JPH08154321A - 遠隔操作ロボット - Google Patents

遠隔操作ロボット

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JPH08154321A
JPH08154321A JP29522594A JP29522594A JPH08154321A JP H08154321 A JPH08154321 A JP H08154321A JP 29522594 A JP29522594 A JP 29522594A JP 29522594 A JP29522594 A JP 29522594A JP H08154321 A JPH08154321 A JP H08154321A
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JP
Japan
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work
slave arm
image
moving mechanism
hand
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Pending
Application number
JP29522594A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tamura
尉 田村
Kazuo Aoyama
和夫 青山
Kumiko Suzuki
久美子 鈴木
Nobuo Kikuchi
伸夫 菊地
Satoshi Mimura
聡 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性の向上した遠隔操作ロボットを提供す
る。 【構成】 車両に対して回転可能に取り付けられた移動
機構部と、この移動機構部の一端側に取り付けられ、作
業対象物に対して作業を行なう作業ロボットと、を備え
た遠隔操作ロボットにおいて、前記作業対象物からの前
記作業用ロボットの相対位置を計測する相対位置計測機
構(31〜35)と、前記作業ロボットが前記作業対象
物に対する作業を行なうに最適な位置に移動した際に、
前記相対位置を記憶する記憶部(36)と、前記記憶部
に記憶された作業対象物からの相対位置を、前記車両か
らの相対位置に座標変換する座標変換部(36)と、こ
の座標変換部によって得られた相対位置に、前記作業ロ
ボットを前記移動機構部を駆動することによって自動的
に移動する駆動部(40)と、を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、配電線作業等
に用いられる遠隔操作ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】配電線に対する活性・高所作業などでは
危険が伴うため、人手作業に代わって遠隔操作形のロボ
ットが使用されている。
【0003】この作業用のロボットは、通常移動可能な
車両上に設けられたブームと呼ばれる移動機構部先端に
取り付けられ、作業者は、肉眼または移動機構部先端に
取り付けられたテレビカメラの映像を確認しながら移動
機構部を操作し、作業用ロボットを作業対象物である電
柱に移動させて電柱または配電線に対する作業を行なっ
ていた。
【0004】上記作業用ロボットに用いられるマスタス
レーブ型のマニュピュレータにおいては、マスタアーム
に対するスレーブアームの追従比が一定である場合、作
業対象物が遠く、スレーブアームの手先を近づける場合
など、大きい動作をするときはマスタアームを大きく、
また作業対象物に対してスレーブアーム手先部に設けた
工具で作業を行うなど、細かい動作をするときは、マス
タアームを細かく操作する必要があった。
【0005】また、マスタアームに対するスレーブアー
ムの追従比を手動で設定できるマスタスレーブ・マニピ
ュレータもあるが、オペレータが作業内容に合わせて追
従比を設定しなければならなかった。
【0006】図21は、この種のマスタスレーブ・マニ
ュピュレータの構成を説明する機能ブロック図である。
【0007】まず、オペレータがマスタアームを操作す
ると、マスタアーム各軸に取り付けられたマスタアーム
各軸モータ1に速度指令信号が出力されるとともに、マ
スタアーム各軸に取り付けられたマスタアーム位置検出
器2によりマスタアームの位置が検出される。
【0008】このマスタアーム位置検出器2によって検
出されたマスタアームの位置データは、マスタアーム手
先位置算出手段3に供給される。
【0009】マスタアーム手先位置算出手段3は、マス
タアーム位置検出器2から供給されたマスタアーム位置
に基づいてマスタアーム手先位置を算出する。
【0010】マスタアーム手先位置算出手段3によって
算出されたマスタアーム手先位置データは、座標変換手
段4に供給される。
【0011】座標変換手段4は、マスタアーム手先位置
算出手段3より供給されたマスタアーム手先位置データ
を、スレーブアームの座標系に座標変換し、この座標変
換された手先位置データを追従比手動設定手段5に供給
する。
【0012】追従比手動設定手段5は、座標変換手段4
より供給されたマスタアーム手先位置データに、追従比
手動設定手段5で設定された追従比をかけ、スレーブア
ーム目標位置を算出する。
【0013】一方、スレーブアーム各軸に取り付けられ
たスレーブアーム位置検出器6によりスレーブアーム位
置を検出し、スレーブアーム位置データとしてスレーブ
アーム手先位置算出手段7に供給する。
【0014】スレーブアーム手先位置算出手段7は、ス
レーブアーム位置検出器6から供給されたスレーブアー
ム位置データからスレーブアーム手先位置データを算出
する。
【0015】そして、追従比手動設定手段5より供給さ
れるスレーブアーム目標位置とスレーブアーム手先位置
算出手段7より供給されるスレーブアーム手先位置デー
タを比較して位置偏差を求め、速度指令演算手段8に供
給する。
【0016】速度指令演算手段8は、前記位置偏差より
スレーブアーム手先の速度指令を生成し、速度指令分解
手段8に供給する。
【0017】速度指令分解手段8は、供給された速度指
令をスレーブアーム各軸に分解し、スレーブアーム各軸
モータ9に速度指令を出力して、スレーブアーム各軸モ
ータ9を駆動する。
【0018】一般に、マスターアームとスレーブアーム
が離れて設けられている遠隔操作型のマスタスレーブ・
マニピュレータでは、オペレータはスレーブアーム付近
に設置されるカメラからの映像をモニタで受信し、この
モニタ映像を見ながらマスターアームの操作を行なう。
【0019】このカメラは一般に、適切な画界を得るた
め、位置、姿勢、倍率を遠隔操作で調整できるが、スレ
ーブアームが作業対象物に接近するアプローチの最終段
階に於いては、作業対象部がスレーブアーム手先部の陰
になるため、一旦、マスターアームの操作を中断して、
作業対象部が見える位置にカメラを移動操作する必要が
ある。
【0020】勿論、スレーブアームの接近方向を考慮し
てカメラ位置を予め決めることは可能であるが、作業の
全段階でそのカメラ位置が好適とは限らないため、カメ
ラ位置の調整は一般に必要となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成の遠隔操作
ロボットにおいては、作業対象物に対して作業を行なう
際に、作業者の肉眼では電柱または配電線と作業ロボッ
トとの細部の接触が正確に確認できなかった。
【0022】また、テレビカメラの映像では距離感が分
かりづらく且つ限られた範囲しか確認できないため、作
業用ロボットの作業位置への移動が困難で作業効率が低
下するとともに、電柱あるいは配電線と作業ロボットが
接触して破損する危険性等の欠点があった。
【0023】また、移動機構部自体が移動可能な車両に
設けられているため、車両と電柱との相対位置が規定で
きず、移動機構部の位置情報のみを使用した自動動作機
能では移動機構部または作業用ロボットと電柱との接触
の危険性がある。
【0024】更に、離れている作業対象物ヘスレーブア
ームの手先を近づける場合など、大きい動作をするとき
は、マスタアームを大きく、作業対象物に対して作業を
行う場合にはマスタアームを細かく操作しなければなら
ず、オペレータの負担が大きいという欠点がある。
【0025】また、マスタスレーブ・マニピュレータ
を、カメラの映像を見ながら遠隔操作する場合には、カ
メラの倍率によって、同じマスタアーム操作量に対する
モニタ上でのスレーブアーム動作量が変わるため、モニ
タを見ながらの操作性が低下するという欠点もある。
【0026】マスタアームに対するスレーブアームの追
従比を手動で設定変更できる場合でも、この操作を行う
ためには、オペレータが、作業内容やカメラ倍率に合わ
せて追従比を設定しなければならず、操作が煩雑になる
という欠点がある。
【0027】更に、作業対象物へスレーブアームの手先
が接近あるいは接触する段階で、スレーブアームの手先
が作業対象部をカメラの視線から隠すのを回避するた
め、マスタアームの操作を中断してカメラの位置、姿勢
を変える操作を行なわねばならず、操作が煩雑になると
いう欠点がある。
【0028】この場合、予めスレーブアーム手先が作業
対象部を隠さないようカメラ位置を選んでおくことは可
能であるが、このようなカメラ位置では立体カメラを使
用している場合、途中の接近段階での映像が操作に好適
でない場合も多く、操作性を低下させることとなり、ま
た、作業の全段階でスレーブアーム手先が作業対象部を
隠さないカメラ位置を設定するのは困難である。
【0029】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その第1の目的は、操作性の向上した遠隔操作ロ
ボットを提供することを目的とする。
【0030】また、本発明の第2の目的は、作業用ロボ
ットと作業対象物との相対位置を計測でき、これを基に
自動で移動機構部を動作させることでロボット移動作業
の効率向上を図ることができる遠隔操作ロボットを提供
することを目的とする。
【0031】さらに、本発明の第3の目的は、作業対象
物に対する相対位置で移動機構部の動作を規制すること
で、作業ロボットと作業対象物の干渉を回避できる遠隔
操作ロボットを提供することを目的とする。
【0032】さらに、本発明の第4の目的は、作業用マ
ニピュレータと作業対象物との相対位置を計測でき、こ
れを基にコンピュータグラフィックにて作業状態を表示
し、遠隔操作ロボット移動作業の効率向上を図ることが
できる遠隔操作ロボットを提供することを目的とする。
【0033】さらに、本発明の第5の目的は、作業用マ
ニピュレータおよび移動機構と電柱との干渉を前もって
作業者に知らせ、干渉の危険性を回避できる遠隔操作ロ
ボットを提供することを目的とする。
【0034】さらに、本発明の第6の目的は、スレーブ
アーム手先部が作業対象物にふれるまではマスタアーム
に対するスレーブアームの追従比を自動的に大きく設定
し、スレーブアーム手先部が作業対象物にふれたときマ
スタアームに対するスレーブアームの追従比を自動的に
小さく設定する手段を設けることにより、オペレータの
マスタアーム操作量を変えずに、スレーブアームを細か
く動作させることができる遠隔操作ロボットを提供する
ことを目的とする。
【0035】さらに、本発明の第7の目的は、カメラの
倍率によらず、同じマスタアーム操作量に対するモニタ
上でのスレーブアーム手先部の動作量が自動的に一定と
なる遠隔操作ロボットを提供することを目的とする。
【0036】さらに、本発明の第8の目的は、スレーブ
アーム手先部が作業対象物に接近して作業対象部をカメ
ラの視線上から隠そうとした場合に、これを回避する位
置に自動的にカメラを移動し、あるいはスレーブアーム
手先部に設けた別のカメラに映像を切り換え、作業対象
部がモニタ映像上でスレーブアーム手先部に隠されるの
を防止することができる遠隔操作ロボットを提供するこ
とを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、まず、請求項1に係る発明の遠隔操作ロボットは、
基端側が移動可能な車両に対して設けられた回転且つ伸
縮自在な移動機構部と、この移動機構部の先端側に取り
付けられ、作業対象物に対して作業を行なう作業ロボッ
ト本体と、を備えて成る遠隔操作ロボットにおいて、前
記作業対象物に対する前記作業用ロボット本体の相対位
置を計測する相対位置計測手段と、前記作業ロボット本
体が前記作業対象物に対して作業を行なうのに最適な位
置に移動した際に、前記相対位置計測手段によって計測
された前記相対位置を記憶する記憶手段と、この記憶手
段に記憶された前記作業ロボット本体の作業対象物に対
する相対位置を、前記車両に対する相対位置に座標変換
する座標変換手段と、この座標変換手段によって得られ
た相対位置に前記作業ロボット本体を自動的に移動する
ように、前記移動機構部を駆動する駆動手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0038】また、請求項2に係る発明の遠隔操作ロボ
ットは、基端側が移動可能な車両に対して設けられた回
転且つ伸縮自在な移動機構部と、この移動機構部の先端
側に取り付けられ、作業対象物に対して作業を行なう作
業ロボット本体と、を備えて成る遠隔操作ロボットにお
いて、前記作業対象物に対する前記作業用ロボット本体
の相対位置を計測する相対位置計測手段と、前記作業用
ロボット本体が前記作業対象物に対して作業を行なうの
に最適な位置に移動した際に、前記相対位置計測手段に
よって計測された前記相対位置を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された前記作業用ロボット本体の作
業対象物に対する相対位置を、前記車両に対する相対位
置に座標変換する座標変換手段と、この座標変換手段に
よって得られた相対位置に前記作業用ロボット本体を自
動的に移動するように、前記移動機構部を駆動する駆動
手段と、前記作業用ロボット本体の前記作業対象物に対
する動作規制範囲を設定する動作規制範囲設定手段と、
前記駆動手段による前記作業用ロボット本体の移動範囲
を、前記動作規制範囲設定手段によって設定された動作
規制範囲外となるように制御する制御手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0039】さらに、請求項3に係る発明の遠隔操作ロ
ボットは、基端側が移動可能な車両に対して設けられた
回転且つ伸縮自在な移動機構部と、この移動機構部の先
端側に取り付けられ、作業対象物に対して作業を行なう
作業ロボット本体と、を備えて成る遠隔操作ロボットに
おいて、前記作業対象物に対する前記作業用ロボット本
体の相対位置を計測する相対位置計測手段と、前記作業
用ロボット本体の位置及び前記移動機構部の移動位置を
検出する位置検出手段と、予め定められた前記作業対象
物の形状を記憶する第1の記憶手段と、前記移動機構部
及び前記作業用ロボット本体の形状を記憶する第2の記
憶手段と、所望の画像の視点・方向・画角を入力する入
力手段と、前記第2の記憶手段により記憶された形状、
前記位置検出手段により検出された位置、及び前記入力
手段により入力された視点・方向・画角を基に、入力さ
れた視点・方向・画角の画像を生成する第1画像生成手
段と、前記第1の記憶手段により記憶された前記作業対
象物の形状、前記相対位置計測手段より検出された相対
位置、前記第1の記憶手段により記憶された形状、及び
前記入力手段により入力される視点・方向・画角を基
に、入力された視点・方向・画角の画像を生成する第2
画像生成手段と、前記相対位置計測手段により検出され
る相対位置を基に、前記第1画像生成手段と前記第2画
像生成手段より出力される画像の合成を行なう画像合成
手段と、この画像合成手段によって得られた合成画像を
表示する画像表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0040】さらに、請求項4に係る発明の遠隔操作ロ
ボットは、請求項3記載の遠隔操作ロボットにおいて、
前記画像合成手段によって得られた合成画像中の前記作
業対象物と、前記作業ロボット及び前記移動機構部との
間の間隔をそれぞれ算出する間隔算出手段と、この間隔
算出手段によって得られた間隔が所定値以下の場合に、
前記合成画像中に前記作業対象物と、前記作業用ロボッ
ト本体又は前記移動機構部とが干渉した旨のメッセージ
を表示するメッセージ表示手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0041】さらに、請求項5に係る発明の遠隔操作ロ
ボットは、基端側が移動可能な車両に設けられ、回転且
つ伸縮自在な移動機構部と、この移動機構部の先端側に
取り付けられ、作業対象物に対して作業を行なう作業ロ
ボット本体と、を備えて成る遠隔操作ロボットにおい
て、前記作業用ロボットに設けられ、前記作業対象物に
対して作業を行なうスレーブアームと、このスレーブア
ームの操作を行なうマスタアームと、前記スレーブアー
ムに取り付けられた力センサと、この力センサに外部か
ら働く力を算出する外力算出手段と、この外力算出手段
によって算出された力を基に、前記マスタアームに対す
る前記スレーブアームの追従比を自動的に設定する追従
比設定手段と、この追従比設定手段によって設定された
追従比となるように前記スレーブアームを駆動する駆動
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0042】さらに、請求項6に係る発明の遠隔操作ロ
ボットは、基端側が移動可能な車両に設けられ、回転且
つ伸縮自在な移動機構部と、この移動機構部の先端側に
取り付けられ、作業対象物に対して作業を行なう作業ロ
ボット本体と、を備えて成る遠隔操作ロボットにおい
て、前記作業用ロボット本体に設けられ、前記作業対象
物に対して作業を行なうスレーブアームと、このスレー
ブアームの手先位置を検出するスレーブアーム手先位置
検出手段と、前記スレーブアームの操作を行なうマスタ
アームと、前記スレーブアーム近傍に設置され前記作業
対象物を撮像する撮像手段と、この撮像手段の倍率を検
出する倍率検出手段と、前記撮像手段の画界を算出する
画界算出手段と、前記画界算出手段によって算出された
画界内に前記スレーブアーム手先位置検出手段によって
求められたスレーブアームの手先位置が存在する場合
に、前記倍率検出手段によって検出された前記撮像手段
の倍率に反比例する前記マスタアームに対する前記スレ
ーブアームの追従比を自動的に設定する追従比設定手段
と、この追従比設定手段によって設定された追従比とな
るように前記スレーブアームを駆動する駆動手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0043】さらに、請求項7に係る発明の遠隔操作ロ
ボットは、基端側が移動可能な車両に設けられ、回転且
つ伸縮自在な移動機構部と、この移動機構部の先端側に
取り付けられ、作業対象物に対して作業を行なう作業ロ
ボット本体と、を備えて成る遠隔操作ロボットにおい
て、前記作業用ロボット本体に設けられ、前記作業対象
物に対して作業を行なうスレーブアームと、このスレー
ブアームの手先位置を検出するスレーブアーム手先位置
検出手段と、前記スレーブアームの手先の移動ベクトル
を算出するスレーブアーム手先移動ベクトル演算手段
と、前記スレーブアームの操作を行なうマスタアーム
と、前記スレーブアーム近傍に設置され前記作業対象物
を撮像する撮像手段と、この撮像手段の画界を算出する
画界算出手段と、前記作業対象物の位置を検出する作業
対象物位置検出手段と、前記画界算出手段によって算出
された画界、前記スレーブアーム手先位置検出手段によ
って算出されたスレーブアームの手先位置、前記スレー
ブアーム手先移動ベクトル演算手段によって算出された
スレーブアームの手先の移動ベクトルを基に、前記画界
内において前記作業対象物と前記スレーブアームの手先
位置の重なりが算出された場合、前記スレーブアーム手
先に対する前記撮像手段の回避位置と前記作業対象物の
前記画界内での相対位置を前記撮像手段が回避する前と
ほぼ同じ位置に保つ姿勢を自動的に算出する回避位置・
姿勢演算手段と、この回避位置・姿勢演算手段によって
算出された前記撮像手段の回避位置・姿勢となるように
前記撮像手段を駆動する駆動手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0044】さらに、請求項8に係る発明の遠隔操作ロ
ボットは、基端側が移動可能な車両に設けられ、回転且
つ伸縮自在な移動機構部と、この移動機構部の先端側に
取り付けられ、作業対象物に対して作業を行なう作業ロ
ボット本体と、を備えて成る遠隔操作ロボットにおい
て、前記作業用ロボット本体に設けられ、前記作業対象
物に対して作業を行なうスレーブアームと、このスレー
ブアームの手先位置を算出するスレーブアーム手先位置
算出手段と、前記スレーブアーム近傍に設置され前記作
業対象物を映し出す撮像手段と、前記スレーブアームの
手先に設けられたスレーブアーム手先撮像手段と、前記
撮像手段の画界を算出する画界算出手段と、前記作業対
象物の位置を算出する作業対象物位置検出手段と、前記
画界算出手段によって算出された画界、前記作業対象部
位置算出手段によって算出された前記作業対象部位置及
び前記スレーブアーム手先位置算出手段によって算出さ
れたスレーブアームの手先位置を基に、前記画界内にお
いて前記作業対象物と前記スレーブアームの手先位置の
重なりが算出された場合、前記撮像手段の映像から前記
スレーブアーム手先撮像手段の映像に切り替える切替手
段と、この切替手段によって切り替えられた前記スレー
ブアーム手先撮像手段の映像を映し出すモニタと、を備
えたことを特徴とする。
【0045】
【作用】従って、まず、請求項1に係る発明の遠隔操作
ロボットにおいては、作業用ロボットが作業を行なうに
最適な位置に移動した際に、作業対象物からの作業用ロ
ボットの相対位置を記憶手段に記憶し、この記憶手段に
記憶された作業対象物からの相対位置を、車両からの相
対位置に座標変換して、この座標変換された位置に作業
用ロボットを移動機構部を駆動することによって自動的
に移動するので、作業者が移動機構を操作する必要がな
く、ロボット移動作業の効率向上を図ることができる。
【0046】また、請求項2に係る発明の遠隔操作ロボ
ットにおいては、動作規制範囲設定手段によって設定さ
れた、動作規制範囲外となるように、作業用ロボットの
移動を行なうような制御が自動的に行なわれるので、作
業者が特に注意せずに移動機構部を操作しても作業ロボ
ットと電柱、配電線、機材等との干渉の危険性がなく、
作業者の負担を軽減できるとともに、遠隔操作ロボット
の作業効率が向上する。
【0047】さらに、請求項3に係る発明の遠隔操作ロ
ボットにおいては、入力手段によって入力された作業者
が希望する画像の視点・方向・画角データに基づいて、
コンピュータグラフィックにて移動機構、作業用ロボッ
トおよび作業対象物の合成画像を任意の視点から任意の
画角にてリアルタイムに表示することができるため、作
業者が作業状況を容易に把握でき、その結果、作業の効
率向上を図ることができる。
【0048】さらに、請求項4に係る発明の遠隔操作ロ
ボットにおいては、請求項3記載の遠隔操作ロボットに
おいて、間隔算出手段によって、画像合成手段によって
得られた合成画像中の作業対象物と、作業用ロボット及
び移動機構部の間隔を算出し、この間隔が所定値以下の
場合に、メッセージ表示手段によって、合成画像中に所
定のメッセージの表示を行なうので、作業中に作業ロボ
ットが作業対象物に接触する危険を回避することができ
る。
【0049】さらに、請求項5に係る発明の遠隔操作ロ
ボットにおいては、外力算出手段によって算出された力
を基に、マスタアームに対するスレーブアームの追従比
を自動的に追従比設定手段によって設定し、この追従比
設定手段によって設定された追従比でスレーブアームを
駆動部により駆動するので、オペレータのマスタアーム
操作量を変えずにスレーブアームを細かく動作させるこ
とができ、その結果、操作性の向上した遠隔操作ロボッ
トを提供することができる。
【0050】さらに、請求項6に係る発明の遠隔操作ロ
ボットにおいては、画界算出手段によって算出された画
界内にスレーブアーム手先位置検出手段によって求めら
れたスレーブアームの手先位置が存在する場合に、倍率
検出手段によって検出された撮像手段の倍率に反比例す
るように、マスタアームに対するスレーブアームの追従
比を追従比設定手段によって自動的に設定するので、同
じマスタアーム操作量に対するモニタ上でのスレーブア
ームの動作量を倍率の変化によらず一定とすることがで
きる。
【0051】さらに、請求項7に係る発明の遠隔操作ロ
ボットにおいては、撮像手段の画界内において作業対象
物とスレーブアームの手先位置の重なりが算出された場
合、スレーブアーム手先部に対する撮像手段の回避位置
と、作業対象物の画界内での相対位置を撮像手段が回避
する前と同様に保つ姿勢を、回避位置・姿勢演算手段に
よって自動的に算出するので、オペレータがマスタアー
ムの操作を中断して撮像手段の位置修正を行うという煩
雑な操作なしに、モニタ画面上に作業対象部の映像を確
保できる。
【0052】さらに、請求項8に係る発明の遠隔操作ロ
ボットにおいては、撮像手段の画界内において、作業対
象物とスレーブアームの手先位置の重なりが算出された
場合、切替手段によって、撮像手段の映像からスレーブ
アーム手先撮像手段の映像に切り替えるので、作業に適
したスレーブアーム手先と作業対象部の近接映像がモニ
タに自動的に映し出される。
【0053】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の第1〜第7の
実施例について説明する。
【0054】<第1の実施例>本発明の第1の実施例に
おいては、図2に示すように、現在位置14から作業目
標位置15に自動的に作業ロボットを移動させることが
できる遠隔操作ロボットを考える。
【0055】図1及び図2は、配電作業を行なうための
遠隔操作ロボットの概略構成を示す図である。
【0056】図1及び図2に示すように、車両11上に
は、回転且つ伸縮自在な移動機構部12が取り付けられ
ており、この移動機構部12の一端側には、作業者が遠
隔操作を行なうことにより、作業対象物である電柱13
に対して作業を行なう作業ロボット14が取り付けられ
ている。
【0057】次に上記作業ロボット14の自動移動につ
いて図3及び図4を参照して説明する。
【0058】まず、図3に示すように、作業開始時に移
動機構部12を操作して作業用ロボット14を電柱13
の作業箇所に近づけ、作業ロボット14から予め規定さ
れた電柱上のポイントの位置を計測する。
【0059】この値を電柱座標ロボット位置16とし、
この値とその時の移動機構部12の各軸位置により求め
た車両座標上での作業ロボット位置17より、電柱座標
原点18と車両座標原点19の位置関係である車両・電
柱相対位置20が求められる。
【0060】以後の移動機構部12の動作時には、この
車両・電柱相対位置20と移動機構部各軸位置から求め
られる車両座標ロボット位置17より、電柱座標ロボッ
ト位置16が算出される。
【0061】そして、作業ロボット14が単位作業毎に
最適位置へ移動した時点で、上記電柱座標ロボット位置
16を電柱座標教示位置として記憶する。
【0062】図4に示すように、車両11の位置が異な
る状態で作業を行なう場合も同様に、作業開始時に車両
・電柱相対位置20を求めるとともに、電柱座標教示位
置21を車両座標系へ変換した車両座標教示位置22を
求める。
【0063】この位置に対して現在位置14から自動的
に移動機構部12を、作業目標位置へ動作させること
で、車両11と電柱13の位置関係には影響を受けない
移動機構部12の移動が行なわれる。
【0064】図5は、本発明の第1の実施例にかかる配
電作業を行なうための遠隔操作ロボットの制御系の構成
を示す機能ブロック図である。
【0065】作業ロボットの各関節軸には、作業ロボッ
トの位置を検出するための作業ロボット位置検出器31
が設けられており、この作業ロボット位置検出器31の
出力側には、作業ロボット位置検出器31から供給され
る作業ロボット位置信号に基づいて、作業ロボットの手
先位置を算出する手先位置算出器32が設けられてい
る。
【0066】一方、移動機構部には、移動機構部の各関
節軸の位置信号を求める移動機構部位置検出器33が設
けられており、この移動機構部位置検出器33の出力側
には、この移動機構部位置検出器33からの位置信号に
基づいて移動機構部先端の位置を求める移動機構先端位
置算出器34が設けられている。
【0067】そして、手先位置算出器32と移動機構先
端位置算出器34の出力側には、共通に手先位置算出器
32から供給される作業ロボットの手先位置信号と、移
動機構先端位置算出器34から供給される移動機構部先
端位置信号に基づいて、車両と電柱の相対位置を算出す
るための車両・電柱相対位置算出器35が設けられてい
る。
【0068】なお、相対位置計測手段は、作業ロボット
位置検出器31、手先位置算出器32、移動機構部位置
検出器33、移動機構先端位置算出器34、車両・電柱
相対位置算出器35で構成される。
【0069】さらに、移動機構先端位置算出器34の出
力側には、電柱座標における移動機構部の座標位置を算
出し、記憶する電柱座標位置算出・記憶器36と移動機
構部先端の速度ベクトルを求める直線補間演算器38が
設けられている。
【0070】上記車両・電柱相対位置算出器35の出力
側は、電柱座標位置算出・記憶器36及び車両座標にお
ける移動機構部の座標位置を算出し、記憶する車両座標
位置算出器37が設けられており、この車両座標位置算
出器37の出力側には直線補間演算器38が設けられて
いる。
【0071】この直線補間演算器38の出力側には、直
線補間演算器38より出力された移動機構先端部の速度
ベクトルを基に移動機構部各関節軸の速度を算出する各
軸速度算出器39が設けれており、この各軸速度調整器
39の出力側には、移動機構部を駆動するための移動機
構部駆動装置40が設けられている。
【0072】次に、上記のように構成された遠隔操作ロ
ボットの動作について説明する。
【0073】まず、作業開始時に、図6に示すように、
作業ロボットを操作して、作業ロボットの手先41で電
柱42の規定された2ポイントを触り、この時のそれぞ
れの作業ロボットの各関節軸に設けられた作業ロボット
位置検出器31から得られた作業ロボットの位置から、
手先位置算出器32にて作業ロボットの手先位置を算出
する。
【0074】ここで、作業ロボットの手先の位置は回転
軸iの座標変換行列をAi 、平行移動軸Jの座標変換行
列をLj で表すと、作業ロボットの座標原点43からの
手先への座標変換行列Bm は Bm =A1 2 ・・・Am 1 m+1 ・・・An 2 1Am L1 m+1 n 2 …(1) のように表すことができ、これにより図6に示すよう
に、作業ロボットの座標原点43からみたポイント1の
位置ベクトルP1 とポイント2の位置ベクトルP2が求
められる。
【0075】この値から作業ロボット座標原点からみた
電柱の角度θm は Qm =P1 −P2 …(2) θm =tan -1(Qy /Qx ) …(3) で求められる。
【0076】この時の移動機構部先端位置は、移動機構
部位置検出器33で得られる移動機構部の各関節軸の位
置信号から移動機構先端位置算出器34により座標変換
行列で求められる。
【0077】この車両の座標原点からみた移動機構部先
端の位置Pw と、上記P1 とθm により車両・電柱相対
位置算出器35にて車両座標原点からみた電柱の位置P
t と角度θt が求められる。
【0078】この値を車両・電柱相対位置算出器35で
保持するとともに、単位作業毎に作業ロボットの最適位
置に移動機構部を移動完了後に、先端位置を移動機構先
端位置検出器34で求め、電柱座標位置算出・記憶器3
6によりこれらの値から電柱座標での教示位置を算出し
て記憶する。
【0079】再生時には、車両座標位置算出器37にお
いて、車両・電柱相対位置算出器35から供給される車
両と電柱の相対位置データを基に、記憶されている電柱
座標での教示位置を車両座標系に変換し、移動機構先端
位置算出器34から得られる現在の先端位置からこの位
置へ直線補間で動作するように直線補間演算器38で先
端の速度ベクトルを求め、これを移動機構部各関節軸の
速度各軸速度調整器34にて変換し、移動機構部駆動装
置40へ供給することにより移動機構部の駆動が行なわ
れる。
【0080】従って、本発明の第1の実施例にかかる遠
隔操作ロボットによれば、作業開始時に作業対象物と作
業用ロボットの相対位置を計測することにより、予め記
憶させておいた作業目標位置へ自動的に移動機構を動作
させることができるため、作業者が移動機構を操作する
必要がなく、ロボット移動作業の効率向上を図ることが
できる。
【0081】<第2の実施例>次に、本発明の第2の実
施例について図面を参照して説明する。
【0082】すなわち、本発明の第2の実施例における
遠隔操作ロボットにおいては、移動機構部動作時に、作
業ロボットと電柱、配電線あるいは電柱に設置してある
機材とが接触する危険性がある範囲を車両座標系におい
て算出し、これを図7に示すような、電柱(作業対象
物)51に対する規制範囲52として移動機構部動作時
にその範囲の表面をならわせるように移動機構部を制御
することにより、電柱、配電線または機材などの破損を
防ぐことを特徴としている。
【0083】図8に、本発明の第2の実施例にかかる遠
隔操作ロボットの制御系の構成を示す機能ブロック図を
示す。
【0084】なお、図5と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ
説明する。
【0085】すなわち、本発明の第2の実施例にかかる
遠隔操作ロボットにおいては、電柱座標位置算出・記憶
器36、車両座標位置算出器37、直線補間演算器38
に代えて、規制範囲設定器61、車両座標範囲算出器6
2、操作器63、先端速度算出器64を設ける。
【0086】上記規制範囲設定器61は、電柱座標系の
移動機構部の動作規制範囲を設定するもので、この規制
範囲設定器61の出力側には、車両座標範囲算出器62
が設けられている。
【0087】車両座標範囲算出器62の入力側には、上
記規制範囲設定器61の他に、車両・電柱相対位置検出
器35が設けられると共に、その出力側には、移動機構
部の先端速度を算出する先端速度算出器64が設けられ
ている。
【0088】この先端速度算出器64の入力側には、上
記車両座標範囲算出器62の他に、移動機構部の先端位
置を算出する移動機構先端位置算出器34と操作器63
が設けられており、この先端速度算出器64の出力側に
は、移動機構部の各関節軸の速度を算出する各軸速度調
整器39が設けられている。
【0089】次に、上記のように構成した本発明の第2
の実施例にかかる遠隔操作ロボットの動作について説明
する。
【0090】まず、規制範囲設定器61にて電柱座標系
で設定された移動機構部の動作規制範囲を設定し、車両
座標範囲算出器62に出力する。
【0091】車両座標範囲算出器62は、規制範囲設定
器61から供給される電柱座標系で設定された移動機構
部の動作規制範囲を車両座標系の動作規制範囲に変換し
て先端速度算出器64に出力する。
【0092】先端速度算出器64は、この車両座標系に
変換された動作規制範囲と移動機構先端位置算出器34
から得られる現在の先端位置を比較し、規制範囲内にあ
る場合はもっとも距離の近い規制面から範囲内部に向か
う移動機構先端部の速度成分を、操作器63の信号を基
に先端速度算出器64で算出した速度ベクトルから削除
する。
【0093】以下、この移動機構先端部の速度ベクトル
の削除について説明する。
【0094】図9に示すように、規制範囲の各境界面7
1の外側の点aやbに移動機構部先端がある場合は、そ
の速度ベクトルva,vbは、そのまま各軸速度調整器
39に出力される。
【0095】c点のように動作中に先端位置が境界面に
達した場合は、速度ベクトルの境界面法線の規制範囲内
への方向成分vc′′を削除する。
【0096】これにより、移動機構先端部の速度成分
は、動作規制範囲境界面に沿う速度成分のみとなり、こ
れが各軸速度調整器39に出力される。
【0097】そして、この速度ベクトルを各軸速度調整
器39にて移動機構部の各軸の速度に変換し、移動機構
部駆動装置40に出力することで移動機構部の駆動が行
なわれる。
【0098】すなわち、移動機構先端が規制範囲に進入
するような動作を行った場合は、上記作用により規制範
囲表面をなぞるような動作となる。
【0099】従って、本発明の第2の実施例にかかる遠
隔操作ロボットによれば、作業開始時に作業対象物と作
業用ロボットの相対位置を計測することにより、作業対
象物に対する相対位置で移動機構部の動作を規制するこ
とで、作業用ロボットと作業対象物の干渉を自動的に回
避することができるので、作業者が特に注意せずに移動
機構部を操作しても作業ロボットと電柱、配電線、機材
などとの干渉の危険性がなく、作業者の負担を軽減でき
るとともに、作業効率が向上する。
【0100】<第3の実施例>次に、本発明の第3の実
施例にかかる遠隔操作ロボットについて図面を参照して
説明する。
【0101】図10は、配電作業を例にとった、本発明
の第3の実施例にかかる遠隔操作ロボットの制御系の構
成を示す機能ブロック図である。
【0102】同図に示すように、作業ロボットに取り付
けられたマニピュレータと移動機構の位置を検出するマ
ニピュレータ・移動機構位置検出器81と、マニピュレ
ータ及び移動機構の形状データを記憶するマニピュレー
タ・移動機構形状データ記憶器82の出力側には、マニ
ピュレータ及び移動機構の画像を生成するためのマニピ
ュレータ・移動機構画像生成部83が設けられている。
【0103】一方、作業対象物である電柱・機材の形状
を記憶する電柱・機材形状データ記憶器84とマニピュ
レータと電柱との相対位置データを算出する相対位置算
出部85の出力側には、作業対象物である電柱・機材の
画像を生成するための電柱・機材画像生成部86が設け
られている。
【0104】さらに、上記マニピュレータ・移動機構画
像生成部83及び電柱・機材画像生成部86の入力側に
は、作業者が希望する画像の視点・方向・画角が入力さ
れる視点・方向・画角入力器87が設けられている。
【0105】そして、マニピュレータ・移動機構画像生
成部83及び電柱・機材画像生成部86の出力側には、
マニピュレータ・移動機構画像生成部83より供給され
るマニピュレータ・移動機構の画像と電柱・機材画像生
成部86より供給される電柱・機材画像の干渉を検出す
るための画像合成干渉検出部86が設けられている。
【0106】この画像合成干渉検出部86の入力側に
は、上記マニピュレータ・移動機構画像生成部83及び
電柱・機材画像生成部86の他に、作業対象物と作業ロ
ボットの相対位置を算出する相対位置算出部85が設け
られるとともに、出力側には、合成された画像を書き込
むための画像用メモリ87が設けられ、この画像用メモ
リ88の出力側には、書き込まれた画像を表示するため
の画像表示器89が設けられている。
【0107】次に、上記のように構成した本発明の第3
の実施例にかかる遠隔操作ロボットの動作について説明
する。
【0108】まず、マニピュレータ・移動機構位置検出
器81から供給されるマニピュレータと移動機構の各軸
の位置データと、マニピュレータ・移動機構形状データ
記憶器82からのマニピュレータ及び移動機構の形状に
関する各データと、視点・方向・画角入力器87から供
給される各データを基にマニピュレータおよび移動機構
の画像をマニピュレータ・移動機構画像生成部83にて
生成する。
【0109】一方、相対位置算出部85にて算出された
マニピュレータと電柱との相対位置データと、電柱・機
材形状データ記憶器84から供給されるマニピュレータ
と電柱の形状に関する各データと、視点・方向・画角入
力器7から供給される各データを基に電柱と機材の画像
を電柱・機材画像生成部86で生成する。
【0110】上記マニピュレータ・移動機構画像生成部
83と電柱・機材画像生成部86にて生成されたそれぞ
れの画像を、相対位置算出部85から供給されるマニピ
ュレータと電柱の相対位置データを基に画像合成・干渉
検出部86にて合成するとともに、電柱・機材とマニピ
ュレータ・移動機構の干渉をチェックし、間隔が一定以
下の場合は画像に干渉のアラーム表示を加えた後、画像
メモリ88に書き込む。
【0111】そして、この画像メモリ88に書き込まれ
た画像が画像表示器89に映し出される。
【0112】上記相対位置算出部85から供給されるマ
ニピュレータと電柱との相対位置データは、上述の第1
の実施例で述べたように、作業者が作業開始時に移動機
構を操作して作業用マニピュレータを電柱の作業箇所に
近づけ、予め決められた電柱上のポイントの位置をマニ
ピュレータを操作して手先で触ることにより、電柱・マ
ニピュレータ相対位置を計測し、この計測された値と、
その時の移動機構の各軸位置とにより求めた車両座標マ
ニピュレータ位置より、電柱座標原点と車両座標原点の
位置関係である車両・電柱相対位置を求めている。
【0113】以後の移動機構の動作時には、この車両・
電柱相対位置と移動機構各軸位置から求められる車両座
標マニピュレータ位置より、電柱・マニピュレータ相対
位置が相対位置算出部85から算出される。
【0114】従って、本発明の第3の実施例にかかる遠
隔操作ロボットにおいては、コンピュータグラフィック
にて移動機構、マニピュレータおよび作業対象物の状況
を任意の視点から任意の画角にてリアルタイムに表示す
ることができるため、作業者が作業状況を容易に把握で
き、その結果、作業の効率向上を図ることができる。
【0115】また、コンピュータグラフィック上の画像
データにて、マニピュレータおよび移動機構と電柱の干
渉を検出することができるので、作業中の危険を回避す
ることができる。
【0116】<第4の実施例>図11は、本発明の第4
の実施例にかかる遠隔操作ロボットの制御系の構成を説
明する機能ブロック図である。なお、図21と同一部分
には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異な
る部分について述べる。
【0117】すなわち、本発明の第4の実施例にかかる
遠隔操作ロボットは、図11に示すように、追従比手動
設定手段5に代えて、追従比自動設定手段91を設ける
とともに、上記構成に加えて、さらに、スレーブアーム
にかかる外力を検出する力センサ92と、この力センサ
92の出力側に接続され、力センサ92の出力からスレ
ーブアームにかかる外力を計算する外力算出手段93が
設けられている。
【0118】そして、この外力算出手段93の出力側に
は、計算された外力によって、追従比を自動的に設定す
る追従比自動設定手段91が設けられている。
【0119】次に、上述のように構成された本発明の第
4の実施例にかかる遠隔操作ロボットの作用について説
明する。
【0120】まず、オペレータがマスタアームを操作す
ると、マスタアーム各軸に取り付けられたマスタアーム
各軸モータ1に速度指令信号が出力されるとともに、マ
スタアーム各軸に取り付けられたマスタアーム位置検出
器2によりマスタアームの位置が検出される。
【0121】このマスタアーム位置検出器2によって検
出されたマスタアームの位置データは、マスタアーム手
先位置算出手段3に供給される。
【0122】マスタアーム手先位置算出手段3は、マス
タアーム位置検出器2から供給されたマスタアーム位置
データに基づいてマスタアーム手先位置を算出する。
【0123】マスタアーム手先位置算出手段3によって
算出されたマスタアーム手先位置データは、座標変換手
段4に供給される。
【0124】座標変換手段4は、マスタアーム手先位置
算出手段3より供給されたマスタアーム手先位置データ
を、スレーブアームの座標系に座標変換し、この座標変
換された手先位置を追従比手動設定手段5に供給する。
【0125】追従比手動設定手段5は、座標変換手段4
より供給されたマスタアーム手先位置データに、追従手
動設定手段5で設定された追従比をかけ、スレーブアー
ム目標位置を算出する。
【0126】一方、スレーブアーム各軸に取り付けられ
たスレーブアーム位置検出器6により検出されたスレー
ブアーム位置データに基づいて、スレーブアーム手先位
置算出手段7によって、スレーブアーム手先位置を算出
する。
【0127】そして、追従比自動設定手段91より供給
されるスレーブアーム目標位置と、スレーブアーム手先
位置算出手段7より供給されるスレーブアーム手先位置
を比較して位置偏差を求め、速度指令演算手段9に供給
する。
【0128】速度指令演算手段8は、前記位置偏差より
スレーブアーム手先の速度指令を生成し、速度指令分解
手段9に供給する。
【0129】速度指令分解手段9は、供給された速度指
令をスレーブアーム各軸に分解し、スレーブアーム各軸
モータ10に速度指令を出力して、スレーブアーム各軸
モータ9を駆動する。
【0130】ここで、外力算出手段93では、常に、力
センサ92の出力から、スレーブアームにかかる外力を
計算するようにしている。
【0131】スレーブアームが作業対象物に近づき、作
業対象物に触れたとき、力センサ92に外力が働いたこ
とが検出され、外力算出手段93によって算出された外
力が追従比自動設定手段91に供給される。
【0132】追従比自動設定手段91は、外力算出手段
93により算出された外力に基づいて、追従比を自動的
に小さく設定する。
【0133】図12は、本発明の第4の実施例にかかる
遠隔操作ロボットの動作を説明する概念図である。
【0134】同図に示すように、マスタアーム95が動
作量xだけ操作されたとき、スレーブアーム96は、動
作量x′だけ動作するとする。
【0135】上述のように、外力算出手段93により算
出された外力が追従比自動設定手段91に供給される
と、追従比自動設定手段91によりスレーブアーム96
のマスタアーム95に対する追従比を小さく、例えば、
1/n(n:任意定数)に設定する。
【0136】このときマスタアーム95の動作量をxと
すると、同図に示すように、スレーブアーム96の動作
量はx′/nに減少し、スレーブアーム96を細かく操
作することができる。
【0137】図13に、本発明の第4の実施例にかかる
遠隔操作ロボットを配電作業用マニピュレータとして用
いたときの例を示す。
【0138】同図に示すように、配電作業用マニピュレ
ータ101は、車両102にのせたブーム103の先
に、手先に力センサ104を持つスレーブアーム105
と方向調整機構を持つカメラ106を搭載している。
【0139】また、車両102内には、マスタアームと
モニタを搭載している。
【0140】上記マニピュレータは、異構造型マスタレ
ーブ・マニピュレータであり、モニタの映像をオペレー
タが見ながらマスタアームを操作し、スレーブアームで
作業を行なう遠隔操作型のマスタスレーブ・マニピュレ
ータ・システムである。
【0141】従って、本発明の第4の実施例にかかる遠
隔操作ロボットによれば、スレーブアーム手先部105
が作業対象物にふれるまでは、マスタアームに対するス
レーブアームの追従比を自動的に大きく設定し、スレー
ブアーム手先部が作業対象物にふれたときは、マスタア
ームに対するスレーブアームの追従比を自動的に小さく
設定することができるので、オペレータのマスタアーム
操作量を変えずにスレーブアームを細かく動作させるこ
とができ、その結果、操作性の向上した遠隔操作ロボッ
トを提供することができる。
【0142】<第5の実施例>本実施例では、追従比の
設定は、第4の実施例のように力センサの値ではなく、
遠隔操作ロボットに取り付けられたカメラの倍率と画界
を用いることによって行なう。
【0143】図14は、本発明の第5の実施例にかかる
遠隔操作ロボットの構成を説明する機能ブロック図であ
り、図21と同一部分には同一符号を付し、その説明を
省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0144】すなわち、本発明の遠隔操作ロボットは、
図14に示すように、上記構成に加えて、さらに、作業
対象物、スレーブアーム及び移動機構を映すためのカメ
ラ11と、このカメラ111に取り付けられ、カメラ1
11の位置を検出するカメラ位置検出器112及びカメ
ラ111の倍率を検出するカメラ倍率検出器113が設
けられている。
【0145】そして、このカメラ位置検出器112から
供給されるカメラ位置と、カメラ倍率検出器113から
検出されるカメラ111の倍率と、カメラ111の画角
を基にカメラ111の画界を算出して、追従比自動設定
手段5に供給するカメラ画界算出手段114を設けた構
成となっている。
【0146】次に、上述のように構成された本発明の第
5の実施例にかかる遠隔操作ロボットの作用について説
明する。
【0147】まず、カメラ111に取り付けられたカメ
ラ位置検出器112、カメラ倍率検出器113でカメラ
の位置、倍率を検出し、これらの値とカメラ111の画
角から、カメラ画界算出手段114でカメラの画界を算
出する。
【0148】カメラの画界算出に関する基本的な計算式
は、次のようになる。
【0149】まず、カメラ111の画角を計算する。図
15は、レンズと焦点面、画角の関係を簡略化して表し
たものである。図15より、次の式が求められる。
【0150】 θW =2×tan−1{( WO /2×α)/nfO } …(4) θH =2×tan−1{(HO /2×α)/ nfO } …(5) ただし、各変数は以下の通りとする。
【0151】WO :CCD左右方向寸法 HO :CCD上下方向寸法 θW :画角(左右方向) θH :画角(上下方向) n :倍率 fO :レンズの最小焦点距離 f :焦点距離(f=nfO ) α :モニタのオーバスキャン係数 次に、図16のようにとったカメラ座標系でのスレーブ
アームの手先のx座標を、レンズからスレーブアームの
手先までのカメラ軸線方向距離Lとすると、カメラの画
界の縦方向の寸法H、横方向の寸法Wはそれぞれ、 H=L・tanθH …(6) W=L・tanθW …(7) となる。
【0152】カメラ画界算出手段114によって算出さ
れたカメラ画界は、追従比自動設定手段5に供給され
る。
【0153】この追従比自動設定手段5には、さらに、
カメラ倍率検出器113よりカメラ111の倍率が、ス
レーブアーム手先位置算出手段7より現在のスレーブア
ーム手先位置データが供給されている。
【0154】そして、追従比自動設定手段5は、カメラ
画界内にスレーブアーム手先位置があると判断した場
合、マスタアームの移動量に対するスレーブアームの追
従比を、カメラの倍率に反比例するように自動的に設定
する。
【0155】このカメラ画界内にスレーブアーム手先位
置があるか否かの判断は、次のように行なう。
【0156】図16に示すように、カメラの画界の中心
点Aは、A(L、0、0)となるので、このときx座標
がLの点がカメラ画界内にある条件は、次のようにな
る。
【0157】−W/2<y<W/2 …(8) −H/2<x<H/2 …(9) 従って、カメラ座標系でのスレーブアームの手先位置座
標が、この式を満たしていれば、スレーブアーム手先は
カメラ画界内にあると判断できる。
【0158】なお、スレーブアーム追従比を画界の境界
で急激に変更すると、違和感が大きいため、徐々に変化
させてもよい。
【0159】また、本実施例では、異構造型マスタスレ
ーブマニピュレータを取り上げたが、同構造型マスタス
レーブマニピュレータの場合は、スレーブアームがマス
タアームのすべての関節に追従するように構成するので
はなく、手先位置のみ追従するように構成としても良
い。
【0160】従って、本発明の第5の実施例にかかる遠
隔操作ロボットによれば、スレーブアーム手先位置算出
手段で求めたスレーブアーム手先位置が、カメラ画界算
出手段で求めたカメラ画界に入っていることを検出した
場合に、カメラ倍率検出器で検出した倍率に反比例する
ように追従比を自動で設定することにより、同じマスタ
アーム操作量に対するモニタ上でのスレーブアームの動
作量を倍率の変化によらず一定とすることができるの
で、操作性の向上した遠隔操作ロボットを提供すること
ができる。
【0161】<第6の実施例>図17は、本発明の第6
の実施例にかかる遠隔操作ロボットの制御系の構成を説
明するための機能ブロック図であり、図14と同一部分
には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0162】すなわち、本発明の遠隔操作ロボットは、
図17に示すように、上記構成に加えて、さらに、カメ
ラ111に、カメラ111の移動を行なうカメラ移動モ
ータ121、カメラ112の姿勢調整を行なうカメラ各
軸モータ122を設ける。
【0163】このカメラ各軸モータ122には、カメラ
111の姿勢を検出するためのカメラ姿勢検出器123
が取り付けられている。
【0164】また、カメラ画界算出手段114の出力側
には、カメラ111の回避位置・姿勢を算出するカメラ
回避位置・姿勢演算手段124が設けられている。
【0165】このカメラ回避位置・姿勢演算手段124
の入力側には、さらに、作業対象部の位置を算出するた
めの作業対象部位置算出手段125、スレーブアーム速
度指令演算手段8より供給される速度指令情報より、ス
レーブアーム手先の移動ベクトルを算出するスレーブア
ーム手先移動ベクトル演算手段126、スレーブアーム
の手先位置を算出するスレーブアーム手先位置算出手段
7が接続されている。
【0166】そして、カメラ回避位置・姿勢演算手段1
24は、カメラ画界算出手段114、作業対象部位置算
出手段125、スレーブアーム手先移動ベクトル演算手
段126、スレーブアーム手先位置算出手段7より供給
されるカメラ画界、作業対象部位置、スレーブアーム手
先移動ベクトルに基づいてカメラ111の回避位置及び
姿勢を算出して、カメラ移動モータ121及びカメラ各
軸モータ122に供給することのできる構成となってい
る。
【0167】カメラ111の位置、倍率は上述のよう
に、カメラ位置検出器112及びカメラ倍率検出器11
3で求められ、また、カメラの姿勢、即ち水平及び鉛直
方向のカメラ軸線の角度はカメラ姿勢検出器123で求
められる。
【0168】スレーブアーム手先位置は、スレーブアー
ム手先位置検出手段7により求められ、また、スレーブ
アーム速度指令演算手段8から供給される速度指令情報
より、スレーブアーム手先移動ベクトル演算手段126
によってスレーブアーム手先の移動ベクトルが算出され
る。
【0169】一方、作業対象部の位置は、作業対象部位
置算出手段125により求められるが、その方法として
は作業前にスレーブアーム手先を作業対象部に接触させ
て作業対象部の絶対座標位置を認識させるティーチング
方式や、測距機能を有するカメラのターゲット枠あるい
はカーソル中央に作業対象部をとらえて認識させる方式
等既知の方法による。
【0170】次に、カメラ移動時のカメラ座標系の決め
方、及び作業対象点、スレーブアーム手先のカメラ座標
系に於ける位置算出について説明する。
【0171】図16に示すカメラ座標系に於いて、画界
中心AのX座標Lを作業対象部PのX座標にとり、作業
対象部P及びスレーブアーム手先部Qの座標を各々
(L,y1 ,z1 )、(x2 ,y2 ,z2 )とする。
【0172】簡単のために、X−Y平面上のみで説明す
ると、図18(a)に於いて原点、即ちカメラレンズO
とスレーブ手先位置Q(x2 ,y2 )を結んだ線と、作
業対象点P(L,y1 )からカメラの軸線OAに下ろし
た垂線の足PAとの交点Q1の座標(x21,y21)は、 x21=L …(10) y21=y2 ・L/x2 …(11) で、x=Lに於けるy方向の画界を前記Wとすると、
P,Qが画界内にあるためには、 −W/2<y1 <W/2 …(12) −W/2<y21<W/2 …(13) であり、y1 とy21との距離が設定値以下となることで
作業対象部とスレーブアーム手先の重なりを検知するこ
とができる。なお、作業対象点Pのカメラ軸線OAに対
する角度をθとする。
【0173】ここで、カメラが図18(b)に示すよう
に、y方向に距離dだけ平行移動した時、作業対象点P
が画面上で同じ位置を保つためには、移動後の原点O′
と作業対象点Pを結んだ直線O′Pがカメラの軸線O′
A′に対しθの角度となるようカメラの姿勢を移動前座
標系に対し−θc 回転させればよい。
【0174】このとき、 θ1 =tan-1{(d−y1 )/L} …(14) とすると、 θc =θ1 +θ …(15) L′=L・cos θ/cos θ1 …(16) 但し、L′は原点をO′に移動し、カメラ軸線を−θc
回転した新たなカメラ座標系x′−y′に於ける作業対
象点Pのx′座標であり、新しい画界中心A′のカメラ
からの距離である。
【0175】新座標系に対する作業対象点Pのy′座標
y1 ′は y1 ′=L・sin θc +(y1 −d)cos θc =L′tan θ …(17) また、スレーブアーム手先Q(x2 ′,y2 ′)の座標
は、 x2 ′=x2 cos θc −y2 sin θc …(18) y2 ′=x2 sin θc +y2 cos θc …(19) で求められる。
【0176】このときのy′方向の画界をW′とする
と、 W′=W・L′/L …(20) であり、O′QとPA′の交点Q1 ′のy′座標 y21′=y2 ′・L′/x2 ′ …(21) が −W/2<y21′<W/2 …(22) の時、スレーブアーム手先Qは新しい画界内にある。
【0177】以上はカメラ座標系の水平面即ちX−Y平
面上での説明であるが、鉛直面即ちX−Z平面上に於い
ても同様の関係式が成立し、カメラ移動時のカメラ姿勢
角、及び移動、姿勢変更後のカメラ座標系に於ける作業
対象点とスレーブアーム手先の座標位置、そして画界が
算出できる。
【0178】カメラの移動及び姿勢調整の手段としては
既知の機構がいくつかあり、その代表例を図19に示
す。
【0179】図19に示すように、カメラ111は図示
せぬ雲台を介してトラバーサ131に支持されており、
このトラバーサ131はベルト駆動等によりカメラの雲
台をY軸方向にスライドさせる機能を有す。
【0180】また、雲台はカメラ111をY軸及びZ軸
廻りに首振りさせる機能を有し、カメラの姿勢を変える
ことができる。
【0181】尚、トラバーサ131のサポート132に
伸縮機構を設ければ、カメラをZ軸方向にも移動可能と
なる。
【0182】次に、上述のように構成された本発明の第
6の実施例にかかる遠隔操作ロボットの動作について説
明する。
【0183】まず、カメラ画界算出手段114、作業対
象部位置算出手段125、スレーブアーム手先位置算出
手段7、スレーブアーム手先移動ベクトル算出手段12
6から供給されるカメラ画界、作業対象部位置、スレー
ブアーム手先位置及びスレーブアーム手先移動ベクトル
の情報によって、カメラ回避位置・姿勢演算手段124
にてカメラ画界内での作業対象部とスレーブアーム手先
位置との重なりを検知する。
【0184】作業対象部とスレーブアーム手先位置との
重なりが検知された場合、カメラ回避位置・姿勢演算手
段124は、スレーブアーム手先の移動ベクトルのカメ
ラ移動方向成分、即ち、図19に示すようなトラバーサ
機構によるY軸方向スライド方式の場合、Y軸方向の成
分から、カメラの移動方向をスレーブアーム手先から遠
ざかる方向、即ち、スレーブアーム手先がY+方向から
Y−方向へ向かって移動してきた場合は、カメラの回避
方向をY−方向とし、移動後の新しいカメラ座標系で作
業対象部とスレーブアーム手先とのY′軸方向の距離が
設定値以上となる位置まで移動の指令をカメラ移動モー
タ121に出力する。
【0185】カメラ移動モータ121は、図19の場
合、トラバーサ駆動モータで構成される。
【0186】同時に移動位置に於ける画面上での作業対
象部の相対位置を、移動前と同じに保つことのできるカ
メラ姿勢を前記の方法で算出し、カメラ各軸モータ12
2に姿勢変更の指令を出す。
【0187】カメラ各軸モータ122は、例えば、図1
9に示すように、雲台のY軸及びZ軸廻りの首振りモー
タである。
【0188】図19に示すように、サポート132に伸
縮機能を有する場合は、カメラの移動はZ軸方向につい
ても上記と同様な制御が行なわれる。
【0189】実際の作業に於いては、作業対象物をスレ
ーブアーム手先が把持する場合等、カメラの位置を変え
ても作業対象部にスレーブアーム手先が重なるのを回避
しきれない場合が多々あり、またそのような状態では作
業対象部にスレーブアーム手先が重なっても作業上支障
ない。
【0190】従って、カメラ移動の限界は、トラバーサ
の端点等の物理的限界の他に、スレーブアーム手先の移
動ベクトルのカメラ移動方向成分が最大となる点、即ち
スレーブアーム手先の移動方向に対しカメラが真横とな
る点とするのがよい。
【0191】通常のスレーブアームの移動操作において
も画面上、即ちカメラ座標系の画界中心AでのY−Z投
影面上で作業対象部にスレーブアーム手先が重なる場合
があり、この時カメラが移動するのはかえって操作をし
にくくするため、作業対象部とスレーブアーム手先のX
軸方向の距離が設定値以上の場合、あるいはカメラの倍
率が設定値以下の場合にはカメラの回避動作を行なわな
いようにしてもよい。
【0192】従って、本発明の第6の実施例にかかる遠
隔操作ロボットによれば、カメラ画界内でスレーブアー
ム手先部が作業対象部に重なろうとする場合、カメラ1
11の回避位置と、その位置での作業対象部のカメラ画
界内相対位置を回避前と同様に保つためのカメラ111
の姿勢、即ち輻輳角、仰角を算出して、カメラ111の
移動と姿勢調整を自動的に行ない、カメラの回避位置へ
の移動及び姿勢調整を自動的に行なうことができるの
で、オペレータがマスタアームの操作を中断してカメラ
の位置修正を行うという煩雑な操作なしに、モニタ画面
上に作業対象部の映像を確保でき、かつ遠隔操作ロボッ
トの操作性を向上することができる。
【0193】<第7の実施例>本発明の第7の実施例に
かかる遠隔操作ロボットは、スレーブアームの手先に設
けたスレーブアーム手先カメラから映し出される映像と
遠隔操作ロボットに設けられたカメラからの映像を切り
替えることを特徴とする。
【0194】図20は、本発明の第7の実施例にかかる
遠隔操作ロボットの制御系の構成を説明する機能ブロッ
ク図であり、図17と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0195】同図に示すように、カメラ画界算出手段1
14、作業対象部位置算出手段125、スレーブアーム
手先位置算出手段7の出力側には、映像切り換え指令信
号を出力する映像切換え指令演算手段141が設けられ
ている。
【0196】この映像切換え指令演算手段141の出力
側には、カメラ111とスレーブアームの手先に設けら
れたスレーブアーム手先カメラ142からの映像を、映
像切換え指令演算手段141から供給された切換え指令
に基づいて映像を切り換えるための映像切替器143が
設けられている。
【0197】上記スレーブアーム手先カメラ142は、
スレーブアーム手先に設けられた固定カメラで、スレー
ブアーム手先の工具及び工具の作業対象とする範囲の映
像をとらえるに適した倍率、取付姿勢を有している。
【0198】そして、この映像切替器143の出力側に
は、切り換えられたカメラ111又はスレーブアーム手
先カメラ142の映像を映し出すモニタ144が設けら
れている。
【0199】そして、作業対象部位置とスレーブアーム
手先との重なりの検知が上述の実施例と同様にして行な
われる。
【0200】作業対象部位置へのスレーブアーム手先の
重なりが検知された場合、画像切換え指令演算手段14
1より映像切換器143に映像切換え指令を出力し、モ
ニタ144への送信映像をカメラ111からスレーブア
ーム手先カメラ142に切換える。
【0201】なお、通常のスレーブアームの移動操作に
おいては、本実施例においても、作業対象部とスレーブ
アーム手先のX軸方向距離あるいはカメラ倍率によりカ
メラの切換えを抑止することができる。
【0202】従って、本発明の第7の実施例にかかる遠
隔操作ロボットによれば、作業対象部と、スレーブアー
ム手先とがカメラ画界内に於いて重なりを生ずる場合、
映像切換え指令演算手段141より映像切換器143
に、モニタ144の受信映像をスレーブアーム手先カメ
ラ142からの映像に切換えるよう指令を出し、作業に
適したスレーブアーム手先と作業対象部との近接映像が
モニタ144に自動的に映し出されるので、操作性の向
上した遠隔操作ロボットを提供することができる。
【0203】
【発明の効果】以上詳記したように、請求項1の発明に
係る遠隔操作ロボットによれば、作業用ロボットと作業
対象物との相対位置を計測し、これを基に自動的に移動
機構部を動作させることでロボット移動作業の効率向上
を図ることができる。
【0204】また、請求項2の発明に係る遠隔操作ロボ
ットによれば、作業対象物に対する相対位置で移動機構
部の動作を規制することで、作業ロボットと作業対象物
の干渉を回避することができる。
【0205】さらに、請求項3の発明に係る遠隔操作ロ
ボットによれば、コンピュータグラフィックにて移動機
構部、作業ロボットおよび作業対象物の状況を任意の視
点から任意の画角にてリアルタイムに表示することがで
きるため、作業者が作業状況を容易に把握でき、その結
果、作業の効率向上を図ることができる。
【0206】さらに、請求項4の発明に係る遠隔操作ロ
ボットによれば、コンピュータグラフィック上の画像デ
ータにて、作業ロボットおよび移動機構部と作業対象物
の干渉を検出し、メッセージ表示手段によって、合成画
像中に所定のメッセージの表示を行なうので、作業中に
作業ロボットが作業対象物に接触する危険を回避するこ
とができる。
【0207】さらに、請求項5の発明に係る遠隔操作ロ
ボットによれば、外力算出手段によって算出された力を
基に、マスタアームに対するスレーブアームの追従比を
自動的に追従比設定手段によって設定し、この追従比設
定手段によって設定された追従比でスレーブアームを駆
動部により駆動するので、オペレータのマスタアーム操
作量を変えずにスレーブアームを細かく動作させること
ができ、その結果、操作性の向上した遠隔操作ロボット
を提供することができる。
【0208】さらに、請求項6の発明に係る遠隔操作ロ
ボットによれば、倍率検出器によって検出された撮像手
段の倍率に反比例するように、マスタアームに対するス
レーブアームの追従比を追従比設定手段によって自動的
に設定するので、同じマスタアーム操作量に対するモニ
タ上でのスレーブアームの動作量を倍率の変化によらず
一定とすることができる。
【0209】さらに、請求項7の発明に係る遠隔操作ロ
ボットによれば、スレーブアーム手先部に対する撮像手
段の回避位置と、作業対象物の画界内での相対位置を撮
像手段が回避する前と同様に保つ姿勢を、回避位置・姿
勢演算手段によって自動的に算出するので、オペレータ
がマスタアームの操作を中断して撮像手段の位置修正を
行なうという煩雑な操作なしに、モニタ画面上に作業対
象部の映像を確保できる。
【0210】さらに、請求項8の発明に係る遠隔操作ロ
ボットによれば、撮像手段の画界内において、作業対象
物とスレーブアームの手先位置の重なりが算出された場
合、切替手段によって、撮像手段の映像からスレーブア
ーム手先撮像手段の映像に切り替えるので、作業に適し
たスレーブアーム手先と作業対象部の近接映像がモニタ
に自動的に映し出されるので、操作性の向上した遠隔操
作ロボットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかる配電作業を行な
うための遠隔操作ロボットの概略構成を示す図。
【図2】同第1の実施例における遠隔操作ロボットの移
動を説明するための図。
【図3】同第1の実施例における遠隔操作ロボットの移
動を説明するための図。
【図4】同第1の実施例における遠隔操作ロボットの移
動を説明するための図。
【図5】同第1の実施例における遠隔操作ロボットの制
御系の構成を示すブロック図。
【図6】同第1の実施例における遠隔操作ロボットと電
柱との関係を示す図。
【図7】本発明の第2の実施例にかかる遠隔操作ロボッ
トの規制範囲を示す図。
【図8】同第2の実施例における遠隔操作ロボットの制
御系の構成を示す機能ブロック図。
【図9】同第2の実施例における遠隔操作ロボットの動
作を説明するための図。
【図10】本発明の第3の実施例にかかる遠隔操作ロボ
ットの制御系の構成を示す機能ブロック図。
【図11】本発明の第4の実施例にかかる遠隔操作ロボ
ットの制御系の構成を説明する機能ブロック図。
【図12】同第4の実施例における遠隔操作ロボットの
動作を説明する概念図。
【図13】同第4の実施例における遠隔操作ロボットを
配電作業用マニピュレータとして用いたときの構成を示
す図。
【図14】本発明の第5の実施例にかかる遠隔操作ロボ
ットの構成を説明する機能ブロック図。
【図15】同第5の実施例におけるカメラのレンズと焦
点面、画角の関係を説明するための図。
【図16】同第5の実施例におけるカメラ画界を説明す
るための図。
【図17】本発明の第6の実施例にかかる遠隔操作ロボ
ットの制御系の構成を説明するための機能ブロック図。
【図18】同第6の実施例におけるカメラ回避前後のカ
メラ位置及び姿勢を説明するための図。
【図19】同第6の実施例におけるカメラ移動・姿勢調
整機構の構成を示す図。
【図20】本発明の第7の実施例に係る遠隔操作ロボッ
トの制御系の構成を説明する機能ブロック図。
【図21】従来の遠隔操作ロボットの構成を説明する機
能ブロック図。
【符号の説明】 1…マスタアーム各軸モータ、2…マスタアーム位置検
出器、3…マスタアーム手先位置算出手段、4…座標変
換手段、5…追従比手動設定手段、6…スレーブアーム
位置検出器、7…スレーブアーム手先位置算出手段、8
…速度指令演算手段、9…スレーブアーム各軸モータ、
11…車両、12…移動機構部、13…電柱、14…作
業ロボット、15…作業目標位置、16…電柱座標ロボ
ット位置、17…作業用ロボット位置、18…電柱座標
原点、19…車両座標原点、20…車両・電柱相対位
置、21…電柱座標教示位置、22…車両座標教示位
置、31…作業ロボット位置検出器、32…手先位置算
出器、33…移動機構部位置検出器、34…移動機構先
端位置算出器、35…車両・電柱相対位置算出器、36
…電柱座標位置算出・記憶器、37…車両座標位置算出
器、38…直線補間演算器、39…各軸速度算出器、4
0…移動機構部駆動装置、41…作業ロボットの手先、
42…電柱、43…作業ロボットの座標原点、51…電
柱、52…規制範囲、61…規制範囲設定器、62…車
両座標範囲算出器、63…操作器、64…先端速度算出
器、71…規制範囲の各境界面、81…マニピュレータ
・移動機構位置検出器、82…マニピュレータ・移動機
構形状データ記憶器、83…マニピュレータ・移動機構
画像生成部、84…電柱・機材形状データ記憶器、85
…相対位置算出部、86…電柱・機材画像生成部、87
…視点・方向・画角入力器、88…画像用メモリ、89
…画像表示器、92…力センサ、93…外力算出手段、
95…マスタアーム、96…スレーブアーム、97…作
業対象物、101…配電作業用マニピュレータ、102
…車両、103…ブーム、104…力センサ、105…
スレーブアーム、106…カメラ、111…カメラ、1
12…カメラ位置検出器、113…カメラ倍率検出器、
114…カメラ画界算出手段、121…カメラ移動モー
タ、122…カメラ各軸モータ、123…カメラ姿勢検
出器、124…カメラ回避位置・姿勢演算手段、125
…作業対象部位置算出手段、126…スレーブアーム手
先移動ベクトル演算手段、131…トラバーサ、132
…サポート、141…映像切替指令演算手段、142…
スレーブアーム手先カメラ、143…映像切替器、14
4…モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 久美子 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 菊地 伸夫 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 三村 聡 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側が移動可能な車両に設けられ、回
    転且つ伸縮自在な移動機構部と、 この移動機構部の先端側に取り付けられ、作業対象物に
    対して作業を行なう作業ロボット本体と、 を備えて成る遠隔操作ロボットにおいて、 前記作業対象物に対する前記作業用ロボット本体の相対
    位置を計測する相対位置計測手段と、 前記作業用ロボット本体が前記作業対象物に対して作業
    を行なうのに最適な位置に移動した際に、前記相対位置
    計測手段によって計測された前記相対位置を記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記作業用ロボット本体の作
    業対象物に対する相対位置を、前記車両に対する相対位
    置に座標変換する座標変換手段と、 この座標変換手段によって得られた相対位置に前記作業
    ロボット本体を自動的に移動するように、前記移動機構
    部を駆動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作ロボット。
  2. 【請求項2】 基端側が移動可能な車両に対して設けら
    れ、回転且つ伸縮自在な移動機構部と、 この移動機構部の先端側に取り付けられ、作業対象物に
    対して作業を行なう作業ロボット本体と、 を備えて成る遠隔操作ロボットにおいて、 前記作業対象物に対する前記作業用ロボット本体の相対
    位置を計測する相対位置計測手段と、 前記作業用ロボット本体が前記作業対象物に対して作業
    を行なうのに最適な位置に移動した際に、前記相対位置
    計測手段によって計測された前記相対位置を記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記作業用ロボット本体の作
    業対象物に対する相対位置を、前記車両に対する相対位
    置に座標変換する座標変換手段と、 この座標変換手段によって得られた相対位置に前記作業
    用ロボット本体を自動的に移動するように、前記移動機
    構部を駆動する駆動手段と、 前記作業用ロボット本体の前記作業対象物に対する動作
    規制範囲を設定する動作規制範囲設定手段と、 前記駆動手段による前記作業用ロボット本体の移動範囲
    を、前記動作規制範囲設定手段によって設定された動作
    規制範囲外となるように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作ロボット。
  3. 【請求項3】 基端側が移動可能な車両に設けられ、回
    転且つ伸縮自在な移動機構部と、 この移動機構部の先端側に取り付けられ、作業対象物に
    対して作業を行なう作業ロボット本体と、 を備えて成る遠隔操作ロボットにおいて、 前記作業対象物に対する前記作業用ロボット本体の相対
    位置を計測する相対位置計測手段と、 前記作業用ロボット本体の位置及び前記移動機構部の移
    動位置を検出する位置検出手段と、 予め定められた前記作業対象物の形状を記憶する第1の
    記憶手段と、 前記移動機構部及び前記作業用ロボット本体の形状を記
    憶する第2の記憶手段と、 所望の画像の視点・方向・画角を入力する入力手段と、 前記第2の記憶手段により記憶された形状、前記位置検
    出手段により検出された位置、及び前記入力手段により
    入力された視点・方向・画角を基に、入力された視点・
    方向・画角の画像を生成する第1画像生成手段と、 前記第1の記憶手段により記憶された前記作業対象物の
    形状、前記相対位置計測手段より検出された相対位置、
    前記第1の記憶手段により記憶された形状、及び前記入
    力手段により入力される視点・方向・画角を基に、入力
    された視点・方向・画角の画像を生成する第2画像生成
    手段と、 前記相対位置計測手段により検出される相対位置を基
    に、前記第1画像生成手段と前記第2画像生成手段より
    出力される画像の合成を行なう画像合成手段と、 この画像合成手段によって得られた合成画像を表示する
    画像表示手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作ロボット。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の遠隔操作ロボットにおい
    て、 前記画像合成手段によって得られた合成画像中の前記作
    業対象物と、前記作業ロボット及び前記移動機構部との
    間の間隔をそれぞれ算出する間隔算出手段と、 この間隔算出手段によって得られた間隔が所定値以下の
    場合に、前記合成画像中に前記作業対象物と、前記作業
    用ロボット本体又は前記移動機構部とが干渉した旨のメ
    ッセージを表示するメッセージ表示手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作ロボット。
  5. 【請求項5】 基端側が移動可能な車両に設けられ、回
    転且つ伸縮自在な移動機構部と、 この移動機構部の先端側に取り付けられ、作業対象物に
    対して作業を行なう作業ロボット本体と、 を備えて成る遠隔操作ロボットにおいて、 前記作業用ロボットに設けられ、前記作業対象物に対し
    て作業を行なうスレーブアームと、 このスレーブアームの操作を行なうマスタアームと、 前記スレーブアームに取り付けられた力センサと、 この力センサに外部から働く力を算出する外力算出手段
    と、 この外力算出手段によって算出された力を基に、前記マ
    スタアームに対する前記スレーブアームの追従比を自動
    的に設定する追従比設定手段と、 この追従比設定手段によって設定された追従比となるよ
    うに前記スレーブアームを駆動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作ロボット。
  6. 【請求項6】 基端側が移動可能な車両に設けられ、回
    転且つ伸縮自在な移動機構部と、 この移動機構部の先端側に取り付けられ、作業対象物に
    対して作業を行なう作業ロボット本体と、 を備えて成る遠隔操作ロボットにおいて、 前記作業用ロボット本体に設けられ、前記作業対象物に
    対して作業を行なうスレーブアームと、 このスレーブアームの手先位置を検出するスレーブアー
    ム手先位置検出手段と、 前記スレーブアームの操作を行なうマスタアームと、 前記スレーブアーム近傍に設置され前記作業対象物を撮
    像する撮像手段と、 この撮像手段の倍率を検出する倍率検出手段と、 前記撮像手段の画界を算出する画界算出手段と、 前記画界算出手段によって算出された画界内に前記スレ
    ーブアーム手先位置検出手段によって求められたスレー
    ブアームの手先位置が存在する場合に、前記倍率検出手
    段によって検出された前記撮像手段の倍率に反比例する
    前記マスタアームに対する前記スレーブアームの追従比
    を自動的に設定する追従比設定手段と、 この追従比設定手段によって設定された追従比となるよ
    うに前記スレーブアームを駆動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作ロボット。
  7. 【請求項7】 基端側が移動可能な車両に設けられ、回
    転且つ伸縮自在な移動機構部と、 この移動機構部の先端側に取り付けられ、作業対象物に
    対して作業を行なう作業ロボット本体と、 を備えて成る遠隔操作ロボットにおいて、 前記作業用ロボット本体に設けられ、前記作業対象物に
    対して作業を行なうスレーブアームと、 このスレーブアームの手先位置を検出するスレーブアー
    ム手先位置検出手段と、 前記スレーブアームの手先の移動ベクトルを算出するス
    レーブアーム手先移動ベクトル演算手段と、 前記スレーブアームの操作を行なうマスタアームと、 前記スレーブアーム近傍に設置され前記作業対象物を撮
    像する撮像手段と、 この撮像手段の画界を算出する画界算出手段と、 前記作業対象物の位置を検出する作業対象物位置検出手
    段と、 前記画界算出手段によって算出された画界、前記スレー
    ブアーム手先位置検出手段によって算出されたスレーブ
    アームの手先位置、前記スレーブアーム手先移動ベクト
    ル演算手段によって算出されたスレーブアームの手先の
    移動ベクトルを基に、前記画界内において前記作業対象
    物と前記スレーブアームの手先位置の重なりが算出され
    た場合、前記スレーブアーム手先に対する前記撮像手段
    の回避位置と前記作業対象物の前記画界内での相対位置
    を前記撮像手段が回避する前とほぼ同じ位置に保つ姿勢
    を自動的に算出する回避位置・姿勢演算手段と、 この回避位置・姿勢演算手段によって算出された前記撮
    像手段の回避位置・姿勢となるように前記撮像手段を駆
    動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作ロボット。
  8. 【請求項8】 基端側が移動可能な車両に設けられ、回
    転且つ伸縮自在な移動機構部と、 この移動機構部の先端側に取り付けられ、作業対象物に
    対して作業を行なう作業ロボット本体と、 を備えて成る遠隔操作ロボットにおいて、 前記作業用ロボット本体に設けられ、前記作業対象物に
    対して作業を行なうスレーブアームと、 このスレーブアームの手先位置を算出するスレーブアー
    ム手先位置算出手段と、 前記スレーブアーム近傍に設置され前記作業対象物を映
    し出す撮像手段と、 前記スレーブアームの手先に設けられたスレーブアーム
    手先撮像手段と、 前記撮像手段の画界を算出する画界算出手段と、 前記作業対象物の位置を算出する作業対象物位置検出手
    段と、 前記画界算出手段によって算出された画界、前記作業対
    象部位置算出手段によって算出された前記作業対象部位
    置及び前記スレーブアーム手先位置算出手段によって算
    出されたスレーブアームの手先位置を基に、前記画界内
    において前記作業対象物と前記スレーブアームの手先位
    置の重なりが算出された場合、前記撮像手段の映像から
    前記スレーブアーム手先撮像手段の映像に切り替える切
    替手段と、 この切替手段によって切り替えられた前記スレーブアー
    ム手先撮像手段の映像を映し出すモニタと、 を備えたことを特徴とする遠隔操作ロボット。
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