JPH08165866A - 遮光装置 - Google Patents

遮光装置

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JPH08165866A
JPH08165866A JP30928394A JP30928394A JPH08165866A JP H08165866 A JPH08165866 A JP H08165866A JP 30928394 A JP30928394 A JP 30928394A JP 30928394 A JP30928394 A JP 30928394A JP H08165866 A JPH08165866 A JP H08165866A
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light
shielding
rear window
plate
window
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JP30928394A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
猛 田中
Tomoyuki Kikuta
知之 菊田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不要な光線を十分に遮光することができ、か
つ、良好な視野を得ることができるようにすること、す
なわち遮光性と視界の確保の両立を図ること。 【構成】 相対的に平行移動可能に配置した固定側及び
可動側の偏光板(26A,26B)は、それぞれ透明基
板(27)に偏光線(a)を設けた構造である。可動側
の偏光板を固定側の偏光板に対して平行移動させる静電
アクチュエータ(25)を備えている。自動車(11)
のリアウインド(12)に取付けられ、リアウインドの
上方側(12a)に対応する部位の遮光率をリアウイン
ドの下方側(12c)に対応する部位の遮光率よりも高
く設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のリアウインド
やサンバイザ、建築物の窓等に好適に使用される遮光装
置に関するものであり、特に、かかる遮光装置における
遮光性の向上と視界の確保との両立に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遮光装置としては、本出
願人に係る特開平6−59201号公報において、図3
8に示すような遮光装置が開示されている。この遮光装
置は、透明ケース1内に、固定子2及び移動子3を備え
る静電アクチュエータ5と、偏光板6A,6Bを備えて
いる。これら偏光板6A,6Bのうち一方の偏光板6A
はケース1の内面に固定しており、他方の偏光板6Bは
上記静電アクチュエータ5の移動子3に固定している。
【0003】上記静電アクチュエータ5の固定子2には
櫛状に3相の電極7a,7b,7c…7a,7b,7c
…を配置しており、一方、移動子3は誘電体からなり電
極を設けていない。上記電極7a,7b,7c…7a,
7b,7c…には、高電圧が周期的に極性を切り替えて
印加され、この電極7a,7b,7cに印加された電圧
と、静電誘導により移動子3に生じる電圧との間の吸
引、反発力により、移動子3は固定子2に対して図中矢
印X1,X2で示す方向に移動する。この移動子3の移
動により、固定側の偏光板6Aに対する可動側の偏光板
6Bの位置が調節することができる。
【0004】上記偏光板6A,6Bは、同一の構造であ
り、図39に示すように、全体として略矩形状で、図中
横方向に偏光線aを設けた長方形状の第1偏光面8と、
図中縦方向に偏光線aを設けた長方形状の第2偏光面9
を交互に設けてなり、第1偏光面8と第2偏光面9の幅
Wは等しい。
【0005】図40に示すように、偏光板6A,6Bの
第1偏光面8、第2偏光面9どうしが互いに重る状態で
は、遮光率が低く(透光率が高く)、図41に示すよう
に、偏光板6Aの第1偏光面8と偏光板6Bの第2偏光
面9が重なり合い、偏光板6Aの第2偏光面9と偏光板
6Bの第1偏光面8が重なり合う状態となると遮光率が
高く(透光率が低く)なる。よって、この遮光装置で
は、静電アクチュエータ5を駆動して、第1偏光面8と
第2偏光面9の重なる量を調節することにより、遮光率
を調節することができる。
【0006】この遮光装置では、上記偏光板6A,6B
の各第1偏光面8の偏光線aの密度及び、各第2偏光面
9の偏光線aの密度は一定であるため、遮光装置の各部
位で遮光率は均一である。例えば、上記図40及び図4
1の範囲P1,P2,P3で、遮光率はほぼ同じであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の遮光
装置では、遮光率を部位により異ならせたいという要望
がある。例えば、図42に示す自動車11のリアウイン
ド12では、リアウインド12の全面を同じ遮光率で遮
光するよりも、上方側12Aでは遮光率を高くして日光
等の光線を確実に遮光する一方、下方側12Bの遮光率
を低くしてドライバーの後方視界を確保したいという要
望がある。
【0008】また、図43に示す建築物の窓15では、
室内の明るさを確保しつつ、外部からの視界を遮りたい
という要望があり、この場合、上記自動車11のリアウ
インド12の場合とは逆に、上方側15Aの遮光率を低
くして日光等の外光を室内に入射させる一方、下方側1
5Bの遮光率Bを高くして外部から視界を遮ることが望
ましい。しかし、上記遮光率がほぼ均一である遮光装置
では、このような要求に応じることができない。
【0009】また、上記遮光率が均一な遮光装置を自動
車のリアウインドに適用する場合、例えば、直射日光の
ような強い光線を確実に遮光するために、偏光線aの密
度を増して、図40に示す状態での遮光率を高くする
と、図39に示す最も遮光率の低い状態における遮光率
も必然的に高くなり、特に夕暮れ夜間の視界が良好でな
いという問題もある。
【0010】一方、特開平6−8730号公報には、縦
縞の遮光模様を形成した透明板を備え、この透明板の位
置をずらすことにより、自動車のリアウインド上の遮光
範囲を調整可能とした遮光装置が開示されている。しか
し、この遮光装置は、上記のように遮光模様が縦縞であ
るため、リアウインドの上方側と下方側の遮光率を異な
らせることはできない。
【0011】本発明は、上記のような従来の遮光装置に
おける問題を解決し、不要な光線を十分に遮光すること
ができ、かつ、良好な視野を得ることができるようにす
ること、すなわち遮光性と視界の確保の両立を図ること
を目的としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1は、そ
れぞれ透明基板に偏光線を設けてなり、相対的に平行移
動可能に配置した固定側及び可動側の偏光板と、上記可
動側の偏光板を固定側の偏光板に対して平行移動させる
駆動手段とを備え、上記固定側及び可動側の偏光板の少
なくとも一部分の偏光線の密度を他の部分と異ならせ
て、遮光率を部位によって異ならせていることを特徴と
する遮光装置を提供するものである。
【0013】また、請求項2は、それぞれ透明基板に間
隔をあけて縞部を設けてなり、相対的に平行移動可能に
配置した固定側及び可動側の遮光板と、上記可動側の遮
光板を固定側の遮光板に対して平行移動させる駆動手段
とを備え、上記固定側及び可動側の遮光板に設けた縞部
のうち少なくとも1つの縞部の透光率を異ならせて、遮
光率を部位によって異ならせていることを特徴とする遮
光装置を提供するものである。
【0014】請求項3のように、上記駆動手段を静電ア
クチュエータとすることが好ましい。
【0015】具体的には、本発明の遮光装置は、請求項
4のように、自動車のリアウインドに取付けられ、リア
ウインドの上方側に対応する部位の遮光率をリアウイン
ドの下方側に対応する部位の遮光率よりも高く設定した
構成とすることが好ましい。
【0016】また、本発明の遮光装置は、請求項5のよ
うに、建築物の窓に取付けられ、窓の下方側に対応する
部位の遮光率を窓の上方側に対応する部位の遮光率より
も高く設定した構成としてもよい。
【0017】
【作用】請求項1の遮光装置では、上記固定側及び可動
側の偏光板の少なくとも一部分の偏光線の密度を他の部
分と異ならせているため、遮光率が部位によって異な
る。
【0018】請求項2の遮光装置では、固定側及び可動
側の遮光板に設けた縞部のうち少なくとも1つの縞部の
透光率を異ならせているため、遮光率を部位によって異
なる。
【0019】請求項3のように、駆動手段を静電アクチ
ュエータとした場合には、作動音が静粛であると共に装
置が小型、軽量である。
【0020】請求項4のように、自動車のリアウインド
に取付けられ、リアウインドの上方側に対応する部位の
遮光率をリアウインドの下方側に対応する部位の遮光率
よりも高く設定した場合には、日光等の外光の車室内の
入射が確実に防止される一方、ドライバーの視界が確保
される。
【0021】請求項5のように、建築物の窓に取付けら
れ、窓の下方側に対応する部位の遮光率を窓の上方側に
対応する部位の遮光率よりも高く設定した場合には、日
光等の外光が室内に確実に入射する一方、外部からの視
界が確実に防止される。
【0022】
【実施例】次に、図面示す実施例に基づいて本発明につ
いて詳細に説明する。図1から図4に示す第1実施例に
係る遮光装置は、自動車11のリアウインド12用の遮
光装置である。この遮光装置は、図3に示すように、ガ
ラス製のリアウインド12に固定した樹脂製の透明ケー
ス21内に固定子23、移動子24を備える静電アクチ
ュエータ25と、2枚の偏光板26A,26Bを収容し
ている。なお、第1実施例では、リアウインド12の上
方側12aでは遮光装置がリアウインドを覆うようにし
ているが、リアウインド12の下端部12bには遮光装
置を配置せずに、リアウインド12を介して直接車室内
に光線が入射するようにしている。
【0023】上記偏光板26A,26Bのうち一方の偏
光板26Aは、透明ケース21の内面に固定され、他方
の偏光板26Bは上記静電アクチュエータ25の移動子
24に固定されている。また、静電アクチュエータ25
の固定子23は透明ケース21の内面に固定されてい
る。
【0024】上記静電アクチュエータ25の移動子24
は、図4及び図5に示すように、櫛状に配置した複数の
電極29a,29b,29c…を備え、二つおきに位置
する各電極29a,29b,29cを相互に接続して3
相とし、この3相のうち、2相(電極29b,電極29
c)を相互に接続して1相としている。すなわち、移動
子24の電極29a〜29cをS相(電極29a)とT
相(電極29b,29c)の2相としている。
【0025】上記固定子23は、図4に示すように、複
数の電極30a,30b,30c…を備え、これらの電
極30a〜30cのうち二つおきに位置する各電極30
a〜30cを互いに接続して3相(U相,V相,W相)
としている。
【0026】上記移動子24の電極29a,29b,2
9c…、固定子23の電極30a,30b,30cは、
偏光板26A,26Bの周囲または縁部と対応するよう
に設けられ、視界を遮らないようにしている。また、こ
れら電極29a,29b,29c及び30a,30b,
30cを透明電極(ITO)とすれば、偏光板26A,
26Bの中央部分と対応する位置に電極29a,29
b,29c及び30a,30b,30cを設けることが
できる。この場合、移動子23及び固定子23の単位面
積当たりの電極数を増加することができるため、移動子
24を動かす際の駆動トルクを増加することができる。
【0027】上記移動子24の電極29a〜29cはリ
レーR1,R2を介して高電圧源31に接続されてお
り、駆動時にはS相の電極29aに対して正(以下、
“+”と表記する。)の高電圧が固定的に印加され、T
相の電極29b,29cに対しては負(以下、“−”と
表記する。)の高電圧が固定的に印加される。
【0028】一方、上記固定子23の電極30a〜30
cは、リレーR3〜R11を介して高電圧源31に接続
されている。駆動時には上記リレーR3〜R11の切替
により、U相、V相、W相の電極30a〜30cには
“+”と“−”の極性を切り替えて高電圧が印加され
る。まず、移動子24を図中矢印X1方向に移動させる
場合には、U相の電極30aに対して等時間間隔で
“+”“+”“−”の順に高電圧を繰り返し印加し、V
相の電極30b、W相の電極30cに対してはU相の電
極30aに対して1ステップ、2ステップ分位相を進め
て高電圧を印加する。一方、移動子24を図中矢印X2
方向に移動させる場合には、V相、W相の電極30b,
30cに対してそれぞれU相の電極30aより1ステッ
プ、2ステップ分位相を進めて高電圧を印加する。な
お、図中32は運転席に設けた操作スイッチで、この操
作スイッチ32の設定に基づいて制御部33が上記リレ
ーR1〜R11を切り替えて高電圧の制御を印加する。
【0029】上記2枚の偏光板26A,26Bは、図6
に示すように同一の構造であり、透明基板27に偏光線
a(図7,図3にのみ示す)を設けている。これら偏光
板26A,26Bは、リアウインド12の上方側12a
から遮光率を異ならせた第1領域A1、第2領域A2及
び第3領域A3の3つの領域を備えている。
【0030】上記第1領域A1は、図7(A)に示すよ
うに、図中横方向に等間隔に偏光線aを設けた第1偏光
面35と、図中縦方向に等間隔に偏光線aを設けた第2
偏光面36を交互に設けてなり、第1偏光面35と第2
偏光面36の幅W1は等しく設定している。上記第2領
域A2、上記第3領域A3も、それぞれ図7(B)、図
7(C)に示すように、図中横方向に等間隔に偏光線a
を設けた第1偏光面35と、図中縦方向に等間隔に偏光
線aを設けた第2偏光面36を相互に組み合わせてな
り、第1偏光面35及び第2偏光面36の幅W1も上記
第1領域A1と同じに設定している。
【0031】本実施例では、第1領域A1、第2領域A
2、第3領域A3の順で偏光線aの密度を低くしてい
る。すなわち、第1領域A1での偏光線a間の間隔t
1、第2領域A2での偏光線a間の間隔t2及び第3領
域A3での偏光線a間の間隔t3には(t1<t2<t
3)なる関係がある。このように第1実施例では、リア
ウインド12の上方側12aから下方側12cに向けて
遮光率の高い第1領域A1、遮光率の中程度の第2領域
A2、遮光率の低い第3領域A3の順に設けている。
【0032】この第1実施例の遮光装置では、図8
(A)に示す偏光板26A,26Bの第1偏光面35、
第2偏光面26どうしが完全に一致した状態で、遮光率
が最も低くなる。
【0033】上記図8(A)に示す状態から、静電アク
チュエータ25の移動子24を矢印X1方向に移動させ
ると、偏光板26Aの第1偏光面35と偏光板26Bの
第2偏光面36の重なる部分、あるいは偏光板26Aの
第2偏光面36と偏光板26Bの第1偏光面35が重な
る部分が徐々に増加し、これら第1偏光面35と第2偏
光面36の重なる部分が遮光部を形成する。
【0034】上記のように静電アクチュエータ25の移
動子24を移動させると、図8(B)に示すように、偏
光板26Aの第1偏光面35と偏光板26Bの第2偏光
面36、もしくは、偏光板26Aの第2偏光面36と偏
光板26Bの第1偏光面35が完全に重なった状態とな
り、遮光率が最大となる。
【0035】偏光板26A,26Bは、いずれもリアウ
インド12の上方側12aから遮光率の高い順に第1領
域A1、第2領域A2及び第3領域A3を設けているた
め、上記のように遮光部を形成すると、リアウインド1
2の上方側12aの遮光率が高く、日光等の光線を確実
に遮光することができる。一方、上記のようにリアウイ
ンド12の下方側12cの遮光率は低く、かつ、リアウ
インド12の最下端部12bには、遮光装置を配置して
いないため、ドライバーの後方視界を確保することがで
きる。このように第1実施例の遮光装置では、遮光性の
向上と視界の確保とを両立することができる。
【0036】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図9及び図10に示す本発明の遮光装置は、上記第
1実施例と同様に自動車のリアウインド12用の遮光装
置である。この第2実施例では、リアウインド12の上
方側12aにのみ遮光装置を配置し、下方側12cには
リアウインド12から光線が直接車室内に入射するよう
にしている。なお、この第2実施例において上記透明ケ
ース21、静電アクチュエータ25等の構造は上記第1
実施例と同様である。
【0037】図9に示す第2実施例における偏光板26
A,26Bは、上記第1実施例の偏光板26A,26B
の第1領域A1同一の構造である。すなわち、偏光板2
6a,26bには、上記図7(A)に示すよう横方向に
偏光線aを設けた第1偏光面35と、縦方向に偏光線a
を設けた第2偏光面36を交互に設けている。
【0038】図10(A)は、上記2枚の偏光板26
A,26Bの第1偏光面35、第2偏光面36どうしが
互いに一致した状態を示し、図10(B)は偏光板26
Aの第1偏光面35と偏光板26Bの第2偏光面36、
もしくは偏光板26Aの第2偏光面36と偏光板26B
の第1偏光面35が完全に重なり合った状態を示してい
る。静電アクチュエータを作動させて偏光板26A,2
6Bの位置を調節することにより、この図10(A),
(B)の間で遮光率を調節することができる。
【0039】第2実施例では、上記のように遮光装置が
リアウインド1の上方側12aのみを覆うため、図10
(B)に示す完全遮光時でも、リアウインド12の下方
側12cは非遮光時と同様に光が透過するため、ドライ
バーの後方視界を確保することができる。一方、リアウ
インド12の上方側12aは上記偏光板26A,26B
により高い遮光率を得ることができるため、直射日光等
の光線を確実に遮光することができる。
【0040】図11及び図12(A),(B)に示す本
発明の第3実施例では、遮光板26A,26Bはともに
小面積の台形状である。これら偏光板26A,26Bは
上記第2実施例と同様に、第7図(A)に示す第1領域
A1と同一の構造である。
【0041】この第3実施例では、遮光装置は、リアウ
インド12の上方側12aに位置しており、かつ、偏光
26A,26Bがであるため、リアウインド12の下方
側12c及び左右両側部12d,12eには遮光装置が
配置されていない。図12(A)は、2枚の偏光板26
A,26Aの第1偏光面35、第2偏光面36どうしが
互いに一致した状態を示し、図12(B)は偏光板26
Aの第1偏光面35と偏光板26Bの第2偏光面36、
もしくは、偏光板26Aの第2偏光面36と偏光板26
Bの第1偏光面35が互いに重った状態を示している。
【0042】この第3実施例では、図12(B)に示す
全閉時でもリアウインド12の下方側12cでは遮光装
置を介さずに直接光が透過し、また、リアウインド12
の左右両側12d,12eからの光線も遮光装置を介さ
ずにリアウインド12を透過するため、後方の視界が一
層広くなる。特に、リアウインド12の左右両側12
d,12eは、自動車11の室内支柱がドライバーの視
野を阻害しているため、この部分の視野広げることによ
り、ドライバーの視認性が大幅に向上する。一方、リア
ウインド12の上方側12aは上記偏光板26A,26
Bにより高い遮光率を得ることができ、日光等の光線を
確実に遮光することができる。
【0043】図13及び図14に示す第4実施例は、遮
光装置はリアウインド12の全面を覆っている。また、
第4実施例の遮光装置では、静電アクチュエータはリア
ウインドの上下方向に配置した2個の移動子を備えてお
り、この2つの移動子の位置を別個に制御できる構成と
している。
【0044】この第4実施例では、図13(A)に示す
偏光板26Aが透明ケースに固定される一方、図13
(B),(C)に示す偏光板26C,26Dが上記2個
の移動子に固定される。上記図13(A)に示す固定側
の偏光板26Aは、上方側37は上記図7(A)に示す
第1領域A1と同一の構造であり、下方側38は上記図
7(B)に示す第2領域A2と同一の構造である。一
方、上記図13(B)で示す可動側の偏光板26Cは上
記図7(A)に示す第1領域A1と同一の構造であり、
上記図13(C)で示す可動側の偏光板26Dは上記図
7(B)に示す第2領域A2と同じ構造である。
【0045】図14(A)は、偏光板26Aと偏光板2
6C,26Dの第1偏光面35、第2偏光面36どうし
が互いに一致して遮光率が最も低い状態を示し、図14
(B)は偏光板26Aの第1偏光面35と偏光板26
C,26Dの第2偏光面36、もしくは偏光板26Aの
第2偏光面36と偏光板26C,26Dの第1偏光面3
5が互いに重なり合って遮光率が最も高い状態を示して
いる。
【0046】このように第4実施例の遮光装置もリアウ
インド12の上方側12aの遮光率が高く、下方側12
cの遮光率が低いため、日光等の光線を確実に遮光する
ことができると共に、ドライバーの視界を確実に確保す
ることができる。また、第4実施例の遮光装置では、上
記のように上下方向に配置した2個の移動子にそれぞれ
偏光板26C,26Dを固定しているため、リアウイン
ド12の上方側12aと下方側12cの遮光率を別々に
調整することができるため、日光の強さ等のリアウイン
ド12に入射する光線の状況に応じて、リアウインド1
2の上方側12aと下方側12cの遮光率を調節するこ
とができる。
【0047】図15から図16に示す第5実施例の遮光
装置では、リアウインド12の中央部分12fと左右両
側12d,12eで遮光率を異ならせる構成としてい
る。図15に示すように、固定側及び可動側の偏光板2
6A,26Bは同一構造であり、リアウインド12の中
央部分12fに対応する部分を上記第1領域A1(図7
(A))と同一の構造とし、左右両側部12e,12d
に対応する部分に上記第2領域A2(図7(B))と同
一の構造としている。第5実施例では、偏光板26A,
26Bを、このような構造とすることにより、リアウイ
ンド12の中央部分12fの遮光率が左右両側部12
d,12eの遮光率よりも高い。
【0048】図16(A)は、2枚の偏光板26A,2
6Bの第1偏光面35、第2偏光面36どうしが互いに
一致した状態を示し、図16(B)は偏光板26Aの第
1偏光面35と偏光板26Bの第2偏光面36が重なり
合った状態を示している。この第5実施例では、上記の
ようにリアウインド12の中央部分12fの遮光率が高
いため、日光等の光線を確実に遮光することができる一
方、自動車11の室内支柱によりドライバーの視野が阻
害されている左右両側部12d,12eの遮光率が低い
ため、この部分でのドライバーの視野が広がり、良好な
視認性が得られる。
【0049】図17及び図18に示す第6実施例の遮光
装置はリアウインド12の全面に配置している。また、
第6実施例において、静電アクチュエータはリアウイン
ド12の中央部12f、左右両側12d,12eに対応
する部分に配置した3個の移動子を備えており、これら
の移動子の位置を別個に制御できる構成としている。
【0050】この第6実施例では、図17(A)に示す
偏光板26Aが透明ケースに固定される一方、図17
(B),(C),(D)に示すような偏光板26E,2
6F,26Gが上記3個の移動子に固定されている。
【0051】上記図17(A)に示す固定側の偏光板2
6Aは、リアウインド12の中央部12fに対応する部
分を上記図7(B)に示す第2領域A2と同一の構造と
し、左右両側12d,12eに対応する部分を上記図7
(C)に示す第3領域A3と同一の構造としている。上
記図17(B)に示す中央の移動子に固定した偏光板2
6Eは、上記図7(B)に示す第2領域A2と同一構造
としている。上記図7(C),(D)に示す左右両側の
移動子に固定した偏光板26F,26Gは、上記図7
(C)に示す第3領域A3と同一構造としている。
【0052】図18(A)は、偏光板26Aと偏光板2
6E,26F,26Gの第1偏光面35、第2偏光面3
6どうしが互いに一致した状態を示している。図18
(B)は、上記図18(A)の状態から、上記リアウイ
ンド12の中央部12fに対応する偏光板26Eの位置
を移動させて、偏光板26Aの第1偏光面35と偏光板
26Eの第2偏光面Eが互いに重なり合った状態を示し
ている。
【0053】このように第6実施例では、3個の移動子
にリアウインド12の中央部12fと左右両側部12
d,12eで独立して遮光率を調整することができるた
め、例えば、車両の右側や左側から強い光線が入射する
場合に、その部分の遮光率を高めて遮光することができ
る。また、リアウインド12の中央部分12fの遮光率
を高くする一方、左右両側部分12e,12dの遮光率
を低く設定しているため、室内支柱に視野が阻害されて
いる左右両側部分での視界が良好である。
【0054】図19及び図20に示す本発明の第7実施
例では、上記第1実施例から第6実施例における偏光線
aを設けた偏光板は用いずに、リアウインド12の幅方
向の縞模様を設けた遮光板39A,39Bを備えてい
る。なお、静電アクチュエータ、透明ケース等の構造
は、上記した第1実施例と同様であり、上記2枚の遮光
板39A,39Bうち一方の遮光板39Aを透明ケース
の内面に固定し、他方の遮光板39Bを静電アクチュエ
ータの移動子に固定している。また、この第7実施例で
は、リアウインド12の全面に遮光装置を配置してい
る。
【0055】上記遮光板39A,39Bは図19に示す
ように同一の構造であり、透明な基板27上に一定幅W
2を黒色に塗り潰して、遮光率をほぼ100%とした縞
部40を複数設けている。この縞部40どうしの間隔4
1の寸法は、上記縞部40の幅W2と等しく設定してい
る。図20(A)は、遮光板39A,39Bの縞部40
が完全に一致した状態を示しており、この状態での遮光
率は約50%である。図20(B)は移動子を移動させ
て、遮光板39Aの縞部40と遮光板39Bの間隔41
が一致し、遮光板39Aの間隔41と遮光板39Bの縞
部40が一致した状態を示している。このとき、リアウ
インド12の全面が隙間なく縞部40により覆われ、遮
光率はほぼ100%となる。
【0056】図21及び図22に示す本発明の第8実施
例は、上記第7実施例において縞部40がある程度透光
性を有するようにした構成である。すなわち、この第8
実施例では、図21に示す固定側の遮光板39A及び可
動側の遮光板39に設けた縞部40は、黒色に塗り潰し
た構造ではなく、多数の小さい黒点を極めて密に設けた
構成としており、50%程度の遮光率を有する。図22
(A)は、遮光板39A,39Bの縞部40が完全に一
致した状態を示しており、この状態での遮光率は約75
%(1−(50×50)/(100×100)%)程度
である。一方、図22(B)は移動子を移動させて、遮
光板39Aの縞部40と遮光板39Bの間隔41が一致
し、遮光板39Aの間隔41と遮光板39Bの縞部40
が一致した状態を示している。このとき、リアウインド
12の全面が隙間なく縞部40により覆われるが、上記
したように縞部40自体が遮光性を有するため、リアウ
インド12全体としての遮光率は50%程度である。
【0057】図23及び図24に示す、本発明の第9実
施例は、上記第7実施例、第8実施例と同様に、縞部4
0を設けているが、リアウインド12の上方側12aに
対応する部分から下方側12cに対応する部分に向けて
縞部40の遮光率を低くする構成としている。すなわ
ち、図23に示す第9実施例の偏光板39A,39B
は、リアウインド12の上方側12aから等しい幅W2
の第1から第4縞部40−1,40−2,40−3,4
0−4を、この幅W2と等しい間隔41で設けており、
第1縞部40−1の遮光率を100%、第2縞部40−
2の遮光率を75%、第3縞部40−3の遮光率を50
%、第4縞部40−4の遮光率を25%となるように上
記した黒点の密度を設定している。
【0058】図24(A)は遮光板39Aの第1から第
4縞部40−1〜40−4と遮光板39Bの第1から第
4縞部40−1〜40−4が互いに重なった状態を示
し、図24(B)は遮光板39Aの第1から第4縞部4
0−1〜40−4が遮光板39Bの間隔部41と重なっ
て、リアウインド12の全面が縞部40に覆われた状態
を示している。この第9実施例では、上記のように上方
側から下方側に向けて第1から第4縞部40−1〜40
−4の遮光率を低く設定しているため、例えば、上記図
24(B)に示す全閉時には、リアウインド12の上方
側12aの遮光率が高く、日光等が車内に入射するのを
確実に防止することができる一方、リアウインド12の
下方側12cでは遮光率が低いため、外部が暗く遮光装
置を全開時した時のドライバーの視界を確保することが
できる。
【0059】図25及び図26に示す本発明の第10実
施例は、上記第9実施例において、リアウインド12の
中央部12fにのみ遮光装置を配置する構造としたもの
であり、遮光板39A,39Bは図25に示すような矩
形状である。また、図26(A)が全開時、図26
(B)が全閉時を示している。この第10実施例では、
上記第9実施例と同様にリアウインド12の上方側12
aの遮光率を高く下方側12cの遮光率を低く設定して
いるため、日光等の外光を確実に遮光することができ、
かつ、ドライバーの視界を確保することができる。ま
た、第10実施例ではリアウインド12の左右両側12
d,12eには、遮光装置を配置していないため、左右
方向のドライバーの視界が確保される。
【0060】図27及び図28に示す本発明の第11実
施例は、上記第7実施例において、リアウインド12の
中央部12fの上方側12aにのみ遮光装置を配置する
構造としたものであり、図27に示すように、遮光板3
9A,39Bは基板27に2本の縞部40を設けた構造
である。また、図28(A)が全開時、図28(B)が
全閉時を示している。この第11実施例では、上記遮光
装置の全閉時であっても、リアウインド12の下方側1
2cでは光線がリアウインド12を直接透過するため、
夜間等の外部が暗い時にもドライバーの視界を確保する
ことができる。一方リアウインド12の上方側12aで
は高い遮光率を得ることができるため、日光等の光線が
車室内に入射するのを確実に防止することができる。
【0061】図29及び図30に示す本発明の第12実
施例は、建築物の窓45用の遮光装置である。この第1
2実施例では、窓45に、上記図3に示すリアウインド
12用の遮光装置と場合と同様の構造の静電アクチュエ
ータと偏光板26A,26Bを収容した透明ケースを備
えている。一方の偏光板26Aは透明ケースに固定さ
れ、他方の偏光板26Bは移動子に固定されている。ま
た、第12実施例では、遮光装置を窓45の下方側45
aにのみ設けている。静電アクチュエータ、透明ケース
の構造は上記第1実施例と同様である。
【0062】偏光板26A,26Bは、図29に示すよ
うに窓45と幅がほぼ等しく、長さが約半分程度であ
る。これら偏光26A,26Bは、上記図7(B)で示
す第2領域A2と同一の構造、密度で偏光線aを設けて
いる。図30(A)は、偏光板26A,26Bの第1偏
光面35、第2偏光面36どうしが互いに一致した全開
状態を示す。図30(B)は偏光板26Aの第1偏光面
35と偏光板26Bの第2偏光面36が互いに重なった
全閉状態を示している。この第12実施例の遮光装置で
は、上記のように窓45の下方側45aにのみ遮光装置
を設けているため、外部からの視界が確実に遮られる一
方、日光が窓45の上方側45bから確実に室内に入射
する。
【0063】図31及び図32に示す本発明の第13実
施例は上記第12実施例と同様に窓45用の遮光装置で
あり、遮光板26A,26Bを図31に示す構造として
いる。すなわち、この第13実施例の遮光板では、窓4
5の下方側45aから帯状の第1から第4部分47−
1,47−2,47−3,47−4を設けている。第1
部分47−1から第3部分47−3は上記図7(A)〜
(C)に示す第1から第3領域A1〜A2と同一の構
造、密度で偏光線aを設けている。また、第4部分47
−4は図33に示すように上記第3領域(図7(C))
よりも偏光線a間の間隔t4を大きく設定し、偏光線a
の密度を更に低く設定している。
【0064】図32(A)は第13実施例において偏光
板26A,26Bの第1偏光面35、第2偏光面36が
それぞれ一致した状態を示し、図32(B)は偏光板2
6Aの第1偏光面35と偏光板26Bの第2偏光面36
が互いに重なった状態を示している。この図32(B)
に示すように、本実施例の遮光装置では、窓45の下方
側45aの遮光率を最も高くし、上方側45bに向けて
遮光率を低くする構成としているため、上方から差し込
む日光等を確実に室内に入射させることができると共
に、下方側を遮光することにより外部らの視界を遮るこ
とができる。
【0065】図34及び図35に示す本発明の第14実
施例は、上記第12及び第13実施例における偏光板に
代えて、縞部40を設けた遮光板39A,39Bを使用
してい。図34に示すように、遮光板39A,39Bに
は窓45下方側45aから等しい幅W2の第1から第3
縞部40−1,40−2,40−3をこの幅と等しい間
隔W2で設けている。第1縞部40−1の遮光率を約7
5%、第2縞部40−2の遮光率を約50%、第3縞部
40−3の遮光率を約25%に設定しており、第1縞部
40−1、第2縞部40−2、第3縞部40−3の順で
遮光率を低くしている。図35(A)は全開時、図35
(B)は全閉時を示している。
【0066】この第14実施例でも窓45の上方側に4
5bは遮光装置を設けていないため、日光が建築物内に
入射する一方、窓の下方側を縞部により遮光する構成と
しているため、外部からの視界を遮ることができる。上
記第1実施例から第14実施例では、全開時及び全閉時
の光の透過率(100(%)−遮光率(%)で表され
る。)が図36のCで示す範囲にあり、上記したように
部位によって、この範囲内での遮光率が異なる。この範
囲Cは、図中Bで示す従来の遮光装置における透過率と
比較して、Aで示す遮光装置の理想的な透過率の範囲に
近似している。
【0067】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形が可能である。例えば、図3
7(A)に示すように、偏光板50の偏光線aの密度を
上方側から下方側に向けて無段階的に小さくする構成と
してもよい。また、上記図37(B)に示すように、遮
光板51の1本、1本の縞部40毎に、上方側から下方
側に向けて遮光率を低くする構成としてもよい。さら
に、図37(C)に示すように、偏光板50の各領域A
1,A2,A3に、縦方向の偏光線a又は横方向の偏光
線aをのみを設け、この偏光線aの密度を領域A1,A
2,A3毎に異ならせて遮光率を段階的に異ならせる構
成としてもよい。
【0068】また、上記実施例では静電アクチュエータ
は、固定子及び移動子が共に3相の電極を備えている
が、固定子又は移動子のいずれか一方にのみ電極を設
け、他方を電極を設けない誘電体とし、静電誘導により
帯電した電荷と、上記電極との間の吸引力、反発力によ
り移動子を駆動する構成としてもよい。さらに、静電ア
クチュエータではなく、通常の電動モータにより偏光板
を駆動する構成としてもよい。さらにまた、上記実施例
では、自動車のリヤウインドと、建築物の窓に遮光装置
を適用しているが、本発明の遮光装置は、これらに限定
されず、例えば、自動車のサイドウインド、サンバイザ
等の遮光性と視界の確保の両方が必要となる種々の箇所
に適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る遮光装置は、固定側及び可動側の偏光板の少なく
とも一部分の偏光線の密度を他の部分と異ならせること
により、あるいは固定側及び可動側の遮光板に設けた縞
部のうち少なくとも1つの縞部の透光率を異ならせるこ
とにより、部位により遮光率を異ならせているため、遮
光性と視野の確保を両立することができる。
【0070】すなわち、本発明の遮光装置を自動車のリ
アウインドに取付け、リアウインドの上方側に対応する
部位の遮光率をリアウインドの下方側に対応する部位の
遮光率よりも高く設定した場合には、リアウインドの上
方側から入射する日光等の外光が車室内に入射するのを
確実に防止できる一方、リアウインドの下方側は遮光率
が低いためドライバーの視界が確保される。
【0071】また、本発明の遮光装置を建築物の窓に取
付けて、窓の下方側に対応する部位の遮光率を窓の上方
側に対応する部位の遮光率よりも高く設定した場合に
は、窓の上方側から入射する日光等の外光が室内に確実
に入射する一方、下方側の遮光率が高いため外部からの
視界が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る遮光装置を示す斜
視図である。
【図2】 図1を矢印II方向から見た部分側面図であ
る。
【図3】 第1実施例に係る遮光装置を示す図1のIII
−III線での断面図である。
【図4】 静電アクチュエータの構造を示す概略図であ
る。
【図5】 移動子の構造を示す概略図である。
【図6】 第1実施例の偏光板の構造を示す正面図であ
る。
【図7】 (A)は第1領域の構造を示す部分拡大図、
(B)は第2領域の構造を示す部分拡大図、(C)は第
3領域の構造を示す部分拡大図である。
【図8】 (A)は第1実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第1実施例の全閉状態を示す正面図であ
る。
【図9】 第2実施例の偏光板の構造を示す正面図であ
る。
【図10】 (A)は第2実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第2実施例の全閉状態を示す正面図であ
る。
【図11】 第3実施例の偏光板の構造を示す正面図で
ある。
【図12】 (A)は第3実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第3実施例の全閉状態を示す正面図であ
る。
【図13】 (A),(B),(C)は第4実施例の偏
光板の構造を示す正面図である。
【図14】 (A)は第4実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第4実施例の全閉状態を示す正面図であ
る。
【図15】 第5実施例の偏光板の構造を示す正面図で
ある。
【図16】 (A)は第5実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第5実施例の全閉状態を示す正面図であ
る。
【図17】 (A),(B),(C),(D)は第6実
施例の偏光板の構造を示す正面図である。
【図18】 (A)は第6実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第6実施例の全閉状態を示す正面図であ
る。
【図19】 第7実施例の遮光板を示す正面図である。
【図20】 (A)は第7実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第7実施例の全開状態を示す正面図であ
る。
【図21】 第8実施例の遮光板を示す正面図である。
【図22】 (A)は第8実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第8実施例の全閉状態を示す正面図であ
る。
【図23】 第9実施例の遮光板を示す正面図である。
【図24】 (A)は第9実施例の全開状態を示す正面
図、(B)は第9実施例の全閉状態を示す正面図であ
る。
【図25】 第10実施例の遮光板を示す正面図であ
る。
【図26】 (A)は第10実施例の全開状態を示す正
面図、(B)は第10実施例の全閉状態を示す正面図で
ある。
【図27】 第11実施例の遮光板を示す正面図であ
る。
【図28】 (A)は第11実施例の全開状態を示す正
面図、(B)は第11実施例の全閉状態を示す正面図で
ある。
【図29】 本発明の第12実施例の偏光板を示す正面
図である。
【図30】 (A)は第12実施例の全開状態を示す正
面図、(B)は第12実施例の全閉状態を示す正面図で
ある。
【図31】 本発明の第13実施例の偏光板を示す正面
図である。
【図32】 (A)は第13実施例の全開状態を示す正
面図、(B)は第13実施例の全閉状態を示す正面図で
ある。
【図33】 図31の第4部分の構造を示す部分拡大図
である。
【図34】 本発明の第14実施例の遮光板を示す正面
図である。
【図35】 (A)は第14実施例の全開状態を示す正
面図、(B)は第13実施例の全閉状態を示す正面図で
ある。
【図36】 本発明の実施例、従来例の全開時及び全閉
時の透光率を示す線図である。
【図37】 (A),(B),(C)は本発明の変形例
を示す正面図である。
【図38】 従来の遮光装置の一例を示す部分断面図で
ある。
【図39】 従来の遮光装置の偏光板を示す正面図であ
る。
【図40】 図38の遮光装置の全開状態を示す正面図
である。
【図41】 図38の遮光装置の全閉状態を示す正面図
である。
【図42】 自動車のリアウインドを示す平面図であ
る。
【図43】 建築物の窓を示す正面図である。
【符号の説明】
11 自動車 12 リアウインド 23 固定子 24 移動子 25 静電アクチュエータ 26A〜26G 偏光板 27 透明基板 39A,39B 遮光板 45 窓 a 偏光線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ透明基板に偏光線を設けてな
    り、相対的に平行移動可能に配置した固定側及び可動側
    の偏光板と、 上記可動側の偏光板を固定側の偏光板に対して平行移動
    させる駆動手段とを備え、 上記固定側及び可動側の偏光板の少なくとも一部分の偏
    光線の密度を他の部分と異ならせて、遮光率を部位によ
    って異ならせていることを特徴とする遮光装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ透明基板に間隔をあけて縞部を
    設けてなり、相対的に平行移動可能に配置した固定側及
    び可動側の遮光板と、 上記可動側の遮光板を固定側の遮光板に対して平行移動
    させる駆動手段とを備え、 上記固定側及び可動側の遮光板に設けた縞部のうち少な
    くとも1つの縞部の透光率を異ならせて、遮光率を部位
    によって異ならせていることを特徴とする遮光装置。
  3. 【請求項3】 駆動手段が静電アクチュエータであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遮光装
    置。
  4. 【請求項4】 自動車のリアウインドに取付けられ、リ
    アウインドの上方側に対応する部位の遮光率をリアウイ
    ンドの下方側に対応する部位の遮光率よりも高く設定し
    ていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    か1項に記載の遮光装置。
  5. 【請求項5】 建築物の窓に取付けられ、窓の下方側に
    対応する部位の遮光率を窓の上方側に対応する部位の遮
    光率よりも高く設定していることを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれか1項に記載の遮光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136968A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 トヨタ自動車株式会社 車載調光装置
US9562388B2 (en) 2013-07-24 2017-02-07 Corning Incorporated Methods of forming polarized panes for variable transmission windows

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