセル開度信号SL、ブ
レーキオン信号Sb、クラッチ断信号Sc、圧縮空気解
放型制動信号SEBを出力する、クランク角センサ32、
ギア位置センサ33、負荷センサ34、ブレーキスイッ
チ35、クラッチセンサ36、圧縮空気解放型制動スイ
ッチ37が接続される。
【0029】ここでは特に、ECU31は制御手段とし
て次のような機能を備える。即ち、ここでの制御手段
は、運転状態検出手段の出力dθ、Sg、Sb、Sc、
EBに応じて、第1の運転領域と判定したとき圧縮行程
の少なくとも末期において弁手段(第3弁50)を開放
する第1運転モード(EBモード参照)と、第2の運転
領域と判定したとき吸気行程において上記弁手段を開放
する第2運転モードと、第3の運転領域と判定したとき
吸気行程末期以降において上記弁手段を開放する第3運
転モードとを切り換えるように駆動手段を制御する。特
に、ここで、制御手段は運転状態検出手段の出力に応じ
て、排気ガスを燃焼室に還流させるEGR運転モードを
第2の運転領域で選択し、吸気弁の開弁期間を実質的に
延長し吸気弁遅閉じを行なうミラーサイクル運転モード
を第3の運転領域で選択するという機能を示す。
【0030】図1のエンジンEの駆動時には、各気筒の
吸排弁15,16が図示しない動弁系の働きによってそ
れぞれ所定の気筒順序で駆動される。ここでは各気筒毎
に同様な制御が所定のクランク角のずれを保って並列的
に行なわれているため、主に第1気筒についてその作動
を説明する。図4に示すように、排気行程で排気弁16
のリフト量EVが増減し、排気上死点TDC1後に吸気
行程で吸気弁15のリフト量IVが増減し、吸気ポート
13からの新気が燃焼室Cに流入し、圧縮上死点TDC
2付近で列型燃料噴射ポンプ53及び図示しない燃料噴
射弁が駆動して燃料噴射が成され、その後の燃焼膨張行
程で出力を発する。
【0031】この間、三方電磁弁65がオフ状態を保つ
場合、高圧パイプ59が閉じられ、補助カム56が第2
ピストン57を駆動していても、その際発生する圧油は
アキュムレータ42に保持され、第3弁50は非作動に
保持される。エンジンEの図示しないエンジンキーがオ
ンされて運転に入ると、ECU31はメインルーチンに
沿ってエンジン駆動制御に入り、クランク角dθ信号の
割込み毎に同dθ信号をカウントし、エンジン回転数N
eの算出や各気筒毎の基準位置θB等のカウントがなさ
れる。
【0032】このような処理が成されるメインルーチン
の途中で、第1運転モード(EBモード)と、第2運転
モード(EGRモード)と、第3運転モード(ミラーサ
イクル運転モード)での各三方電磁弁65の各オン時期
(以後開弁時期と記す)t1、t2、t3及び各オン期
間(以後開弁期間と記す)T1、T2、T3を設定する
ため、図11の運転モード切り換え制御ルーチン及び図
12〜図14の電磁弁駆動ルーチンが適時に順次実行さ
れる。メインルーチンの途中の運転モード切り換え制御
ルーチンのステップs1に達すると、ここでは各センサ
等より、最新のクランク角信号dθ、ギア位置としての
前進段信号Sg、負荷としてのアクセル開度信号αL
ブレーキオン信号Sb、クラッチ断信号Sc、圧縮空気
解放型制動信号SEBを順次取り込み、所定の記憶エリア
にストアする。
【0033】ステップs2に進むと、次いで、EBモー
ドか否かを判定する。この場合、圧縮空気解放型制動信
号SEBがオン、ギア位置が前進段、アクセル開度信号S
Lがゼロ、ブレーキ踏み込み中、クラッチが接合の条件
を満たすと、EBモードと判定してステップs8に、そ
うでないとステップs3に進む。EBモードと判定して
ステップs8に達すると、ここでは、第1運転モード
(EBモード)での開弁時期t1(圧縮行程中期)及び
開弁期間T1(圧縮行程より膨張行程中期)を設定し図
示しないメインルーチンにリターンする。
【0034】この場合、図8に示すように、第1運転モ
ード(EBモード)での開弁時期t1は圧縮行程中期
に、開弁期間T1は圧縮行程より膨張行程中期までに設
定される。
【0035】ステップs2よりステップs3に達する
と、ここでは、エンジン回転数Neが中回転域を判定す
る閾値Neoを上回るか否か判断され、中回転閾値Ne
oを上回ると、ステップs5に進み、更に、アクセル開
度信号αLが中負荷を判定する閾値α1を上回るか否か
判断し、中負荷閾値α1を上回るとステップs10に進
み、中負荷閾値α1を下回ると、第3運転モード(ミラ
ーサイクル運転モード)と設定し(図10参照)、開弁
時期t3及び開弁期間T3を設定し図示しないメインル
ーチンにリターンする。この場合、第3運転モード(ミ
ラーサイクル運転モード)での開弁時期t3は吸気弁の
閉弁前の吸気下死点TDC1に、開弁期間T3は吸気弁
の開弁期間を実質的に延長し、吸気弁遅閉じを行なうよ
うに、吸気下死点TDC1より圧縮行程90°までに設
定される。
【0036】なお、ステップs10に達すると、ここで
は各開弁期間T1,T2,T3をゼロに設定し、メイン
ルーチンにリターンする。ステップs3よりエンジン回
転数Neが中回転閾値Neoを下回るとしてステップs
4に達すると、ここでは、アクセル開度信号αLが中負
荷閾値α1を上回るか否か判定し、上回るとステップs
10に進み、中負荷閾値α1を下回ると第2運転モード
(EGR運転モード)と設定し(図9参照)、ステップ
s6に進む。ここでは現在のエンジン回転数Ne及びア
クセル開度信号αLに応じたEGR率を図7のEGR率
設定マップm1に沿って算出する。
【0037】このEGR率設定マップm1は低負荷低回
転ほどEGR率を高めて、NOXを低減するとともに筒
内温度の確保を図り、中回転及び中負荷以上では、EG
R率をゼロにして出力確保を図るように設定している。
このステップs6よりステップs7に進むと、ここでは
算出された現EGR率に応じた開弁時期t2(吸気行程
の中期)及び開弁期間T2を設定する。この場合、第2
運転モード(EGRモード)での開弁時期t2は吸気行
程の中間位置に設定され、開弁期間T3はほぼ吸気行程
終了時までに設定され、具体的には、EGR率の大小及
び比例定数dTにより算出され、例えば次式、 T3=EGR率×dT によって算出され、メインルーチンにリターンする。
【0038】メインルーチンの途中で、クランクパルス
dθのカウント値が、例えば、第1気筒における第1運
転モード(EBモード)での開弁時期t1(圧縮行程中
期)に達すると、図12のEBモードでの電磁弁駆動ル
ーチンの割込み処理に入る。ここでのステップa1では
最新の開弁期間T1を取り込み、ステップa2で駆動回
路内の図示しないドライバに開弁期間T1をセットし、
トリガし、メインルーチンにリターンする。これによ
り、開弁時期t1より開弁期間T1の間、三方電磁弁6
5がオンしてアキュムレータ42の油圧を高圧パイプ5
9を介して油圧シリンダ内の第1ピストン61に伝え
る。これにより、開弁期間T1の間、圧油が第1ピスト
ン61を介し第3弁50を図4の符号3Vで示すように
開作動し、圧縮気体を排気路に排除でき、エンジンのポ
ンプロスを増大でき、エンジンブレーキ力が増す。
【0039】メインルーチンの途中で、クランクパルス
dθのカウント値が、例えば、第1気筒における第2運
転モード(EGRモード)での開弁時期t2(吸気行程
の中間位置)に達すると、図13のEGRモードでの電
磁弁駆動ルーチンの割込み処理に入る。ここでのステッ
プb1では最新の開弁期間T2を取り込み、ステップb
2で駆動回路内の図示しないドライバに開弁期間T2を
セットし、トリガし、メインルーチンにリターンする。
これにより、開弁時期t2より開弁期間T2の間、三方
電磁弁65がオンして、開弁期間T2の間のみ、アキュ
ムレータ42の油圧を高圧パイプ59を介して油圧シリ
ンダ内の第1ピストン61に伝え、第3弁50を図5の
符号3Vで示すように開作動し、EGRガスを排気路よ
り燃焼室に流入できる。特に、ここでの開弁期間T2は
EGR率に対応する時間幅にステップs6,s7で設定
されているので、適量のEGRガスが燃焼室に供給さ
れ、NOXの低減を図ることができる。
【0040】メインルーチンの途中で、クランクパルス
dθのカウント値が、例えば、第1気筒における第3運
転モード(ミラーサイクルモード)での開弁時期t3
(圧縮行程中期)に達すると、図14のミラーサイクル
モードでの電磁弁駆動ルーチンの割込み処理に入る。こ
こでのステップc1では最新の開弁期間T3を取り込
み、ステップc2で駆動回路内の図示しないドライバに
開弁期間T3をセットし、トリガし、メインルーチンに
リターンする。これにより、開弁時期t3より開弁期間
T3の間、三方電磁弁65がオンしてアキュムレータ4
2の油圧を第1ピストン61に伝え、第1ピストン61
を介し第3弁50を図6の符号3Vで示すように開作動
し、実質的に吸気弁を遅閉じしたと同様の制御を成すこ
とと成り、ミラーサイクルでエンジン駆動を成し、この
低負荷中高回転域での燃費向上を図ることができる。
【0041】ここでは、第1気筒における、三方電磁弁
65の各開弁時期t1、t2、t3及び各開弁期間T
1、T2、T3を説明したが、これと同様の制御が他の
気筒においてクランク角で120°のずれを保って順次
実行されている。図15乃至図17には本発明の他の実
施例としてのディーゼルエンジンEaを示した。このデ
ィーゼルエンジンEaは図1のディーゼルエンジンEと
同様の部材を多く含み、ここでは同様の部材には同一符
号を付し、重複説明を略した。このディーゼルエンジン
Eaは、特に、ディーゼルエンジンEに示した第3弁を
排除し、排気弁16aを弁手段としても兼用する。
【0042】このディーゼルエンジンEaの上部には、
ロッカシャフト70が配備され、同シャフトは複数の軸
受部43によって支持され、各吸排弁15,16との対
向部分に各給排ロッカアーム17,18がそれぞれ揺動
自在に枢着される。排気ロッカアーム18の排気弁16
のステム上端との対向端には、第1油路82を介し圧力
室80(図16参照)に連通する油圧シリンダ60aが
形成され、同油圧シリンダ60には第1ピストン61a
が嵌挿され、第1ピストン61aの下端が排気弁16a
に当接する。
【0043】ここで、油圧シリンダ60aが低圧時には
第1ピストン61aが退却位置(図17に実線で示す位
置参照)H1に保持され、油圧シリンダ60aが高圧時
には第1ピストン61aが突出位置(図17参照)H2
に保持される。図17に示すように、排気ロッカアーム
18の他端に上端を係合したプッシュロッド71の下端
はカップ状のスライダ74を介して排カム73に当接す
る。ここで、シリンダブロック11の一側には、図17
に示すように、外側壁114と内側壁111の間にプッ
シュロッド71を収容する側部空間72が形成される。
内側壁111の下方部分には突状段部75が形成され、
ここには給排弁15,16に対応する両ガイド穴72が
並設され、ここに各スライダ74が摺動可能に嵌挿され
る。なお、図17には排気ロッカアーム18乃至排気カ
ム73を示したが、これらとほぼ同様に、吸気ロッカア
ーム17乃至吸気カム76側も形成される。
【0044】ここで、吸気カム76と排気カム73は補
助カム56aと共にカムシャフト78に一体的に形成さ
れ、これら3つのカムが第1気筒のカムのセットと成っ
ており、このカムのセットがカムシャフト78上の各気
筒との対向位置に順次形成されている。なお、このカム
シャフト78は複数個所がシリンダブロック11の内側
壁111より突出する図示しない軸受部に枢支されてお
り、エンジン回転数の1/2の回転で回転駆動される。
【0045】ここで補助カム56aは図3に示した補助
カム56と同様に形成される。補助カム56aと対向す
る突状段部75には第2ピストン79を嵌合した圧力室
80が形成される。この圧力室80内には第1ピストン
79をカム側に押し戻すばね81が配備され、上端には
排気ロッカアーム18の一端の油圧シリンダ60aに連
通する第1油路82とメインギャラリ83より延びる第
2油路84とが連結されている。第1油路82はシリン
ダブロック11側の圧力室80より延出し、シリンダヘ
ッド12、軸受部43、ロッカシャフト70、排気ロッ
カアーム18にと順次油路が連通するように形成され、
その途中に三方電磁弁65aが配備される。
【0046】図16に示す第2油路84はメインギャラ
リ83の高圧油を低圧化する絞り85を介しメインギャ
ラリ83に連通され、絞り85と圧力室80の間には一
方弁86とアキュムレータ88とが配備されている。三
方電磁弁65aはオン時に、圧力室80と油圧シリンダ
60aを連通し、ドレーン側であるオイルパン112側
を絶ち、オフ時に、圧力室80及びアキュムレータ88
を閉じ、油圧シリンダ60aをオイルパン112に連通
させる。三方電磁弁65aは駆動回路38aを介してエ
ンジンコントロールユニット(以後単にECUと記す)
31aに接続され、同様にその他の気筒の各三方電磁弁
65aも駆動回路38aを介してECU31aに接続さ
れる。
【0047】ここでは第1気筒対向部を主に説明した
が、同様構成をその他の気筒対向部も備え、ここではそ
の重複説明を略す。ここで、ECU31aは、図1のE
CU31とほぼ同様構成を採り、ここでは重複説明を簡
略化する。図15乃至図17のエンジンEaの駆動時に
は、図4に示すように、排気弁40がリフト量EVで増
減し、吸気弁18がリフト量IVで増減し、圧縮上死点
TDC2前後で図示しない燃料噴射弁が噴射駆動する。
【0048】この間、三方電磁弁65aがオフ状態を保
つ場合、補助カム56aが第2ピストン79を駆動して
も、その際発生する圧油は単にアキュムレータ88に吸
排されるのみで、排気弁16aは非作動に保持される。
エンジンEaが運転に入ると、ECU31はメインルー
チンに沿ってエンジン駆動制御に入り、メインルーチン
の途中で、第1運転モード(EBモード)と、第2運転
モード(EGRモード)と、第3運転モード(ミラーサ
イクル運転モード)での各三方電磁弁65aの各オン時
期(以後開弁時期と記す)t1、t2、t3及び各オン
期間(以後開弁期間と記す)T1、T2、T3を設定
し、この駆動データに基づき、三方電磁弁65aを駆動
する。このような制御は図1のディーゼルエンジンEが
行なった図11の運転モード切り換え制御ルーチン及び
図12〜図14の電磁弁駆動ルーチンと同様に行なわ
れ、ここでは重複説明を略す。
【0049】この第2実施例の場合も第1実施例と同様
の作用効果が得られ、特に、第3弁を排除でき、シリン
ダヘッドのレイアウトの自由度が増す。図18には第3
実施例を示した。この第3実施例としてのディーゼルエ
ンジンEbを示した。このディーゼルエンジンEbは図
1のディーゼルエンジンEと同様の部材を多く含み、こ
こでは同様の部材には同一符号を付し、重複説明を略し
た。
【0050】このディーゼルエンジンEbは図示しない
動弁系によって吸排気弁16b’(吸気弁の図示を略し
た)が駆動し、特に、図示しないロッカアームに上下駆
動されるTガイド100により一対の排気弁16b,1
6b’が同時に開閉駆動される。しかも、このディーゼ
ルエンジンEbは、ディーゼルエンジンEに示した第3
弁を排除し、排気弁16b’を弁手段としても兼用す
る。排気弁16b’のステム上端は、Tガイド100と
一体的に下方作動すると共に、Tガイド100と分離し
て油圧シリンダ101に嵌挿されたピストン102によ
っても下方に押圧され、作動できるように構成される。
【0051】この油圧シリンダ101はシリンダヘッド
上に形成され、その上端よりパイプ103が延出し、同
パイプは駆動油圧回路Sに連通する。駆動油圧回路Sは
エンジンに駆動されると共にメインギャラリ83よりオ
イルを供給されるオイルポンプ104を備え、その吐出
路105はその下流端が切換弁106の加圧室107及
びパイプ103に連通する。切換弁106は加圧室10
7とエア室108とを備え、エア室108で摺動するエ
アピストン109と加圧室107で摺動する油圧ピスト
ン110を一体結合し、戻しばね111でエアピストン
109及び油圧ピストン110を図中左方に移動するよ
うに付勢する。エア室108はエア管115及び三方電
磁弁113を介しエアタンク114に連通する。三方電
磁弁113はECU31bに駆動回路38bを介し連結
される。
【0052】加圧室107はドレーン路118及び絞り
路116を延出する。ドレーン路118は油圧ピストン
110が退却方向−Bへ作動した際に開放され、加圧方
向Bへ作動した際に閉鎖される。絞り路116はリリー
フ弁117を備え、加圧室107の過度の油圧上昇を防
止する。三方電磁弁113はオフ時には、エア管115
を閉じ、エアピストン109及び油圧ピストン110を
退却方向−Bに作動し、ドレーン路115を開き、一
方、オン時にはエア管115を開いて、エアタンクの高
圧のエアをエア室108に供給し、エアピストン109
及び油圧ピストン110を加圧方向Bに押圧し、ドレー
ン路118を閉じるように構成されている。
【0053】ここでは第1気筒対向部を主に説明した
が、同様構成をその他の気筒対向部も備え、ここではそ
の重複説明を略す。ここで、ECU31bは、図1のE
CU31とほぼ同様構成を採り、ここでは重複説明を簡
略化する。図18のエンジンEbの駆動時には、図4に
示すように、排気弁16b,16b’がリフト量EVで
増減し、吸気弁(図示せず)がリフト量IVで増減し、
圧縮上死点TDC2前後で図示しない燃料噴射弁が噴射
駆動する。
【0054】この間、三方電磁弁113がオフ状態を保
つ場合、オイルポンプ104が駆動しても、圧油は加圧
室107よりドレーン路115に流下し、排気弁16
b’は図示しないロッカアームを介してTガイド100
が駆動しない間は非作動に保持される。ECU31bは
メインルーチンに沿ってエンジン駆動制御に入り、メイ
ンルーチンの途中で、第1運転モード(EBモード)
と、第2運転モード(EGRモード)と、第3運転モー
ド(ミラーサイクル運転モード)での各三方電磁弁65
aの各オン時期(以後開弁時期と記す)t1、t2、t
3及び各オン期間(以後開弁期間と記す)T1、T2、
T3を設定し、この駆動データに基づき、三方電磁弁1
13を駆動する。
【0055】このような制御は図1のディーゼルエンジ
ンEが行なった図11の運転モード切り換え制御ルーチ
ン及び図12〜図14の電磁弁駆動ルーチンと同様に行
なわれ、ここでは重複説明を略す。この第3実施例の場
合も第1実施例と同様の作用効果が得られ、特に、第3
弁を排除でき、シリンダヘッドのレイアウトの自由度が
増す。上述のところで、弁部材としての第3弁50や排
気弁16aや排気弁16b’は油圧シリンダに嵌挿され
るピストンが油圧で駆動するものとしたが、これに代え
て、図19に示すような構成の簡素化されたディーゼル
エンジンEcを構成してもよい。図19には第4実施例
を示した。
【0056】ここでのディーゼルエンジンEcは、実施
例1乃至実施例2の各エンジン構造内の各吸排気弁1
5,16を、周知のバルブリフターとしての電磁弁90
I,90Eを用いて直接駆動するようにし、特に、ディー
ゼルエンジンEcの吸排気弁15,16を図8に示した
ように、圧縮行程の少なくとも末期において弁手段(排
気弁16)を開放する第1運転モード(EBモード参
照)と、図9に示したように、吸気行程において弁手段
を開放する第2運転モード(EGRモード参照)と、第
3の運転領域と判定したとき吸気行程末期以降において
弁手段(排気弁16)を開放する第3運転モード(ミラ
ーサイクルモード参照)とで選択的に駆動制御するよう
に構成される。
【0057】ここで用いられる90I,90Eとしては、
特公昭57−38763号公報に開示される電磁弁を利
用できる。ここでのエンジン構造は、図1に示した実施
例1のエンジン構造と比べ、バルブリフターとしての電
磁弁を用いる点を除くと同様の構成部分を含み、ここで
は同一部材には同一符号を付し、重複説明を略す。実施
例4におけるディーゼルエンジンEcは、各気筒の吸気
弁15及び排気弁16が動弁装置によって駆動される。
ここでの動弁装置は、各気筒毎の吸気弁15及び排気弁
16に直結される各電磁弁90I,90Eと、各電磁弁9
I,90Eの駆動回路38c及びECU31cとで構成
される。
【0058】ECU31cは上述のECU31と同様
に、現在の運転域が第1運転モード(EBモード参照)
と、第2運転モード(EGRモード参照)と、第3運転
モード(ミラーサイクルモード参照)との何れか判定
し、各モードに応じた各開弁時期t1、t2、t3及び
各開弁期間T1、T2、T3を算出する。その上で、吸
気弁15及び排気弁16を吸排気行程で順次開閉作動す
ると共に、排気弁を各モードに応じた各開弁時期t1、
t2、t3に各開弁期間T1、T2、T3だけ開閉作動
させるべく各電磁弁90I,90Eに弁駆動信号Di,D
eを出力する。
【0059】具体的には、図4乃至図6に示すように、
排気弁16をリフト量EVで、吸気弁15をリフト量I
Vで開閉作動させると共に、EBモードと、EGRモー
ドと、ミラーサイクルモードに沿って吸排気弁をリフト
作動させることと成り、その制御は図11の運転モード
切り換え制御ルーチンや図12〜14の電磁弁駆動ルー
チンを同様に用い、電磁弁駆動制御が成される。この場
合、特に動弁系の構造に加え、弁手段の構成も簡素化さ
れるという利点がある。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項4の
発明によれば、運転状態検出手段の出力に応じて、第1
の運転領域と判定したとき圧縮行程の少なくとも末期に
おいて弁手段を開放する第1運転モードと、第2の運転
領域と判定したとき吸気行程において弁手段を開放する
第2運転モードと、第3の運転領域と判定したとき吸気
行程末期以降において弁手段を開放する第3運転モード
とを選択的に切り換えるように制御でき、多機能を備え
るディーゼルエンジンを提供することができ、しかも、
各機能を保持したディーゼルエンジンとして実質的なコ
ストを低くできる。特に、制動モードを第1の運転領域
で選択し、EGR運転モードを第2の運転領域で選択
し、ミラーサイクル運転モードを第3の運転領域で選択
すれば、制動モード、EGR運転モード及びミラーサイ
クル運転モードの3つのモードで選択的に駆動でき、燃
費の改善された多機能のディーゼルエンジンを提供する
ことができる。特に、エンジンの回転に同期して往復動
され、排気ポートの主排気開口を開閉する常閉型の排気
弁を、駆動機構と干渉することなく、且つ独立して排気
弁を開閉駆動するようにすれば、排気弁を駆動手段で駆
動し、多機能を備えるディーゼルエンジンを提供するこ
とができる。
【0061】特に、弁手段が排気ポートから分岐して燃
焼室に連通される通路の副排気開口を常閉型の開閉弁で
開閉するようにすれば、弁手段を3つのモードで選択的
に駆動できるディーゼルエンジンを提供することがで
き、しかも、各機能を保持したディーゼルエンジンとし
て実質的なコストを低くできる。請求項5乃至請求項7
は、請求項1乃至請求項3記載のディーゼルエンジンに
おいて特に、流体圧発生源と、同流体圧発生源と流体通
路を介し連通される流体室と、同流体室に嵌挿される第
1ピストンと、流体通路に介装され流体通路を開閉する
電磁弁とを備えた場合、流体圧を用いて複数のモードで
選択的に駆動できるディーゼルエンジンを提供すること
ができる。
【0062】特に、エンジンに駆動されるカムと、同カ
ムの外方に形成された圧力室と、同圧力室内に嵌挿され
る第2ピストンとを有し、第2ピストンがカムにより往
復動され流体圧を生起させるようにした場合も、複数の
モードで選択的に確実に駆動できる。特に、第2モード
用第1カムと、第1及び第3モード用の第2のカムとを
有し、第1のカムに対する第2のカムの位相が90°遅
れるようにすれば、流体圧を用い、各モードで確実に駆
動できるディーゼルエンジンを提供することができる。
【0063】請求項8は、請求項5の流体圧発生源が、
特に、エンジンの潤滑用オイルを加圧するオイルポンプ
から構成されるようにすれば、各モードで確実に駆動で
きるディーゼルエンジンを提供することができる。請求
項9は、請求項1乃至請求項4に記載のディーゼルエン
ジンにおいて、特に、弁手段を電磁アクチュエータを用
いて駆動制御するので、弁手段を3つのモードで選択的
に駆動できるディーゼルエンジンを提供することがで
き、特に、装置の簡素化を図れ、各機能を保持したディ
ーゼルエンジンとして実質的なコストを低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのディーゼルエンジ
ンの概略構成図である。
【図2】図1のディーゼルエンジンの加圧ポンプ及び第
3弁を結ぶ油圧回路の概略構成図である。
【図3】図2の加圧ポンプで用いる補助カムの拡大側断
面図である。
【図4】図1のディーゼルエンジンの吸排気弁及び第3
弁のEBモードでのリフトパターン図である。
【図5】図1のディーゼルエンジンの吸排気弁及び第3
弁のEGRモードでのリフトパターン図である。
【図6】図1のディーゼルエンジンの吸排気弁及び第3
弁のミラーサイクルモードでのリフトパターン図であ
る。
【図7】図1のディーゼルエンジンが用いるEGR量及
び運転域の設定マップの特性線図である。
【図8】図1のディーゼルエンジンのEBモードでの気
筒毎の行程説明図である。
【図9】図1のディーゼルエンジンのEGRモードでの
気筒毎の行程説明図である。
【図10】図1のディーゼルエンジンのミラーサイクル
モードでの気筒毎の行程説明図である。
【図11】図1のディーゼルエンジンが用いる運転モー
ド切り換え制御ルーチンのフローチャートである。
【図12】図1のディーゼルエンジンが用いるEBモー
ドでの電磁弁駆動ルーチンのフローチャートである。
【図13】図1のディーゼルエンジンが用いるEGRモ
ードでの電磁弁駆動ルーチンのフローチャートである。
【図14】図1のディーゼルエンジンが用いるミラーサ
イクルモードでの電磁弁駆動ルーチンのフローチャート
である。
【図15】本発明の第2実施例としてのディーゼルエン
ジンのシリンダヘッド部の部分切欠概略平面図である。
【図16】本発明の第2実施例としてのディーゼルエン
ジンのシリンダブロックのカム軸近傍の部分切欠概略断
面図である。
【図17】本発明の第2実施例としてのディーゼルエン
ジンの排気弁の動弁系の部分切欠概略断面図である。
【図18】本発明の第3実施例としてのディーゼルエン
ジンの概略構成図である。
【図19】本発明の第4実施例としてのディーゼルエン
ジンの概略構成図である。
【図20】内燃機関の圧縮空気解放型制動装置の作動モ
ード時の筒内圧−シリンダ容積線図である。
【図21】内燃機関のミラーサイクル時の筒内圧−シリ
ンダ容積線図である。
【符号の説明】
E エンジン Ea エンジン Eb エンジン Ec エンジン 11 シリンダブロック 12 シリンダヘッド 112 オイルパン 15 吸気弁 16 排気弁 16a 排気弁 16b’ 排気弁 42 アキュムレータ 31 ECU 31a ECU 31b ECU 31c ECU 32 クランク角センサ 33 ギア位置センサ 34 アクセル開度センサ 35 ブレーキセンサ 36 クラッチセンサ 37 パワータードスイッチ 38 駆動回路 38c 駆動回路 40 加圧ポンプ 50 第3弁 56 補助カム 56a 補助カム 57 第2ピストン 58 圧力室 60 油圧シリンダ 61 第1ピストン 65 電磁弁 65a 電磁弁 66 オイルタンク 73 排気カム 74 吸気カム 78 カム軸 84 第2油路 83 メインギャラリ 101 油圧シリンダ 102 第1ピストン 104 ポンプ 107 加圧室 108 エア室 109 エアピストン 110 油圧ピストン 113 電磁弁 114 エアタンク 115 エア管 C 燃焼室 S 駆動油圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 301 F F02M 25/07 550 R 570 L

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの燃焼室に連通される吸気ポート
    の吸気開口を開閉する吸気弁、上記燃焼室に連通される
    排気通路を開閉する弁手段、上記弁手段を駆動する駆動
    手段、上記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出
    手段、同運転状態検出手段の出力に応じて上記駆動手段
    を制御する制御手段、を備え、上記制御手段は、上記運
    転状態検出手段の出力に応じて、第1の運転領域と判定
    したとき圧縮行程の少なくとも末期において上記弁手段
    を開放する第1運転モードと、第2の運転領域と判定し
    たとき吸気行程において上記弁手段を開放する第2運転
    モードと、第3の運転領域と判定したとき吸気行程末期
    以降において上記弁手段を開放する第3運転モードと、
    を切り換えるように上記駆動手段を制御することを特徴
    とするディーゼルエンジン。
  2. 【請求項2】上記制御手段は上記運転状態検出手段の出
    力に応じて、第1の運転領域では、上記エンジンの圧縮
    仕事をキャンセルして制動力を発生させる制動モードを
    選択し、第2の運転領域では排気ガスを燃焼室に還流さ
    せるEGR運転モードを選択し、第3の運転領域では上
    記吸気弁の開弁期間を実質的に延長し吸気弁遅閉じを行
    なうミラーサイクル運転モードを選択することを特徴と
    する請求項1に記載のディーゼルエンジン。
  3. 【請求項3】上記弁手段が、上記エンジンの回転に同期
    して往復動され、且つ、上記燃焼室に開口する排気ポー
    トの主排気開口を開閉する常閉型の排気弁を有し、 上記駆動手段が、上記排気弁に往復動を与える駆動機構
    と干渉することなく、 且つ独立して上記排気弁を開閉駆動することを特徴とす
    る請求項1に記載のディーゼルエンジン。
  4. 【請求項4】上記弁手段が、上記排気ポートから分岐し
    て上記燃焼室に連通される通路の副排気開口を開閉する
    常閉型の開閉弁を有し、 上記駆動手段が、上記開閉弁を開閉駆動することを特徴
    とする請求項1に記載のディーゼルエンジン。
  5. 【請求項5】上記駆動手段が、作動流体圧の流体圧発生
    源と、同流体圧発生源と流体通路を介して連通される流
    体室と、同流体室に嵌挿されると共に流体圧発生源から
    の流体圧により移動され上記弁手段を開放側へ移動可能
    な第1ピストンと、上記流体通路に介装され上記流体圧
    発生源からの流体圧作動又は非作動とすべく上記流体通
    路を開閉する電磁弁と、からなることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4記載のディーゼルエンジン。
  6. 【請求項6】上記流体圧発生源が、エンジンの回転によ
    り駆動される回転軸に形成されたカムと、同カムの回転
    軌跡の法線方向の外方に沿って形成された圧力室と、同
    圧力室内に嵌挿される第2ピストンと、を有し、上記第
    2ピストンが上記カムにより往復動され圧力室内を摺動
    して流体圧を生起させることを特徴とする請求項5に記
    載のディーゼルエンジン。
  7. 【請求項7】上記カム軸が第2モード用第1カムと、第
    1及び第3モード用の第2のカムとを有し、第1のカム
    に対する第2のカムの位相が90°遅れるように配設さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載のディーゼル
    エンジン。
  8. 【請求項8】上記流体圧発生源が、上記エンジンの潤滑
    用オイルを加圧するオイルポンプから構成されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載のディーゼルエンジン。
  9. 【請求項9】上記駆動手段が、上記弁手段を上記弁手段
    の摺動方向に駆動して上記弁手段を開放する電磁アクチ
    ュエータからなることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4に記載のディーゼルエンジン。
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