JPH08144426A - 防湿気密板材 - Google Patents

防湿気密板材

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JPH08144426A
JPH08144426A JP28380894A JP28380894A JPH08144426A JP H08144426 A JPH08144426 A JP H08144426A JP 28380894 A JP28380894 A JP 28380894A JP 28380894 A JP28380894 A JP 28380894A JP H08144426 A JPH08144426 A JP H08144426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
board
resin sheet
plate
proof
Prior art date
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Pending
Application number
JP28380894A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Omi
敬治 大海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿気の侵入を確実に抑えることが可能な防湿
気密板材の提供。 【構成】 板状基材2の一方の板面3に発泡合成樹脂シ
ート5を貼着したことを特徴とする防湿気密板材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の内壁材、外壁
材等に好適に使用される防湿気密板材に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、建築物の内壁材や外壁
材、天井材等には、安価で施工性に優れたプラスターボ
ードが広く使用されている。通常、このプラスターボー
ドは、例えば内壁材として使用する場合には、図3に示
すように、外壁材(図示せず)の内面に対向する側の板
面10aに断熱材(図示せず)を取り付けておき、これ
を柱11に釘12で打ちつけて固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のプラ
スターボード10では、柔軟性や面精度が得られないた
め、図3の矢印A、Bに示すように、柱11との隙間か
らの湿気の侵入を完全には防ぎきれなかった。したがっ
て、壁内桔露が生じてしまい、かび等の発生を抑えるこ
とができなかった。
【0004】本発明の目的は、湿気の侵入を確実に抑え
ることが可能な防湿気密板材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、板状基材の少なくとも一方の板面に発泡合成
樹脂シートを貼着したことを特徴とする防湿気密板材を
提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0006】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の防湿気密板材において、上記板状基材
がプラスターボードであり、且つ上記発泡合成樹脂シー
トが発泡ポリエチレン樹脂シートであることを特徴とす
る防湿気密板材を提供することにより、上記目的を達成
したものである。
【0007】
【作用】本発明に係る防湿気密板材は、発泡合成樹脂シ
ートが貼着された板面を柱等に向けて固定することによ
り、当該柱等との隙間からの湿気の侵入が確実に遮断さ
れるが、上記発泡合成樹脂シートが弾性力を有している
ため、板状基材の面精度が多少得られなくても、柱等へ
の固定具合にかかわらず防湿気密性が維持される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明に係る防湿気密板
材の一実施例を示したものである。図において、符号1
は、防湿気密板材を示している。
【0010】図1に示したように、上記防湿気密板材1
は、プラスターボード(板状基材)2の一方の板面3及
び側面4に発泡ポリエチレン樹脂シート(発泡合成樹脂
シート)5が貼着された構成を有している。上記プラス
ターボード2は、従来公知のものを使用することがで
き、素材、厚さ、形状等は、従来同様に適用箇所に応じ
て適宜選択されるものである。
【0011】本実施例においては、上記発泡ポリエチレ
ン樹脂シート5は、厚さが2mmである。なお、本発明に
おける発泡合成樹脂シートの厚さは本実施例のものに限
定されるものではなく、1mm〜4mm、好ましくは1.5
mm〜3mmに設定される。厚さが1mm未満であったり、4
mmを越えると防湿気密性を損なうからである。
【0012】また、本発明における発泡合成樹脂シート
は、可撓性を有する発泡合成樹脂シートが好ましく使用
される。本発明における発泡合成樹脂シートは、上記発
泡ポリエチレン樹脂シートに制限されるものではなく、
発泡ウレタン樹脂シート、発泡ポリスチレン樹脂シート
等を使用することができる。なお、発泡合成樹脂シート
の板状基材への貼着方法は、自己接着性を利用したり、
樹脂系接着剤等を使用する等その素材に応じた方法を適
宜選択して適用することができる。
【0013】上記防湿気密板材1は、これを内壁材とし
て使用する場合には、図2に示すように、発泡ポリエチ
レン樹脂シート5が貼着された板面3を間柱6側に向け
て間柱6に釘7で打ちつけることによって簡単に施工す
ることができる。この際、プラスターボード2の一方の
板面3及び側面4に発泡ポリエチレン樹脂シート5が貼
着されており、この発泡ポリエチレン樹脂シート5が弾
性力を有しているため、プラスターボード2の面精度が
多少得られなくても、間柱6への固定具合にかかわらず
防湿気密性が維持される。なお、この防湿気密板材1
は、この板面3に貼着された発泡ポリエチレン樹脂シー
トのみでも充分防湿気密効果が得られるが、側面4へ貼
着された発泡ポリエチレン樹脂シート5によって、目地
8の隙間も塞がれるので、防湿気密性がさらに高められ
る。
【0014】次に、上記実施例の防湿気密板材1の効果
を、試験例、基準試験例、及び比較試験例を挙げて説明
する。試験例では、下記総床面積を有する試験棟を構築
し、これに上記防湿気密板材1を壁材として釘で固定し
て施工し、その全目地部分(390m)を、一部(50
m)を除き目地テープで塞いで総隙間面積(cm2 )を測
定し、さらに単位目地長さ当たりの隙間面積(cm2
m)を求めて上記試験棟の防湿気密性を評価した。な
お、総隙間面積の測定は、減圧法による総相当隙間面積
の測定方法〔内海康男:「気密性能の測定法と解説」、
p31〜35、1993年11月号、IBEC、(財)
住宅・建築 省エネルギー機構〕に準じて行った(ただ
し、試験例、後述する基準試験例及び比較試験例におけ
る総隙間面積は、単位床面積当たりではなく全床面積に
対する値である)。また、単位目地長さ当たりの隙間面
積は、総隙間面積と、後述する基準試験例における総隙
間面積との差を上記目地で塞がなかった長さ(50m)
で除した値で定義した。
【0015】〔試験棟床面積〕 1階床面積 : 31.46m2 2階床面積 : 24.84m2 延床面積 : 56.30m2 玄関土間加算面積 : 0.36m2 浴室土間加算面積 : 0.72m2 総床面積 : 57.38m2
【0016】基準試験例では、上記防湿気密板材1に代
えて、該防湿気密板材1に使用したと同様のプラスター
ボードのみを同試験棟に同様に施工し、且つその全目地
部分(390m)を目地テープで塞いで、上記試験例と
同一条件で総隙間面積(cm2)を測定した。
【0017】比較試験例では、上記防湿気密板材1に代
えて、上記防湿気密板材1に使用したと同様のプラスタ
ーボードに従来から断熱材として使用されているロック
ウールマット(断熱材)を貼着した板材を、該ロックウ
ールマットを耳止めして同試験棟に同様に施工し、上記
試験例と同様にその全目地部分(390m)を、一部
(50m)を除いて目地テープで塞ぎ、上記試験例と同
一条件で総隙間面積(cm 2 )を測定した。
【0018】上記測定の結果、総隙間面積は、試験例で
は59(cm2 )、基準試験例では50(cm2 )、比較試
験例では、79(cm2 )であった。この結果、目地部分
以外の隙間による影響を除いた単位目地1m当たりの隙
間面積は、上記試験例では、0.18〔(59−50)
/50〕(cm2 /m)、上記比較例では、0.58
〔(79−50)/50〕(cm2 /m)となり、本試験
例の結果が比較試験例の結果に比べて約3倍優れている
ことが確認された。
【0019】このように、上記防湿気密板材1によれ
ば、湿気の侵入を確実に抑えることができる。
【0020】なお、本発明に係る防湿気密板材は、上記
実施例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱
しない範囲において、その寸法、形状、材質等を適宜変
更することができる。
【0021】例えば、上記実施例では、板状基材とし
て、プラスターボード2を使用したが、内壁材、外壁
材、天井材等として適した強度特性等を有し、且つ発泡
合成樹脂シートが貼着可能なものであれば特に制限され
ず、セメント系、木質系、金属系、繊維系ボード等を板
状基材として使用することができる。
【0022】また、上記実施例では、発泡合成樹脂シー
トとしての発泡ポリエチレン樹脂シート5を、板状基材
としてのプラスターボード2の一方の板面3に貼着した
が、板状基材への発泡合成樹脂シートの貼着箇所は、上
記一方の板面3及び側面4のみならず、一方の板面3の
みに貼着したり、あるいは他方の板面(上記一方の板面
3及び側面4を含めた全面)に貼着することができる。
【0023】本発明に係る防湿気密板材は、上記実施例
におけるような内壁材としてはもちろん、板状基材や発
泡合成樹脂シートの、厚さ、素材等を適宜選択すること
により、外壁材、天井材等としても使用できることはい
うまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る防湿気密板材によれば、湿
気の侵入を確実に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防湿気密板材の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】同実施例の防湿気密板材を内壁材として間柱に
固定した状態を示す要部断面図である。
【図3】従来のプラスターボードを間柱に固定した状態
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 防湿気密板材 2 板状基材 3 板面 5 発泡ポリエチレン樹脂シート(発泡合成樹脂シー
ト)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状基材2の少なくとも一方の板面3に
    発泡合成樹脂シート5を貼着したことを特徴とする防湿
    気密板材。
  2. 【請求項2】 上記板状基材2がプラスターボードであ
    り、且つ上記発泡合成樹脂シート5が発泡ポリエチレン
    樹脂シートであることを特徴とする請求項1に記載の防
    湿気密板材。
JP28380894A 1994-11-17 1994-11-17 防湿気密板材 Pending JPH08144426A (ja)

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JP28380894A JPH08144426A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 防湿気密板材

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JPH08144426A true JPH08144426A (ja) 1996-06-04

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