JPH08144233A - 作業装置及び作業方法 - Google Patents

作業装置及び作業方法

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JPH08144233A
JPH08144233A JP6312489A JP31248994A JPH08144233A JP H08144233 A JPH08144233 A JP H08144233A JP 6312489 A JP6312489 A JP 6312489A JP 31248994 A JP31248994 A JP 31248994A JP H08144233 A JPH08144233 A JP H08144233A
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JP
Japan
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frame
working
brush
work
installation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6312489A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Kawakita
義正 川北
Yoshiaki Hoshino
吉明 星野
Hitoshi Masuda
比登司 増田
Akifumi Wada
明文 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RYODEN DENSHI KIKO KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
RYODEN DENSHI KIKO KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路脇に設けられた遮音壁の両面同時洗浄が
可能な清掃装置を得る。 【構成】 遮音壁50をまたがるU字状フレーム2を持
つ清掃装置100とする。U字状フレーム2の内側に
は、ブラシ部1が一つずつ存在しており遮音壁50の両
面を洗浄をする。台車6には、発電機3、給水装置4、
操作制御装置5が搭載されている。また、ガイドローラ
9により、台車の進行方向をガイドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、壁、塀、柵、フェン
ス、植栽等の設置物について清掃やペイント等を行う作
業装置に関するものである。特に表面と裏面を有する壁
や塀の清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】騒音対策の為に遮音壁を設置したり、セ
キュリティ対策の為に塀を設置したりすることが従来か
ら行われている。このような遮音壁や塀を長時間放置す
ることにより壁や塀が汚れてしまい清掃をする必要があ
る。
【0003】特に遮音壁を設置する場合には、道路より
低い民家や近接した民家の日照を確保する必要があり、
透明板を用いた遮音壁を設置することが多い。このよう
な透明板を設置するのは日照を確保するためであるか
ら、透明板を定期的に清掃し日照を確保しなければなら
ない。また、このように、日照を確保する場合には、透
明坂の内側(車道側)と外側(民地側)の両方を清掃し
なければならない。
【0004】図53は、道路に使用している透明板の清
掃状況を示す図である。図53に示す場合は、人間がマ
ニュアルにより透明板を清掃する場合は示している。図
54および図55は、壁を清掃するための機械の一例を
示している。図54は、リフターを示している。図55
は、オーバーフェンス型クレーン車を示している。図5
6は図54に示したリフターを用いて壁の内側を清掃し
ている場合を示している。また、図55に示したオーバ
ーフェンス型クレーンを用いて壁の外側を清掃している
場合を示している。リフターを用いる場合およびオーバ
ーフェンス型クレーンを用いる場合のいずれの場合にお
いても、人間が搭乗し、マニュアルにより清掃を行って
る。
【0005】図57は、透光性遮音壁清掃ロボットを示
す図である。この清掃ロボットは予め遮音壁の上下に備
え付けられたレールに沿って移動する清掃ロボットであ
る。図57に示す清掃ロボットを用いる場合には、人間
がマニュアルにより清掃する必要はないが、予めレール
を敷き清掃ロボットを配置しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の壁
や塀を清掃する方法は、マニュアルによることが多かっ
た。人間がマニュアルにより壁を清掃する場合にはまず
水を吹き付けその後人力によりブラシで洗い流す方法が
用いられる。また、この水の吹き付けを高圧水により行
う場合には、水が飛散し近隣住民に影響を与えてしまう
という問題点があった。
【0007】また、高速道路等の高架道路に遮音壁があ
る場合には遮音壁の外側を容易に清掃することができな
いという問題点があった。高速道路等の高架道路のよう
に遮音壁の外側に車両を搬入できない場合は、遮音壁内
側からオーバーフェンス型クレーンにより遮音壁をまた
いで洗浄作業を行う必要がある。このようにオーバーフ
ェンス型クレーンを使用する場合には、車道の1車線を
通行止めにする必要があり、交通渋滞を引き起こす原因
の一つとなっていた。
【0008】また、清掃ロボットを用いるような場合も
あるが、あらかじめレールを付設しておかなければなら
ないこと、および清掃ロボットが高価であること等の理
由により設備投資が膨大になるという問題点があった。
また、一度レールに設置した清掃ロボットを他の場所へ
移動するのが困難であるという問題点があった。
【0009】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、壁や塀などの設置物に対し
て、清掃や、ペイント等の作業を人手を介さずに行える
作業装置を得ることを目的とする。
【0010】また、この発明は、壁や塀の表面と裏面の
両側に対して作業が行える作業装置を得ることを目的と
する。
【0011】また、この発明は、作業中に交通や往来の
妨げにならない作業装置を得ることを目的とする。
【0012】また、この発明は、レール等に固定設置さ
れる必要のない可搬性のある作業装置を得ることを目的
とする。
【0013】また、この発明は、壁や塀に対して表面と
裏面同時に作業が可能な設置物に対する作業方法を得る
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる作業装
置は、以下の要素を有するものである。 (a)設置物に対して所定の作業をする作業部、(b)
上記作業部を保持するフレーム機構部、(c)上記作業
部の動作を制御する操作制御部、(b)上記フレーム機
構部と操作制御部を搭載するとともに、上記設置物に沿
って移動する台車。
【0015】上記設置物は、表面と裏面を備えており、
上記フレーム機構部は、設置物の端部をまたぐとともに
表面と裏面に延在するU字状フレームを有し、上記作業
部は、設置物の表面と裏面に対応して所定の作業をする
第1と第2の作業部を備えていることを特徴とする。
【0016】上記U字状フレームは上記第1と第2の作
業部を設置物の表面と裏面に沿って移動可能に保持し、
上記操作制御部は、上記第1と第2の作業部が表面と裏
面の同一場所に対して同時に作業をするように、第1と
第2の作業部を移動させることを特徴とする。
【0017】上記U字状フレームは、U字状フレームを
展開する展開手段を有し、上記操作制御部は、上記U字
状フレームの展開手段を用いてU字状フレームを展開さ
せることにより設置物に対してU字状フレームを配置す
ることを特徴とする。
【0018】上記フレーム機構部は、不使用時に折り畳
んで台車に搭載できるとともに、作業時に組み立てて使
用することを特徴とする。
【0019】上記操作制御部は、上記フレーム機構部の
折り畳み作業と組立て作業の少なくとも一部の作業を自
動的に実行させることを特徴とする。
【0020】上記台車は作業部が設置物に対して作業可
能なように、上記設置物に対して所定の距離を保ちなが
ら移動することを特徴とする。
【0021】上記作業部は、設置物を清掃する清掃手段
を備えていることを特徴とする。
【0022】この発明に係わる作業方法は、以下の工程
を備えたものである。 (a)作業装置の第1と第2の作業部を設置物の表面と
裏面に対して配置する準備工程、(b)上記準備工程
後、作業装置を動作させ、設置物の表面と裏面に対して
所定の作業をする作業工程。
【0023】上記準備工程は、(a)作業装置を設置物
の一方の面側に運搬する工程と、(b)第1と第2の作
業部を両脚部に保持したU字状フレームを設置物の一方
の面側の所定の位置に配置する工程と、(c)上記U字
状フレームの一方の脚部を開脚して他方の脚部を旋回さ
せ開脚した脚部を閉脚することによりU字状フレームの
脚部を設置物の両面に配置する工程とを備えたことを特
徴とする。
【0024】上記作業工程は、(a)作業装置の第1と
第2の作業部が設置物の同一部分の表と裏に対して同時
に作業を実行する工程と、(b)作業装置を設置物に沿
って移動させる工程とを備えたことを特徴とする。
【0025】
【作用】この発明における作業装置は、台車に作業部と
フレーム機構部と操作制御部を搭載し、台車を壁や塀等
の設置物に沿って移動させることにより、作業部が所定
の作業を実行するものである。
【0026】また、この発明における作業装置は、第1
と第2の作業部を備えておりこの第1と第2の作業部を
設置物の表面と裏面に配置することにより両面に対して
作業を行うものである。
【0027】また、この発明における作業装置は、第1
と第2の作業部が同一場所を表と裏から作業を行うもの
である。
【0028】また、この発明における作業装置は、フレ
ームが変形できるように構成されており、フレームの変
形により設置物に対してフレームを配置することができ
る。
【0029】また、この発明における作業装置は、フレ
ームを折り畳むことができ、可搬性を増すことができ
る。
【0030】また、この発明における作業装置は、フレ
ームの折り畳みあるいは組立てを自動化させている。
【0031】また、この発明における作業装置は、台車
が設置物に対して所定の距離を保ちながら移動するので
作業部が設置物に対して衝突することなく作業を正しく
行う。
【0032】また、この発明における作業装置は、清掃
手段を備えているので、この発明に係る作業装置を清掃
装置として使用することができる。
【0033】また、この発明における作業方法は、準備
工程において第1と第2の作業部を壁や塀等の設置物の
表面と裏面に配置し、作業工程により表面と裏面に対し
て作業を行うので、設置物の両面に対して同時に作業を
することができる。
【0034】上記準備工程は、U字状フレームを変形さ
せて設置物に配置することができる。
【0035】また、上記清掃工程は第1と第2の作業部
が設置物の同一部分の表と裏に対して同時に作業を実行
する。また、ある部分の作業が終了後、作業装置を移動
させることにより他の部分の作業を実行する。
【0036】
【実施例】
実施例1.本発明にかかる作業装置の一例を清掃装置に
適用した場合について以下に説明する。図1はこの発明
の一実施例である清掃装置100の搬送状態及び設置状
態を示す図である。図2は清掃装置の100の使用状態
を示す図である。清掃装置100は、トラック8の荷台
に乗せられて搬送することができる。トラック8はクレ
ーン8aを用いて清掃装置100を車道60から舗道6
1に配置する。清掃装置100はクレーン8aによりガ
ードレール62をまたぎ舗道61の上におろされる。
【0037】遮音壁50は断面がH型をしたH鋼51と
サン52により支えられた壁板53から構成されてい
る。壁板53はポリカーボネート板でできている透明な
薄板である。H鋼51は4メートル間隔で立てられてい
る。また、垂直のサン52はH鋼の間に立てられてい
る。従ってH鋼51と垂直のサン52は2メートルの間
隔を持って立てられている。また、水平のサン52は1
メートル間隔に設けられる。従って壁板53は、1メー
トル×2メートルの四角形を訂している。
【0038】清掃装置100は、遮音壁50を清掃する
ブラシを内蔵したブラシ部1を有している。ブラシ部1
は、フレーム2の内側に設けられている。フレーム2は
折り畳み式で、トラック8の荷台に乗せられている場合
は、半分に折り畳まれている。フレーム2は、台車6に
搭載されている。台車6は、図2に示すように、フレー
ム2のほかに発電機3および給水装置4および操作制御
装置5を搭載している。発電機3は清掃装置100が動
作するための電力を供給する。給水装置4には、遮音壁
を洗浄するための水を貯めた注水タンクが設けられてい
る。また、注水タンクの水をブラシ部に送るための給水
ポンプが含まれている。更にブラシ部で使用された水を
排水するための排水ポンプが含まれている。操作制御装
置5は、ブラシ部の動作を制御するものである。また、
操作制御装置5は、台車の走行を制御するものである。
台車6には、引き出し式のガイドローラ9が装着されて
おり、ガイドローラ9を遮音壁50に接触させることに
より、台車と遮音壁を一定の距離に保つように台車の移
動を制限する。
【0039】トラック8が清掃装置100を搬送してき
た場合、現場に到着してから清掃装置を舗道を61に乗
せる間、トラック8は車道62に停車しなければならな
いが、その間は、数分間であり交通渋滞を引き起こすほ
ど長時間停車する必要はない。トラック8は清掃装置を
舗道に降ろした直後に立ち去ることができる。
【0040】図3から図10は図1に示すように清掃装
置100が舗道に降ろされた状態から図2に示すような
使用状態に移るための準備作業の手順を示す図である。
【0041】図3は、クレーン付きトラック8が清掃装
置100を舗道61に降ろした状態を示している。この
時点で、台車6に内蔵されていたガイドローラ9を引き
出す。
【0042】次に図4の矢印Aに示すようにフレーム2
を水平方向へ180度展開する。フレーム2は、展開し
た状態でU字状の形状をしている。トラックに乗せられ
ているような場合には、小型化を図るために及び可搬性
を向上させるために、U字状の両方の脚部の中央で18
0度折り曲げられている。図4の矢印Aに示すようにフ
レームを水平方向へ180度展開する場合には、舗道6
1の幅を越えて車道にはみ出す場合がある。従って、ガ
ードレール62により水平方向への展開が邪魔される場
合がある。このような弊害を除去するために、フレーム
を水平展開する場合にガードレールの高さよりも高い位
置で水平展開できるように、フレームを搭載しておくこ
とが望ましい。フレームを水平方向に展開する場合に一
時車道にはみだすことになるが、このはみ出す時間は数
秒から数十秒の間であり、車道の交通を妨げることはほ
とんどない。
【0043】次に図5の矢印Bに示すように、フレーム
2を垂直方向に90度起こす。
【0044】次に図6の矢印Cに示すように、ブラシ部
1を90度回転させる。
【0045】次に図7の矢印Dに示すように、ブラシ部
1をフレームの上部へ移動させる。
【0046】次に図8の矢印Eに示すように、補助フレ
ーム2hを垂直方向へ90度起こす。
【0047】次に図9の矢印Fに示すように、フレーム
2全体を水平右方向へ90度旋回させる。さらに、矢印
Gに示すように台車のガイドローラ9が遮音壁の壁面に
接触するまで台車を移動させる。
【0048】次に図10の矢印Hに示すように、補助フ
レーム2hを垂直方向へ90度倒す。さらに、ブラシ部
1を下部へ移動させる。この時点で清掃の準備が完了す
る。
【0049】次に前述した清掃装置の準備手順をさらに
図11から図15を用いて詳細に説明する。図11は清
掃装置100の平面図である。図12は、フレーム2を
水平方向へ展開した場合の清掃装置100の正面図であ
る。図13は、フレーム2を垂直方向へ90度起こした
場合の清掃装置100の正面図である。図14は、補助
フレーム2hを90度起こした場合の清掃装置100の
正面図である。図15は、準備が完了した場合の清掃装
置100の側面図である。
【0050】図11に示すように、台車6には運転席1
0が設けられている。台車の運転者は運転席10を用い
て操作制御装置5を操作することができる。同時にブラ
シ部1の清掃作業状態を運転席10から監視することが
できる。また、図11に示すように、ガイドローラ9に
より、遮音壁50と台車6が隔てられた幅Wによりブラ
シ部は、正確に遮音壁50に対して作業できるようにな
る。ブラシ部1の幅Vは、H鋼51とサン52の幅(2
メートル)以下に設定される。
【0051】フレーム2は、図11の矢印Aに示すよう
に180度水平方向に展開される。フレーム2には、収
納ヒンジ13が設けられており、この収納ヒンジが存在
することにより、作業員がマニュアルによりフレーム2
を水平方向に展開することができる。
【0052】図12は、収納ヒンジ13によりフレーム
2が展開された状態を示す正面図である。台車6には、
主フレーム屈曲シリンダ14が設けられている。この主
フレーム屈曲シリンダ14を動作させることによりフレ
ーム2を矢印Bの様に垂直方向へ90度起こすことがで
きる。
【0053】図13は、主フレーム屈曲シリンダ14が
伸びることによりフレーム2が垂直方向に起こされた状
態を示している。フレーム2とブラシ部1はブラシ旋回
機構部19により結合されている。ブラシ旋回機構部1
9によりブラシ部1は、矢印Cに示すように90度旋回
できる。また、ブラシ部1のブラシ旋回機構部19は、
フレーム2内に設けられた昇降駆動部18と連結されて
いる。昇降駆動部18は、フレーム2の脚部内側に沿っ
てブラシ部1をスライドさせるものである。フレーム1
はブラシ旋回機構部19により90度旋回させられた
後、矢印Dに示すように昇降駆動部18によりフレーム
2の上部へ移動される。
【0054】図14は、ブラシ部1がフレームの上部に
移動した状態を示している。この状態で補助フレーム屈
曲シリンダ16を伸ばすことにより補助フレームヒンジ
15を中心にして補助フレーム2hが矢印Eに示すよう
に90度垂直方向に展開される。フレーム旋回機構部1
1は、この時点でフレーム2を矢印Fに示すように水平
方向へ90度旋回させる。
【0055】図15は、フレーム2が90度旋回した状
態を示している。補助フレーム屈曲シリンダ16を収縮
させることにより矢印Hに示すように補助フレーム2h
が垂直方向へ90度下りてくる。このようにしてU字状
フレーム2が遮音壁50をまたぐことができる。
【0056】ここで、U字状フレーム2が遮音壁50に
正しく設定されるかどうかの微調整を行う必要が生じる
かもしれない。例えば、遮音壁50が地面に対して垂直
方向に立っていない場合、あるいは、台車自身が坂道や
傾斜面におかれていることにより水平方向におかれてい
ない場合が存在する。そのような場合には、遮音壁50
の面とフレームの延在する方向が平行にならない。この
ような場合には、主フレーム屈曲シリンダ14を微調整
することによりフレーム2の直立度を微調整する。図1
5に示すように主フレーム屈曲シリンダ14を伸縮させ
ることにより矢印Z方向にフレーム2を回転移動させる
ことができる。このようにフレーム2の直立度を微調整
することによりフレーム2の脚部の延在方向と遮音壁5
0の面を平行に保つことができる。
【0057】次に図16から図22を用いてブラシ部1
の詳細について説明する。図16はブラシ部1の内部に
備え付けられた回転ブラシの側面図である。回転ブラシ
は、例えば直径450mmを有している円筒形のブラシ
である。ブラシ20はポリエチレンフォームを用いて作
成される。ブラシ20はブラシ固定具21を用いてブラ
シ軸22に固定される。
【0058】図17は、ブラシ部1の予湿動作を示す図
である。また、図18は、ブラシ部の本洗い動作を示す
図である。図19は、図18に示した矢印J方向から見
たブラシ部1の正面図である。図20は、図18の矢印
I方向から見たブラシ部1の平面図およびフレーム2の
断面図である。図21は、図18の矢印K方向から見た
フレーム2の構造を示す図である。
【0059】清掃装置100には、2つの動作が存在し
ている。一つは、予湿動作であり、もう一つは本洗い動
作である。予湿動作は、ブラシ部1を上昇させる動作で
ある。ブラシ部1の上昇時に予湿水ノズル26から水を
遮音壁50に対して噴射させる。この時点でブラシ20
およびブラシを保持している水飛散防止カバー28は、
離着機構17でフレーム2側に平行移動され格納されて
いる。従ってブラシ20は、遮音壁50には接触しな
い。
【0060】一方、本洗い動作は、ブラシ部1が下降す
る時に行われる。本洗い動作時には、本洗水ノズル27
から水を遮音壁50に吹きかける。またブラシ回転モー
タ23によりブラシ20を回転させる。ブラシの回転方
向は、遮音壁の上から下へブラシが当たるような反時計
回りの方向である。ブラシ部1が下降する場合には、離
着機構17によりブラシ20が遮音壁に接触するように
ブラシ部1が遮音壁側に平行移動する。離着機構17に
よるブラシの移動はアーム31を用いて行われる。アー
ム31は2本の平行なアームから構成されている。ブラ
シ20が遮音壁に接している状態では、上部ゴムヘラ2
4および下部ゴムヘラ25が遮音壁に接触する。この上
部ゴムヘラ24と下部ゴムヘラ25の間に本洗水ノズル
27が水を噴射し、ブラシが洗浄を行う。従って、本洗
水ノズル27から噴射された水は、上部ゴムヘラ24と
下部ゴムヘラ25の間にのみ飛び散ることになる。上部
ゴムヘラ24は洗浄後の水滴除去用に用いられる。下部
ゴムヘラ25は洗浄後の排水処理用に用いられる。洗浄
後の水は、下部ゴムヘラ25により受け止められるとと
もに水飛散防止カバー28の内部に貯められる。この水
飛散防止カバー28で受け止められた水は、水受け29
に流れ込み排水管30により排水される。この排水管3
0は、給水装置に備えられた排水ポンプにつながってい
る。
【0061】離着機構17は、2本のアーム31を介し
て水飛散防止カバー28の側面と連結されている。離着
機構17は、洗浄作業中にブラシ部1を常に遮音壁に押
し付ける機能を持っている。このように、アーム31が
2本平行に存在することにより、ブラシ部1が矢印Mの
方向に移動することができる。ブラシ部1が平行移動す
ることにより上部ゴムヘラ24と下部ゴムヘラ25は常
に同時に防音壁に接するような構造となっている。例え
ば、図18に示すような状態からさらにブラシ部1が下
降することにより、ブラシ部1がサン52の部分に差し
掛かった場合、ブラシ部1は矢印Mの軌跡で後退する
が、上部ゴムヘラ24と下部ゴムヘラ25は、常に遮音
壁に接するように保たれる。離着機構17はブラシ20
を常に遮音壁に押し付ける方向に力を働かせている。ブ
ラシがサン52にさしかかった場合にはブラシは、押し
戻される。ブラシが押し戻された場合であっても、アー
ム31が2本平行に存在するのでブラシ部1は矢印Mの
方向に平行移動するのみであり、上部ゴムヘラ24と下
部ゴムヘラ25は常に遮音壁に接する状態を保つことが
できる。
【0062】離着機構17は、ブラシ部旋回機構部19
を介して昇降駆動部18に接続されている。ブラシ部旋
回機構部19は、矢印Cに示すようにブラシ部1を旋回
させる。
【0063】ブラシ部1は、3本のクロスバー32を用
いて骨組みを構成している。3本のクロスバー32は、
ブラケット33により位置を固定されている。また、ク
ロスバー32の中央に位置しているブラケット33は、
図20に示すようにブラシ部旋回機構部19に結合され
ている。ブラシ部旋回機構部19が矢印Cのように回転
する場合には、このブラケット33およびクロスバー3
2が旋回することによりブラシ部1全体が旋回できる。
【0064】なお、アーム31は、クロスバー32の両
端部の外側に設けられている。従って3本のクロスバー
32がアームの動作を妨げることはない。また、ブラシ
回転モータ23は水飛散防止カバー28の側面に取り付
けられている。このブラシ回転モータ23は、水飛散防
止カバー28の側面から突出した形で設けられているた
め、清掃時に遮音壁のH鋼やサンに接触する可能性があ
る。従ってブラシ回転モータ23の突出量をできるだけ
小さくすることが望ましい。
【0065】次に図17、図20、図21を用いて昇降
駆動部18の詳細について説明する。昇降駆動部18
は、フレーム2の内部に設けられた駆動部である。フレ
ーム2には、フレーム内板43が設けられており、この
フレーム内板43に沿って昇降駆動部18が移動する。
昇降駆動部18は、支持ローラー40によりフレーム内
板43を挟んでいる。また、フレーム内板43の一部分
に駆動用ラック42が延設されている。この駆動用ラッ
ク42に対応して昇降駆動部18には、駆動用ピニオン
が41が設けられている。駆動用ピニオン41は、駆動
モーター45により回転する。従って、駆動用ピニオン
41と駆動用ラック42が噛み合うことにより昇降駆動
部の上下移動が行われる。
【0066】次に、フレーム2内部のケーブルの付設方
法について説明する。図20に示すようにフレーム2の
内部には、ケーブルベア44が設けられる。図22はケ
ーブルベア44を示す斜視図である。ケーブルベアは図
22に示すようにY方向に対して折れ曲がることができ
る構造を持っているが、X方向には折れ曲がることがで
きない構造となっている。このケーブルベア44の内部
には、排水管46a、給水管46b、空気管47、電源
線48、制御線49が配線及び配管されている。ケーブ
ルベア44はY方向に折れ曲がることができるためフレ
ーム2が折り畳まれる場合、あるいは補助フレーム2h
が90度回転するような場合であっても、破損すること
なく、フレーム2の形状変化に対して柔軟に変化対応す
ることができる。
【0067】以上この実施例で説明してきた清掃装置の
具体的仕様の一例について以下に箇条書きにして記述す
る。 「透光性遮音壁清掃装置の概略仕様」 1.特徴 (1)両面同時洗浄が可能なため作業能率が大幅に向上
する。 (2)折り畳み式でそのままトラックで運べる。 (3)搬入後の組立作業に手間が掛からない。 (4)作業占領面積が少なく、車道の障害にならないの
で作業が可能。 (5)少数の作業員で効率的に作業ができる。 (6)所定の高さ(たとえば、5m以下)の直立透光性
の遮音壁全てに対応可能。 2.清掃能力 高さ5mの遮音壁を両面同時に洗浄したとして毎時36
m(=216m/日)(=6分40秒/4m区間) 3.装置構成 (1)ブラシ機構部(両面用) 1式 (2)フレーム機構部 1式 (3)発電機 1台 (4)給水装置(注水タンク、給水ポンプ、排水ポン
プ) 1式 (5)操作制御装置 1台 (6)台車(上記(1)〜(5)の全てを装着)1台 (7)予備品/付属品(ブラシ、ゴムヘラ等) 1式 4.装置仕様 (1)構造 折り畳み式U字状フレームを搭載した台車 (2)寸法 収納時長さ3.14m×高さ2.50m×
幅1.5m、脚長6.4m、洗浄範囲最大5m (3)重量運搬重量総計 約1500kgf(水タンク
空時) (4)各部仕様 a)ブラシ機構部 ・回転ブラシ(ポリエチレンフォ−ム、径=450m
m) ・ブラシ回転数=150〜250rpm ・昇降駆動用モータ ・回転用モータ ・離着機構 ・水滴飛散防止用カバー(外面用のみ排水処理付として
もよい) ・水滴除去用の上部ゴムヘラ ・排水処理用の下部ゴムヘラ ・予湿水ノズル ・本洗水ノズル ・重量=50kgf×2 b)発電機 ・エンジン式(防音型) ・電圧AC100V単相、出力1.7KVA(50H
z) ・連続使用時間 8HR ・重量=100kgf c)給水装置 ・散水/排水ポンプ ・給水量1.5リットル/分(=窓枠両面1枚) ・タンク容量500リットル ・散水量調整バルブ ・重量=200kgf(タンク空時) d)操作制御装置 全体 ・主電源 入/切 ・緊急停止 ・ガイドローラ 出/入 ・給水/排水ポンプ 入/切 ・重量=50kgf ブラシ機構 ・運転モード 自動/手動 ・自動洗浄運転スタート ・ブラシ昇降 上昇/停止/下降 ・ブラシ回転 正回転/停止/逆回転 ・ブラシ回転速度調整 フレーム機構 ・主フレーム屈曲シリンダ 伸張/収縮 ・補助フレーム屈曲シリンダ 伸張/収縮 ・フレーム旋回 右旋回/左旋回 ・直立度微調整 e)台車 ・自走式(電動) ・前輪/後輪各任意操舵機能(蟹走行可) ・走行動作 前後/左右/回転/直進ガイド走行 ・ジョイスティック式運転操作 ・直進ガイド機構 ・総重量=1200kgf 5.運用方法 (1)事前準備 (準備1)一日分のガソリン及び水を補助する。ガソリ
ン=9リットル、水500リットル (準備2)装置をクレーン付トラックで現地のスタート
地点へ運び降ろす。 (準備3)装置を展開する。 (準備4)遮音壁(2m巾)の中央部にフレームをセッ
トし、フレームの垂直状態を確認、必要に応じ修整す
る。 (準備5)ブラシ台車を下部に移動し、手動モードによ
りセット状態を最適に調整する。 (2)洗浄作業手順(準備完了状態から) (手順1)自動運転モードをスタートさせる。上昇(予
洗)から下降(本洗)までの工程を全自動洗浄 (手順2)ブラシ機構部を被洗浄面から離し、進行方向
に2m移動させる。 (手順3)遮音壁(2m巾)の中央部にフレームをセッ
トし、フレームの垂直状態を確認、必要に応じ修整す
る。 以下、手順1〜3を繰り返す。
【0068】実施例2.図23に示すようにブラシ部1
の代わりに洗浄部1aを用いる構成としても良い。洗浄
部1aにはブラシが存在せず上部ゴムヘラ24と下部ゴ
ムヘラ25と散水ノズル27aが存在している。散水ノ
ズル27aからの水の噴射が強力である場合にはブラシ
を用いずとも清掃することが可能である。この様に、ブ
ラシを用いる必要がない場合には、装置の構造が簡略化
される。なお、洗浄部1aの場合でも矢印Nの方向に移
動可能に構成されると共に洗浄時は、矢印Nの方向に洗
浄部1aが押しつけられていることにより上部ゴムヘラ
および下部ゴムヘラを常に遮音壁に接するように保つこ
とができる。また、図示していないが、ブラシのかわり
にハケを用いるようにしてもかまわない。
【0069】実施例3.図24は、清掃装置100のそ
の他の例を示す図である。図24に示す清掃装置100
は新たにアウトリガー54が設けられている点が特徴で
ある。アウトリガーは壁側に二つおよび車道側に一つ設
けられている。アウトリガーは台車の安定性を高まるた
めに地面に脚を延ばすことができる機構である。
【0070】図25は、このアウトリガー54を用いて
台車が坂道に配置された場合でも、遮音壁を清掃できる
状態を示している。アウトリガー54の脚の長さを調節
することにより坂道に配置された場合でも台車を水平方
向に保つことができる。このように台車を水平方向に保
つことによりフレームは垂直方向を保つことができる。
従って、H鋼やサンが垂直方向に立てられている坂道に
おいてもブラシ部がH鋼や垂直方向のサンと接触するこ
と無く清掃ができる。
【0071】図26は、台車の側面方向から見た場合に
傾斜が存在する場合を示している。この場合にもアウト
リガーの長さを調節することによりフレームを垂直方向
に調整することができる。なお、図26に示すような場
合は、アウトリガーを用いずに実施例1で述べたように
主フレーム屈曲シリンダ14の伸縮を調整することによ
りフレーム2を垂直方向に調整するようにしても構わな
い。
【0072】なお、アウトリガー54は、台車6の外周
部に取り付ける事が望ましい。台車の安定度を増加させ
るためである。また、アウトリガー54を3本取り付け
る場合には、3本のアウトリガーを結ぶ線により直角三
角形を形成できる位置にアウリガーを配置することが望
ましい。また、図24に示すようにフレーム2が存在し
ている側および壁が存在している側にアウトリガーを多
く配置することが望ましい。
【0073】実施例4.図27は、ロータリーシリンダ
60を備えたフレーム2を示している。前述した実施例
1においては、作業員が手動によりフレーム2を180
度水平方向に展開していたが、この実施例においては、
ロータリーシリンダ60を用いることによりフレーム2
の組立ておよび折り畳みを自動的に行うことができる。
ロータリーシリンダ60の室R1にオイルや圧縮空気を
充填することによりフレーム2を直線方向に伸ばすこと
ができる。また、ロータリーシリンダ60の室R2にオ
イルや圧縮空気を充填することによりフレーム2を折り
曲げることができる。このように、フレームの組立てお
よび折り曲げを自動的に行うことにより準備作業をより
効率良く行える。
【0074】実施例5.図28は、遮音壁が歩道のすぐ
上から存在せず例えばコンクリート塀50aの上に存在
する場合を示している。このような、遮音壁を清掃する
場合の清掃装置の準備手順について図29から図32を
用いて説明する。
【0075】図29は、実施例1で説明した図3から図
7までの各ステップをすでに実行した状態を示してい
る。この実施例では、実施例4に示したようなロータリ
ーシリンダ60が備えられているものとする。図29に
おいては、このロータリーシリンダ60の一方のみを動
作させフレーム2の片方の脚を折り畳む。
【0076】次に、図30に示すように補助フレームの
脚を折り畳んだまま垂直方向へ90度起こす。
【0077】次に、図31に示すように補助フレームの
脚を折り畳んだままフレームを90度旋回させる。
【0078】次に、図32に示すように補助フレームを
垂直方向に90度戻す。このようにして、遮音壁が歩道
面からある距離を隔ててから存在する場合でも清掃作業
を行うことが可能になる。
【0079】実施例6.前述した実施例5におては、コ
ンクリート塀50aの高さがフレームの1/2の高さと
一致している場合に用いられるものであるが、コンクリ
ート塀50aの高さが常に一定とは限らない。図33
は、コンクリート塀50aの高さが変化した場合でも、
アウトリガー54を用いることにより清掃作業が可能な
ことを示している。アウトリガー54からの脚の引き出
し量を調節することによりフレームの高さ自体が上下に
変化する。従って清掃すべき遮音壁が存在する高さが場
所によって変化する場合でも支障なく清掃することが可
能である。
【0080】実施例7.図34は、前述した実施例と同
様に清掃する遮音壁の高さが変化する場合の他の例を示
す図である。この例においては、フレーム2がフレーム
ベース2b内をスライド可能な構造となっている。この
フレームベース2bとフレーム2とのスライド量を調節
することにより清掃すべき遮音壁の高さが変化した場合
でも清掃することが可能になる。
【0081】図35は、この実施例による清掃装置10
0の正面図である。図36は、この実施例による清掃装
置100の平面図である。この実施例による清掃装置1
00は、フレーム2をフレームベース2bにより3方向
を覆っている。フレーム2とフレームベース2bは、フ
レーム延長シリンダ2cによりスライド可能に取り付け
られている。図37は、フレーム延長シリンダ2cが収
縮している状態で通常の遮音壁よりも低い高さの遮音壁
を清掃する場合を示している。また図38は、フレーム
延長シリンダ2cが延長され、通常よりも高い位置にあ
る遮音壁を清掃する状態を示している。例えば、図37
に示すように、フレーム延長シリンダ2cが収縮してい
る場合には、フレーム2の高さが6mであるが図38に
示すようにフレーム延長シリンダ2cが伸びているとき
には、フレーム2の高さが7.2mになる。従って、フ
レーム2が1.2m延長されることになる。フレーム延
長シリンダ2cは、最大1.2mの伸縮を行なうことに
なる。
【0082】図39は、さらにこの実施例の他の例を示
す図である。図39に示す清掃装置100は、フレーム
延長シリンダ2dをフレームベース2bに内蔵している
点が特徴である。フレーム延長シリンダ2dは、フレー
ム2の脚部と台車6の間に存在しており、フレーム延長
シリンダが伸びることによりフレーム2を押し上げる。
【0083】なお、この実施例においては図36に示す
ようにアウトリガー54を4個備えている場合を示して
いる。アウトリガーは、台車の四隅に設けられている。
このように、アウトリガー54を4個設けることにより
図38、図39に示すように、台車が傾斜した部分に設
けられた場合でも安定してフレームを支えることができ
る。図38、図39に示す場合は、地面がαだけ傾いて
いるのをアウトリガー54の長さを調節してフレームを
垂直に立てる場合を示している。
【0084】また、この実施例においては、ロータリー
シリンダ60aと60bがフレーム2の二つの脚の異な
る位置に設けられている。二つのロータリーシリンダ6
0aと60bは、同じ高さに設けられている必要はな
く、図35から図39に示すように異なる位置に存在し
ていても構わない。
【0085】実施例8.図40は、清掃装置100の他
の例を示す図である。この実施例においては、ブラシ部
1がフレーム2の内部に存在している場合について示し
ている。図41はこの実施例のフレームの断面図であ
る。図42は、ブラシ20を含むフレーム2の斜視図で
ある。
【0086】この実施例においては、ブラシ20はフレ
ームの胴体内部に縦型に搭載されている。従って、実施
例1で述べた様にブラシ部を直角方向に旋回させる必要
はない。ただし、ブラシ部がフレーム内部に縦型に存在
しているため、清掃を行う場合には、台車6を清掃方向
に移動させながら行う必要がある。
【0087】実施例9.図43は、片面のみを清掃する
場合の動作を説明する図である。片面のみを清掃する場
合には、U字状フレームを360度反対側に折り曲げら
れる構成としておくことにより可能になる。図43の矢
印Pに示すようにフレームの脚が360度回転できるこ
とにしておくことにより、遮音壁の一方の面のみを清掃
することが可能になる。
【0088】実施例10.図44は、フレームがU字型
形状を有していない清掃装置を示している。この清掃装
置は単に直線状のフレームを有している。この直線状の
フレームをブラシ部1が上下することにより壁の片面の
みを清掃する場合を示している。図45は屋外で用いる
ばかりでなく、室内において清掃装置を用いる場合を示
している。室内の場合では天井が存在しているため壁の
上部をまたがることができない。従って、直線状のフレ
ームを有した清掃装置を用いて壁を清掃することができ
る。
【0089】実施例11.実施例1で述べたブラシ部1
の構成をとる場合には、ブラシ20の両端に水飛散防止
カバー28の側面が存在していた。また、その外側にア
ーム31が存在していた。さらには、ブラシを回転させ
るブラシ回転モータ23が突出していた。このようにブ
ラシの両端に幾つかの部品が存在しているため、実際に
清掃を行う場合には、壁板を支えているH鋼やサンとぶ
つかり清掃作業に支障をきたすおそれがある。
【0090】以下この実施例では、ブラシの外側に他の
部品が存在しないブラシ部について説明する。さらに、
この実施例では、ブラシの横方向のながさを変更するこ
とにより、H鋼とサンの間隔が変更された遮音壁に対し
ても清掃装置が清掃を行えるような場合について説明す
る。
【0091】図46は、ブラシの横方向の長さを変更す
る場合の原理図を示している。この実施例のブラシは2
つのブラシ部品20aと20bから構成されている。ブ
ラシ部品20aと20bはブラシの中央部分で互いに入
子になって噛み合されている。
【0092】図47は、図46に示すブラシ中央のQ−
Q断面を示す図である。ブラシ部品20aはブラシAを
提供し、ブラシ部品20bはブラシBを提供している。
従って、両者が交わった部分は、ブラシAとブラシBが
両方存在することになる。図46において、ブラシ部品
20aのみが存在する間隔R1およびブラシ部品20b
のみが存在する間隔R2の部分は、ブラシの密度が薄く
なる欠点は存在するが、このようにブラシ部品20aと
20bを噛み合せて左右にスライドさせることにより、
ブラシ20の横方向の長さを変更することができる。
【0093】例えば、図46に示す場合は、少なくとも
ブラシ部品の噛み合せを10cm取ることを条件とする
と、±10cmの長さの変更ができ、最大と最少で20
cmの長さを変更することができる。
【0094】図48はこのように、長さの変更が可能な
ブラシの詳細図である。また、図49は図48に示した
ブラシの一部拡大図である。ブラシ部品20aと20b
の回転軸の内部には、バネ80がそれぞれ設けられてい
る。バネ80の間には、ピン81が存在している。ピン
81は、ブラシ部品20aと20bの回転軸を合わせる
ためのピンである。ブラシ部品20aと20bは、アー
ム82によりそれぞれ支えられている。アーム82の幅
が変更されることにより、ブラシ部品20aと20bの
噛み合せ部分の長さが変更され、ブラシの長さが変更で
きる。図48に示すように、この実施例によるブラシを
用いれば、H鋼51とサン52の間にある壁板全体に対
してブラシを接触させることができる。また、ブラシの
両側には他の部品が存在していないため、洗浄中にH鋼
や、サンと接触することもない。
【0095】次に、図50と46を用いて、この実施例
におけるブラシの長さの変更機構について説明する。図
50は、この実施例におけるブラシの正面図である。図
51は、この実施例におけるブラシの断面図である。図
52は、この実施例におけるブラシ部の側面図である。
この実施例におけるブラシ部は、ブラシ回転用モータ8
5により、ブラシ回転用シャフト84を矢印U1に示す
ような方向に回転させる。ブラシ回転用シャフト84が
矢印U1の方向に回転することによりチェーン83が回
転する。アーム82aの内部には、チェーン83が含ま
れている。このチェーン83は、ブラシ20の回転軸に
繋がっており、ブラシ回転用シャフト84の回転がチェ
ーン83を介してブラシ20の回転となる。
【0096】一方ブラシ幅調整用モータ87が回転する
ことによりシャフト受け86aが回転する。シャフト受
け86aの両側には、ブラシ幅調整用シャフト86が係
合している。このシャフト受け86aが回転することに
より、ブラシ幅調整用シャフト86が矢印U2の方向に
移動する。シャフト受け86aとブラシ幅調整用シャフ
ト86は、シャフト受け86aが回転すると2本のブラ
シ幅調整用シャフト86が互いに縮まる方向あるいは、
互いに離れる方向に、ねじきりされて係合されている。
従って、ブラシ幅調整用モータ87が一方向にまわる場
合には、2つのブラケット90の間隔が縮まる。また、
ブラシ幅調整用モータが他の方向に回転する場合には2
つのブラケット90の間隔が広がる。ブラケット90は
ブラシ回転用シャフト84とブラシ離着用シャフト88
にスライド可能に取り付けられている。従ってブラシ幅
調整用シャフト86の間隔が変わることによりブラケッ
ト90は、ブラシ回転用シャフト84とブラシ離着用シ
ャフト88に沿ってスライドし、アーム82の間隔を調
整することができる。アーム82の間隔が変更されるこ
とにより、ブラシ幅全体の長さを変更することが可能に
なる。
【0097】また、ブラシ離着用シリンダ89を動作さ
せることにより、ブラシ離着用シャフト88をU3の方
向に回転させることができる。ブラシ離着用シャフトが
U3の方向に回転することにより図52に示すようにア
ーム82bが矢印Mの方向に移動する。このようにして
ブラシの遮音壁に対する離着を行える。
【0098】なお、この実施例においては、説明を簡単
にするため散水ノズルやゴムヘラ等を図示していない
が、散水ノズルやゴムヘラ等を装着したブラシ部として
も構わない。
【0099】以上のように、この実施例においては、少
なくともブラシの両端に他の部品を配置していないた
め、かつブラシの幅を自由に変更することができるため
遮音壁の洗浄する幅が変更された場合、あるいは、遮音
壁のサンやH鋼等の凸部が存在している場合でもすみず
みまで洗浄を行うことができる。
【0100】実施例12.上記実施例においては、清掃
装置の場合を例にして説明したがこの発明は清掃装置以
外の他の作業装置についても適用できる。例えば、散水
ノズルの変わりに塗料を噴出する塗料噴出ノズルを設
け、給水タンクの変わりに塗料を貯めておくタンクを設
けることにより、塗装作業を行える作業装置を構成する
ことができる。この塗装装置を用いることにより、壁や
塀の色の塗替えが容易に行える。
【0101】また、給水タンクの変わりに消毒液タンク
を備え、散水ノズルの変わりに消毒液散布ノズルを備え
ることにより、垣根や植え込みに対する消毒剤の散布を
行うことができる。沿道にある垣根や配列された植哉等
に対して連続した消毒や害虫駆除を行うことが可能にな
る。
【0102】またブラシ部の代わりにカッターを搭載す
るようにしても構わない。電動のこぎりや電動除草機等
を搭載することにより沿道に有る植哉のカッティングを
行うことが可能になる。
【0103】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、所定
の作業に必要なものを台車に搭載し、その台車を必要な
設置物に対して移動させることができるので、人手を介
さずに所望の作業を実行することができる。
【0104】また、この発明によれば、設置物に対して
表面と裏面同時に作業を行うことができ作業能率が大幅
に向上する。
【0105】また、この発明によれば、第1と第2の作
業部が同一場所の表と裏から同時に作業するので設置物
の破損を防止することができる。
【0106】また、この発明によれば、フレームが変形
できるので、設置物に対して作業部を容易に配置するこ
とができる。
【0107】また、この発明によれば、装置が折り畳み
式なので運搬することができる。
【0108】また、この発明によれば、装置の組立てあ
るいは折り畳みを自動化しているので準備作業あるいは
かたずけ作業に手間がかからない。
【0109】また、この発明によれば、台車が設置物に
対して所定の距離を保つため設置物を破損することがな
い。
【0110】また、この発明によれば、作業部に清掃手
段を備えているので設置物の清掃を行うことができる。
【0111】また、この発明にかかる設置物作業方法に
よれば、第1と第2の作業部を設置物の表面と裏面に対
して配置して作業を行うので作業能率が大幅に向上す
る。
【0112】また、この発明によれば、準備工程におい
てフレームが変形できるので作業面積が少なく車道の障
害にならずに作業の準備を行うことができる。
【0113】また、この発明によれば、同一部分に対し
て表と裏から同時に作業を行うので設置物の破損を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の清掃装置の搬送状態及び配置状態
を示す図である。
【図2】 この発明の清掃装置の使用状態を示す図であ
る。
【図3】 この発明の清掃装置の準備手順を示す図であ
る。
【図4】 この発明の清掃装置の準備手順を示す図であ
る。
【図5】 この発明の清掃装置の準備手順を示す図であ
る。
【図6】 この発明の清掃装置の準備手順を示す図であ
る。
【図7】 この発明の清掃装置の準備手順を示す図であ
る。
【図8】 この発明の清掃装置の準備手順を示す図であ
る。
【図9】 この発明の清掃装置の準備手順を示す図であ
る。
【図10】 この発明の清掃装置の準備手順を示す図で
ある。
【図11】 この発明の清掃装置の平面図である。
【図12】 この発明の清掃装置のフレーム展開図であ
る。
【図13】 この発明の清掃装置のフレーム直立図であ
る。
【図14】 この発明の清掃装置のフレーム展開図であ
る。
【図15】 この発明の清掃装置の準備完了図である。
【図16】 この発明のブラシの側面図である。
【図17】 この発明のブラシ部の予湿動作を示す図で
ある。
【図18】 この発明の清掃装置のブラシ部の本洗い動
作を示す図である
【図19】 この発明のブラシ部の正面図である。
【図20】 この発明のブラシ部の平面図である。
【図21】 この発明のフレームの構造図である。
【図22】 この発明のケーブルベアの斜視図である。
【図23】 この発明の実施例2による洗浄部を示す図
である。
【図24】 この発明の実施例3における台車を示す図
である。
【図25】 この発明の実施例3によるアウトリガーの
動作を示す図である。
【図26】 この発明の実施例3によるアウトリガーの
動作を示す図である。
【図27】 この発明の実施例4によるロータリーシリ
ンダの動作を説明する図である。
【図28】 この発明の実施例5による動作手順を示す
図である。
【図29】 この発明の実施例5による動作手順を示す
図である。
【図30】 この発明の実施例5による動作手順を示す
図である。
【図31】 この発明の実施例5による動作手順を示す
図である。
【図32】 この発明の実施例5による動作手順を示す
図である。
【図33】 この発明の実施例6による高さ調節付清掃
装置を示す図である。
【図34】 この発明の実施例7による高さ調整付清掃
装置を示す図である。
【図35】 この発明の実施例7による高さ調整付清掃
装置の正面図である。
【図36】 この発明の実施例7による高さ調整付清掃
装置の平面図である。
【図37】 この発明の実施例7による高さ調整付清掃
装置の使用状態図である。
【図38】 この発明の実施例7による高さ調整付清掃
装置の使用状態図である。
【図39】 この発明の実施例7による高さ調整付清掃
装置の他の例を示す図である。
【図40】 この発明の実施例8による清掃装置を示す
図である。
【図41】 この発明の実施例8によるフレームの断面
図である。
【図42】 この発明の実施例8によるブラシ内蔵型フ
レームの斜視図である。
【図43】 この発明の実施例9による片面清掃状態を
示す図である。
【図44】 この発明の実施例10による直線またフレ
ームを持つ清掃装置を示す図である。
【図45】 この発明の清掃装置を室内の清掃に用いる
場合を示す図である。
【図46】 この発明の実施例11のブラシ幅変更の外
面図である。
【図47】 この発明の実施例11によるブラシの側断
面図である。
【図48】 この発明の実施例11によるブラシの詳細
図である。
【図49】 この発明のブラシの一部拡大図である。
【図50】 この発明のブラシ部の正面図である。
【図51】 この発明の実施例11によるブラシの平断
面図である。
【図52】 この発明の実施例11によるブラシの側面
図である。
【図53】 従来の遮音壁清掃状態を示す図である。
【図54】 従来の清掃に用いられるリフターを示す図
である。
【図55】 従来の清掃に用いられるオーバーフェンス
型クレーンを示す図である。
【図56】 従来の機械を用いた清掃状態を示す図であ
る。
【図57】 従来の清掃ロボットを示す図である。
【符号の説明】
1 ブラシ部、2 フレーム、2h 補助フレーム、2
m 主フレーム、3発電機、4 給水装置、5 操作制
御装置、6 台車、8 クレーン付トラック、9 ガイ
ドローラ、10 運転席、11 フレーム旋回機構部、
12 フレーム支持台、13 収納ヒンジ、14 主フ
レーム屈曲シリンダ、15 補助フレームヒンジ、16
補助フレームシリンダ、17 離着機構、18 昇降
駆動部、19 ブラシ旋回機構部、20 ブラシ、21
ブラシ固定具、22 ブラシ軸、23 ブラシ回転モ
ータ、24 上部ゴムヘラ、25 下部ゴムヘラ、26
予湿水ノズル、27 本洗水ノズル、28 水飛散防止
カバー、29 水受部、30 排水管、31 アーム、
32 クロスバー、33 ブラケット、40支持ローラ
ー、41 駆動用ピニオン、42 駆動用ラック、43
フレーム内板、44 ケーブルベア、45 駆動用モ
ータ、46 水管、47 空気管、48 電源線、49
制御線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 比登司 神奈川県鎌倉市山崎25番地 菱電電子機工 株式会社内 (72)発明者 和田 明文 神奈川県鎌倉市山崎25番地 菱電電子機工 株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する作業装置 (a)設置物に対して所定の作業をする作業部、 (b)上記作業部を保持するフレーム機構部、 (c)上記作業部の動作を制御する操作制御部、 (d)上記フレーム機構部と操作制御部を搭載するとと
    もに、上記設置物に沿って移動する台車。
  2. 【請求項2】 上記設置物は、表面と裏面を備えてお
    り、上記フレーム機構部は、設置物の端部をまたぐとと
    もに設置物の表面と裏面に延在するU字状フレームを有
    し、上記作業部は、設置物の表面と裏面に対応して所定
    の作業をする第1と第2の作業部を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の作業装置。
  3. 【請求項3】 上記U字状フレームは、上記第1と第2
    の作業部を設置物の表面と裏面に沿って移動可能に保持
    し、上記操作制御部は、上記第1と第2の作業部が表面
    と裏面の同一場所に対して同時に作業をするように、第
    1と第2の作業部を移動させることを特徴とする請求項
    2記載の作業装置。
  4. 【請求項4】 上記U字状フレームは、U字状フレーム
    を展開する展開手段を有し、上記操作制御部は、上記U
    字状フレームの展開手段を用いてU字状フレームを展開
    させることにより設置物に対してU字状フレームを配置
    することを特徴とする請求項2又は3記載の作業装置。
  5. 【請求項5】 上記フレーム機構部は、不使用時に折り
    畳んで台車に搭載できるとともに、作業時に組み立てて
    使用することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の作業装置。
  6. 【請求項6】 上記操作制御部は、上記フレーム機構部
    の折り畳み作業と組立て作業の少なくとも一部の作業を
    自動的に実行させることを特徴とする請求項5記載の作
    業装置。
  7. 【請求項7】 上記台車は作業部が設置物に対して作業
    可能なように、上記設置物に対して所定の距離を保ちな
    がら移動することを特徴とする請求項1〜6いずれかに
    記載の作業装置。
  8. 【請求項8】 上記作業部は、設置物を清掃する清掃手
    段を備えていることを特徴とする請求項1〜7いずれか
    に記載の作業装置。
  9. 【請求項9】 以下の工程を備えた作業方法 (a)作業装置の第1と第2の作業部を設置物の表面と
    裏面に対して配置する準備工程、 (b)上記準備工程後、作業装置を動作させ、設置物の
    表面と裏面に対して所定の作業をする作業工程。
  10. 【請求項10】 上記準備工程は、 (a)作業装置を設置物の一方の面側に運搬する工程
    と、 (b)第1と第2の作業部を両脚部に保持したU字状フ
    レームを設置物の一方の面側の所定の位置に配置する工
    程と、 (c)上記U字状フレームの一方の脚部を開脚して他方
    の脚部を旋回させ開脚した脚部を閉脚することによりU
    字状フレームの脚部を設置物の両面に配置する工程とを
    備えたことを特徴とする請求項9記載の作業方法。
  11. 【請求項11】 上記作業工程は、 (a)作業装置の第1と第2の作業部が設置物の同一部
    分の表と裏に対して同時に作業を実行する工程と、 (b)作業装置を設置物に沿って移動させる工程とを備
    えたことを特徴とする請求項9または10記載の作業方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003313829A (ja) * 2002-04-22 2003-11-06 Matsushita Electric Works Ltd 道路壁
JP2021183325A (ja) * 2020-05-21 2021-12-02 タケウチテクノ株式会社 ホームドア洗浄装置及びホームドア洗浄方法

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