JPH08157315A - 防黴・抗菌性組成物及びその用途 - Google Patents

防黴・抗菌性組成物及びその用途

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JPH08157315A
JPH08157315A JP25839895A JP25839895A JPH08157315A JP H08157315 A JPH08157315 A JP H08157315A JP 25839895 A JP25839895 A JP 25839895A JP 25839895 A JP25839895 A JP 25839895A JP H08157315 A JPH08157315 A JP H08157315A
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antifungal
antibacterial
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metal
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JP25839895A
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English (en)
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Mikio Sugawara
幹雄 菅原
Shinji Suga
伸治 菅
Makoto Tanakamaru
真 田中丸
Kouji Uekami
弘司 上神
Hiromichi Okada
浩道 岡田
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Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防黴・抗菌効果を併用する組成物とこれを使
用した塗覆用組成物及び成形用組成物を提供する。 【解決手段】 粒状の水ガラス硬化体に抗菌性を有する
金属又は金属化合物の粒径が1nm〜 1μmの超微粒子
を配合した防黴・抗菌性組成物とこれを用いた塗覆用も
しくは成形用の組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状の水ガラス硬
化体に抗菌性を有する金属微粒子又は金属化合物微粒子
を配合した防黴・抗菌性組成物及びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
日本の木造住宅では風通しがよい上、梅雨時や冬期の結
露発生時には、木材が水分を吸収し乾燥すると発散する
調湿作用を行うので、カビが発生し難い条件にあり大き
な被害がみられなかったが、コンクリート造りのマンシ
ョンや住宅が多くなり住宅の気密性が向上した結果、浴
室、洗面所、便所、調理室等の壁面や天井にカビが大量
に発生し入居者に不快感を与えると同時に病気の発生原
因となるので社会的に大きな問題となっている。
【0003】また食品工場のようにカビの養分の多い所
では特にカビの発生が多い。すなわち壁や天井に塗布さ
れる油性ペイント、ラッカー、シリコン樹脂塗料、ポリ
ウレタン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、合成樹脂水性エ
マルジョン塗料等の有機質塗料、ビニルクロスやこれを
貼るために使用する酢ビ系の接着剤や、でんぷん糊、バ
インダーに合成樹脂水性エマルジョンやCMCを使用し
た繊維壁材はカビの養分になる有機質成分が多量に含ま
れるので高温多湿下ではカビの発育、増殖には最適条件
となっている。またモルタル、プラスターの様な無機質
材料でも鏝塗り作業性を良好にしたり、下地との接着強
度を大きくするため有機質材料のメチルセルロースや合
成樹脂水性エマルジョンが配合されるのでカビの発育が
助長されている。一方、これら建物の床、天井、壁には
カビの他一般細菌も付着しており、特に病院では院内感
染を惹き起こすメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRS
A)の存在が社会的に大きな問題となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
床、天井、壁等の建築材料に塗布するかもしくは混合す
ることにより防黴性と抗菌性を同時に満足させることの
できる防黴・抗菌性組成物とこれを用いて調製された塗
覆用組成物又は成形用組成物及びこれらの用途を提供す
るものである。
【0005】本発明は、粒状の水ガラス硬化体に抗菌性
を有する金属微粒子又は金属化合物微粒子を配合したこ
とを特徴とする防黴・抗菌性組成物とこれに有機質バイ
ンダーを配合した塗覆用又は成形用の組成物及び該組成
物から得られる建築材料又は成形材料に関する。
【0006】本発明に使用される水ガラス硬化体自体が
防黴性を有することは知られている(特公昭59−40
362号公報)。該水ガラス硬化体は、ケイ酸アルカリ
にカルシウム化合物、マグネシウム化合物、アルミニウ
ム化合物等の硬化剤を配合して硬化させることによって
得られる。硬化剤としてより好ましいものは、常温硬化
剤として知られる亜硫酸カルシウム、チオ硫酸カルシウ
ム及び酸化マグネシウムの少なくとも1種含むものであ
る。必要ならこれらに水酸化アルミニウム、酸化アルミ
ニウム、水和アルミニウム、メタリン酸アルミニウム、
カルシウム、サルフォアルミネート、炭酸カルシウム、
ケイ酸カルシウム等の硬化補助剤を1種又は2種以上配
合してもよい。硬化剤の使用量は、ケイ酸アルカリ 100
重量部に対して10〜 200重量部が適当である。
【0007】本発明に使用されるケイ酸アルカリは、一
般式M2 O・nSiO2 (Mはアルカリ金属、nは 0.5
〜 9)の組成で示されるが、一般的にはn= 1〜 4のケ
イ酸カリウム、ケイ酸ナトリウムが実用的である。
【0008】本発明の粒状水ガラス硬化体は、ケイ酸ア
ルカリ水溶液と硬化剤を混合撹拌させた後常温もしくは
加熱下に硬化させ、これを粒状に粉砕して製造される。
水ガラス硬化体の粒子の大きさは、これを塗覆用又は成
形用として使用した場合の外観上の問題及び十分なる防
黴・抗菌効果を得るためには、タイラーふるい目で 250
メッシュパスのものが好ましい。
【0009】本発明の抗菌性を有する金属微粒子又は金
属化合物微粒子は、特開平5−271718号公報に記
載されている非水液体中に該金属微粒子又は金属化合物
微粒子が分散した非水分散液を使用すると好都合であ
る。該非水分散液は金属微粒子又は金属化合物微粒子の
水分散液を界面活性剤の存在下、水と相分離する非水液
体と接触させ、その接触前及び/又は接触後に水溶性無
機酸塩及び/又は水溶性有機酸塩を添加し、該微粒子を
水分散液から非水液体中に移動させ、この2相混合物よ
り非水分散液を分離することによって得られる。このよ
うにして得られた非水分散液を用いてさらに上記操作を
繰返すことにより金属微粒子又は金属化合物微粒子の濃
度の高い非水分散液を調製することができる。
【0010】本発明に使用される抗菌性を有する金属又
は金属化合物としてはかかる性質を有するものなら何で
もよい。しかし、用途面での人体への影響を考慮する
と、金属としては特に金、銀、銅及び亜鉛がよく、金属
化合物としては酸化マグネシウム、酸化チタンが適して
いる。上記金、銀、銅及び亜鉛が抗菌性を有することは
従来より知られている。しかし、これら抗菌性を有する
金属又は金属化合物の微粒子を安定な状態で取扱った例
は知られていない。本発明者らは、上記微粒子を水ガラ
ス硬化体に担持させると非常に安定な金属又は金属化合
物微粒子となることを見出したものである。また、該微
粒子は、その金属又は金属化合物の種類によっては呈色
し、塗覆用又は成形体とした場合外観上、特に白色系の
場合不都合を生ずることがあるが、該微粒子を粒状の酸
化チタンに担持させて使用することによりそれが隠蔽さ
れることを見出したものである。勿論本発明において
は、該微粒子は水ガラス硬化体又は酸化チタンに担持さ
せて使用する場合に限らず、該微粒子の非水分散液自体
を直接使用してもよく、又他の常用添加剤に担持された
ものであってもよい。
【0011】上記隠蔽用に使用される粒状の酸化チタン
としては、顔料用として使用されるもので平均粒径0.
1μm〜0.3μmのルチル型、アナターゼ型があるが
アナターゼ型が好ましい。酸化チタンの使用量としては
金属又は金属化合物の呈色を隠蔽する量でよく、通常酸
化チタン100重量部に対して金属微粒子又は金属化合
物微粒子0.5重量部以下の担持量で十分に隠蔽するこ
とができる。従って配合される金属微粒子又は金属化合
物量に応じて酸化チタンは使用される。
【0012】本発明に使用される上記水と相分離する非
水液体としては特に限定されないが、通常ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、四塩化炭
素、クロロホルム等の塩素化炭化水素系溶媒、ノルマル
ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族もしくは脂環族炭
化水素系溶媒、ジエチルエーテル、メチルイソブチルケ
トン、酢酸エチル等のエーテル類、ケトン類、エステル
類などが好ましく用いられる。
【0013】本発明に使用される金属微粒子又は金属化
合物微粒子の非水分散液の製法は以下のように行う。す
なわち、金属微粒子又は金属化合物微粒子の水分散液に
界面活性剤を水分散液の水の量に対し、0.01〜 5重量
%、好ましくは0.05〜 0.5重量%になるように添加す
る。これに水分散液の容量の0.01〜50倍、好ましくは0.
05〜10倍の容量の非水液体を加えて15分〜 8時間、好ま
しくは 2〜 6時間、混合撹拌し、非水液体を水分散液中
に(又は逆でもよい)分散し乳化させる。この場合、温
度は 0〜90℃、好ましくは20〜60℃の範囲で一定に保つ
ことが望ましい。その後、水溶性無機酸塩及び/又は実
質的に界面活性作用を有さない水溶性有機酸塩を水分散
液の水の量に対し、 0.005〜30重量%、好ましくは0.01
〜15重量%になるように添加し、30秒〜30分間、好まし
くは 1〜 2分間の撹拌を加える。これにより実質的に全
部の該微粒子が水相より非水液体相へ移動する。その
後、 2時間〜 2日間、静置すると、微粒子の分散してい
ない水相と微粒子の分散した非水液体相とが、上下二層
に分離するので、分液ロートを用いるか、あるいは非水
液体相の吸い出しにより、微粒子の分散した非水液体の
みを容易に取得することができる。なお、上記非水分散
液の製法は上記特開平5−271718号公報に詳細に
記載されている。
【0014】上記非水分散液体中に分散している金属微
粒子又は金属化合物微粒子の平均粒径は、当初の水分散
液中の該微粒子の粒径と実質的に同一であり、それは 1
nm〜1μmの範囲である。また非水分散液中に均一に分
散されている金属微粒子又は金属化合物微粒子の濃度は
金属原子として0.05〜 500mmol/l のものが好ましい。
【0015】非水分散液の製法に使用される金属微粒子
又は金属化合物微粒子の水分散液の調製方法は、例え
ば、日本化学会編、新実験化学講座18巻、界面とコロイ
ド、 319〜 340頁、丸善、1977の記載を応用して行うこ
とができる。また、界面活性剤を加えることにより分散
状態を安定化した金属微粒子又は金属化合物微粒子の水
分散液の調製は公知の方法、例えば、 Y.Nakao and K.K
aeriyama, Journal of Colloid and Interface Science
110巻、No.1、82〜87頁、March 1986に記載の方法を応
用して行うことができる。金属微粒子又は金属化合物微
粒子の水分散液中における濃度は 0.005〜 100mmol/l
であり、通常0.02〜70mmol/l であるが濃度の高いほう
が好ましい。
【0016】非水液体中における微粒子濃度の測定は、
微粒子濃度と透過率が良好な直線関係を示すため、検量
線法により簡便に微粒子濃度を求めることができる。
【0017】(1)黒褐色を示す微粒子分散液の場合:
数種の異なる濃度の微粒子を調製し、それらの紫外可視
吸収スペクトルを測定する。微粒子の濃度と 500nmと 7
00nmの吸光度の差との間には良好な直線関係がある。こ
れらの測定点に最小二乗法を用いて検量線を作成した。
微粒子濃度を測定する微粒子分散液の紫外可視吸収スペ
クトルを測定し 500nmと 700nmの吸光度の差を求め、検
量線から液中の微粒子の濃度を算出した。
【0018】(2)特性吸収を示す着色した微粒子の場
合: 金微粒子 金微粒子分散液の特性吸収帯( 460〜 630nm)の両側の
最低部に接線を引き、これをベースラインとして 520nm
の吸光度を測定し、これを用いて検量線を作成し、金微
粒子濃度を測定した以外は上記(1)の方法に準じて行
った。 銀微粒子 銀微粒子分散液の特性吸収帯( 320〜 700nm)の両側の
最低部に接線を引き、これをベースラインとして 400nm
の吸光度を測定し、これを用いて検量線を作成し、銀微
粒子濃度を測定した以外は上記(1)の方法に準じて行
った。
【0019】本発明において、粒状の水ガラス硬化体又
は酸化チタンに金属微粒子又は金属化合物微粒子を担持
させて使用する場合には、上記金属微粒子又は金属化合
物微粒子を分散させた非水分散液に粒状の水ガラス硬化
体又は酸化チタンを接触させることによって達成され
る。接触手段としては特に限定されないが、撹拌子、撹
拌羽根を備えた機械的撹拌操作以外に超音波を利用する
方法、市販のホモジナイザーを用いる方法等種々の手段
が適用できる。また吸着速度が速いため装置は回分式、
連続式のいずれも適用可能である。接触は常温、常圧で
行うことができる。また本発明者らの実験によれば、該
微粒子非水分散液を用いた場合に比べて該微粒子水分散
液を用いた場合には、水ガラス硬化体又は酸化チタンに
対して微粒子を吸着しないか吸着速度がかなり遅いこと
が判った。
【0020】水ガラス硬化体に対する金属微粒子又は金
属化合物微粒子の配合量は、金属又は金属化合物の種類
や粒径、水ガラス硬化体の粒径、さらには微粒子配合水
ガラス硬化体の使用目的によっても異なるが、通常水ガ
ラス硬化体 100重量部に対して0.01〜10重量部、好まし
くは 0.1〜 5重量部の範囲が適当である。該微粒子の配
合量が0.01重量部より少ないとこれを塗覆用又は成形用
として用いた場合において十分なる防黴・抗菌効果が得
られない。また配合量が10重量部をこえてもそれに応じ
た防黴・抗菌効果が得られず不経済である。上記したよ
うに、この金属微粒子又は金属化合物微粒子は水ガラス
硬化体又は隠蔽用酸化チタンに予め担持させて用いるこ
とができる。
【0021】本発明の抗菌性を有する金属微粒子又は金
属化合物微粒子を配合させた水ガラス硬化体又は水ガラ
ス硬化体と該金属微粒子又は金属化合物微粒子を担持さ
せた酸化チタンを含む防黴・抗菌性組成物は、これに有
機質バインダー、例えば塗膜形成成分や合成樹脂を配合
して防黴・抗菌性を有する塗覆用組成物や成形用組成物
とすることができ、後者の成形用組成物はこれを化粧板
もしくは成形用材料として使用することができる。
【0022】上記有機質バインダーと該水ガラス硬化体
との配合割合は、前者 100重量部に対して後者 0.5〜10
重量部、好ましくは 1〜 8重量部である。後者の配合量
が 0.5重量部より少ないと塗覆用又は成形用として用い
た場合に防黴・抗菌効果の長期維持が困難となる。また
配合量が10重量部をこえると塗面又は成形体の外観上に
問題を生じ、またコスト面においても好ましくない。
【0023】上記塗覆用組成物の塗膜形成成分としては
植物油、天然樹脂、合成樹脂等があり、植物油としては
あまに油、しなきり油、大豆油等の乾性油もしくは半乾
性油、天然樹脂としてはロジン油等、合成樹脂としては
ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロー
ス、ベンジルセルロース、アクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂、飽和ポリエステル樹脂、シリ
コーン樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹
脂、アミノアルキド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂等の半合成
樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂が挙げられる。
【0024】本発明の塗覆用組成物には、塗膜形成成分
の他該分野において通常使用される各種配合剤、例えば
可塑剤、乳化剤、分散剤、顔料、体質顔料や硬化剤等を
添加することができる。また必要とあれば公知の防黴剤
や抗菌剤を配合してもよい。配合できる防黴剤としては
2−( 4−チアゾリル)ベンズイミダゾール、ジ又はト
リチオールトリアジン誘導体等が挙げられ、また抗菌剤
としては 2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、
N,N−ジメチル−N′−フェニル−N′−(フルオロ
ジクロロメチルチオ)−スルファミド等が挙げられる。
【0025】本発明の塗覆用組成物は無溶剤タイプ、有
機溶剤タイプ、水性エマルジョンタイプのいずれであっ
てもよい。上記塗覆用組成物は、これを基材に塗布し、
必要に応じて加熱硬化させて防黴・抗菌性の製品とする
ことができる。基材としては床材、天井材、壁材等があ
り、その他各種成形品に応用することができる。これら
材質としてはプラスチックス、金属板、木材や石こう、
コンクリート、スレート、ケイ酸カルシウム等の無機質
材がある。
【0026】上記塗覆用組成物の基材への塗布量は、水
ガラス硬化体量に換算して基材1m2あたり 0.5〜 10gが
防黴・抗菌性効果を発揮させるために必要である。
【0027】本発明の防黴・抗菌性成形用組成物に配合
される合成樹脂としては、前記塗覆用組成物の塗膜形成
成分として例示した合成樹脂と同様のものを挙げること
ができる。
【0028】本発明の成形用組成物には、合成樹脂の他
その用途に応じ、例えば化粧板、成形材料等における技
術分野において通常用いられる各種配合剤を添加するこ
とができる。また必要なら公知の防黴剤や抗菌剤を配合
してもよい。このような防黴剤、抗菌剤としては、前記
塗覆用組成物において例示したものが挙げられる。
【0029】本発明の成形用組成物を化粧板に利用する
場合には、該組成物を必要に応じてトルエン、キシレ
ン、アセトン、メチルイソブチルケトン等の溶剤に溶か
して液状とし、これを含浸用化粧基材に塗布もしくは含
浸させて乾燥後熱圧硬化させ、これを表面層として合
板、パーチクルボード、MDF(中密度繊維板)等の基
板に貼り合せて防黴・抗菌性化粧板とすることができ
る。また上記組成物を含浸用化粧基材に含浸後乾燥して
プリプレグとし、これを上記と同様な基板と重ねて熱圧
硬化させて化粧板とすることもできる。さらに含浸用化
粧基材を基板に貼り合せた後、組成物を塗布して乾燥後
熱圧硬化させて化粧板とすることもできる。含浸用化粧
基材としては木質単板、化粧紙布等が挙げられ、成形用
組成物(固形分)の塗布もしくは含浸量は、該微粒子担
持水ガラス硬化体に換算して該基材1m2 あたり 0.5〜 1
0gが本発明の目的を達成するために必要である。得られ
た化粧板は床、天井、壁等の防黴・抗菌性表面材として
使用できる。
【0030】本発明の成形用組成物を成形用材料として
使用する場合は、これに有機質充填材及び/又は無機質
充填材を配合して利用に供することができる。有機質充
填材としてはパルプチップや合成繊維、カーボン繊維の
短繊維、カーボン粉末等が挙げられ、無機質充填材とし
てはホワイトカーボン、炭酸カルシウム、タルク、五酸
化アンチモン等が挙げられる。これら充填材の配合量
は、合成樹脂 100重量部に対して10〜 100重量部、好ま
しくは30〜50重量部が適当である。
【0031】本発明の成形用材料の成形方法としては使
用する樹脂に応じて射出成形、圧縮成形、カレンダー成
形等が採用でき、これらの成形条件は使用する合成樹脂
によって適宜選択することができる。また成形用組成物
を金属板、織布、不織布等の他の基材と積層してこれら
との複合体とすることもできる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下の実施例において、粒状の水
ガラス硬化体に金属微粒子を担持させた組成物の例、酸
化チタンに金属微粒子を担持させた組成物の例及び該組
成物に有機質バインダーを配合して、塗料に応用した
例、金属板又は織布と積層成形した例、化粧板に用いた
例、プラスチックシートに用いた例などを挙げるが、本
発明はこれら実施例に限定されず、金属微粒子又は金属
化合物微粒子を組成物に直接配合する例も含まれる。
【0033】
【実施例】
実施例1 ケイ酸カリウム水溶液(ケイ酸カリウム40重量%) 100
重量部に酸化マグネシウム15重量部、炭酸カルシウム 1
00重量部及び水 120重量部を均一に混合して室温(20
℃)で10分間放置して硬化させた。固形分を 150℃のオ
ーブンに入れて乾燥し、次いで、タイラーふるい目 250
メッシュパスの粒子(平均粒径43μm、比表面積59m2
g )に粉砕した。上記粒状水ガラス硬化体110gを銀のシ
クロヘキサン分散液(400nm における吸光度を測定して
検量線より求めた銀濃度 0.2重量%、銀平均粒径 8nm)
800g中に投入し、撹拌後液分離を行い、シクロヘキサン
を乾燥除去して銀微粒子担持水ガラス硬化体111.6gを得
た。
【0034】アクリル系エマルジョン塗料(「ビルディ
ック」大日本塗料社製) 100重量部に上記銀微粒子担持
水ガラス硬化体 2重量部とトルエン 5重量部を加え均一
に混合して防黴・抗菌性塗料を得た。
【0035】上記塗料を硬質ポリ塩化ビニル板( 5mm×
50mm×50mm)に塗布し(塗布量100g/m2)乾燥したもの
を防黴・抗菌性試験に供した。(実施例1−a) 該供試体の塗装面を水銀ランプ(フェードメータ)で48
時間照射して経時変化による防黴・抗菌力の耐久性を試
験した。(実施例1−b)また上記フェードメータ照射
後に供試体を24時間水道水(20℃)に浸漬後乾燥して防
黴・抗菌力の変化を調べた。(実施例1−c)これらの
結果を表1に示した。
【0036】比較例1 銀微粒子担持水ガラス硬化体とトルエンを配合せずにア
クリル系エマルジョン塗料のみについて実施例1−aと
同様に行った防黴・抗菌性試験の結果を表1に示した。
【0037】表1に示した試験方法は以下のとおりであ
る。 防黴試験 JIS Z−2911に基づいて行った。培養期間は4
週間である。 抗菌試験 試験菌株を寒天培地で35℃、18〜24時間培養した後、菌
体を滅菌リン酸緩衝液に浮遊させて菌数が約 105/mlの
試験菌液を調製し、これを試験体の表面に 1ml滴下して
25℃で保存する。保存18時間後に試験体表面上の試験菌
液をSCDLP培地(日本製薬社製)10mlで洗い出し、
洗い出し液中の生菌数を測定した。
【0038】
【表1】
【0039】実施例2 塩化ビニル樹脂(「ゼオン121」日本ゼオン社製) 1
00重量部にジオクチルフタレート60重量部、実施例1に
よって得られた銀微粒子担持水ガラス硬化体 2重量部、
発泡剤(ジアゾブチロニトリル) 4重量部を配合して擂
潰機により均一に混合し脱泡してペーストゾルを調製し
た。該ペーストゾルをテストパネル( 1mm×50mm×50mm
鋼板)上に塗布し(膜厚 1mm)、 180℃の加熱炉で10分
間加熱して塩ビ−鋼板複合体を作製した。該複合体の防
黴・抗菌試験を実施例1と同様に行いその結果を表2に
示した。(実施例2−a)
【0040】上記ペーストゾルを平織綿布( 0.5mm× 2
00mm× 200mm)上にナイフコータを用いて片面塗布し
(膜厚 0.5mm)、 200℃の加熱炉内に 2分間通過させて
壁用シートを作製した。該シートについて上記同様に防
黴・抗菌試験を行い、その結果を表2に示した。(実施
例2−b)
【0041】比較例2 銀微粒子担持水ガラス硬化体を含まない以外は実施例2
と同様にしてペーストゾルを調製し、これを用いて実施
例2−a及び2−bと同様に複合体を作製して防黴・抗
菌試験を行い、その結果を表2に示した。(比較例2−
a及び2−b)
【0042】
【表2】
【0043】実施例3 液状不飽和ポリエステル樹脂(「リゴラック2201
B」昭和高分子社製) 100重量部にメチルエチルケトン
パーオキサイド 1重量部、塩素化パラフィン(塩素含量
40重量%) 0.2重量部、実施例1の銀微粒子担持水ガラ
ス硬化体 4重量部、ナフテン酸コバルト 0.5重量部を加
えて均一に混合して樹脂液を得た。
【0044】上記樹脂液を、予め印刷紙を貼り合せた合
板( 5mm× 300mm× 300mm) 上に流し(塗布量200g/
m2)、その上をビニロンフィルムで覆い、中に介在する
気泡をゴムローラーで除去して25℃で静置し硬化させ
た。30分後にビニロンフィルムを除去してポリエステル
化粧板を得た。該化粧板について実施例1と同様にして
抗菌試験を行い、その結果を表3に示した。
【0045】比較例3 銀微粒子担持水ガラス硬化体を配合しない樹脂液を用い
た以外は実施例3と同様にしてポリエステル化粧板を作
製し、同様に抗菌試験を行った。
【0046】
【表3】
【0047】実施例4 酸化チタン(「タイペークA−220」平均粒子径0.16
μm、石原産業社製)100重量部を銀のシクロヘキサン
分散液(銀濃度 0.2重量%、銀平均粒径 8nm)1600重量
部中に投入して撹拌後液分離し、シクロヘキサンを乾燥
除去して銀粒子担持酸化チタン103.2gを得た。上記銀粒
子担持酸化チタンを用いて下記配合の水ガラス組成物 ケイ酸カリウム水溶液(ケイ酸カリウム40重量%) 100重量部 酸化マグネシウム 15重量部 炭酸カルシウム 100重量部 銀粒子担持酸化チタン 80重量部 水 120重量部 を均一に混合して20℃で10分間放置して硬化させた。固
形分を 150℃のオーブンに入れて乾燥させ、次いでタイ
ラーふるい目 250メッシュパスの銀微粒子担持酸化チタ
ン含有の水ガラス硬化体粒状物を得た。アクリル系エマ
ルジョン白色塗料(「コスモクリーン」関西ペイント社
製)100重量部に上記粒状物0.31重量部、トルエン5重
量部を均一に混合して防黴・抗菌性塗料を得た。上記塗
料を硬質ポリ塩化ビニル板(5mm×50mm×50mm)に塗布し
(乾燥後の塗膜厚み58μm)乾燥したものを実施例1と同
様にして防黴試験を行い、また塗膜の色差を測定した。
結果は以下のとおりである(抗菌試験の上段はMRS
A、下段は黄色ブドウ球菌)。 塗膜の色差(△E) 抗菌試験(菌数) 防黴試験 初期 18時間後 8種混合判定 1.68 5.0×105 <10 3 4.3×105 <10 なお、塗膜の色差の測定はJISZ8730について基
づいて行なった。
【0048】また、酸化チタンによる呈色の隠蔽効果を
確認するために銀微粒子担持酸化チタンを配合しない上
記と同じ水ガラス組成物から水ガラス硬化体をつくり、
これを上記銀のシクロヘキサン分散液に投入して上記と
同量の銀微粒子を含有した銀微粒子担持水ガラス硬化体
を調製した。上記銀微粒子担持水ガラス硬化体を用いて
上記と同様に白色塗料に混合して得た防黴・抗菌性塗料
の色差(△E)は4.48であった。酸化チタン使用による
隠蔽効果は明らかである。
【0049】実施例5 塩化ビニル樹脂(「ゼオン103EP−8〕日本ゼオン
社製) 100重量部にジオクチルフタレート40重量部、エ
ポキシ大豆油(安定剤)2重量部、実施例1によって得
られた銀微粒子担持水ガラス硬化体2重量部を配合し、
熱ロールによって混練して厚さ 0.3mmの透明シートを得
た。このシートより試験片 (50mm×50mm)を切り取り、
これを1ヶ月間水道水に浸漬後のもの及び1ヶ月間40℃
の恒温槽で養生したもの、また無処理のものについて実
施例と同様にして防黴試験及び抗菌試験(黄色ブドウ球
菌)に示した。 抗菌試験(菌数) 防黴試験 初期 18時間後 8種混合判定 無処理 2.8 ×105 <10 3 水道水浸漬後 2.8 ×105 <10 3 40℃養生後 2.8 ×105 <10 3
【0050】実施例6 塩素化ポリエチレン変性エポキシ樹脂塗料(「エマルラ
ックス−NS」ダイソー社製) 100重量部に実施例1に
よって得られた銀微粒子担持水ガラス硬化体2重量部、
トルエン5重量部を加えて均一に混合して防黴・抗菌性
塗料を得た。上記塗料をコンクリート製U字溝に10cm幅
で塗布したもの及びスレート板(5mm×100mm ×100mm)に
塗布したもの(それぞれ塗布量1000g/m2) をそれぞれ乾
燥硬化させて実施例1と同様にしてスレート板について
防黴試験及び抗菌試験(黄色ブドウ球菌)を行い、また
コンクリート製U字溝について防藻試験を行なった。防
藻試験は、上記コンクリート製U字溝を藻の繁殖してい
る水深30cmの池の底に3 ヶ月間沈めて行う屋外暴露試験
による藻類生長阻害試験で行った。これらの結果を以下
に示す。 抗菌試験(菌数) 防黴試験 防藻試験 初期 18時間後 8種混合判定 判定 5.3×105 <10 3 3 なお防藻試験の判定は以下による。 3:試験体上に藻類の発育が認められない 2:試験体上の藻類の発育部分が全面積の 1/3以下であ
る。 1:試験体上の藻類の発育部分が全面積の 1/3以上であ
る。 本発明の防黴・抗菌性塗料を塗布しないコンクリート製
U字溝について同様に防藻試験を行った結果は判定1で
あった。以上実施例1〜6の結果からも明らかなように
本発明組成物の防黴・抗菌性効果は著大である。
【0051】
【発明の効果】本発明の防黴・抗菌性組成物は、その中
に含まれる抗菌作用を有する金属又は金属化合物が超微
粒子であるため少ない配合量でも抗菌効果が大であり、
ウイルス、リケッチャ、細菌、MRSA、真菌、酵母菌
及び黴類全般など広範囲にその効果を有する。また金属
又は金属化合物の微粒子を水ガラス硬化体に担持して使
用する場合には、水ガラス硬化体の防黴性と併せて非常
に安定した抗菌効果を維持することができるので該組成
物を使用した化粧板や床材、天井材、壁材等の建材は長
期に亘って防黴・抗菌効果を発揮することができる。金
属又は金属化合物の微粒子を酸化チタンに担持させて使
用することにより、金属又は金属化合物による組成物の
呈色化を防止することができ白色系塗料に有効である。
また該組成物は防藻効果も有しており、該性質を利用し
た材料への応用も可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 3/00 KAA C09D 5/14 PQM

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状の水ガラス硬化体に抗菌性を有する
    金属微粒子又は金属化合物微粒子を配合したことを特徴
    とする防黴・抗菌性組成物。
  2. 【請求項2】 水ガラス硬化体が亜硫酸カルシウム、チ
    オ硫酸カルシウム及び酸化マグネシウムから選ばれた少
    なくとも1種の硬化剤を用いて硬化させたものである請
    求項1記載の防黴・抗菌性組成物。
  3. 【請求項3】 粒状の水ガラス硬化体に金属微粒子又は
    金属化合物微粒子を担持させて使用する請求項1又は2
    記載の防黴・抗菌性組成物。
  4. 【請求項4】 金属微粒子又は金属化合物微粒子を粒状
    酸化チタンに担持させたものを使用する請求項1又は2
    記載の防黴・抗菌性組成物。
  5. 【請求項5】 金属微粒子が金、銀、銅及び亜鉛から選
    ばれたものであり、金属化合物微粒子が酸化チタン及び
    酸化マグネシウムから選ばれたものである請求項1〜4
    のいずれかに記載の防黴・抗菌性組成物。
  6. 【請求項6】 金属微粒子又は金属化合物微粒子の平均
    粒径が 1nm〜 1μmである請求項1〜5のいずれかに記
    載の防黴・抗菌性組成物。
  7. 【請求項7】 タイラふるい目 250メッシュパスの粒状
    物からなる請求項1〜6のいずれかに記載の防黴・抗菌
    性組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の組成物
    に有機質バインダーを配合したことを特徴とする防黴・
    抗菌性組成物。
  9. 【請求項9】 有機質バインダーが塗膜形成成分であっ
    て塗覆用として使用される請求項8記載の防黴・抗菌性
    組成物。
  10. 【請求項10】 塗膜形成成分が植物油、天然樹脂又は
    合成樹脂である請求項9記載の防黴・抗菌性塗覆用組成
    物。
  11. 【請求項11】 基材に請求項9又は10記載の組成物
    を塗布してなる防黴・抗菌性材料。
  12. 【請求項12】 基材が床材、天井材又は壁材である請
    求項11記載の防黴・抗菌性材料。
  13. 【請求項13】 有機質バインダーが合成樹脂であって
    成形用として使用される請求項8記載の防黴・抗菌性組
    成物。
  14. 【請求項14】 合成樹脂が熱硬化性樹脂である請求項
    13記載の防黴・抗菌性成形用組成物。
  15. 【請求項15】 含浸用化粧基材に請求項14記載の組
    成物を含浸させ硬化させてなる防黴・抗菌性化粧板。
  16. 【請求項16】 合成樹脂が熱可塑性樹脂である請求項
    13記載の防黴・抗菌性成形用組成物。
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