JPH08134810A - 鉄道道床バラストのスイパー装置 - Google Patents

鉄道道床バラストのスイパー装置

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JPH08134810A
JPH08134810A JP27406594A JP27406594A JPH08134810A JP H08134810 A JPH08134810 A JP H08134810A JP 27406594 A JP27406594 A JP 27406594A JP 27406594 A JP27406594 A JP 27406594A JP H08134810 A JPH08134810 A JP H08134810A
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rails
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茂弘 吉井
Yoji Kuriyama
洋治 栗山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レールや枕木上に散在するバラストを回収
し、そのバラストをレール内側若しくは路肩の選択的に
排出できるようにする。 【構成】 ブレードでレールRの内側に敷設するバラス
トを内側に掻き寄せ、このバラストを回転スイパーブラ
シ5で掻き上げてコンベア7に回収する。コンベア7は
レールRの中央で左右に分離して外端部がレールRの外
側に突出して設けてある。そして、コンベア7を駆動す
る正逆回転型モータ40でコンベア7の回転方向を変える
ことによって、コンベア7上のバラストBをレールRの
内側若しくは路肩A1の何れかに選択的に排出する。 【効果】 道床の清掃時と同時にレールの内側にバラス
トを過不足なく均一に敷設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レール上を走行しなが
ら道床に敷設するバラストを清掃する鉄道道床バラスト
のスイパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道道床は、枕木の下方及び周
辺に敷設されたバラストを突き固めた後、枕木やレール
上に散在するバラストを清掃することによって、レール
に沿って走行する鉄道車両が安全かつスムーズに走行可
能としており、前記の枕木やレール上に散在するバラス
トを清掃するスイパー装置として実開昭56−1520
7号公報には、走行台車の後方側に油圧シリンダーに吊
り下げた筐体を設け、この筐体内に回転ブラシを設ける
とともに、筐体の下端縁にレールに密着させる可撓性の
スカートを垂設したスイパー装置が提案されている。こ
のスイパー装置は、筐体を吊設する油圧シリンダーを作
動させて回転ブラシとスカートを着床させた後、走行台
車をレール上を走行しながら筐体内の回転ブラシによっ
て枕木上のバラストを掃き落とし、併せてレール上に残
るバラストをレールに沿って摺動する可撓性のスカート
によって払い落とすように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のスイパー装
置は、回転ブラシにより、枕木上のバラストを掃き落す
ものであるが、回転ブラシで掃き落したバラストが回転
ブラシの遠心力によって周壁で囲まれた筐体内に飛散
し、結果的に飛散したバラストが落下し、再び枕木上に
散在する虞れがあり、枕木に残ったバラストを効果的に
清掃できない。
【0004】また、鉄道道床のバラストは、レール全体
の緩衝作用、枕木の移動の防止、排水性の向上、などの
面から、過不足なく均一的に敷設することが重要である
が、従来のスイパー装置は、単に回転ブラシと筐体の下
端縁に設けたスカートによって枕木やレール上の散在す
るバラストの清掃のみを目的としたものであって、回転
ブラシで掃き取ったバラストの回収手段がないことか
ら、従来のスイパー装置では、枕木やレールに散在する
余分なバラストまでもが鉄道道床に残ることなり、この
ような、不必要なバラストを取り除く必要があり、逆に
バラスト量が不足していた場合、不必要なバラストを不
足部分に充填することは不可能であり、このような鉄道
道床の補修作業は、清掃作業とは別作業で行う必要があ
った。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、鉄道道床における不必要なバラストを確
実に清掃できるとともに、バラストの清掃作業と同時に
鉄道道床の補修作業を行うことのできる鉄道道床バラス
トのスイパー装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の鉄道道床バラストのスイパー装置は、鉄道道
床に敷設するレール上を走行する走行台車に鉄道道床の
路肩部分に敷設するバラストを内側に掻き寄せる逆ハの
字型のブレードを取り付け、このブレードの後方側に前
記ブレードで掻き寄せたバラストを掻き上げる回転スイ
パーブラシを設け、この回転スイパーブラシの前方側に
該回転ブラシと平行して前記レールのほぼ中央部で左右
に離間し、かつその外端縁を前記レールの外側に延設し
た左右一対のコンベアを設け、この左右両コンベアを相
互に正逆回転させて前記左右両コンベアで回収したバラ
ストをレールの内側若しくは鉄道道床の路肩に選択的に
排出可能とする駆動装置を設けたものである。
【0007】
【作用】本発明の鉄道道床バラストのスイパー装置で
は、走行台車が走行すると、走行台車に移動に伴って、
ブレードで路肩部分に堆積した余分なバラストがブレー
ドの傾斜に沿って内側に掻き寄せられる。この掻き寄せ
たバラストや枕木上に散在するバラストは、両ブレード
の後方側に設けた回転スイーパブラシの回転によって掻
き上げられ、このコンベア上に掃き出される。このコン
ベアで回収したバラストはコンベアにより移送される
が、このコンベアの回転方向を選択的に変えることによ
り、レールの内側の道床に敷設されるバラストが適正量
よりも多い場合、両コンベアを相互に外側に回転すれば
両コンベア上のバラストが路肩に排出され、一方、バラ
ストが適正量よりも少ない場合、コンベアを相互に内側
に回転することで、コンベアで回収したバラストを両コ
ンベア間の隙間からレールの内側に補充できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0009】図1ないし図7は、本発明の一実施例を示
し、まず、図1に示す側面図を参照して本発明のスイパ
ー装置の概略を説明すると、レールRに沿って走行する
走行台車1は、進行方向前側をディーゼル機関などを動
力源とする機関室2とし、この機関室2の後部にアーチ
型フレーム3を介して運転室4が連結され、前記アーチ
型フレーム3の下方中央部に回転スイーパブラシ5が設
けられている。そして、この回転スイーパブラシ5の前
方に、傾斜状の掃上げシュート6を介して回転スイーパ
ブラシ5で掻き上げたバラストを回収する左右一対のコ
ンベア7,7が設けられ、さらに、両コンベア7,7の
前方に鉄道道床の路肩部分に敷設するバラストをレール
の内側に寄せ集めるブレード8,8が設けられ、さら
に、走行台車1の最後部となる前記運転室4の後端部
に、レールR内外の締結部に散在するバラストを掃き取
る回転ブラシ9が設けられている。
【0010】前記スイーパ回転ブラシ5の詳細は、主に
図3に示すように回転軸10に中空状のゴムパイプ11を放
射状に取り付けて構成され、レールRと直交して概ねレ
ールRを固定する枕木Mと同巾に形成され、回転軸10の
一端に設けたモータ12により時計方向に回転し、枕木M
上のバラストBを掃き上げる。また、スイーパ回転ブラ
シ5は、取付フレーム13に固定されたケーシング14の内
部に軸支されている。この取付フレーム13は平行リンク
アーム15,15を介して走行台車1の台車フレーム1Aに
昇降自在に連結され、かつ前記アーチ型フレーム3に取
り付けた油圧シリンダ16に垂設されており、油圧シリン
ダ16の作動によって取付フレーム13を降下させて前記ケ
ーシング14に軸支する回転スイーパブラシ5を鉄道道床
Aに着床するように構成している。また、前記昇降自在
な回転スイーパブラシ5のロック機構として、図3及び
図4に示すように、前記取付フレーム13に所定間隔をお
いて複数のロック孔17Aを有する平板状のロック板17を
軸支し、そのロック板17をスライド自在に嵌め入れる案
内板18を前記アーチ型フレーム3に固定するとともに、
この案内板18の下端側に、前記ロック孔17Aと対応して
ロックピン19Aを挿入する受孔18Aを形成し、前記ロッ
クピン19Aを作動するロックシリンダ19を案内板18の後
面側に設けた取付ステー20に固定している。なお、前記
取付フレーム13の後端部には、レールRの近傍に位置す
る枕木M及びレールRの下部に沿って摺動するはけ状の
ブラシ21が取り付けられている。
【0011】図5及び図6は、前記掃上げシュート6の
詳細を示しており、同図に示すように、掃上げシュート
6は、前記回転スイーパブラシ5に沿うようにレールR
と直交し、かつ回転スイーパブラシ5の下部と前記コン
ベア7,7との間を掛け渡すように傾斜して前記ケーシ
ング14の両側板に軸支される。また、前記ケーシング14
の外側には前記掃上げシュート6を前後方向にスライド
案内するガイド板25が固定され、このガイド板25と前記
ケーシング14には掃上げシュート6の背面側に固定する
取付軸26を案内する長孔状のガイド孔27を形成してい
る。この掃上げシュート6の取付軸26にはスライド板28
が枢着されていて、このスライド板28には、掃上げシュ
ート6を前後に移動するスライドシリンダ29が連結され
ている。また、前記取付軸26の外端部にリンクアーム30
が一体的に固定されており、このリンクアーム30に掃上
げシュート6の傾斜角を変える傾動シリンダ31が連結さ
れている。そして、前記スライドシリンダ29と傾動用シ
リンダ31によって前記スライドシリンダ29による掃上げ
シュート6のスライド移動と連動させて掃上げシュート
6の傾斜角を変え、掃上げシュート6が回転スイーパブ
ラシ5から離れるにしたがって前傾となるように傾斜さ
せ、逆に掃上げシュート6が回転スイーパブラシ5に近
づくにしたがって起立するように傾斜させている。な
お、図中の符号32は、掃上げシュート6の上端部と前記
コンベア7,7との隙間を覆う可撓性のカバーである。
【0012】前記回転スイーパブラシ5で掻き上げたブ
ラストBを回収するコンベア7,7は主に図3及び図7
に示すように、駆動手段たる正逆回転可能なモータ40の
出力軸に直結した駆動ローラ41と従動ローラ41Aに無端
状ベルト42を掛け渡し、その無端状ベルト42を複数の遊
転ローラ42で支持する従来から周知の構造のものであっ
て、前記掃上げシュート6と平行してレールRと直交す
るように前記ケーシング14の前端部に取り付けられい
る。このコンベア7,7は、図10に示すように、前記
レールRの中央部で左右に離間して設けられいる。そし
てこの両コンベア7,7を合わせた全長は、前記枕木M
の巾より長く形成され、コンベア7,7の外端部が枕木
Mから外側に突出し、しかも、両コンベア7,7の外端
部には、折り畳み自在なコンベアシュート44が設けら
れ、回転スイーパブラシ5で掻き上げたバラストを排出
する場合、図示左側のコンベア7を半時計方向に回転
し、一方、図示右側のコンベア7を時計方向に回転させ
て相互に逆方向に回転させることによって両コンベア
7,7上のバラストを鉄道道床の路肩A1に排出でき、
また、レールRの内側にバラストを補充する場合、両コ
ンベア7,7のモータ40を逆方向に回転させれば両コン
ベア7,7間の隙間からバラストが落下し、その隙間の
下方に取り付けた逆V字型の分配板45によって左右に振
り分けてレールRの内側に補充できる。
【0013】前記コンベア7,7の前方に設けた両ブレ
ード8,8は、図2及び図3に示すように、前記レール
Rに直交して前記走行台車1の進行方向に対して逆ハの
字型に取り付けられ,その基部側下方に突設する軸50が
前記走行台車1側に設けた取付板51に廻動自在に軸支さ
れ、取付板51とブレード8とをシリンダ52で連結し、シ
リンダ52の作動によって前記軸50を中心としてブレード
8を上下に回動するように構成している。また、両ブレ
ード8の先端部には、掻寄板53がスライド自在に嵌合さ
れ、この掻寄板53を引き伸ばして上端にねじ込んだ取付
ボルト54によって掻寄板53をブレード8に固定してい
る。
【0014】以上のように構成される本発明の作用につ
いて説明する。
【0015】先ず、スイーパ回転ブラシ5の取付フレー
ム13を油圧シリンダ16によって降下させ、ロックシリン
ダ19を作動してロック板17に形成するロック孔17Aと案
内板18の受孔18Aにロックピン19Aを挿入して取付フレ
ーム13をロックする。これにより、取付フレーム13に取
り付けたスイーパ回転ブラシ5がレールRの間に位置し
て道床Aに接地し、一方、はけ状のブラシ21は枕木Mと
レールRの下部に接触する。また、コンベア7,7の前
方に設けた両ブレード8,8は、その先端部に設けた掻
寄板53を引き伸ばして取付ボルト54によって固定した
後、シリンダ52を作動して両ブレード8,8を軸50を中
心として下方側に回動させて掻寄板53を道床Aの路肩部
分A1まで張り出させて着床し、さらに、走行台車1の
最後部に取り付けた回転ブラシ9をほぼ45度後方側に傾
斜させた状態でレールR内外の締結部に接触させ固定す
る。
【0016】そして、走行台車1をレールR上を走行さ
せる。この走行台車1に移動に伴って、前方側に設けた
両ブレード8,8及び両ブレード8,8の先端部に設け
た掻寄板53によって路肩部分A1に堆積した余分なバラ
ストBを両ブレード8,8と掻寄板53の傾斜に沿わせて
内側に掻き寄せる。この掻き寄せたバラストBや枕木M
上に散在するバラストBは、両ブレード8,8の後方側
に設けた回転スイーパブラシ5の回転によって掻き上げ
られ、回転スイーパブラシ5とコンベア7,7との間に
介在する掃上げシュート6の傾斜に沿ってコンベア7,
7に集められる。この時、掃上げシュート6は、スライ
ドシリンダ29の伸縮動作によってスライドシリンダ29に
連結したスライド板28は、ガイド板25のガイド孔27に沿
って案内され、これにより、掃上げシュート6は、回転
スイーパブラシ5とコンベア7,7との間を前後に往復
移動するが、その掃上げシュート6の移動時に、傾動シ
リンダ31の伸縮動作によって掃上げシュート6の取付軸
26に固定するリンクアーム30を廻動することによって、
掃上げシュート6の傾斜角が変わる。すなわち、掃上げ
シュート6は前方(図示左側)に移動しながら倒伏し、
逆に掃上げシュート6を後方(図示右側)に移動しなが
ら起立し、掃上げシュート6を回転スイーパブラシ5か
ら最も離した状態(図6中の破線で示す)では、掃上げ
シュート6の下端部は回転スイーパブラシ5の外端部に
接するように前傾に傾斜し、回転スイーパブラシ5と掃
上げシュート6の隙間に回転スイーパブラシ5で捕捉し
たバラストBが溜まる。この後、回転スイーパブラシ5
を後方側にスライドさせて、掃上げシュート6の下端を
回転スイーパブラシ5に密着させるように(図5中の破
線で示す)起立するように傾斜させることにより、その
回転スイーパブラシ5と掃上げシュート6の隙間に溜っ
たバラストBを回転スイーパブラシ5の回転によってコ
ンベア7,7に掃き出すことができる。すなわち、掃上
げシュート6の角度を変えながら、掃上げシュート6の
前後にスライドさせ、このような動作を繰り返すことに
よって、回転スイーパブラシ5で掻き上げたバラストB
を掃上げシュート6である程度溜めてから、コンベア
7,7を掃き出すことにより、レールR内側の枕木M上
に散在するバラストBを確実にコンベア7,7に掃き出
すことができるとともに、回転スイーパブラシ5を停止
した際、バラストBの掃き残しも少なく抑えることがで
きる。また、掃上げシュート6を前後に移動したとして
も、カバー32で掃上げシュート6とコンベア7,7の隙
間が塞がれているから、隙間からバラストBがこぼれ落
ちることもなく、掃上げシュート6で案内されたバラス
トBを確実にコンベア7,7に送り出すことができる。
そして、コンベア7,7上のバラストBはコンベア7,
7で移送されるが、このコンベア7,7の回転方向によ
ってバラストBの移送方向を変えることができる。すな
わち、レールRの内側の道床Aに敷設されるバラストB
が適正量よりも多い場合、両コンベア7,7を相互に外
側に回転するとバラストBは図7に示す矢印a方向に搬
送されてコンベア7,7の外端部のコンベアシュート44
から路肩A1の外側に排出され、一方、レールR内側の
バラストBが適正量よりも少ない場合、前記の両ブレー
ド8,8で路肩部分A1に堆積した余分なバラストBや
枕木M上に散在するバラストBをコンベア7,7で回収
し、このコンベア7,7を逆方向に回転させて相互に内
側に回転すれば、回収したバラストBは図7に示す矢印
b方向に搬送され、両コンベア7,7間の隙間から逆V
字型の分配板45によって左右に振り分けてレールRの内
側に再び落下して補充することができ、このように、レ
ールRの内側に補充したバラストBが枕木M上に散在し
たとしても前記回転スイーパブラシ5によって掃き出す
ことができる。すなわち、コンベア7,7で回収したバ
ラストBをコンベア7,7の回転方向を変えることで、
レールR内におけるバラストBの敷設状況に応じてレー
ルRの内側若しくは路肩A1に選択的に振り分けること
ができる。
【0017】以上のように、本発明は、走行台車1に取
り付けた逆ハの字型にブレード8,8で鉄道道床Aの路
肩部分A1に敷設するバラストBを内側に掻き寄せ、こ
のブレード8,8の後方側にバラストBを掻き上げる昇
降自在な回転スイパーブラシ5を設け、その回転スイパ
ーブラシ5で掻き上げたバラストBをコンベア7,7に
よってレールRの内側に若しくは路肩A1の何れかに選
択的に排出して、清掃作業と同時に道床Aの補修作業を
行うことが可能である。また、前記実施上の効果とし
て、コンベア7,7と回転スイパーブラシ5との間に介
在する掃上げシュート6をスライドシリンダ29によって
前後方向に往復動し、かつ、傾動シリンダ31によって掃
上げシュート6の前後動に連動して掃上げシュート6を
起伏させることにより、回転スイーパブラシ5で掻き上
げたバラストBを掃上げシュート6によってある程度溜
めてから、コンベア7,7を掃き出すことにより、レー
ルR内側の枕木M上に散在するバラストBを確実にコン
ベア7,7に掃き出すことができるとともに、走行台車
1の停止に伴う回転スイーパブラシ5が停止した際、回
転スイーパブラシ5で補足したバラストBが、回転スイ
ーパブラシ5と掃上げシュート6の隙間に溜まり、再
び、道床Aに混入せず、バラストBの掃き残しも少なく
抑えることができる。さらに、走行台車1の最後部に取
り付けた回転ブラシ9でレールRのバラストBを確実に
掃き出すことができる。
【0018】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、
走行台車や回転スイパーブラシの基本的構造、回転スイ
パーブラシの取り付けフレームの昇降手段及びロック手
段及び掃上げシュートのスライド手段、傾動手段などは
適宜設定すればよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、鉄道道床に敷設するレ
ール上を走行する走行台車に鉄道道床の路肩部分に敷設
するバラストを内側に掻き寄せる逆ハの字型のブレード
を取り付け、このブレードの後方側に前記ブレードで掻
き寄せたバラストを掻き上げる回転スイパーブラシを設
け、この回転スイパーブラシの前方側に該回転ブラシと
平行して前記レールのほぼ中央部で左右に離間し、かつ
その外端縁を前記レールの外側に延設した左右一対のコ
ンベアを設け、この左右両コンベアを相互に正逆回転さ
せて前記左右両コンベアで回収したバラストをレールの
内側若しくは鉄道道床の路肩に選択的に排出可能とする
駆動装置を設けたことによって、鉄道道床におけるバラ
ストの敷設状況に応じてバラストの補充若しくは排出を
選択することのできる鉄道道床バラストのスイパー装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行台車の側面図である。
【図2】同上走行台車の正面図である。
【図3】同上回転スイパーブラシ付近を拡大した側面図
である。
【図4】同上図3のΙ−Ι線断面図である。
【図5】同上掃上げシュート付近の側面図である。
【図6】同上掃上げシュートの傾斜状態を示す側面図で
ある。
【図7】同上コンベアの正面図である。
【符号の説明】
1 走行台車 5 回転スイパーブラシ 8 ブレード 7 コンベア 40 モータ(駆動手段) A 道床 B バラスト R レール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道道床に敷設するレール上を走行する
    走行台車に鉄道道床の路肩部分に敷設するバラストを内
    側に掻き寄せる逆ハの字型のブレードを取り付け、この
    ブレードの後方側に前記ブレードで掻き寄せたバラスト
    を掻き上げる回転スイパーブラシを設け、この回転スイ
    パーブラシの前方側に該回転ブラシと平行して前記レー
    ルのほぼ中央部で左右に離間し、かつその外端縁を前記
    レールの外側に延設した左右一対のコンベアを設け、こ
    の左右両コンベアを相互に正逆回転させて前記左右両コ
    ンベアで回収したバラストをレールの内側若しくは鉄道
    道床の路肩に選択的に排出可能とする駆動装置を設けた
    ことを特徴とする鉄道道床バラストのスイパー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113863067A (zh) * 2021-10-28 2021-12-31 郑州铁路职业技术学院 一种铁路道砟回填设备及其使用方法
CN114250740A (zh) * 2021-12-22 2022-03-29 江苏徐工工程机械研究院有限公司 轨道吸煤车及其控制方法以及吸煤车组
CN114411610A (zh) * 2021-12-22 2022-04-29 江苏徐工工程机械研究院有限公司 轨道吸煤车及其控制方法以及吸煤车组

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