JPH08146072A - 高絶縁型漏れ電流検出装置 - Google Patents

高絶縁型漏れ電流検出装置

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JPH08146072A
JPH08146072A JP6292659A JP29265994A JPH08146072A JP H08146072 A JPH08146072 A JP H08146072A JP 6292659 A JP6292659 A JP 6292659A JP 29265994 A JP29265994 A JP 29265994A JP H08146072 A JPH08146072 A JP H08146072A
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light emitting
light
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JP6292659A
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Hideto Oki
秀人 大木
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号的な高絶縁化だけでなく電源から見た高
絶縁化を行うことができ、また検出センサを構成する能
動素子などの部品の点数を削減して長期的、環境的に見
て信頼性を向上させることができるとともに、小型化を
容易に実現することができ、さらに精度よく漏れ電流を
検出することができる高絶縁型漏れ電流検出装置を提供
する。 【構成】 アレスタの非直線抵抗素子の劣化や構造部品
の絶縁劣化に起因する漏れ電流を検出する漏れ電流検出
用CT11の出力端に発光ダイオード14を接続し、発
光ダイオード14に直流バイアス電流を与える太陽電池
22を接続し、太陽電池22に光を与える発光ダイオー
ド20を設け、発光ダイオード14に直流バイアス電流
に漏れ電流検出用CT11の2次出力を重畳して流す。
発光ダイオード14の光出力を光ファイバ3を通して受
光素子24まで導き、受光素子24の出力から交流分と
直流分を分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、受変電設備に設けら
れるアレスタやガス絶縁開閉装置における絶縁スペーサ
等の絶縁劣化に伴う漏れ電流を検出して表示、警報等を
行うための高絶縁型漏れ電流検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の絶縁型漏れ電流検出装置の
一例を示す。この絶縁型漏れ電流検出装置は、図3に示
すように、例えば受変電設備に設けられたアレスタ51
の漏れ電流を検出する検出センサ52と、検出センサ5
2の出力を伝送する光ファイバ53と、光ファイバ53
を通して伝送された光信号に基づいて漏れ電流の大きさ
等の判定を行う判定装置54とで構成されている。
【0003】検出センサ52は、アレスタ51と直列に
設けられてアレスタ51の漏れ電流を検出する漏れ電流
検出用CT55と、漏れ電流検出用CT55の2次電流
を増幅して電圧信号に変換する絶縁アンプ56と、絶縁
アンプ56の出力電圧を増幅するバッファアンプ57
と、バッファアンプ57の出力電圧の瞬時値の変化を周
波数偏位に変換する電圧/周波数変換器(V/F)58
と、電圧/周波数変換器58の出力電圧を光信号に変換
する電気/光変換器(E/O)59とで構成され、電気
/光変換器59の出力の光信号は光ファイバ53へ送ら
れる。
【0004】判定装置54は、光ファイバ53の出力の
光信号を電圧に変換する光/電気変換器(O/E)60
と、光/電気変換器60の出力電圧の周波数偏位を瞬時
値の変化に変換する周波数/電圧変換器(F/V)61
と、周波数/電圧変換器61の出力電圧に対して各種ア
ナログ処理またはデジタル処理を行い、警報出力や表示
出力を行う信号判定回路62とで構成されている。
【0005】上記の判定装置54の電源は、AC100
Vの商用電源から供給し、検出センサ52の電源は、A
C100Vの商用電源から供給するか、または判定装置
54の2次直流電源(例えば、DC±15V)から供給
する。なお、AC100Vの商用電源から供給する場合
には、検出センサ52の内部に、AC100Vの電圧を
例えば±15Vの直流電圧に変換する回路を内蔵してい
る。判定装置54についても、図示はしていないが、A
C100Vの電圧を所望の直流電圧に変換する回路を内
蔵している。
【0006】以上のような構成の絶縁型漏れ電流検出装
置において、アレスタ51の漏れ電流が流れると、漏れ
電流検出用CT55の2次側にも電流が流れることにな
る。この漏れ電流検出用CT55の2次電流が絶縁アン
プ56、バッファアンプ57および電圧/周波数変換器
58を介して電気/光変換器59に伝達され、電気/光
変換器59で光信号に変換された後光ファイバ53を通
して光/電気変換器60へ送られ、光/電気変換器60
から周波数/電圧変換器61を介して信号判定回路62
へ送られる。信号判定回路62では、アナログ処理また
はデジタル処理を行う等して入力信号レベルをしきい値
と比較して警報出力を発生して報知器を鳴動させるか、
もしくは漏れ電流値を表示器(図示せず)に表示させ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
絶縁型漏れ電流検出装置は、検出センサ52の電源が判
定装置54からのメタルケーブルによる供給(例えば、
±15Vの低圧直流電源)またはDC100V,AC1
00Vなどのメタルケーブルによる供給であるため、信
号系は光化されて絶縁されているものの、電源から見で
高絶縁化がなされていなかった。
【0008】また、検出センサ52は、絶縁アンプ5
6、バッファアンプ57やその他多くの能動素子から構
成されていて、それらは不良の原因を招き、長期的、環
境的に見て、信頼性を損ねていた。また、多くの部品点
数と絶縁の確保のため、小型化が容易でなかった。さら
に、検出センサ52は、微少電流での誤差を小さくする
ため、漏れ電流検出用CT55の巻数が数百ないし数千
ターンとしており、検出電流が非常に小さく、逆にノイ
ズ分が大きくS/Nが悪い信号を能動素子で増幅するた
め、誤差が大きく、精度よく漏れ電流を検出することが
困難であった。
【0009】この発明の目的は、電源から見た高絶縁化
も行うことができる高絶縁型漏れ電流検出装置を提供す
ることである。この発明の他の目的は、検出センサを構
成する能動素子などの部品の点数を削減して長期的、環
境的に見て信頼性を向上させることができるとともに、
小型化を容易に実現することができる高絶縁型漏れ電流
検出装置を提供することである。
【0010】この発明のさらに他の目的は、単純回路構
成で精度よく漏れ電流を検出することができる高絶縁型
漏れ電流検出装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の高絶縁型
漏れ電流検出装置は、アレスタの非直線抵抗素子の劣化
や構造部品の絶縁劣化に起因する漏れ電流を検出する漏
れ電流検出用CTを設け、漏れ電流検出用CTの出力端
に発光ダイオードを接続し、発光ダイオードに直流バイ
アス電流を与える太陽電池を設け、太陽電池に光を与え
る光源を設け、発光ダイオードの光を導出する第1の光
ファイバを設け、第1の光ファイバの導出光を検出する
第1の検出手段を設け、第1の検出手段の出力から交流
分と直流分を分離する交直分離手段を設けている。
【0012】請求項2記載の高絶縁型漏れ電流検出装置
は、請求項1記載の高絶縁型漏れ電流検出装置におい
て、光源の光を導出する第2の光ファイバを付設し、第
2の光ファイバの導出光を検出する第2の検出手段を設
けている。
【0013】
【作用】請求項1記載の構成によれば、不良を招く確率
の高い能動素子を使用せず、漏れ電流検出用CTの2次
電流(微少検出信号)を直接発光ダイオードに与えると
ともに、光源からの光が照射される太陽電池の出力を発
光ダイオードに直流バイアス電流として与え、発光ダイ
オードから出力される光信号を第1の光ファイバで第1
の検出手段まで導く。このとき、漏れ電流検出用CTか
ら発光ダイオードまでの系はインピーダンスが十分に低
い状態となり、直流バイアス電流に応じてた光量を中心
として漏れ電流の波形の周期的変化に応じて光量が後段
の回路で検出可能な程度に十分に変化することになる。
そして、第1の検出手段の出力信号を交流分と直流分と
に分離する。交流分は漏れ電流に相当し、直流分は直流
バイアス電流に相当し、両者の比から漏れ電流の大きさ
がわかる。この際、光源と太陽電池とは光結合している
のみであり、発光ダイオードへ直流バイアス電流を流す
ための回路は電源から見て電気的に絶縁される。
【0014】請求項2記載の構成によれば、光源の光量
を第2の光ファイバを通して第2の検出手段で検出で
き、第1の検出手段の出力信号の直流分とともにその値
を監視することにより、太陽電池、発光ダイオード、光
源への入力電源等の異常を検出することができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照しな
がら説明する。図1にこの発明の一実施例の高絶縁型漏
れ電流検出装置の構成を示す。この高絶縁型漏れ電流検
出装置は、図1に示すように、例えば受変電設備に設け
られたアレスタ1の漏れ電流を検出する検出センサ2
と、検出センサ2の出力を伝送する光ファイバ3と、光
ファイバ3を通して伝送された光信号に基づいて漏れ電
流の大きさの判定等を行う判定装置4と、検出センサ2
へ給電するフロート電源5と、フロート電源5と判定装
置4とを結ぶ光ファイバ6で構成されている。
【0016】検出センサ2は、アレスタ1に一次側を直
列接続した漏れ電流検出用CT11の2次電流iAをサ
ージ保護用ダイオード13B,直流カット用のコンデン
サ12および逆電圧保護用のダイオード13を介して光
伝送用の発光ダイオード14に供給し、漏れ電流検出用
CT11の2次電流の周期的変化に応じて発光ダイオー
ド14の光出力を変化させるようにしている。発光ダイ
オード14には、フロート電源5から平滑用のコンデン
サ15,電流制限用の抵抗16およびダイオード13を
介して既知の直流バイアス電流iBを流し、発光ダイオ
ード14のインピーダンスを下げて漏れ電流検出用CT
11から発光ダイオード14までの回路系のインピーダ
ンスを十分に低くしている。上記直流バイアス電流iB
は、コンデンサ12で遮断されて漏れ電流検出用CT1
1へ流れ込むことはない。
【0017】この結果、発光ダイオード14は、直流バ
イアス電流iBの値に応じた光量を中心として、漏れ電
流検出用CT11の2次電流iAの周期的変化(商用周
波数)に応じて光量が商用周波数で変化することにな
る。この際、発光ダイオード14のインピーダンスは直
流バイアス電流により十分に低くなっているので、微少
な漏れ電流検出用CT11の2次電流の変化に対して光
量を後段の回路で十分に検出可能な程度に変化させるこ
とができ、光ファイバ3を通して判定装置4までノイズ
の少ない微少交流波形を伝送することができる。
【0018】図2(a)は漏れ電流検出用CT11の2
次電流iAを示し、同図(b)はフロート電源5から供
給される直流バイアス電流iBを示し、同図(c)は発
光ダイオード14に流入する電流(iA+iB)を示し
ている。つぎに、フロート電源5は、整流ブリッジ17
により入力電源(P,N)が交流および直流のどちらで
もよい構成とし、整流ブリッジ17の整流出力を電流制
限抵抗18および逆電圧保護用のダイオード19を介し
て光源用の多数の発光ダイオード20および光伝送用の
例えば1個の発光ダイオード21の直並列回路に対して
供給し、発光ダイオード20および発光ダイオード21
をそれぞれ発光させ、多数の発光ダイオード20の光出
力を太陽電池22に照射して太陽電池22を発電させ、
太陽電池22の出力を出力調整用の可変抵抗23を介し
て検出センサ2へ発光ダイオード14の直流バイアス電
流として供給し、また、発光ダイオード21の光出力を
光ファイバ6を通して判定装置4まで伝送するようにし
ている。
【0019】この場合、整流ブリッジ17の通過後に電
流制限抵抗18によって発光ダイオード20および発光
ダイオード21に流す電流値を決定する。この際、発光
ダイオード20および発光ダイオード21の各1個に流
れる電流値が検出センサ2の発光ダイオード14の電流
値と同じになるように、入力電源の電圧値に応じて発光
ダイオード20,21群の並びの構成を変えたものを準
備することにより、DC100V、AC100V、DC
24Vなどの各種の電源に対応することができる。
【0020】なお、太陽電池22の受光部、発光ダイオ
ード20,21の発光部には外部光が入らない構造とし
て、太陽電池22の受光部には、発光ダイオード20の
出力光しか入らず、光ファイバ6には発光ダイオード2
1の出力光しか入らないようにして、外部光の影響を受
けないようにしている。検出センサ2側の発光ダイオー
ド14の発光部についても同様であり、光ファイバ3に
は発光ダイオード14の出力光しか入射しないようにし
ている。
【0021】つぎに、判定装置4は、検出センサ2の発
光ダイオード14から光ファイバ3を通して伝送された
光信号を第1の検出手段であるホトダイオード等の受光
素子24で検出するとともに、フロート電源5の発光ダ
イオード21から光ファイバ6を通して伝送された光信
号を第2の検出手段であるホトダイオード等の受光素子
25で検出するようにしている。
【0022】受光素子24の出力信号は、以下に示す交
直分離手段で直流バイアス電流に対応する直流分と漏れ
電流に対応する交流分とに分けられる。まず、受光素子
24の出力信号のうちの交流分は、バッファ26で増幅
された後、直流遮断用のコンデンサ27を通してゲイン
アンプ28で既知のゲインで増幅され、例えばカットオ
フ周波数300Hzのローパスフィルタ(LPF)29
を通して絶対値回路30に加えられ、絶対値回路30で
全波整流された後平滑用のコンデンサ31で平滑直流化
されてA/D変換器32へ供給される。このA/D変換
器32への入力は、漏れ電流に相当する値となる。
【0023】一方、受光素子24の出力信号のうちの直
流分は、バッファ33で増幅された後、例えばカットオ
フ周波数1Hzのローパスフィルタ34を通ることでノ
イズが除去され、その後平滑用のコンデンサ35で平滑
されてA/D変換器32へ供給される。このA/D変換
器32への入力は、直流バイアス電流に相当する値とな
る。
【0024】以上の受光素子24の後段のバッファ2
6,33からローパスフィルタ29,34までの回路が
交直分離手段を構成している。また、受光素子25の出
力信号は、フロート電源5の発光ダイオード21の光信
号を受光するが、フロート電源5への入力電源(ACま
たはDC)の違いにより、発光ダイオード21の光信号
は全波整流信号または直流信号の何れかとなり、受光素
子25の出力信号も、全波整流信号または直流信号の何
れかとなる。何れにしても、受光素子25の出力信号
は、バッファ36で増幅された後、例えばカットオフ周
波数1Hzのローパスフィルタ37を通ることでノイズ
が除去され、その後平滑用のコンデンサ38で平滑さ
れ、安定した直流電圧となってA/D変換器32へ供給
される。このA/D変換器32への入力は、発光ダイオ
ード21の光信号レベルに相当する値となる。
【0025】A/D変換器32では、上記3種の入力が
それぞれアナログ/デジタル変換されてデジタル信号と
なった後、バス39を通してCPU40ないしメモリ4
1へ送られ、各種処理が行われ、その処理結果が、バス
39を通しパネルインターフェース42を介して操作・
表示パネル43へ送られ、例えば漏れ電流の値を表示す
る。なお、警報を発する場合もある。
【0026】既知の電流iBおよび、A/D変換器32
から得られる電流iAに対応するデジタル値と電流iB
に対応するデジタル値との比に基づいて、アレスタ1に
実際に流れる漏れ電流の値に換算して表示することがで
きる。漏れ電流の値を所定のしきい値と比較すること
で、警報を発することもできる。また、上記2種の直流
入力を監視することで、各種不良の発生を検出すること
ができる。例えば、太陽電池22もしくは発光ダイオー
ド14の不良は電流iCがあり、電流iBがないことを
検出することで検出できる。また、フロート電源5への
入力電源の不良は、電流iCの値で管理が可能である。
【0027】この実施例の高絶縁型漏れ電流検出装置に
よれば、検出センサ2には発光ダイオード14以外には
不良を招く確率の高い能動素子を使用せず、微少な漏れ
電流検出用CT11の2次電流を直接発光ダイオード1
4に与え、発光ダイオード14から出力される光信号を
第1の光ファイバ3で受光素子24まで導いているの
で、検出センサ2を構成する能動素子などの部品の点数
を削減して長期的、環境的に見て信頼性を向上させるこ
とができるとともに、小型化を容易に実現することがで
きる。
【0028】また、光源である発光ダイオード20の光
を太陽電池22に照射し、太陽電池22の出力を発光ダ
イオード14に供給するようにしているので、発光ダイ
オード20と太陽電池22との間が電気的に絶縁される
ことになり、電源から見たときの検出センサ2の絶縁も
行うことができる。さらに、発光ダイオード14に太陽
電池22から既知の直流バイアス電流を流して発光ダイ
オード14のインピーダンスを低くし、この状態で微少
な漏れ電流検出用CT11の2次電流を重畳させ、この
重畳電流で発光ダイオード14を点灯させる構成である
ので、微少な漏れ電流検出用CT11の2次電流の周期
的変化を発光ダイオード14の光信号の変化として取り
出すことができ、第1の検出手段である受光素子24の
出力信号を交流分と直流分とに分離して両信号の比を求
めることから、微少な漏れ電流検出用CT11の2次電
流の周期的変化を精度よく検出することができる。
【0029】また、発光ダイオード20の光を光ファイ
バ6を介して受光素子25で検出する構成であるので、
受光素子24の出力信号の中の直流分と受光素子25の
出力信号とを監視することにより、太陽電池22の劣
化、発光ダイオード14の異常、入力電源異常などを検
出することができ、信頼性を一層高めることができる。
また、判定装置4と検出センサ2を光ファイバ3で完全
に電気的に絶縁でき、信号伝送経路の電気的絶縁も確実
に行える。
【0030】また、検出センサ2への供給電源となるフ
ロート電源5の出力とその入力用の電源(DCまたはA
C)を完全に空間的に絶縁できる。また、検出センサ2
から判定装置4へ光信号で伝送するので、サージノイズ
は全く入らない。また、フロート電源5の光源用の発光
ダイオード20の電流値が把握できるため、入力電源電
圧および温度の影響による発光量の減衰がわかり、検出
センサ2の光信号の直流分の信号と比較することによ
り、故障発生時の部位が限定しやすい。
【0031】なお、発光ダイオード21の光信号を判定
装置4に供給する構成は、フロート電源5を定電流出力
とすれば、特に必要なものではなく、無くてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の高絶縁型漏れ電流検出装
置によれば、発光ダイオード以外には不良を招く確率の
高い能動素子を使用せず、微少な漏れ電流検出用CTの
2次電流を直接発光ダイオードに与え、発光ダイオード
から出力される光信号を第1の光ファイバで第1の検出
手段まで導いているので、検出センサを構成する能動素
子などの部品の点数を削減して長期的、環境的に見て信
頼性を向上させることができるとともに、小型化を容易
に実現することができる。
【0033】また、光源の光を太陽電池に照射し、太陽
電池の出力を発光ダイオードに供給するようにしている
ので、光源と太陽電池との間が電気的に絶縁されること
になり、電源から見た検出センサの絶縁も行うことがで
きる。さらに、発光ダイオードに太陽電池から既知の直
流バイアス電流を流して発光ダイオードのインピーダン
スを低くし、この状態で微少な漏れ電流検出用CTの2
次電流を重畳させ、この重畳電流で発光ダイオードを点
灯させる構成であるので、微少な漏れ電流検出用CTの
2次電流の変化を発光ダイオードの光信号の変化として
取り出すことができ、第1の検出手段の出力信号を交流
分と直流分とに分離して両信号の比を求めることから、
微少な漏れ電流検出用CTの2次電流の変化を精度よく
検出することができる。
【0034】請求項2記載の高絶縁型漏れ電流検出装置
によれば、光源の光を第2の光ファイバを介して第2の
検出手段で検出する構成であるので、第1の検出手段の
出力信号の中の直流分と第2の検出手段の出力信号とを
監視することにより、太陽電池の劣化、発光ダイオード
の異常、入力電源異常などを検出することができ、信頼
性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の高絶縁型漏れ電流検出装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の高絶縁型漏れ電流検出装置の各部の波形
図である。
【図3】従来の高絶縁型漏れ電流検出装置の一例の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アレスタ 2 検出センサ 3 光ファイバ 4 判定装置 5 フロート電源 6 光ファイバ 11 漏れ電流検出用CT 12 コンデンサ 13 ダイオード 14 発光ダイオード 15 コンデンサ 16 抵抗 17 全波整流器 18 抵抗 19 ダイオード 20 発光ダイオード 21 発光ダイオード 22 太陽電池 23 可変抵抗 24 受光素子 25 受光素子 26 バッファ 27 コンデンサ 28 ゲインアンプ 29 ローパスフィルタ 30 絶対値回路 31 コンデンサ 32 A/D変換器 33 バッファ 34 ローパスフィルタ 35 コンデンサ 36 バッファ 37 ローパスフィルタ 38 コンデンサ 39 バス 40 CPU 41 メモリ 42 パネルインターフェース 43 操作・表示パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレスタの非直線抵抗素子の劣化や構造
    部品の絶縁劣化に起因する漏れ電流を検出する漏れ電流
    検出用CTと、前記漏れ電流検出用CTの出力端に接続
    された発光ダイオードと、前記発光ダイオードに直流バ
    イアス電流を与える太陽電池と、前記太陽電池に光を与
    える光源と、前記発光ダイオードの光を導出する第1の
    光ファイバと、前記第1の光ファイバの導出光を検出す
    る第1の検出手段と、前記第1の検出手段の出力から交
    流分と直流分を分離する交直分離手段とを備えた高絶縁
    型漏れ電流検出装置。
  2. 【請求項2】 光源の光を導出する第2の光ファイバ
    と、前記第2の光ファイバの導出光を検出する第2の検
    出手段とを備えた請求項1記載の高絶縁型漏れ電流検出
    装置。
JP6292659A 1994-11-28 1994-11-28 高絶縁型漏れ電流検出装置 Pending JPH08146072A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064534A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Chubu Electric Power Co Inc 地絡故障検出装置
CN103605040A (zh) * 2013-11-04 2014-02-26 国家电网公司 Gis设备内置避雷器交流泄漏电流测试方法
CN111983322A (zh) * 2020-08-24 2020-11-24 天津铁路信号有限责任公司 一种带切换功能的地铁电源屏输出回路绝缘电阻监测电路

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