JPH08152911A - 加工しろに応じてロボット動作を制御する方法 - Google Patents

加工しろに応じてロボット動作を制御する方法

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JPH08152911A
JPH08152911A JP29251794A JP29251794A JPH08152911A JP H08152911 A JPH08152911 A JP H08152911A JP 29251794 A JP29251794 A JP 29251794A JP 29251794 A JP29251794 A JP 29251794A JP H08152911 A JPH08152911 A JP H08152911A
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JP
Japan
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machining
robot
work
teaching
point
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JP29251794A
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English (en)
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Manabu Akishige
学 秋重
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、教示再生ロボットのハンド
によって加工対象ワークを把持し、これを加工工具へ押
し付けて加工する方法において、様々の大きさの加工し
ろのワークに適応してロボット動作の制御を行い、加工
時間の短縮を図ることである。 【構成】 ワークの非加工部の母材先端を加工工具に押
し付けて加工開始する位置点Psを教示する。教示再生
ロボットのハンドによって加工対象ワークを把持し、ワ
ークの加工しろの長さhを長さ計測センサによって計測
する。制御装置内の教示点シフト演算部にて、ワークの
加工工具への押し付け加工開始シフト位置点Ps’を教
示位置Psよりもワークと加工工具とを結ぶ直線方向に
加工しろの長さh分を移動するように演算する。ロボッ
トはこの押し付け加工開始シフト位置点Ps’に移動し
てワークの加工部を加工する動作に入る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、教示再生ロボットに
て、加工対象ワークの加工部を加工工具に押し付け、加
工しろの長さに応じてロボット動作を制御する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の加工しろを加工するためにロボッ
ト動作を制御する方法を図5、6に基づいて説明する。
図5はワーク7を教示再生ロボット(図示せず)のハン
ド3にて把持し、ワーク7の加工部6を加工工具4に押
し付けて加工する動作を教示する方法を示す。
【0003】加工動作の教示には、ワーク7は加工部6
の無い物を用いる。ワーク7の加工部の加工しろの長さ
hは、同一アイテムの個々のワークにより各種の長さの
ものがある。加工動作の教示には加工しろの長さhの最
大hmaxのワークを加工することを想定し、ワーク7上
の非加工部の母材5先端点Q1点を加工工具4に押し付
けて加工動作開始する位置点Psよりhmax分だけ加工工
具4から後退した点を加工開始位置点Pxとして加工動
作の教示を行う。
【0004】図6は図5で教示した加工動作教示データ
を基にして教示再生ロボット(図示せず)を再生し、ワ
ーク7の加工部6の加工しろの長さhを加工速度vで加
工する動作を示す。
【0005】教示再生ロボット(図示せず)を再生し、
前記ロボットの任意の位置から、前記方法で教示した加
工開始位置点Pxへ非加工部の母材6先端点Q1点を移動
する。しかる後に加工動作に入るが、ワーク7の加工部
6の加工しろの長さhがhmaxよりほとんどの物が小さ
いため、ワーク7の加工部6の先端点Q2を加工工具4
へ押し付けるまでに非加工動作距離hdが生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなロボット
の教示、再生方法では次のような問題点がある。従来の
教示再生ロボットへのワークの加工部の加工しろの長さ
hmaxに応じてロボット動作を制御する方法では、ワー
クの加工部の加工しろの長さhmax分後退した位置に、
ワークの加工部の加工しろの長さhに関係なく常に加工
開始位置点Pxがあるため非加工動作距離hdが生じ、非
加工動作距離hdを移動する時間が加工時間の無駄とな
り、加工動作の効率が悪いことになる。本発明の目的
は、加工時間の無駄を無くし、加工動作の効率向上を図
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、教示再生ロボ
ットのハンドにて加工対象ワークを把持し、前記ワーク
の加工部を前記ロボットの動作範囲内に設置された加工
工具へ押し付け、加工しろに応じてロボットの動作を制
御する方法において、
【0008】ワークの非加工部の母材先端点Q1を加工
工具に押し付けて加工開始する位置点Psを教示再生ロ
ボットにて教示し、
【0009】再生においては長さ計測センサによって前
記ワークの加工部の加工しろの長さhを計測し、
【0010】前記計測データhをロボット制御装置内の
センサ信号入力部へ取り込み、
【0011】前記加工工具に押し付けて加工開始する位
置点Psと前記計測データhを前記ロボット制御装置内
の教示点シフト演算部に取り込み、
【0012】前記ワークの加工工具への押し付け加工開
始シフト位置Ps’を前記ワークと前記加工工具とを結
ぶ直線方向に前記ワークの加工しろの長さhの大きさ分
を移動させるように前記教示点シフト演算部にて演算
し、
【0013】加工開始シフト位置点Ps’の演算データ
を前記ロボット制御装置内のロボット制御及び駆動部へ
転送し、
【0014】前記教示再生ロボットを加工開始シフト位
置点Ps’へ移動し、前記ワークの加工部を加工するこ
とを特徴とする加工しろに応じてロボット動作を制御す
る方法である。
【0015】
【実施例】本発明の実施例についてを図1から図4に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明の全体構成を示
す。教示再生ロボット1とこれを制御するロボット制御
装置2を主構成とし、教示再生ロボット1の可動部先端
には母材5と加工部6とからなるワーク7を把持するた
めのハンド3を設ける。
【0016】回転機構を有する研削、切断、研磨等の加
工工程に合わせた加工工具4を教示再生ロボット1の動
作範囲内に固定して設ける。加工工具4は例えばグライ
ンダがあり、加工はワーク7の加工部6を研削する砥石
研削が挙げられる。
【0017】ワーク7には例えば鋳物があり、バリや湯
口跡が加工部になる。この加工部は同一アイテムでも個
々のワークによって大小様々の大きさのものがある。教
示に用いるワークは、手加工等にて加工部を除去したモ
デルワークを用い、モデルワークをハンド3にて把持す
る。
【0018】加工工具4とハンド3の間には、ワーク7
の加工部6の加工しろの長さhを計測するための長さ計
測センサ8をロボット本体1の動作範囲内に固定して設
ける。センサ8は非接触式のものであり、たとえばレー
ザー長さ計測センサなどがある。
【0019】教示再生ロボット1と制御装置2は、教示
再生ロボット1を制御するために動力線31および信号
線32により結線する。動力線31はロボット各軸のA
Cサーボモータへの動力を供給するものであり、信号線
32はロボット各軸の現在位置を示すエンコーダのパル
スデータを制御装置2へ転送するものである。
【0020】教示再生ロボット1は、図1では6軸多関
節型としているが、ワーク7の加工部6を加工する姿勢
及び加工反力、耐負荷力、剛性が満たされれば、他の形
式のロボットを用いても良い。
【0021】ロボット制御装置2は、加工部6の加工し
ろの長さhを計測したデータを入力するためのセンサ入
力部23、長さhと加工開始位置点Psによって加工開
始シフト位置点Ps’を演算する教示点シフト演算部2
2、加工開始シフト位置点Ps’の演算データによって
教示再生ロボット1を動作させるロボット制御及び駆動
部21、ワーク7の非加工部の母材5先端点Q1を加工
工具4に押し付けて加工開始する位置点Psを教示及び
記憶する教示データ記憶部24とからなり、各部は信号
線33、34、35、36、37にて各々接続する。
【0022】次に作用について図2、3に基づいて説明
する。図2はワーク7の非加工部の母材5先端点Q1を
加工工具4に押し付けて加工開始する位置点Psを教示
再生ロボット1にて教示する方法を示す。図3は、図2
で教示した教示データを基に教示再生ロボット1を再生
し、ワーク7の加工部6の加工しろの長さhにより加工
開始する位置点PsをPs’へシフトする方法を示す。
【0023】図2のように、ワーク7を加工工具4に押
し付ける座標方向をX軸とする。加工開始位置としてP
sの位置を教示点として、制御装置内の教示データ記憶
部24へ記憶させる。
【0024】図3において、教示再生ロボット1が再生
を開始すると、ハンド3で把持したワーク7を長さ計測
センサ8の位置まで移動させ、加工部6の加工しろの長
さhを測定する。
【0025】加工開始位置Psを制御装置内の教示デー
タ記憶部24から読み込み、教示点シフト演算部22に
て次の演算を行う。加工開始位置Psから加工しろの長
さhの大きさ分を移動させる点を加工開始シフト位置点
Ps’として、次式で求める。 Ps’=Ps−h このPs’の位置へ教示再生ロボット1を動作させ、加
工に適した速度vでワーク7の加工部6の加工動作を開
始する。
【0026】次に本発明の流れを図4に基づいて説明す
る。教示において、教示再生ロボット1のハンド3にて
把持したワーク7を加工工具4の方へ移動し、ワーク7
の非加工部の母材5先端点Q1を加工工具4に押し付け
て加工開始する位置点Psを教示データ記憶部24へ記
憶させる(図示せず)。
【0027】再生において、長さ計測センサ8にてワー
ク7の加工部6の加工しろの長さhを計測し(ステップ
)、センサ信号入力部23へ計測データhを取り込む
(ステップ)。
【0028】ワーク7の母材5の先端点Q1を加工工具
4に押し付けて加工開始する位置点Psを教示点シフト
演算部22へ取り込む(ステップ)。
【0029】ワーク7の加工部6の加工しろの長さh
と、加工開始する位置点Psにより、加工開始シフト位
置点Ps’を教示点シフト演算部22で演算する(ステ
ップ)。
【0030】加工開始シフト点Ps’の演算データをロ
ボット制御及び駆動部21へ転送し(ステップ)、教
示再生ロボット1を加工開始シフト位置点Ps’へ移動
させ、ワーク7の加工部6の先端点Q2から加工しろを
加工する(ステップ)。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ワークの加工部の加工
しろの長さを計測し、加工開始する位置をシフトさせる
ことにより、非加工動作を無くすことによって、加工時
間の無駄を無くし、加工動作の効率向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成
【図2】本発明のロボット教示方法の説明図
【図3】突起物の高さによって教示点をシフトさせる動
作の説明図
【図4】本発明の動作の流れ図
【図5】従来の方法による教示方法の説明図
【図6】従来の方法による加工動作の説明図
【符号の説明】
1 … 教示再生ロボット本体 2 … 制御装置 3 … ロボットハンド 4 … 加工工具 5 … ワーク母材 6 … ワーク突起物 7 … ワーク全体 8 … 長さ計測センサ 21 … ロボット制御及び駆動部 22 … 教示点シフト演算部 23 … センサデータ入力部 24 … 教示データ記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教示再生ロボットのハンドにて加工対象
    ワークを把持し、前記ワークの加工部を前記ロボットの
    動作範囲内に設置された加工工具へ押し付け、加工しろ
    に応じてロボットの動作を制御する方法において、ワー
    クの非加工部の母材先端点(Q1)を加工工具に押し付
    けて加工開始する位置点(Ps)を教示再生ロボットに
    て教示し、再生においては長さ計測センサによって前記
    ワークの加工部の加工しろの長さ(h)を計測し、前記
    計測データ(h)をロボット制御装置内のセンサ信号入
    力部へ取り込み、前記加工工具に押し付けて加工開始す
    る位置点(Ps)と前記計測データ(h)を前記ロボッ
    ト制御装置内の教示点シフト演算部に取り込み、前記ワ
    ークの加工工具への押し付け加工開始シフト位置(P
    s’)を前記ワークと前記加工工具とを結ぶ直線方向に
    前記ワークの加工しろの長さ(h)の大きさ分を移動さ
    せるように前記教示点シフト演算部にて演算し、加工開
    始シフト位置点(Ps’)の演算データを前記ロボット
    制御装置内のロボット制御及び駆動部へ転送し、前記教
    示再生ロボットを加工開始シフト位置点(Ps’)へ移
    動し、前記ワークの加工部を加工することを特徴とする
    加工しろに応じてロボット動作を制御する方法。
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