JPH08159346A - 排水用ホース - Google Patents

排水用ホース

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JPH08159346A
JPH08159346A JP32993694A JP32993694A JPH08159346A JP H08159346 A JPH08159346 A JP H08159346A JP 32993694 A JP32993694 A JP 32993694A JP 32993694 A JP32993694 A JP 32993694A JP H08159346 A JPH08159346 A JP H08159346A
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JP
Japan
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hose
drainage
internal
section
cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP32993694A
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English (en)
Inventor
Yasuo Sawa
泰男 澤
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路横断部等に敷設した際に、車両の通行に
よる障害を受けないような排水用ホースを提供する。 【構成】 ポリエステル樹脂糸を経糸、緯糸として配し
た筒状の基布を芯部とし、該芯部の内外面を軟質塩化ビ
ニル樹脂で被覆して前記基布と軟質塩化ビニル樹脂被膜
とを一体化させたホースの内空断面を、複数の並列した
小断面に区画するように、前記ホース内面を断面方向に
所定間隔で溶着する。また、該溶着位置を基準として前
記ホース内面をホース長手方向に所定間隔で溶着し、内
部に前記小断面を底面とした複数列の筒状空間を形成し
てカバーホース3とする。カバーホース3内に形成され
た前記複数列の筒状空間内の全長にわたり排水を流通さ
せる内部ホース2、2…を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排水用ホースに係り、特
に車両等が通行する道路部を横断して排水を送水させる
ために使用される排水用ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掘削等を伴う工事現場では、掘削
作業をドライな状態で行えるように補助工法として種々
の排水工法が併用されことが多い。たとえば釜場工法と
呼ばれる排水方法では、掘削対象となる地盤の近くに、
地下水が自然流下可能な程度の深度まで集水ピットを掘
削し、その集水ピット内に流入した地下水を水中ポンプ
によって汲み上げ、樹脂製の排水用ホース近くの排水溝
等まで延設して排水するような対策方法をとっている。
また、河川改修工事等においても、仮設締切工によって
区切られた範囲の河川水を、複数台の水中ポンプを使用
して汲み上げてドライアップするような方法もとられて
いる。このとき水中ポンプには所定の汲み上げ、吐出能
力のあるものが選定されるが、水中ポンプを設置するに
は、水中ポンプの吐出口にあった内径の排水用ホースを
接続し、集水ピット底部や締切内の所定位置に吊りロー
プ等により吊り降ろす方法がとられている、そして排水
用ホースを地上まで導き、近くの排水溝等まで延設させ
るようになっている。
【0003】排水用ホースとしては、種々の合成樹脂製
ホースを使用することができるが、所定の内圧に対する
耐圧性を保持するとともに、表面の耐摩耗性を高めたホ
ースを使用することが好ましい。また、水中ポンプの吐
出口は、吐出能力にもよるが、通常、呼び径50mm
(2インチ)、75mm(3インチ)のものが多く、こ
の吐出口にあった内径寸法の排水用ホースが多用されて
いる。出願人は、既にこの種の排水用ホースとして、ポ
リエステル樹脂糸を経糸、緯糸として配した筒状の基布
を構成し、この筒状の基布を芯布として、その内外面を
浸漬加工によって軟質塩化ビニル樹脂で被覆し、基布と
樹脂とを一体化させた耐久性に富む種々の断面寸法のホ
ースを開発している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な排水用ホースが工事現場等の敷地内に延設されている
と、その途中で工事用道路を横断するような場合も多々
ある。この場合、工事用車両等のタイヤでこの排水用ホ
ースを引っかけてホース先端に装着されている水中ポン
プを水中から引き上げてしまい、排水ができなくなった
り、吊り上げた状態から水中ポンプの自重によって、ホ
ース端がはずれてしまい、水中ポンプが集水ピット内に
落下して破損してしまうという問題も生じている。
【0005】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、道路部分等を横断して他の
場所に排水するような場合に、車両通行時の障害を最小
にするようにした排水用ホースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は樹脂糸を経糸、緯糸として配した筒状の基
布を芯部とし、該芯部の内外面を熱可塑性樹脂で被覆し
て前記基布と前記熱可塑性樹脂とを一体化させたホース
の内空断面を、複数の並列した小断面に区画するよう
に、前記ホース内面を断面方向に所定間隔で溶着すると
ともに、該溶着位置を基準として前記ホース内面をホー
ス長手方向に所定間隔で溶着し、内部に前記小断面を底
面とした複数列の筒状空間を形成したカバーホースと、
該カバーホース内に形成された前記複数列の筒状空間内
の全長にわたり挿入され、排水を流通させる内部ホース
とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】このとき、前記内部ホースは、該内部ホー
スに接続可能な管端部と該管端部からの流通路を集合
し、1本のホースに連通させるホース接続端が形成され
たホース継手が、少なくとも一端に接続することが好ま
しい。
【0008】
【作用】本発明によれば、樹脂糸を経糸、緯糸として配
した筒状の基布を芯部とし、該芯部の内外面を熱可塑性
樹脂で被覆して前記基布と前記熱可塑性樹脂とを一体化
させたホースの内空断面を、複数の並列した小断面に区
画するように、前記ホース内面を断面方向に所定間隔で
溶着するとともに、該溶着位置を基準として前記ホース
内面をホース長手方向に所定間隔で溶着し、内部に前記
小断面を底面とした複数列の筒状空間を形成してカバー
ホースとし、該カバーホース内に形成された前記複数列
の筒状空間内の全長にわたり排水を流通させる内部ホー
スを挿入したことにより、敷設したホース高さを低くで
き、さらにホース上を車両のタイヤ部分が通過しても、
ホース全体が閉塞することなく閉塞されていないホース
部分を介して排水し続けることができ、車両走行におい
てもまったく支障ない。
【0009】このとき、前記内部ホースに、接続可能な
管端部と該管端部からの流通路を集合し、1本のホース
に連通させるホース接続端が形成されたホース継手を少
なくとも一端に接続することにより、該排水用ホースを
水中ポンプの吐出口に接続されている大口径排水用ホー
スに容易に接続させることができ、ホースの使い勝手を
向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明による排水用ホースの一実施例を
添付図面を参照して説明する。図1は、本発明による排
水用ホース1の断面形状を示した横断面図である。この
排水用ホース1は、並列位置に並んだ4本の内部ホース
2と、内部ホース2の外周を覆うように板状に形成され
たカバーホース3とから構成されている。
【0011】本実施例では、内部ホース2には公知の排
水用ホース1であるサニーホース(登録商標)の呼び径
40mm(内径φ=40mm)のものが使用されてい
る。一方、カバーホース3は、図2(a)に示したよう
な呼び径200mm(内径φ0=200mm)の既製の
サニーホース(登録商標)を同図(b)に示したように
加工して製作したものである。なお、このサニーホース
(登録商標)は、ポリエステル樹脂糸を経糸、緯糸とし
て配して筒状の基布を構成し、この筒状の基布を芯布と
して、その内外面を浸漬加工によって熱可塑性樹脂たる
軟質塩化ビニル樹脂で被覆し、基布と樹脂とを一体化さ
せたものである。
【0012】カバーホース3は、偏平状態にあるホース
の全幅をほぼ4等分する位置(矢印位置)を上下から押
圧してホース内面を幅dの範囲で溶着し、この溶着部分
Wによって区画された4連の各筒状部分の内径がφ1と
なるようにしたものである。ホースの溶着は、図3に示
したようにカバーホース3の長手方向に関して溶着部分
Wが所定のピッチとなるように溶着させても良いし、ホ
ース全長Lにわたって溶着させても良い。そして、この
カバーホース3の4連に区画された各筒状部分に内部ホ
ース2を挿通して、本発明による排水用ホース1とした
ものである。
【0013】さらに、排水用ホース1の両端にはホース
継手4を接続するようになっている。このホース継手4
は樹脂成形品で各内部ホース2の先端が接続可能な分岐
部5と、この分岐部5の各管端部から大口径部に連続的
に連通する集合部6とから構成されており、分岐部5の
管端部の外径は内部ホース2の内径にほぼ等しく設定さ
れている。よって、排水用ホース1にホース継手4を接
続するには、この各管端部に内部ホース2端を嵌着し
て、カバーホース3の外側からホースバンド8等の締付
け具を装着すれば良い。
【0014】図4は接続状態にある排水用ホース1の内
部構成及びホース継手4の形状を説明するために示した
分解斜視図である。同図に示したようにホース継手4の
分岐部5には4連の細管端部が形成されており、集合部
側には大口径部からなるホース接続端7が形成されてい
る。ホース接続端7には、呼び径75mmの排水用ホー
ス10が接続されている。一方、排水用ホース1部分
は、内部ホース2とカバーホース3との関係が分かるよ
うに一部が切り欠いて示されている。
【0015】次に、図3、4に示された排水用ホース1
を排水用に敷設した適用例を図5に示す。図5には、集
水ピット20内の集水部分21に水中ポンプ22が設置
された状態が示されている。水中ポンプ22は吊りロー
プ23によって集水ピット20内の所定位置に吊持され
ており、水中ポンプ22上面の吐出口22aには呼び径
75mmの排水用ホース30の下端が接続されている。
この排水用ホース30は集水ピット20の地上部縁まで
延設され、地上部でホース継手4のホース接続端7に接
続されている。さらにこのホース継手4の分岐部5には
本発明による偏平形状の排水用ホース1が接続されてい
る。偏平形状排水用ホース1は、地上道路部を横断する
ように敷設され、既設排水溝25の近傍でホース継手4
を介して再び呼び径75mmの短い排水用ホース31が
接続され、送られてきた排水を排水溝25に導くことが
できるようになっている。なお、排水用ホース31及び
排水用ホース31を接続するホース継手4を用いずに、
排水用ホース1の端部を直接、排水溝25まで延設させ
ても良い。
【0016】道路部に敷設された偏平形状排水用ホース
1が通過車両のタイヤ40で踏みつぶされた際のホース
の挙動について、図6を参照して説明する。図6(a)
に示したように、通常の排水状態にある偏平形状排水用
ホース1では、各内部ホース2内はほぼ同程度の水位の
排水で満たされている。この状態でホース位置上を車両
のタイヤ40が通過すると、同図(b)、(c)に示し
たようにタイヤ40の接地部分により端部のホース2a
から順にホース断面が押しつぶされるように変形する。
すなわち、ホース内は水中ポンプから吐出された排水に
より所定の水位で満たされているが、タイヤ40の接地
圧の方かはるかに大きいため、通過部分のホースは瞬間
的に排水が遮断されるが、そのとき断面が閉塞していな
い他のホースの水位または水圧が増した状態で排水され
る。このようにホースを完全に閉塞させてしまわずに、
他のホース部分で排水させることができるので、ホース
の内圧が急激に上昇することも避けられ、ホース継手4
位置で作用内圧によりホースがはずれたりすることもな
い。また、1本の排水用ホースに比べ、ホース高さを低
くしてあるので、車両走行時にタイヤに引っかけられる
ようなこともなくなる。
【0017】なお、以上の説明では4連の内部ホース2
を例に構成及び作用を説明したが、内部ホース2の内径
寸法、内部ホース2の連数は、カバーホース3がタイヤ
40接地部分より広い幅で、かつ閉塞されたホース部分
の排水が十分に振り替えられるような連数の範囲で、任
意に定めることができることは言うまでもない。また、
ホース材質も予定される内圧、摩耗条件等に応じて適正
なものを使用することができ、内部ホース2とカバーホ
ース3の材質を異なるものとすることもできる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、道路部を横断するようにホースを敷設した場
合にも、車両の通過による影響を最小限として排水を行
えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排水用ホースの一実施例を示した
横断面図。
【図2】本発明の排水用ホースの内部構成を説明するた
めに示した平面図。
【図3】カバーホースの形成状態を説明するために示し
た加工説明図。
【図4】排水用ホース及びホース継手の接続構成を示し
た分解斜視図。
【図5】本発明による排水用ホースを排水工法に適用し
た例を示した概略構成図。
【図6】本発明による排水用ホース上を車両が通過した
際のホースの変形状態の変化を模式的に示した状態説明
図。
【符号の説明】
1 排水用ホース 2 内部ホース 3 カバーホース 4 ホース継手 W 溶着部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂糸を経糸、緯糸として配した筒状の基
    布を芯部とし、該芯部の内外面を熱可塑性樹脂で被覆し
    て前記基布と前記熱可塑性樹脂とを一体化させたホース
    の内空断面を、複数の並列した小断面に区画するよう
    に、前記ホース内面を断面方向に所定間隔で溶着すると
    ともに、該溶着位置を基準として前記ホース内面をホー
    ス長手方向に所定間隔で溶着し、内部に前記小断面を底
    面とした複数列の筒状空間を形成したカバーホースと、
    該カバーホース内に形成された前記複数列の筒状空間内
    の全長にわたり挿入され、排水を流通させる内部ホース
    とを備えたことを特徴とする排水用ホース。
  2. 【請求項2】前記内部ホースは、該内部ホースに接続可
    能な管端部と該管端部からの流通路を集合し、1本のホ
    ースに連通させるホース接続端が形成されたホース継手
    が、少なくとも一端に接続されたことを特徴とする請求
    項1記載の排水用ホース。
JP32993694A 1994-12-05 1994-12-05 排水用ホース Pending JPH08159346A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200201482Y1 (ko) * 2000-05-23 2000-11-01 양영규 배수관
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