JPH08151366A - 1−ヒドロキシインドール誘導体 - Google Patents
1−ヒドロキシインドール誘導体Info
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- JPH08151366A JPH08151366A JP33079694A JP33079694A JPH08151366A JP H08151366 A JPH08151366 A JP H08151366A JP 33079694 A JP33079694 A JP 33079694A JP 33079694 A JP33079694 A JP 33079694A JP H08151366 A JPH08151366 A JP H08151366A
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Abstract
下作用を有し、抗血小板剤、気管支拡張剤、高血圧治療
剤として有用な新規な1−ヒドロキシインドール誘導体
およびその薬理学的に許容される塩を提供する。 【構成】 【化1】 (Aはアルキレン基、Rはアルコキシカルボニルアミノ
基、アルカノイルアミノ基、アルキルアミノ基、ジアル
キルアミノ基、アルカノイルオキシ基、アルコキシカル
ボニル基、アリールスルホニルアミノ基等、YはH、ニ
トロ基、アルコキシ基)で表される化合物および薬理学
的に許容される塩。例えば1−ヒドロキシ−Nb−メト
キシカルボニルトリプタミン。 【化2】 で表される2,3−ジヒドロインドール誘導体を、タン
グステン酸ナトリウムと過酸化水素水等の酸化剤で酸化
することにより製する。
Description
ヒドロキシインドール誘導体に関するものである。
集抑制作用、気管支拡張作用または血圧降下作用を有
し、抗血小板剤、気管支拡張剤または高血圧治療剤とし
て有用な、一般式
は低級アルコキシカルボニルアミノ基、アルカノイルア
ミノ基、ハロ低級アルカノイルアミノ基、モノ低級アル
キルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノ
イルオキシ基、低級アルコキシカルボニル基、置換基と
して低級アルキル基を有していてもよいアリールスルホ
ニルアミノ基または一般式
もよい低級アルキル基である)で表される基であり、Y
は水素原子、ニトロ基または低級アルコキシ基である)
で表される1−ヒドロキシインドール誘導体に関するも
のである。
インドール誘導体は今までに幾つか知られているが、本
発明のようなある種の置換基で置換されたアルキル基を
3位に有する1−ヒドロキシインドール誘導体は殆ど知
られておらず、まして本発明の1−ヒドロキシインドー
ル誘導体が血小板凝集抑制作用、気管支拡張作用または
血圧降下作用を示すことは全く知られていない。
小板剤、気管支拡張剤または高血圧治療剤として有用な
新規な1−ヒドロキシインドール誘導体を提供すること
である。
ロキシインドール誘導体について鋭意研究した結果、本
発明の1−ヒドロキシインドール誘導体が優れた血小板
凝集抑制作用、気管支拡張作用または血圧降下作用を有
しており、抗血小板剤、気管支拡張剤または高血圧治療
剤として有用であるという知見を得、本発明を成すに至
った。
おいて、低級アルキル基とは、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、tert−ブチル基、sec−ブチル基、n−
ペンチル基、n−ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖状
または枝分かれ状のアルキル基をいい、低級アルキレン
基とは、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テ
トラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン
基、エチルメチレン基、プロピレン基等の炭素数1〜6
のアルキレン基をいい、低級アルコキシ基とは、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、
イソブトキシ基、tert−ブトキシ基、ブトキシ基、
ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等の炭素数1〜6
の直鎖状または枝分かれ状のアルコキシ基をいう。アル
カノイル基とは、アセチル基、プロピオニル基、ブチリ
ル基、イソブチリル基、バレリル基、ヘキサノイル基、
オクタノイル基、ラウロイル基、パルミトイル基、ステ
アロイル基等の直鎖状または枝分かれ状のアルキル基を
有するアルキルカルボニル基をいい、低級アルカノイル
基とは炭素数2〜7のアルカノイル基をいい、ハロ低級
アルカノイル基とは、例えば、トリフルオロアセチル基
等のフッソ原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等の
ハロゲン原子で置換された上記低級アルカノイル基をい
う。また、アリール基とは、フェニル基、ナフチル基等
の芳香族炭化水素基をいう。
ロキシインドール誘導体は一部を除き、新規な化合物で
あり、以下のようにして製造することができる。すなわ
ち、本発明の化合物は、一般式
をもつ)で表される2,3−ジヒドロインドール化合物
を、酸化剤を用いて酸化することにより容易に製造する
ことができる。
しては、有機過酸化物、金属過酸化物あるいは過硫酸な
どをあげることができる。金属過酸化物は金属酸化物の
塩と過酸化物とによって反応系内で生じさせて用いる
が、このような塩として、タングステン酸、モリブデン
酸、バナジウム酸などの塩をあげることができ、過酸化
物としては過酸化水素水をあげることができる。これら
の金属酸化物の塩と過酸化物の組み合わせの中で、タン
グステン酸ナトリウムと過酸化水素水の組み合わせが最
も好ましい。また、有機過酸化物としては、m−クロロ
過安息香酸などをあげることができる。
I)の2,3−ジヒドロインドール化合物に対し0.0
5〜1.0倍モルの金属酸化物の塩および1〜10倍モ
ルの過酸化物の組み合わせで用いるが、金属酸化物の塩
0.2倍モル、過酸化物10倍モルの比率が最も好まし
い。
一般式(II)の2,3−ジヒドロインドール化合物を
不活性有機溶媒、例えば、メタノールに溶解し、氷冷攪
拌下、これに酸化剤、例えば0.2倍モルのタングステ
ン酸ナトリウム二水和物の水溶液および10倍モルの過
酸化水素水をそのまま、或いはそのメタノール溶液を加
えて室温下に攪拌し、得られた化合物を常法に従って処
理、精製することにより本発明の前記一般式(I)の化
合物を得る。
られる一般式(II)の2,3−ジヒドロインドール化
合物は、一般式
をもつ)で表されるインドール化合物を、酢酸中、シア
ン化水素化ホウ素ナトリウムで処理するか、またはトリ
フルオロ酢酸中、トリエチルシランで処理することによ
り得ることができる。
て用いられる一般式(III)で表されるインドール化
合物は、公知な化合物も含まれており、市販品として入
手するか、文献記載の方法またはそれと同様な方法によ
り得ることができる。
合物のうち、ニトロ基を置換基として有する化合物は、
ケミッシェ ベリヒテ(Chem.Ber.),95
巻,2205〜2211ページ,1962年;ジャーナ
ル オブ ジ アメリカン ケミカル ソサイアティー
(J.A.C.S.),80巻,4621〜4622ペ
ージ,1958年;ザ ジャーナル オブ オーガニッ
ク ケミストリー(J.O.C.),22巻,84〜8
5ページ,1957年;ザ ケミストリー オブインド
ールズ(THE CHEMISTRY OF INDO
LES),Richard.J.Sundberg著,
ACADEMIC PRESS INC.出版,197
0年等の文献および書籍記載の方法またはそれと同様の
方法により、製造工程の途中でニトロ基の導入を行う
か、相当する中間体であるニトロ化合物を形成した後、
当該化合物を用いて常法に従い反応を行うか、または最
後にニトロ基の導入を行うことにより製造することもで
きる。
は、ウサギの多血小板プラズマを用いたアラキドン酸に
より惹起されるin vitroの血小板凝集抑制作用
測定試験において、概ね0.3〜4.0μMの濃度で血
小板の凝集を50%抑制する活性を示した。例えば、シ
ロスタゾールが約3.10μMの濃度で血小板の凝集を
50%抑制したのに対し、1−ヒドロキシ−Nb−メト
キシカルボニルトリプタミンおよびメチル 1−ヒドロ
キシインドール−3−プロピオネートは約0.32μM
の濃度で血小板の凝集を50%抑制した。また、同様
に、1−ヒドロキシ−Nb,Nb−ジメチルトリプタミ
ンは約2.90μMの濃度で、1−ヒドロキシ−6−ニ
トロ−Nb−トリフルオロアセチルトリプタミンは約
3.31μMの濃度で、1−ヒドロキシ−Nb−アセチ
ルトリプタミンは約3.40μMの濃度でそれぞれ血小
板の凝集を50%抑制した。このように、本発明の化合
物は優れた血小板凝集抑制作用を有しており、抗血小板
剤として有用な化合物である。
al salt solution)中に懸垂した摘出
モルモット気管を用い、1gの静止張力(restin
gtension)下で、本発明の一般式(I)で表さ
れる化合物の気管平滑筋の弛緩作用を測定した。その結
果、0.3μg/mlのエピネフリンにより誘発される
最大弛緩に対し、例えば、1−ヒドロキシ−Nb−アセ
チルトリプタミンは、10μg/mlでは90%、3μ
g/mlでは50%気管平滑筋を弛緩させる作用を示し
た。このように、本発明の化合物は優れた気管支拡張作
用を有しており、気管支拡張剤として有用な化合物であ
る。
血圧降下作用は、収縮期の血圧が180〜220mmH
gの無麻酔下の自然発症高血圧ラット(SHR)を用い
て試験した。その結果、例えば、1−ヒドロキシ−Nb
−アセチルトリプタミンは、100mg/kg経口投与
1、2および4時間後、32±1℃の温度制御下で投与
前の血圧に対しそれぞれ25%、26%、22%血圧を
降下させた。このように、本発明の化合物は優れた血圧
降下作用を有しており、高血圧治療剤として有用な化合
物である。
ち、不斉炭素原子を有する化合物については、R配置の
化合物、S配置の化合物またはそれらの混合物のいずれ
を使用してもよい。
て、置換基Rとしては、低級アルコキシカルボニルアミ
ノ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイル
オキシ基、低級アルキル基で置換されていてもよいアリ
ールスルホニルアミノ基等が好ましく、具体的には、1
−ヒドロキシ−Nb−メトキシカルボニルトリプタミ
ン、メチル 1−ヒドロキシインドール−3−プロピオ
ネート、メチル 1−ヒドロキシインドール−3−ブチ
レート、1−ヒドロキシ−Nb−(4−メチルベンゼン
スルホニル)インドール−3−メタンアミン、4−(1
−ヒドロキシインドール−3−イル)ブチル アセテー
ト等を挙げることができる。
は、常法に従い、その薬理学的に許容される塩とするこ
とができる。これらの塩としては、例えば、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩等のような無機塩基との
塩を挙げることができる。これらの薬理学的に許容され
る塩もフリー体と同様な血小板凝集抑制作用、気管支拡
張作用または血圧降下作用を示し、抗血小板剤、気管支
拡張剤または高血圧治療剤として有用である。
ヒドロキシインドール誘導体およびその塩を実際の治療
に用いる場合、適当な医薬品組成物、例えば、錠剤、散
剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤などとして経口的ある
いは非経口的に投与される。
調剤学上使用される手法により、適当な賦形剤、崩壊
剤、結合剤、滑沢剤などの医薬品添加物と適宜混合し、
常法に従い調剤することにより製造することができる。
の塩に必要に応じ、適当な賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑
沢剤等を加え、常法に従い打錠して錠剤とする。錠剤は
また必要に応じ、コーティングを施し、フィルムコート
錠、糖衣錠、腸溶性皮錠等にすることができる。
物は非常に安全性の高いものであり、例えば、1−ヒド
ロキシ−Nb−アセチルトリプタミンをマウスに300
mg/kg経口投与または100mg/kg腹腔内投与
した急性毒性試験において、72時間後死亡例は認めら
れなかった。
齢、体重、症状の度合いなどによって適宜決定される
が、経口投与の場合、概ね成人1日当たり0.1〜10
00mg、非経口投与の場合、概ね成人1日当たり0.
01〜100mgの範囲内で投与される。
さらに詳細に説明する。なお、各参考例および実施例の
化合物の融点はすべて未補正である。
合成法 A法:トリエチルシランを、あらかじめインドール誘導
体をトリフルオロ酢酸に溶かして調製した溶液に加え、
参考例記載の時間、室温下または加熱下に攪拌を続け
た。溶媒を減圧下に留去し、得られた残渣に水酸化ナト
リウム水溶液または炭酸水素ナトリウム水溶液を加える
か、または水を加えた後、氷冷下水酸化ナトリウムまた
は炭酸水素ナトリウムを加えてアルカリ性にした後、メ
チレンクロリド−メタノール(95:5,v/v)を用
いて抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ過して
除き、ろ液を減圧下留去して得られた粗生成物を、参考
例記載の溶出溶媒を用いて、シリカゲルを担体とするカ
ラムクロマトグラフィーを行った。
を、あらかじめインドール誘導体を酢酸に溶かして調製
した溶液に加え、参考例記載の時間、室温下で攪拌を続
けた。反応液に水を加え、氷冷下水酸化ナトリウムを加
えて中性にした後、メチレンクロリド−メタノール(9
5:5,v/v)を用いて抽出した。抽出液を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。無水硫酸
ナトリウムをろ過して除き、ろ液を減圧下留去して得ら
れた粗生成物を、参考例記載の溶出溶媒を用いて、シリ
カゲルを担体とするカラムクロマトグラフィーを行っ
た。
キシカルボニルトリプタミンの合成 一般合成法のA法に於て、0.22mlのトリエチルシ
ラン、250.3mgのNb−メトキシカルボニルトリ
プタミン、10mlのトリフルオロ酢酸を用いて、55
℃で2時間加熱攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、得ら
れた残渣に2N水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカ
リ性にし、後処理後、得られた粗生成物を、メチレンク
ロリド−メタノール(97:3,v/v)を溶出溶媒と
して、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィ
ーを行い精製して、236.9mg(94%)の2,3
−ジヒドロ−Nb−メトキシカルボニルトリプタミンを
得た。
フルオロアセチルトリプタミンの合成 一般合成法のA法に於て、4.10mlのトリエチルシ
ラン、5.4570gのNb−トリフルオロアセチルト
リプタミン、200mlのトリフルオロ酢酸を用いて、
55℃で1時間加熱攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、
得られた残渣に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアル
カリ性(pH8.0)にし、後処理後、得られた粗生成
物を、メチレンクロリド−メタノール(99:1,v/
v)を溶出溶媒として、シリカゲルを担体とするカラム
クロマトグラフィーを行い精製して、5.2551g
(96%)の2,3−ジヒドロ−Nb−トリフルオロア
セチルトリプタミンを得た。
ピルトリプタミンの合成 一般合成法のA法に於て、0.57mlのトリエチルシ
ラン、238.7mgのNb−プロピルトリプタミン、
30mlのトリフルオロ酢酸を用いて、55〜60℃で
4時間加熱攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、得られた
残渣に水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性に
し、後処理後、得られた粗生成物を、メチレンクロリド
−メタノール−29%アンモニア水(46:5:0.
5,v/v)を溶出溶媒として、シリカゲルを担体する
カラムクロマトグラフィーを行い精製して、223.2
mg(93%)の2,3−ジヒドロ−Nb−プロピルト
リプタミンを得た。
ミトイルトリプタミンの合成 一般合成法のA法に於て、234.3mgのトリエチル
シラン、402.3mgのNb−パルミトイルトリプタ
ミン、33mlのトリフルオロ酢酸を用いて、60〜6
5℃で3時間加熱攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、得
られた残渣に2N水酸化ナトリウム水溶液を加えてアル
カリ性にし、後処理後、得られた粗生成物を、メチレン
クロリド−メタノール(99:1,v/v)を溶出溶媒
として、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフ
ィーを行い精製して、395.9mg(98%)の2,
3−ジヒドロ−Nb−パルミトイルトリプタミンを得
た。
ール−3−イル)ブチル アセテートの合成 一般合成法のB法に於て、2.2765gのシアン化水
素化ホウ素ナトリウム、1.6361gの4−(インド
ール−3−イル)ブチル アセテート、50mlの酢酸
を使用して、室温下4時間攪拌を続けた。後処理後、得
られた粗生成物を、酢酸エチルエステル−ヘキサン
(1:5,v/v)を溶出溶媒として、シリカゲルを担
体とするカラムクロマトグラフィーを行い精製して、
1.4153g(86%)の4−(2,3−ジヒドロイ
ンドール−3−イル)ブチル アセテートを得た。
−6−((3RS)−2,3−ジヒドロインドール−3
−イルメチル)−2,5−ピペラジンジオンの合成 一般合成法のA法に於て、0.097mlのトリエチル
シラン、101.5mgの(3S,6S)−3−ベンジ
ル−6−(インドール−3−イルメチル)−2,5−ピ
ペラジンジオン、3mlのトリフルオロ酢酸を用いて、
65℃で3時間加熱攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、
得られた残渣に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアル
カリ性にし、後処理後、得られた粗生成物を、メチレン
クロリド−メタノール(95:5,v/v)を溶出溶媒
として、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフ
ィーを行い精製すると、96.7mg(95%)の(3
S,6S)−3−ベンジル−6−((3RS)−2,3
−ジヒドロインドール−3−イルメチル)−2,5−ピ
ペラジンジオンを、インドール3位に関する立体異性体
の1:1混合物として得た。
び立体異性体b)は、クロロホルム−メタノール−29
%アンモニア水(46:2:0.2,v/v)を溶出溶
媒として、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラ
フィーを繰り返し行うことにより分離できたが、次の1
−ヒドロキシインドールへの酸化は、この1:1混合物
をそのまま使用した。
S)−2,3−ジヒドロインドール−3−イルメチル)
−3−イソブチル−2,5−ピペラジンジオンの合成 一般合成法のA法に於て、0.11mlのトリエチルシ
ラン、99.4mgの(3S,6S)−6−(インドー
ル−3−イルメチル)−3−イソブチル−2,5−ピペ
ラジンジオン、3mlのトリフルオロ酢酸を用いて、6
0℃で15時間加熱攪拌した。さらに0.22mlのト
リエチルシランを加えて60℃で2時間加熱攪拌した。
溶媒を減圧下に留去し、得られた残渣に炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加えてアルカリ性にし、後処理後、得られ
た粗生成物を、クロロホルム−メタノール−29%アン
モニア水(46:2:0.2,v/v)を溶出溶媒とし
て、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィー
を行い精製すると、82.6g(83%)の(3S,6
S)−6−((3RS)−2,3−ジヒドロインドール
−3−イルメチル)−3−イソブチル−2,5−ピペラ
ジンジオンを、インドール3位に関する立体異性体の
1:1混合物として得た。次の1−ヒドロキシインドー
ルへの酸化は、この1:1混合物をそのまま使用した。
−Nb−トリフルオロアセチルトリプタミンの合成 200.2mgの2,3−ジヒドロ−Nb−トリフルオ
ロアセチルトリプタミンを濃硫酸9mlに溶かした溶液
に、74.1mgの硝酸ナトリウムを氷冷下加え、0℃
で30分間攪拌した。反応液を氷水に注いだ後、2Nの
水酸化ナトリウム水溶液でpH7.0に調節してメチレ
ンクロリド抽出した。抽出液を飽和食塩水で水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。無水硫酸ナトリウムをろ
過して除き、ろ液を減圧下留去して得られた粗生成物
を、メチレンクロリド−メタノール(98:2,v/
v)を溶出溶媒として、シリカゲルを担体とするカラム
クロマトグラフィーを行い精製して,232.7mg
(99%)の2,3−ジヒドロ−6−ニトロ−Nb−ト
リフルオロアセチルトリプタミンを得た。
−メチルベンゼンスルホニル)インドール−3−メタン
アミン 一般合成法のB法に於て、247.7mgのシアン化水
素化ホウ素ナトリウム、201.8mgのNb−(4−
メチルベンゼンスルホニル)インドール−3−メタンア
ミン、10mlの酢酸を使用して、室温下5時間攪拌を
続けた。後処理後、得られた粗生成物を、酢酸エチルエ
ステル−ヘキサン(1:1,v/v)を溶出溶媒とし
て、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィー
を行い精製して、144.3mg(71%)の2,3−
ジヒドロ−Nb−(4−メチルベンゼンスルホニル)イ
ンドール−3−メタンアミンを得た。
成法 タングステン酸ナトリウム二水和物(0.2倍モル)を
水に溶かした水溶液を、あらかじめ2,3−ジヒドロイ
ンドール誘導体をメタノールに溶かして調製した溶液に
加えた。得られた混合液に氷冷攪拌下、過酸化水素水
(10倍モル)をそのまま、或いはメタノールに溶かし
て加えた。さらに室温下実施例記載の時間攪拌を続け
た。反応液に水を加え、メチレンクロリド−メタノール
(95:5,v/v)を用いて抽出した。抽出液を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。無水
硫酸ナトリウムをろ過して除き、ろ液を減圧下留去して
得られた粗生成物を、実施例記載の溶出溶媒または展開
溶媒を用いて、シリカゲル又はアルミナを担体とするカ
ラムクロマトグラフィーまたは分取用薄層クロマトグラ
フィーを行った。
フルオロアセチルインドール−3−メタンアミンの合成 一般合成法に於て、83.5mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、3.0mlの水、309.0mgの
2,3−ジヒドロ−Nb−トリフルオロアセチルインド
ール−3−メタンアミン、30.0mlのメタノール、
1.10mlの35%過酸化水素水をそのまま使用し
て、室温下(22℃)30分間攪拌を続けた。後処理後
得られた粗生成物を、エーテル−ヘキサン(1:1,v
/v)を溶出溶媒として、シリカゲルを担体とするカラ
ムクロマトグラフィーを行ったところ、極性の低いフラ
クションから、1−ヒドロキシ−Nb−トリフルオロア
セチルインドール−3−メタンアミンが213.6mg
(65%)、極性の高いフクションから、回収原料が5
4.3mg(18%)得られた。
シインドール−3−メタンアミンの合成 一般合成法に於て、149.8mgのタングステン酸ナ
トリウム二水和物、4.5mlの水、428.8mgの
Nb−アセチル−2,3−ジヒドロインドール−3−メ
タンアミン、40.0mlのメタノール、2.574g
の30%過酸化水素水を5.0mlのメタノールに溶か
して使用し、室温下(23℃)25分間攪拌を続けた。
後処理後、得られた粗生成物を、酢エチルエステル−ヘ
キサン(2:1,v/v)を溶出溶媒として、シリカゲ
ルを担体とするカラムクロマトグラフィーを行い、30
2.5mg(66%)のNb−アセチル−1−ヒドロキ
シインドール−3−メタンアミンを得た。
−ジメチルトリプタミンの合成 一般合成法に於て、132.5mgのタングステン酸ナ
トリウム二水和物4.0mlの水、378.9mgの
2,3−ジヒドロ−Nb,Nb−ジメチルトリプタミ
ン、40.0mlのメタノール、2.0mlの35%過
酸化水素水をそのまま使用して、室温下(22℃)20
分間攪拌を続けた。後処理後得られた粗生成物を、メタ
ノール−水から再結晶して,153.0mgの1−ヒド
ロキシ−Nb,Nb−ジメチルトリプタミンを無色針状
晶として得た。母液を、クロロホルム−メタノール−2
9%アンモニア水(46:5:0.5,v/v)を溶出
溶媒として、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグ
ラフィーを行ったところ、極性の低いフラクションから
19.1mg(5%)の原料回収が、極性の高いフラク
ションからは、さらに70.5mgの1−ヒドロキシ−
Nb,Nb−ジメチルトリプタミンが得られた。
キシカルボニルトリプタミンの合成 一般合成法に於て、56.1mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、1.8mlの水、185.9mgの
2,3−ジヒドロ−Nb−メトキシカルボニルトリプタ
ミン、18.0mlのメタノール、0.86mlの35
%過酸化水素水をそのまま使用して、室温下(22℃)
60分間攪拌を続けた。後処理後得られた粗生成物を、
メチレンクロリド−メタノール(97:3,v/v)お
よび酢酸エチルエステル−ヘキサン(2:1,v/v)
を溶出溶媒として、シリカゲルを担体とするカラムクロ
マトグラフィーを繰り返し行い精製して、131.5m
g(67%)の1−ヒドロキシ−Nb−メトキシカルボ
ニルトリプタミンを得た。
フルオロアセチルトリプタミンの合成 一般合成法に於て、57.8mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、2.2mlの水、218.6mgの
2,3−ジヒドロ−Nb−トリフルオロアセチルトリプ
タミン、20.0mのメタノール、984.0mgの3
5%過酸化水素水を2.0mlのメタノールに溶かして
使用し、室温下(22℃)45分間攪拌を続けた。後処
理後、得られた粗生成物を、メチレンクロリド−メタノ
ール(99:1,v/v)および酢酸エチルエステル−
ヘキサン(1:3,v/v)を溶出溶媒として、シリカ
ゲルを担体とするカラムクロマトグラフィーを繰り返し
行い精製して、165.3mg(72%)の1−ヒドロ
キシ−Nb−トリフルオロアセチルトリプタミンを得
た。
ピルトリプタミンの合成 一般合成法に於て、101.0mgのタングステン酸ナ
トリウム二水和物、3.0mlの水、310.5mgの
2,3−ジヒドロ−Nb−プロピルトリプタミン、3
0.0mlのメタノール、1.3mlの35%過酸化水
素水をそのまま使用して、室温下(19℃)15分間攪
拌を続けた。後処理後、得られた粗生成物を、クロロホ
ルム−メタノール−29%アンモニア水を溶出溶媒とし
て、その混合比を46:5:0.5(v/v)から10
0:20:2まで変化させ、徐々に極性をあげて、シリ
カゲルを担体とするカラムクロマトグラフィーを行い精
製して、190.0mg(57%)の1−ヒドロキシ−
Nb−プロピルトリプタミンを得た。
ロキシトリプタミンの合成 一般合成法に於て、8.8mgのタングステン酸ナトリ
ウム二水和物、1.0mlの水を用い、50.1mgの
2,3−ジヒドロ−Nb−パルミトイルトリプタミン
は、7.0mlのメタノールと2.0mlのメチレンク
ロリドの混合溶媒に溶かし、134.9mgの35%過
酸化水素水を1.0mlのメタノールに溶かして使用
し、室温下(25℃)1時間攪拌を続け、後処理後、得
られた粗生成物を、クロロホルム−メタノール−29%
アンモニア水(46:3:0.3,v/v)を溶出溶媒
として、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフ
ィーを繰り返し行い精製して、25.7mg(50%)
のNb−パルミトイル−1−ヒドロキシトリプタミンを
得た。
ール−3−イル)ブチル アセテートの合成 一般合成法に於て、33.7mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、1.0mlの水、113.8mgの4
−(2,3,ジヒドロインドール−3−イル)ブチル
アセテート、8.0mlのメタノール、559.6mg
の30%過酸化水素水を1.0mlのメタノールに溶か
して使用し、室温下(26℃)20分間攪拌を続けた。
後処理後、得られた粗生成物を、酢酸エチルエステル−
ヘキサン(1:3,v/v)を溶出溶媒として、シリカ
ゲルを担体とするカラムクロマトグラフィーを行い、6
8.8mg(57%)の4−(1−ヒドロキシインドー
ル−3−イル)ブチル アセテートを得た。
ドール−3−プロピオネートの合成 一般合成法に於て、154.6mgのタングステン酸ナ
トリウム二水和物、5.0mlの水、456.9mgの
メチル−2,3−ジヒドロインドール−3−プロピオネ
ート、50.0mlのメタノール、2.55mlの35
%過酸化水素水をそのまま使用して、室温下(26℃)
1時間攪拌を続けた。後処理後、得られた粗生成物を、
酢酸エチルエステル−ヘキサン(1:3,v/v)を溶
出溶媒として、シリカゲルおよびアルミナを担体とする
カラムクロマトグラフィーをそれぞれ行い精製して、1
08.8mg(22%)のメチル 1−ヒドロキシイン
ドール−3−プロピオネートを得た。
ンドール−3−ブチレートの合成 一般合成法に於て、199.8mgのタングステン酸ナ
トリウム二水和物、6.0mlの水、672.2mgの
メチル 2,3−ジヒドロインドール−3−ブチレー
ト、60.0mlのメタノール、3.0mlの35%過
酸化水素水をそのまま使用して、室温下(15℃)1時
間攪拌を続けた。後処理後、得られた粗生成物を、酢酸
エチルエステル−ヘキサン(2:5,v/v)を溶出溶
媒として、シリカゲルおよびアルミナを担体とするカラ
ムクロマトグラフィーをそれぞれ行い精製して、37
0.7mg(52%)のメチル 1−ヒドロキシインド
ール−3−ブチレートを得た。
ジル−6−(1−ヒドロキシインドール−3−イルメチ
ル)−2,5−ピペラジンジオンの合成 一般合成法に於て、6.0mgのタングステン酸ナトリ
ウム二水和物、0.6mlの水、30.0mgの(3
S,6S)−3−ベンジル−6−((3−R,S)−
2,3−ジヒドロインドール−3−イルメチル)−2,
5−ピペラジンジオン、4.0mlのメタノール−メチ
レンクロリド(1:1, v/v)、105.3mgの
30%過酸化水素水を2.0mlのメタノールに溶かし
て使用し、室温下1時間攪拌を続けた。後処理後、得ら
れた粗生成物を、クロロホルム−メタノール−29%ア
ンモニア水(46:2:0.2,v/v)を溶出溶媒と
して、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィ
ーを行い、20.7mg(66.2%)の(3S,6
S)−3−ベンジル−6−(1−ヒドロキシインドール
−3−イルメチル)−2,5−ピペラジンジオンを得
た。
−ヒドロキシインドール−3−イルメチル)−3−イソ
ブチル−2,5−ピペラジンジオンの合成 一般合成法に於て、10.7mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、0.9mlの水、48.7mgの(3
S,6S)−6−((3−R,S)−2,3−ジヒドロ
インドール−3−イルメチル)−3−イソブチル−2,
5−ピペラジンジオン、8.0mlのメタノール−メチ
レンクロリド(5:3,v/v)、184.6mgの3
0%過酸化水素水を1.0mlのメタノールに溶かして
使用し、室温下1時間攪拌を続けた。後処理後、得られ
た粗生成物を、クロロホルム−メタノール−29%アン
モニア水(46:5:0.5,v/v)を溶出溶媒とし
て、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィー
を行い、32.3mg(63.4%)の(3S,6S)
−6−(1−ヒドロキシインドール−3−イルメチル)
−3−イソブチル−2,5−ピペラジンジオンを得た。
セチルトリプタミンの合成 一般合成法に於て、66.4mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、2.0mlの水、205.2mgのN
b−アセチル−2,3−ジヒドロトリプタミン、20.
0mlのメタノール、1.03mlの30%過酸化水素
水をそのまま使用して、室温下(22℃)60分間攪拌
を続けた。後処理後得られた粗生成物を、メチレンクロ
リド−メタノール(95:5,v/v)を溶出溶媒とし
て、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィー
を繰り返し行い精製して、121.5mg(55%)の
1−ヒドロキシ−Nb−アセチルトリプタミンを得た。
ロ−Nb−トリフルオロアセチルトリプタミンの合成 一般合成法に於て、12.9mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、0.5mlの水、51.8mgの2,
3−ジヒドロ−6−ニトロ−Nb−トリフルオロアセチ
ルトリプタミン、4.0mlのメタノール、193.8
mgの30%過酸化水素水を1.0mlのメタノールに
溶かして使用し、室温下(22℃)7時間攪拌を続け
た。後処理後酢酸エチルエステルで抽出して得られた粗
生成物を、メチレンクロリド−メタノール(98:2,
v/v)および酢酸エチルエステル−ヘキサン(1:
3,v/v)を溶出溶媒として、シリカゲルを担体とす
るカラムクロマトグラフィーを繰り返し行い精製して、
42.1mg(78%)の1−ヒドロキシ−6−ニトロ
−Nb−トリフルオロアセチルトリプタミンを得た。
キシ−5−メトキシトリプタミンの合成 一般合成法に於て、48.9mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、1.8mlの水、173.4mgのN
b−アセチル−2,3−ジヒドロ−5−メトキシトリプ
タミン、18.0mlのメタノール、1.84mlの3
0%過酸化水素水をそのまま使用し、室温下(22℃)
10分間攪拌を続けた。後処理後得られた粗生成物を、
クロロホルム−メタノール−29%アンモニア水(4
6:2:0.2,v/v)を溶出溶媒として、シリカゲ
ルを担体とするカラムクロマトグラフィーを行い、4
0.2mg(22%)のNb−アセチル−1−ヒドキシ
−5−メトキシトリプタミンを得た。
−メチルベンゼンスルホニル)インドール−3−メタン
アミンの合成 一般合成法に於て、57.4mgのタングステン酸ナト
リウム二水和物、1.7mlの水、265.0mgの
2,3−ジヒドロ−Nb−(4−メチルベンゼンスルホ
ニル)インドール−3−メタンアミン、13.0mlの
メタノール、957.9mgの30%過酸化水素水を
3.0mlのメタノールに溶かして使用し、室温下(2
6℃)30分間攪拌を続けた。後処理後得られた粗生成
物を、メチレンクロリド−メタノール(99:1,v/
v)を溶出溶媒として、シリカゲルを担体とするカラム
クロマトグラフィーを行い、186.9mg(67%)
の1−ヒドロキシ−Nb−(4−メチルベンゼンスルホ
ニル)インドール−3−メタンアミンを得た。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式 【化1】 (式中のAは低級アルキレン基であり、Rは低級アルコ
キシカルボニルアミノ基、アルカノイルアミノ基、ハロ
低級アルカノイルアミノ基、モノ低級アルキルアミノ
基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイルオキシ
基、低級アルコキシカルボニル基、置換基として低級ア
ルキル基を有していてもよいアリールスルホニルアミノ
基または一般式 【化2】 (式中のZはアリール基で置換されていてもよい低級ア
ルキル基である)で表される基であり、Yは水素原子、
ニトロ基または低級アルコキシ基であり、但しRがアセ
チルアミノ基であり、Yが水素原子である場合は、Aは
エチレン基ではなく、Rがメトキシカルボニル基であ
り、Yが水素原子である場合は、Aはメチレン基ではな
い)で表される1−ヒドロキシインドール誘導体および
その薬理学的に許容される塩。 - 【請求項2】一般式 【化3】 (式中のAは低級アルキレン基であり、Rは低級アルコ
キシカルボニルアミノ基、アルカノイルアミノ基、ハロ
低級アルカノイルアミノ基、モノ低級アルキルアミノ
基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイルオキシ
基、低級アルコキシカルボニル基、置換基として低級ア
ルキル基を有していてもよいアリールスルホニルアミノ
基または一般式 【化4】 (式中のZはアリール基で置換されていてもよい低級ア
ルキル基である)で表される基であり、Yは水素原子、
ニトロ基または低級アルコキシ基である)で表される1
−ヒドロキシインドール誘導体およびその薬理学的に許
容される塩を有効成分として含有することを特徴とする
抗血小板剤。
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1994
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