JPH08170358A - 自動洗浄装置のある水洗便器およびユニットトイレ - Google Patents

自動洗浄装置のある水洗便器およびユニットトイレ

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JPH08170358A
JPH08170358A JP31538094A JP31538094A JPH08170358A JP H08170358 A JPH08170358 A JP H08170358A JP 31538094 A JP31538094 A JP 31538094A JP 31538094 A JP31538094 A JP 31538094A JP H08170358 A JPH08170358 A JP H08170358A
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JP
Japan
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toilet
hot water
toilet seat
shutter
seat
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JP31538094A
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Kazuko Asari
和子 浅利
Michiko Emoto
道子 江本
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用後に自動的に洗浄および乾燥する自動洗
浄装置のある水洗便器を提供すること。 【構成】 水洗便器本体における便座の内部周縁には温
水管と温水噴出口を設けて、その便座の側部には乾燥器
を設け、これに連結して蓋の連結部の方へ温風送管を設
け、これに連結して蓋の周囲には温風噴出口のある温風
管を設け、便座と蓋の周囲には密閉材を、更に先端部に
はそれぞれ接触板を設け、その後に洗浄ボタンを押すこ
とにより、温水で洗浄した後に温風で乾燥するようにし
たものである。 【効果】 単にボタンを押すことにより容易かつ、簡単
に水洗便器を自動的に洗浄および乾燥する便利なもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願に係る発明は、使用後に
蓋をしスイッチボタンを押すことにより自動的に洗浄す
る自動洗浄装置のある水洗便器と、腰掛け式水洗便器で
ボタンを押すことにより温水および場合によっては洗剤
で洗浄し、しかも温風で自動的に乾燥する自動洗浄装置
のあるユニットトイレとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】学校、駅その他の公共施設等のトイレに
は腰掛け式の水洗便器が設けてあり、不特定多数の人が
使用するため汚れやすい。使用に際して、直接肌に触れ
るところがあるため、清潔さが要求されている。このよ
うなトイレでは床面が汚れることが少ないが、便座の汚
れは目立つことがある。しかし、トイレの掃除は使用の
都度行わず、時間を決めて行うなど定期的にしているの
が現状である。
【0003】そこで便座に直接肌が触れないようにする
ために、トイレットペーパーを便座に巻いたり、あるい
は敷いていた。その他に家庭やその他においても自動的
に敷く紙が出てくるような種々の装置が考えられてい
る。
【0004】また、家庭用、公衆用を問わず、便器の中
は、普通は使用後に冷水で流しているが、それでも汚れ
が落ちないこともあり、後で別に掃除をしている。大小
兼用の水洗便器では男性は小用の場合でも止むを得ずこ
れを使用するが、この場合は便器の周縁やその周辺の床
を汚すことが多かった。
【0005】身体の不自由な高齢者や身障者のいる家庭
や施設では、トイレを使用したりあるいは掃除をするの
が大変であった。そこで働く人にとってもトイレの掃除
は普通の家庭以上に、過重な労働となっている。一般家
庭においてのトイレ掃除は普通は忙しい主婦がしてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公衆ト
イレでは、不特定多数の人が使用してもその都度掃除を
しないので、便器の中はもちろんのこと便座が汚れて不
潔になり、しかも掃除が定期的にしか行われないため、
次の清掃までの間は汚れたままになっていた。そのため
に使用者はそのまま仕方なく使用したり、場合によって
はトイレットペーパーで拭くなり、敷くなりして使用し
ていた。
【0007】また、家庭においても腰掛け式の水洗便器
が多く使用されている。特に男性がこのように大小兼用
の便器で小用をするときに、便器の周縁や床の周辺まで
汚すことがあるために、掃除は大変手間のかかる仕事に
なっている。
【0008】また高齢者や身体障害者のいる家庭や施設
のトイレの掃除は、普通の家庭以上に頻繁に掃除をし、
沢山の人が使用するため手間がかかる掃除となってい
る。
【0009】公衆トイレ等の不特定多数の人が使用する
トイレでは、衛生上好ましくないためトイレットペーパ
ーを巻いたり、敷いたりするので、紙が無駄になり、紙
の資源の節約から好ましいことではなかった。
【0010】そこで、従来の水洗便器やトイレが有して
いる課題を解消させることが望まれていた。この発明の
第1の目的は、使用した人が蓋をしてスイッチボタンを
押すことにより、自動的に便座へ温水を噴射して洗浄
し、連続して温風により乾燥するようにした腰掛け式水
洗便器を提供することにある。
【0011】また、この発明の第2の目的は、腰掛け式
水洗トイレを使用する人が高齢者や身体障害者であって
も、使用後には便器を温水で洗浄したり、洗剤を入れて
洗浄してそのまま乾燥するか、あるいは洗浄後温風で乾
燥して短時間に簡単で、かつ、衛生的に掃除をすること
ができるようにしたユニットトイレを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、この出願の請求項1に記載の発明は次のような構
成としている。すなわち、この発明に係る自動洗浄装置
のある水洗便器は、主として、蓋、便器本体、便座から
なっている。便器本体の側部には温水送管があり、便器
本体の上部には便座が設けてあり、その便座の内部周縁
には前記温水送管と連結させた温水管を設けてある。さ
らに、前記便座の表側には、その温水管と連結させた複
数の温水噴出口を設てある。前記便座は便器本体の内側
へ傾斜して設けてあり、前記便座の周縁の外側にはゴム
状弾性体の密閉材を設け、前記便座の前部に接触板を設
けてある。さらに、前記便座の側部には乾燥器を設け、
その乾燥器は発熱体と送風手段等のある従来から使用さ
れているものからなる。さらに、前記乾燥器から蓋の周
縁へ温風送管を設け、その温風送管と連結させ蓋の周縁
に温風管を設け、その温風管に連結させて複数の温風噴
出口を設けてある。さらに、前記蓋の周縁には前記便座
と対応させてゴム状弾性体の密閉材を設け、前記蓋の前
部には前記便座と対応させて接触板を設け、その上部及
び下部の接触板の開閉を操作するスイッチボタンを前記
乾燥器に設け、前記スイッチボタン、接触板の開閉、温
水の噴出および乾燥器からの温風の噴出操作が連動して
いる。
【0013】また、好ましくは、この便座を便器本体と
一体に固定するように設けたり、あるいは従来のように
不要のときは立てることのできるように、便器本体とは
蝶番で連結して、回動できるように設けてもよい。便座
の温水管と温水噴出口は、好ましくは、一体に成型する
のがよい。温水噴出口は、好ましくは、横方向に任意の
間隔をおいて、内側に向けて多数設けるのがよい。便座
は温水が内側へ流れ落ち易いように傾斜して設けるのが
よい。温水送管と便座の温水管の連結部に開閉弁を設け
て、開閉操作をし易いようにすることもある。開閉の操
作はこの他に温水器本体の操作と連動する方法もある。
温水は電気、ガス、あるいは灯油ボイラー等から送る方
法等の任意の手段があり、温水の温度は50〜70℃が
好ましい。この温度や噴出の量はシステムで自由に制御
することができるようになっている。
【0014】便座の側部には、前記蓋への温風送管と連
結して発熱体と送風手段等を設けた乾燥器を設ける。発
熱の温度や送風手段による温風の量は、コンピューター
で自由に制御できるようになっている。乾燥器から前記
蓋への温風送管は開閉時の回転軸等に連結して設けるこ
とができる。蓋の周縁の温風噴出口の大きさと数は任意
である。
【0015】便座の周縁と蓋の周縁には、それぞれゴム
状の弾性体からなる密閉材が設けてある。これは温水や
温風が、外部へ漏れないようにするために設けてある。
これらの密閉材の内側で便座と蓋の先端部には、両者を
係留しておく接触板を設けてある。この接触板は便座の
側部にある前記乾燥器に手で押して操作できるように、
スイッチボタンを設けてある。前記便器に蓋をして上下
の接触板を合わせた後で、このスイッチボタンを押すと
自動的に温水が出て、ある一定時間に洗浄が自動的に終
了し、次に自動的に温風が出て便座を乾燥して、その後
は自動的に乾燥が終了するように、制御されたシステム
になっている。
【0016】請求項2に記載の発明である自動洗浄装置
のあるユニットトイレは、主として、腰掛け式の水洗便
器、肘掛け部、収納部およびシャッターからなる。ユニ
ットトイレは上部が前方へ傾斜している。水洗便器を据
えつけた床の、便器の前方の床部分には排水穴があり、
その床が排水穴へ向けて傾斜している。水洗便器の上に
は前後が切れて左右に別れている便座を設けてある。そ
の便座は横方向へ回動するように設けてある。肘掛け部
は腰掛け式水洗便器の左右および後方に肘を掛けられる
ように壁状に設けてある。その肘掛け部の内側には任意
の数の洗剤噴出口、温水噴出口および温風噴出口を設
け、ここから各々洗剤、温水および温風が出るように内
部には通路を設けてある。肘掛け部における左右の内側
およびその間の床にシャッター案内溝を設けてある。ま
た、肘掛け部の後方に収納部を設け、さらに、肘掛け部
における噴出口、便器ならびに床の排水穴を覆うように
肘掛け部の内壁から床へ達するようにシャッターを設
け、そのシャッターが肘掛け部の後部の収納部に収納さ
れるようにしたものである。
【0017】腰掛け式水洗便器は従来からの便器を使用
することも可能である。しかし、便器の蓋はない。蓋が
あるとこれに洗剤や温水が当たり、それが便器に入らな
いために、掃除に支障がでるので設けていない。従来と
同様に便器の内側周囲には洗い流す洗浄水が出る噴出口
がある。
【0018】便座を載せて置く載置部は便器内側へ傾斜
している。これは洗浄した温水や洗剤が便器内および排
水穴へ円滑に流れ落ちるようにするためである。左右の
便座は洗浄し易いように左右に回動するように設ける
か、あるいは回動しないように設ける。回動しないとき
は便座が若干浮いているように、下部に突起を設け、こ
の間を洗剤や温水が通るようにする。
【0019】水洗便器の前側の床部分には排水穴があ
り、その床は排水穴へ向けて傾斜していて、洗浄した温
水や洗剤がこの排水穴へ円滑に流れるようにしたもので
ある。このことにより、早く乾燥する。床下には床の排
水穴よりも大きく、周囲を高くした受皿を設け、床の排
水穴のないところへ受皿の排水口を設ける。この受皿は
この他に水洗便器の周囲にまで達するように設けること
もある。この受皿の底が排水口へ傾斜しているように設
け、床を洗浄した洗剤や温水を早く排水して、乾燥を早
めるようにした。
【0020】肘掛け部は水洗便器の左右および後方に壁
を縦状にして設けてある。この壁は垂直でなくてもよ
く、内側に少し傾斜していてもよい。また、部分的に高
くなったり、低くなったりすることもある。この肘掛け
部の中は空洞になっており、洗剤、温水、温風の配管の
通路となっている。また後部には、収納部を設けてシャ
ッター、洗浄水のタンクおよび温風の出る乾燥器等を収
納する。
【0021】左右の肘掛け部の配水管を覆う部分は、肘
を掛けたり捕まり立ち出来る程度の高さである。この覆
い部分は、老人や足の弱い人が立ち上がるとき等に使用
できるようにしてある。肘掛け部と便器の間は、覆い部
で繋いである。
【0022】温水、洗剤および温風の噴出口の数や、そ
の位置は特に限定しないが、便器や便座等が温水や洗剤
で早く掃除できる位置であればよい。温水と洗剤の噴出
口の一部は少なくとも上部にあるとよい。洗剤や温水が
高いところから低いところへ平均に流れて、全体に早く
掃除ができる。また、高いところだけでなく、低いとこ
ろにもそれらの噴出口を設けることもある。
【0023】また、温水や洗剤が一定の方向を持って噴
出するようにすることもある。通路やパイプのそれぞれ
の噴出口に所望の方向を付けたり、あるいは自由に方向
を変えられるようにするために噴出口を回転するように
設けることもある。また、温水と洗剤の噴出口は段差を
設けて横方向に設けるとよい。洗剤噴出口は便座周辺部
分に向け四方から洗剤を噴出させるように設ける。
【0024】また、ボタンを押すことにより自動的に洗
浄および乾燥の操作が簡単にできるようにする。洗剤、
温水および温風の噴出はこの順序でされ、場合によって
は、これらの操作は別々にできるようにすることもでき
る。
【0025】温水、洗剤および温風の通路は普通はパイ
プ等の配管であるが、この他に射出成型により、あるい
はFRP成型加工による通路等があり、特に限定されな
い。これらの通路はそれぞれの噴出口に連結して設け
る。
【0026】温水の温度は特に限定がなく、温度が高け
れば洗浄後早く乾燥し、低ければ乾燥が長時間になり、
温水の温度と乾燥の時間は反比例する。温風の温度も温
水と同様に高ければ乾燥が早くなり、その時間と反比例
する。温水の温度は普通は50℃から70℃前後が好ま
しく温水の水圧を利用して洗浄する。
【0027】洗剤および温水の噴射時間は秒単位で任意
の時間に設定できる。なお、時間の余裕のある時や温水
の温度が高温のときには、温水で洗浄後にそのまま放置
して自然乾燥し、温風を使用しなくともよい。乾燥温度
と乾燥の時間については乾燥温度に比例して時間は早く
なるが、特に限定することはない。乾燥温度は50℃か
ら80℃が好ましい。乾燥を急がないときは、温風の噴
出時間を短時間にして、その後に放置して乾燥してもよ
い。
【0028】シャッターは、透明と不透明、あるいは半
透明があり、何れかを使用する。この選択は任意である
が、設置場所が目立つようなところでは不透明か半透明
がよい。このシャッターは肘掛け部の後方に巻き取って
収納する。
【0029】肘掛け部の内側にはシャッターを案内する
案内溝を設けてある。シャッターは肘掛け部の内側の上
部から前部の床まで達しており、温水、洗剤、および温
風が外へ漏れないようにするために設けてある。
【0030】トイレ使用後の水洗用の水タンクは、後部
にある収納部に収納されている。洗剤は種類や濃度にも
関係するが、全体に平均に当たるように噴出すればよ
い。一度に沢山使用することがないため、タンクは小さ
くて済むので、肘掛け部の中に組み込むことができる。
洗剤のタンクは肘掛け部の前部で外部から見えるところ
にあれば、洗剤の補給等の管理に都合がよい。また洗剤
の量が直接見えるか、メーターで確認できるように設け
る。
【0031】温水はボイラーから直接供給する場合や一
旦タンクに入れて、常時一定の温度にしておく等の各種
の方法がある。温度を自動的に調節できるボイラーや瞬
間湯沸器が便利である。
【0032】この発明の水洗便器の据え付けは従来ある
トイレに据え付けることができると同時に、便器をはじ
め全部をユニットにして据え付けることができる。ユニ
ット化したときは場所を選ばず簡単に、短時間に据え付
けをすることができて便利である。
【0033】なお、肘掛け部の内側は平板状の他に部分
的に内側が出ているもの等、形状は任意であり、一定で
はない。
【0034】
【作用】請求項1に記載の自動洗浄装置のある水洗便器
は、このトイレを使用した後、蓋を閉めると同時に蓋と
便座のそれぞれの接触板が互いに接触され、その後スイ
ッチボタンを押すと温水送管から便座の温水管へ流れた
温水は自動的に温水噴出口から便座へ噴出して流れ、便
座の汚れを洗浄し排出される。次に便座の側部の乾燥器
から自動的に温風が温風送管に送られ周囲の温風管を通
って、温風噴出口から便座に噴出して乾燥し、自動的に
止まるようになっている。
【0035】請求項2に記載の自動洗浄装置のあるユニ
ットトイレでは、使用後に手か、ペダルを踏んで左右の
便座を立てるか、あるいはそのままにする。シャッター
ボタンを押してシャッターを収納部から出して床まで到
達させて便器、噴射口、床の排水口を密閉する。次に洗
剤ボタンを押して洗剤を噴出口から噴出させて便器、便
座、繋ぎ部、および床その他に散布する。この時にシャ
ッターが閉まっているので洗剤は全体に飛び散り、洗浄
および/または殺菌をする。次に温水ボタンを押して温
水を噴出口から噴出して前記と同様に全体に飛び散り、
洗浄した洗剤を洗い流して内部をきれいにする。温水で
あるのでこのまま放置すれば、自然に乾燥する。また、
早く乾燥したいときは、温風のボタンを押して噴出口か
ら温風を噴出して内部の温度を高めて、短時間に乾燥す
る。次にトイレを使用する時はペタルかボタンによりシ
ャッターを開けて収納部に収納し、便座を便器に戻して
から使用する。その後に掃除をしたい場合は、このよう
な操作が繰り返される。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
つき説明する。尚、図はこの発明が理解できる程度に各
構成部分の形状、大きさおよび配置関係を概略的に示し
てあるにすぎない。
【0037】この出願に係る請求項1に記載の自動洗浄
装置のある水洗便器を図1ないし図4により説明する。
自動洗浄装置のある水洗便器は便器本体10、その上に
ある便座12、および蓋14からなっている。この便器
本体は、通常の水洗便器本体を用いて構成できる。便器
本体10の後方側面には温水送管16が突出させて設け
てある。この温水送管16には温水器(図示せず)から
温水が送られてくる。
【0038】便座12はこの図では従来から使用されて
いるのと同様の便器本体10の上部の周縁に一体に設け
てあり、通常、便器本体10の上端部に合わせた円形状
となっている。従来のように本体10の後方上端部にお
いて、立てることができるように、設けることもでき
る。便座12の内部の周縁には点線で表示してあるが、
温水管18が設けてある。この温水管18は、温水送管
16に連結部20で連結してある。この連結部20に
は、図示していないが、その内部に開閉を調節する開閉
弁を設けてもよい。便座12には円周に沿って複数の楕
円形の温水噴出口22を配列させてある。温水噴出口2
2から噴出した温水が便座12の表面の汚れを落とし便
座開口部24へ流れるように、温水噴出口22を設けた
部分は少し高く、開口部24へ行くに従い傾斜して低く
してある。また、傾斜は滑らかになるように曲線的に形
成してある。
【0039】便座12の周縁部にはゴム状弾性体からな
る下密閉材26Aを設けてある。これは温水や温風が、
外部へ漏れないように密閉するためである。下密閉材2
6Aの前部内側の便座部分には、下部接触板28Aを設
けてある。下部接触板28Aは蓋14を閉めたときに後
述する上部接触板28Bと結合して開かないように係止
するためである。この部分を解除すると、蓋14は自由
に開く。
【0040】便座12の側部には後方に乾燥器30を設
けてあり、その中には図示してないが小型の乾燥器が設
けてある。この小型の乾燥器は従来から使用されている
もので発熱手段と送風手段からなっている。この小型の
乾燥器の発熱温度は自由に制御できるようになってい
る。乾燥器30に連結して温風送管32が蓋14に向け
て設けてある。この温風送管32に連結して温風管34
が周縁に設けてある。この温風管34に連結して多数の
楕円形からなる温風噴出口36が設けてある。乾燥器3
0によりできた温風は温風送管32へ送り出され、蓋1
4の周縁にある温風管34へ送られて、長方形状の温風
噴出口36より噴出されて、洗浄して濡れている便座1
2に強く吹きつけられて、便座12を乾燥する。
【0041】この蓋14の周縁には便座12に対応し
て、これと同様にゴム状弾性体からなる上密閉材26B
を設けてある。これらにより隙間を無くして、温水や温
風が内部から逃げないようしてある。蓋14には便器本
体10との連結又は回動できるように回転軸38が設け
てある。上密閉材26Bの内側で、便座12の下部接触
板28Aに対応する箇所に、これと接触して係止する蓋
の上部接触板28Bを設けてある。
【0042】また、便器本体10の横には下部接触板2
8Aと連結して乾燥器30に洗浄および乾燥ボタン42
を設けてある。便座12の下部接触板28Aと蓋14の
上部接触板28Bが係止した後に、この自動洗浄および
乾燥ボタン42を押すと温水や温風が自動的に連続して
洗浄と乾燥をするようになっている。或いは又、上部お
よび下部接触板28Bおよび28Aが接触した時、これ
がスイッチとなって、温水の噴出、その後の温風の噴出
を行わせるように構成してもよい。
【0043】次に請求項2に記載の発明を図5ないし図
11により説明する。図5ないし図9は請求項2の発明
の第1実施例である。図5の自動洗浄装置のあるユニッ
トトイレは、便器本体10の上には左右の2つの各便座
12B・12Bがあり、2つに別れて設けてある。この
便器本体10は従来のものと同様で、使用後にその都度
水で流すようになっている。この場合は左右の便座12
Bがトイレを使用したときのままである。左側の便座1
2Bの中央の外側には蝶番40がある。
【0044】便器本体10からやや離れてこれの周囲に
は、全体が垂直の壁状の肘掛け部44が設けてある。こ
の肘掛け部44は、左右の便座12Bに座ったときに丁
度肘を掛けられる程度の高さになっているので、使用後
立ち上がるときに手で捕まり、肘をつくと容易に立ち上
がることができる。
【0045】便器本体10と肘掛け部44との間には、
この間を目隠しする覆い部46を設けてある。この覆い
部46は、便器本体10とほぼ同じ高さの平坦部と、後
方でせり上がった背部と、前方で湾曲して下がって平坦
な床面となる各部分からなっている。そのために便器本
体10の下方の外側は、見えないようになっている。ま
た、左右の肘掛け部44の内側対向面にも覆いを覆い部
46の一部分として設ける。この覆い部46は板状で一
体成形してあり、これらの間から温水や温風等が漏れる
ことがない。図示していないが、所望によりウオッシュ
レットを設ける場合がある。
【0046】肘掛け部44の向かって左側の前側部分に
は、洗剤容器48を設けてある。この洗剤容器48に
は、洗剤の量が見えるように目盛50を設けてある。洗
剤容器48からは洗剤配管52を、肘掛け部44の内側
に沿って反対側の肘掛け部44にまで設けてある。この
洗剤配管52には、これに連結して間隔をおいて円形を
した洗剤噴出口54を設けてある。
【0047】肘掛け部44の内側であって洗剤配管52
の上方には、それに沿って温水管118を設けてある
(図6)。この温水管118には任意の間隔を置いて、
これに連結してやや横長の温水噴出口122を設けてあ
る(図6、図7)。なお、温水はその源は図に示してい
ないが、温水ボイラーやタンクに貯蔵してあるもの、あ
るいは瞬間湯沸かし器その他から送られて来るようにな
っている。
【0048】肘掛け部44の向かって左側の内側前部と
右側奥部には、円形のやや大きめの温風噴出口136を
設けてある(図5、図6、図7)。図7に示すように、
やや下方の肘掛け部44の内側にはこれらの温風噴出口
136を連結する温風管134を設けてある。このよう
に温風管134が太いので、短時間に温風を温風噴出口
136から、大量に噴出するようになっており、温水で
濯いだ後早く乾燥することができる。温風の出る大型の
乾燥器30Bは図9に示すように収納部56の中にあ
る。この大型の乾燥器30Bは図9に外形しか示してな
いが、従来使用されているものと同様で、発熱手段と送
風手段がある。大型の乾燥器30Bで暖められた空気は
先の温風送管32(図9)へ送られる。
【0049】前部にある床58には横方向に複数の排水
穴60を設けてある(図5、図6、図7)。この排水穴
60からは、洗浄を終了した洗剤や温廃水が下方へ落下
するようになっている。この洗剤や温廃水は図9に示す
ように浅い皿状の受器62に落下し、その後に排水口6
4から排出される。前記受器62は前記便器本体10や
その中の排水管(図示せず)の周囲まである。そのため
に前記便器本体10の周囲から洗剤や温水が流れて来た
ときにも、受けて排水されるようになっている。この発
明では、肘掛け部44や収納部56の内部の工事や修理
のために、図示してないが外側が開くように蓋状になっ
ており、螺子で留めて設けてある。このために工事や修
理が容易にできる。
【0050】肘掛け部44の内側の上周縁や側面前部及
び床の前部縁にはシャッター68の案内溝すなわちシャ
ッター案内溝66が設けてある(図5、図6、図7)。
このシャッター68は、図7に示すように肘掛け部44
の後部にある収納部56へ先端を残して収納されてい
る。シャッター68を引き出すと、このシャッター案内
溝66においてシャッター68の両端部側を指図しなが
ら案内する。この実施例ではシャッター68が透明であ
るが、半透明や不透明にすると内部がよく見えないの
で、場所を選ばずに何処にでも置くことができて便利で
ある。図7は、シャッター68を開いて、収納部56へ
収納した状態で示してあり、図5および図6はシャッタ
ー68を引き出して便器を覆うように閉めた状態で示し
てある。なお、図8は、シャッター68を引き出した時
の一部を示した概略的斜視図である。
【0051】左右の各便座12B・12Bを置いたり、
あるいは立てたりする操作は、向かって左側の肘掛け部
44の前部下端にある便座ペタル70を踏むことにより
行う。図5ないし図7に示すように、これを踏むことに
より立てたり、あるいは置いたりの操作を順次行うよう
になっている。便器本体10を使用した後で、肘掛け部
44のシャワレットおよび便器洗浄のボタン72を押す
ことにより、温水タンク(図示せず)から温水が出る。
尚、シャワレットは図に示していない。図9に示す水タ
ンク74からの水を便器洗浄の操作で流すようになって
いる。この2つの操作は連続かあるいは、前の終わった
あとであれば間をおいてからの不連続でもよい。なお、
シャワレットのときのみに温水が必要なときは、そのよ
うに機械をセットするように切り替えスイッチを設ける
こともある。
【0052】次にトイレの使用後に掃除をする場合は図
5ないし図7に示すように、シャッターボタン76を押
して、便器本体10や床58を覆うようにシャッター6
8を閉じて完全に密閉する。その後洗剤を噴出するとき
は、洗剤ボタン78を押すことにより、洗剤噴出口54
から勢いよく噴出して便器本体10や左右の各便座12
B・12Bへ向けて噴出して、洗剤の圧力と洗浄力によ
り汚れているところをきれいに落すようになっている。
なお、汚れが比較的少なくて洗剤が必要ないときは、洗
剤ボタン78を押すのを省略してもよい。
【0053】次に自動的に温水および温風の出るボタン
である洗浄および乾燥ボタン42を押すと温水が温水噴
出口122から勢いよく噴出して、左右の各便座12B
・12Bや便器本体10その他の全体に散布した洗剤が
落とした汚れ及び残りの汚れを温水圧で全部洗い流して
くれる。特にこの発明に係る便器本体10等の材質や、
その成型は流線的であり、温水が円滑に流れるように水
切れよく設けてあるため、これらの温廃水は床58の排
水穴60から受器62および排水口64へと流れ、一定
の時間の経過後自動的に温風が温風噴出口136から噴
出して内部を乾燥するようになっている。洗浄のときに
温水の温度を70ないし80℃以上の高温にしたとき
は、乾燥が約1〜2分間等の短時間に行われる。この場
合は温水による洗浄と温風による乾燥が自動的に行われ
る。このときの温水と温風の噴出時間を調節できるのは
もちろんである。
【0054】また、図示していないが温風による乾燥を
別のボタンを設けて押すようにできることはもちろんで
ある。また、温水を70〜80℃以上にしたときは強制
的に乾燥しなくても、比較的に短時間に自然乾燥もでき
る。また、急がないときは温風で強制的に乾燥する必要
がない。前記の肘掛け部44の各操作ボタンにはカバー
を設けることがある。各種の操作ボタンはシャッターボ
タン76を押して、シャッター68が閉まらない限り、
スイッチが入らないようになっているため、誤った操作
の起こることがない。
【0055】図6は使用した左右の各便座12B・12
Bを立てて掃除したいときに、左側の下部にある便座ペ
ダル70を踏むと左右の各便座12B・12Bは蝶番4
0を支点として左右に分かれて立つようになっている。
その後に洗剤なり、温水なりで掃除をするようになって
いる。このときに左右の各便座12B・12Bの表側に
は、洗剤や温水が強く当たるため、下に置くより早くし
かもきれいに掃除ができるようになっている。また、左
右の各便座12B・12Bの裏側には突起102が設け
てある。これは左右の各便座12B・12Bを便器本体
10に置いたときに、洗剤や温水を流すための空間を設
けるためである。
【0056】図10は請求項2の発明の第2実施例であ
り、肘掛け部44の向かって左側の上や前部に洗剤ボタ
ン78、洗浄および乾燥ボタン42その他各種の必要な
ボタンがある。これらのボタンには透明なボタンカバー
Aを設けてあり、必要なときに図のように開けて使用す
るように設けてある。このときは汚れたり、間違って押
したり、または、濡れたりしないようになっている。ま
た、シャッターボタン76を押さなければ、次のボタン
を押せないようになっている。
【0057】また、右側の肘掛け部44の上には、奥の
方には蓋のついた方形状の汚物入れ86がある。その前
側には長方形状の手洗い88がある。また、その横には
蛇口90のある配管が、手洗い88に向けて曲げて設け
てある。これは手洗い88に使用する水を補給するため
である。その前部側面には扉状の蓋のついた物入れ92
が設けてある。このように汚物入れ86や物入れ92が
あるために、洗剤やトイレットペーパーおよびティッシ
ュペーパー等を入れることができて、これらの管理や補
給に便利である。
【0058】床58は排水穴60へ向かって低くなるよ
うに傾斜しているために、洗剤や洗浄した排水が早く流
れて、乾燥が短時間ですむように形成してある。図面に
おける停止ボタン94は、操作をそれ以上に継続しない
で一時中断するときに押して使用する。その他は前述し
た実施例と同様である。
【0059】請求項2の発明の第3実施例を図11にて
説明する。実施例における左右の肘掛け部44の側面の
内側には上部を若干残して凸部96を形成している。こ
の凸部96に温水管(図示せず)、洗剤噴出口54、温
水噴出口122、温風管(図示せず)、および温風噴出
口136を設けてある。その内側におよび該当する床5
8にシャッター案内溝66を設けて、これらでシャッタ
ー68を案内・支持するように設けたものである。
【0060】本実施例の操作をするときの各ボタンを肘
掛け部44の片側ではなく、両側に設けたものである。
したがって、肘掛け部44には、温水ボタン82、温風
ボタン84の他に各種の操作のボタンを設けている。ま
た、この発明では、シャワレットボタン72A、便器本
体洗浄ボタン72B、局部乾燥ボタン72C、および洗
剤と温水の噴出する洗剤および温水ボタン80を新たに
設けたものである。個別のボタンと、洗剤と温水による
洗浄を連続で行うようにしたもので便利である。その他
は前記請求項2の実施例の記載と同様である。
【0061】
【発明の効果】この出願の請求項1に記載の自動洗浄装
置のある水洗便器の発明は、この便器を使用後に蓋をし
てから、便座側部の、これらも連動している洗浄ボタン
を押すと、予め制御してあるように自動的に温水が、便
座周囲の温水噴出口から噴出して、汚れを解かし水圧で
開口部へ流してきれいに洗浄する。次に乾燥器から自動
的に温風が出て、温風噴出口から温風を噴出し一定の時
間で乾燥する。乾燥すると自動的にこれらの操作は停止
する。温風を発生させる乾燥器を非常に小型にして便座
の側部に設けたことにより、構造が簡単で製造が容易で
あり、安価で経済的である。
【0062】このように構造が簡単であると同時に、操
作も簡単で短時間で自動的に洗浄することができるため
に、公共施設等の不特定多数の人が使用する公衆便所で
使用すると便利である。定期的に掃除をする必要がな
く、使用者が必要に応じて掃除できるために経済的で、
衛生的である。
【0063】請求項2に記載の自動洗浄装置のあるユニ
ットトイレは、水洗便器その他シャッター内部を掃除す
るときは、便座をそのままか、あるいは便座ペタルを踏
んで回動してから、ボタンを押してシャッターを閉じ、
肘掛け部にある洗剤および洗浄ボタンを押すことによ
り、水洗便器や便座に洗剤が当たって洗浄する他に、シ
ャッター内部全体に洗剤が噴出口から散布されるため
に、洗浄が自動的に行われる。
【0064】便座を回動して立てたときは、洗剤や温水
が強く当たるために早くきれいに掃除ができる。この洗
剤による洗浄も消毒機能を有するか、それと同等の効果
を有するようになっている。そのために不特定多数の人
が使用する病院、高齢者施設、および公衆便所等の掃除
にも衛生的であり、便利である。そのために便座にトイ
レットペーパーを巻いたり、自動的に紙を供給する必要
がない。
【0065】洗剤による洗浄後に、単にボタンを押すこ
とにより温水および洗剤による洗浄後の濯ぎの洗い流
し、更に乾燥までを自動的にする。また、乾燥を急ぐと
か、温水の温度が50〜60℃前後等比較的低温のとき
は、温水による濯ぎの洗い流し後に、温風ボタンを押す
と温風で乾燥される。また、汚れがひどくないときは、
洗剤の使用を省略して温水のみで洗浄することもでき、
これらを自由に選択できる。
【0066】このために従来のように直接手で掃除をす
ることがないため、手を汚すことなく、短時間で簡単に
きれいにすることができる。また、この発明は合成樹脂
で形成すれば、便座や肘掛け部その他各部の形状を丸み
を帯びたいわゆる流線型にできるため、洗剤や温水の流
れも円滑になり能率がよい。
【0067】男性が小用をしたときに便器の周囲や床を
汚しても容易に掃除をすることができる。また体の不自
由な高齢者や身障者、あるいは子供でも肘掛け部等も捕
まり易く、心地よく使用で、簡単に掃除ができる。
【0068】この洗浄は、シャッターを閉めないと最初
の操作である洗剤ボタンを押せないこと、および操作を
進行中に停止ボタンを押すことにより、進行している操
作を途中で停止できるようになっていることで、間違っ
た動作を途中で停止できるために、安全で便利である。
シャッターボタンをはじめ洗剤その他の操作ボタンは、
シャッターの外に設けてあるために操作がし易いととも
に、洗剤や温水に濡れて破損や誤動作をすることがなく
安全で、維持管理がし易い。
【0069】各種の操作は自由に組み合わせることがで
きる。その組み合わせも自由に選択することができる。
洗剤や温水が水洗便器の下や、床下へ流れてきても受器
を設けてあり、この受器は排水口へ流れるように傾斜を
設けてある。この他使用しないときはシャッターをして
おき、そのシャッターを不透明にしておけば内部が見え
ないために、部屋にあっても不快感がない。したがっ
て、場所を選ばずに高齢者其の他の施設、病院、長期自
宅療養等において使用できて、非常に便利である。
【0070】この発明は従来ある水洗便器のところに温
水のボイラーや温風の乾燥器を据えつけて、肘掛け部内
の配管は工場で工事をしてくることができるために、簡
単で経済的で便利である。また、肘掛け部および収納部
の裏側が開くようになっているために、据えつけ工事や
修理等も容易にできる。肘掛け部の上には各操作ボタン
の他に、手洗い部、水道の蛇口、および汚物入れを、横
には蓋付きの物入れを設けて、その中にはトイレットペ
ーパーや洗剤其の他を置けるために便利である。
【0071】このように請求項2の発明は構造が簡単
で、成形が容易であり、据えつけ工事も簡単なために経
済的である。また、掃除が誰にでもできて、しかも短時
間にできるために経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明を説明するための概略的
斜視図である。
【図2】請求項1に記載の発明のA−A線に沿って切り
欠いた概略的縦断面図である。
【図3】請求項1に記載の発明の蓋を開けた場合の概略
的斜視図である。
【図4】請求項1に記載の発明の一部の概略的斜視図で
ある。
【図5】請求項2に記載の発明の第1実施例の便座を横
にしたまま洗浄している状態を説明するための概略的斜
視図である。
【図6】請求項2に記載の発明の第1実施例で便座を立
てて洗浄している状態を説明するための斜視図である。
【図7】温風の配管とシャッターの収納部を点線で表し
た概略的斜視図である。
【図8】本実施例におけるシャッターを出した場合の一
部を示した概略的斜視図である。
【図9】水タンク、乾燥器および受器の実施例を示した
概略的斜視図である。
【図10】請求項2に記載の発明の第2実施例を説明す
るための概略的斜視図である。
【図11】請求項2に記載の発明の第3実施例を説明す
るための正面からの概略的斜視図である。
【符号の説明】
10:便器本体 12、12B:便座 14:蓋 16:温水送管 18、118:温水管 20:連結部 22、122:温水噴出口 24:便座開口部 26A:下密閉材 26B:上密閉材 28A:下部接触板 28B:上部接触板 30:乾燥器 30B:大型の乾燥器 32:温風送管 34、134:温風管 36、136:温風噴出口 38:回転軸 40:蝶番 42:洗浄および乾燥ボタン 44:肘掛け部 46:覆い部 48:洗剤容器 50:目盛 52:洗剤配管 54:洗剤噴出口 56:収納部 58:床 60:排水穴 62:受器 64:排水口 66:シャッター案内溝 68:シャッター 70:便座ペタル 72:シャワレットおよび便器洗浄用ボタン 72A:シャワレットボタン 72B:便器本体洗浄ボタン 72C:局部乾燥ボタン 74:水タンク 76:シャッターボタン 78:洗剤ボタン 80:洗剤および温水ボタン 82:温水ボタン 84:温風ボタン A:ボタンカバー 86:汚物入れ 88:手洗い 90:蛇口 92:物入れ 94:停止ボタン 96:凸部 102:突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水洗便器本体、便座および蓋を具える腰
    掛け式水洗便器において、前記水洗便器本体の側部に温
    水送管を設けてあり、およびその水洗便器本体の上部に
    は便座を設けてあり、前記便座の内部周縁には前記温水
    送管と連結して温水管を設けてあり、その温水管と連結
    して便座の表側に沿って複数の温水噴出口を配列させて
    設けてあり、前記便座は前記水洗便器本体の内側へ傾斜
    して設けてあり、前記便座の表側周縁にゴム状弾性体の
    下密閉材を設けてあり、前記便座の前部に下部接触板を
    設けてあり、前記便座側部には乾燥器を設けてあり、前
    記乾燥器から蓋の内部周縁へ温風送管を設けてあり、そ
    の温風送管と連結して蓋の内部周縁に沿って温風管を設
    けてあり、前記蓋の内部周縁に沿って、その温風管に連
    結して前記水洗便器本体側へ温風を噴出するための、複
    数の温風噴出口を配列して設けてあり、前記蓋の裏側周
    縁に前記便座と対応させてゴム状弾性体の上密閉材を設
    けてあり、前記蓋の前部には前記便座に対応させて上部
    接触板を設けてあり、その上部および下部接触板の結合
    と解除を操作するスイッチボタンを前記乾燥器の上部に
    設けてあり、前記スイッチボタンの操作と前記上部およ
    び下部接触板の結合および解除と、前記温水の噴出口か
    らの温水の噴出と、温水噴出後の前記乾燥器による温風
    の噴出とを連動させてなることを特徴とする自動洗浄装
    置のある水洗便器。
  2. 【請求項2】 腰掛け式の水洗便器本体、肘掛け部、収
    納部およびシャッターからなり、その水洗便器本体の前
    部の床には排水穴があり、前記水洗便器本体の上部には
    横方向へ回動するように前後が切れて左右に分かれてい
    る便座を設けてあり、前記肘掛け部は左右に肘を掛けら
    れるように前記水洗便器本体の左右および後方に壁状に
    設けてあり、その肘掛け部の内側の壁には水洗便器本体
    側へ噴出させるための任意の数の温水噴出口、洗剤噴出
    口、および温風噴出口を設けてあり、ここから各々温水
    洗浄剤および温風が出るように前記肘掛け部の内部に通
    路を設けてあり、前記肘掛け部の後方に収納部を設けて
    あり、前記肘掛け部における左右の内側の壁の上部およ
    び前記床の先端部に連結してシャッター案内溝を設けて
    あり、このシャッター案内溝に案内して前記肘掛け部に
    おける各噴出口、水洗便器本体、および排水穴を覆うよ
    うに閉じる前記肘掛け部から床へ達するシャッターを設
    けてあり、そのシャッターを開いた時このシャッターが
    収納部に収納されるように設けてあり、前記便座の回動
    と、前記温水、洗剤および温風の噴出と、前記シャッタ
    ーの開閉の各操作具を前記肘掛け部に設けたことを特徴
    とする自動洗浄装置のあるユニットトイレ。
  3. 【請求項3】 水洗便器本体が肘掛け部と繋がっている
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動洗浄装置のある
    ユニットトイレ。
  4. 【請求項4】 便座の回動を操作する操作具をペダルと
    することを特徴とする請求項2に記載の自動洗浄装置の
    あるユニットトイレ。
  5. 【請求項5】 温水および温風噴出口を別に設けてある
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動洗浄装置のある
    ユニットトイレ。
  6. 【請求項6】 温水、洗剤、および温風の噴出のための
    操作具をボタンとしたことを特徴とする請求項2に記載
    の自動洗浄装置のあるユニットトイレ。
  7. 【請求項7】 シャッターの開閉用の操作具をボタンと
    したことを特徴とする請求項2に記載の自動洗浄洗浄装
    置のあるユニットトイレ。
  8. 【請求項8】 シャッターが肘掛け部の内側の壁にある
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動洗浄装置のある
    ユニットトイレ。
JP31538094A 1994-12-19 1994-12-19 自動洗浄装置のある水洗便器およびユニットトイレ Pending JPH08170358A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011156131A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Hideyuki Murase 便座洗浄装置
CN104420531A (zh) * 2013-09-10 2015-03-18 广东恒洁卫浴有限公司 面板有洗洁具
US9877620B2 (en) 2013-03-14 2018-01-30 Stone And Steel Systems, Llc Basin vent
CN108118764A (zh) * 2017-12-12 2018-06-05 广东恒洁卫浴有限公司 凸边坐圈自洁马桶
KR101958428B1 (ko) * 2018-03-20 2019-03-14 이성호 좌변기 세척장치

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