JPH08159160A - 合成樹脂スラスト軸受 - Google Patents

合成樹脂スラスト軸受

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JPH08159160A
JPH08159160A JP6323870A JP32387094A JPH08159160A JP H08159160 A JPH08159160 A JP H08159160A JP 6323870 A JP6323870 A JP 6323870A JP 32387094 A JP32387094 A JP 32387094A JP H08159160 A JPH08159160 A JP H08159160A
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JP
Japan
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annular
cylindrical
bearing
synthetic resin
engaging
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JP6323870A
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English (en)
Inventor
Kenji Yamada
憲司 山田
Masamitsu Kojima
正光 小島
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Oiles Industry Co Ltd
Original Assignee
Oiles Industry Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/12Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load
    • F16C17/18Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load with floating brasses or brushing, rotatable at a reduced speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
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    • B60G2202/31Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
    • B60G2202/312The spring being a wound spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/128Damper mount on vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/418Bearings, e.g. ball or roller bearings
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性嵌着部、各重畳部及びピストンロッドと
の間に常に適正な隙間を維持できる合成樹脂スラスト軸
受を得る。 【構成】 合成樹脂スラスト軸受Aは、合成樹脂下部軸
受ケースBと合成樹脂上部軸受ケースCと上部及び下部
軸受ケースC及びB間に配される合成樹脂軸受片Dとか
ら構成されている。軸受ケースBは、基体部33と、円
筒突出部40と、円筒係合突出部46とを備えており、
上部軸受ケースCは、基体部53と、円筒垂下部57
と、円筒係合垂下部61とを備えており、上部軸受ケー
スCは、係合面59及び60を係合面44及び45に弾
性嵌着させ、円筒垂下部57を円筒突出部40の端部に
対し径方向に重畳させて、下部軸受ケースBと相対回転
可能に組合わされており、これら弾性嵌着部と重畳部と
にラビリンス作用をなす密封部が形成されており、合成
樹脂製軸受片Dの両端面71及び72は、その内径側か
ら外径側にかけて環状凹部42及び63の截頭円錐面で
ある底面47及び64と同傾斜の上り勾配をなす截頭円
錐面に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂スラスト軸
受、特に、四輪自動車におけるストラットスラスト型サ
スペンション(マクファーソン式)に組込まれて好適な
合成樹脂スラスト軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にストラット型サスペンションは、
主として四輪自動車の前輪に用いられ、主軸と一体とな
った外筒の中に油圧式ショックアブソーバを内蔵したス
トラットアッセンブリにコイルバネを組合わせてなるサ
スペンションである。このサスペンションには、ステア
リング操作によりストラットアッセンブリがコイルバネ
とともに回る際、該アッセンブリのピストンロッドが、
回るものと回らないものとがあるが、いずれの型式にお
いてもストラットアッセンブリの回転を円滑に許容する
べく車体の取付部材とコイルバネの上部バネ座シートと
の間に軸受が配されている。
【0003】そして従来よりこの個所の軸受には、ボー
ルを使用したコロガリ軸受又は合成樹脂からなるすべり
軸受が使用されている。しかしながら、コロガリ軸受は
微小振動、振動荷重等によりボールに疲労破壊を生ずる
恐れがあり、円滑なステアリング操作を長期間にわたっ
て維持し難いという問題がある。また、合成樹脂からな
るすべり軸受は、コロガリ軸受に比べて摩擦係数が高
く、ステアリング操作を重くするという問題がある。更
に、いずれの軸受においても、摺動面への塵埃等異物の
侵入を防止する目的で相対回転面間にゴム弾性体からな
るダストシールが装着されており、このダストシールは
当該相対回転面間に密に配されるため、ステアリング操
作時には摺動摩擦力が高く、操舵を重くするという問
題、特に合成樹脂からなるすべり軸受においては操舵を
一層重くするという問題がある。
【0004】上記従来技術における合成樹脂からなるす
べり軸受の問題点を解決するべく、本出願人は、先に、
例えば実願昭61−196803号(実公平2−153
2号)、実願昭61−196804号(実公平2−62
63号)、実願平1−16171号(実開平2−107
823号)等において、ゴム弾性体からなるダストシー
ルを使用することなく摺動面への塵埃等異物の侵入を防
止し、ステアリング操作時の操舵力の増大を防止できる
合成樹脂スラスト軸受を提案した。
【0005】ここで、実願昭61−196804号(実
公平2−6263号)で提案した技術を図10に基づい
て説明する。図10に示す合成樹脂スラスト軸受Aは、
合成樹脂下部ケースBと、合成樹脂上部ケースCと、円
環板状の合成樹脂軸受片Dとから成り、合成樹脂下部ケ
ースBは、中央部に挿通孔1を有する円環板状の基体部
2と、基体部2の下面に突設されて、挿通孔1と同軸か
つ同径の挿通孔3を有する円筒部4と、挿通孔1に対し
て径方向外側に環状肩部5をもって基体部2の上面から
突出した円筒突出部6と、円筒突出部6と協同して径方
向外側に環状凹部7を形成して基体部2の上面から突出
する環状下リップ部8と、環状下リップ部8と協同して
環状溝9を形成し、かつ外周面に係合面11有して、基
体部2の外周縁に形成された環状係合突出部10とを備
えており、合成樹脂上部ケースCは、中央部に挿通孔1
と同軸かつ同径の挿通孔12を有する円環板状の基体部
13と、基体部13の下面に突設されて、挿通孔12と
同軸かつ同径の挿通孔12aを有する環状垂下部14
と、環状垂下部14に対して径方向外方に環状凹溝15
を形成して垂下する環状上リップ部16と、環状上リッ
プ部16と協同して径方向外方に環状溝17を形成し、
かつ内周面に係合フック面19を有して、基体部13の
外周縁に形成された環状係合垂下部18とを備えてお
り、合成樹脂軸受片Dは、下部ケースBの円筒突出部6
の外径より大きい内径と下部ケースBの環状下リップ部
8の内径より小さい外径とを有して、下部ケースBの環
状凹部7内にその下面を凹部7底面に、その上面を上部
ケースCの環状凹部15底面にそれぞれ摺動自在にして
配され、上部ケースCは、環状係合垂下部18の係合フ
ック面19を下部ケースBの環状係合突出部10の係合
面11に弾性嵌着させ、上部ケースCの環状垂下部14
を下部ケースBの環状肩部5に、環状上リップ部16を
下部ケースBの環状溝9にそれぞれ環状垂下部14及び
環状上リップ部16の端部を下部ケースBの円筒突出部
6及び環状下リップ部8の端部にその径方向に重畳させ
て、これら弾性嵌着部及び両重畳部にそれぞれラビリン
ス作用による密封部を形成して相対回転可能に組合わさ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成の合成樹
脂スラスト軸受Aは、図11に示されるように、挿通孔
1、3、12及び12aにストラットのピストンロッド
Rを挿通して、下部ケースB及び上部ケースCをピスト
ンロッドRの外周面に装着し、下部ケースBの円筒部4
外周面を上部バネ座シートSの孔S1に嵌合固定すると
共に下部ケースBの基体部2下面をバネ座シートSの平
面部S2に当接させ、上部ケースCの基体部13上面を
車体側取付部材Fの下面に当接させて、上部バネ座シー
トSと車体取付部材Fとの間に配置される。このように
上部バネ座シートSと車体側取付部材Fとの間に配置さ
れた合成樹脂スラスト軸受Aにおいては、円滑なステア
リング操作を維持するために、上、下部ケースC及びB
の弾性嵌着部、各重畳部及びピストンロッドRとの間に
適正な隙間が保持されていることが好ましい。
【0007】しかしながら、合成樹脂スラスト軸受Aが
配置される一方の部材、すなわち上部バネ座シートSは
コイルスプリングDに支承されているため不安定であ
り、図11に示すように、スラスト軸受Aの組付時に,
上部バネ座シートSと車体側取付部材Fとの間に水平方
向に相対変位を生じた場合、両者間に配された合成樹脂
スラスト軸受Aにおいては、上部ケースCと下部ケース
Bとの間に水平方向に相対変位を生じ、上、下部ケース
C及びBの弾性嵌着部、各重畳部及びピストンロッドR
との間に適切な隙間を維持できず、弾性嵌着部、各重畳
部及びピストンロッドRとの間に密な接触を生じたり又
は弾性嵌着部に大きな隙間を生じたりし、結果として軸
受片Dを介した上、下部ケースC及びB間の円滑な相対
回転を妨げたり、摺動面への塵埃等異物の侵入を容易に
するなどの問題点として現れる。このような問題は、合
成樹脂スラスト軸受Aが上部バネ座シートSと車両側取
付部材Fとの間に正常な位置に組付けられた場合におい
ても、使用中にストラットアッセンブリに横荷重(サイ
ドホース)が作用すると、やはり上部バネ座シートSと
車体側取付部材Fとの間に水平方向に相対変位を生じ、
上記と同様の問題点として現われる。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、弾性嵌着部、各重畳部及びピストンロッドとの間に
常に適正な隙間を維持できる合成樹脂スラスト軸受を得
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、上部軸受基体部、該上部軸受基体部の環状内周側下
面から垂下した円筒垂下部及び該円筒垂下部と協同して
上部環状凹部を上部軸受基体部の下面側に画定するよう
に、該上部軸受基体部の環状外周側下面から内周面に係
合面をもって垂下した円筒係合垂下部を具備した合成樹
脂製上部軸受ケースと、下部軸受基体部、該下部軸受基
体部の環状内周面との間で該下部軸受基体部の上面に環
状肩部を形成して該下部軸受基体部の上面から突出する
円筒突出部及び該円筒突出部の外周面と協同して下部環
状凹部を下部軸受基体部の上面側に画定するように、該
下部軸受基体部の環状外周面から外周面に係合面をもっ
て突出した円筒係合突出部を具備した合成樹脂製下部軸
受ケースと、上部及び下部環状凹部に配される合成樹脂
製軸受片とから成り、該上部軸受ケースは、円筒係合垂
下部の係合面を下部軸受ケースの円筒係合突出部の係合
面に弾性嵌着させ、円筒垂下部を下部軸受ケースの環状
肩部に係合させると共に円筒垂下部の端部を円筒突出部
の端部と径方向に重畳させて、当該弾性嵌着部及び重畳
部にラビリンス作用による密封部を形成して該下部軸受
ケースと組合わされており、該上部及び下部環状凹部の
底面と当該底面と摺動自在に接する該軸受片の両端面と
はそれぞれ、截頭円錐面に形成されていることを特徴と
する合成樹脂スラスト軸受によって達成される。
【0010】また上記構成において、上部環状凹部にお
いて上部軸受基体部下面には、一方では、円筒係合垂下
部と協同して環状溝を、他方では、円筒垂下部と協同し
て上部内側環状凹部を夫々画定して垂下する外側環状垂
下部が更に形成されており、該下部環状凹部において下
部軸受基体部上面には、一方では、円筒係合突出部と協
同して環状溝を、他方では、円筒突出部と協同して下部
内側環状凹部を夫々画定して突出する外側環状突出部が
更に形成されており、該上部軸受ケースは、外側環状垂
下部の端部を該下部軸受ケースの外側環状突出部の端部
と径方向に重畳させて、当該重畳部にラビリンス作用に
よる密封部を形成して、該下部軸受ケースと組合わされ
てなる合成樹脂スラスト軸受とすることもできる。
【0011】更に上記構成において、上部環状凹部にお
いて上部軸受基体部下面には、円筒係合垂下部と協同し
て上部外側環状溝を画定して垂下する外側環状垂下部
と、一方では、該円筒垂下部と協同して上部内側環状溝
を、他方では、該外側環状垂下部と協同して上部中間環
状凹部を夫々画定して垂下する内側環状垂下部とが更に
形成されており、該下部環状凹部において下部軸受基体
部上面には、円筒係合突出部と協同して下部外側環状溝
を画定して突出する外側環状突出部と、一方では、円筒
突出部と協同して下部内側環状溝を、他方では、外側環
状突出部と協同して下部中間環状凹部を夫々画定して突
出する内側環状突出部とが更に形成されており、該上部
軸受ケースは、内側環状垂下部の端部及び外側環状垂下
部の端部をそれぞれ内側環状突出部の端部及び外側環状
突出部の端部と径方向に重畳させて、当該重畳部にラビ
リンス作用による密封部を形成して、該下部軸受ケース
と組合わされてなる請求項1に記載の合成樹脂スラスト
軸受とすることもできる。
【0012】上述したいずれの構成においても、該上部
及び下部環状凹部の底面と、該底面と摺動自在に接する
該軸受片の両端面とは、夫々その内径側から外径側にか
けて上り勾配の截頭円錐面に、或いは夫々その内径側か
ら外径側にかけて下り勾配の截頭円錐面に形成されてい
るとよい。
【0013】上述した構成からなる合成樹脂スラスト軸
受において、上、下部軸受ケースを形成する合成樹脂
は、耐摩耗性、耐衝撃性、耐クリープ性などの機械的特
性に優れていることが好ましく、また、上、下部軸受ケ
ース側に配される合成樹脂軸受片は、特に、自己潤滑性
を有するものが好ましく、例えばポリアセタール樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)等の熱可塑性ポリエステル樹脂又はポリエチレン若
しくはポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂などが良
好に使用される。
【0014】該上、下部軸受ケースには、上記軸受片と
同様の合成樹脂が使用されるが、特に、軸受片に使用さ
れる合成樹脂と摩擦特性の良好な組合わせであって、し
かも比較的剛性が高い合成樹脂であることが望ましく、
ポリアセタール樹脂又はポリアミド樹脂等が良好に使用
される。
【0015】
【作用】本発明の合成樹脂スラスト軸受においては、
上、下部軸受ケースと該軸受片との相互摺動面が截頭円
錐面に形成されているので、上部バネ座シートと車体側
取付部材との間への組付け時においても、また使用中に
おいても、合成樹脂スラスト軸受にはピストンロッドの
中心に動こうとする力が働き、合成樹脂スラスト軸受の
センタリングが自動的に行われる。そのため、上部軸受
ケースと下部軸受ケースとの弾性嵌着部、各重畳部及び
ピストンロッドとの間の隙間は、常に適正な隙間に維持
される。
【0016】以下、本発明をその具体例を示す添付図面
によって詳細に説明する。本発明はこれら具体例に何等
限定されない。
【0017】
【具体例】図1において、本例の合成樹脂スラスト軸受
Aは、合成樹脂下部軸受ケースBと合成樹脂上部軸受ケ
ースCと上部及び下部軸受ケースC及びB間に配される
合成樹脂軸受片Dとから構成されている。
【0018】軸受ケースBは、中央部に挿通孔31を規
定する円環状の内周面32を有する円環板状の基体部3
3と、基体部33の下面34に突設されて、挿通孔31
と同径及び同軸の挿通孔35を規定して内周面32と連
続する円環状の内周面36を有する円筒部37と、内周
面32の径方向外方であってかつ内周面32との間で環
状の肩部38を形成して基体部33の上面39から突設
された円筒突出部40と、円筒突出部40の外周面41
と協同して下部環状凹部42を基体部33の上面39側
に画定するように、基体部33の環状外周面から外周面
43に係合面44及び45をもって突出した円筒係合突
出部46とを備えており、円筒突出部40の外周面41
と基体部33の上面39と円筒係合突出部46の内周面
48とで画定される環状凹部42の底面47は、円筒突
出部40の基部から円筒係合突出部46の基部に向けて
上り勾配をなす截頭円錐面に形成されている。環状凹部
42の截頭円錐面を形成する底面47が下部軸受ケース
Bの摺動面となる。基体部33の上面39に突出して形
成された円筒突出部40の外周面41は、環状凹部42
の截頭円錐面である底面47と直交する壁面として、ま
た円筒係合突出部46の内周面48は、同様に環状凹部
42の截頭円錐面である底面47と直交する壁面として
それぞれ形成されている。円筒係合突出部46の外周面
43に形成された係合面44は、外周面43の端部から
下方に向かう傾斜面であり、係合面45は、係合面44
に連なり係合面44と環状凸角部を形成して基体部33
の外周面に連なっている。
【0019】上部軸受ケースCは、中央部に下部軸受ケ
ースBの挿通孔31及び35と同径の挿通孔51を規定
する内周面52を有する円環板状の基体部53と、基体
部53の環状内周側の下面54から垂下し、挿通孔51
と同軸かつ同径の挿通孔55を規定して内周面52と連
続する環状の内周面56を有する円筒垂下部57と、基
体部53の下面54から内周面58に係合面59及び6
0をもって垂下し、かつ円筒垂下部57の外周面62と
協同して環状凹部63を画定する円筒係合垂下部61と
を備えており、円筒垂下部57の外周面62と基体部5
3の下面54と円筒係合垂下部61の内周面58とで画
定される環状凹部63の底面64は、円筒垂下部57の
基部から円筒係合垂下部61の基部に向けて下部軸受ケ
ースBの環状凹部42の截頭円錐面である底面47と同
傾斜の上り勾配をなす截頭円錐面に形成されている。環
状凹部63の底面64の截頭円錐面が上部軸受ケースC
の摺動面となる。円筒係合垂下部61の内周面58に形
成された係合面59は、下部軸受ケースBの円筒係合突
出部46の係合面44に対応する傾斜面であり、係合面
60は、係合面59に連なって環状角凹部を形成し、円
筒係合突出部46の係合面45に対応する傾斜面であ
る。
【0020】上部軸受ケースCは、円筒係合垂下部61
の係合面59及び60を下部軸受ケースBの円筒係合突
出部46の係合面44及び45に弾性嵌着(スナップフ
ィット)させ、円筒垂下部57を下部軸受ケースBの環
状肩部38に係合させると共に円筒垂下部57の端部を
下部軸受ケースBの円筒突出部40の端部に対し径方向
に重畳させて、下部軸受ケースBと相対回転可能に組合
わされている。この組合わせにより、上部軸受ケースC
の円筒係合垂下部61の係合面59及び60と下部軸受
ケースBの円筒係合突出部46の係合面44及び45と
の弾性嵌着部と、円筒垂下部57と円筒突出部40との
重畳部とにラビリンス作用をなす密封部が形成されてい
る。
【0021】上部及び下部軸受ケースC及びB間であっ
て、環状凹部42及び63内に配される合成樹脂製軸受
片Dは、下部軸受ケースBの円筒突出部40の外径より
大きい内径を有し、円筒係合突出部46の内径より小さ
い外径を有するリング状からなり、軸受片Dの両端面7
1及び72は、その内径側から外径側にかけて環状凹部
42及び63の截頭円錐面である底面47及び64と同
傾斜の上り勾配をなす截頭円錐面に形成されており、両
端面71及び72には、図2に示すように、内径側の周
縁にリング溝73及び74と一端がリング溝73及び7
4に夫々連通し、他端が外径側に開口する複数個の溝7
5が放射状に周方向に30度の位相差をもって形成され
ている。リング溝73及び74並びに放射状溝75及び
76はグリースなどの潤滑剤の溜り部となる。軸受片D
は、截頭円錐面であるその両端面71及び72を環状凹
部42及び63の截頭円錐面である底面47及び64に
それぞれ摺動自在に当接させて、上部及び下部軸受ケー
スC及びB間に配されており、軸受片Dの両端面71及
び72と底面47及び64とが摺動面となる。
【0022】このように構成された合成樹脂スラスト軸
受Aは、図3に示すストラットアッセンブリに組込まれ
る。即ち、軸受Aは、挿通孔31、35、51及び55
にストラットアッセンブリのピストンロッドRを、当該
ピストンロッドRの外周面と内周面32、36、52及
び56との間に軸受隙間(クリアランス)を保持させて
挿通し、下部軸受ケースBの円筒部37の外周面81を
上部バネ座シートSの孔S1に嵌合固定させると共に基
体部33の下面34を上部バネ座シートSの平面部S2
に当接させ、上部軸受ケースCの基体部53の上面82
を車体側取付部材Fの下面に当接させて、上部バネ座シ
ートSと車体側取付部材Fとの間に配置される。
【0023】軸受Aを上部バネ座シートSと車体側取付
部材Fとの間に配置するにあたり、上部バネ座シートS
と車体側取付部材Fとの間に水平方向の相対変位が生じ
ている場合でも、軸受Aにおいては、上部及び下部軸受
ケースC及びBと軸受片Dとの互いの摺動面が、環状凹
部42及び63の截頭円錐面である底面47及び64
と、軸受片Dの截頭円錐面である両端面71及び72と
からなるので、ナットNの締結により、軸受Aにはピス
トンロッドRの中心に動こうとする力が働き、軸受Aの
センタリングが自動的に行われる。そのため、上部バネ
座シートSと車体側取付部材Fとの間の相対変位により
生じた上部軸受ケースCと下部軸受ケースBとのずれは
矯正され、上部及び下部軸受ケースC及びBとの弾性嵌
着部及び重畳部及びピストンロッドとの間に適正な隙間
が確保されるので、軸受片Dを介した上部軸受ケースC
と下部軸受ケースBとの相対回転は円滑に行われる。ま
た、軸受Aが上部バネ座シートSと車体側取付部材Fと
の間に正常な位置関係をもって組付けられた状態で、横
荷重が作用すると、上部バネ座シートSと車両側取付部
材Fとの間に水平方向の相対変位を生じるが、軸受Aは
上記したように、ピストンロッドRの中心に動こうとす
る力が働き、軸受Aのセンタリングが自動的に行われる
ので、上部及び下部軸受ケースC及びBとの弾性嵌着
部、重畳部及びピストンロッドとの間に適正な隙間が確
保される。
【0024】次に本発明の他の具体例を図4に基づいて
説明する。図4において、本例の合成樹脂スラスト軸受
Aでは、前述の合成樹脂スラスト軸受において、下部軸
受ケースBの環状凹部42における基体部33の上面3
9に、一方では、円筒係合突出部46と協同して外側環
状溝91を、他方では、円筒突出部40と協同して下部
内側環状凹部42aを夫々画定して突出する外側環状突
出部92が更に形成されており、環状凹部42aの底面
47aは、円筒突出部40の基部から外側環状突出部9
2の基部にかけて上り勾配をなす截頭円錐面に形成され
ている。環状凹部42aの截頭円錐面である底面47a
が下部軸受ケースBの摺動面となる。円筒突出部40の
外周面41は、前記具体例と同様、環状凹部42aの底
面47aと直交する壁面として、また外側環状突出部9
2の内周面93は、同様に、環状凹部42aの底面47
aと直交する壁面としてそれぞれ形成されている。
【0025】また、上部軸受ケースCの環状凹部63に
おいて基体部53の下面54には、一方では、円筒係合
垂下部61と協同して環状溝100を、他方では、円筒
垂下部57と協同して上部内側環状凹部63aを夫々画
定して垂下する外側環状垂下部101が更に形成されて
おり、環状凹部63aの底面64aは、円筒垂下部57
の基部から外側環状垂下部101の基部にかけて上り勾
配をなす截頭円錐面に形成されている。環状凹部63a
の截頭円錐面を形成する底面64aが上部軸受ケースC
の摺動面となる。
【0026】このように構成された上部軸受ケースC
は、円筒係合垂下部61の係合面59及び60を下部軸
受ケースBの円筒係合突出部46の係合面44及び45
に弾性嵌着させ、円筒垂下部57を下部軸受ケースBの
環状肩部38に係合させると共に円筒垂下部57の端部
及び外側環状垂下部101の端部をそれぞれ下部軸受ケ
ースBの円筒突出部40の端部及び外側環状突出部92
の端部と径方向に重畳させ、該弾性嵌着部及び各重畳部
にラビリンス作用による密封部を形成して下部軸受ケー
スBと組合わされる。
【0027】そして、軸受片Dは、下部軸受ケースBの
円筒突出部40の外径より大きい内径を有し、外側環状
突出部92の内径より小さい外径を有するリング状から
なり、軸受片Dの両端面71及び72は、その内径側か
ら外径側に向けて環状凹部42a及び63aの截頭円錐
面を形成する底面47a及び64aと同傾斜の上り勾配
をなす截頭円錐面に形成されている。軸受片Dは、その
両端面71及び72を、環状凹部42a及び63aの底
面47a及び64aにそれぞれ摺動自在に当接させて上
部及び下部軸受ケースC及びB間に配されており、軸受
片Dの両端面71及び72と底面47a及び64aとが
摺動面となる。この例においては、前述の具体例におけ
る合成樹脂スラスト軸受の外周面側にラビリンス作用に
よる密封部を二重に形成したもので、外周面側から摺動
面への塵埃等異物の侵入に対する密封性を高めたもので
ある。
【0028】図5は本発明の更に他の具体例を示す。図
5において本例の合成樹脂スラスト軸受Aでは、前述し
た構成の合成樹脂スラスト軸受において、下部軸受ケー
スBの基体部33の環状凹部42における上面39に、
円筒係合突出部41と協同して下部外側環状溝91bを
画定して突出する外側環状突出部92bと、一方では、
円筒突出部40と協同して下部内側環状溝110を、他
方では、外側環状突出部92bと協同して下部中間環状
凹部42bを画定して突出する内側環状突出部111と
が更に形成されており、環状凹部42bの底面47b
は、内側環状突出部111の基部から外側環状突出部9
2bの基部にかけて上り勾配をなす截頭円錐面に形成さ
れている。環状凹部42bの截頭円錐面である底面47
bが下部軸受ケースBの摺動面となる。基体部33の上
面39に突出して形成された内側環状突出部111の外
周面112は、環状凹部42bの底面47bと直交する
壁面として、また外側環状突出部92bの内周面93b
は、同様に、環状凹部42bの底面47bと直交する壁
面としてそれぞれ形成されている。
【0029】また、上部軸受ケースCの基体部53の上
部環状凹部63における下面54には、円筒係合垂下部
61と協同して上部外側環状溝100bを画定して垂下
する外側環状垂下部101bと、一方では、円筒垂下部
57と協同して上部内側環状溝121を、他方では、外
側環状垂下部101bと協同して上部中間環状凹部63
を画定して垂下する内側環状垂下部122とが更に形成
されており、環状凹部63bの底面64bは内側環状垂
下部122の基部から外側環状垂下部101bの基部に
かけて上り勾配をなす截頭円錐面に形成されている。環
状凹部63bの底面64bが上部軸受ケースCの摺動面
となる。
【0030】このように構成された上部軸受ケースC
は、円筒係合垂下部61の係合面59及び60を下部軸
受ケースBの円筒係合突出部46の係合面44及び45
に弾性嵌着させ、円筒垂下部57を下部軸受ケースBの
環状肩部38に係合させると共に円筒垂下部57の端
部、内側環状垂下部122の端部及び外側環状垂下部1
01bの端部をそれぞれ下部軸受ケースBの円筒突出部
40の端部、内側環状突出部111の端部及び外側環状
突出部92bの端部と径方向に重畳させ、弾性嵌着部及
び各重畳部にラビリンス作用による密封部を形成して下
部軸受ケースBと組合わされる。
【0031】そして、軸受片Dは、下部軸受ケースBの
内側環状突出部111の外径より大きい内径を有し、外
側環状突出部92bの内径より小さい外径を有するリン
グ状からなり、軸受片Dの両端面71及び72は、その
内径側から外径側に向けて底面47b及び64bと同傾
斜の上り勾配をなす截頭円錐面に形成されている。軸受
片Dは、その両端面71及び72を底面47b及び64
bにそれぞれ摺動自在に当接させて上部及び下部軸受ケ
ースC及びB間に配されており、軸受片Dの両端面71
及び72と底面47b及び64bとが摺動面となる。こ
の具体例においては、前述した具体例おける合成樹脂ス
ラスト軸受の内周面側及び外周面側にラビリンス作用に
よる密封部をそれぞれ二重に形成したもので、内、外周
面側から摺動面への塵埃等異物の侵入に対する密封性を
高めたものである。
【0032】図6、図7及び図8は、更に本発明の他の
具体例を示す。図6の合成樹脂スラスト軸受Aは、前述
した図1に示した合成樹脂スラスト軸受において、下部
軸受ケースBの環状凹部42の底面47を、円筒突出部
40の基部から円筒係合突出部46の基部に向けて下り
勾配をなす截頭円錐面に形成し、また上部軸受ケースC
の環状凹部63の底面64を、円筒垂下部57の基部か
ら円筒係合垂下部61の基部に向けて下り勾配をなす截
頭円錐面に形成したものである。軸受片Dでは、その両
端面71及び72がそれぞれ内径側から外径側に向けて
底面47及び64と同傾斜の下り勾配をなす截頭円錐面
に形成されている。そして、軸受片Dは、その両端面7
1及び72を、底面47及び64にそれぞれ摺動自在に
当接させて、上部及び下部軸受ケースC及びB間に配さ
れており、軸受片Dの両端面71及び72と底面47及
び64とが摺動面となる。
【0033】図7の合成樹脂スラスト軸受Aは、前述し
た図4に示した合成樹脂スラスト軸受において、下部軸
受ケースBの環状凹部42aの底面47aを、円筒突出
部40の基部から外側環状突出部92の基部に向けて下
り勾配をなす截頭円錐面に形成し、また上部軸受ケース
Cの環状凹部63aの底面64aを、円筒垂下部57の
基部から外側環状垂下部101の基部に向けて下り勾配
をなす截頭円錐面に形成したものである。軸受片Dで
は、その端面71及び72がそれぞれ内径側から外径側
に向けて底面47a及び64aと同傾斜の下り勾配をな
す截頭円錐面に形成されている。そして、軸受片Dは、
その両端面71及び72を、底面47a及び64aにそ
れぞれ摺動自在に当接させて、上部及び下部軸受ケース
C及びB間に配されており、軸受片Dの両端面71及び
72と底面47a及び64aとが摺動面となる。
【0034】図8の合成樹脂スラスト軸受Aは、前述し
た図5に示した合成樹脂スラスト軸受において、下部軸
受ケースBの環状凹部42bの底面47bを、内側環状
突出部111の基部から外側環状突出部92bの基部に
向けて下り勾配をなす截頭円錐面に形成し、また上部軸
受ケースCの環状凹部63bの底面64bを、内側環状
垂下部122の基部から外側環状垂下部101bの基部
に向けて下り勾配をなす截頭円錐面に形成したものであ
る。
【0035】軸受片Dでは、その両端面71及び72が
それぞれ内径側から外径側に向けて底面47b及び64
bと同傾斜の下り勾配をなす截頭円錐面に形成されてい
る。そして、軸受片Dは、その両端面71及び72を、
底面47b及び64bにそれぞれ摺動自在に当接させて
上部及び下部軸受ケースC及びB間に配されており、軸
受片Dの両端面71及び72と底面47b及び64bと
が摺動面となる。
【0036】上述した図1、図4ないし図8に示した合
成樹脂スラスト軸受においては、下部軸受ケースBの基
体部33の下面に挿通孔31と同径の挿通孔35を規定
する内周面36を有する円筒部37が突設された例を示
したが、図9に示すように下部軸受ケースBの基体部3
3の下面に円筒部37を突設させることなく、下部軸受
ケースBの下面を平面状としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の合成樹脂ス
ラスト軸受によれば、上、下部軸受ケースと軸受片との
摺動面は、内径側から外径側にかけてそれぞれ上り勾配
の截頭円錐面に、あるいは内径側から外径側にかけてそ
れぞれ下り勾配の截頭円錐面に形成されているので、上
部バネ座シートと車体側取付部材との間への組付け時に
おいても、また使用中においても、合成樹脂スラスト軸
受にはピストンロッドの中心に動こうとする力が働き、
合成樹脂スラスト軸受のセンタリングが自動的に行われ
る。そのため、上部軸受ケースと下部軸受ケースとの弾
性嵌着部、各重畳部及びピストンロッドとの間の隙間
は、常に適正な隙間に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂スラスト軸受の断面図であ
る。
【図2】図1に示す合成樹脂スラスト軸受における軸受
片の平面図である。
【図3】図1に示す合成樹脂スラスト軸受をストラット
アッセンブリに組込んだ状態の断面図である。
【図4】本発明の合成樹脂スラスト軸受の他の具体例の
断面図である。
【図5】本発明の合成樹脂スラスト軸受の更に他の具体
例の断面図である。
【図6】本発明の合成樹脂スラスト軸受の他の具体例の
断面図である。
【図7】本発明の合成樹脂スラスト軸受の他の具体例の
断面図である。
【図8】本発明の合成樹脂スラスト軸受の他の具体例の
断面図である。
【図9】本発明の合成樹脂スラスト軸受の更に他の具体
例の断面図である。
【図10】従来技術の合成樹脂スラスト軸受の断面図で
ある。
【図11】図10に示す合成樹脂スラスト軸受をストラ
ットアッセンブリに組込んだ状態の断面図である。
【符号の説明】
A 合成樹脂スラスト軸受 B 合成樹脂下部軸受ケース C 合成樹脂上部軸受ケース D 合成樹脂軸受片 33 基体部 40 円筒突出部 46 円筒係合突出部 42 環状凹部 47 底面 53 基体部 57 円筒垂下部 61 円筒係合垂下部 63 環状凹部 64 底面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部軸受基体部、該上部軸受基体部の環
    状内周側下面から垂下した円筒垂下部及び該円筒垂下部
    と協同して上部環状凹部を上部軸受基体部の下面側に画
    定するように、該上部軸受基体部の環状外周側下面から
    内周面に係合面をもって垂下した円筒係合垂下部を具備
    した合成樹脂製上部軸受ケースと、下部軸受基体部、該
    下部軸受基体部の環状内周面との間で該下部軸受基体部
    の上面に環状肩部を形成して該下部軸受基体部の上面か
    ら突出する円筒突出部及び該円筒突出部の外周面と協同
    して下部環状凹部を下部軸受基体部の上面側に画定する
    ように、該下部軸受基体部の環状外周面から外周面に係
    合面をもって突出した円筒係合突出部を具備した合成樹
    脂製下部軸受ケースと、上部及び下部環状凹部に配され
    る合成樹脂製軸受片とから成り、該上部軸受ケースは、
    円筒係合垂下部の係合面を下部軸受ケースの円筒係合突
    出部の係合面に弾性嵌着させ、円筒垂下部を下部軸受ケ
    ースの環状肩部に係合させると共に円筒垂下部の端部を
    円筒突出部の端部と径方向に重畳させて、当該弾性嵌着
    部及び重畳部にラビリンス作用による密封部を形成して
    該下部軸受ケースと組合わされており、該上部及び下部
    環状凹部の底面と当該底面と摺動自在に接する該軸受片
    の両端面とはそれぞれ、截頭円錐面に形成されているこ
    とを特徴とする合成樹脂スラスト軸受。
  2. 【請求項2】 上部環状凹部において上部軸受基体部下
    面には、一方では、円筒係合垂下部と協同して環状溝
    を、他方では、円筒垂下部と協同して上部内側環状凹部
    を夫々画定して垂下する外側環状垂下部が更に形成され
    ており、該下部環状凹部において下部軸受基体部上面に
    は、一方では、円筒係合突出部と協同して環状溝を、他
    方では、円筒突出部と協同して下部内側環状凹部を夫々
    画定して突出する外側環状突出部が更に形成されてお
    り、該上部軸受ケースは、外側環状垂下部の端部を該下
    部軸受ケースの外側環状突出部の端部と径方向に重畳さ
    せて、当該重畳部にラビリンス作用による密封部を形成
    して、該下部軸受ケースと組合わされてなる請求項1に
    記載の合成樹脂スラスト軸受。
  3. 【請求項3】 上部環状凹部において上部軸受基体部下
    面には、円筒係合垂下部と協同して上部外側環状溝を画
    定して垂下する外側環状垂下部と、一方では、該円筒垂
    下部と協同して上部内側環状溝を、他方では、該外側環
    状垂下部と協同して上部中間環状凹部を夫々画定して垂
    下する内側環状垂下部とが更に形成されており、該下部
    環状凹部において下部軸受基体部上面には、円筒係合突
    出部と協同して下部外側環状溝を画定して突出する外側
    環状突出部と、一方では、円筒突出部と協同して下部内
    側環状溝を、他方では、外側環状突出部と協同して下部
    中間環状凹部を夫々画定して突出する内側環状突出部と
    が更に形成されており、該上部軸受ケースは、内側環状
    垂下部の端部及び外側環状垂下部の端部をそれぞれ内側
    環状突出部の端部及び外側環状突出部の端部と径方向に
    重畳させて、当該重畳部にラビリンス作用による密封部
    を形成して、該下部軸受ケースと組合わされてなる請求
    項1に記載の合成樹脂スラスト軸受。
  4. 【請求項4】 上部及び下部環状凹部の底面と該底面と
    摺動自在に接する軸受片の両端面とは夫々その内径側か
    ら外径側にかけて上り勾配の截頭円錐面に形成されてな
    る請求項1から3のいずれか一項に記載の合成樹脂スラ
    スト軸受。
  5. 【請求項5】 上部及び下部環状凹部の底面と該底面と
    摺動自在に接する軸受片の両端面とは夫々その内径側か
    ら外径側にかけて上り勾配の截頭円錐面に形成されてな
    る請求項1から3のいずれか一項に記載の合成樹脂スラ
    スト軸受。
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