JPH08135810A - ゲートバルブ - Google Patents

ゲートバルブ

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JPH08135810A
JPH08135810A JP27319794A JP27319794A JPH08135810A JP H08135810 A JPH08135810 A JP H08135810A JP 27319794 A JP27319794 A JP 27319794A JP 27319794 A JP27319794 A JP 27319794A JP H08135810 A JPH08135810 A JP H08135810A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
force
valve body
divided
split
Prior art date
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Pending
Application number
JP27319794A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Babe
朋樹 馬部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH08135810A publication Critical patent/JPH08135810A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度や熱伝達率が変化しても安定したシール
性と操作性を保ち得るゲートバルブを提供する。 【構成】 弁軸15を移動して弁体5に押し込み力を付
与し、弁箱1側に接触させて閉弁する。分割弁体6A,
6Bは、当接部7A,7Bを介して中間部で対向し当接
し、弁体シート部付近は流路方向でフレキシブルとな
り、弁箱1などの寸法変化を吸収し、閉弁操作やシール
性は常に良好に安定する。弁軸15を逆移動し、両テー
パ面又は斜面10A,10B、17A,17Bを密状に
当接させる。弁軸15の開操作力を、テーパ面又は斜面
10A,10B、17A,17Bを介して分割弁体6
A,6Bに伝達し、弁体6を引き抜き方向に移動させて
開弁する。傾斜ガイド作用で分割弁体6A,6Bに相接
近する方向の力が作用して、流路方向へ膨れ力を抑制
し、弁体5の抜き出しは軽く容易に行え引き抜き力を低
減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば高温流体の流
路に配設されるゲートバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のゲートバルブとしては、
たとえば図6〜図9に示す構成が提供されている。すな
わち図6に示されるゲートバルブ60は、弁箱61に流路62
が形成され、この流路62の中間部に、弁棒63を介して開
閉移動されるソリッド形状の弁体64が設けられる。そし
て閉弁は、弁体64を弁箱シート部65に当接させることで
行われる。
【0003】また図7に示されるゲートバルブ70は、弁
体71を分割した形式であって、一対の分割弁体72A,72
Bの間にばね73が挿入されている。この形式によると、
弁箱74などの寸法変化をばね73の撓みで吸収し得る。
【0004】そして図8に示されるゲートバルブ80も弁
体81を分割した形式であって、一対の分割弁体82A,82
Bの間に球状接触部83が設けられている。この形式によ
ると、球状接触部83の楔効果を利用して、安定したシー
ト面圧と開閉操作を可能にし得る。
【0005】さらに図9に示されるゲートバルブ90は、
弁体91をある程度フレキシブルにするため、この弁体91
に切り欠き92を設けている。この形式によると、弁体91
自身の撓みで寸法変化を吸収し得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示され
るソリッド形状の弁体64を使用したゲートバルブ60によ
ると、流体温度および流体の熱伝達率の変化に伴う弁箱
61などの寸法変化を吸収する構造になっていないため、
弁箱シート部65がカジリついて操作不良を起こすことが
ある。また図7に示されるばね73を挿入した分割弁体形
式によると、800℃程度以上の高温になると適当なばね
材がなく、用途が限定されることになる。そして図8に
示される球状接触部83を有する分割弁体形式によると、
弁箱84などの寸法変化によって球状接触部83に過大な面
圧が掛かり、変形する可能性がある。さらに図9に示さ
れる切り欠き92を設けた形式によると、弁体91が撓んだ
状態での開操作には、大きな引き抜き力を要することに
なる。
【0007】本発明の目的とするところは、温度や熱伝
達率が変化しても安定したシール性と操作性を保ち得る
ゲートバルブを提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明のゲートバルブは、弁体を流路方向で二分割し、両
分割弁体は、開閉操作方向の中間部に相当接する当接部
を設けるとともに、内部に向きかつ閉操作方向側ほど弁
軸軸心に近づく弁体側テーパ面又は斜面を形成し、両分
割弁体間に位置する弁軸側に、前記弁体側テーパ面又は
斜面に内部から平行状に対向する弁軸側テーパ面又は斜
面を形成するとともに、両分割弁体側に閉操作力を伝達
する伝達部を設けている。
【0009】
【作用】上記した本発明の構成によると、弁軸を閉操作
方向に移動し、伝達部を介して弁体に押し込み力を付与
することで、両分割弁体を弁箱側に接触させて閉弁し
得、以て流路を遮断し得る。このとき弁軸側テーパ面又
は斜面は、弁体側テーパ面又は斜面に対して閉操作方向
で離間している。このような閉弁を行う際に両分割弁体
は、当接部を介して開閉操作方向の中間部で対向し当接
していることから、弁体シート部の付近は流路方向でフ
レキシブルとなり、したがって流体温度や熱伝達率の変
化に伴う弁箱などの寸法変化を吸収し得、以て閉弁操作
やシール性を、常に良好に安定し得る。
【0010】閉弁の状態から、開弁すべく弁軸を開操作
方向に移動させることで、弁体側テーパ面又は斜面に対
して弁軸側テーパ面又は斜面を密状に当接し得る。これ
により、弁軸の開操作力を、弁軸側テーパ面又は斜面と
弁体側テーパ面又は斜面とを介して両分割弁体に伝達し
得、以て弁体を、引き抜き方向に移動させて開弁し得、
流路を開放し得る。この開弁を行う際に、弁体側テーパ
面又は斜面に対して弁軸側テーパ面又は斜面を接触させ
ることにより、その傾斜ガイド作用によって両分割弁体
に相接近する方向の力が作用し、これにより両分割弁体
の流路方向へ膨れようとする力を抑制することになっ
て、弁箱シート部からの弁体の抜き出しを軽く容易に行
え、以て引き抜き力を低減し得る。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。弁箱1側には、流路2が形成されるとと
もに、流路方向の中間部に弁箱シート部3A,3Bが設
けられている。前記弁箱1内に配設される弁体5は流路
方向で二分割され、両分割弁体6A,6Bの開閉操作方
向の中間部には、相当接する当接部7A,7Bが設けら
れる。これら当接部7A,7Bは、閉弁したときに流路
5の中心付近に位置され、そして相当接面7a,7b側
には、半円凹入状の弁軸挿通部8A,8Bが形成されて
いる。
【0012】両分割弁体6A,6Bの開閉操作方向の二
箇所には、相対向側で開放する凹部9A,9Bが形成さ
れ、これら凹部9A,9Bは開操作方向へ入り込んでい
る。そして凹部9A,9Bの入り込みを形成する一方の
面は、内部に向きかつ閉操作方向側ほど弁軸軸心13に近
づく弁体側斜面(又はテーパ面)10A,10Bに形成され
ている。さらに両分割弁体6A,6Bには、前記弁箱シ
ート部3A,3Bに面接触自在な弁体シート部11A,11
Bが設けられている。
【0013】前記弁軸挿通部8A,8Bに通すなどし
て、両分割弁体6A,6B間に弁軸15が位置される。こ
の弁軸15側には、各凹部9A,9Bに係合されるL字板
状の操作体16A,16Bが設けられる。そして各操作体16
A,16Bには、前記弁体側斜面10A,10Bに内部から平
行状に対向する弁軸側斜面(又はテーパ面)17A,17B
が形成されている。さらに弁軸15側には、両分割弁体6
A,6B側に閉操作力を伝達する伝達部18A,18Bが設
けられ、ここで伝達部18A,18Bは、両分割弁体6A,
6Bの開操作方向側に向く被伝達面12A,12Bに当接す
るよう設けられている。
【0014】以下に、上記構成における弁作用を説明す
る。図1は閉弁状態を示している。すなわち、弁軸15が
閉操作方向に移動され、伝達部18A,18Bを被伝達面12
A,12Bに当接させて両分割弁体6A,6Bに押し込み
力を付与することで、両弁体シート部11A,11Bを弁箱
シート部3A,3Bに面接触させて閉弁し得、以て流体
の流れを遮断し得る。このとき弁軸側斜面17A,17B
は、弁体側斜面10A,10Bに対して閉操作方向で離間さ
れている。
【0015】このような閉弁を行う際に両分割弁体6
A,6Bは、当接部7A,7Bを介して流路2の中心付
近で対向し当接していることから、弁体シート部11A,
11Bの付近は流路方向でフレキシブルとなり、したがっ
て流体温度や熱伝達率の変化に伴う弁箱1などの寸法変
化を吸収し得、以て閉弁操作やシール性を、常に良好に
安定し得る。
【0016】図1に示す閉弁の状態から、開弁すべく弁
軸15を開操作方向に移動させると、図2の実線に示すよ
うに、まず被伝達面12A,12Bから伝達部18A,18Bが
離間され、そして弁体側斜面10A,10Bに対して弁軸側
斜面17A,17Bが密状に当接される。これにより、弁軸
15の開操作力が、操作体16A,16B、弁軸側斜面17A,
17B、弁体側斜面10A,10Bを介して両分割弁体11A,
11Bに伝達され、以て弁体5を、図2の仮想線に示すよ
うに引き抜き方向に移動させて開弁し得、流体を流動さ
せ得る。
【0017】このように開弁を行う際に、弁体側斜面10
A,10Bに対して弁軸側斜面17A,17Bが接触すること
により、その傾斜ガイド作用によって両分割弁体6A,
6Bには相接近する方向の力が作用され、これにより両
分割弁体6A,6Bが流路方向へ膨れようとする力を抑
制することになって、弁箱シート部3A,3Bからの弁
体5の抜き出しは軽く容易に行え、以て引き抜き力を低
減し得る。
【0018】上記実施例では、弁体側斜面10A,10Bや
弁軸側斜面17A,17Bを開閉操作方向の二箇所に設けた
が、これは一箇所や三箇所以上であってもよい。また上
記実施例では、弁軸15に伝達部18A,18Bを取り付けて
いるが、これは操作体16A,16Bを兼用して分割弁体6
A,6Bに作用させてもよい。
【0019】上記実施例では、特に高温流体の流路2に
好適に配設されるゲートバルブを述べたが、本発明のゲ
ートバルブは、常温流体や低温流体の流路などに配設し
てもよい。
【0020】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、閉弁を行う
際に両分割弁体は、弁体シート部の付近が流路方向でフ
レキシブルとなり、したがって流体温度や熱伝達率の変
化に伴う弁箱などの寸法変化を吸収できて、閉弁操作や
シール性を、常に良好に安定できる。また開弁を行う際
に、弁体側テーパ面又は斜面と弁軸側テーパ面又は斜面
との傾斜ガイド作用により、両分割弁体に相接近する方
向の力を作用でき、これにより両分割弁体の流路方向へ
膨れようとする力を抑制できて、弁箱シート部からの弁
体の抜き出しを軽く容易に行うことができ、以て引き抜
き力を低減できる。さらに傾斜ガイド作用の採用によ
り、たとえば800 ℃程度以上の高温でも可能となって用
途を拡大でき、しかも面圧による変形なども防止でき
て、常に好適な開閉操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、ゲートバルブの閉弁
時の縦断正面図である。
【図2】同ゲートバルブの開弁開始時の縦断正面図であ
る。
【図3】同ゲートバルブにおける分割弁体の縦断正面図
である。
【図4】同ゲートバルブにおける分割弁体の平面図であ
る。
【図5】同ゲートバルブにおける分割弁体の正面図であ
る。
【図6】従来例を示し、弁体がソリッド形状のゲートバ
ルブの一部切り欠き正面図である。
【図7】同弁体が分割形状のゲートバルブの縦断正面図
である。
【図8】同弁体が分割形状の別なゲートバルブの一部切
り欠き正面図である。
【図9】同弁体に切り欠きを設けた形状のゲートバルブ
の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 流路 3A 弁箱シート部 3B 弁箱シート部 5 弁体 6A 分割弁体 6B 分割弁体 7A 当接部 7B 当接部 10A 弁体側斜面(又はテーパ面) 10B 弁体側斜面(又はテーパ面) 11A 弁体シート部 11B 弁体シート部 13 弁軸軸心 15 弁軸 16A 操作体 16B 操作体 17A 弁軸側斜面(又はテーパ面) 17B 弁軸側斜面(又はテーパ面) 18A 伝達部 18B 伝達部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体を流路方向で二分割し、両分割弁体
    は、開閉操作方向の中間部に相当接する当接部を設ける
    とともに、内部に向きかつ閉操作方向側ほど弁軸軸心に
    近づく弁体側テーパ面又は斜面を形成し、両分割弁体間
    に位置する弁軸側に、前記弁体側テーパ面又は斜面に内
    部から平行状に対向する弁軸側テーパ面又は斜面を形成
    するとともに、両分割弁体側に閉操作力を伝達する伝達
    部を設けたことを特徴とするゲートバルブ。
JP27319794A 1994-11-08 1994-11-08 ゲートバルブ Pending JPH08135810A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150013195A (ko) * 2012-05-30 2015-02-04 케이에스비 악티엔게젤샤프트 게이트 밸브
CN107816559A (zh) * 2017-11-23 2018-03-20 天津市卡尔斯阀门有限公司 一种改进型组合式阀体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150013195A (ko) * 2012-05-30 2015-02-04 케이에스비 악티엔게젤샤프트 게이트 밸브
CN107816559A (zh) * 2017-11-23 2018-03-20 天津市卡尔斯阀门有限公司 一种改进型组合式阀体
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