JPH08145879A - 過酸化水素の定量方法及びその装置 - Google Patents

過酸化水素の定量方法及びその装置

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JPH08145879A
JPH08145879A JP31593494A JP31593494A JPH08145879A JP H08145879 A JPH08145879 A JP H08145879A JP 31593494 A JP31593494 A JP 31593494A JP 31593494 A JP31593494 A JP 31593494A JP H08145879 A JPH08145879 A JP H08145879A
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hydrogen peroxide
cell
sample solution
reflection prism
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Yoshinori Yamaguchi
佳則 山口
Giyoumei Toku
暁鳴 竇
Seizo Uenoyama
晴三 上野山
Masayuki Yagi
雅之 八木
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KDK Corp
Kyoto Daiichi Kagaku KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学的分析手段を用いて、水溶液中の過酸化
水素を簡便に定量分析できるようにする。 【構成】 全反射セル2に試料溶液8を入れ、入射光学
系16から測定光を入射させて全反射させ、全反射吸収
スペクトルを測定する。そのスペクトルの1200〜1
500cm-1及び2600〜3000cm-1に存在する
いずれかの吸収ピーク位置の吸光度を基にして試料溶液
中の過酸化水素の定量を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は市販の過酸化水素水溶液
その他の過酸化水素含有物の品質管理や、酵素反応のよ
うに、化学反応における過酸化水素発生系での過酸化水
素の定量を行なうための方法とそれに用いる装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】水溶液中の過酸化水素を定量する方法と
しては、次のような方法が知られている。 (1)過酸化水素電極を用いる方法: (2)分光光度法(ロイコ型、酸化縮合型)(特開昭5
9−182361号公報参照):代表的な方法として
は、ペルオキシダーゼの存在下で過酸化水素を4−アミ
ノアンチピリンとフェノールとに反応させて発色させ、
その発色した反応溶液の505nmでの吸収を測定す
る。
【0003】(3)螢光法:過酸化水素をホモバニリン
酸と反応させて螢光を生じさせ、その螢光を測定する。 (4)化学発光法:PODなどの触媒の存在下で、過酸
化水素の酸化力を用いて基質(ルミノール、ルシゲニン
など)を励起し、励起状態から基底状態に戻るときに発
生する光を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】水溶液試料中の過酸化
水素を定量する上記の(1)〜(4)の方法には何れも
問題がある。(1)の方法では、過酸化水素電極が親水
膜で被われているため、試料溶液中に共存する還元性物
質の影響を受ける。(2)の分光光度法のうち、ロイコ
型の測定方法では色原体の自然酸化による試薬ブランク
の着色による誤差が生じやすい。また酸化縮合型の測定
方法では還元物質による負誤差を生じやすい。さらに、
1モルの色素の生成に2モルの過酸化水素が必要であ
り、微量成分の定量には向かない。
【0005】(3)の螢光法では、感度が装置の性能に
大きく依存する。そのため温度や混在物質の影響が大き
い。(4)の化学発光法では、アルカリ条件下でないと
十分な発光量を得られないとともに、反応速度が遅く、
再現性に欠ける。またタンパク質が共存すると発光強度
が低下する。本発明は光学的分析手段を用いて、水溶液
中の過酸化水素を簡便に定量分析できるようにすること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では少なくとも1
つの面が全反射プリズムになっているセルに試料溶液を
入れ、その全反射プリズムに赤外域の測定光を入射させ
て全反射させ、その全反射プリズムと試料溶液との界面
で生じる測定光の吸収のうち、1200〜1500cm
-1及び2600〜3000cm-1に存在するいずれかの
吸収ピークの吸光度を測定して過酸化水素を定量する。
【0007】本発明の過酸化水素定量測定装置は、試料
溶液が入る空間を形成する壁面の少なくとも1つがその
試料溶液液の屈折率より大きい屈折率をもつ材質からな
る全反射プリズムとなっている全反射セルと、赤外光源
を含み、全反射プリズムに赤外域の測定光を全反射が起
こる入射角で入射させる入射光学系と、その全反射プリ
ズムからの出射光を受光し、1200〜1500cm-1
及び2600〜3000cm-1に存在する少なくとも1
つの吸収ピークの吸光度を測定する測定光学系とを備え
ている。
【0008】全反射セルの形式としては、試料溶液を入
れるための1つの開口のみを有するセルや、液流入口と
液流出口を有し、試料溶液が流されるフローセルとする
ことができる。入射光学系に含まれる光源は連続した波
長の光を発生する光源であり、入射光学系又は測定光学
系に分光装置を含んでスペクトル測定を行なう。測定光
は1200〜1500cm-1及び2600〜3000c
-1を含む中赤外領域の連続した波長光を含むものであ
り、光源としては蛍光ランプ、キセノンランプ、黒体放
射源などを用いることができる。
【0009】全反射プリズムの材質としては、ZnS
e、Ge、Si、Al23又はMgOなどを用いること
ができる。全反射プリズムのみがそのような材質であっ
てもよく、その全反射プリズムを含む全反射セルの壁面
全体がそのような材質で構成されていてもよい。
【0010】図1は本発明の一態様を概略的に表わした
ものである。全反射セル2の少なくとも1つの面が全反
射プリズム4となっている。その全反射セル2に試料溶
液8を入れ、入射光学系16から全反射プリズム4に対
し全反射が起こる入射角θで測定光を入射させると、測
定光は全反射プリズム4中を全反射しながら透過し、そ
の際全反射プリズム4と試料溶液8との界面で測定光が
試料溶液8側にわずかにしみ出し、測定光の励起エネル
ギーのエバネッセント波の特定波長成分が過酸化水素に
よって吸収される。全反射プリズム4からの出射光を測
定光学系18で分光しその特性波長成分の吸光度を測定
することによって、試料溶液中の過酸化水素の定量を行
なう。
【0011】試料溶液の屈折率をn2とし、全反射プリ
ズムの屈折率をn1(n2<n1)としたとき、全反射が
起こる臨界角θcは、 θc=sin-1(n2/n1) (ただし、0°<θc<90°) により表わされる。入射光学系から全反射プリズムに測
定光を入射させるときの、全反射プリズムと試料混合液
との界面への入射角θは、 θ>θc の条件に設定される。
【0012】全反射プリズムにおける吸収は、吸光度A
で表わすと、 A=N・α・de・loge と表わされる。Nは全反射プリズムにおける全反射回
数、αは試料混合液の吸収係数、deは1回の全反射に
おいて測定光が試料溶液中にしみ出す光路長である。
【0013】本発明の方法は、すでに過酸化水素を含ん
でいる水溶液試料の測定のみでなく、過酸化水素を発生
したり又は分解する酵素反応のような反応系をモニタす
るためにも利用することができる。すなわち、そこでは
種々の酸化酵素と生体成分や代謝成分との特異反応によ
って生成する過酸化水素を本発明の方法により測定す
る。物質(S)あるいは生成物(P)の量を、酵素
(E)を用いて反応させて生成する過酸化水素の量から
測定する場合を次式に示す。
【0014】そのような物質(S)と生成物(P)の組
合せの例としては、グルコース/グルコースオキシダー
ゼ、コレステロール/コレステロールオキシダーゼ、尿
素/ウリカーゼ、ピルビン酸/ビルビン酸オキシダー
ゼ、ヘキソース/ピラノースオキシダーゼなどのオキシ
ダーゼ類などがあげられるが、過酸化水素を産生する酵
素反応であればこの限りではない。
【0015】さらに、過酸化水素と特異的に反応し分解
する酵素を用いて反応させ、過酸化水素を本発明の方法
により測定することにより、減少した過酸化水素量から
酵素活性を測定することもできる。この場合の反応式を
次式に示した。 ここで用いられる酵素はペルオキシダーゼ、カタラーゼ
などの脱水素酵素類などがあげられるが、他の酵素が関
与する反応であっても過酸化水素との共役反応であれば
本発明を適用することができる。
【0016】また、測定物質にペルオキシダーゼ、カタ
ラーゼなど、過酸化水素との反応性を有する化合物をラ
ベル化してから、一定量の過酸化水素と反応させ、過酸
化水素の減少量から測定物質量を推定することもでき
る。例えば抗体の量を測定する場合、ペルオキシダーゼ
でラベル化したanti抗体を反応させ、B/F分離
後、過酸化水素と反応させて、過酸化水素の減少量を算
出する。ラベル化を行なうのは抗原/抗体や、抗体/a
nti−抗体の組合せのうち、どちらか一方でよい。抗
原抗体反応は当業者にはよく知られており、抗原抗体反
応を行なわせる方法を限定するものではない。
【0017】
【実施例】図2は一実施例の測定装置を概略的に表わし
たものである。入射光学系16は測定光を発生する赤外
光源16aとビーム調整光学系16bを含んでいる。ビ
ーム調整光学系16bは光源16aからの光を平行光と
する光学系、測定光20sと対照光20rに分離するビ
ームスプリッタ、及び測定光20sを全反射セル2での
全反射プリズムに全反射が起こる入射角で入射させる光
学系を含んでいる。測定光20sの光路上には、全反射
セル2の全反射プリズム内を全反射して透過してきた測
定光の光束を調整する光学系22と、その光学系22に
より調整された測定光を受光して分光するFTIR(フ
ーリエ変換型赤外分光光度計)などの分光装置23が配
置されており、分光された測定光が検出部26に導かれ
て検出される。一方、測定光の変動を補正するための対
照光20rの光路上には対照光20rの光束を調整する
光学系24が配置されており、調整された対照光20r
が検出部26に導かれて検出される。検出部26は測定
光20sが全反射プリズムを透過し分光装置23を経て
分光されたものを、光源強度を表す対照光20rの強度
により補正して吸光度を算出するように構成されてい
る。28は分光装置23での分光動作を制御し、検出部
26での検出出力をデータ処理演算装置30へ送るコン
トローラ装置である。32はデータ処理演算装置30で
の処理演算結果を出力する記録計やCRTなどの出力装
置である。
【0018】図3は1つの開口のみをもつ全反射セルの
例を表わしたものである。(A)は図1に示されたセル
2であり、その底面が全反射プリズム4となっているも
のである。(B)は側面が全反射プリズム4となってい
るセル40であり、(B)の左側は正面断面図を表わ
し、右側は上面断面図を表わしている。測定光20sは
水平面内でプリズム4に入射させる。
【0019】図4は他の形状のセルを表わしたものであ
り、いずれも左側は斜視図、右側は正面断面図である。
図4(A)は片面型の使い捨て式セルであり、試料混合
液が毛管現象で吸い上げられる程度に狭い隙間42が設
けられており、その隙間42に沿って全反射プリズム4
が形成されている。15はその隙間に吸い上げられた試
料混合液を表わしている。図4(B)は両面型全反射フ
ローセルの例であり、試料混合液が流れる空間を挾んで
上下面に全反射プリズム4と4’が形成されている。4
4はセルへの試料混合液流入口、46はセルの試料混合
液流出口である。
【0020】図4(C)は円柱面型全反射フローセルの
例であり、円柱状の全反射プリズム4の側面を取り囲む
ようにセルが形成されており、試料混合液15は全反射
プリズム4の円柱面に沿って流される。図4(D)は両
面型全反射フローセルの他の例であり、全反射プリズム
4の対向する2つの平面に沿って試料混合液15がそれ
ぞれ流れるようにセルが形成されている。図4(E)は
片面型全反射フローセルの例であり、試料混合液15が
流れる空間を形成する1つの面が全反射プリズム4とな
っている。
【0021】ZnSe結晶の全反射プリズムを備えた全
反射セルを用いて測定した例を説明する。 (検量線の作成)30%の標準過酸化水素試薬(三徳化
学工業 Lot 3018930428)を蒸留水で希釈し、10%、
5%、3%、1%のそれぞれの過酸化水素標準試料を作
成し、それらの標準試料と水の全反射吸収スペクトルを
測定した。その結果のスペクトルを図5に示す。1%の
標準試料のスペクトルは蒸留水のスペクトルに接近して
いるため、図示は省略されている。波数1388.2c
-1と2831.9cm-1の位置に過酸化水素の吸収ピ
ークが観測されている。
【0022】図6は図5に示されるスペクトルのうちの
1388.2cm-1のピーク位置の吸光度を縦軸にと
り、濃度を横軸に取って作成した過酸化水素検量線を示
したものである。図7は図5に示されるスペクトルのう
ちの2831.9cm-1のピーク位置の吸光度を縦軸に
とり、濃度を横軸に取って作成した過酸化水素検量線を
示したものである。
【0023】(試料測定)次に、これらの検量線を用い
て市販の過酸化水素水を定量した例を次に示す。 (1)市販コンタクトレンズ洗浄液の測定:検量線作成
用の測定時と同様にして、市販コンタクトレンズ洗浄液
(コンセプトF(商品名):輸入元;バーンズハインド
株式会社)(表示された濃度から2.98%と算出され
る)を測定して、図8中にで示された全反射吸収スペ
クトルを得た。は同様に測定した蒸留水の全反射吸収
スペクトルである。
【0024】そのスペクトルの1388.2cm-1のピ
ーク位置の吸光度を算出し、図9に示されるように、図
6の検量線に当て嵌めて過酸化水素濃度を推定すると
3.11%となった。そのスペクトルの2831.9cm
-1のピーク位置の吸光度を算出し、図10に示されるよ
うに、図7の検量線に当て嵌めて過酸化水素濃度を推定
すると3.18%となった。
【0025】(2)市販オキシドール消毒液の測定:検
量線作成時と同様にして、市販オキシドール消毒液(株
式会社フヂミ製薬所の製品、3W/V%と表示されてい
る)を測定して、図11中にで示された全反射吸収ス
ペクトルを得た。は同様に測定した蒸留水の全反射吸
収スペクトルである。
【0026】そのスペクトルの1388.2cm-1のピ
ーク位置の吸光度を算出し、図12に示されるように、
図6の検量線に当て嵌めて過酸化水素濃度を推定すると
3.26%となった。そのスペクトルの2831.9cm
-1のピーク位置の吸光度を算出し、図13に示されるよ
うに、図7の検量線に当て嵌めて過酸化水素濃度を推定
すると3.32%となった。このように、過酸化水素を
含む試料溶液の全反射吸収スペクトルの1388.2c
-1のピーク位置の吸光度、又は2831.9cm-1
ピーク位置の吸光度を用いて過酸化水素の定量を行なう
ことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明では全反射プリズムと試料溶液と
の界面で生じる測定光の全反射吸収スペクトルを測定
し、1200〜1500cm-1及び2600〜3000
cm-1に存在するいずれかの吸収ピークを基に過酸化水
素濃度を定量することができるので、過酸化水素を直接
定量することができ、従来のように過酸化水素の還元力
や酸化力を用いて発光物質を反応させるなどの二次的な
操作が不要になり、それだけ反応にともなう誤差が少な
くなる。酵素反応では過酸化水素を発生するものが多
い。従来は発色剤を用いて酵素反応をモニタしている
が、本発明の方法を用いると発色剤を使用することなく
酵素反応を直接にモニタすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様を概略的に示す図である。
【図2】一実施例の測定装置を示すブロック図である。
【図3】1つの開口のみをもつ全反射セルの例を示す図
であり、(A)は一例の正面断面図、(B)の左の図は
他の例の正面断面図、右の図はその上面断面図である。
【図4】(A)は使い捨て型全反射セルの例を示す図、
(B)から(E)はそれぞれ全反射フローセルの例を示
す図であり、それぞれ左側の図は斜視図、右側の図は正
面断面図である。
【図5】幾つかの濃度の過酸化水素標準試料と蒸留水の
全反射吸収スペクトルを示す図である。
【図6】図5の全反射吸収スペクトルの吸収波数138
8.2cm-1のピーク位置の吸光度に基づく過酸化水素
検量線を示す図である。
【図7】図5の全反射吸収スペクトルの吸収波数283
1.9cm-1のピーク位置の吸光度に基づく過酸化水素
検量線を示す図である。
【図8】市販コンタクトレンズ洗浄液と蒸留水の全反射
吸収スペクトルである。
【図9】図8の全反射吸収スペクトルの1388.2c
-1のピーク位置の吸光度を図6の検量線に当て嵌めて
示した図である。
【図10】図8の全反射吸収スペクトルの2831.9
cm-1のピーク位置の吸光度を図7の検量線に当て嵌め
て示した図である。
【図11】市販オキシドール消毒液と蒸留水の全反射吸
収スペクトルである。
【図12】図11の全反射吸収スペクトルの1388.
2cm-1のピーク位置の吸光度を図6の検量線に当て嵌
めて示した図である。
【図13】図11の全反射吸収スペクトルの2831.
9cm-1のピーク位置の吸光度を図7の検量線に当て嵌
めて示した図である。
【符号の説明】
2 全反射セル 4 全反射プリズム 8 試料溶液 16 入射光学系 18 測定光学系 23 分光装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 雅之 京都府京都市南区東九条西明田町57番地 株式会社京都第一科学内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの面が全反射プリズムに
    なっているセルに試料溶液を入れ、その全反射プリズム
    に赤外域の測定光を入射させて全反射させ、その全反射
    プリズムと試料溶液との界面で生じる測定光の吸収のう
    ち、1200〜1500cm-1及び2600〜3000
    cm-1に存在するいずれかの吸収ピークの吸光度に基づ
    いて過酸化水素を定量する定量方法。
  2. 【請求項2】 試料溶液が入る空間を形成する壁面の少
    なくとも1つがその試料溶液液の屈折率より大きい屈折
    率をもつ材質からなる全反射プリズムとなっている全反
    射セルと、 その全反射プリズムからの出射光を受光し、1200〜
    1500cm-1及び2600〜3000cm-1に存在す
    る少なくとも1つの吸収ピークの吸光度を測定する測定
    光学系とを備えたことを特徴とする過酸化水素定量測定
    装置。
  3. 【請求項3】 全反射セルは1つの開口のみを有するセ
    ルである請求項2に記載の過酸化水素定量測定装置。
  4. 【請求項4】 全反射セルは液流入口と液流出口を有
    し、試料溶液液が流されるフローセルである請求項2に
    記載の過酸化水素定量測定装置。
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