JPH08151239A - 取付金具を備えた合わせガラス - Google Patents

取付金具を備えた合わせガラス

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JPH08151239A
JPH08151239A JP6293341A JP29334194A JPH08151239A JP H08151239 A JPH08151239 A JP H08151239A JP 6293341 A JP6293341 A JP 6293341A JP 29334194 A JP29334194 A JP 29334194A JP H08151239 A JPH08151239 A JP H08151239A
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nut
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Hideo Kono
日出男 光野
Akiyoshi Sakaguchi
昭義 阪口
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合わせガラスに取付金具を固定するに際し、
ロール合わせができるようにして量産性を向上させる。 【構成】 合わせガラスを躯体等に取付ける取付金具1
を、内側ガラス2に形成した穴2aにブッシュ20を介
して嵌着されるフィッティングナット20およびこのフ
ィッティングナット20に内側から螺合する、取付部3
0b、本体部30e、および螺合部30aからなるフィ
ッティングボルト30で構成する。そして上記フィッテ
ィングナット20にはフィッティングボルト30の螺合
時の共廻りを防止する廻り止め穴10dを形成し、フィ
ッティングボルト30には前記取付部30b、本体部3
0e、および螺合部30aの中心軸上を貫いて延びる治
具挿通穴30hを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間膜を介して外側ガ
ラスと内側ガラスとを重合してなる合わせガラスのう
ち、他の部材に対する取付金具を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板に穴を明けボルトとナットで躯
体等へ取付けるDPG(Dot Point Glaz
ing)工法で用いる合わせガラスはフィッティングナ
ットとフィッティングボルトから成る取付金具を備えて
いる。この取付金具の従来例を図4〜図6に示す。
【0003】図4に示す取付金具を備えた合わせガラス
は、外側ガラス101と内側ガラス102間にポリビニ
ルブチラール(PVB)フィルム等の熱可塑性樹脂から
なる中間膜103を挟みロール合わせによって接合して
合わせガラス100を製作し、この合わせガラス100
の内側ガラス102に穴102aを設け、この穴102
aに樹脂スペーサ105を嵌め込み、一方外側ガラス1
01にも穴101aを形成し、この穴101aに抜け止
め104を介して樹脂スペーサ105を貫通するフィッ
ティングボルト106の頭部106aを保持し、このフ
ィッティングボルト106に室内側からフィッティング
ナット107を螺合している。
【0004】図5に示す取付金具を備えた合わせガラス
は、ロール合わせによって製作した合せガラスの外側ガ
ラス101に大径穴109を設け、この大径穴109に
フィッティングボルト106の頭部106aをシール材
110を介して入れ、軸部106bを内側ガラス102
を貫通させ、このフィッティングボルト106に室内側
からフィッティングナット107を螺合している。
【0005】図6に示す取付金具を備えた合わせガラス
は、内側ガラス102にフィッティングボルト106の
頭部106aを保持する穴102aを形成し、この穴1
02aに抜け止め111を介してフィッティングボルト
106の頭部106aを保持し、このフィッティングボ
ルト106のネジ部にフィッティングナット107を螺
合している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例には次のような課題がある。図4及び図5に示
した合わせガラスにあっては、いずれもロール合わせに
よって合せガラスを製作するため、ロール合わせの際に
取付金具の一部がガラスから突出していないことが条件
になる。その結果、合せガラスを製作した後に外側ガラ
スまたは内側ガラスに深さ寸法を正確に穴加工を施さな
ければならず作業が面倒であり、樹脂スペーサやボルト
頭部をきれいに収さめ、また締め付け力を一定にするた
めに、穴部分の中間膜を刳り貫く作業が必要となる。
【0007】一方、図6に示した合わせガラスにあって
は、真空バックに入れオートクレーブで加熱する方法で
合せガラスを製作するため、予め取付金具の一部がガラ
スから突出していてもかまわないが、量産性に劣り、且
つボルト周囲に圧力がかからず気泡が抜けにくい。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、外側ガラスと内側ガラスとを中間膜を介して
重合してなる合わせガラスであって取付金具を備えたも
のにおいて、前記取付金具を内側ガラスに形成した穴に
嵌着されるフィッティングナットと、このフィッティン
グナットに内側から螺合するフィッティングボルトにて
構成し、前記フィッティングナットにはフィッティング
ボルト螺合時の共廻りを防止する廻り止め穴を形成し、
前記フィッティングボルトには取付部と前記廻り止め穴
に至る治具挿通穴を形成した。
【0009】ここで、前記治具挿通穴についてはフィッ
ティングボルトの取付部に軸方向に貫通して形成するよ
うにしてもよい。
【0010】
【作用】内側ガラスにフィッティングナットを予め嵌着
しておき、この状態で内側ガラスと外側ガラスとを中間
膜を介してロール合わせにて接合する。そして、合せガ
ラスを製作した後に、前記フィッティングナットにフィ
ッティングボルトを両者の共廻りを防止しながら螺合す
ることで取付金具が完成し、この取付金具を介して合せ
ガラスを躯体等に固定する。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は取付金具の分解斜視図であ
る。本発明に係る合わせガラス取付金具1は、フィッテ
ィングナット10と、ブッシュ20と、前記ナット10
と螺合するフィッティングボルト30と、ガスケット4
0とを備える。
【0012】フィッティングナット10は、耐候性およ
び耐食性に優れるステンレス鋼から作製され、円板部1
0aと、この円板部10aの直径より小さい外径を有し
内径部に雌ねじ10bを形成した、円筒部10cとをそ
れぞれの中心を一致させて一体的に構成し、さらに円板
部10aの中心には後述するフィッティングボルト30
螺合時の共廻りを防止する六角穴(廻り止め穴)10d
を形成する。
【0013】ブッシュ20は、二硫化モリブデン入りナ
イロンから構成された、内側ガラス2を貫通して設ける
フィッティングナット10を支持するためのものであ
り、前記フィッティングナット10の外側形状と合致す
る内側形状を有し、内側ガラス2と外側ガラス3を重合
する前に内側ガラス2の穴2aに嵌め込まれる鍔20a
付きのものである。
【0014】フィッティングボルト30は、耐候性およ
び耐食性に優れるステンレス鋼から作製され、前記雌ね
じ10bと螺合する雄ねじからなる螺合部30aと、躯
体(図示せず)等に固定するための雄ねじからなる取付
部30bと、螺合部30aと取付部30b間にこれらと
同軸上に形成された、その長さ方向の両端に鍔部30
c,30dを一体に形成した本体部30eからなる。前
記鍔部30dはその中心に穴40aを形成したガスケッ
ト40を介して内側ガラス2と当接させるとともに鍔部
30cには円周方向に所定間隔をおいて2つの***30
f,30gを形成する。またフィッティングボルト30
は取付部30b、本体部30e、および螺合部30aの
中心軸上を貫いて延びる治具挿通穴30hを形成してい
る。
【0015】図2は合わせガラスに取付金具を取付ける
手順を説明する断面図であり、固定に際し六角レンチ5
0と締付具60を用いる。六角レンチ50は治具挿通穴
30hより若干小さな直径を有する軸部50aと、この
軸部50aの先端に形成した六角穴10dと係合可能な
六角柱部分50bと、軸部50aの後端に設けた把持部
50cとからなる。また、締付具60はフィッティング
ボルト30の***30f,30gに対応する突起60
a,60bを一端に形成した、例えばフォーク状のもの
(図示せず)とする。
【0016】先ず内側ガラス2に予め穴明けしこの穴に
ブッシュ20を嵌め込み、このブッシュ20を介してフ
ィッティングナット10を内側ガラス2に取り付け、外
側ガラス3に載せられたポリビニルブチラール(PV
B)フィルム等の中間膜4の上に内側ガラス2をロール
合わせによって重合する(図2(a)参照)。
【0017】次に、フィッティングナット10にフィッ
ティングボルト30を螺合する。その際、治具挿通穴3
0hを介して六角レンチ50の軸部50aを挿入し、そ
の先端の六角柱部分50bをフィッティングナット10
の六角穴10dに係合させてフィッティングボルト30
の回動に伴うフィッティングナット10の共回りを阻止
するようにする(図2(b)参照)。
【0018】その後、締付具60に形成した突起60
a,60bをフィッティングボルト30の***30f,
30gに係合させ、六角柱部分50bを六角穴10dに
係合させたまま締付具60を回動させることでフィッテ
ィングボルト30を締め付け固定する(図2(c)参
照)。
【0019】図3は合わせガラスに取付金具を取付けた
状態を示す断面図であり、図2における締め付け完了
後、取付けに使用した六角レンチと締付具を取付金具か
ら取り外した状態を示している。このような構成とする
ことで、この取付金具(取付部30b)を介して合せガ
ラスを躯体等に固定することができるようになる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は外側ガラスと内側ガラスとを中間膜を
介して重合してなる合わせガラスであって取付金具を備
えたものにおいて、前記取付金具は内側ガラスに形成し
た穴に嵌着されるフィッティングナットと、このフィッ
ティングナットに内側から螺合するフィッティングボル
トから成り、前記フィッティングナットにはフィッティ
ングボルト螺合時の共廻りを防止する廻り止め穴が形成
され、前記フィッティングボルトには取付部と前記廻り
止め穴に至る治具挿通穴が形成されているため、取付金
具を構成するフィッティングナットがガラスから突出せ
ずロール合わせが可能となり、合わせガラス製作後に穴
明け加工や穴部分の中間膜を刳り貫くが不要となる。よ
って、量産が可能となり、またボルト頭部が外部へ露出
せず漏水のおそれがなくなる。
【0021】請求項2は治具挿通穴をフィッティングボ
ルトの取付部の軸方向に貫通して形成したため、この穴
を介して治具を廻り止め穴に係合することでフィッティ
ングボルト締め付けに伴うフィッティングナットの共回
りが防止されボルトの締め付けを容易・確実に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付金具の分解斜視図
【図2】合わせガラスに取付金具を取付ける手順を説明
する断面図
【図3】合わせガラスに取付金具を取付けた状態を示す
断面図
【図4】従来の取付金具を備えた合わせガラスの断面図
【図5】従来の取付金具を備えた合わせガラスの断面図
【図6】従来の取付金具を備えた合わせガラスの断面図
【符号の説明】
1…合わせガラス取付金具、2…内側ガラス、3…外側
ガラス、4…中間膜、10a…円板部、10b…雌ね
じ、10c…円筒部、10d…六角穴(廻り止め穴)、
20…ブッシュ、20a…鍔、30…フィッティングボ
ルト、30a…螺合部、30b…取付部、30c,30
d…鍔部、30e…本体部、30f,30g…***、3
0h…治具挿通穴、40…ガスケト、40a…穴、50
…六角レンチ、50a…軸部、50b…六角柱部分、5
0c…把持部、60…締付具、60a,60b…突起。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側ガラスと内側ガラスとを中間膜を介
    して重合してなる合わせガラスであって取付金具を備え
    たものにおいて、前記取付金具は内側ガラスに形成した
    穴に嵌着されるフィッティングナットと、このフィッテ
    ィングナットに内側から螺合するフィッティングボルト
    から成り、前記フィッティングナットにはフィッティン
    グボルト螺合時の共廻りを防止する廻り止め穴が形成さ
    れ、前記フィッティングボルトには取付部と前記廻り止
    め穴に至る治具挿通穴が形成されていることを特徴とす
    る取付金具を備えた合わせガラス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の取付金具を備えた合わ
    せガラスにおいて、前記治具挿通穴はフィッティングボ
    ルトの取付部を軸方向に貫通して形成されていることを
    特徴とする取付金具を備えた合わせガラス。
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