JPH08159098A - ベルマウス - Google Patents

ベルマウス

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JPH08159098A
JPH08159098A JP30055794A JP30055794A JPH08159098A JP H08159098 A JPH08159098 A JP H08159098A JP 30055794 A JP30055794 A JP 30055794A JP 30055794 A JP30055794 A JP 30055794A JP H08159098 A JPH08159098 A JP H08159098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral wall
bell mouth
wall
hollow
bellmouth
Prior art date
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Pending
Application number
JP30055794A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Funakoshi
美之 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08159098A publication Critical patent/JPH08159098A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送風ファンの騒音を防ぐと共に、送風性能を
向上できるベルマウスを提供する。 【構成】 合成樹脂製のベルマウス1は、内周に送風フ
ァン2を配置する略円筒形状の周壁1aを有し、周壁1a
の円周面と送風ファン2の外周縁2aとの間に一定の隙
間t1をあける。上記ベルマウス1の周壁1aの端部1
c,1d内に中空成形により環状の中空部11,12を夫々
形成する。上記ベルマウス1の周壁1aの外周面1gに形
成した複数の補強リブ1e内に中空成形により中空部1
3を夫々形成する。上記周壁1aの中空部11,12と補
強リブ1eの中空部13によって、周壁1aを所望の強度
に保ちつつ、成形時のベルマウス1の歪みを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和機等に用い
られる送風ファンの送風性能を向上するベルマウスに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機において、熱交換器を
冷却のための送風ファンの送風性能を向上するため、送
風ファンの外周縁を囲む合成樹脂製のベルマウスを設け
ている。このベルマウス1は、図2(A)〜(C)に示すよう
に、送風ファン2を内周に配置する略円筒形状の周壁1
aを有し、この略円筒形状の周壁1aの内周面1bと送風
ファン2の外周縁2aとの間に一定の間隔t1を確保し
ている。
【0003】上記ベルマウス1は、周壁1aの内周面1b
の大径部の直径D1が450mm、小径部の直径D2が41
0mm、幅Wが60mm程度の大きさのものでも、周壁1a
の肉厚t2が2〜3mm程度に非常に薄く形成している。
このため、上記周壁1aを補強するために、周壁1aの軸
方向の両端部1c,1dの肉厚t3,t4を5mm程度に厚く
すると共に、周壁1aの外周面1gに周方向に等間隔(図
2では4等分)に肉厚t5が5mm程度の補強リブ1e,
…,1eを形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ベ
ルマウス1は、周壁1aの肉厚t2が薄いのに対して、
両端部1c,1dの肉厚t3,t4および補強リブ1eの肉
厚t5が厚いから、肉厚の不均一により成形後に「ひ
け」が生じて周壁1aが歪み、周壁1aの内周面1bと送
風ファン2の外周縁2aとの間の隙間t1が一定でなく
なり、騒音が発生したり、送風性能が悪化するという問
題がある。
【0005】また、上記周壁1aの歪みを防ぐために、
剛性の高い材料を用いるか、両端部1c,1dの肉厚を厚
くすると、コストが高くなると共に、ベルマウスの形状
が大きくなるという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、周壁の歪を抑
制して、騒音の発生を防止できると共に、送風性能を向
上できる送風ファンのベルマウスを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のベルマウスは、内周に送風ファンを配置
するための略円筒形状の周壁を有する合成樹脂製のベル
マウスにおいて、上記周壁の少なくとも一方の端部内に
中空成形により中空部を形成したことを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項2のベルマウスは、請求項1
のベルマウスにおいて、上記周壁の外周に、中空成形に
より内部に中空部が形成された補強リブを設けたことを
特徴としている。
【0009】
【作用】上記請求項1のベルマウスによれば、ベルマウ
スの周壁の少なくとも一方の端部内に、ガスインジェク
ション等の中空成形により中空部を形成する。これによ
り、上記周壁の少なくとも一方の端部の肉厚を略均一化
できるから、成形後に「ひけ」が生じにくくなって周壁
の歪みを抑制でき、周壁の内周面と送風ファンの外周縁
との間の隙間を一定に維持できるので、騒音の発生を防
止できると共に、送風性能を向上できる。
【0010】上記請求項2のベルマウスによれば、請求
項1のベルマウスにおいて、上記ベルマウスの周壁の外
周に、中空成形により内部に中空部が形成された補強リ
ブを設けたので、上記周壁の剛性を補強すると共に、周
壁の補強リブの箇所も肉厚を略均一にできるので、成形
後に「ひけ」が生じにくくなって周壁の歪みを未然に抑
制できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明のベルマウスを一実施例によ
り詳細に説明する。
【0012】図1(A)〜(C)はこの発明のベルマウス1の
各部の断面図を示し、後述する中空部11,12,13以
外は図2(A)に示すベルマウスと同一の構成をしてお
り、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略す
る。
【0013】図1(A)は、合成樹脂製のベルマウス1の
周壁1aの一方の端部1cの図2(A)におけるA−A線か
ら見た要部拡大断面図である。
【0014】上記ベルマウス1を成形する場合、ベルマ
ウス1の周壁1aの一方の端部1cの内部には、ガスイン
ジェクション等の中空成形によって、周壁1aの全周に
わたって環状の中空部11を形成して肉抜きをしてい
る。このため、上記周壁1aの一方の端部1cの外側の肉
厚t3は5mm程度と従来と変わらないが、肉抜きした中
空部11によって、中空部11の内面と端部1cの外周
面との間の肉厚t6が2〜3mm程度となり、周壁1aの
肉厚t2に近い値となる。なお、上記中空部11の内面
と端部1cの内周面1bとの間の肉厚も2〜3mm程度とな
る。
【0015】また、図1(B)は、上記ベルマウス1の周
壁1aの他方の端部1dの図2(A)におけるA−A線から
見た要部拡大断面図である。
【0016】上記ベルマウス1の周壁1aの他方の端部
1dの内部には、上記一方の端部1cと同様に、ベルマウ
ス1を成形するときにガスインジェクション等の中空成
形によって、周壁1aの全周にわたって環状の中空部1
2を形成して肉抜きをしている。このため、上記周壁1
aの他方の端部1dの外側の肉厚t4は5mm程度と従来と
変わらないが、肉抜きした中空部12によって、中空部
12の内面と端部1dの外周面との間の肉厚t7が2〜
3mm程度となり、周壁1aの肉厚t2に近い値となる。
なお、上記中空部12の内面と端部1dの内周面1bとの
間の肉厚も2〜3mm程度となる。
【0017】また、図1(C)は、上記ベルマウス1の周
壁1aの各補強リブ1eの図2(A)におけるB−B線から
みた拡大断面図である。
【0018】上記ベルマウス1の各補強リブ1eの内部
には、上記周壁1aの一方の端部1cと同様に、ベルマウ
ス1を成形するときにガスインジェクション等の中空成
形によって、補強リブ1eの略全長にわたって略直線状
の中空部13を形成して肉抜きをしている。このため、
上記周壁1aの各補強リブ1eは、外面の肉厚t5は5mm
程度と従来と変わらないが、肉抜きした中空部13によ
って、中空部13の内面と補強リブ1eの外周面との間
の肉厚t8が2〜3mm程度となり、周壁1aの肉厚t2
に近い値となる。なお、上記中空部13の内面と周壁1
aの内周面1bとの間の肉厚も2〜3mm程度となる。
【0019】上記構成のベルマウス1によれば、周壁1
aの両端部1c,1d内と各補強リブ1e内に、中空部11,
12,13を夫々形成することによって、周壁1aの両端
部1c,1dと各補強リブ1eの肉厚は、周壁1aの肉厚t
2に近い値となるので、肉厚を略均一化することができ
る。
【0020】したがって、ベルマウス1の成形後に「ひ
け」が生じにくくなって周壁1aの歪みを未然に抑制で
き、周壁1aの内周面1bと送風ファン2の外周縁2aと
の間の隙間t1を一定に維持することができる。したが
って、上記周壁1aの内周面1bと送風ファン2の外周縁
2aとの間のクリアランス精度を確保することによっ
て、騒音の発生を防止できると共に、送風性能を向上す
ることができる。
【0021】上記実施例では、ベルマウス1の周壁1a
の両端部1c,1dに環状の中空部11,12を夫々形成し
たが、周壁の少なくとも一方の端部に中空部を形成すれ
ばよい。また、上記中空部の形状は環状に限らないのは
勿論である。
【0022】また、上記ベルマウス1の周壁1aの外周
に、内部に中空部13が形成された複数の補強リブ1e
を設けたが、内部に中空部を形成した補強リブはなくと
もよい。
【0023】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のベルマウスは、ベルマウスの周壁の少なくとも一方
の端部内に、ガスインジェクション等の中空成形により
中空部を形成したから、周壁の端部の肉厚を略均一化し
て、成形後に「ひけ」が生じるのを防ぐと共に、周壁の
歪みを未然に抑制することができる。したがって、剛性
の低い材料を用いて、周壁の剛性を高めつつ、周壁の内
周面と送風ファンの外周縁との間のクリアランス精度を
確保できるので、騒音の発生を防止できると共に、送風
性能を向上することができる。
【0024】また、請求項2の発明のベルマウスは、請
求項1のベルマウスにおいて、上記周壁の外周に、中空
成形により内部に中空部が形成された補強リブを設けた
ので、周壁の補強リブの箇所も肉厚を略均一にして、成
形後に「ひけ」が生じるのを防ぐので、周壁を補強する
と共に、補強リブ近傍の周壁の歪みを抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)はこの発明の一実施例のベルマウス
の図2(A)におけるA−A線の要部拡大断面図であり、
図1(B)は図2(A)におけるA−A線の要部拡大断面図で
あり、図1(C)は図2(A)におけるB−B線の拡大断面図
である。
【図2】 図2(A)は従来のベルマウスの正面図であ
り、図2(B)は図2(A)のA−A線の断面図であり、図2
(C)は図2(A)のB−B線の断面図である。
【符号の説明】
1…ベルマウス、1a…周壁、1b…内周面、1c,1d…
端部、1e…補強リブ、1g…外周面、11,12,13…
中空部、2…送風ファン、2a…外周縁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に送風ファン(2)を配置するための
    略円筒形状の周壁(1a)を有する合成樹脂製のベルマウ
    スにおいて、 上記周壁(1a)の少なくとも一方の端部(1c,1d)内に中
    空成形により中空部(11,12)を形成したことを特徴
    とするベルマウス。
  2. 【請求項2】 請求項1のベルマウスにおいて、上記周
    壁(1a)の外周に、中空成形により内部に中空部(13)
    が形成された補強リブ(1e)を設けたことを特徴とする
    ベルマウス。
JP30055794A 1994-12-05 1994-12-05 ベルマウス Pending JPH08159098A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118722A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Hitachi Ltd 空気調和機の室外機
EP3557145A4 (en) * 2016-12-19 2019-12-11 Mitsubishi Electric Corporation AIR CONDITIONING DEVICE

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