JPH08135862A - 管接続装置及び伸縮管継手 - Google Patents

管接続装置及び伸縮管継手

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JPH08135862A
JPH08135862A JP6271502A JP27150294A JPH08135862A JP H08135862 A JPH08135862 A JP H08135862A JP 6271502 A JP6271502 A JP 6271502A JP 27150294 A JP27150294 A JP 27150294A JP H08135862 A JPH08135862 A JP H08135862A
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JP
Japan
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pipe
metal
hole
ring
tube
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Pending
Application number
JP6271502A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetada Murayama
重忠 村山
Mamoru Yamaoka
護 山岡
Toshiaki Sakamoto
稔秋 坂本
Takao Kitamura
孝男 北村
Izumi Nishimura
泉美 西村
Toshiko Goto
寿子 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPH08135862A publication Critical patent/JPH08135862A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement
    • F16L27/127Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position
    • F16L27/1274Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position by means of a swivel nut

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的厚肉の金属管(P) を外周気密状態に固定
する形式の管接続装置において、金属管(P) の固定強度
の向上、及び、火災時等に於ける気密の確保。 【構成】主体(1) の貫通孔(1a)を、管挿入側端部から一
定範囲の大径孔部(11)と、これに続く小径の管挿通孔部
(12)とから構成し、大径孔部(11)における管挿通孔部(1
2)との間の境界端面(13)から一定範囲に、外側に向って
直径拡大するテーパ孔部(11a) を具備させ、このテーパ
孔部(11a) には、内周側に凸の「く」字状断面の金属製
リング(3) を収容し、この金属製リング(3) とネジ筒
(2) との間に加圧リング(4) を介在させ、管挿通孔部(1
2)には、これに挿入される金属管(P)との気密を確保す
る為の環状パッキン(5) を装着し、前記ネジ筒(2) の押
し込による金属製リング(3) の圧縮扁平化状態で、金属
製リング(3) の内周部が主体(1) に挿入された金属管
(P) に圧接されるようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【利用分野】本発明は、比較的厚肉の金属管を、任意の
挿入位置で外周気密状態に固定できるようにした管接続
装置、及び、これと同様の固定機構を採用した伸縮管継
手に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】比較的厚肉の金属管(P)
を接続するようにした管継手として、従来から図1に示
すものがある。このものは、一端に雌ネジ接続部(18)を
設け且つ他端から一定範囲を大径部(19)とした筒状の主
体(1) と、前記大径部(19)に設けた雌ネジ部(16)に螺合
されるネジ筒(2) とからなり、前記主体(1) 内が上記金
属管(P) を挿通させる為の貫通孔(1a)となる。そして、
前記大径部(19)の内側端部には、テーパ状部(19a) が形
成されると共に、このテーパ状部(19a) 及びこれの外側
近傍部の内部には、これらの内周面に外周面が略一致す
る断面台形状のゴムリング(G) が収容されている。尚、
このゴムリング(G) と前記ネジ筒(2) との間に加圧リン
グ(4) が介装される。
【0003】このものでは、上記金属管(P) をネジ筒
(2) 側から貫通孔(1a)に挿入した状態で、ネジ筒(2) を
ねじ込むことにより、前記加圧リング(4) を介してゴム
リング(G) が主体(1) の内側に押し込まれ、このゴムリ
ング(G) がテーパ状部(19a) により縮小されることか
ら、このゴムリング(G) と前記金属管(P) とが全周にわ
たって圧接して金属管(P) が外周気密状態となる。又、
このゴムリング(G) と金属管(P) との圧接部での摩擦抵
抗力により金属管(P) が主体(1) に固定されたものとな
る。
【0004】このものでは、ゴムリング(G) と金属管
(P) との圧接により金属管(P) が固定され、金属管(P)
に何らかの固定具を食い込ませて金属管(P) を変形させ
るものではないから、金属管(P) が厚肉であっても固定
可能である。又、このものでは、上記挿入状態に於いて
金属管(P) の端末が雌ネジ接続部(18)と大径部(19)との
間に位置するかぎり、この金属管(P) を任意の挿入位置
で固定できる。
【0005】ところが、このものでは、上記ネジ筒(2)
を締め込んでゴムリング(G) に軸線方向の加圧力を作用
させても、このゴムリング(G) 自体の圧縮変形により前
記加圧力が吸収されてしまうことから、前記軸線方向の
加圧力がゴムリング(G) の金属管(P) への半径方向の加
圧力として十分には変換されない。従って、このもので
は、金属管(P) の固定強度が不十分である。又、火災等
が発生した場合に前記ゴムリング(G) が熱で損傷し易
く、この損傷により上記気密が損われ易い。 [請求項1の発明について]
【0006】
【技術的課題】本発明は、このような点に鑑みてなされ
たものであり、『比較的厚肉の金属管(P) を挿通させる
為の貫通孔(1a)を形成した主体(1) と、これの管挿入側
端部に螺合するネジ筒(2) とを具備し、これらに金属管
(P) を挿通させた状態でネジ筒(2) を締め込むことによ
り金属管(P) を任意の挿入位置で外周気密状態に固定す
る形式の管接続装置』において、金属管(P) の固定強度
を向上させると共に、火災時等に於いても気密が確保で
きるようにすることをその課題とする。
【0007】
【技術的手段】上記課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、『主体(1) の貫通孔(1a)を、管挿入側
端部から一定範囲に設けた大径孔部(11)と、これに続く
小径の管挿通孔部(12)とから構成し、前記大径孔部(11)
における前記管挿通孔部(12)との間の境界端面(13)から
一定範囲には、外側に向って直径拡大するテーパ孔部(1
1a) を具備させ、このテーパ孔部(11a) には、内周側に
凸の「く」字状断面で且つ金属管(P) を内挿できる大き
さの金属製リング(3) を収容し、この金属製リング(3)
とネジ筒(2) との間に、金属管(P) を内挿できる大きさ
の加圧リング(4)を介在させ、前記管挿通孔部(12)に
は、これに挿入される金属管(P) との気密を確保するた
めの環状パッキン(5) を装着し、前記ネジ筒(2) の押し
込みにより金属製リング(3) を圧縮扁平化させた状態で
は、金属製リング(3) の内周部が主体(1) に挿入された
金属管(P) に圧接されるようにした』ことである。
【0008】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。このものでは、金属管(P) を、主体(1) の貫通孔(1
a)に、その管挿通孔部(12)における環状パッキン(5) よ
り内側まで挿入すると、この環状パッキン(5) と金属管
(P) とが密嵌し、この密嵌部で気密が確保される。この
後、ネジ筒(2) を締め込むと、これにより大径孔部(11)
内の金属製リング(3) が加圧リング(4) を介して内側に
加圧されて、この金属製リング(3) は、前記加圧リング
(4) と境界端面(13)との間で圧縮されて扁平化される。
このとき、金属製リング(3) は、内周側に凸の「く」字
状断面に形成されていることから、前記圧縮によりその
半径方向幅が大きくなる。そして、この金属製リング
(3) における境界端面(13)側の外周部がテーパ孔部(11
a) の壁部に対接することから、この金属製リング(3)
は、その軸線方向の圧縮量に略比例する態様でその内周
部が縮小されて、この内周部と金属管(P) とが全周にわ
たって圧接される。これにより、これら金属製リング
(3) と金属管(P) との圧接部でも気密が確保されること
となる。又、この圧接部での摩擦抵抗力により金属管
(P) が主体(1) に固定された状態となる。
【0009】更に、この固定状態からネジ筒(2) を緩め
た場合には、金属製リング(3) がネジ筒(2) の加圧から
解放されて、この金属製リング(3) の外周部とテーパ孔
部(11a) の壁部との圧接力、及び、金属製リング(3) の
内周部と金属管(P) との圧接力が弱められるから、前記
金属管(P) を引き抜くことができる。
【0010】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。このものでは、ネジ筒(2) の締め込みよる金属
製リング(3) の圧縮量に略比例してその内周部が縮小さ
れるから、この金属製リング(3) の金属管(P) への半径
方向の加圧力を十分大きくでき、既述従来例のゴムリン
グにより金属管(P) を加圧するものに比べて、金属管
(P) の固定強度が向上する。
【0011】又、このものでは、環状パッキン(5) と金
属管(P) との密嵌部、及び、金属製リング(3) と金属管
(P) との圧接部で、2重に気密が確保されるから、金属
管(P) の外周気密状態が確実となる。又、火災時等の過
熱条件下で環状パッキン(5)が損傷したとしても、金属
製リング(3) の耐熱温度が極めて高いことから、上記圧
接部での気密が損なわれにくく、安全である。
【0012】更に、このものでは、ネジ筒(2) を緩める
と、金属製リング(3) が圧縮扁平状態から解放されるか
ら、金属管(P) の固定位置の変更に際しては、ネジ筒
(2) を一旦緩めて金属管(P) をずらした後に前記ネジ筒
(2) を再び締めるだけでよく、金属製リング(3) を交換
する必要もない。又、このものでは、金属製リング(3)
の収容部がテーパ孔部(11a) であるから、この金属製リ
ング(3) を取り出したい場合でも、その動作がスムーズ
となる。 [請求項2の発明について]この請求項2の発明は、長
さ調節自在の、所謂、伸縮管継手に於いて、上記請求項
1と同様の課題を解決できるようにしたものであり、そ
の為の技術的手段は、『内部に管挿通用の貫通孔(1a)を
形成した主体(1) の一端に第1接続ネジ部(C 1)を設け、
他端にネジ筒(2) を螺合させた締結部(K1)と、前記ネジ
筒(2) 側から貫通孔(1a)に摺動自在に挿通され且つ外側
端部に第2接続ネジ部(C2)を設けた金属製の比較的厚肉
のスライド管部(K2)とからなり、前記主体(1) の貫通孔
(1a)を、スライド管部(K2)の挿入側端部から一定範囲に
設けた大径孔部(11)と、これに続く小径の管挿通孔部(1
2)とから構成し、前記大径孔部(11)における前記管挿通
孔部(12)との間の境界端面(13)から一定範囲には、外側
に向って直径拡大するテーパ孔部(11a) を具備させ、こ
のテーパ孔部(11a) には、内周側に凸の「く」字状断面
で且つスライド管部(K2)を内挿させた金属製リング(3)
を収容し、この金属製リング(3) とネジ筒(2) との間
に、スライド管部(K2)を内挿させた加圧リング(4) を介
在させ、前記管挿通孔部(12)には、これに内挿させたス
ライド管部(K2)との気密を確保するための環状パッキン
(5) を装着し、前記ネジ筒(2) の押し込みにより金属製
リング(3) を圧縮扁平化させた状態では、金属製リング
(3) の内周部が主体(1) に挿入されたスライド管部(K2)
の外周面に圧接されるようにした』ことである。
【0013】このものでは、第1接続ネジ部(C1)及び第
2接続ネジ部(C2)を、相互に対向させた一対の配管端末
に接続すると、スライド管部(K2)と締結部(K1)との相対
的位置関係が、前記端末の間隔に応じて設定される。こ
の後、ネジ筒(2) を締め込むことにより、上記請求項1
の発明と同様に、金属製リング(3) の内周部がスライド
管部(K2)に圧接される。このものでも、環状パッキン
(5) とスライド管部(K2)との密嵌部、及び、金属製リン
グ(3) とスライド管部(K2)との圧接部で2重に気密さ
れ、前記圧接部での摩擦抵抗力によりスライド管部(K2)
が締結部(K1)に固定される。その他にも上記請求項1の
発明と同様の作用・効果を奏する。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 [実施例1について]この実施例1は、既述の請求項1
の発明に対応するものであり、図2に示すように、一端
に雌ネジ接続部(18)を設け且つ他端から一定範囲に大径
部(19)を設けた筒状の主体(1) と、前記大径部(19)の外
側端縁から一定範囲に設けた雌ネジ部(16)に螺合させた
ネジ筒(2) とからなる既述従来例と同様の管継手に実施
したものである。
【0015】[各部の構成について]上記主体(1) は、
外周部を六角状に形成した上記大径部(19)と、上記雌ネ
ジ接続部(18)との間に、この雌ネジ接続部(18)よりも大
径の主筒部(17)が設けられた構成となっており、前記大
径部(19)の内径は、主筒部(17)のそれよりも大径となっ
ている。前記大径部(19)内が既述の大径孔部(11)、前記
主筒部(17)内が既述の管挿通孔部(12)となり、これら大
径孔部(11)と管挿通孔部(12)により既述の貫通孔(1a)が
形成される。更に、前記大径部(19)内には、上記雌ネジ
部(16)の内側端縁から上記大径孔部(11)と管挿通孔部(1
2)との境界端面(13)までの範囲に外側に向って直径拡大
する態様のテーパ面(T) が設けられ、このテーパ面(T)
により既述のテーパ孔部(11a) が形成される。
【0016】そして、前記テーパ孔部(11a) には、内周
側に凸の「く」字状断面に形成された金属製リング(3)
が収容され、この金属製リング(3) の内径は、金属管
(P) の外径よりも僅かに大きく設定されている。そし
て、この金属製リング(3) を圧縮扁平化した状態での半
径方向幅が、テーパ面(T) の内側端縁と、主体(1) に内
挿した金属管(P) との間の半径方向間隔よりも僅かに大
きくなる構成としている。更に、この金属製リング(3)
と上記ネジ筒(2) との間には、合成樹脂製(例えば、ポ
リアセタール)の加圧リング(4) が収容され、その内径
は、金属管(P) よりも僅かに大きく、その外径は、圧縮
扁平化状態の金属製リング(3) のそれに略一致させてい
る。
【0017】更に、前記ネジ筒(2) は、上記雌ネジ部(1
6)との螺合部(22)の内側に連続させて上記加圧リング
(4) とほぼ同じ外径の加圧部(21)を設けると共に、前記
螺合部(22)の外側に連続させて締込み工具を対応させる
為の六角部(23)を設けた構成となっている。又、上記管
挿通孔部(12)における境界端面(13)の内側に環状凹部(1
5)を設け、この環状凹部(15)に、前記管挿通孔部(12)内
に挿入される金属管(P) との気密を確保する為のOリン
グ(5a)を嵌入してあり、このOリング(5a)が既述の環状
パッキン(5) となる。尚、このOリング(5a)の内径は、
金属管(P) の外径より僅かに小径に設定していることは
言うまでもない。
【0018】尚、この実施例1では、上記金属製リング
(3) は、外径20.5mm、内径16.1mm、半径方
向幅2.2mm、軸線方向幅4.8mm、肉厚0.4〜
1.0mm、圧縮扁平化状態での半径方向幅2.4〜
2.5mm、に設定してあり、これを収容するテーパ孔
部(11a) は、内側端縁の直径20.6mm、外側端縁の
直径21.7mm、軸線方向幅4.5mm、に設定して
いる。又、金属管(P) は、外径15.8mm、肉厚2.
4mm、のものを使用する。
【0019】[金属管(P) の接続の実際について]上記
構成の管継手に金属管(P) を接続する際には、金属管
(P) を、図2に示すように、その先端が上記管挿通孔部
(12)におけるOリング(5a)よりも内側となるように、ネ
ジ筒(2) 及び主体(1) 内に挿入する。これにより、前記
Oリング(5a)と金属管(P) とが密嵌され、この密嵌部で
気密が確保される。
【0020】この後、ネジ筒(2) を締め込むと、これの
加圧部(21)が加圧リング(4) を介して金属製リング(3)
を内側に加圧するから、この金属製リング(3) は、前記
加圧リング(4) と上記境界端面(13)とにより圧縮されて
扁平化される。このとき、金属製リング(3) は、上記し
た「く」字状断面であるから、前記圧縮によりその半径
方向幅が拡大すると共に、金属製リング(3) とテーパ孔
部(11a) とが上記寸法関係に設定されていることから、
金属製リング(3) における境界端面(13)側の外周部が、
前記圧縮を開始した直後からテーパ面(T) の内側端部に
対接した状態となって前記圧縮が進行し、このとき、金
属製リング(3) は、その圧縮量に略比例する態様でその
内周部が縮小される。これにより、図3に示すように、
前記内周部が金属管(P) に全周にわたって圧接されて、
この圧接部でも気密が確保される。又、前記圧接部での
摩擦抵抗力により、金属管(P) が主体(1) に固定された
状態となる。このとき、上記寸法関係により、金属製リ
ング(3) の内周部が金属管(P) に食い込まずに圧接した
程度の加圧状態となる。尚、上記金属製リング(3)とネ
ジ筒(2) との間には、上記加圧リング(4) が介装されて
いるから、これら金属製リング(3) とネジ筒(2) との間
の摺動抵抗が軽減されて、上記ネジ筒(2) の締め込みが
軽くなる。
【0021】このものでは、金属製リング(3) の圧縮量
に略比例してその内周部が縮小されるから、この金属製
リング(3) の金属管(P) への加圧力が十分大きくなる。
又、Oリング(5a)と金属管(P) との密嵌部、及び、金属
製リング(3) と金属管(P) との圧接部で2重に気密が確
保され、万一、火災時等の過熱条件下でOリング(5a)が
損傷しても、金属製リング(3) の耐熱温度が極めて高い
から、金属製リング(3) と金属管(P) との圧接部で気密
が確保される。
【0022】更に、ネジ筒(2) を緩めた場合、金属製リ
ング(3) は、前記ネジ筒(2) による加圧から解放され
て、僅かに復元する。これにより、金属製リング(3) の
金属管(P) への加圧力が大幅に低下することから、前記
金属管(P) を引き抜くことができる。 [変形例について] .金属製リング(3) は、図4に示すように、その内周
側頂部の断面が軸線に平行となる形状としてもよい。こ
の場合には、この金属製リング(3) と金属管(P) との圧
接面積が上記のものよりも大きくなることから、上記気
密がより一層向上すると共に、金属製リング(3) と金属
管(P) との摩擦抵抗力が大きくなることから、金属管
(P) の固定強度がより一層向上する。
【0023】.同図に示すように、金属製リング(3)
を構成する一対のテーパ片(31)(31)の外周面端部に環状
***部(32)(32)を設け、金属製リング(3) の圧縮扁平化
状態に於いて、前記テーパ片(31)(31)が相互に略平行な
姿勢となった時点で、前記環状***部(32)(32)が対接す
る構成とすれば、加圧リング(4) 及び境界端面(13)と、
金属製リング(3) との圧接状態が安定する。
【0024】.上記実施例1では、管継手に実施して
いるが、この他にも、管を接続するための装置であれ
ば、本発明を実施可能である。 [実施例2について]この実施例2は、既述の請求項2
及び請求項3の発明に対応するものであり、筒状に形成
した既述の主体(1) の一端に雄ネジとした既述の第1接
続ネジ部(C1)を設け、他端に設けた雄ネジ部(14)にネジ
筒(2) を螺合させた締結部(K1)と、この締結部(K1)内に
摺動自在に挿通され且つ既述の第2接続ネジ部(C2)を雌
ネジとしたスライド管部(K2)とからなる伸縮管継手であ
る。尚、前記ネジ筒(2) は、外側端部に内周側に張り出
すフランジ部(25)を具備させた締結ナット(2a)としてい
る。
【0025】前記締結部(K1)の主体(1) は、上記第1接
続ネジ部(C1)と雄ネジ部(14)との間に、外周部を六角状
とした工具対応部(R) が設けられた構成となっており、
前記雄ネジ部(14)内における端縁からその中程までの範
囲に大径孔部(11)が設けられ、これの内側に小径の管挿
通孔部(12)が形成されている。これら大径孔部(11)と管
挿通孔部(12)とで既述の貫通孔(1a)となる。そして、こ
の実施例2のものでは、前記大径孔部(11)が、そのまま
上記実施例1と同様のテーパ孔部(11a) となっており、
大径孔部(11)と管挿通孔部(12)との境界端面(13)から内
側に連続させて管挿通孔部(12)より僅かに大径の段孔部
(15a) が形成され、これに上記実施例1と同様のOリン
グ(5a)が装着されている。このOリング(5a)内に、上記
スライド管部(K2)が摺動可能に密嵌されている。
【0026】そして、上記テーパ孔部(11a) には、上記
実施例1と同様の金属製リング(3)が収容され、この金
属製リング(3) と前記テーパ孔部(11a) との寸法関係
は、上記実施例1と同様である。又、前記金属製リング
(3) には、上記スライド管部(K 2)が挿通され、このスラ
イド管部(K2)の寸法は、上記実施例1における金属管
(P) と同様に設定されている。
【0027】又、前記金属製リング(3) と、上記締結ナ
ット(2a)のフランジ部(25)との間には、スライド管部(K
2)を内挿させた矩形状断面の加圧リング(4) が介装さ
れ、その金属製リング(3) 側の端部がテーパ孔部(11a)
に収容されている。そして、この加圧リング(4) の軸線
方向長さは、上記テーパ孔部(11a) のそれとほぼ同程度
に設定されている。
【0028】更に、上記スライド管部(K2)は、比較的厚
肉の金属管であり、その内側端部には、その外周部に環
状溝(U) が設けられ、これに上記管挿通孔部(12)の壁部
に摺動自在となる合成樹脂製の抜止めリング(S1)を装着
している。この抜止めリング(S1)が既述のストッパー
(S) となる。又、上記段孔部(15a) の内側に連続する部
分が、管挿通孔部(12)より小径の環状突出部(81)となっ
ており、この環状突出部(81)が既述の突出部(8) とな
る。そして、これら抜止めリング(S1)と環状突出部(81)
とが軸線方向に対向することから、スライド管部(K2)が
締結部(K1)に対して抜止め状態となる。
【0029】この伸縮管継手の接続に際しては、相互に
対向させた一対の配管端末の一方に雌ネジを、他方に雄
ネジを形成し、これらネジ端末に上記第1接続ネジ部(C
1)及び第2接続ネジ部(C2)を螺合すると、配管にこの伸
縮管継手が介装される。これにより、スライド管部(K2)
と締結部(K1)との相対的位置関係が、上記端末の間隔に
応じて設定される。この後、上記締結ナット(2a)を締め
込むと、上記実施例1と同様に、金属製リング(3) の内
周部が縮小されてスライド管部(K2)に加圧される。この
ものでも、上記したOリング(5a)とスライド管部(K2)と
の密嵌部、及び、金属製リング(3) とスライド管部(K2)
との圧接部で2重に気密されるものとなる。又、前記圧
接部での摩擦抵抗力によりスライド管部(K2)が締結部(K
1)に固定される。
【0030】この実施例2では、スライド管部(K2)の固
定機構が上記実施例1における金属管(P) の固定機構と
同様の構成であるから、上記実施例1と同様の作用を奏
するものとなる。又、このものでは、スライド管部(K2)
が締結部(K1)に抜止め状態となっているから、不用意に
締結部(K1)とスライド管部(K2)とを引き離した場合で
も、スライド管部(K2)が締結部(K1)から抜けない。
【0031】尚、この実施例2では、第1接続ネジ部(C
1)を雄ネジとし、第2接続ネジ部(C 2)を雌ネジとした
が、この組み合わせを上記以外のものとしてもよいこと
は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の管継手の説明図
【図2】実施例1の管継手の説明図
【図3】金属製リング(3) を圧縮扁平化した状態の説明
【図4】金属製リング(3) の変形例の説明図
【図5】実施例2の伸縮管継手の説明図
【符号の説明】
(P) ・・・金属管 (1a)・・・貫通孔 (1) ・・・主体 (2) ・・・ネジ筒 (11)・・・大径孔部 (12)・・・管挿通孔部 (13)・・・境界端面 (11a) ・・・テーパ孔部 (3) ・・・金属製リング (4) ・・・加圧リング (5) ・・・環状パッキン (C1)・・・第1接続ネジ部 (C2)・・・第2接続ネジ部 (K1)・・・締結部 (K2)・・・スライド管部 (S) ・・・ストッパー (8) ・・・突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 稔秋 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 北村 孝男 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 西村 泉美 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 後藤 寿子 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的厚肉の金属管(P) を挿通させる為
    の貫通孔(1a)を形成した主体(1) と、これの管挿入側端
    部に螺合するネジ筒(2) とを具備し、これらに金属管
    (P) を挿通させた状態でネジ筒(2) を締め込むことによ
    り金属管(P) を任意の挿入位置で外周気密状態に固定す
    る形式の管接続装置において、 主体(1) の貫通孔(1a)を、管挿入側端部から一定範囲に
    設けた大径孔部(11)と、これに続く小径の管挿通孔部(1
    2)とから構成し、前記大径孔部(11)における前記管挿通
    孔部(12)との間の境界端面(13)から一定範囲には、外側
    に向って直径拡大するテーパ孔部(11a) を具備させ、こ
    のテーパ孔部(11a) には、内周側に凸の「く」字状断面
    で且つ金属管(P) を内挿できる大きさの金属製リング
    (3) を収容し、この金属製リング(3) とネジ筒(2) との
    間に、金属管(P) を内挿できる大きさの加圧リング(4)
    を介在させ、前記管挿通孔部(12)には、これに挿入され
    る金属管(P) との気密を確保するための環状パッキン
    (5) を装着し、前記ネジ筒(2)の押し込みにより金属製
    リング(3) を圧縮扁平化させた状態では、金属製リング
    (3) の内周部が主体(1) に挿入された金属管(P) に圧接
    されるようにした管接続装置。
  2. 【請求項2】 内部に管挿通用の貫通孔(1a)を形成した
    主体(1) の一端に第1接続ネジ部(C1)を設け、他端にネ
    ジ筒(2) を螺合させた締結部(K1)と、前記ネジ筒(2) 側
    から貫通孔(1a)に摺動自在に挿通され且つ外側端部に第
    2接続ネジ部(C 2)を設けた金属製の比較的厚肉のスライ
    ド管部(K2)とからなり、 前記主体(1) の貫通孔(1a)を、スライド管部(K2)の挿入
    側端部から一定範囲に設けた大径孔部(11)と、これに続
    く小径の管挿通孔部(12)とから構成し、前記大径孔部(1
    1)における前記管挿通孔部(12)との間の境界端面(13)か
    ら一定範囲には、外側に向って直径拡大するテーパ孔部
    (11a) を具備させ、このテーパ孔部(11a) には、内周側
    に凸の「く」字状断面で且つスライド管部(K2)を内挿さ
    せた金属製リング(3) を収容し、この金属製リング(3)
    とネジ筒(2) との間に、スライド管部(K2)を内挿させた
    加圧リング(4) を介在させ、前記管挿通孔部(12)には、
    これに内挿させたスライド管部(K2)との気密を確保する
    ための環状パッキン(5) を装着し、前記ネジ筒(2) の押
    し込みにより金属製リング(3) を圧縮扁平化させた状態
    では、金属製リング(3) の内周部が主体(1) に挿入され
    たスライド管部(K2)の外周面に圧接されるようにした伸
    縮管継手。
  3. 【請求項3】 スライド管部(K2)の内側端部から突出さ
    せたストッパー(S) と、主体(1) の管挿通孔部(12)にお
    ける環状パッキン(5) より内側に設けた突出部(8) とを
    軸線方向に対向させた請求項2に記載の伸縮管継手。
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