JPH08139678A - 光無線送受信装置 - Google Patents

光無線送受信装置

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Publication number
JPH08139678A
JPH08139678A JP6302789A JP30278994A JPH08139678A JP H08139678 A JPH08139678 A JP H08139678A JP 6302789 A JP6302789 A JP 6302789A JP 30278994 A JP30278994 A JP 30278994A JP H08139678 A JPH08139678 A JP H08139678A
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JP
Japan
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optical
signal
light
receiver
reception device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6302789A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Watanabe
政博 渡辺
Yoshiaki Yunoki
義明 柚木
Kazutoshi Hirohashi
一俊 広橋
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】光送受信装置のサーチ精度が向上すると共に、
信号の受信精度を高める。 【構成】狭い指向角で光信号を送信する送光部9Aと、
送光部と比較して広い指向角とで光信号を受信する受光
部10Aを同一方向に向けて構成した第1の光送受信装
置2Aと、比較的広い指向角で光信号を送信する送光部
9Bと、比較的広い指向角の受光部を備え、信号送信時
以外はサーチ用の信号を送信可能とする第2の光送受信
装置2Bとで行う光無線送受信において、第2の光送受
信装置から送信されたサーチ用の信号を受信することに
より所定の周波数の第1の確認信号を第1の光送受信装
置より送信し、第2の光送受信装置が受信することによ
り、第2の確認信号を送信し、第1の光送受信装置が受
信したタイミングで第1の光送受信装置の第2の光送受
信装置に対する方向を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光無線を介して信号を
伝送する光無線送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、構内情報通信システムはLAN
(ローカル・エリア・ネットワーク)と称され、例えば
同一建物内、同一敷地内、学校のキャンパス内など比較
的狭い限られた範囲内で、パソコン、プリンタなどの端
末機器間で有線または無線で信号の授受を行うことがで
きることは周知のことである。
【0003】これらの機器はもともと携帯用として利用
することを目的としているため、有線で接続したままで
使用するには使い勝手が悪い。そこで、伝送路の一部ま
たは全部を無線化して、相互通信を行うことが切望され
ている。
【0004】この種無線伝送手段としては、高速でデー
タの伝送を行うに際して法規制性のない光を媒体とした
無線伝送が有利である。また、有線LANで最も普及し
ているイーサネットLANは、10Mbpsの伝送速度
を有しているので、無線伝送路は10Mbpsの伝送速
度を持つことが望ましい。さらには、無線伝送路によっ
て有線伝送路の完全置き換えを実現すれば、双方向伝送
が可能となる。
【0005】この種の光無線送受信装置としては、一対
の送受信装置の内の一方の送受信装置を例えば送信側と
し、一対の内の他方を受信側とするならば、両機器は光
発信装置・光受信装置部及び制御部を有することが望ま
しい。
【0006】例えば送信側の光発信装置は電気的な情報
信号を変調し、この変調された電気的な信号を光電変換
して光情報信号として発光素子より所定の空間(受信
側)に発信する。一方受信側は、送信側からの発信によ
り変調された光情報信号を光受信装置の受光素子を用い
て光電変換し、この光電変換した信号を元の電気的な信
号に復調するように構成されており、両送受信装置は共
に光発信装置・光受信装置を備えることにより双方向で
情報信号の授受を行うことができる。
【0007】例えば信号伝送方法としての光無線を介し
て信号を伝送する場合、送信側の発光素子としてLED
(発光ダイオード)やレーザダイオードが用いられる
が、レーザダイオードは、出射光のビームが細く長距離
を伝送しても広がらないので、ビル間の伝送や川を隔て
た伝送等に用いられている。しかしながら、ビーム径が
極めて細いので、人体特に目に入射すると、損傷を招く
おそれがあるので、オフィス等の構内においては用いる
ことができない。
【0008】他方、LEDは指向性が広く、距離ととも
に光ビームが広がるので長距離伝送には向かないが、L
EDと集束レンズを一体で形成することにより、伝送距
離を延ばすことができる。なお、照明光等により発生す
る光雑音は、主に低域の周波数スペクトルを有するの
で、データは一般に、FMやPM等の変調等によりブロ
ードバンド信号(マンチェスタ符号のように直流成分を
実質的に含まない信号)に変換されて送信される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光無線を利
用して広帯域伝送を行う場合や、同一空間内において同
一の帯域の複数の伝送路で光通信を行う場合には、発光
指向性及び受光指向性を狭くする必要があるが、指向性
が狭くなるほど設置時に光軸を正確に調整することは困
難であり、また通信時には振動等により多少の光軸ずれ
でエラーが発生する。
【0010】なお、狭い指向性の光を用いた従来の光軸
調整方法としては、例えば特公平2−37997号公報
に示されるように相手側にコーナキューブを設け、自己
から送出された狭い指向性の光が相手側のコーナキュー
ブから反射されて戻った光の受光レベルを最大にする方
法が提案されている。しかしながら、この方法では機構
的にも複雑になり、コストも高くなる。また、常時、自
動で微調整を行うことは困難である。さらに、方向調整
用光が受信端に達するまでの距離が径路となるため、片
路に対し受信レベルが1/4となってしまうという問題
がある。
【0011】本発明は、簡単かつ安価な構成で光軸調整
を自動的に、また微調整を行うことができる光無線装置
の光軸調整方法を提供することを目的とする。
【0012】なお、本明細書では、送受信装置とは送信
装置と受信装置の両方を有するものを言い、装置とは送
信装置と受信装置の間で通信を行うものや、送受信装置
と送受信装置との間で双方向通信を行うものを言う。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は,狭い指向角で光
信号を送信する第1の送光部と、前記送光部と比較して
広い指向角とで光信号を受信する第1の受光部を同一方
向に向けて構成した第1の光送受信装置と、比較的広い
指向角で光信号を送信する第2の送光部を有し、比較的
広い指向角を有する第2の受光部を備え、信号送信時以
外はサーチ用の信号を送信可能とする第2の光送受信装
置とで光無線通信を行う光無線送受信装置において、駆
動手段により所定方向に駆動され、前記第2の光送受信
装置から送信されたサーチ用の信号を前記第1の受光部
にて受信することにより所定の周波数の第1の確認信号
を前記第1の光送受信装置より送信し、前記第1の光送
受信装置から送信された前記第1の確認信号を、前記第
2の光送受信装置の前記第2の受光部にて受信すること
により、前記第2の送光部より前記第2の確認信号を送
信し、前記送信された第2の確認信号を第1の光送受信
装置が受信したタイミングでこの第1の光送受信装置の
前記第2の光送受信装置に対する方向を設定してなるこ
とを特徴とする光無線送受信装置。
【0014】駆動手段により所定方向に駆動され、前記
第2の光送受信装置から送信された信号の有無を前記第
1の受光部の広い指向角の受光部で受信し、この第2の
光送そして、第2の発明は前記送信された第2の確認信
号を第1の光送受信装置が受信したタイミングでこの第
1の光送受信装置の前記第2の光送受信装置に対する方
向を設定してなることを特徴とする光無線送受信装置。
【0015】そして、第2の発明は、狭い指向角で光信
号を送信する第1の送光部と、狭い指向角と広い指向角
とで光信号を受信する第1の受光部を同一方向に向けて
構成した第1の光送受信装置と、サーチ用の信号を送信
可能とすると共に無指向な指向角を有する複数の発光素
子からなる環状の第2の送光部と、前記第2の送光部の
中央部に配置した第2の受光部とからなる第2の光送受
信装置との間で双方向光通信を行う光無線送受信装置で
あって、駆動手段により所定方向に駆動され、前記第2
の光送受信装置から送信された信号の有無を前記第1の
受光部の広い指向角の受光部で受信し、この第2の光送
受信装置から送信された信号がサーチ用の信号であれ
ば、前記第1の光送受信装置の第1の受光部の狭い指向
角の受光部で受信した信号レベルに基づいて受信レベル
を記憶装置に記憶し、それ以外の信号時にはサーチを一
旦停止し、サーチ信号受信によりサーチを再開し、受信
レベルの分布をとらえ、前記第1の光送受信装置の前記
第2の光送受信装置に対する方向を設定してなることを
特徴とする光無線送受信装置。
【0016】更に、第3の発明は、狭い指向角で光信号
を送信する第1の送光部と、狭い指向角と広い指向角と
で光信号を受信する第1の受光部を同一方向に向けて構
成した第1の光送受信装置と、無指向な指向角を有する
複数の発光素子からなる環状の第2の送光部と、前記第
2の送光部の中央部に配置した第2の受光部とからなる
第2の光送受信装置との間で双方向光通信を行う光無線
送受信装置であって、駆動手段により所定方向に駆動さ
れ、前記第2の光送受信装置から送信された信号を前記
第1の受光部の狭い指向角の受光部で受信した信号レベ
ルを検出し、移動方向毎に受信レベルパターンを第1の
記憶装置に記憶し、前記第1の記憶装置に記憶された受
信レベルパターンと、予め受信レベルパターンが記憶さ
れた第2の記憶装置の前記受信レベルパターンとを比較
し、前記比較された結果に基づいて前記第2の光送受信
装置に対する前記第1の光送受信装置の方向を前記駆動
手段により設定し、前記第1の受光部の広い指向角の受
光部にて通信を行うことを特徴とする光無線送受信装置
とをそれぞれ提供するものである。
【0017】
【実施例】この種光無線送受信装置(以下、光送受信装
置と言う)は、例えば、図1に示すようにパソコン、プ
リンタなどの情報端末機1A,1Bとそれぞれ接続され
た光送受信装置2A,2Bは、相互に向かい合って光信
号(点線)で信号の授受を行なったり、あるいは例えば
一方の端末機1Bに接続された光送受信装置2Bより所
定の空間の天井に張り巡らされたイーサネット線3に接
続されたトランシーバ4A,4B,4Cを介して円盤状
の光送受信装置5A,5B,5Cとの間で光信号(実
線)で相互に信号の授受を行うものである。
【0018】また、他の利用方法としては、図2に示す
ように光無線テレビ会議の例で説明すると、上記実施例
と同様に端末機8A,8Bではマイクロホン付きTVカ
メラ7A,7BとTVモニタ6A,6Bとが接続され、
光送受信装置2A,2Bが互いに直接対向するように配
置され、画像信号と音声信号を変復調して伝送し双方向
で光通信を直接行なうことによりテレビ会議を行うこと
ができる。
【0019】そして、この種の光送受信装置の概要は例
えば図3に示す如く構成されている。
【0020】即ち、双方向光伝送を実現するために、各
光軸が平行となるよう、光送信装置9Aと光受信装置1
0Aとが上下一体で構成された一方の光送受信装置2A
及び、光受信装置10Bと光送信装置10Bとが上下一
体の光送受信装置2Bを備えることが望ましいものであ
る。そしてこれら一対の光送受信装置2A,2Bは送信
用と受信用の半円状のパラボラリフレクタの光軸が平行
となるよう組立られており、光送信装置9A,9Bと光
受信装置10A,10Bの一方の光軸を調整するのみで
他方の光軸を調整することができる。11A,11Bは
光送受信装置2A,2Bに配置されたステッピングモー
タを含む駆動機構であり、後述する走査によってモータ
制御回路により光送受信装置2A,2Bを上下方向及び
左右方向に所定角度ずつ回転駆動するものである。
【0021】上記した光送受信装置2A,2Bの具体的
な構成を図4,図5(a),(b)に示す。
【0022】上記したように双方向光通信を行うための
光送受信装置2A,2Bの構成は上下の態様が逆となっ
ているため一方の光送受信装置2Aについてのみ説明
し、送受信を行う他方側の装置には符号Bを付す。
【0023】光送受信装置2Aは光送信装置9Aと光受
信装置10Aとが上下一体で構成された筐体本体12A
内に配置されており、上部の光送信装置2Aは前面の中
央位置に広い指向角を有するサーチ用の光信号であるパ
イロット信号(例えば5MHzの単一波)を発光するレ
ンズ付きLED13Aを備えると共に、背部には信号送
信用のLED14Aを備えている。そして、上記信号送
信用のLED14Aから送信した情報信号である光信号
は半円状のパラボラリフレクタ15Aにて反射されて光
送信装置9Aの前方に平行光として出射される。
【0024】一方、上部の光送信装置9Aと同一方向に
向けた下部の光受信装置10Aは、上記したような光発
信装置より送信された光情報信号及び上記送信されたパ
イロット信号を受信するための受光素子16Aを備えて
おり、送信された光情報信号及び上記送信されたパイロ
ット信号は、半円状のパラボラリフレクタ17Aに反射
されて光学的信号として受光素子16A上に収束され
る。この受光素子16Aは中央部に狭い指向角を有する
受光素子(受光部)16A1 と、これを囲繞するような
広い狭い指向角を有する受光素子(受光部)16A2
より構成されているものである。
【0025】そして、両LED13A,14A及び受光
素子16Aの光軸及びパラボラリフレクタ15A,17
Aの中心を一致させることが望ましい形態であるが、組
立て作業には非常に熟練を要し、この組立て精度が性能
に寄与し得る。このことは、後述する図6の形態にも言
えることである。
【0026】仮に、光送受信装置2Aに対して光送受信
装置2Bの構成が、光送信装置9A及び光受信装置10
Aが同一位置となっている場合、この両者で双方向通信
を行おうとする時、それぞれの送信信号(光軸)は途中
で交差することなる。そして、両者の設定距離より近く
して、一方の発光部と他方の受光部が一致した場合、一
方の受光部に他方の発光部が向かないことになる。
【0027】従って、上記構成の光送受信装置2A,2
Bは逆の態様となっていることにより、両者の距離に関
係なくなり、互いに受光部の光軸が相手側の発光部に一
致すれば、必ず発光部の光軸が相手側の受光部に向ける
ことができる。
【0028】上記光送信装置9A及び光受信装置10A
を備えた光送受信装置2Aは、図5に示すように固定の
支持台18上に左右の支柱19を介して載置され、回転
台20を駆動するステッピングモータM1 の駆動により
歯車機構などの減速機構21を介して上下方向に所定角
度回動し、またステッピングモータM2 の駆動により歯
車機構などの図示せぬ減速機構を介して左右方向に水平
に所定角度回動する。上下及び左右水平方向への駆動
は、後述する回路のサーチコントロール回路からの制御
信号によつて制御され、その回動範囲は実施例において
は例えば15°にしてあるが、この回動範囲は光送受信
装置2A,2Bの距離に応じて適宜設定できることは言
うまでもないことである。
【0029】図6は光送受信装置の他の実施例を示すユ
ニットの概略断面図である。光送受信装置22は同軸構
造、即ち光学的信号を受信する受光素子24及び光学的
信号を送信する発光素子25が筐体23内で光軸を一に
する同軸配置された構造としてある。筐体23の前面の
上記光軸と一致する位置に広い指向角を有するサーチ用
の光信号であるパイロット信号(例えば5MHzの単一
波)を発光するレンズ付きLED26が配置され、これ
と背中合わせに発光素子25が配置されている。
【0030】発光素子25から送信された光学的情報を
含む光信号は後部のパラボラリフレクタ27により反射
されて平行光となって前面より相手側の光送受信装置の
光受信装置側にて受信される。また筐体23の奥部に配
置された受光素子24は、上記パラボラリフレクタ27
を囲むような大径なるパラボラリフレクタ29の焦点位
置に配置されている。この上記と同様に受光素子24は
中央部に狭い指向角を有する受光素子(受光部)241
と、これを囲繞するような広い狭い指向角を有する受光
素子(受光部)242 とより構成され、点線で示すよう
に平行に入射するサーチ用信号及び光学的情報信号はパ
ラボラリフレクタ29に反射され、上記パラボラリフレ
クタ27の背面に配置された反射鏡28に反射された
後、受光素子24にて所定の信号として受信される。
【0031】上記図6に示した同軸構造の光送受信装置
22は図7(a),(b)に示す如く駆動機構と一体化
されて光送受信装置ユニット30として使用されること
が望ましい形態である。図7(a)正面断面図、図7
(b)側面断面図を概略示すものである。
【0032】即ち、図7(a),(b)において、上記
の如く構成された光送受信装置22は、箱型の筐体31
の上部に配置されて支軸32を中心として上下方向に回
動自在とされる一方、この筐体31が台座32の支軸3
3に軸受34を介して支持されることにより左右方向に
も回転自在としてある。上下方向の駆動はステッピング
モータM3 により駆動され、複数の歯車列からなる第1
の減速機構35により動作される。そして、光送受信装
置22の光学的中心軸が垂直方向(真上)に向いた時に
チルト・エンドを検出すためにスイッチTSWが設けら
れている。支軸32と固定部との間にはスプリング36
が張架され、これにより上記減速機構35のバックラッ
シュを吸収するようにしてあり、これにより送受信時に
双方の装置間の光学軸の設定操作及び設定後の位置が保
証される。
【0033】また、光送受信装置22の左右方向の駆動
は、ステッピングモータM4 の駆動により第2の減速機
構37を介した駆動により回転され、所定の回転角度位
置に配置したパンニング・エンドを検出するスイッチP
SW(図示せず)にて回動角度位置が検出される。ま
た、支軸33と固定部との間にはスプリング38が張架
され、上記スプリングと同様の機能を有する。
【0034】図7(a),(b)に示したような駆動機
構及び各種の検出スイッチは、当然先に説明した図4,
図5に示す光送受信装置2A,2Bにも取り付けられて
いるものである。
【0035】一方、上記光送受信装置2A,2Bと双方
向光通信を行うための、図1に示したように所定の空間
内に配置されたイーサネット線3に接続された本発明の
要部の一部を構成する円盤状の光送受信装置5A〜5C
の構成を図8,図9を併せ用いて説明する。
【0036】光送受信装置5A(5B,5C)は、円盤
状の筐体40の中央に受光素子41を収納した円筒状の
シールド42、このシールド42の周囲に同心状に環状
に配置された第1の発光素子群43aと第2の発光素子
群43bとからなる発光素子部43とより大略構成して
ある。そして、シールド42の上部は筒状の仕切り部材
45で保持され、この仕切り部材45を介して椀形カバ
ー46が取り付けられている。
【0037】即ち、円盤状の筐体40上には第1,第2
の発行素子群からなる発光素子部43を載置したプリン
ト基板44が固定されており、中央の透孔40aには受
光素子41を収納した円筒状のシールド42がねじ等の
固定手段48で取付け部40aに固定されている。プリ
ント基板44上には、複数個の無指向性のLED43a
1 を環状に配置した第1の発光素子群43aが上記受光
素子41を囲繞する如く取り付けられると共に、この第
1の発光素子群43aの外側に複数個の無指向性のLE
D43b1 を環状に同心配置した第2の発光素子群43
bが同心状に取り付けられている。上記第1の発光素子
群43aの各LED43a1 の光軸は筐体40の外側に
向かい、かつプリント基板44に対して所定角度上方に
向かって傾斜して取り付けられている。
【0038】一方上記複数個のLED43b1 を環状に
同心配置した第2の発光素子群43bの各LED43b
1 は、上記第1の発光素子群43aの各LED43a1
間に配置される共に、各LED43b1 の光軸は第1の
発光素子群43aの各LED43a1 方向に向かい合
い、かつプリント基板44に対して所定角度傾斜した状
態で配置されている。このように両第1の発光素子群4
3aと第2の発光素子群43bの光軸が向かい合うこと
により、両者光源位置を結ぶ円を一致させることができ
る。
【0039】上記第1の発光素子群43aから出射され
た光は二点鎖線で示す如く外方向に放射され、また第2
の発光素子群43bから出射された光は一点鎖線で示す
如く内方に放射されると同時に筒状の仕切り部材45の
外周面に形成されたメッキ状の反射鏡45aに反射され
た外方にも放射される。また、この第2の発光素子群4
3bから出射された光の外縁は上記受光素子41を覆う
円形の保護カバー47の接線より内側位置するように設
定してある。
【0040】また、受光素子41を収納したシールド4
2の上部の筒状の仕切り部材45の内面には上記と同様
にメッキ状の反射鏡45bが設けられており、これによ
り受光素子41に入射する情報信号を含む入射光を直接
及び間接的に効率良く受信できる。
【0041】光送受信装置5A〜Cは、広い指向角で送
受信をおこなえるので、複数の光送受信装置2A,2B
との間で1対Nの通信を行なうことができる。
【0042】ここで、上記の如く構成された光送受信装
置の光軸設定の動作について説明するに、ここでは図1
に示すイーサネット線に接続された光送受信装置の送受
信態様に基づいて、先に説明した図4,図5における光
送受信装置2Bとイーサネット線3に接続された光送受
信装置である上記図8,図9に示した構成の一の光送受
信装置5C間おける双方向光送受信の態様について説明
し、一方の光送受信装置5Cを送信側とし、他方の光送
受信装置2Bを受信側として図10のブロック回路図及
び図11のフローチャートにて説明する。なおこの実施
例では、光送受信装置2Bの受光素子16Bは前記した
送光部の指向角に対して広い指向角の受光素子のみの構
成としてある。
【0043】例えば所定の情報信号を送信する送信側の
一方の光送受信装置5Cは、上記環状の発行素子群43
より5MHzの広い指向性の単一波のアイドル信号及
び、ショートパケット信号、データを含む情報信号等を
発信可能としており、各信号の周波数は互いに異なる周
波数が割り当てられている。
【0044】先ず、送信側となる光送受信装置5Cの第
1の発光素子群43a及び第2の発光素子群43bを同
時に発光させてサーチ用の光信号である所定周波数のア
イドル信号(例えば5MHzの単一波)を送信する。
【0045】そして、受信側の光送受信装置2Bの光軸
調整SWを操作すると、サーチモードを示すパイロット
ランプPB が点灯し、この光送受信装置2Bがサーチモ
ードとなりサーチコントロール回路50が動作する。こ
のサーチコントロール回路50では、サーチ動作に先だ
ってイニシャライズされ、そして例えば上下方向駆動用
のステッピングモータM1 を駆動して光送受信装置2B
を所定の上限(または下限)の回動初期位置に回動した
後に、このステッピングモータM1 を所定の角度範囲
(例えば30°)で上下方向に駆動し、所定の角度範囲
の駆動が終了すると、ステッピングモータM2 が駆動さ
れて光送受信装置2Bを水平方向に所定角度(細かくサ
ーチする時には例えば0.3°、また粗くサーチする時
には例えば3°)回動させ、この動作を所定角度(例え
ば30°)毎に順次駆動制御するように構成されてい
る。なお、サーチコントロール回路50によるサーチ方
向は必ずしも上下方向から行う必要はなく、ステッピン
グモータM2 が先に動作して水平方向から、次にステッ
ピングモータM1 により上下方向に順次所定角度毎に走
査しても良いことは勿論である。
【0046】サーチコントロール回路50からの制御信
号によりモータ制御回路51が動作して光送受信装置2
Bを動作させるためのステッピングモータM1 、M2 を
順次駆動する(ステップS1)。そして受信側の光送受
信装置2Bを所定の角度範囲で上下方向及び左右方向を
順次走査する。例えば上下方向をステッピングモータM
1 で、左右方向をステッピングモータM2 で例えば0.
3°毎にマトリックス状に操作するものであるが、その
操作順序は逆でも構わない。
【0047】上記走査により受信側の光送受信装置2B
における受光素子16Bの広い指向角の受光素子16B
により、上記した送信側の光送受信装置5Cからデータ
信号及びアイドル信号を受信する。もし上記送信側の光
送受信装置5Cからアイドル信号が送信されていない
時、即ちこの光送受信装置5Cが他の送受信装置2Aと
信号の送受信を行っている場合は、受信を希望する光送
受信装置2Bは待機状態となる。
【0048】第1の光−電変換回路52で受信信号とし
て変換された出力は、復号回路53を介して受信データ
処理回路54に供給される。この受信データ処理回路5
4では受信された信号がデータ信号及びアイドル信号ま
たはショートパケット信号であるかを判断し(ステップ
S2)、アイドル信号であればその情報をCPU(中央
演算処理装置)58に送る。CPU58はROM(読出
し専用記憶装置)59に記憶されている所定周波数の第
1のショートパケット信号(確認信号)をLED14B
より送信する(ステップS3)。このROM59には、
所定周波数の第1のショートパケット信号、光軸補正デ
ータ、受光素子の角度位置パターン情報等の諸情報が予
め記憶されている。
【0049】光送受信装置5Cがショートパケット信号
を受信しなければ(ステップS4)、光送受信装置2B
の引続くサーチコントロール回路50の駆動によってシ
ョートパケット信号を、所定のサーチ角度位置毎にイー
サネット線に接続された光送受信装置5C側に送信す
る。上記送受信装置5Cからの信号が情報信号(データ
信号)に変わると、受信データ処理回路54よりCPU
58に信号を送り、サーチコントロール回路50の出力
によりモータ制御回路51が停止してサーチ動作を一時
停止する。この一時停止状態で上記光送受信装置5Cが
再度アイドル信号を送信し始めるとサーチ動作を再開す
る。
【0050】ここで、光送受信装置5Cが光送受信装置
2Bからのショートパケット信号を受信すると、この光
送受信装置5Cより所定周波数の第2のショートパケッ
ト信号を送信する(ステップS5)。光送受信装置2B
が第2のショートパケット信号を受信できなければ(ス
テップS6)サーチが継続され、第2のショートパケッ
ト信号を受信できたならば、その受信タイミングを基に
CPU58からの制御信号をサーチコントロール回路5
0に送出しモータ制御回路51にて各ステッピングモー
タM1 ,M2 を停止させる。
【0051】そして、光送受信装置5Cからの情報信号
を光送受信装置2Bの受光素子16Bにて受信し、光−
電変換回路52により光学的信号を電気的信号に変換し
た後、復号回路53に供給され、その出力は受信データ
処理回路54に供給されて所定の信号として端末機にて
受信される。
【0052】この様に、情報信号を送受信する際、アイ
ドル信号により予め先方(送信側)の機器の状態を確認
でき、サーチ動作中に他の通信の妨害することがない。
また双方にてショートパケット信号のような確認信号で
光軸設定に伴う送受信位置が正確に設定できる。
【0053】また、双方向通信を行うための他の光軸設
定方法としては以下に記す方法が有効である。
【0054】以下、図12に示すブロック図及び13の
フローチャートに沿って説明する。図12に示すブロッ
ク図は図10に対して、受光素子として狭い指向角の受
光素子16B1 と狭い指向角の受光素子16B2を用
い、かつ光−電変換回路をそれぞれの受光素子に接続し
たものであるから、図10と同一構成部には同一の符号
を付してある。
【0055】即ち、上記と同様に光送受信装置2Bの駆
動スイッチを動作させてサーチコントロール回路50の
制御信号によりステッピングモータM1 ,M2 を適宜の
順序で駆動することは、上記動作と同じである。イーサ
ネット線3に接続された光送受信装置5Cの第1の発光
素子群43a及び第2の発光素子群43bから送信され
たアイドル信号を、光送受信装置2Bの所定のサーチ範
囲で狭い指向角の受光素子16B1 によりサーチする。
【0056】ここで、光送受信装置5Cから何等かの信
号が送信されている場合、受信を希望する光送受信装置
2Bはサーチ開始の上記した駆動スイッチを操作する。
サーチコントロール回路50の制御信号によりステッピ
ングモータM1 ,M2 を適宜の順序で駆動する(ステッ
プS11)、受光素子16Bにより得られた信号を光−
電変換回路55にて光電変換した後復号回路53を介し
て受信データ処理回路54に供給され、ここでアイドル
信号であることが判断(ステップS12)されると、こ
の受信データ処理回路54よりアイドル信号である旨の
信号がCPU58に供給され、狭い指向角の受光素子1
6B1 の受信を元にマッピングが行われる。受信した信
号がアイドル信号でなければ待機状態となる(ステップ
S11)。
【0057】アイドル信号を受信した後は、、狭い指向
角の受光素子16B1 で受信して得られた信号を光−電
変換回路52にて光電変換した後レベル検出回路56に
供給する。このレベル検出回路56にて供給された信号
を元に信号レベルが検出され(ステップS14)、この
レベル検出回路56では入力レベルに応じた直流電圧を
発生してA/D変換器57に供給され信号に応じたマッ
プが作成(ステップS15)されてRAM60に記憶さ
れる。所定の信号レベルであれば(ステップS16)、
CPU58からの制御信号によりサーチが停止する(ス
テップS17)。即ち、第1の発光素子群と第2発光素
子群の一致した光源を捕えた位置における所定レベルに
より両者の光軸が設定される。この様に狭い指向角の受
光素子によるサーチが効果的に行われる。
【0058】もし、ステップS16でレベル検出回路5
6では入力レベルが所定レベルでなければアイドル信号
が送信されている限り(ステップS18)サーチが継続
される。このサーチ継続中におけるマップ作成時、光送
受信装置5Cからのアイドル信号が中断された時、ステ
ップS19で待機モードとなる。即ち、アイドル信号が
中断されると言うことは、光送受信装置5Cが他の装置
(例えば光送受信装置2A)と送受信時であり、このと
き光送受信装置2Bから信号を送信すると、他の送受信
を妨害してデータを破壊することがあるからサーチを一
時停止する事が有効である。この一時停止状態で、光送
受信装置5Cと他の装置との通信が終了してステップ2
0でアイドル信号が再開されると、上記マップ作成過程
と同様にマップ作成中断位置より継続して受信信号レベ
ルに応じたマップの作成を再開する。
【0059】サーチが終了すると(ステップS22)、
RAM60に記憶された受信信号レベルの最適レベル位
置を検出し(ステップS23)、この信号レベル方向を
CPU58によりROM59に記憶された情報から読み
出し、読み出された情報によってCPU58より制御信
号をサーチコントロール回路50を介してモータ制御回
路51の駆動によって、最適レベル位置の得られた方向
に光送受信装置2Bを駆動する(ステップS23)。
【0060】ここで、上記サーチで所定角度範囲のサー
チが終了してもレベル検出回路56が入力レベルに応じ
た直流電圧を発生せずに、所定レベルに達しなければサ
ーチ範囲が終了する。この終了によりエラーメッセージ
を出してサーチ終了となる。サーチの再開は再び光送受
信装置2Bの駆動スイッチの操作により行われるもので
ある。
【0061】上記した走査によって両光送受信装置5
C,2Bの送受信位置が設定され、一方の光送受信装置
5Cの発行素子群43より所定のデータである情報信号
が送信されると、光送受信装置2Bの狭い指向角の受光
素子16B1 で受信した信号は光−電変換回路52で光
電変換され、また広い指向角の受光素子16B2 で受信
した信号は他の光−電変換回路55で光電変換された
後、加算器61により加算され、復号回路53を介して
受信データ処理回路54に供給されて所定のデータとし
て端末機にて受信される。
【0062】また更に、他の光軸設定方法を図12のブ
ロック図,図14に示すフローチャート及び図15、図
16併せ参照して説明する。
【0063】この方法は上記ROM59に所定のレベル
パターンが記憶されたものを用いることによって行われ
るものである。
【0064】即ち、上記と同様にイーサネット線3に接
続された上記図8,図9の構成の例えば一の光送受信装
置5Cと複数の光送受信装置のうちの光送受信装置2B
との送受信態様において、光送受信装置5Cの第1の発
光素子群43a及び第2の発光素子群43bから送信さ
れたアイドル信号などの所定の周波数のサーチ用信号を
光送受信装置2Bの所定のサーチ範囲で狭い指向角の受
光部16B2 によりサーチする。
【0065】光送受信装置2Bの駆動スイッチを操作し
て、サーチコントロール回路50,モータ制御回路51
を動作させて各ステッピングモータM1 ,M2 を駆動す
る(ステップS31)ことは上記各始動態様と変わるこ
とはない。
【0066】光送受信装置5Cの第1の発光素子群43
a及び第2の発光素子群43bによりから送信された環
状の形状のサーチ用信号は、光送受信装置2Bの狭い指
向角の受光素子16B1 にて受光された信号を元に信号
レベル検出を行ない、光−電変換回路52にて光学的信
号を電気信号に変換し、その出力をレベル検出回路56
に供給してレベル検出を行う(ステップS32)。そし
てレベル検出回路56の出力をA/D変換器57を介し
てCPU(中央演算処理装置)58に供給し、マトリッ
クス状に走査された上記サーチ用信号のレベルを書替え
可能な記憶装置(RAM)60に各走査角度位置毎に順
次記憶させてマップを作成していく(ステップS33)
(ステップS34)。サーチ範囲が終了していなければ
ステップS22で同様のレベル検出を行う。そして、サ
ーチ範囲が終了するまで走査し(ステップS35)、所
定の範囲の走査が終了すると、上記走査された結果が書
替え可能な記憶装置(RAM)60に記憶され、上記サ
ーチ用信号レベルのマップ情報によりCPU58にて最
も近い発光素子の位置を求め(ステップS36)、この
位置を基準点とする。
【0067】例えば、図15に示すように光送受信装置
5Cの真下(位置P1 …例えば光送受信装置5Cと光送
受信装置2Bとの距離150cm)に送信を希望する光
送受信装置2Bが配置された場合は、受光した信号の最
大信号レベルは図16(d)に示すように上記発行素子
群43の形状(環状−線図A)と同一形状となるため、
RAM60に記憶された上記サーチ用信号レベルのマッ
プも環状となる。
【0068】そして、予め受信角度位置毎に光軸の設定
情報に基づく受信レベルパターンが記憶された読出し専
用記憶装置(ROM)59より光送受信装置5Cに対す
る光軸の補正量分布を読み出し(ステップS37)、上
記走査によって信号の受信レベルが書き込まれたRAM
情報に基づいてその受信レベルパターンが記憶されたR
OM59の内容を参照し、CPU54にて演算して光軸
の補正量を決定し、その結果をサーチコントロール回路
50に供給して光送受信装置2Bを駆動する(ステップ
S38)。
【0069】具体的には、図16の(d)ではRAM6
0に記憶された最大信号レベルは線図Aに示すように環
状となる。
【0070】線図Bは発光素子14Bの光軸をQに合わ
せた場合の光送受信装置5Cに当たる光送受信装置2B
からの光のエリアを示すものである。
【0071】線図Cは上方にある光送受信装置5Cの第
1の発光素子群43a及び第2の発光素子群43bから
なる発光素子群43による単一の環状の発光パターンで
あり、真下から観察すると当然円になるため、上記構成
で説明したように送受信装置5Cの中心に配置されてい
る受光素子41の中心Oは、発光パターンである線図C
の中心と一致する。従って、光送受信装置5Cにおける
受光素子41の中心Oを狙って、光送受信装置2Bにお
ける発光部14Bから送信した発光パターンの中心Q
(線図Bの中心Q)とは、距離Lだけずれていることに
なるため、距離L分に相当する角度分だけ光送受信装置
2Bの送受信の角度を変位(補正)する必要がある。こ
の要求を満たすための手段として上記したROM59に
補正情報が記憶されている。
【0072】また、図16(a)では光送受信装置5C
と光送受信装置2Bとの角度が60度の時(図15にお
ける位置P4 で距離300cm)は、上記発行素子群4
3により光送受信装置2Bが受信した信号の最大信号レ
ベルパターンは楕円の一部分だけとなるが、RAM60
に記憶された上記楕円の一部分だけの最大信号レベルパ
ターンとROM59に予め記憶されている受光パターン
よりCPU58にてこの楕円の中心を演算し、その結果
上記図16(d)と同様に補正距離Lを求め、この距離
Lだけ送受信の角度を変位(補正)すれば良い。以下に
配置角度45度(図15中における位置P3 ),30度
(位置P2 )も同様にして行なわれるため、詳細は省略
する。
【0073】なお、線図Dは光送受信装置5Cの発光パ
ターンである。
【0074】上記走査によって光軸が一致すると装置が
受信モードに切り替わり、光送受信装置2Bの広い指向
角の受光素子にて送信された情報信号を受信する。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る光無線送受信
装置によると、請求項1にあっては、手動で光軸合わせ
の困難な光送受信装置を送受信する相手側に向けるだけ
で、自動的に光軸合わせができ、しかも光軸合わ時間を
大幅に短縮することができる。
【0076】また請求項2にあっては、光送受信装置を
送受信する相手側の光送受信装置のサーチ時間を最小限
とすることができる効果がある。
【0077】更に、請求項3にあっては、複数個のLE
D等の発行素子を環状に配置し、その中央部に受光素子
を配置した構成に基づいた光送受信装置に対して、複数
個の光送受信装置が送受信可能となり、しかも光軸調整
時、予め記憶装置に記憶された発光素子の受信レベルパ
ターンとサーチして得られた受信レベルパターンとを比
較するため、精度の高い光軸設定が可能となるなど効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光無線送受信装置の一実施例を示す概
略説明図である。
【図2】本発明の光無線送受信装置を用いた光無線テレ
ビ会議の例の説明図である。
【図3】本発明の光無線送受信装置における送信側の光
送受信装置と受信側の光送受信装置との光軸調整態様を
説明する概念図である。
【図4】本発明の光無線送受信装置における光送受信装
置の上下、左右の動作状態を説明する説明図である。
【図5】本発明の光無線送受信装置における2軸型の送
信側の光送受信装置と受信側の光送受信装置との具体的
構成とで信号の授受を説明する図である。
【図6】本発明の光無線送受信装置における同軸型の光
送受信装置の構成図である。
【図7】図7に示す本発明の光無線送受信装置における
同軸型の光送受信装置の駆動機構を示す側断面図であ
る。
【図8】本発明の光無線送受信装置の発信側における光
送受信装置の構成を示す側面図である。
【図9】本発明の光無線送受信装置の発信側における光
送受信装置の構成を示す概略平面図である。
【図10】本発明の光無線送受信装置の受信側における
光送受信装置の光軸調整態様を示すブロック図である。
【図11】本発明の光無線送受信装置の第1の実施例に
おける光軸調整態様のフローチャトである。
【図12】本発明の光無線送受信装置の受信側における
光送受信装置の第2の実施例の光軸調整態様を示すブロ
ック図である。
【図13】本発明の光無線送受信装置の第2の実施例に
おける光軸調整態様のフローチャトである。
【図14】本発明の光無線送受信装置の第3の実施例に
おける光軸調整態様のフローチャトである。
【図15】本発明の光無線送受信装置の第3の実施例に
おける送信側の光送受信装置と受信側の光送受信装置と
の光軸調整態様を説明する概念図である。
【図16】本発明の光無線送受信装置の第3の実施例に
おける受信側の光受信装置の受信レベルパターンを説明
する説明図である。
【符号の説明】
1A,1B…パソコン、 2A…光送受信装置(送信側),2B…光送受信装置
(受信側)、 3…イーサネット線、 4A,4B,4C…トランシーバ、 5A,5B,5C…光送受信装置、 7A,7B…TVカメラ、 9A,9B…光送信装置、 10A,10B…光受信装置、 11A,11B…駆動機構、 13…サーチ用のLED、 14…送信用のLED、 15,17…パラボラリフレクタ、 16A,16B…受光素子、 16A1 ,16B1 …狭い指向角の受光素子、 16A2 ,16B2 …広い指向角の受光素子、 41…受光素子、 43…発行素子群、 51…モータ制御回路、 50…サーチコントロール回路、 52,55…光−電変換回路、 53…復号回路、 54…受信データ処理回路、 56…レベル検出回路、 58…CPU、 59…ROM、 60…RAM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/28 10/26 10/14 10/04 10/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】狭い指向角で光信号を送信する第1の送光
    部と、前記送光部と比較して広い指向角とで光信号を受
    信する第1の受光部を同一方向に向けて構成した第1の
    光送受信装置と、 比較的広い指向角で光信号を送信する第2の送光部を有
    し、比較的広い指向角を有する第2の受光部を備え、信
    号送信時以外はサーチ用の信号を送信可能とする第2の
    光送受信装置とで光無線通信を行う光無線送受信装置に
    おいて、 駆動手段により所定方向に駆動され、前記第2の光送受
    信装置から送信されたサーチ用の信号を前記第1の受光
    部にて受信することにより所定の周波数の第1の確認信
    号を前記第1の光送受信装置より送信し、 前記第1の光送受信装置から送信された前記第1の確認
    信号を、前記第2の光送受信装置の前記第2の受光部に
    て受信することにより、前記第2の送光部より前記第2
    の確認信号を送信し、 前記送信された第2の確認信号を第1の光送受信装置が
    受信したタイミングでこの第1の光送受信装置の前記第
    2の光送受信装置に対する方向を設定してなることを特
    徴とする光無線送受信装置。
  2. 【請求項2】狭い指向角で光信号を送信する第1の送光
    部と、狭い指向角と広い指向角とで光信号を受信する第
    1の受光部を同一方向に向けて構成した第1の光送受信
    装置と、 サーチ用の信号を送信可能とすると共に無指向な指向角
    を有する複数の発光素子からなる環状の第2の送光部
    と、前記第2の送光部の中央部に配置した第2の受光部
    とからなる第2の光送受信装置との間で双方向光通信を
    行う光無線送受信装置であって、 駆動手段により所定方向に駆動され、前記第2の光送受
    信装置から送信された信号の有無を前記第1の受光部の
    広い指向角の受光部で受信し、この第2の光送受信装置
    から送信された信号がサーチ用の信号であれば、前記第
    1の光送受信装置の第1の受光部の狭い指向角の受光部
    で受信した信号レベルに基づいて受信レベルを記憶装置
    に記憶し、それ以外の信号時にはサーチを一旦停止し、
    サーチ信号受信によりサーチを再開し、受信レベルの分
    布をとらえ、前記第1の光送受信装置の前記第2の光送
    受信装置に対する方向を設定してなることを特徴とする
    光無線送受信装置。
  3. 【請求項3】狭い指向角で光信号を送信する第1の送光
    部と、狭い指向角と広い指向角とで光信号を受信する第
    1の受光部を同一方向に向けて構成した第1の光送受信
    装置と、 無指向な指向角を有する複数の発光素子からなる環状の
    第2の送光部と、前記第2の送光部の中央部に配置した
    第2の受光部とからなる第2の光送受信装置との間で双
    方向光通信を行う光無線送受信装置であって、 駆動手段により所定方向に駆動され、前記第2の光送受
    信装置から送信された信号を前記第1の受光部の狭い指
    向角の受光部で受信した信号レベルを検出し、移動方向
    毎に受信レベルパターンを第1の記憶装置に記憶し、前
    記第1の記憶装置に記憶された受信レベルパターンと、
    予め受信レベルパターンが記憶された第2の記憶装置の
    前記受信レベルパターンとを比較し、前記比較された結
    果に基づいて前記第2の光送受信装置に対する前記第1
    の光送受信装置の方向を前記駆動手段により設定し、前
    記第1の受光部の広い指向角の受光部にて通信を行うこ
    とを特徴とする光無線送受信装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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