JPH08170022A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH08170022A
JPH08170022A JP31723494A JP31723494A JPH08170022A JP H08170022 A JPH08170022 A JP H08170022A JP 31723494 A JP31723494 A JP 31723494A JP 31723494 A JP31723494 A JP 31723494A JP H08170022 A JPH08170022 A JP H08170022A
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weight
thermoplastic resin
rubber
fibrous
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JP31723494A
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Hideho Tanaka
秀穂 田中
Kunio Watanabe
邦夫 渡辺
Toshitaka Uchimura
寿孝 内村
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 熱可塑性樹脂(A)と、ゴムあるいは熱可塑
性エラストマーあるいはゴムで変性された熱可塑性樹脂
(B)と、窒素吸着によるBET比表面積が21m2
g以上であり、界面活性剤および/またはカップリング
剤で表面処理され、顆粒状に造粒された繊維状ゾノトラ
イト(C)と非繊維状充填材あるいは強化繊維(D)と
から構成され、全組成物中における(C)成分と(D)
成分の重量百分率の和が5重量%以上65重量%以下、
(A)成分と(B)成分の重量の和における(B)成分
の重量百分率が5重量%以上70重量%以下および
(C)成分と(D)成分の重量の和における(C)成分
の重量百分率が5重量%以上70重量%以下であること
を特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 【効果】 強度、剛性などの機械的特性と耐熱性と耐衝
撃性のバランスに優れ、異方性の小さい熱可塑性樹脂組
成物が得られ、自動車、電気・電子、精密機械などの分
野の材料として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維状ゾノトライトで
補強された熱可塑性樹脂組成物に関するものであり、本
組成物を用いて得られる成形品は、機械的特性、耐熱性
および耐衝撃性のバランスに優れ、さらに異方性が小さ
く、自動車、電気・電子、精密機械などの分野の材料と
して使用できる。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】熱可塑性樹脂の耐衝撃
性を改良する方法として、ゴム、熱可塑性エラストマ
ー、ゴムで変性された熱可塑性樹脂などのポリマーを改
質剤としてブレンドする方法(特開昭56−11845
6号公報、特開昭61−192752号公報、特開昭6
2−68851号公報など参照)が広く知られている
が、この方法では、強度や弾性率および耐熱性が低下す
ることが知られている。
【0003】この問題を解決する方法として、強化繊維
や繊維状充填材あるいは粒状や板状の非繊維状充填材
を、さらにこれらに配合する方法が公知のものとなって
いる。しかし、強化繊維を配合する方法(特開昭62−
12745号公報など参照)は、強度や弾性率などの機
械的特性や耐熱性の改良効果はあるものの、得られる成
形品に外観不良や異方性が生じる。また、粒状や板状の
非繊維状充填材を配合する方法(特開平2−25576
1号公報など参照)では、外観不良や異方性は生じにく
いが、上記の改良効果が小さいことはよく知られている
ことである。
【0004】そこで、この問題を解決する方法の一つと
して、上記の非繊維状充填材と繊維状充填材とを組み合
せる方法(いわゆる充填材のハイブリッド化)(特開平
4−318064号公報など参照)、あるいは繊維状充
填材とガラス繊維や炭素繊維などの強化繊維とを組み合
せる方法(特開平4−288341号公報など参照)な
どが試みられている。そして、上記のような目的に使用
する繊維状充填材の一例として、繊維状ゾノトライトを
用いる方法(特開昭61−69848号公報、特開平3
−45652号公報など参照)が開示されている。
【0005】しかし、従来知られているゾノトライトは
凝集を起こしやすく、熱可塑性樹脂や上記の改質材との
濡れが悪いために、それらの中での分散性が低いという
欠点を持っている。このために、上に述べるこれら繊維
状ゾノトライトと非繊維状充填材あるいは強化繊維とを
組み合わせた組成物についても、上記のような期待され
る効果が十分に発現されないものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記のような従来公知の熱可塑性樹脂が抱えていた
問題点を解決した、すなわち、機械的特性や耐熱性や耐
衝撃性のバランスに優れ、異方性の小さい熱可塑性樹脂
組成物を供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来技術
における上記の問題を解決するために鋭意検討を重ねた
結果、マトリックス樹脂である熱可塑性樹脂との濡れ性
および熱可塑性樹脂中での分散性に優れた特定の性状を
有する繊維状ゾノトライトと、非繊維状充填材あるいは
強化繊維と、ゴムあるいは熱可塑性エラストマーあるい
はゴムで変性された熱可塑性樹脂とを、特定の割合で前
記マトリックス樹脂である熱可塑性樹脂に配合すること
によって、強度、弾性率などの機械的特性、耐熱性およ
び耐衝撃性のバランスに優れ、異方性の小さい熱可塑性
樹脂組成物を供し得ること、そして、それによって上記
従来技術の問題点を克服できることを見つけ、本発明を
完成するに至った。
【0008】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、熱可塑性樹脂(A)と、ゴム、熱可塑性エラストマ
ーおよびゴムで変性された熱可塑性樹脂からなる群より
選ばれた少なくとも1種以上のポリマー(B)と、窒素
吸着によるBET比表面積が21m2 /g以上であり、
界面活性剤および/またはカップリング剤によって表面
処理され、かつ、顆粒状に造粒された繊維状ゾノトライ
ト(C)と、非繊維状充填材もしくは強化繊維(D)と
から構成され、前記数式(I)で表わされる、前記
(A)成分と前記(B)成分と前記(C)成分と前記
(D)成分とからなる全組成物中における前記(C)成
分と前記(D)成分の重量百分率の和(wf)が、5重
量%以上65重量%以下であり、さらに、前記数式(I
I)で表わされる、前記(A)成分の重量と前記(B)
成分の重量の和における前記(B)成分の重量百分率
(wb)が、5重量%以上70重量%以下であり、さら
にまた、前記数式(III )で表わされる、前記(C)成
分の重量と前記(D)成分の重量の和における前記
(C)成分の重量百分率(wc)が、5重量%以上70
重量%以下であることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物
を提供することによって達成できる。
【0009】請求項2に記載の第2の発明は、繊維状ゾ
ノトライト(C)が、0.1μm≦D<0.5μm、1
μm≦L<5μmおよび10≦L/D<20(ただし、
DおよびLは、それぞれ繊維状ゾノトライト(C)の平
均繊維径および平均繊維長を示す。)を同時に満たすこ
とを特徴とする繊維状ゾノトライトである前記第1の発
明に係る熱可塑性樹脂組成物を提供することによって達
成できる。
【0010】そして、請求項3に記載の第3の発明は、
熱可塑性樹脂(A)が、ポリオレフィン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ
アリーレンサルファイド樹脂およびABS樹脂からなる
群より選ばれた少なくとも1種以上のポリマーもしくは
ポリマー混合物である前記第1または第2の発明に係る
熱可塑性樹脂組成物を、請求項4に記載の第4の発明
は、(B)成分が、エチレンプロピレンゴム、オレフィ
ン系エラストマー、スチレン系エラストマーおよび耐衝
撃性ABS樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種
以上のポリマーもしくはポリマー混合物である前記第1
または第2または第3の発明に係る熱可塑性樹脂組成物
を、それぞれ提供することによって達成できる。
【0011】以下に、本発明を詳しく説明する。本発明
に述べる繊維状ゾノトライトとは、ゾノトライト(示性
式:Ca6 Si 6 17(OH)2 、化学式:6CaO・
6SiO2 ・H2 O)の針状結晶物質をいう。本発明で
は、その比表面積の値が非常に重要であり、21m2
g以上、好ましくは30m2 /g以上(ただし、窒素吸
着によるBET法での測定値である)でなければならな
い。この値が30m2 /gより小さい繊維状ゾノトライ
トでは、マトリックス樹脂である熱可塑性樹脂(A)と
の濡れ性が悪くなる傾向が見られ、特に、21m2 /g
より小さい繊維状ゾノトライトでは、その傾向が著しい
ため、本発明の目的を達成することができない。
【0012】さらに本発明では、繊維の形状としては、
特に平均繊維長(L)が1μm≦L<5μm、平均繊維
径(D)が0.1μm≦D<0.5μm、そしてアスペ
クト比(L/D)が10≦L/D<20の条件を同時に
満たすものが好適に使用できる。Dが0.1μm未満の
ものやLが5μm以上のものでは、繊維状ゾノトライト
を顆粒状に成形する際、および、熱可塑性樹脂(A)
や、ゴム、熱可塑性エラストマーおよびゴムで変性され
た熱可塑性樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種
以上のポリマー(B)や、非繊維状充填材あるいは強化
繊維(D)との混合・混練時に、前記繊維状ゾノトライ
ト(C)が折れる恐れがあるし、Dが0.5μm以上の
ものやLが1μm未満のものでは、得られる熱可塑性樹
脂組成物の、繊維状ゾノトライトによる機械的強度の向
上効果が十分ではないことがある。また、L/Dが10
未満の場合には、得られる熱可塑性樹脂組成物は、十分
な機械的強度を得ることができないことがあるし、L/
Dが20以上の場合には、繊維状ゾノトライト(C)の
嵩比重が小さくなりすぎ、本発明の熱可塑性樹脂組成物
製造時などに混練が困難となることがある。
【0013】上述した本発明の繊維状ゾノトライト
(C)は、以下に詳述するように、特願平5−1903
36号明細書に記載された製造法、すなわち、石灰質原
料と珪酸質原料とを特定割合で配合して水熱合成反応に
より製造される。石灰質原料としては、生石灰、消石灰
などがあり、不純物の少ないものが好ましい。また、珪
酸質原料としては、珪石、珪砂および石英の粉砕品、珪
酸、無水珪酸、シリカゲル、ケイソウ土などであり、不
純物が少なくかつ平均粒径が10μm以下の微粉状のも
のが望ましい。これら両者の配合割合(Ca/Si比)
は、理論当量よりも若干小さく0.8〜0.99とする
のが好ましい。また、混合する水の割合は、前記石灰質
原料と前記珪酸質原料の量の総和の5〜40倍、好まし
くは8〜30倍であることが望ましい。
【0014】そして、水熱合成反応は、上記所定割合の
石灰質原料、珪酸質原料および水をオートクレーブに投
入し、攪拌しながら、180〜240℃で通常1〜8時
間かけて行われる。この反応温度および反応時間は重要
な因子であり、前記範囲以外では、前述したような本発
明に用いる特定の比表面積を有する繊維状ゾノトライト
が得られない。
【0015】本発明において、上述の製法によって得ら
れた繊維状ゾノトライト(C)は、その、後述する熱可
塑性樹脂(A)と、同じく後述する、ゴム、熱可塑性エ
ラストマーおよびゴムで変性された熱可塑性樹脂からな
る群より選ばれた少なくとも1種以上のポリマー(B)
と、同じく後述する、非繊維状充填材もしくは強化繊維
(D)とからなる組成物に対する補強効果を一層向上さ
せるために、さらに、表面が界面活性剤および/または
カップリング剤(以下表面処理剤という)によって処理
されるのが望ましい。すなわち、表面処理剤は、前記繊
維状ゾノトライト(C)の、マトリックスとなる有機高
分子物質、つまり、熱可塑性樹脂(A)や、ゴム、熱可
塑性エラストマーおよびゴムで変性された熱可塑性樹脂
からなる群より選ばれた少なくとも1種以上のポリマー
(B)との親和性を向上させ、その補強効果、つまり、
機械的強度をより高める目的で使用されるものであり、
具体的には次のようなものが使用され得る。界面活性剤
としては、陰イオン系、陽イオン系、両性系および非イ
オン系界面活性剤のいずれも使用できる。陰イオン系界
面活性剤としては、アルキルエーテル硫酸塩、ドデシル
ベンゼンスルホン酸塩、ステアリン酸塩など、陽イオン
系界面活性剤としては、テトラデシルアミン酢酸塩、ア
ルキルトリメチルアンモニウムクロライドなど、両性系
界面活性剤としては、ジメチルアルキルラウリルペタイ
ンなど、そして、非イオン系界面活性剤としては、ポリ
オキシエチレンオクタデシルアミン、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテルなどが挙げられる。また、カップリ
ング剤としては、シラン系カップリング剤、チタネート
系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ク
ロム系カップリング剤、ホウ素系カップリング剤などが
挙げられる。
【0016】これら表面処理剤の添加量は、繊維状ゾノ
トライト(C)(乾燥物基準)に対して0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜8重量%であるべきである。
添加量が0.1重量%未満では前述の効果が十分でな
く、また、添加量が10重量%を超える場合は、添加量
を増加しても前述の効果はほとんど向上しない。なお、
添加量が0.1〜0.5重量%の範囲では前述の効果が
十分でないことがあり、添加量が8〜10重量%の範囲
では前述の効果の向上が望めなくなる傾向がある。
【0017】本発明においては、前述したように、水熱
合成反応によって得られた繊維状ゾノトライトスラリー
をオートクレーブから抜き出し、繊維状ゾノトライトの
表面処理を行う。表面処理方法は、特に限定しないが、
例えば、繊維状ゾノトライトスラリーにそのまま、ある
いは、適当量の水を加えた後に、前記表面処理剤を添加
し、適当な装置によりスラリー状態で混合・攪拌する。
引き続き、遠心脱水機あるいはフィルタープレス機など
により余剰の水分を濾過分離し、ケーキ状の繊維状ゾノ
トライトを得るのである。また、この表面処理について
は、繊維状ゾノトライトスラリーを乾燥した後に、少量
の水あるいは溶媒に溶解した表面処理剤を用いて行って
もよいが、操作が繁雑となり、また、表面処理剤の効果
が小さく特にメリットはない。
【0018】さらに、本発明で使用する繊維状ゾノトラ
イト(C)は、後述する熱可塑性樹脂(A)と、同じく
後述する、ゴム、熱可塑性エラストマーおよびゴムで変
性された熱可塑性樹脂からなる群より選ばれた少なくと
も1種以上のポリマー(B)と、同じく後述する、非繊
維状充填材もしくは強化繊維(D)との混合・混練を容
易に行う目的で顆粒状に造粒される。顆粒状の繊維状ゾ
ノトライトは、前記の表面処理剤を付着したケーキ状の
繊維状ゾノトライトを、造粒機によって径が1〜8mm
の顆粒状に成形し、乾燥および、前記表面処理剤として
カップリング剤を使用した場合は、さらに熱処理を行う
ことによって得られる。この場合、前記造粒機として
は、特に制限されるものではなく、回転縦型造粒機、回
転ドラム型造粒機、回転さら型造粒機、スクリュー押出
造粒機、ロール押出造粒機など公知の造粒機を用いるこ
とができる。そして、造粒によって得られる繊維状ゾノ
トライトの顆粒状成形品の径が前記の範囲を逸脱する
と、熱可塑性樹脂(A)や、ゴム、熱可塑性エラストマ
ーおよびゴムで変性された熱可塑性樹脂からなる群より
選ばれた少なくとも1種以上のポリマー(B)や、非繊
維状充填材もしくは強化繊維(D)との混合・混練に際
して、一軸押出機や二軸押出機などでの混合・混練が困
難となり、ロールやバンバリーミキサーなどで遂次的に
充填し、混合・混練を行わなければならず、充填材が著
しく破壊して機械的強度の低下を生じることがあるので
好ましくない。また、前記乾燥は、熱風循環式乾燥器、
赤外線加熱式乾燥器など公知の乾燥器を用いて100〜
150℃の温度で20〜30時間かけて顆粒状の繊維状
ゾノトライトの水分が1重量%以下になる程度まで行う
ことが好ましい。さらに、カップリング剤を使用した場
合の熱処理は、前記100〜150℃および20〜30
時間の加熱下で水分の乾燥に続いて行うことが好まし
い。なお、ケーキ状の繊維状ゾノトライトをそのまま乾
燥および熱処理し、粒径5mm程度に砕く方法で顆粒状
に成形してもよいが、粉が生じやすく、かつ、嵩がやや
大きく取扱いにやや難がある。
【0019】次に、本発明に述べる熱可塑性樹脂(A)
の具体例を挙げると、種々の密度および分子量を有する
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレンコ
ポリマー(エチレン・酢酸ビニルコポリマー、エチレン
・プロピレンコポリマーなど)、ポリプロピレンホモポ
リマー、ポリプロピレンコポリマー(エチレン・プロピ
レンブロックコポリマーなど)、変性ポリプロピレン、
ポリブテン−1およびポリ−4−メチルペンテン−1な
どのポリオレフィン樹脂、ポリビニルアルコール共重合
体、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、ABS樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル−スチレン
樹脂、無水マレイン酸−スチレン樹脂、ポリカプロアミ
ド(ナイロン6)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナ
イロン46)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロ
ン66)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン6
10)、ポリヘキサメチレンドデカノアミド(ナイロン
612)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド(ナイ
ロン6T)、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド(ナ
イロン6I)、ポリウンデカンアミド(ナイロン1
1)、ポリドデカンアミド(ナイロン12)、ナイロン
6/66、ナイロン6/11、ナイロン6/12、ナイ
ロン6/610、ナイロン6/612、ナイロン66/
610、ナイロン6/66/610、ナイロン6/66
/12、ナイロン6/6T、ナイロン6/6I、ナイロ
ン66/6T、ナイロン66/6I、ナイロン6/11
/6T、ナイロン6/12/6T、ナイロン66/11
/6T、ナイロン66/12/6T、ナイロン11/6
T/6Iおよびナイロン12/6T/6Iなどのポリア
ミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
テレフタレートおよびその他の芳香族ポリエステルなど
のポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセ
タール樹脂(ホモポリマーおよびコポリマーを含む)、
ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテ
ル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルホン、ポリ
エーテルサルホン、ポリアリーレンサルファイド樹脂、
ポリエーテルイミド、熱可塑性ポリイミド、熱可塑性ポ
リアミドイミド、ポリテトラフルオロエチレン、テトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テト
ラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエー
テル共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリ
フッ化ビニリデンおよびテトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体などのフッ素樹脂など、およびこれらの
2種以上の混合物である。これらの中でも、前記ポリオ
レフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアセタール樹脂、ポリアリーレンサルファイド樹脂、
ABS樹脂など、およびこれらの2種以上の混合物が好
ましい具体例として挙げられ、ポリプロピレンホモポリ
マー、ポリプロピレンコポリマー(エチレン・プロピレ
ンブロックコポリマー)、ABS樹脂、ナイロン6、ナ
イロン66、ナイロン12、ナイロン6/66、ナイロ
ン6/66/12、ナイロン66/6T、ポリブチレン
テレフタレート、ポリアセタール樹脂、ポリアリーレン
サルファイド樹脂など、およびこれらの2種以上の混合
物が特に好ましい具体例として挙げられる。
【0020】そして、本発明に用いるゴム(B)として
は、天然ゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、アクリル
ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロ
ロプレンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム
(EPR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPD
M)、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロルスルホン化
ポリエチレンなどの未加硫あるいは未架橋ゴム、および
これらの2種以上の混合物が挙げられる。一方、本発明
に用いる熱可塑性エラストマー(B)としては、ポリス
チレン系(スチレン−ブタジエン−スチレンエラストマ
ー(SBS)やスチレン−エチレン−ブタジエン−スチ
レンエラストマー(SEBS)など)、ポリウレタン
系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、1,2−ポリブタジエ
ン、アイオノマー、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、塩化ビニル系などの熱可塑性エラストマーなど、
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これら
の中でも、EPR、EPDM、SEBS、SBS、アイ
オノマーなど、およびこれらの2種以上の混合物が好ま
しい例として挙げられる。
【0021】また、本発明に用いるゴムで変性された熱
可塑性樹脂(B)としては、耐衝撃性アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、アクリロニト
リル−エチレンプロピレン−スチレン樹脂、アクリロニ
トリル−アクリルゴム−スチレン樹脂、ハイインパクト
ポリスチレン樹脂など、機械的混合ではなく重合によっ
て製造されるもの、およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。これらの中でも、耐衝撃性ABS樹脂が特
に好適な例として挙げられる。そして本発明では、
(B)成分として、上述したゴム、熱可塑性エラストマ
ーおよびゴムで変性された熱可塑性樹脂からなる群より
選ばれた少なくとも1種以上のポリマーを使用すること
ができるのである。
【0022】なお、本発明において、前記熱可塑性樹脂
(A)と、前記ゴムあるいは熱可塑性エラストマーある
いはゴムで変性された熱可塑性樹脂(B)との組み合わ
せとしては、ポリアミド樹脂が(A)成分である場合に
は、EPDM、アイオノマー、耐衝撃性ABS樹脂、お
よびこれらの混合物を、ポリエステル樹脂が(A)成分
である場合には、SEBS、SBS、耐衝撃性ABS樹
脂、およびこれらの混合物を、ポリオレフィン樹脂が
(A)成分である場合には、EPR、EPDM、および
これらの混合物を、ポリアリーレンサルファイド樹脂が
(A)成分である場合には、SEBSを、そして、ポリ
アセタール樹脂が(A)成分である場合には、EPDM
を、それぞれ前記(B)成分として用いることが好まし
い。
【0023】本発明において使用される非繊維状充填材
(D)とは、その形状が粒状あるいは板状のような充填
材をいう。具体的には、木粉、鉄、銅、銀、金、アルミ
ニウムなどのフレークや粉末状の金属、カーボンブラッ
ク、グラファイト、活性炭、中空球などの炭素材料、シ
リカ、アルミナ、シリカ・アルミナ、酸化チタン、酸化
鉄、酸化亜鉛、マグネシア、カルシアなどの酸化物、タ
ルク、クレー、マイカなどの珪酸塩、各種金属の水酸化
物、炭酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、ホウ珪酸
塩、アルミノ珪酸塩、チタン酸塩、塩基性硫酸塩、塩基
性炭酸塩およびその他の塩基性塩など、ガラス中空球、
ガラスフレークなどのガラス材料、炭化珪素、窒化珪
素、窒化アルミ、ムライト、コージェライトなどのセラ
ミックス、フライアッシュやミクロシリカなどの廃棄物
などが挙げられる。本発明では、上記の充填材を単独で
使用してもよく、また、2種類以上を混合して使用する
こともできる。
【0024】また、本発明において使用される強化繊維
(D)とは、熱可塑性樹脂の補強の目的に通常よく用い
られるものであればよく、具体的には、ガラス繊維、カ
ーボン繊維、アラミドのほかポリエーテルケトン、液晶
ポリエステル、ポリイミドなどの有機ポリマー繊維、シ
リカ繊維、アルミナ繊維、シリカ・アルミナ繊維、炭化
珪素、窒化珪素などの無機繊維、ステンレス鋼、アルミ
ニウム、マグネシウム、鉄、銅、チタン、真ちゅう、
金、銀などの金属繊維などが挙げられる。それらの形態
としては、チョップドストランド状のものが最も好適で
あり、その代表的な長さは、1〜10mm、好ましくは
3〜6mm程度である。なお、強化繊維は、前記チョッ
プドストランド状のものに限定されるものではなく、ロ
ービング、織物、不織布、マットなどの形態のものも使
用可能である。さらに、これら強化繊維には、前述した
界面活性剤やカップリング剤などの表面処理剤による表
面被覆処理など、公知の表面処理を施してもよい。ま
た、上記の強化繊維は、通常単独で用いられるが、それ
らの中から選ばれる2種以上を組み合わせて用いること
も可能である。
【0025】そして本発明においては、(D)成分とし
て、上記の非繊維状充填材あるいは強化繊維のうちから
選ばれる少なくとも1種以上の成分が用いられ得るので
ある。
【0026】さらに、本発明においては、前記の熱可塑
性樹脂(A)、ゴム、熱可塑性エラストマーおよびゴム
で変性された熱可塑性樹脂からなる群より選ばれた少な
くとも1種以上のポリマー(B)、繊維状ゾノトライト
(C)および非繊維状充填材あるいは強化繊維(D)か
らなる組成物の特性改善や製造改善のために添加される
各種副資材、すなわち、熱安定剤、光安定剤、可塑剤、
架橋剤、酸化防止剤、難燃剤、強化剤、顔料、染料、滑
剤、帯電防止剤、離型剤、香料などの使用も、本発明の
繊維状ゾノトライト(C)の補強効果が阻害されない限
り何ら差し支えない。
【0027】ところで、本発明においては、前記数式
(I)で表わされる、前記熱可塑性樹脂(A)、ゴム、
熱可塑性エラストマーおよびゴムで変性された熱可塑性
樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種以上のポリ
マー(B)、繊維状ゾノトライト(C)および非繊維状
充填材もしくは強化繊維(D)からなる熱可塑性樹脂組
成物中における繊維状ゾノトライト(C)と非繊維状充
填材もしくは強化繊維(D)の重量百分率の和(wf)
は、5重量%以上65重量%以下、好ましくは10重量
%以上50重量%以下であることが必要である。該重量
百分率の和(wf)が5重量%よりも小さいと、得られ
る熱可塑性樹脂組成物の機械的強度、耐熱性および成形
収縮率などが向上しない。また、65重量%より大きい
と、得られる熱可塑性樹脂組成物の溶融流動性が低下
し、成形が困難になるし、また、得られる成形品の外観
が悪化するので好ましくない。これらの好ましくない現
象の発現を確実に抑えるためには、上記の繊維状ゾノト
ライト(C)と非繊維状充填材もしくは強化繊維(D)
の重量百分率の和(wf)は、上述の好ましい範囲とす
べきである。
【0028】そして、前記数式(II)で表わされる、前
記熱可塑性樹脂(A)と、ゴム、熱可塑性エラストマー
およびゴムで変性された熱可塑性樹脂からなる群より選
ばれた少なくとも1種以上のポリマー(B)との両成分
中における、ゴム、熱可塑性エラストマーおよびゴムで
変性された熱可塑性樹脂からなる群より選ばれた少なく
とも1種以上のポリマー(B)の重量百分率(wb)
は、5重量%以上70重量%以下、好ましくは10重量
%以上65重量%以下であるべきである。該重量百分率
(wb)が5重量%よりも小さいと、耐衝撃性改良効果
が小さく、70重量%よりも大きいと、マトリックス樹
脂である熱可塑性樹脂(A)の有する本来の特長が損な
われ好ましくない。なお、ゴム、熱可塑性エラストマー
およびゴムで変性された熱可塑性樹脂からなる群より選
ばれた少なくとも1種以上のポリマー(B)の重量百分
率(wb)が、5重量%以上10重量%未満および65
重量%を超え70重量%以下の範囲では、それぞれ、上
述の好ましくない現象が発生することがある。
【0029】さらには、前記数式(III )で表わされ
る、繊維状ゾノトライト(C)と非繊維状充填材あるい
は強化繊維(D)との両成分中における、繊維状ゾノト
ライト(C)の重量百分率(wc)が、5重量%以上7
0重量%以下、好ましくは10重量%以上65重量%以
下であることも必要である。該重量百分率(wc)が5
重量%よりも小さいと、繊維状ゾノトライト(C)によ
る改質効果が小さく、70重量%よりも大きいと、非繊
維状充填材あるいは強化繊維(D)の有する本来の特長
が損なわれ好ましくない。該重量百分率(wc)が、5
重量%以上10重量%未満である場合や65重量%を超
え70重量%以下である場合には、それぞれ、上述した
ような好ましくない現象が発生することがある。
【0030】次に、上記本発明の熱可塑性樹脂組成物
は、以下のようにして製造することができる。すなわ
ち、熱可塑性樹脂(A)、ゴム、熱可塑性エラストマー
およびゴムで変性された熱可塑性樹脂からなる群より選
ばれた少なくとも1種以上のポリマー(B)、繊維状ゾ
ノトライト(C)および非繊維状充填材あるいは強化繊
維(D)からなる組成物は、公知の方法で製造される。
一般的には、前記所定量の前記の熱可塑性樹脂(A)
と、ゴム、熱可塑性エラストマーおよびゴムで変性され
た熱可塑性樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種
以上のポリマー(B)と、繊維状ゾノトライト(C)
と、非繊維状充填材あるいは強化繊維(D)とが、混練
機を用いて溶融混練され、本発明の熱可塑性樹脂組成物
とされる。
【0031】この際、溶融混練温度は、使用する熱可塑
性樹脂(A)およびゴムで変性された熱可塑性樹脂
(B)の内高い溶融温度を有する樹脂を基準に選ぶ。そ
れが結晶性樹脂の場合、樹脂の融点より10〜60℃高
い温度、好ましくは樹脂の融点より10〜40℃高い温
度であること、そして、非晶性の樹脂の場合は、樹脂の
ガラス転移点より110〜160℃高い温度、好ましく
は樹脂のガラス転移点より110〜140℃高い温度で
あることが好ましい。溶融混練温度が結晶性樹脂の融点
+10℃もしくは非晶性樹脂のガラス転移点+110℃
よりも低いと、混練機内において、樹脂の溶融粘度が高
くなりすぎるとともに、樹脂の融点またはガラス転移点
以下の温度となる部分が生じ、製造中に樹脂が固化する
などして、混練不良を起こす可能性がある。また、溶融
混練温度が結晶性樹脂の融点+60℃もしくは非晶性樹
脂のガラス転移点+160℃より高いと、樹脂の熱分解
や熱劣化が起こり、着色や物性の低下をもたらすので好
ましくない。溶融混練温度に係るこれらの好ましくない
現象の発生を確実に防止するためには、溶融混練温度を
上述の好ましい範囲内にすべきことは言うまでもない。
【0032】また、前記混練機としては、例えば、一軸
押出機や二軸押出機などの押出機、二軸連続ミキサー、
バンバリーミキサー、スーパーミキサー、ミキシングロ
ール、ニーダー、ブラベンダープラストグラフなどを挙
げることができ、組成物は、一般にペレット状として得
るのが通常である。これらの中でも、押出機が好まし
く、二軸押出機が特に好ましい。
【0033】さらに、前記熱可塑性樹脂(A)、ゴム、
熱可塑性エラストマーおよびゴムで変性された熱可塑性
樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種以上のポリ
マー(B)、繊維状ゾノトライト(C)および非繊維状
充填材あるいは強化繊維(D)の溶融混練の際の、これ
ら成分の添加、混合順序については任意に選択すること
ができ、例えば、繊維状ゾノトライト(C)は、溶融混
練に先立ち、熱可塑性樹脂(A)、ゴム、熱可塑性エラ
ストマーおよびゴムで変性された熱可塑性樹脂からなる
群より選ばれた少なくとも1種以上のポリマー(B)お
よび非繊維状充填材あるいは強化繊維(D)と混合した
後押出機のホッパーに供給してもよく、また、押出機の
ホッパーには、熱可塑性樹脂(A)、ゴム、熱可塑性エ
ラストマーおよびゴムで変性された熱可塑性樹脂からな
る群より選ばれた少なくとも1種以上のポリマー(B)
および非繊維状充填材あるいは強化繊維(D)のみを供
給し、繊維状ゾノトライト(C)は押出機の途中から供
給してもよい。あるいはまた、押出機のホッパーには、
熱可塑性樹脂(A)、ゴム、熱可塑性エラストマーおよ
びゴムで変性された熱可塑性樹脂からなる群より選ばれ
た少なくとも1種以上のポリマー(B)のみを供給し、
繊維状ゾノトライト(C)および非繊維状充填材あるい
は強化繊維(D)を押出機の途中から同時または別々に
供給してもよい。なお、前記熱可塑性樹脂組成物を製造
するにあたって、必要に応じて同時に前記各種副資材を
添加することもできる。
【0034】そして、このようにして得られた本発明の
熱可塑性樹脂組成物は、射出成形、押出成形、圧縮成
形、中空成形などの公知の種々の成形法により成形され
る。
【0035】
【実施例】以下に、実施例および比較例を述べて本発明
を具体的に説明するが、本発明は、これら実施例および
比較例によって何ら限定を受けるものではない。なお、
実施例および比較例において述べる成形品の物性評価方
法については、下記の方法に従って行った。
【0036】(1)曲げ特性 (株)オリエンテック製テンシロンUTM−5Tを使用
して測定した。所望の熱可塑性樹脂組成物を成形後、2
3℃、相対湿度50%(以下「50%RH」と略記)で
48時間状態調節をした。そして、曲げ強度や曲げ弾性
率の測定を、ASTM D790に従い、23℃、50
%RHにおいて行った。なお、ポリアミド樹脂を主成分
とする組成物の場合には、23℃、デシケーター中で4
8時間状態調節をし、曲げ強度や曲げ弾性率の測定を、
ASTM D790に従い、23℃、絶乾状態において
行った。
【0037】(2)アイゾット衝撃強度 (株)東洋精機製アイゾット衝撃試験機を使用して測定
した。そして、前記(1)項と同様の状態調節をした試
験片を用いて、ASTM D256に従い、前記(1)
項と同様の温度および湿度条件においてノッチ付アイゾ
ット衝撃強度を求めた。
【0038】(3)荷重たわみ温度 (株)東洋精機製荷重たわみ試験機を使用して測定し
た。前記(1)項と同様の状態調節をした試験片を用い
て、ASTM D648に従い、応力1.82MPaの
下での値を求めた。なお、ポリプロピレン樹脂を主成分
とする熱可塑性樹脂組成物の場合には、応力0.45M
Paの下での値を求めた。
【0039】(4)異方性 所望の熱可塑性樹脂組成物を用いて、寸法が縦100m
m×横100mm×厚さ3mmの平板の射出成形を行
い、前記(1)項と同様の状態調節を行った。この平板
のMD方向(流れ方向)およびTD方向(直角方向)の
寸法を、(株)ミツトヨ製三次元測定器BX303を用
いて測定し、それぞれの方向について、金型寸法に対す
る収縮率を求め、さらに、成形収縮率の異方性を表わす
TD/MDを求めた。
【0040】(5)成形品外観 前記(4)項で成形した平板の外観を目視にて観察し
た。なお、表1中の外観観察の評価結果の表示の意味
は、次の通りである。 良 ;外観は平滑で優れていた。 不良;成形品表面に繊維が浮き出ており、平滑性がなく
外観が劣っていた。
【0041】参考例1 石灰質原料として生石灰(カルシード(株)製品、Ca
O純度:98%)430g、珪酸質原料として農業用珪
石粉(ジャパンゼネラル(株)製品、ブレーン比表面
積:7,000cm2 /g、SiO2 純度:97%)4
70g、および水道水18リットルを内容積30リット
ルのSUS316製攪拌機付オートクレーブに投入し
た。そして、回転数80rpmで攪拌しながら、保持温
度220℃まで2℃/分の割合で昇温し、保持温度22
0℃で5時間保持して水熱合成反応を行った後、攪拌し
ながら10時間以上かけて放冷して繊維状ゾノトライト
スラリーを得た。なお、このスラリーのX線回折を測定
したところ、ゾノトライトのみが同定された。
【0042】続いて、この繊維状ゾノトライトスラリー
920g(固形分基準)に水道水約18リットルおよび
非イオン系の界面活性剤(ポリオキシエチレンオクタデ
シルアミン、日本油脂(株)製品、商品名:ナイミーン
204)46g(繊維状ゾノトライト固形分に対して5
重量%)を加え、ホモジナイザーで分散しながら表面処
理した。このスラリーをヌッチェにて脱水してケーキ状
にした後、造粒機によりφ3mmの径に成形し、約10
0℃で乾燥することにより、表面処理した顆粒状の繊維
状ゾノトライトを得た。この顆粒状の繊維状ゾノトライ
トについて、窒素吸着によるBET比表面積の測定なら
びに走査型電子顕微鏡写真による平均繊維長および平均
繊維径の測定を行ったところ、それぞれ、39m2
g、3μmおよび0.2μm(従って、アスペクト比:
15)であった。そこで得られた繊維状ゾノトライトを
以下、『繊維状ゾノトライトA』と表わす。
【0043】参考例2 水熱合成反応の保持温度を、参考例1における220℃
に変えて240℃とした以外は、参考例1と全く同様に
して顆粒状の繊維状ゾノトライトの製造を行い、BET
比表面積:24m2 /g、平均繊維長:4μmおよび平
均繊維径:0.2μm(従って、アスペクト比:20)
の繊維状ゾノトライトを得た。以下、これを『繊維状ゾ
ノトライトB』と表わす。
【0044】参考例3 水熱合成反応の保持温度を、参考例1における220℃
に変えて260℃とした以外は、参考例1と全く同様に
して顆粒状の繊維状ゾノトライトの製造を行い、BET
比表面積:16m2 /g、平均繊維長:10μmおよび
平均繊維径:0.2μm(従って、アスペクト比:5
0)の繊維状ゾノトライトを得た。以下、これを『繊維
状ゾノトライトC』と表わす。
【0045】参考例4 表面処理剤としての非イオン系界面活性剤を添加しなか
ったこと以外は、参考例1と全く同様にして顆粒状の繊
維状ゾノトライトの製造を行い、BET比表面積:39
2 /g、平均繊維長:3μmおよび平均繊維径:0.
2μm(従って、アスペクト比:15)の表面未処理の
繊維状ゾノトライトを得た。以下、これを『繊維状ゾノ
トライトD』と表わす。
【0046】参考例5 参考例1と全く同様の方法によって得た脱水ケーキを乾
燥した後、造粒機による成形を行わずに乾燥し、さら
に、衝撃ミルで解砕してBET比表面積:39m 2
g、平均繊維長:3μmおよび平均繊維径:0.2μm
(従って、アスペクト比:15)の未顆粒状の繊維状ゾ
ノトライトを得た。以下、これを『繊維状ゾノトライト
E』と表わす。
【0047】参考例6および7 参考例6および7において、それぞれ、参考例1の非イ
オン系界面活性剤に代えてγ−アミノプロピルトリエト
キシシランおよびγ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシランを使用したこと以外は、参考例1と全く同様に
してケーキ状の繊維状ゾノトライトを造粒した後、約1
00℃で乾燥し、さらに120℃で20分間熱処理を行
うことにより、表面処理した顆粒状の繊維状ゾノトライ
トを得た。得られたものは、参考例6および7の両者と
もBET比表面積:39m2 /g、平均繊維長:3μm
および平均繊維径:0.2μm(従って、アスペクト
比:15)のものであった。以下、これらを、参考例6
および7についてそれぞれ『繊維状ゾノトライトF』お
よび『繊維状ゾノトライトG』と表わす。
【0048】実施例1 シリンダー径:φ30mmの同方向回転型二軸スクリュ
ー押出機(池貝鉄工(株)製PCM30)を使用し、2
50℃(ただし、ノズル部の温度とし、以下において同
じ)において、ナイロン6樹脂(宇部興産(株)製、商
品名:UBEナイロン 1013B)と、アイオノマー
(三井・デュポンポリケミカル(株)製、商品名:ハイ
ミラン1855)と、繊維状ゾノトライトAと、ガラス
繊維(チョップドストランド)(日東紡績(株)製、商
品名:CS−3PE 956、繊維径:13μm、繊維
長:3mm)とを溶融混練し、前記ナイロン6樹脂が7
0重量%、前記アイオノマーが10重量%、前記繊維状
ゾノトライトAが13重量%および前記ガラス繊維が7
重量%からなるペレットを作製した。ただし、2台のス
クリューフィーダーを用いて、前記押出機の第1ベント
口より前記繊維状ゾノトライトAと前記ガラス繊維とを
それぞれ供給し、そして第2ベント口から脱気操作を行
った。次に、射出成形機(日本製鋼所(株)製N10
0)を使用して、シリンダー温度(ただし、ノズルヘッ
ド部の温度とし、以下において同じ)260℃および金
型温度100℃において上記ペレットを射出成形し、物
性試験片と平板を作製した。得られた材料の物性試験の
結果を表1に示す。
【0049】実施例2 繊維状ゾノトライトAの代わりに、参考例2で得られた
繊維状ゾノトライトBを用いたこと以外は、実施例1と
全く同様の操作を行った。得られた材料の物性試験の結
果を表1に示す。
【0050】比較例1〜3 比較例1、2および3において、繊維状ゾノトライトA
の代わりに、それぞれ、参考例3、4および5で得られ
た繊維状ゾノトライトC、DおよびEを使用したこと以
外は、実施例1と全く同様の操作を行った。比較例1お
よび2において得られた材料の物性試験結果は、それぞ
れ表1に示す通りであった。また、繊維状ゾノトライト
Eを用いた比較例3の場合は、表1に示すように、均一
な混練物が得られず、成形ができなかった。
【0051】実施例3 繊維状ゾノトライトAの代わりに、参考例6で得られた
繊維状ゾノトライトFを使用したこと以外は、実施例1
と全く同様の操作を行った。得られた材料の物性試験の
結果を表1に示す。
【0052】比較例4 実施例1における繊維状ゾノトライトAおよびガラス繊
維の使用量を変えて、得られるペレット中の繊維状ゾノ
トライトAおよびガラス繊維の重量百分率を13重量%
および7重量%からそれぞれ0重量%および20重量%
に変えたこと以外は、実施例1と全く同様の操作を行っ
た。得られた材料の物性試験結果は、表1に示す通りで
あった。
【0053】
【表1】
【0054】実施例4 ナイロン6樹脂に代えてポリプロピレン樹脂(エチレン
・プロピレンブロックコポリマー)(宇部興産(株)
製、商品名:UBEポリプロ J709HK)を使用し
たこと、アイオノマーに代えてエチレンプロピレンゴム
(日本合成ゴム(株)製、商品名:JSR EP07
P)を使用したこと、ガラス繊維に代えてタルク(林化
成(株)製、商品名:タルカンパウダー PK−C、平
均粒径:11μm)を使用したこと、溶融混練温度を2
50℃に変えて230℃としたこと、射出成形機のシリ
ンダー温度を260℃に変えて230℃としたこと、お
よび、射出成形機の金型温度を100℃から80℃に変
えたこと以外は、実施例1と全く同様の操作を行った。
得られた材料の物性試験結果は、表2に示す通りであっ
た。
【0055】実施例5 繊維状ゾノトライトAの代わりに、参考例7で得られた
繊維状ゾノトライトGを使用したこと以外は、実施例4
と全く同様の操作を行った。得られた材料の物性試験の
結果を表2に示す。
【0056】実施例6 実施例4におけるポリプロピレン樹脂、繊維状ゾノトラ
イトAおよびタルクの使用量を変えて、得られるペレッ
ト中のポリプロピレン樹脂、繊維状ゾノトライトAおよ
びタルクの重量百分率を70重量%、7重量%および1
3重量%からそれぞれ45重量%、25重量%および2
0重量%に変えたこと以外は、実施例4と全く同様の操
作を行った。得られた材料の物性試験結果は、表2に示
す通りであった。
【0057】比較例5 実施例4における繊維状ゾノトライトAおよびタルクの
使用量を変えて、得られるペレット中の繊維状ゾノトラ
イトAおよびタルクの重量百分率を7重量%および13
重量%からそれぞれ0重量%および20重量%に変えた
こと以外は、実施例4と全く同様の操作を行った。得ら
れた材料の物性試験結果は、表2に示す通りであった。
【0058】比較例6 実施例4における繊維状ゾノトライトAおよびタルクの
使用量を変えて、得られるペレット中の繊維状ゾノトラ
イトAおよびタルクの重量百分率を7重量%および13
重量%からそれぞれ20重量%および0重量%に変えた
こと以外は、実施例4と全く同様の操作を行った。得ら
れた材料の物性試験結果は、表2に示す通りであった。
【0059】実施例7 実施例4におけるポリプロピレン樹脂およびエチレンプ
ロピレンゴムの使用量を変えて、得られるペレット中の
ポリプロピレン樹脂およびエチレンプロピレンゴムの重
量百分率を70重量%および10重量%からそれぞれ6
0重量%および20重量%に変えたこと以外は、実施例
4と全く同様の操作を行った。得られた材料の物性試験
結果は、表2に示す通りであった。
【0060】比較例7 実施例4におけるポリプロピレン樹脂およびエチレンプ
ロピレンゴムの使用量を変えて、得られるペレット中の
ポリプロピレン樹脂およびエチレンプロピレンゴムの重
量百分率を70重量%および10重量%からそれぞれ7
7重量%および3重量%に変えたこと以外は、実施例4
と全く同様の操作を行った。得られた材料の物性試験結
果は、表2に示す通りであった。
【0061】比較例8 実施例4におけるポリプロピレン樹脂およびエチレンプ
ロピレンゴムの使用量を変えて、得られるペレット中の
ポリプロピレン樹脂およびエチレンプロピレンゴムの重
量百分率を70重量%および10重量%からそれぞれ3
6重量%および44重量%に変えたこと以外は、実施例
4と全く同様の操作を行った。得られた材料の物性試験
結果は、表2に示す通りであった。
【0062】
【表2】
【0063】実施例8 ポリブタジエンゴム5kgを含む乳化液に、アクリロニ
トリル1.3kgとスチレン3.8kgを添加し、さら
に過酸化ベンゾイル20gを加えて、60℃に加熱し、
攪拌下に5時間重合した。そして、得られた重合液を少
量の硫酸で凝固させ、濾過洗浄後乾燥して耐衝撃性AB
S樹脂を得た。得られた耐衝撃性ABS樹脂のゴム含有
量は50重量%、ゴムの平均粒子径は0.3μmであっ
た。そこで、実施例1におけるアイオノマーに代えて上
記耐衝撃性ABS樹脂を使用したこと、ガラス繊維に代
えてガラスビーズ(東芝バロティーニ(株)製、商品
名:GB210A、平均粒径:17μm)を使用したこ
と、溶融混練温度を250℃から280℃に変えたこ
と、および、射出成形機のシリンダー温度を260℃か
ら290℃に変えたこと以外は、実施例1と全く同様の
操作を行った。得られた材料の物性試験結果は、表3に
示す通りであった。
【0064】実施例9 スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンエラストマ
ー(SEBS)(旭化成(株)製、商品名:タフテック
H1041)100重量部に対し、メタクリル酸グリシ
ジル2.6重量部とt−ブチルパーオキシベンゾエート
0.2重量部を加え、ブラベンダータイプの溶融混練機
を用いて、260℃で10分間、窒素雰囲気下で混練を
行った。得られた混練物を粉砕した後、アセトンで洗浄
を行い、変性SEBS熱可塑性エラストマーを得た。該
変性SEBS熱可塑性エラストマーの、適定法(JIS
K7236)によるエポキシ基濃度は7.1×10m
ol/gであった。次に、ナイロン6樹脂に代えてポリ
アリーレンサルファイド樹脂(宇部興産(株)製、商品
名:UBE PPS NR−04)を使用したこと、ア
イオノマーに代えて上記変性SEBS熱可塑性エラスト
マーを使用したこと、ガラス繊維に代えてマイカ
((株)クラレ製、商品名:スゾライトマイカ 200
−KI、平均粒径:90μm)を使用したこと、溶融混
練温度を250℃から300℃に変えたこと、射出成形
機のシリンダー温度を260℃に変えて300℃とした
こと、および、射出成形機の金型温度を100℃に変え
て130℃としたこと以外は、実施例1と全く同様の操
作を行った。得られた材料の物性試験結果は、表3に示
す通りであった。
【0065】
【表3】
【0066】
【発明の効果】以上の実施例および比較例からも明らか
なように、本発明は、特定の性状を有する繊維状ゾノト
ライト、ゴム、熱可塑性エラストマーおよびゴムで変性
された熱可塑性樹脂からなる群より選ばれた少なくとも
1種以上のポリマー、および、非繊維状充填材あるいは
強化繊維を使用することによって、強度、剛性などの機
械的特性と、耐熱性と、耐衝撃性のバランスに優れ、か
つ、異方性の小さい熱可塑性樹脂組成物を提供すること
ができる。従って、本発明によって得られる熱可塑性樹
脂組成物は、自動車、電気・電子、精密機械などの分野
の材料として使用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)と、ゴム、熱可塑性
    エラストマーおよびゴムで変性された熱可塑性樹脂から
    なる群より選ばれた少なくとも1種以上のポリマー
    (B)と、繊維状ゾノトライト(C)と、非繊維状充填
    材もしくは強化繊維(D)とから構成される樹脂組成物
    であって、前記(C)成分が(1)窒素吸着によるBE
    T比表面積が21m2 /g以上であり、(2)界面活性
    剤および/またはカップリング剤で表面処理され、か
    つ、(3)顆粒状に造粒されており、そして、数式
    (I) 【数1】 で表わされる、前記(A)成分と前記(B)成分と前記
    (C)成分と前記(D)成分とからなる全組成物中にお
    ける前記(C)成分と前記(D)成分の重量百分率の和
    (wf)が5≦wf≦65の範囲であり、さらに、数式
    (II) 【数2】 で表わされる、前記(A)成分の重量と前記(B)成分
    の重量の和における前記(B)成分の重量百分率(w
    b)が5≦wb≦70の範囲であり、さらにはまた、数
    式(III ) 【数3】 で表わされる、前記(C)成分の重量と前記(D)成分
    の重量の和における前記(C)成分の重量百分率(w
    c)が5≦wc≦70の範囲であることを特徴とする熱
    可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 繊維状ゾノトライト(C)が、(1)
    0.1μm≦D<0.5μm、(2)1μm≦L<5μ
    mおよび(3)10≦L/D<20(ただし、Dおよび
    Lは、それぞれ繊維状ゾノトライト(C)の平均繊維径
    および平均繊維長を示す。)を同時に満たすことを特徴
    とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂(A)が、ポリオレフィン
    樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタ
    ール樹脂、ポリアリーレンサルファイド樹脂およびAB
    S樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種以上のポ
    リマーもしくはポリマー混合物であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分が、エチレンプロピレンゴ
    ム、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマ
    ーおよび耐衝撃性ABS樹脂からなる群より選ばれた少
    なくとも1種以上のポリマーもしくはポリマー混合物で
    あることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の熱可塑性樹脂組成物。
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