JPH08169A - 発酵食品用の種菌剤 - Google Patents
発酵食品用の種菌剤Info
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- JPH08169A JPH08169A JP6167319A JP16731994A JPH08169A JP H08169 A JPH08169 A JP H08169A JP 6167319 A JP6167319 A JP 6167319A JP 16731994 A JP16731994 A JP 16731994A JP H08169 A JPH08169 A JP H08169A
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- fermentation mixture
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品の機能性成分を含有する発酵食品の種菌
を提供し、食べ易い食品を簡便に作ることができるよう
にする。 【構成】 発酵食品製造用種菌に、食物繊維、ビタミン
又はプロビタミン、不飽和脂肪酸、乾燥藻類、乾燥キノ
コ類、乾燥野菜類のうち一種類以上を添加したものであ
る。
を提供し、食べ易い食品を簡便に作ることができるよう
にする。 【構成】 発酵食品製造用種菌に、食物繊維、ビタミン
又はプロビタミン、不飽和脂肪酸、乾燥藻類、乾燥キノ
コ類、乾燥野菜類のうち一種類以上を添加したものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は発酵食品の種菌に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、家庭でヨーグルトなど発酵食品を
作る事が普及してきた。しかし、これまでは、単に牛乳
に主として乳酸菌、酪酸菌、酵母、を含有する種菌を加
え、室温もしくは加温して、風味よく簡便に衛生上安全
にヨーグルト状のものを作ることに終始してきた。一
方、食品成分の栄養学的生理的意義がより深く解明され
てくるに従い、例えば食物繊維など、いわゆる食品の機
能性成分の有用成分の活用法を見い出す事が重要な課題
となった。これまでは、これらをソフトカプセルにつめ
たり、錠剤、顆粒、ドリンク剤としてそのまま食する、
いわゆる健康食品の形状が主であったからである。
作る事が普及してきた。しかし、これまでは、単に牛乳
に主として乳酸菌、酪酸菌、酵母、を含有する種菌を加
え、室温もしくは加温して、風味よく簡便に衛生上安全
にヨーグルト状のものを作ることに終始してきた。一
方、食品成分の栄養学的生理的意義がより深く解明され
てくるに従い、例えば食物繊維など、いわゆる食品の機
能性成分の有用成分の活用法を見い出す事が重要な課題
となった。これまでは、これらをソフトカプセルにつめ
たり、錠剤、顆粒、ドリンク剤としてそのまま食する、
いわゆる健康食品の形状が主であったからである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ヨーグルトな
どの発酵食品の生理的、栄養学的機能を高め、食品の機
能性成分をより摂取しやすい形にすることが課題であ
る。
どの発酵食品の生理的、栄養学的機能を高め、食品の機
能性成分をより摂取しやすい形にすることが課題であ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】家庭用のヨーグルトなど
発酵食品を作るための種菌に機能性成分をあらかじめ添
加したものがあれば、種菌を牛乳中、あるいは豆乳中に
いれるとこれらの機能性成分は溶解又は嫌濁し、発酵乳
ができた時に食べ易いものとなる。
発酵食品を作るための種菌に機能性成分をあらかじめ添
加したものがあれば、種菌を牛乳中、あるいは豆乳中に
いれるとこれらの機能性成分は溶解又は嫌濁し、発酵乳
ができた時に食べ易いものとなる。
【０００５】以下、詳細に説明する。種菌の微生物は、
例えばストレプトコッカス・サーモフィラス、ストレプ
トコッカス・ラクティス、ストレプトコッカス・クレモ
リス、ラクトバチルス・ブルガリクス、エンテロコッカ
ス・フェーカリス、エンテロコッカス・フェシウム、エ
ンテロコッカス・デュランス、エンテロコッカス・エビ
ウム、ストレプトコッカス・サリバリウス、ストレプト
コッカス・ボービス、ストレプトコッカス・イクイヌ
ス、ラクトバチルス・ギャセリー、ラクトバチルス・ア
シドフィルス、ラクトバチルス・ファーメンタム、ラク
トバチルス・ロイテリー、ラクトバチルス・カゼイ、ラ
クトバチルス・アラビノーサス、ラクトバチルス・プラ
ンタラム、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィド
バクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・アド
レッセンティス、ビフィドバクテリウム・インファンテ
ィス、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ロイコノス
トック・メッセントロイデス、ロイコノストック・クレ
モリス、等が使用できる。
例えばストレプトコッカス・サーモフィラス、ストレプ
トコッカス・ラクティス、ストレプトコッカス・クレモ
リス、ラクトバチルス・ブルガリクス、エンテロコッカ
ス・フェーカリス、エンテロコッカス・フェシウム、エ
ンテロコッカス・デュランス、エンテロコッカス・エビ
ウム、ストレプトコッカス・サリバリウス、ストレプト
コッカス・ボービス、ストレプトコッカス・イクイヌ
ス、ラクトバチルス・ギャセリー、ラクトバチルス・ア
シドフィルス、ラクトバチルス・ファーメンタム、ラク
トバチルス・ロイテリー、ラクトバチルス・カゼイ、ラ
クトバチルス・アラビノーサス、ラクトバチルス・プラ
ンタラム、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィド
バクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・アド
レッセンティス、ビフィドバクテリウム・インファンテ
ィス、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ロイコノス
トック・メッセントロイデス、ロイコノストック・クレ
モリス、等が使用できる。
【０００６】また、種菌に添加する食物の機能性成分等
は、食物繊維としては、ペクチン、ペクチン酸、ポリデ
キストロース、リンゴファィバー、レバン、レバン部分
分解物、グアガム、グアガム部分分解物、キサンタンガ
ム、ローガストビーンガム、アラビアガム、マンナン、
コンニャク粉等、ビタミン又はプロビタミンとしては、
ビタミンＡ、ビタミンＥ、ビタミンＤ、ビタミンＣ、β
−カロチン、エルゴステロール等、不飽和脂肪酸として
は、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、リノール酸、エ
イコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸（ＤＨＡ）
等、藻類としてはクロレラ、スピルリナ、アサクサノ
リ、コンブ、ワカメ等、キノコ類としては、シイタケ、
マイタケ、シメジ、エノキダケ等、野菜類としては、ニ
ンジン、パセリ、シソ葉、ダイコン、ダイコンの葉、キ
ャベツ等が使用される。
は、食物繊維としては、ペクチン、ペクチン酸、ポリデ
キストロース、リンゴファィバー、レバン、レバン部分
分解物、グアガム、グアガム部分分解物、キサンタンガ
ム、ローガストビーンガム、アラビアガム、マンナン、
コンニャク粉等、ビタミン又はプロビタミンとしては、
ビタミンＡ、ビタミンＥ、ビタミンＤ、ビタミンＣ、β
−カロチン、エルゴステロール等、不飽和脂肪酸として
は、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、リノール酸、エ
イコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸（ＤＨＡ）
等、藻類としてはクロレラ、スピルリナ、アサクサノ
リ、コンブ、ワカメ等、キノコ類としては、シイタケ、
マイタケ、シメジ、エノキダケ等、野菜類としては、ニ
ンジン、パセリ、シソ葉、ダイコン、ダイコンの葉、キ
ャベツ等が使用される。
【０００７】具体的例として、下記（Ａ）−（Ｄ）を挙
げる。これらの組成物を、各々牛乳又は豆乳１リットル
に添加し、混ぜ（Ａ）−（Ｃ）は４０〜４５℃で１５〜
２４時間加温し、（Ｄ）は室温で２０時間放置した。各
々凝固後冷蔵し、良好な風味のものが得られた。これら
の混合物は、アルミ袋等に密封し冷蔵することにより、
数ヶ月以上劣化なく保管可能である。
げる。これらの組成物を、各々牛乳又は豆乳１リットル
に添加し、混ぜ（Ａ）−（Ｃ）は４０〜４５℃で１５〜
２４時間加温し、（Ｄ）は室温で２０時間放置した。各
々凝固後冷蔵し、良好な風味のものが得られた。これら
の混合物は、アルミ袋等に密封し冷蔵することにより、
数ヶ月以上劣化なく保管可能である。
【０００８】 （Ａ）種菌乾燥物 エンテロコッカス・フェカリス粉末 ２００ｍｇ （天野製薬株式会社） 計３００ｍｇ ラクトバチルス・アシドフィルス粉末 １００ｍｇ （天野製薬株式会社） ＤＨＡ粉末 １００ｍｇ ポリデキストロース粉末 １０ｍｇ 粉末ビタミンＥ ２０ｍｇ 粉末ビタミンＣ １０ｍｇ
【０００９】 （Ｂ）種菌乾燥物｛市販ヨーグルト（※）の凍結乾燥物｝ １ｇ α−リノレン酸 １００ｍｇ 粉末βカロチン ２０００単位 リンゴファイバー ５ｇ 粉末ビタミンＤ３ １００単位 （※）：明治乳業株式会社、明治ブルガリアヨーグルト
【００１０】 （Ｃ）種菌乾燥物｛市販ヨーグルトの凍結乾燥物（同上）｝ １ｇ 乾燥シイタケ粉末 ０．５ｇ 凍結乾燥ニンジン粉末 ０．５ｇ 凍結乾燥キャベツ粉末 ０．５ｍｇ 粉末β−カロチン ２０００単位 乳果オリゴ糖 ０．５ｇ
【００１１】 （Ｄ）種菌乾燥物｛ケフィア種菌（有限会社中垣技術士事務所）｝ １ｇ クロレラエキス粉末 ０．１ｇ γ−リノレン酸 １００ｍｇ
Claims (1)
- 食物繊維、ビタミン又はプロビタミン、不飽和脂肪酸、
藻類、藻類乾燥物、藻類抽出物、キノコ、乾燥キノコ、
キノコ抽出物、乾燥野菜の一つ以上を含有する事を特徴
とする発酵食品用の種菌剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16731994A JP3407982B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 発酵食品用の種菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16731994A JP3407982B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 発酵食品用の種菌剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08169A true JPH08169A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3407982B2 JP3407982B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=15847551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16731994A Expired - Fee Related JP3407982B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 発酵食品用の種菌剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3407982B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996037113A1 (fr) * | 1995-05-26 | 1996-11-28 | Kabushiki Kaisha Yakult Honsha | Yaourt contenant du bifidobacterium et procede de production de ce dernier |
| WO1999047006A1 (en) * | 1998-03-19 | 1999-09-23 | Sunstar Inc. | Foods, medical treatments and method relating to effects of promoting the growth of lactobacillus bifidus, preventing allergy and lowering human cholesterol level |
| KR100378154B1 (ko) * | 2000-06-05 | 2003-03-29 | 신갑균 | 버섯을 이용한 기능성 요구르트 및 그 제조방법 |
| KR100449886B1 (ko) * | 2001-11-22 | 2004-09-22 | 주식회사 바이오허브 | 버섯유산발효액의 제조방법 및 상기 제조방법에 의해제조된 버섯유산발효액 |
| KR100454760B1 (ko) * | 1997-01-22 | 2005-01-13 | 후지 세이유 가부시키가이샤 | 발효두유(豆乳)제조방법 |
| KR100534066B1 (ko) * | 2001-09-04 | 2005-12-06 | 주식회사 바이오허브 | 혈당 강하에 유효한 성분을 포함하는 버섯유산발효액 및상기 발효액의 제조방법 |
| JP2014143987A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Ito En Ltd | 乳酸菌含有飲食品のまろやかさ向上方法 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP16731994A patent/JP3407982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996037113A1 (fr) * | 1995-05-26 | 1996-11-28 | Kabushiki Kaisha Yakult Honsha | Yaourt contenant du bifidobacterium et procede de production de ce dernier |
| KR100454760B1 (ko) * | 1997-01-22 | 2005-01-13 | 후지 세이유 가부시키가이샤 | 발효두유(豆乳)제조방법 |
| WO1999047006A1 (en) * | 1998-03-19 | 1999-09-23 | Sunstar Inc. | Foods, medical treatments and method relating to effects of promoting the growth of lactobacillus bifidus, preventing allergy and lowering human cholesterol level |
| KR100378154B1 (ko) * | 2000-06-05 | 2003-03-29 | 신갑균 | 버섯을 이용한 기능성 요구르트 및 그 제조방법 |
| KR100534066B1 (ko) * | 2001-09-04 | 2005-12-06 | 주식회사 바이오허브 | 혈당 강하에 유효한 성분을 포함하는 버섯유산발효액 및상기 발효액의 제조방법 |
| KR100449886B1 (ko) * | 2001-11-22 | 2004-09-22 | 주식회사 바이오허브 | 버섯유산발효액의 제조방법 및 상기 제조방법에 의해제조된 버섯유산발효액 |
| JP2014143987A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Ito En Ltd | 乳酸菌含有飲食品のまろやかさ向上方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3407982B2 (ja) | 2003-05-19 |
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Legal Events
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