JPH08138410A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JPH08138410A
JPH08138410A JP27804594A JP27804594A JPH08138410A JP H08138410 A JPH08138410 A JP H08138410A JP 27804594 A JP27804594 A JP 27804594A JP 27804594 A JP27804594 A JP 27804594A JP H08138410 A JPH08138410 A JP H08138410A
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JP
Japan
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light
shape
lens body
lens
light distribution
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Pending
Application number
JP27804594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Okuchi
弘章 奥地
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPH08138410A publication Critical patent/JPH08138410A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/60Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
    • F21S41/63Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on refractors, filters or transparent cover plates
    • F21S41/635Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on refractors, filters or transparent cover plates by moving refractors, filters or transparent cover plates

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】光ファイバケーブルを曲げることなく、集中光
源を用いた前照灯の照射方向を可変させるようにする。 【構成】光ファイバケーブル10からの出射光が入射さ
れて照射光の配光形状を定める導光体20と、この導光
体20から入射された光束に基づいて、所望の配光を形
成するレンズ体30、40とにより灯具を構成するとと
もに、導光体20の出射面22の形状を凸面状とすると
ともに、レンズ体30、40の入射面31a、41aの
形状を導光体20の出射面22の凸面に対向する凹面状
として、レンズ体30、40を回転可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用の前照灯に係
わり、特に、その照射方向が調節可能な車両用前照灯に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用の前照灯として、照度に対
する電力効率の観点から、放電管を光源として利用し、
これに放電管用の制御回路を組み合わせたものが考えら
れてきているが、制御回路が高価につくため、放電管を
集中光源として車両内の一箇所に設け、そこから車両前
部の左右前照灯の位置まで光ファイバケーブルにより光
束を案内する方式が提案された。例えば、本出願人が特
許出願した特開平6−68702号に記載された発明
は、その一例である。図7にそのような従来のものの構
造の一例を示す。このものは、車両の前部内左右中央に
配設した集中光源1と、この集中光源1に対し左右に対
称的に配設した両前照灯L、Rとによって構成されてい
る。集中光源1は、略円筒状ケーシングを有しており、
このケーシング内には、その軸方向中央にて、線光源た
る放電管1aが配設されている。なお、各符号FL、FR
は当該車両の左右前輪を表す。
【0003】左側前照灯Lは、当該車両の左側前端部に
設けた灯具2と、この灯具2と集中光源1との間に接続
した一本の光ファイバケーブル3とにより構成されてお
り、一方、右側前照灯Rは、当該車両の右側前端部に設
けた灯具4と、この灯具4と集中光源1との間に接続し
た一本の光ファイバケーブル5とにより構成されてい
る。一方、車両用前照灯において、車両のハンドル操舵
に連動させて前照灯の照射方向を可変させて、車両の進
行方向を照射するようにしてコーナリングランプシステ
ムとすることは、例えば、特公平4−33653号にお
いて提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平6−68702号の前照灯に、特公平4−336
53号に示されるように、前照灯の照射方向を可変させ
ようとする場合、柔軟性、可撓性をあまり有さない光フ
ァイバケーブルを曲げなければならないという問題を生
じる。そして、光ファイバケーブルは、柔軟性、可撓性
をあまり有さないため、光ファイバケーブルの曲げ角度
には限界が有り、また、光ファイバケーブルを曲げるた
めのアクチュエータが大型になるという問題を生じる。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであり、光ファイバケーブルを曲げることなく、集中
光源を用いた前照灯の照射方向を可変させるようにする
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成上の第1の
特徴は、光源から伝達される光を出射する出射面を含む
固定部と、この固定部の出射面と対向する入射面と当該
入射面からの光を所望の配光として照射するレンズ体と
を含む可動部とを有し、固定部の出射面は凸曲面状また
は凹曲面状に形成され、可動部の入射面は固定部の凸曲
面状に対向する凹曲面状または固定部の凹曲面状に対向
する凸曲面状に形成され、可動部を固定部の出射面の曲
面の曲率中心または固定部の入射面の曲面の曲率中心を
回転中心として回転可能にしたことにある。
【0006】また、本発明の構成上の第2の特徴は、上
述の固定部の出射面は凸球面状または凹球面状に形成
し、上述の可動部の入射面は固定部の凸球面状に対向す
る凹球面状または固定部の凹球面状に対向する凸球面状
に形成し、可動部を出射面の球面または入射面の球面の
中心を回転中心として上下左右方向に回転可能としたこ
とにある。はた、本発明の構成上の第3の特徴は、上述
の可動部のレンズ体はホットゾーン配光用の第1のレン
ズ体と偏平配光用の第2のレンズ体とを含み、偏平配光
用の第2のレンズ体のみを回転可能としたことにある。
【0007】
【発明の作用・効果】このように本発明を構成したこと
により、導光体の出射面の形状を凸面状とするととも
に、レンズ体の入射面の形状を凹面状として、このレン
ズ体を回転可能としたため、光ファイバケーブルを曲げ
ることなく、この種前照灯の照射方向を容易に可変にす
ることができる。また、導光体の出射面の形状を凸球面
状とするとともに、レンズ体の入射面の形状を当該凸球
面の中心と同一の中心を有する凹球面状とし、かつ球面
の中心がレンズ体の回転中心としたため、導光体の出射
面とレンズ体の入射面とが常に対向することとなり、導
光体からの出射光を効率よくレンズ体に入射させること
ができるようになる。さらに、ホットゾーン配光用と偏
平配光用の二種類のレンズ体を用い、偏平配光用レンズ
体のみを回転可能としたため、簡単な構造で安価なコー
ナリング用の前照灯を提供できるという格別の効果を生
じる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の車両
用前照灯の実施例を説明する。図1は、本実施例の前照
灯の要部を示す斜視図である。また、図2は図1の側面
図である。図1、図2において、本実施例の前照灯は、
図示しない集中光源(例えば図7の符号1参照)より出
射された光束が光ファイバケーブル10により導光され
て、照射光の配光形状を定める部材である導光体20に
入射され、この導光体20より所定の配光形状を形成し
て出射された光束は、第1のレンズ体30と第2のレン
ズ体40とに入射されるように構成されている。ここ
で、導光体20と第1のレンズ体30と第2のレンズ体
40とにより本実施例の灯具が構成される。
【0009】光ファイバケーブル10は、後述する第1
のレンズ体30および第2のレンズ体40と同一の材質
により形成したロッド状コアと、このコアを被覆するク
ラッドとにより構成されている。クラッドの材質の光屈
折率は、コア内にて光を全反射させるように同コアの光
屈折率よりも小さくなっている。導光体20は、光ファ
イバケーブル10の出射面の全面(図示の場合は円形)
を包含する形状(したがって同径または若干大きい円
形)の入射面21を有するとともに,照明の配光形状を
定めるのに適した形状の出射面22を有する。材質とし
ては、例えばアクリル樹脂等からなり、その内部で光を
導くべく空気に対して所定の屈折率を有する透明度の高
い透光性の材料を採用する。入射面21と出射面22と
の間は両者の外周を滑らかに補間して結んだ外面形状と
なっている。そして、光ファイバケーブル10から出射
された光束が、導光体20に全部入射し、導光体20の
内部を直進または反射して出射面22まで導かれ、出射
面22で実用上充分な光量で、かつ出射面22の形をし
た光束となるようになされている。
【0010】この場合、導光体20の長さが短すぎる
と、出射面22の中心寄りが明るく隅付近が暗い光束分
布になるが、入射面21の直径が10mm程度において
は、導光体20の長さが30〜50mmあれば、出射面
22の形状の隅まで実用上十分な光量となる。図1にお
いて、出射面22の下半分の部分は、後述する第1のレ
ンズ体30の入射面31に当接し、ホットゾーン配光用
の光束を第1のレンズ体30に送り込む部分である。一
方、出射面22の上半分の部分は、後述する第2のレン
ズ体40の入射面41に当接し、偏平配光用の光束を第
2のレンズ体40に送り込む部分である。
【0011】第1のレンズ体30および第2のレンズ体
40は、その内部で光を導くべく空気に対して所定の屈
折率を有する透明度の高い透光性の材料、例えば、アク
リル樹脂等により構成されている。本実施例のレンズ体
は、2種類の照明配光、即ち、ホットゾーン配光と偏平
配光とを組み合わせて実現するために、レンズ作用の異
なる2つのレンズ体に分けて組み合わせて実施してい
る。第1のレンズ体30は、その入射面31から出射面
32へ向かって広がった実質的に円錐形を呈し、その入
射面31の近傍を物体内焦点とするほぼ球面(厳密に
は、収差の補正のため若干の非球面となっている)の出
射面32を有するレンズ体をなしているが、この例で
は、円錐形の中心軸近傍を通る平面33で切断した半裁
の立体である。
【0012】第2のレンズ体40は、その水平方向の両
側が実質的に垂直な平面44、45を呈し、その出射面
42が垂直方向には入射面41の近傍を物体内焦点とす
るほぼ円弧(こちらも、厳密には、収差の補正のため若
干の非円弧となっている)であり水平方向にはほぼ直線
であるほぼ円柱面を呈して構成されたレンズ体をなして
いるが、この例では円柱形の中心軸近傍を通る下面43
で切断した半裁の立体である。これらの第1のレンズ体
30および第2のレンズ体40は、それぞれの切断面3
3、43とで向かい合わせて隣接して組み合わされてレ
ンズ体が構成されている。
【0013】第1のレンズ体30の切断面33は入射面
31からの光束に対して全反射面となるので、あたかも
導光体20の下半分の出射部の形を上側に対称形に継ぎ
足した形の光束となって第1のレンズ体30を通して前
方に照射される。また、第2のレンズ体40の切断面4
3は入射面41からの光束に対して全反射面となるの
で、あたかも導光体20の上半分の出射部の形を下側に
対称形に継ぎ足した形の光束となって、第2のレンズ体
40を通して前方に照射される。
【0014】第1のレンズ体30は、通常の全方向レン
ズであるので、導光体20の下半分の出射部の形の対称
継ぎ足し形の光束が、そのままの形で倒立像として拡大
されて、ホットゾーン配光を形成する照明領域となる。
また、第2のレンズ体40は、垂直方向のみのレンズ体
であるので、導光体20の上半分の出射部の形の対称継
ぎ足し形の光束が、垂直方向のみの像として拡大され、
水平方向には垂直面44と45の間を進行してきた光束
の自由拡散出射となり、上下方向にのみ収束された左右
方向に広がった偏平配光を形成する照明領域となる。
【0015】その結果、前方に照明される領域は、図6
(a)で示すように水平線Hおよび垂直中心線Vに対し
て、それぞれ集中照明領域、即ち、ホットゾーン配光領
域Aおよび分散照明領域、即ち、偏平配光領域Bとな
る。この配光は、自動車において対向車に眩しさを与え
ないロービーム配光、即ち、すれ違いビーム配光のとき
のものである。ホットゾーン配光領域Aの左上部分A1
が拡張された形を採っているのは、歩行者を視認する照
明であるためである。なお、その左下部分が拡張された
形になっているのは、鏡面反射により付随的に対称図形
となったためである。
【0016】ここで、上述の導光体20の出射面22の
形状は、A点を球の中心とする球面の一部を形成する凸
球面状に形成されている。また、上述の第1のレンズ体
30の入射面31および第2のレンズ体40の入射面4
1の内、導光体20の出射面22に対向する部分31a
および41aの形状は、A点を球の中心とする球面の一
部を形成する凹球面状に形成されている。この凸球面状
に形成された導光体20の出射面22と凹球面状に形成
された第1のレンズ体30の導光体20の出射面22に
対向する部分31aおよび第2のレンズ体40の導光体
20の出射面22に対向する部分41aとの間は、第1
のレンズ体30および第2のレンズ体40が自由に回転
できるように若干の隙間(例えば0.1〜0.5mm
位)が設けられている。
【0017】図3は、上述の灯具を可動できるように灯
具保持体に組み付けた図である。図3において、導光体
20は図示しない保持体によって固定されており、第1
および第2のレンズ体30および40は、レンズ保持体
50によって固定されている。このレンズ保持体50に
は、各球面21、31a、31bの中心Aにその軸線が
一致するように、支柱61および71が配置されてい
る。これらの支柱61および71の他端部には球形部6
1aおよび71aが設けられており、これらの球形部6
1aおよび71aは、中間保持体60および70に設け
られた碗状の凹部60a、70aに支着されて、回転自
在に取り付けられている。
【0018】中間保持体60は、上下方向光軸調整スク
リュー81により灯具ハウジング80に係止されてい
る。また、中間保持体70は、左右方向光軸調整スクリ
ュー82により灯具ハウジング80に係止されている。
上下方向光軸調整スクリュー81は、一対のフランジ8
3により、灯具ハウジング80に係止されている。ま
た、左右方向光軸調整スクリュー82は、一対のフラン
ジ84により、灯具ハウジング80に係止されている。
ここで、上下方向光軸調整スクリュー81および左右方
向光軸調整スクリュー82は灯具ハウジング80に対し
て回転可能であるが、軸方向には動かないようになって
いる。また、上下方向光軸調整スクリュー81の先端部
は、中間保持体60に対して回転不能に埋め込まれたナ
ット62に螺入されており、左右方向光軸調整スクリュ
ー82の先端部は、中間保持体70に対して回転不能に
埋め込まれたナット72に螺入されている。
【0019】ついで、上述のように構成した灯具保持体
の動作を説明する。上下方向光軸調整スクリュー81を
右方向あるいは左方向に回すと、中間保持体60は前後
方向に移動し、支柱61の軸中心として、レンズ保持体
50が上下に回転する。一方、左右方向光軸調整スクリ
ュー82を右方向あるいは左方向に回すと、中間保持体
70は前後方向に移動し、支柱71の軸中心として、レ
ンズ保持体50が左右に回転する。即ち、第1および第
2のレンズ体30および40は、各々軸61もしくは軸
71の軸中心の交点Bを中心にして回転することとな
る。
【0020】この軸61と軸71の軸中心の交点Bは、
各球面21、31a、41aの中心A点に一致している
ため、第1および第2のレンズ体30および40をA点
を中心に光軸調整のために多少回転させても、導光体2
0の出射面21は常に第1および第2のレンズ体30お
よび40の入射面31aおよび41aに覆われているた
め、導光体20の出射面21から出射された光束の全て
は第1および第2のレンズ体30および40の入射面3
1aおよび41aに入射されることとなる。
【0021】以上説明したように、上述のように構成し
た本実施例においては、導光体20の出射面22の形状
を、O点を球の中心とする球面の一部を形成する凸球面
状とするとともに、第1および第2のレンズ体30およ
び40の入射面31aおよび41aの形状を、O点を球
の中心とする球面の一部を形成する凹球面状とし、かつ
球面の中心Oを第1および第2のレンズ体30および4
0の回転中心となるように、これらのレンズ体30およ
び40を回転可能としたため、光ファイバケーブル10
を曲げることなく、この種前照灯の照射方向を容易に可
変にすることができる。また、導光体20の出射面22
とこれらのレンズ体30および40の入射面31aおよ
び41aとが常に対向することとなるので、導光体20
から出射される出射光を、効率良く、各レンズ体30お
よび40に入射させることができるようになる。
【0022】変形例 上述の実施例においては、ホットゾーン配光用のレンズ
体と偏平配光用のレンズ体を一体にしてそれぞれ左前照
灯の灯具あるいは右前照灯の灯具として用いる場合につ
いて説明した。本変形例は、ホットゾーン配光用のレン
ズ体と偏平配光用のレンズ体をそれぞれ別々に配置して
左前照灯の二種類の灯具、あるいは右前照灯の二種類の
灯具として、偏平配光用レンズ体のみを回転可能として
コーナリングランプに適用した場合について説明する。
【0023】図4は、上述の実施例の変形例を示す図で
ある。図4において、車両の前部内左右中央には第1の
集中光源100と第2の集中光源200とが配設されて
いる。この第1の集中光源100および第2の集中光源
200に対し左右に左側前照灯100Lと右側前照灯1
00Rとが配設されている。
【0024】左側前照灯100Lは、第1の集中光源1
00より出射された光束が光ファイバケーブル110L
を介して入射され、車両の中央遠方を照射するホットゾ
ーン配光を形成するホットゾーン配光用のレンズ体13
0Lと、第2の集中光源200より出射された光束が光
ファイバケーブル210Lおよび導光体120Lを介し
て入射され、車両の左右を幅広く照射する偏平配光を形
成する偏平配光用のレンズ体140Lとから構成されて
いる。
【0025】同様に、右側前照灯100Rは、第2の集
中光源200より出射された光束が光ファイバケーブル
210Rを介して入射され、車両の中央遠方を照射する
ホットゾーン配光を形成するホットゾーン配光用のレン
ズ体130Rと、第1の集中光源100より出射された
光束が光ファイバケーブル110Rおよび導光体120
Rを介して入射され、車両の左右を幅広く照射する偏平
配光を形成する偏平配光用のレンズ体140Rとから構
成されている。
【0026】集中光源100、200は、略円筒状ケー
シングを有しており、このケーシング内には、その軸方
向中央にて、線光源たる放電管が配設されている。な
お、本変形例においては、集中光源100と集中光源2
00の2つの集中光源を用いてこれらを左右に分配して
使用しているが、1つの集中光源を用いてこれを4つに
分配して用いても良い。
【0027】ここで、導光体120L、120Rの出射
面の形状および偏平配光用のレンズ体140L、140
Rの入射面の形状は上述の実施例と同様である。即ち、
図5に示されるように、導光体120L(R)の出射面
121L(R)の形状は、A点を球の中心とす球面の一
部を形成する凸球面状に形成されており、偏平配光用の
レンズ体140L(R)の入射面の形状は、A点を球の
中心とする球面の一部を形成する凹球面状に形成されて
いる。
【0028】また、偏平配光を形成する偏平配光用のレ
ンズ体140Lおよび140Rは、それぞれレンズ保持
体150Lおよび150Rに保持されている。これらの
レンズ保持体150Lおよび150Rは、サーボモータ
等の回転機構を有する回転装置160L、160R上の
回転台161L、161Rに載置、固定されている。そ
して、回転装置160L(R)を駆動して回転台161
L(R)を回転させることにより、偏平配光用のレンズ
体140L(R)はA点(図5参照)を回転中心として
左右に回転することとなる。
【0029】なお、回転装置160L(R)は、ステア
リング、ターンシグナルランプ等に連動するように動作
し、偏平配光用のレンズ体140L(R)はその出射光
を左右に振るコーナリングランプの役割を果たす。即
ち、車両の直進時には、図6(a)に示すように、偏平
配光用のレンズ体140L(R)はB部を照射し、ホッ
トゾーン配光用のレンズ体130L(R)はA部を照射
する。車両の回転時、例えば右折時には、図6(b)に
示すように、ホットゾーン配光用のレンズ体130L
(R)は直進時と同様にA部を照射する。しかしなが
ら、偏平配光用のレンズ体140L(R)は、ステアリ
ングに連動して回転する回転台161L(R)の右方向
回転に伴って右方向に回転して、図6(b)に示すよう
に、BR部を照射する。
【0030】上述したように、本変形例においては、車
両の回転時には、偏平配光用のレンズ体140L(R)
は車両の回転方向を照射し、ホットゾーン配光用のレン
ズ体130L(R)は車両前方の中央を照射するので、
車両の回転時においては、車両の回転方向の視認性が確
保されるとともに、車両の前方の視認性も確保されるこ
ととなる。また、偏平配光用のレンズ体140L(R)
のみを回転させるようにするだけであるので、導光体1
20L(R)および光ファイバケーブル110L
(R)、210L(R)は固定したままでよく、これら
の導光体120L(R)および光ファイバケーブル11
0L(R)、210L(R)の保持構造が簡単になると
いう格別の効果を生じる。
【0031】なお、上記した実施例においては、光ファ
イバケーブル10と各レンズ体30、40との間に導光
体20を設け、導光体20と各レンズ体30、40との
間を凸球面と凹球面とで構成し、各レンズ体30、40
側を凸球面と凹球面との共通の曲率中心を回転中心とし
て上下左右に揺動させたが、例えば、以下のような変形
例の構成も採用できる。
【0032】1.左右方向もしくは上下方向へのみ照射
方向を変更する場合は、凸円柱面と凹円柱面とを形成し
ても良い。 2.レンズ体30、40側を凸球または凸円柱の凸曲面
とし、光ファイバケーブル10側を凹球または凹円柱の
凹曲面としても良い。 3.光ファイバケーブル10の端面を凸曲面または凹曲
面としても良い。 4.凸曲面と凹曲面との曲率半径をわずかに異なる半径
とし、レンズ体を含む揺動部が何れかの曲率中心を回転
中心として揺動するようにしても良い。 5.固定部側を光ファイバケーブルのみとして上記3.
のように構成し、可動部を導光体とレンズ体とで構成し
て導光体の入射面に凸曲面または凹曲面を形成しても良
い。 6.凸曲面の曲率半径と凹曲面の曲率半径とを異なる曲
率半径とする場合、凸曲面の方を小さくしても良いし、
凹曲面の方を小さくしても良くい。このようにすること
により、これらの凸曲面と凹曲面との間の光の屈折によ
る照射特性の変更を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の前照灯の要部を示す斜視図
である。
【図2】 図1の側面図を示す。
【図3】 本発明の実施例の前照灯を可動できるように
灯具保持体に組み付けた図である。
【図4】 本発明の実施例の変形例を示す図である。
【図5】 図4の前照灯を可動させた状態を示す図であ
る。
【図6】 図4の前照灯により照明される配光状況を示
す図である。
【図7】 車両用前照灯の先行例を示す図である。
【符号の説明】
10…光ファイバケーブル、20…導光体、21…導光
体の入射面、22…導光体の出射面、30…第1のレン
ズ体、31…第1のレンズ体の入射面、32…第1のレ
ンズ体の出射面、40…第2のレンズ体、41…第2の
レンズ体の入射面、42…第2のレンズ体の出射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F21M 3/02 G R F21S 1/00 F F21V 8/00 M G02B 6/00 331

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から伝達される光を出射する出射面
    を含む固定部と、 前記固定部の出射面と対向する入射面と、当該入射面か
    らの光を所望の配光として照射するレンズ体とを含む可
    動部と、を有し、 前記固定部の出射面は凸曲面状または凹曲面状に形成さ
    れ、 前記可動部の入射面は、前記固定部の凸曲面状に対向す
    る凹曲面状または前記固定部の凹曲面状に対向する凸曲
    面状に形成され、 前記可動部を前記固定部の出射面の曲面の曲率中心また
    は前記固定部の入射面の曲面の曲率中心を回転中心とし
    て回転可能としたことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 【請求項2】 前記固定部の出射面は凸球面状または凹
    球面状に形成し、 前記可動部の入射面は、前記固定部の凸球面状に対向す
    る凹球面状または前記固定部の凹球面状に対向する凸球
    面状に形成し、 前記可動部を前記出射面の球面または前記入射面の球面
    の中心を回転中心として上下左右方向に回転可能とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 【請求項3】 前記可動部のレンズ体は、ホットゾーン
    配光用の第1のレンズ体と、偏平配光用の第2のレンズ
    体とを含み、 前記偏平配光用の第2のレンズ体のみを回転可能とした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照
    灯。
  4. 【請求項4】 前記固定部の出射面および/または前記
    可動部の入射面を導光体に形成したことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の車両用前照灯。
JP27804594A 1994-11-11 1994-11-11 車両用前照灯 Pending JPH08138410A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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