JPH08149035A - カード型無線通信装置 - Google Patents

カード型無線通信装置

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JPH08149035A
JPH08149035A JP6308094A JP30809494A JPH08149035A JP H08149035 A JPH08149035 A JP H08149035A JP 6308094 A JP6308094 A JP 6308094A JP 30809494 A JP30809494 A JP 30809494A JP H08149035 A JPH08149035 A JP H08149035A
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JP
Japan
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wireless communication
information terminal
communication device
card
data
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Application number
JP6308094A
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English (en)
Inventor
Shigeru Imura
滋 井村
Hidekazu Watanabe
秀和 渡辺
Izumi Hatakeyama
泉 畠山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信回線と接続できない情報端末に、なんら
の変更も加えずに、無線によるデータ通信機能を付加す
る。 【構成】 液晶ディスプレイ11とタッチパネル12や
キーボード13とを備え、かつ、通信回線との接続機能
を備えていない、情報端末10のPCMCIA型拡張ス
ロット102に挿入が可能なように、カード型無線通信
装置30Cを形成して、情報端末とのハードおよびソフ
トのインターフェイスと、アンテナ31および無線送受
信回路40とを搭載すると共に、所定の無線通信ネット
ワークの認証モジュール39を装着するための認証モジ
ュール装着部311を、拡張スロットに挿入したとき、
少なくとも部分的に隠蔽されるような位置に設けること
により、所定の無線通信ネットワークを通じて、情報の
授受を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通信回線との接続が
できない情報端末に好適な、カード型無線通信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人用の情報機器としては、電子
手帳が普及しているが、これから発展した、PDA(Pe
rsonal Digital Assist )と呼ばれる携帯情報端末装置
も知られている。
【0003】このPDAは、入力および制御用のキーボ
ードやタッチパネルを備え、スケジュール管理、電話帳
の機能に加えて、キーボードないしはペンなどによるメ
ッセージの作成と、その保存の機能を有する。また、モ
デム機能を搭載することにより、電話回線を通じて、フ
ァクシミリなどのデータ通信が可能なものもできてい
る。
【0004】一方、例えばGSM(Global System for
Mobile communication)システムのような、デジタル携
帯電話システムが、使用場所の自由度が高いことから、
ビジネスなどでの利用が拡大している。このような携帯
電話は、UHF帯の無線回線を介して、最寄りの基地局
と接続され、比較的広範囲の移動が可能である。そし
て、携帯電話では、音声信号がデジタル処理されて、時
間軸とデータ量を圧縮されて伝送される。
【0005】まず、図8〜図10を参照しながら、この
発明が適用される、携帯情報端末および携帯電話システ
ムについて説明する。
【0006】図8に示すように、携帯電話システムで
は、それぞれ異なる地域に設置された基地局1a,1b
間が基地局リンク2と通じて接続されると共に、このリ
ンク2を通じて、一般の電話局3とも回線設定が可能な
ように接続される。
【0007】10a,10b,10pは前述のようなP
DAであって、それぞれモデム機能が搭載され、PDA
10pは、有線リンク4を通じて、電話局3に接続され
る。また、30a,30bは携帯電話であって、それぞ
れ無線リンク5a,5bを通じて、基地局1a,1bに
接続可能とされると共に、それぞれモデムリンク6a,
6bを通じて、PDA10a,10bが接続される。更
に、無線リンク5mを通じて、車載端末7と基地局1b
とが接続可能とされる。
【0008】そして、39a,39bは、GSMシステ
ムの個々の加入者に交付される認証モジュール(Subscr
iber Identify Module、以下SIMと略称する)であっ
て、CPUを内蔵するICカードとして構成され、加入
者が利用できるネットワークなどの契約状況や暗証番号
(Personal Identify Number)などが記憶してある。ま
た、この認証モジュールでは、通信の暗号化や電話帳機
能が提供される。
【0009】加入者が、GSMシステムの端末、例え
ば、携帯電話30aにSIM39aを挿入して、暗証番
号を入力すると、SIM39a内で暗証番号が検証され
る。出先などで、別のGSM端末を使用する場合は、そ
の端末が、挿入されたSIMの内容に従って、基地局に
ロケーション・アップデイトを行う。
【0010】図9に示すように、PDA10は、マン・
マシン・インターフェイスとして、液晶ディスプレイ1
1を備えると共に、このディスプレイ11に重ねて、タ
ッチパネル12が装着され、手書き入力や、ディスプレ
イ11に表示されるメニューを選択することができる。
また、キーボード13による入力も可能である。
【0011】そして、PDA10では、通常、住所録の
ような形式で、個人名、住所、電話番号などを登録する
ことができると共に、これをディスプレイ11上に表示
して相手先の電話番号を検索することもできる。
【0012】図9に示すように、PDA10のデータ処
理系20は、CPU21と、その基本的プログラム(Op
erating System)などの処理プログラムが格納されたR
OM22と、RAM23を含んで構成され、時間管理用
のタイマ24と共に、バス25を通じて接続される。こ
の実施例では、RAM23の一部の領域が、電池のバッ
クアップにより、不揮発性とされ、この不揮発性領域
に、前述のような、使用者のスケジュールや電話帳など
のデータが記憶されると共に、RAM23のその余の領
域はワークエリアとして使用される。
【0013】バス25には、インターフェイス(I/
F)26を通じて、タッチパネル12やキーボード13
が接続されると共に、インターフェイス27を通じて、
液晶ディスプレイ11が接続されて、手書きやキー操作
によるデータ入力および制御がなされると共に、CPU
21で処理されたデータなどの結果がディスプレイ11
上に表示される。
【0014】また、バス25にはPCMCIAインター
フェイス28が接続されて、メモリや任意のアプリケー
ションが搭載されたICカードを所定のスロットに挿入
することにより、PDA10の機能を拡張することがで
きる。ちなみに、「PCMCIA(Personal Computer
Memory Card InternationalAssociation )」は、パー
ソナル・コンピュータなどに用いられるICカードの規
格であって、基本的な接続のためのピン配置、信号線、
制御命令などが定められており、PDAで採用したもの
も多くなっている。
【0015】なお、図9から明らかなように、このPD
A10には、モデム機能は搭載されていないので、電話
回線に直接に接続することはできない。
【0016】図10に示すように、携帯電話30は、無
線送受信用のアンテナ31、受話器(スピーカ)32お
よび送話器(マイクロホン)33、ダイヤルキーなどの
操作キー34および液晶ディスプレイ35を備えると共
に、無線送受信回路40、受信信号処理系50および送
信信号処理系60と、制御系70とを備える。
【0017】アンテナ31からの受信信号が、送受信回
路40のRF増幅器41を通じて、混合回路42に供給
され、PLL43の出力と混合されて中間周波数(I
F)信号に変換される。なお、PLL43には、例え
ば、935〜960MHzの受信帯域内と、890〜9
15MHzの送信帯域内との、チャンネル設定用の制御
信号が制御系70から供給される。混合回路42からの
IF信号は、いずれも図示を省略するが、増幅器を通じ
て検波回路に供給され、例えば、直交検波されて、ベー
スバンドに変換される。
【0018】無線送受信回路40において、ベースバン
ドに変換された信号は、受信信号処理系50のA−D変
換器51を通じて、データ復調回路(DEM)52に供
給される。この復調回路52の出力はデータと音声とが
多重化されており、音声デコーダ(VC−DEC)53
とデータデコーダ(DT−DEC)54とに共通に供給
される。
【0019】音声デコーダ53では音声変換処理が施さ
れて、その出力は、D−A変換器55を通じて、スピー
カ32に供給される。また、データデコーダ54ではデ
ータに復号処理が施されて、その出力は制御系70に供
給され、CPU71で処理されると共に、使用者に対す
るデータなどが、ディスプレイ35上に表示される。
【0020】一方、マイクロホン33からの音声信号
が、送信信号処理系60のA−D変換器61を通じて、
音声エンコーダ(VC−ENC)62に供給され、音声
データ化されて、データ変調回路(MOD)63に供給
されると共に、制御系70からのデータが、データエン
コーダ(DT−ENC)64を通じて、データ変調回路
63に供給され、このデータ変調回路63のベースバン
ドデジタル信号が、D−A変換器65を通じて、ベース
バンドアナログ信号に変換されて、無線送受信回路40
に供給される。
【0021】無線送受信回路40においては、ベースバ
ンドアナログ信号が、図示を省略した変調回路におい
て、例えば、直交変調により、適宜周波数の搬送波信号
に変換される。この搬送波信号は、混合回路44に供給
され、PLL43の出力と混合されて、所定チャンネル
の高周波信号に変換され、出力増幅器45を通じて、ア
ンテナ31から放射される。
【0022】制御系70は、CPU71と、処理プログ
ラムが格納されたROM72と、ワークエリアとしての
RAM73を含んで構成され、時間管理用のタイマ74
と共に、バス75を通じて接続される。
【0023】この実施例では、RAM73の一部の領域
が、電池のバックアップにより、不揮発性とされ、この
不揮発性領域に、使用者が設定したデータが記憶される
と共に、RAM73のその余の領域はワークエリアとし
て使用される。
【0024】バス75には、インターフェイス76を通
じて、キーボード34と液晶ディスプレイ35とが接続
されて、キー操作によるデータ入力および制御がなされ
ると共に、CPU71で処理されたデータなどの結果が
ディスプレイ35上に表示される。また、バス75に
は、インターフェイス77を通じて、PDA10が接続
されると共に、携帯電話がGSM方式のデジタルセルラ
ーフォンである場合は、SIM39が接続される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前出図9に
示すような、PDA10には、モデム機能が搭載されて
いないので、電話回線に直接に接続することはできな
い。また、モデム機能が搭載されていても、前出図8に
示したPDA10pのように、有線リンク4pで接続さ
れる場合は、使用場所が制約されて使い勝手がよくな
い。
【0026】一方、前出図8に示すように、モデム機能
が搭載されているPDA10a,10bは、それぞれモ
デムリンク6a,6bを通じて、携帯電話30a,30
bに接続することにより、無線リンク5a,5bなどを
通じて、例えば、ネットワークのデータ回線を利用する
ことができて、データ転送が可能となり、上述のような
不具合は解消される。
【0027】また、携帯電話自体は、音声通話を主目的
とするため、データ転送の面から見れば、マン・マシン
・インターフェイスに関わる部分が不十分ではあるもの
の、PDAを併用することにより、マン・マシン・イン
ターフェイスの不具合も解消される。
【0028】しかしながら、携帯電話には複数のシステ
ムが存在するため、特定のシステムに対応する通信装置
をPDAに内蔵しても、サービスエリアなどの違いによ
り、使用上の制約が多くなってしまう。また、PDAの
構造に変更を加えることが必要になるという問題が生ず
る。
【0029】かかる点に鑑み、この発明の目的は、通信
回線と接続できない情報端末に、なんらの変更を加える
ことなく、無線によるデータ通信機能を付加することが
できる、カード型無線通信装置を提供するところにあ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明によるカード型無線通信装置は、後述の実
施例の参照符号を対応させると、情報の入力操作手段1
2,13および表示手段11を備え、かつ、通信回線と
の接続手段を備えていない、情報端末10の所定の拡張
スロット102に挿入可能に形成したカード型無線通信
装置30Cであって、情報端末とのインターフェイス手
段と、アンテナ31および無線送受信回路40とを備
え、所定の無線通信ネットワークを通じて情報端末の情
報の授受ができるようにしたものである。
【0031】
【作用】かかる構成によれば、通信回線との接続ができ
ない情報端末が、それ自体をなんら変更することなく、
その拡張スロットに挿入された無線通信装置に装着され
た加入者認証モジュールに対応する、無線通信ネットワ
ークを通じて、外部との情報の授受が可能とされる。
【0032】
【実施例】以下、図1〜図7を参照しながら、この発明
によるカード型無線通信装置の一実施例について説明す
る。
【0033】まず、この発明の一実施例の機械的構成を
図1および図2に示す。図1において、300は通信カ
ードの筐体であって、その一方の端部301が凸状に形
成されて、前述の携帯電話と概ね同様の通信回路(後出
図3参照)が内蔵されると共に、筐体300の他端部3
02は、平板状に形成されて、図2に示すように、PD
A10の筐体側面101の拡張スロット102に挿入す
ることができる。そして、平板状部302の端面303
には、PCMCIA準拠のコネクタ304が配設され
る。
【0034】通信カードの筐体300の凸状部301の
側面305には、アンテナ31が取り付けられる。この
実施例では、アンテナ31の基部31bが回動自在に構
成され、アンテナ31が使用される時は、例えば、バネ
(図示は省略)の弾力によって、実線で示すように、筐
体300の平板状部302に垂直な起立状態とされる。
また、アンテナ31が使用されない時には、図1に破線
で示すように、筐体300の長手方向の側縁306に形
成されたアンテナ保持部307に係合されて、側縁30
6に平行な倒伏状態とされる。
【0035】この倒伏状態では、図2に示すように、通
信カードの筐体の平板状部302をPDAの筐体側面1
01の拡張スロット102に挿入しようとしても、PD
Aの筐体側面101にアンテナ31の先端31tが当接
して、拡張スロット102に挿入することができない。
【0036】また、筐体300の凸状部301の端面3
08に、音声信号の入出力用のイヤホンマイク(図示は
省略)を接続するためのジャック36が設けられる。
【0037】そして、この実施例では、筐体300の平
板状部302に、SIM39を装着するための開口31
1が設けられる。この開口311は、SIM39より僅
かに大きく形成されて、その長縁に1対の張出し部(タ
ブ)312が設けられる。
【0038】図2に示すように、筐体300の平板状部
302内の印刷配線板313には、複数の弾性接触片3
14が設けられ、この接触片314により、SIM39
と印刷配線板313とが電気的に接続されると共に、S
IM39がタブ312に当接するように支持される。
【0039】また、この実施例では、通信カード30C
をPDA10の筐体側面101の拡張スロット102に
挿入したときに、このスロット102内に全体が隠蔽さ
れるように、開口311の位置が設定されており、通信
カード30Cの運用中、誤ってSIM39を脱落させ、
あるいは、破損させるることを防止している。
【0040】次に、この発明の一実施例の電気的構成を
図3に示す。この図3において、前出図10に対応する
部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0041】図3においては、前出図10にに示すよう
な、従来の携帯電話30のスピーカおよびマイクロホン
に代えて、音声入出力のために、外部のイヤホンマイク
(図示は省略)を接続するためのジャック36が設けら
れ、その一方の端子36sに増幅器55の出力側が接続
されると共に、他方の端子36mには増幅器61の入力
側が接続される。
【0042】また、この実施例の通信カード30Cは、
前述のようなPDA10と接続して動作することを前提
としているため、マン・マシン・インターフェイスであ
る、キーボードおよびディスプレイと、そのためのI/
Fとを備えていない。更に、この実施例では、前述のよ
うに、SIM39を通信カード30Cに装着するので、
PDA10側には、なんらの変更を加える必要がない。
その余の構成は前出図10と同様である。
【0043】上述のような通信カード30CがPDA1
0の拡張スロット102に直接に挿入されると、前出図
8に示したような、例えば、モデムリンク6aで接続さ
れたPDA10aおよび携帯電話30aと同様に、無線
リンク5aを通じて、例えば、ネットワークのデータ回
線を利用することができて、他の携帯電話などの端末と
のデータ通信が可能となる。
【0044】また、通信カード30Cには、PDA10
とのハードおよびソフトのインターフェイスが搭載され
るので、PDA側にはなんらの変更を加える必要がな
く、ソフトのインターフェイスを交換することにより、
OSが異なるPDAにも対応することができる。
【0045】次に、図4をも参照しながら、この発明の
一実施例のスタートアップ処理(準備動作)について説
明する。
【0046】図1に示すような通信カード30CをPD
A10の拡張スロットに装着して動作させる場合、PD
A10に搭載されているOSと、通信カード30Cに搭
載されている通信用プログラムとをソフトウェア的に接
続するインターフェイス、いわゆる、ドライバが必要で
あり、この実施例では、PDA側のOSに対応したドラ
イバが、通信用プログラムと共に、カード30C側のR
OM72に格納されている。
【0047】通信カード30CがPDA10の拡張スロ
ットに挿入されて、電源が投入されると、まず、ステッ
プ201において、PDA10のCPU21は、PCM
CIA準拠の通信カード30Cが装着されたことを認識
して、上述のような通信プログラムなどを通信カード3
0Cから読み込む。
【0048】次のステップ202では、通信カード30
Cに装着されたSIM39の内容に従い、前出図8に示
すような、GSMの基地局に対して、無線リンクを通じ
て、ロケーションアップデートを行う。これにより、特
定のSIM39の所在が基地局に登録されて、通信開始
の準備が完了する。
【0049】そして、PDAのディスプレイに暗証番号
入力要求を表示して(ステップ203)、使用者によ
る、暗証番号入力を待ち(ステップ204)、暗証番号
が入力されると、ステップ205に進んで、正しい暗証
番号であるかどうかがチェックされる。入力された暗証
番号が正しい場合は、ステップ206に進み、PDAの
ディスプレイに通信可能の表示がなされて、スタートア
ップ処理が終了する。
【0050】一方、ステップ205で、入力された暗証
番号が正しくないと判断された場合には、ステップ20
7に移行して、暗証番号の入力が3回連続エラーである
かどうかがチェックされ、3回連続エラーでなければ、
ステップ202に戻って、上述のような処理が繰り返さ
れる。
【0051】もし、暗証番号の入力が3回連続してエラ
ーとなったときは、ステップ208に進んで、SIM3
9が閉鎖されると共に、その旨がPDAのディスプレイ
に表示されて、スタートアップ処理が終了する。なお、
SIM39が閉鎖されると、爾後、GSMネットワーク
を通じて、いかなるサービスも受けることができなくな
る。
【0052】次に、図5をも参照しながら、この発明の
一実施例のデータ通信処理について説明する。前述のよ
うにして、図4のスタートアップ処理が終了すると、デ
ータ通信処理が開始される。
【0053】まず、ステップ211において、例えば、
FAX通信ソフトウェアのような、通信プログラムが起
動されて、使用者による、データ入力待ちの状態となり
(ステップ212)、データが入力されると、ステップ
213,114に進んで、PDA側の電話帳と、SIM
39側の電話帳とが検索される。
【0054】次のステップ215では、これらの検索が
成功したかどうかチェックされ、検索成功の場合は、ス
テップ216に進んで、電話番号を含む検索内容がPD
Aのディスプレイに表示されて、使用者による、選択操
作待ちの状態となり(ステップ217)、インデックス
番号の入力、もしくはタッチペンなどにより、特定の電
話番号が選択されると、ステップ218に進み、選択さ
れた相手方に入力データが送信されて、データ通信処理
が終了する。
【0055】一方、ステップ215で、検索が成功しな
かった場合には、ステップ221に移行して、検索の不
首尾がPDAのディスプレイに表示され、マニュアルで
の電話番号入力待ちの状態となり(ステップ222)、
電話番号が入力されると、ステップ218に進んで、入
力データが送信されて、終了する。また、所定時間内に
電話番号の入力がない場合は、そのままで終了する。
【0056】この実施例では、上述のデータ通信処理に
おいて、使用者の選択に応じて、図6に示すような入力
画面11T、もしくは、図7に示すような出力画面11
RがPDA10のディスプレイ11上に表示される。
【0057】図6の入力画面11Tには、複数の記入欄
111〜115と、複数の制御機能領域120〜125
が設定されており、図7の出力画面11Rには、記入欄
117,118と、複数の制御機能領域120,126
〜129が設定されている。また、各記入欄111〜1
15;117,118にそれぞれ隣接して、欄外の内容
をスクロール表示するための操作領域131〜135;
137,138が配設される。
【0058】これらの記入欄、制御機能領域および操作
領域は、ディスプレイ11に重ねて装着されているタッ
チパネル12により、あるいは、キーボード13によ
り、それぞれ選択することができる。
【0059】図6の入力画面11T上においては、使用
者のタッチ操作などにより、宛先欄111、参考配布欄
112、発信者欄113、ヘッダ欄114および本文欄
115が順次に選択される。
【0060】最初の宛先欄111には、データなどを配
信したい相手先、例えば“Alpha”,“Bravo”,“Char
lie”の3カ所が記入され、次の参考配布欄112に
は、データなどの存在を知らせておく必要がある相手
先、例えば“Delta ”,“Echo”が記入される。上述の
宛先欄111または参考配布欄112が選択された場合
は、“D List”領域125が使用可能となって、この
“D List”領域125に触れることにより、前述の電話
帳検索の結果が、サブメニュー116として、入力画面
11Tの一部に表示される。そして、使用者が、サブメ
ニュー116のインデックス番号、または、電話番号を
選択することにより、所望の電話番号が宛先欄111ま
たは参考配布欄112に記入される。
【0061】一方、マニュアルでの電話番号入力の場合
は、宛先欄111または参考配布欄112が選択された
時点で、その欄内にカーソルが表示されて、PDA10
のキーボード13から入力された、例えば、“xxxx xxx
x ”の電話番号が、図示のように、参考配布欄112
に表示される。
【0062】次の発信者欄113には、発信者、例え
ば、“Foxtrot ”が記入されるが、入力画面11Tの選
択時点で、予め設定してあるPDA所有者名を自動的に
記入することもできる。
【0063】そして、ヘッダ欄114には、本文の見出
しなどが記入され、本文欄115には、キーボードまた
は手書きによる本文が記入される。この本文の後に、別
途に用意されているデータをリンクする場合は、例え
ば、タッチパネル12の“Data”領域121に触れて、
表示されるデータファイルを選択することにより、デー
タリンクが行われる。また、音声データをリンクする場
合も、“Voice ”領域121に触れることにより、同様
に行われる。
【0064】入力した内容を全てキャンセルしたい場合
は、“Clear ”領域123に触れることにより、入力画
面11Tが初期化される。全ての入力内容に誤りがない
ことが確認されたときは、“Send”領域124に触れる
ことにより、入力データがネットワーク側に転送され
て、データ通信処理が終了し、入力画面11Tから、通
常のPDAの画面に戻る場合は、“Quit”領域120に
触れることにより、全ての操作が終了する。
【0065】一方、使用者により、図7の出力画面11
Rが選択されて、かつ、データが受信されていた場合
は、この出力画面11Rの発信者欄117に、図示のよ
うな受信リストが表示されると共に、“>>”で示される
カーソルにより選択された発信者、例えば、“Foxtrot
”からのFAX通信によるデータが、図示のように、
本文欄118内に表示される。
【0066】また、受信されているデータファイルを見
たい場合は、“Ind.”領域126に触れることにより、
発信者欄117内にヘッダが表示される。更に、発信者
欄117のリスト中、他の受信データを見たい場合は、
“Next”領域127または“Prev”領域128に触れる
ことにより、発信者欄117内でカーソルが上下に移動
して、例えば、“Killo ”や“Juliet”からの受信デー
タが本文欄118内に表示される。
【0067】なお、PDA10にプリンタが接続されて
いる場合は、“Print ”領域129に触れることによ
り、本文欄118内に表示中の内容が印刷される。そし
て、この出力画面11Rから、通常のPDAの画面に戻
る場合は、上述と同様に、“Quit”領域120に触れる
ことにより、全ての操作が終了する。
【0068】上述の実施例では、デジタル携帯電話シス
テムがGSM方式である場合について説明したが、通信
カード30Cのハードや通信プロトコルを変更すること
により、例えば、PDC(Personal Digital Cellular
)方式や北米方式のような、GSM方式以外のデジタ
ル電話方式にも対応することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、情報の入力操作手段および表示手段を備え、かつ、
通信回線との接続機能を備えていない、情報端末の所定
の拡張スロットに挿入が可能なように、カード型無線通
信装置を形成して、情報端末とのハードおよびソフトの
インターフェイス手段と、アンテナおよび無線送受信回
路とを搭載することにより、情報端末自体になんらの変
更を加えることなく、無線通信ネットワークを通じての
情報の授受を可能とすると共に、マンマシン・インター
フェイスが共通化されてコストが低減された、カード型
無線通信装置が得られる。
【0070】また、無線通信ネットワークが所定の加入
者認証モジュールを必要とする場合は、この認証モジュ
ールを装着するための認証モジュール装着部を、拡張ス
ロットに挿入したとき、少なくとも部分的に隠蔽される
ような位置に設けることにより、運用中の認証モジュー
ルの脱落や破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカード型無線通信装置の一実施
例の機械的構成を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例の要部の構成を示す断面図
である。
【図3】この発明の一実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】この発明の一実施例の動作を説明するための流
れ図である。
【図5】この発明の一実施例の他の動作を説明するため
の流れ図である。
【図6】この発明の一実施例の動作を説明するための平
面図である。
【図7】この発明の一実施例の他の動作を説明するため
の平面図である。
【図8】この発明を説明するための概念図である。
【図9】この発明を説明するためのブロック図である。
【図10】この発明を説明するためのブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 携帯情報端末(PDA) 11 液晶ディスプレイ 12 タッチパネル 20 データ処理系 21 CPU 28 PCMCIAインターフェイス 30 携帯電話(デジタルセルラーフォン) 30C 通信カード 31 アンテナ 36 イヤホンマイク・ジャック 39 加入者認証モジュール(SIM) 40 無線送受信回路 102 拡張スロット(PCMCIA準拠) 200 スタートアップ・ルーチン 210 データ通信ルーチン 300 通信カード筐体 311 認証モジュール装着開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の入力操作手段および表示手段を備
    え、かつ、通信回線との接続手段を備えていない、情報
    端末の所定の拡張スロットに挿入可能に形成したカード
    型無線通信装置であって、 上記情報端末とのインターフェイス手段と、 アンテナおよび無線送受信回路とを備え、 所定の無線通信ネットワークを通じて上記情報端末の情
    報の授受ができるようにしたカード型無線通信装置。
  2. 【請求項2】上記所定の無線通信ネットワークの認証モ
    ジュールを装着するための認証モジュール装着部を設け
    た請求項1に記載のカード型無線通信装置。
  3. 【請求項3】上記情報端末の上記拡張スロットに挿入さ
    れたとき、この拡張スロット内に少なくとも部分的に隠
    蔽される位置に上記認証モジュール装着部が設けられる
    請求項2に記載のカード型無線通信装置。
  4. 【請求項4】上記アンテナが使用時に起立状態とされ、
    非使用時には倒伏状態とされると共に、この倒伏状態の
    上記アンテナによって上記情報端末の上記拡張スロット
    への挿入が阻止される請求項1に記載のカード型無線通
    信装置。
  5. 【請求項5】音声信号の入出力のための接続手段が設け
    られた請求項1に記載のカード型無線通信装置。
  6. 【請求項6】上記インターフェイス手段が上記情報端末
    に搭載された基本的プログラムに対応するプログラムを
    含む請求項1に記載のカード型無線通信装置。
  7. 【請求項7】上記認証モジュールに搭載された電話帳な
    どの情報が上記インターフェイス手段を通じて上記情報
    端末側で利用可能とされる請求項6に記載のカード型無
    線通信装置。
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