JPH08146768A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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Publication number
JPH08146768A
JPH08146768A JP29095494A JP29095494A JPH08146768A JP H08146768 A JPH08146768 A JP H08146768A JP 29095494 A JP29095494 A JP 29095494A JP 29095494 A JP29095494 A JP 29095494A JP H08146768 A JPH08146768 A JP H08146768A
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JP
Japan
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developer
carrying force
sleeve
developing roller
toner
Prior art date
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Application number
JP29095494A
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English (en)
Inventor
Jitsuo Masuda
実男 増田
Kanjirou Okamoto
完志郎 岡本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ローラによる現像剤の搬送力を適正に保
つ。 【構成】 現像ローラ32の近傍に圧力センサ45を配
置する。現像剤は現像ローラ32のスリーブ32bの回
転によって感光体7の静電潜像に搬送される。圧力セン
サ45はその表面に加わる現像剤の圧力変化を検知す
る。圧力センサ45による検知圧力が低いときは現像剤
の搬送力が低下していると判断して、搬送力制御手段6
0によってスリーブ32bの回転速度を上昇させる。現
像剤の搬送量が多くなる。圧力センサ45による検知圧
力が高いときはスリーブ32bの回転速度を低下させ
る。現像剤の搬送量が少なくなって、画像濃度が安定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やレーザープリ
ンタ等の電子写真方式の画像形成装置において、感光体
表面に形成された静電潜像を2成分現像剤により可視化
を行う現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やレーザープリンタ等の画
像形成装置において、感光体の静電潜像の現像を行うも
のとして、現像ローラの周囲を囲むスリーブを回転させ
て、スリーブ表面に磁気ブラシを形成し、この磁気ブラ
シを静電潜像に摺接する現像装置が普及している。そし
て、近年、画像形成装置にあっては、その高速化が図ら
れているが、例えばコピースピードが40(枚/分)と
いうような高速機種に、コピースピードが30(枚/
分)というような従来の機種に用いていた現像装置をそ
のまま使用しようとすると、現像ローラのスリーブの回
転数(回転速度)が一定に定められており、磁気ブラシ
の有する画質特性が一定とされてしまうことから、例え
ばベタ黒や文字の多い原稿画像にあっては、かすれが生
じてしまったり、反面ハーフトーンを有する原稿画像に
あっては濃度変化の再現性が低下するという問題を有し
ている。
【0003】これに対して、原稿画像に応じてコントラ
ストを高めたり、あるいは逆にハーフトーンの再現性を
高めることにより、良好な画像を得ることを目的とし
て、特開平1−233467号公報では、マグネットロ
ール周囲に回転自在に設けられた磁気ブラシを支持する
スリーブと、このスリーブを異なる回転数で回転させる
駆動装置とを具備した現像装置が開示されている。この
現像装置では、オペレータが複写機本体に設けられた操
作ボタンを操作することにより、スリーブの回転数が高
速回転(300回/分)と低速回転(200回/分)と
に切換自在とされており、通常は高速回転に設定され、
ベタ黒や文字の多い原稿の場合は高速回転でコピーを行
う。そして、原稿が写真等のハーフトーンの場合は、操
作ボタンによりスリーブの回転数を低速回転に切換えて
コピーを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャリ
アおよびトナーからなる2成分現像剤を用いた現像装置
では、通常コピー枚数が進むにつれて、画像濃度が低下
したり、カブリが上昇する等の画質劣化が生じる。これ
らの原因の多くは、現像剤の劣化やトナー濃度の変化に
起因するところが非常に多い。また、現像剤の劣化だけ
でなく、現像剤を感光体表面の静電潜像に搬送するとい
う現像システムに起因するところも多い。そのため、特
開平1−233467号公報の現像装置では、原稿に応
じてマグネットロールのスリーブの回転数を切換えてい
るだけなので、現像剤の劣化等による画像濃度の低下を
防止することができず、現像性能を一定に保つことがで
きないといった問題がある。
【0005】また、従来の他の現像装置においては、透
過率センサ等で現像剤のトナー濃度を検知し、常に現像
剤のトナー濃度が一定になるよう制御することによっ
て、画質劣化を防止するものもあるが、現像剤を適正量
常に安定した状態で感光体の静電潜像に搬送できなかっ
た場合は、画像濃度の変化を引き起こしてしまう。つま
り、現像剤のトナー濃度を一定に保っていても、マグネ
ットロール自身による現像剤の搬送力が変化することに
より画像濃度の変化等の不具合が引き起こされてしま
い、このような変化に対して、何ら対応する手段が取ら
れないまま現在に至っている。
【0006】本発明は、上記に鑑み、現像ローラによる
現像剤の搬送力を適正に保って画像濃度を安定させる現
像装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、現像槽30に、回転自在に支持され
た現像ローラ32と、該現像ローラ32上の現像剤の穂
立ちを規制するドクター35とが内装されており、現像
ローラ32の回転によって感光体7の表面に形成された
静電潜像へ搬送される現像剤の搬送力を検知する搬送力
検知手段(圧力センサ)45と、該搬送力検知手段45
の検知結果に基づいて現像剤の搬送力を一定にする搬送
力制御手段60とが設けられたものである。この搬送力
制御手段60は現像ローラ32の回転速度の制御を行
う。
【0008】そして、現像剤の搬送力を正確に検知する
ために、搬送力検知手段45を現像ローラ近傍のドクタ
ー35よりも現像剤搬送方向上流側に配置し、画質に影
響を与えないために、現像剤の搬送力制御を現像時以外
に行う。
【0009】また、現像剤のトナー濃度を一定に保つト
ナー濃度制御手段61を備え、トナー濃度の制御を現像
剤の搬送力制御時以外に行う。
【0010】
【作用】上記課題解決手段において、搬送力検知手段4
5が現像ローラ32の回転により感光体7の静電潜像に
搬送される現像剤を検知する。このとき、搬送力検知手
段45はドクター35よりも現像剤搬送方向上流側で現
像剤を検知するので、現像剤の搬送力が正確に検知され
る。そして、その検知結果に基づいて現像剤の搬送力が
適正でないと判断すると、搬送力制御手段60によって
現像ローラ32の回転速度が制御されて現像剤の搬送力
が一定に保たれる。このように、現像時以外のときに搬
送力制御を行うので、画質に影響を与えることなく画像
濃度が安定する。
【0011】また、搬送力制御時以外のときに現像剤の
トナー濃度を検知し、トナー濃度制御手段61により現
像剤のトナー濃度が一定に保たれて、さらなる安定した
画像濃度が得られる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例における複写機は、図2の
如く、複写機本体1の上部に設けられた原稿載置台2
と、ランプ3、レンズ4およびミラー5からなる露光装
置6と、静電潜像が形成され図示しない駆動装置により
回転駆動される感光体7と、感光体表面を均一に帯電さ
せるメインチャージャ8と、感光体表面の静電潜像にト
ナーを付着させて現像を行う現像装置9と、感光体表面
のトナー像を用紙に転写する転写チャージャ10と、ト
ナー像が転写された用紙を感光体表面から剥離させる剥
離チャージャ11と、感光体表面をきれいにするクリー
ニング装置12と、感光体表面の静電荷を除電する除電
装置13と、給紙カセット14から感光体7側へ用紙を
導く給紙装置15と、感光体表面から剥離された用紙を
搬送する搬送ベルト16と、搬送ベルト16からの用紙
を上下2本の加熱ローラ17,18により加圧および加
熱してトナーを定着させる定着装置19と、用紙を排紙
トレイ20に送り出す排紙ローラ21とから構成されて
いる。なお、22は露光装置6からの反射光が照射され
る露光部である。そして、電源スイッチをオンして定着
装置19の加熱ローラ17,18が十分な温度に達する
と複写可能となる。
【0013】現像装置9は、図1の如く、キャリアおよ
びトナーからなる2成分現像剤が収容された現像槽30
と、現像槽30にトナーを補給するトナー補給部31と
を備え、現像槽30に、回転自在に支持された現像ロー
ラ32と、現像剤を撹拌する回転自在な一対の撹拌ロー
ラ33,34と、現像ローラ32上の現像剤の穂立ちを
規制するドクター35と、現像剤のトナー濃度を検知す
るトナー濃度検知センサ36とが内装されている。な
お、37は現像剤を外部に排出する排出口、38は排出
口37を開閉するシャッタである。
【0014】トナー補給部31は、現像槽30の上部に
装着されたトナーホッパ40と、現像槽30に連通する
トナーホッパ40のトナー補給口41に配されたトナー
補給ローラ42とからなり、このトナー補給ローラ42
はトナー濃度検知センサ36により現像剤のトナー濃度
の低下を検知したとき、後述する制御部からの信号によ
り図示しないトナーモータ等からなる駆動装置を介して
駆動される。
【0015】そして、トナー濃度検知センサ36は、現
像剤の透磁率を電圧に変換して出力する透磁率センサと
され、現像槽30の槽壁に撹拌ローラ34に対向して固
着されている。このトナー濃度検知センサ40は、現像
槽30内のトナーの消費量が増えてトナー濃度が低下す
ると、その出力電圧が上昇する特性を有している。
【0016】現像ローラ32は、感光体7に対向して配
され、現像槽30に固着され現像剤を磁気的に吸着して
磁気ブラシを形成する複数の磁石からなるマグネット体
32aと、これに回転自在に遊嵌された円筒状のスリー
ブ32bとからなり、スリーブ32bは後述する制御部
からの信号によりDCサーボモータ等からなる駆動装置
(図示せず)を介して多段階に駆動される。
【0017】ドクター35は、例えばアルミニウムの押
し出し成型品やステンレス鋼からなり、現像ローラ32
の上方に、スリーブ表面から約0.5mmの間隔を保っ
て現像槽30に固着されている。
【0018】そして、この現像装置9には、現像ローラ
32のスリーブ32bの回転によって感光体表面に形成
された静電潜像へ搬送される現像剤の搬送力を検知する
搬送力検知手段が設けられている。この搬送力検知手段
は、圧力センサ45とされており、ドクター35よりも
現像剤搬送方向上流側に配置され、スリーブ表面に対し
てドクター35とスリーブ表面との間隔(約0.5m
m)よりも広くて5mm以内の間隔で現像槽30に取付
けられている。この圧力センサ45は、現像剤の劣化や
流動性の変化によるスリーブ表面における単位面積当た
りの現像剤の移動量(搬送量)の変化、すなわち圧力セ
ンサ45の検知面に加わる搬送中の現像剤の圧力変化を
検知し、それを電圧変換して出力するもので、圧力セン
サ45に加わる圧力が高くなると出力電圧が低下し、圧
力センサ45に加わる圧力が低くなると出力電圧が上昇
する特性を有している。なお、圧力センサ45とスリー
ブ表面との間隔は近ければ近い程よいが、近すぎると圧
力センサ45が現像剤の流れを阻害することになり、そ
の影響が画像上に現れてしまう。逆に遠すぎると現像剤
の圧力変化が適切に検知できなくなるためであり、実験
の結果このように設定される(好ましくは1.0mm〜
2.5mmの間隔とされる)。
【0019】また、複写機本体1の上面には、コピース
タートスイッチ、コピー枚数およびコピー内容等を設定
するキー入力部と、コピー内容や各部の状況等をLED
の点灯あるいは液晶表示パネルによる絵文字等で表示す
る表示部とからなる操作パネル(図示せず)が設けられ
ており、複写機には、操作パネルのスイッチやキーによ
り設定された内容に基づいて各装置の作動等を総合的に
制御する制御部50を備えている。
【0020】制御部50は、図3の如く、CPU51
と、CPU51からの制御信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換器52と、D/A変換器52により変換さ
れたアナログ信号に基づいてトナーモータ53およびD
Cサーボモータ54等の回転を制御するドライバ回路5
5とから構成されている。CPU51には、使用者が設
定した内容に基づいて各部に制御信号を送って通常のコ
ピーサイクル等を実行する機能を有しており、圧力セン
サ45からの出力信号に基づいて現像ローラ32におけ
る現像剤の搬送力を一定にする搬送力制御手段60と、
トナー濃度検知センサ36からの出力信号に基づいて現
像剤のトナー濃度を一定に保つトナー濃度制御手段61
とが設けられている。
【0021】搬送力制御手段60は、圧力センサ45に
よる現像剤の搬送力の検知結果により現像ローラ32の
スリーブ32bの回転速度を制御するもので、圧力セン
サ45からの出力電圧が設定された基準値よりも低い場
合は、現像剤の搬送力が強い(搬送量が多い)と判断し
てスリーブ32bの回転速度を低下させ、出力電圧が基
準値よりも高い場合は、現像剤の搬送力が弱い(搬送量
が少ない)と判断してスリーブ32bの回転速度を上昇
させる。
【0022】そして、制御部50では、この搬送力制御
手段60による現像剤の搬送力制御をコピー時以外に行
う、すなわち電源スイッチ投入後の前回転時(予熱期間
中)あるいは図4に示すようにコピースタートスイッチ
がオンされメインモータおよび現像ローラ32のDCサ
ーボモータ54の駆動が開始してからA秒経過後に実施
するように設定されている。また、搬送力制御が終了し
てからB秒後にコピーサイクルをスタートさせるように
なっている。
【0023】トナー濃度制御手段61は、トナー濃度検
知センサ36によるトナー濃度の検知結果によりトナー
補給ローラ42の駆動を制御するもので、トナー濃度検
知センサ36からの出力電圧が基準値よりも高くなった
ときに、現像剤のトナー濃度が低下したと判断して、ト
ナーモータ53によりトナー補給ローラ42を駆動す
る。そして、このトナー濃度制御は、現像剤の搬送力制
御時以外に行う、すなわち図4のようにコピーサイクル
開始から現像ローラ32のスリーブ32bの回転が停止
するまでの間で行うよう設定されている。
【0024】上記の如く構成された複写機において、画
像濃度を安定させるための調整動作を図4のタイミング
チャートおよび図5,6のフローチャートに基づいて説
明する。まず、コピースタートスイッチが押されると、
メインモータが駆動するとともに現像ローラ32のDC
サーボモータ54が駆動して、スリーブ32bが設定速
度で回転する。すると、現像槽30内の現像剤が撹拌ロ
ーラ33,34によって撹拌されるとともに現像ローラ
32側に供給され、スリーブ表面に吸着した現像剤はド
クター35によりその穂立ちが規制されて、スリーブ3
2bの回転により現像ローラ32上を移動する。
【0025】このとき、現像剤が劣化したり、現像ロー
ラ32の現像剤の吸着力が低下する等の状態変化によっ
て、感光体7側へ搬送される現像剤の搬送量が変化する
と、画像濃度が変化して現像不良等が発生する。そこ
で、感光体7側への現像剤の搬送量を適正に保つため
に、現像剤の搬送量を検知する必要があり、圧力センサ
45によってドクター35よりも搬送方向上流側で現像
剤の搬送量の検知を行う。つまり、ドクター35よりも
下流側で感光体7の静電潜像に摺接する前の領域に圧力
センサ45を配置すれば、ドクター35で規制された穂
立ちの邪魔になるため、現像剤の穂立ち不良が発生して
画像に影響を与えるという不具合が生じる。また、感光
体7の静電潜像に摺接した後の領域にあれば、現像後の
現像剤を検知することになり、適切な現像剤の搬送量を
検知することができなくなるためである。
【0026】そして、圧力センサ45は搬送される現像
剤の搬送量、すなわちセンサ表面に加わる現像剤の圧力
を電圧変換して、その出力電圧を制御部50に連続的に
送信するが、例えば電源スイッチ投入直後の予熱期間中
や現像ローラ32の起動直後では、現像剤の流れが不安
定であるため、正確な現像剤の圧力変化の情報を得るこ
とができなくなることから、制御部50では現像ローラ
32が起動してからA秒間待機し、この間は圧力センサ
45からの出力信号を読み込まないようになっている。
【0027】その後A秒経過すると、制御部50のCP
U51は圧力センサ45から送られてくる出力電圧を読
み込み、その出力電圧と設定された基準値とを比較す
る。そして、この出力電圧が基準値よりも高いときは、
現像剤の搬送力が弱いと判断してスリーブ32bの回転
速度を上昇させていく。すると、スリーブ32bにより
搬送される現像剤の搬送量が増え、圧力センサ45の出
力電圧が低下していき、圧力センサ45からの出力電圧
が基準値に達すると、スリーブ32bの回転速度の上昇
を停止して回転速度の設定を終了する。スリーブ32b
はこの時点での回転速度が保持され、以後この回転速度
によりコピーが実施される。
【0028】一方、圧力センサ45からの出力電圧が基
準値よりも低いときは、現像剤の搬送力が強いと判断し
てスリーブ32bの回転速度を低下させていき、搬送さ
れる現像剤の搬送量が減少して圧力センサ45の出力電
圧が低下していく。そして、出力電圧が基準値に達する
と、スリーブ32bの回転速度の低下を止め、以後この
時点での回転速度でスリーブ32bが回転する。
【0029】その後B秒経過すると、制御部50のCP
U51はスリーブ32bの回転速度の設定が終了したと
判断し、使用者が操作パネルにより設定した内容に基づ
いてコピープロセスが開始される。このとき、現像ロー
ラ32のスリーブ32bは、次のコピースタートスイッ
チが押されるまで、設定された回転速度により駆動す
る。
【0030】そして、コピープロセスが始まると、制御
部50のCPU51はトナー濃度検知センサ36からの
出力電圧を読み込んで、現像剤のトナー濃度制御を行
う。このとき、トナー濃度検知センサ36からの出力電
圧が基準値よりも高いかあるいは低いかの判断を行い、
出力電圧が高い場合は、現像剤のトナー濃度が低下して
いると判断してトナーモータ53を駆動させる。する
と、トナー補給ローラ42が回転し、トナーホッパ40
内のトナーがトナー補給口41から現像槽30内に補給
される。その後、トナー濃度検知センサ36からの出力
電圧が基準値に達すると、現像剤のトナー濃度が適正に
なったと判断してトナーモータ53の駆動を停止させ、
トナー補給ローラ42の回転が止まってトナー補給が終
了する。そして、このトナー濃度制御は、コピープロセ
スが終了してメインモータおよび現像ローラ32のスリ
ーブ32bの回転が停止されるまで繰り返し行われる。
なお、トナー濃度検知センサ36からの出力電圧が基準
値よりも低い場合は、トナーモータを53を駆動させな
いようになっている。
【0031】このように、現像ローラ32のスリーブ3
2bにより搬送される現像剤の圧力変化を検知し、その
検知結果に基づいてスリーブ32bの回転速度を制御す
るので、現像剤の搬送力が常に適正に保たれる。したが
って、現像剤が劣化しても、スリーブ32bの回転速度
を可変して現像剤の搬送力が高められ、常に一定量の現
像剤が感光体表面の静電潜像に搬送されるので、画像濃
度が安定し、カブリ等の現像不良の発生が抑えられ、安
定した画質を得ることができる。
【0032】そして、コピースタートスイッチが押され
てからコピーが開始されるまでの間に、現像ローラ32
のスリーブ32bの回転後少し遅延させてからスリーブ
32bの回転速度制御を行うので、現像剤の流れが安定
した状態で正確な搬送力の変化を検知することができ
る。すなわち、コピー中にスリーブ32bの回転速度を
可変させると、当然現像剤の搬送力が変わる変曲点が存
在し、一時的に現像剤の流れが不安定になり、画質変化
につながってしまうが、コピー中以外にスリーブ32b
の回転速度制御を行うことにより、コピー中は安定した
画像濃度が得られて画質変化等の現像不良は発生しな
い。
【0033】また、圧力センサ45をドクター35より
も現像剤の搬送方向上流側に配置しているので、適切な
現像剤の圧力変化を検知することができ、スリーブ表面
の現像剤の穂立ちに悪影響を与えることはない。しか
も、圧力センサ45はスリーブ表面に対して、スリーブ
32bとドクター35との間隔より広く5mm以内の位
置に配置されているので、現像剤の流れを阻害すること
はなく、画像上にも不具合を与えない。したがって、現
像剤の圧力変化の適切な情報が得られるので、確実なス
リーブ32bの回転速度制御を行え、画質濃度を安定さ
せることができる。
【0034】さらに、現像剤の流れが不安定のときに行
われるスリーブ32bの回転速度制御時以外のコピー中
に、現像剤のトナー濃度を制御するので、安定したトナ
ー濃度が得られ、さらなる画像濃度の安定が図られる。
【0035】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、本
実施例では、現像ローラ32のスリーブ32bの回転速
度を制御して現像剤の搬送力を一定にしたが、現像ロー
ラ32に印加するバイアス電圧を制御して、マグネット
体32aの磁力を可変することにより現像剤の搬送力を
一定にしてもよい。また、撹拌ローラ33,34の回転
速度を制御して現像ローラ32側への現像剤の搬送量を
調整してもよい。
【0036】そして、現像剤の搬送力検知手段として圧
力センサ45を使用して、現像剤の圧力変化により現像
剤の移動量を検知したが、超音波等による流量センサに
よって現像剤の移動量を直接検知してもよい。
【0037】さらに、現像剤の搬送力制御をコピースタ
ートスイッチがオンされてからコピープロセス開始まで
の間に行ったが、電源スイッチ投入後の予熱期間中、あ
るいはコピープロセス終了後に行ってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、現像ローラにより搬送される現像剤の搬送力を
検知し、その検知結果に基づいて現像ローラの回転速度
を制御して現像剤の搬送力を一定にすることができるの
で、現像剤が劣化しても、現像剤の搬送力が常に適正に
保たれる。したがって、常に一定量の現像剤が感光体表
面の静電潜像に搬送されるので、画像濃度が安定し、カ
ブリ等の現像不良の発生が抑えられ、良好な画質を得る
ことができる。さらに、現像剤が劣化しても良好な画質
が得られることにより、現像剤を長く使用することが可
能となり、現像剤の交換頻度が減り、省資源を達成でき
る。
【0039】そして、現像時以外のときに現像剤の搬送
力制御を行うので、現像中は安定した画像濃度が得ら
れ、画質変化等の現像不良は発生しない。しかも、搬送
力検知手段をドクターよりも現像剤の搬送方向上流側に
配置しているので、適切な現像剤の搬送力変化を検知す
ることができ、ドクターによる現像ローラ表面の現像剤
の穂立ちに悪影響を与えることはない。そのため、確実
な現像剤の搬送力制御を行え、画質濃度を安定させるこ
とができる。
【0040】また、現像剤の流れが不安定となる現像剤
の搬送力制御時以外のときに、現像剤のトナー濃度を制
御するので、安定したトナー濃度が得られ、さらなる画
像濃度の安定化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における現像装置の構成図
【図2】複写機の全体構成図
【図3】制御部のブロック図
【図4】画像濃度の調整動作を示すタイミングチャート
【図5】現像剤の搬送力制御のフローチャート
【図6】トナー濃度制御のフローチャート
【符号の説明】
7 感光体 30 現像槽 32 現像ローラ 35 ドクター 45 圧力センサ 60 搬送力制御手段 61 トナー濃度制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/09 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像槽に、回転自在に支持された現像ロ
    ーラと、該現像ローラ上の現像剤の穂立ちを規制するド
    クターとが内装された現像装置において、前記現像ロー
    ラの回転によって感光体の表面に形成された静電潜像へ
    搬送される現像剤の搬送力を検知する搬送力検知手段
    と、該搬送力検知手段の検知結果に基づいて現像剤の搬
    送力を一定にする搬送力制御手段とが設けられたことを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 搬送力制御手段は現像ローラの回転速度
    を制御することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 搬送力制御手段による現像剤の搬送力制
    御を現像時以外に行うことを特徴とする請求項1または
    2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 搬送力検知手段が現像ローラ近傍のドク
    ターよりも現像剤搬送方向上流側に配置されたことを特
    徴とする請求項1,2または3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤のトナー濃度を一定に保つトナー
    濃度制御手段を備え、トナー濃度の制御を現像剤の搬送
    力制御時以外に行うことを特徴とする請求項3記載の現
    像装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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