JPH081683Y2 - 毛髪用クリップ - Google Patents

毛髪用クリップ

Info

Publication number
JPH081683Y2
JPH081683Y2 JP8634489U JP8634489U JPH081683Y2 JP H081683 Y2 JPH081683 Y2 JP H081683Y2 JP 8634489 U JP8634489 U JP 8634489U JP 8634489 U JP8634489 U JP 8634489U JP H081683 Y2 JPH081683 Y2 JP H081683Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
hair gripping
gripping
members
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8634489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0324003U (ja
Inventor
明則 竹本
Original Assignee
株式会社コスモプランニング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社コスモプランニング filed Critical 株式会社コスモプランニング
Priority to JP8634489U priority Critical patent/JPH081683Y2/ja
Publication of JPH0324003U publication Critical patent/JPH0324003U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH081683Y2 publication Critical patent/JPH081683Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、整髪や調髪、美髪等に際して、毛髪の所定
の形や位置に固定したり留めたりするための毛髪用クリ
ップに係り、特に毛髪の把持機能を向上させるための技
術に関するものである。
(背景技術) 整髪や調髪、美髪等に際して、毛髪を所定の形や位置
に固定したり留めたりするために用いられる毛髪用クリ
ップは、毛髪把持部と作用部との間に連結部が設けられ
た構造の上部材と下部材とが、それぞれの連結部におい
て、一軸回りに回動可能に連結されると共に、捩りコイ
ルバネ等の付勢手段によって、それら両部材の毛髪把持
部が互いに接近する方向に付勢された構造とされてい
る。そして、上部材と下部材の両作用部間に加えられる
挟圧力によってそれら両部材の毛髪把持部が相互に離間
させられ得るようになっている一方、付勢手段の付勢力
によってそれら両部材の毛髪把持部が相互に接近させら
れるようになっており、付勢手段の付勢力に基づく挟圧
作用により、両部材の毛髪把持部間において毛髪が把持
できるようになっている。
而して、このような毛髪用クリップにおいては、従
来、上部材と下部材の毛髪把持部が略同一の湾曲形状と
されており、それら上下両部材の連結部回りの回動に際
して、それらの毛髪把持部が常に同じ形状を保った状態
で回動させられるようになっていた。つまり、上下両部
材の毛髪把持部を離間させた状態では、それら毛髪把持
部間の間隔が、連結部から遠い程、すなわち毛髪把持部
の先端側(自由端側)に近い程、大きくなるようになっ
ていたのである。
そして、そのために、この種の従来の毛髪用クリップ
にあっては、上下両部材の毛髪把持部間において毛髪を
把持した場合、連結部に近い、毛髪把持部の基端側部分
においては、毛髪を良好に把持できるものの、毛髪把持
部の先端側部分においては、その基端側部分で把持され
た毛髪の存在によって毛髪把持部間が大きく開放される
ことに起因して、毛髪がその先端開放側から毛髪把持部
の外側に逃げ易いといった問題があり、毛髪の把持機能
に劣るといった事情があった。
(解決課題) ここにおいて、本考案は、このような事情を背景とし
て為されたものであり、その解決すべき課題とするとこ
ろは、毛髪把持部全体で毛髪を均等に把持して、従来よ
りも多量の毛髪を良好に把持することのできる、毛髪の
把持機能に優れた毛髪用クリップを提供することにあ
る。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本考案にあっ
ては、前述の如き、毛髪把持部と作用部との間に連結部
が設けられた構造の上部材と下部材とを、それらの連結
部において、一軸回りに回動可能に連結すると共に、両
部材の毛髪把持部を互いに接近させる方向に付勢する付
勢手段を設け、それら両部材の作用部間に加えられる挟
圧力と付勢手段の付勢力とに基づいて、それら上下の部
材の毛髪把持部が相互に離間乃至は接近せしめられるよ
うに為し、それら両部材の毛髪把持部間において、付勢
手段の付勢力に基づいて毛髪を把持し得るようにした毛
髪用クリップにおいて、下部材の毛髪把持部を、中央部
が上部材側に突出した湾曲形状若しくは非湾曲形状と為
すと共に、上部材の毛髪把持部を、中央部が下部材とは
反対側に突出した、下部材の毛髪把持部よりも湾曲度の
大きな湾曲形状と為し、且つ上部材の毛髪把持部の弾性
を下部材の毛髪把持部のそれよりも大きく設定して、そ
れら毛髪把持部による毛髪把持状態において、上部材側
の毛髪把持部が主として変形せしめられるようにしたの
である。
(作用) このような構造の毛髪用クリップにおいては、上部材
と下部材の両作用部間に挟圧力を作用させて、両部材の
毛髪把持部を大きく開いた状態から、それら毛髪把持部
を徐々に接近させていくと、先ず、毛髪把持部の先端部
同士が接触する。そしてその後、主として上部材側の毛
髪把持部が変形させられることにって、上下両部材の毛
髪把持部全体が徐々に密着させられる。
従って、上下両部材の毛髪把持部間で毛髪を把持する
場合においては、先ず、毛髪把持部の先端側に位置する
毛髪に対して挟圧力が作用され、その後の接近作用によ
って、毛髪把持部の中央部側および基端部側に位置する
毛髪に対して挟圧力が作用されることとなって、毛髪把
持部の先端部側からの毛髪の脱落が良好に回避されると
共に、上下両部材の毛髪把持部間に位置する毛髪に対し
て略均等な挟圧力が作用させられて、それら毛髪把持部
間において従来よりも多量の毛髪がより良好且つ確実に
把持されることとなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
先ず、第1図において、10,12は、略同じ長さを有す
る長手状の上部材および下部材であって、従来の毛髪用
クリップと同様に、それぞれ、比較的長い毛髪把持部1
4,16と比較的短い作用部18,20との間に連結部22,24が設
けられた構造を有しており、それぞれの連結部22,24に
おいて、連結ピン26にて相互に回動可能に連結されてい
る。そして、それら両部材10,12が、連結ピン26に嵌装
された付勢手段としての捩りコイルバネ28によって、毛
髪把持部14,16が互いに接近する方向に付勢されてお
り、これにより、両部材10,12の作用部18,20間に作用さ
れる挟圧力と、捩りコイルバネ28の付勢力とに基づい
て、両部材10,12の毛髪把持部14,16が相互に接近、離隔
するようにされて、捩りコイルバネ28の付勢力に基づく
挟圧作用により、毛髪把持部14,16間において毛髪(頭
髪)が把持され得るようになっている。
ここで、下部材12は、比較的材質の硬い樹脂材料に
て、全体にわたって剛性の大きい状態で構成されてお
り、頭髪を把持する場合、通常、頭部に密着する側に配
置されるものであるところから、使用時において違和感
がないように、その全長にわたって略同一の曲率で、そ
の長手方向の中央部が上部材10側に突出するように湾曲
させられている。
一方、上部材10は、下部材12と同等乃至はそれよりも
材質の軟らかい樹脂材料で構成されており、連結部22と
作用部18については下部材12と同様の剛性が与えられて
はいるものの、毛髪把持部14については下部材12のそれ
(16)よりも充分大きな弾性が付与されており、且つそ
の毛髪把持部14には、中央部が下部材12とは反対側に突
出するように、下部材12よりも大きな曲率の湾曲形状が
付与されている。そして、これにより、上部材10と下部
材12の両作用部18,20に挟圧力を作用させて、両部材10,
12の毛髪把持部14,16を大きく開いた状態から、それら
毛髪把持部を徐々に接近させていった場合において、そ
れら毛髪把持部14,16がその先端部で最初に接触し(第
2図参照)、その後、主として上部材10側の毛髪把持部
14の変形に基づいて、毛髪把持部14,16が全体的に徐々
に略均等に密着させられるようになっている(第3図参
照)。
なお、ここでは、第1図乃至第3図から明らかなよう
に、上部材10の毛髪把持部14の先端部下面に突起30が設
けられている一方、下部材12の毛髪把持部16の先端部上
面に該突起30を収容するための段差部32が設けられてお
り、両部材10,12の毛髪把持部14,16を開状態から閉じて
いった時に、上部材10の毛髪把持部14がその先端の突起
30で下部材12の毛髪把持部16に最初に接触し、その後、
上部材10の毛髪把持部14の変形に従ってその突起30が徐
々に前方に移動して、最終的に下部材12の段差部32に収
容されるようになっている。
また、第1図乃至第3図に示されているように、上部
材10の毛髪把持部14の下面には、その長手方向に所定の
間隔を隔てて、その幅方向に延びる、毛髪把持部14の長
手方向の中央部に位置するものほど背の高い突条34が多
数突設されており、毛髪把持部14,16での毛髪把持状態
において、毛髪把持部14,16の長手方向への毛髪の移動
をそれら突条34で良好に規制できるようになっている。
そして、下部材12には、それら突条34の形成部位に対応
して、毛髪把持部14,16の密着時において、それら突条3
4を収容する長穴36が形成されている。
このようなクリップを用いて毛髪を把持、固定する場
合には、上部材10と下部材12の両作用部18,20を挟圧し
て、それら両部材10,12の毛髪把持部14,16を開き、それ
らの間に毛髪を収容してから、両作用部18,20に対する
挟圧力を解除する。両作用部18,20に対する挟圧力を解
除すると、捩りコイルバネ28の付勢力によって両部材1
0,12の毛髪把持部14,16が相互に接近させられ、前述の
ように、上部材10の毛髪把持部14の先端の突起30が下部
材12の毛髪把持部16の先端に最初に接触させられる。そ
してその後、主として上部材10側の毛髪把持部14の変形
に基づいて、毛髪把持部14,16の中央部および基端部が
全体的に略均等に接近させられて、両毛髪把持部14,16
間に毛髪が把持される。
従って、かかる本実施例のクリップを用いれば、先
ず、毛髪把持部14,16の先端側に位置する毛髪に対して
挟圧力が作用された後、毛髪把持部14,16の中央部側お
よび基端部側に位置する毛髪に対して挟圧力が略均等に
作用されることとなって、毛髪把持部14,16の先端部側
からの毛髪の脱落が良好に回避されると同時に、上下両
部材10,12の毛髪把持部14,16間に位置する毛髪に対して
挟圧力が略均等に作用させられることとなる。そして、
これにより、毛髪把持部14,16の略全長において毛髪が
略均等に挟圧、把持されることとなって、従来よりも多
量の毛髪がより確実に把持せしめられることとなる。
このように、本実施例の毛髪用クリップを用いれば、
従来よりも多量の毛髪をより確実に把持、固定すること
が可能となるため、整髪や調髪、美髪等に際して、毛髪
を所望の形や位置により確実且つ良好に固定したり留め
たりすることが可能となって、それらの作業性や仕上が
り具合を大幅に向上させることが可能となるのである。
なお、本実施例では、前述のように、上部材10の毛髪
把持部14の先端に突起30が設けられる一方、下部材12の
毛髪把持部16の先端に段差部32が設けられて、毛髪の把
持時において、上部材10側の突起30が下部材12側の段差
部32に収容されるようになっていることから、そのよう
な突起30や段差部32を設けない場合に比べて、毛髪把持
部14,16の先端側からの毛髪の脱落を極めて良好に防止
できるといった利点もある。
また、本実施例では、前述のように、毛髪把持部14の
下面の突条34が、毛髪を最も多量に把持する毛髪把持部
14の中央部において最も高く、毛髪把持量が少なくなる
毛髪把持部14の両端側程低くされていることから、毛髪
把持部14,16間の略全長にわたって、把持した毛髪の横
流れ現象を効果的に防止できるといった利点もある。
以上、本考案の一実施例を詳細に説明したが、これは
文字通りの例示であり、本考案が、かかる具体例に限定
されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内におい
て、種々なる変更,修正,改良等を施した態様で実施で
きることは、言うまでもないところである。
例えば、前記実施例では、毛髪把持部14,16の密着時
において、上部材10側の毛髪把持部14の下面に突設され
た突条34を収容するために、下部材12の毛髪把持部16に
長穴36が形成されていたが、かかる長穴36に代えて、第
4図に示されている如き、毛髪把持部16の長手方向に延
びる溝38を形成するようにしてもよい。
また、上部材10側の毛髪把持部14の下面には、幅方向
に延びる複数の突条34に代えて、長手方向に延びる1ま
たは2以上の突条を形成するようにしてもよく、またそ
のような突条を下部材12側に形成するようにしてもよ
い。
更に、下部材12は、必ずしも湾曲形状とする必要はな
く、ストレート形状とすることも可能であり、また上部
材10と下部材12を金属材料で構成するようにすることも
可能である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案に従う毛髪用
クリップによれば、毛髪把持部全体で毛髪を略均等に把
持して、従来よりも多量の毛髪をより良好且つ確実に把
持できるため、整髪、調髪、美髪等に用いて、それらの
作業性や仕上がり具合の大幅な向上を期待できるといっ
た効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従う毛髪用クリップの一例の、毛髪
把持部を開いた状態を示す斜視図であり、第2図は、第
1図のクリップの上下の部材の毛髪把持部の先端部同士
が接触した状態を示す正面図であり、第3図は、第1図
のクリップの上下の部材の毛髪把持部全体が密着した状
態を示す一部切欠き正面図であり、第4図は、本考案の
別の実施例の第3図に対応する図である。 10:上部材、12:下部材 14,16:毛髪把持部 18,20:作用部、22,24:連結部 26:連結ピン、28:捩りコイルバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛髪把持部と作用部との間に連結部が設け
    られた構造の上部材と下部材とを、それらの連結部にお
    いて、一軸回りに回動可能に連結すると共に、両部材の
    毛髪把持部を互いに接近させる方向に付勢する付勢手段
    を設け、それら両部材の作用部間に加えられる挟圧力と
    該付勢手段の付勢力とに基づいて、それら上下の部材の
    毛髪把持部が相互に離間乃至は接近せしめられるように
    為し、それら両部材の毛髪把持部間において、該付勢手
    段の付勢力に基づいて毛髪を把持し得るようにした毛髪
    用クリップにおいて、 前記下部材の毛髪把持部を、中央部が前記上部材側に突
    出した湾曲形状若しくは非湾曲形状と為すと共に、前記
    上部材の毛髪把持部を、中央部が前記下部材とは反対側
    に突出した、該下部材の毛髪把持部よりも湾曲度の大き
    な湾曲形状と為し、且つ該上部材の毛髪把持部の弾性を
    前記下部材の毛髪把持部のそれよりも大きく設定して、
    それら毛髪把持部による毛髪把持状態において、該上部
    材側の毛髪把持部が主として変形せしめられるようにし
    たことを特徴とする毛髪用クリップ。
JP8634489U 1989-07-21 1989-07-21 毛髪用クリップ Expired - Lifetime JPH081683Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8634489U JPH081683Y2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 毛髪用クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8634489U JPH081683Y2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 毛髪用クリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0324003U JPH0324003U (ja) 1991-03-13
JPH081683Y2 true JPH081683Y2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=31635858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8634489U Expired - Lifetime JPH081683Y2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 毛髪用クリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081683Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999060974A1 (en) * 1998-05-28 1999-12-02 The Procter & Gamble Company Disposable absorbant article
JP2008508082A (ja) * 2004-08-05 2008-03-21 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 使い捨てプルオン衣類
BRPI0621696B8 (pt) * 2006-05-30 2021-06-22 Essity Hygiene & Health Ab produto inicial adaptável para servir como um vestuário, vestuário para receber uma estrutura absorvente e método de manufaturar um produto inicial
JP6098987B1 (ja) * 2016-04-01 2017-03-22 株式会社a2Dazzle ヘアクリップ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0324003U (ja) 1991-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4966603A (en) Aneurysm clip
WO2006031081A1 (en) Device for removing mascara material
CN101553147A (zh) 用于美发店的发卡
US20030164073A1 (en) Tool
US5261428A (en) Hair fastening device
JPH081683Y2 (ja) 毛髪用クリップ
US20220408894A1 (en) Hair clip
US6098636A (en) Hair clip
EP4057866A1 (en) Hair clip
US5673712A (en) Eyelash curler
CN100376183C (zh) 头发成型装置
US2767720A (en) Hair clamp
CN212165171U (zh) 发夹
JP2916367B2 (ja) まつ毛カーラーにおける操作機構
JPH02177Y2 (ja)
KR100430963B1 (ko) 머리핀
JP3003741U (ja) 櫛付髪飾り留め
JP2001353018A (ja) ヘアーアイロン
JPH0519484Y2 (ja)
KR200277793Y1 (ko) 머리핀
KR200190533Y1 (ko) 정발용 전기아이론
KR200270322Y1 (ko) 머리핀
KR20220170068A (ko) 모발 고정력을 향상시킨 헤어핀셋
JPS6314725Y2 (ja)
KR200209892Y1 (ko) 머리 핀