JPH08130797A - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置

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Publication number
JPH08130797A
JPH08130797A JP6267166A JP26716694A JPH08130797A JP H08130797 A JPH08130797 A JP H08130797A JP 6267166 A JP6267166 A JP 6267166A JP 26716694 A JP26716694 A JP 26716694A JP H08130797 A JPH08130797 A JP H08130797A
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JP
Japan
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signal
channel
input
channel signal
reproducing
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Application number
JP6267166A
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English (en)
Inventor
Tokuo Tsujimoto
篤男 辻本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声多重再生状態がLチャンネル信号再生あ
るいはRチャンネル信号再生状態においても音場再生効
果を持たせ臨場感のあるカラオケが楽しめる音響再生装
置を提供することを目的とする。 【構成】 ステレオ再生状態1とLチャンネル信号を
L,R両チャンネルに出力するLチャンネル信号再生状
態2とRチャンネル信号をL,R両チャンネルに出力す
るRチャンネル信号再生状態3とを切り換える音声多重
信号切り換え回路とサラウンド機能と疑似ステレオ機能
が切り換え可能な音場再生回路と前記音声多重信号切り
換え回路が状態1の場合にはサラウンド機能に切り換
え、状態2及び状態3の場合に疑似ステレオ機能に切り
換える制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラオケ機能と音場再
生回路を有する音響再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響再生装置は、より豊かな臨場
感を再現するために、音場再生機能が多く取り入れられ
ている。以下図面を参照しながら、上述した従来の音響
再生装置の一例について説明する。
【0003】図3は従来の音響再生装置の回路構成を示
すものである。図3において、1はLチャンネル信号入
力端子、2はRチャンネル信号入力端子、8はマイク、
9はマイクアンプであり、マイク8から出力されるマイ
ク信号を増幅する。5は音声多重信号切り換え回路であ
り、音声多重信号切り換え回路5において、S1,S
2,S3はアナログスイッチであり、CT2はアナログ
スイッチS2の制御端子、CT3はアナログスイッチS
1の制御端子、CT4はアナログスイッチS3の制御端
子であり、いずれのアナログスイッチも制御端子にハイ
信号が印加されるとオン、ロー信号が印加されるとオフ
となる。
【0004】6は音場再生回路であり、A1,A2,A
3,A6,A7,A9はバッファーアンプ、A4,A8
は位相反転バッファーアンプ(位相反転手段)、A5は
演算増幅器、C1,C2,C4,C5はコンデンサ、Q
3,Q4はトランジスタ、CT1は音場再生オンオフ端
子、10は、Lチャンネル信号出力端子、11は、Rチ
ャンネル信号出力端子である。
【0005】Lチャンネル信号入力端子1は抵抗R1を
介してアナログスイッチS1に接続されRチャンネル信
号入力端子2は抵抗R2を介してアナログスイッチS2
に接続され、マイクアンプ9は抵抗R3を介して抵抗R
1とアナログスイッチS1の接続点に接続され、さらに
抵抗R4を介して抵抗R2とアナログスイッチS2の接
続点に接続される。
【0006】またアナログスイッチS1は直流阻止用の
コンデンサC1を介してバッファーアンプA1に、アナ
ログスイッチS2は直流阻止用のコンデンサC2を介し
てバッファーアンプA2に接続され、アナログスイッチ
S3はアナログスイッチS1とコンデンサC1の接続点
とアナログスイッチS2とコンデンサC1の接続点との
間に接続される。
【0007】バッファーアンプA1の出力は抵抗R11
を介してバッファーアンプA6の入力に接続され、さら
にバッファーアンプA6の出力はLチャンネル信号出力
端子10に接続される。バッファーアンプA2の出力は
抵抗R17を介してバッファーアンプA9の入力に接続
され、さらにバッファーアンプA9の出力はRチャンネ
ル信号出力端子11に接続される。
【0008】3は差信号検出回路であり、バッファーア
ンプA1の出力は抵抗R5を介してバッファーアンプA
3の入力に接続され、バッファーアンプA2の出力は位
相反転バッファーアンプA4の入力に接続され、さらに
位相反転バッファーアンプA4の出力は抵抗R6を介し
てバッファーアンプA3の入力に接続される。
【0009】Lチャンネル信号は抵抗R5を介してバッ
ファーアンプA3に入力され、Rチャンネル信号は位相
反転バッファーアンプA4で位相反転され抵抗R6を介
してバッファーアンプA3に入力され(L−R)信号が
バッファーアンプA3より出力される。
【0010】4は位相遅延回路であり一般的な演算増幅
器を用いた構成であり、バッファーアンプA3の出力は
抵抗R8を介して演算増幅器A5の反転入力に接続さ
れ、さらにバッファーアンプA3の出力は抵抗R10を
介して演算増幅器A5の正転入力に接続され、演算増幅
器A5の反転入力は抵抗R9を介して演算増幅器A5の
出力に接続され、演算増幅器A5の正転入力はコンデン
サC5を介して接地される。
【0011】ここで得られる位相遅延量φはR8=R9
=R10=Rとすると、φ=−2tan-1(2πf・C5
・R)、そして時間遅延量Δtは、Δt=−φ/2πf
となる。
【0012】演算増幅器A5の出力は抵抗R12を介し
てバッファーアンプA7の入力及び位相反転バッファー
アンプA8(位相反転手段)の入力に接続され、さらに
コンデンサC4を介してトランジスタQ4のコレクタに
接続され、そのトランジスタQ4のエミッタは接地され
る。
【0013】また音場再生オンオフ端子CT1はトラン
ジスタQ3のエミッタに接続され、トランジスタQ3の
コレクタは抵抗R15を介してトランジスタQ4のベー
スに接続され、トランジスタQ3のベースは抵抗R16
を介して接地される。
【0014】音場再生オンオフ端子CT1にハイ信号が
印加されるとトランジスタQ3のベース電流が抵抗R1
6を介して接地部に流れトランジスタQ3がオンし、ト
ランジスタQ3のコレクタより抵抗R15を介してトラ
ンジスタQ3のベース電流が流れトランジスタQ4がオ
ンし、バッファーアンプA7の入力及び位相反転バッフ
ァーアンプA8の入力が接地され、音響再生機能がオフ
する。
【0015】バッファーアンプA7の出力は抵抗R13
を介してバッファーアンプA6の入力に接続され、位相
反転バッファーアンプA8の出力は抵抗R14を介して
バッファーアンプA9の入力に接続される。
【0016】音響再生オンオフ端子CT1がローの場合
は音響再生機能がオンし、差信号検出回路3において検
出された(L−R)信号は位相遅延回路4において時間
遅延量Δtが与えられ、さらに(L−R)信号は抵抗R
13をLチャンネル信号は抵抗R13を介してバッファ
ーアンプA6の入力において混合される。また、(L−
R)信号は位相反転バッファーアンプA8により位相反
転され、抵抗R14を介しRチャンネル信号はR17を
介してバッファーアンプA9の入力において混合され、
サラウンド再生状態となる。
【0017】7はマイクロコンピュータ(制御手段)で
あり、P11及びP12はマイクロコンピュータ7の入
力ポート、PO1,PO2及びPO3はマイクロコンピ
ュータ7の出力ポート、S4はサラウンドオンオフスイ
ッチであって入力ポートPI1に接続され、S5は音声
多重信号切り換えスイッチであって入力ポートPI2に
接続される。また、出力ポートPO1は制御端子CT2
に接続され、出力ポートPO2出力は制御端子CT3に
接続され、出力ポートPO3は音場再生オンオフ端子C
T1に接続される。
【0018】また、D1,D2はダイオード、Q5はト
ランジスタであり、ダイオードD1のカソードは出力ポ
ートPO1に、ダイオードD2のカソードは出力ポート
PO2に接続されダイオードD1のアノードとダイオー
ドD2のアノードは共通に接続され、さらに抵抗R18
を介してトランジスタQ5のベースに接続され、トラン
ジスタQ5のエミッタは電源+Bに、トランジスタQ5
のコレクタは制御端子CT4に接続され出力ポートPO
1または出力ポートPO2がローの場合にトランジスタ
Q5がオンし制御端子CT4がハイとなる。
【0019】以上のように構成された音響再生装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0020】Lチャンネル信号入力端子1より入力され
るLチャンネルソース信号とマイク信号はそれぞれ抵抗
R1、抵抗R3を介して混合され、Rチャンネル信号入
力端子2より入力されるRチャンネルソース信号とマイ
ク信号はそれぞれ抵抗R2、抵抗R4を介して混合され
る。
【0021】音声多重信号切り換え回路5において、ス
テレオ再生状態ではアナログスイッチS1及びS2がオ
ン、アナログスイッチS3がオフとなり、L及びRチャ
ンネル信号がそれぞれバッファーアンプA1及びA2に
入力される。
【0022】Lチャンネル信号再生状態ではアナログス
イッチS1及びS3がオン、アナログスイッチS2がオ
フとなり、Rチャンネル信号はアナログスイッチS2が
オフすることにより遮断されLチャンネル信号はアナロ
グスイッチS1及びS3を介してバッファーアンプA1
およびA2に入力され音場再生回路6は両チャンネルと
もLチャンネル信号が再生される状態となる。
【0023】またRチャンネル信号再生状態ではアナロ
グスイッチS2及びS3がオン、アナログスイッチS1
がオフとなり、Lチャンネル信号はアナログスイッチS
1がオフすることにより遮断されRチャンネル信号はア
ナログスイッチS2及びS3を介してバッファーアンプ
A1およびA2に入力され、音場再生回路6は両チャン
ネルともRチャンネル信号が再生される状態となる。
【0024】図4はマイクロコンピュータ(制御手段)
7のフローチャートである。音声多重切り換えスイッチ
S5が押されているかどうかを判断し、押されている場
合は音声多重再生状態がステレオ再生状態かLチャンネ
ル信号再生状態かを判断し、Rチャンネル信号再生状態
が選択されたときは、出力ポートPO1をハイ、出力ポ
ートPO2をローに設定し、さらに音場再生オンオフ用
出力ポートPO3をハイに設定し、音場再生機能をオフ
とする。
【0025】またLチャンネル信号再生状態が選択され
た場合は、出力ポートPO1をロー、出力ポートPO2
をハイに設定し、さらに音場再生オンオフ用出力ポート
PO3をハイに設定し、音場再生機能をオフとする。
【0026】ここでモノラル再生状態時に音場再生機能
をオフとするのは差信号検出回路3あるいは位相遅延回
路4のノイズが出力されSN比が悪化することを防ぐた
めである。
【0027】また音声多重再生状態がRチャンネル再生
状態でもLチャンネル信号再生状態でもない場合はつま
りステレオ再生状態であり、その場合は音声多重再生状
態をステレオ再生状態、つまり出力ポートPO1をハ
イ、出力ポートPO2をハイに設定し、さらに音場再生
オンオフスイッチS4が押されているかどうかを判断
し、押されている場合は音場再生オンオフ用出力ポート
PO3をローに設定し音場再生機能をオンとする。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の音響再生装置では、Lチャンネル信号のみ又はRチャ
ンネル信号のみのモノラル再生状態が音声多重切り換え
スイッチS5により選択されたときは、バッファーアン
プA1及びA2にはLチャンネル信号のみ又はRチャン
ネル信号のみが入力され、差信号検出回路3の出力信号
は零となるため、出力端子10及び11からは、Lチャ
ンネル信号のみ又はRチャンネル信号のみがそのまま出
力され、モノラル再生状態で臨場感を得ることはできな
い。
【0029】一方、モノラル再生状態において、入力信
号と、その入力信号を微小時間遅延した信号を混合して
出力することによりモノラル再生状態に臨場感を与える
疑似ステレオ回路が提案されているが、かかる回路を別
途設けることは回路構成が複雑となり、音響再生装置も
高価なものとなる。
【0030】更に、使用者がモノラル再生状態を選択し
た場合に音場再生回路のサラウンド切り換えスイッチが
ONされているとき(Q3,Q4から成る切り換え回路
において、CT1にロー信号が入力されているとき)
は、臨場感あるモノラル再生状態となる疑似ステレオ切
り換えスイッチを別途設けると、操作が煩雑となり装置
の構成も複雑となる。
【0031】本発明は上記問題点に鑑み、モノラル再生
状態再生時においては、音場再生回路が疑似ステレオ再
生状態となるように自動的に切り換え、操作が容易であ
りしかも簡易な構成で臨場感あるモノラル再生が可能な
音響再生装置の提供を目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、Lチャンネル信号とRチャンネル信号と
が記録された記録媒体を再生する音響再生装置において
Lチャンネル入力端子と、Rチャンネル入力端子とこの
Lチャンネル入力端子に入力された第1の信号と前記R
チャンネル入力端子に入力された第2の信号との差信号
を出力する差信号検出回路と、この差信号を微小時間遅
延させる遅延回路と、前記第1の信号と前記遅延回路の
出力信号とを混合して出力するLチャンネル出力端子
と、前記遅延回路の出力信号の位相を反転させる位相反
転手段と、この位相反転手段の出力信号と前記第2の信
号とを混合して出力するRチャンネル出力端子とを有す
る音場再生回路と、ステレオ再生状態と前記Lチャンネ
ル信号のみ又は前記Rチャンネル信号のみを再生するモ
ノラル再生状態とを選択しうる音声多重切り換えスイッ
チと、前記ステレオ再生状態が選択されたときは前記L
チャンネル信号を前記Lチャンネル入力端子に入力する
と共に前記Rチャンネル信号を前記Rチャンネル入力端
子に入力し、Lチャンネル信号のみを再生するモノラル
再生状態が選択されたときは前記Lチャンネル信号を前
記Lチャンネル入力端子及び前記Rチャンネル入力端子
に入力し、Rチャンネル信号のみを再生するモノラル再
生状態が選択されたときは前記Rチャンネル信号を前記
Lチャンネル入力端子及び前記Rチャンネル入力端子に
入力するように切り換える音声多重切り換え回路と、前
記モノラル再生状態が選択されたときは前記差信号検出
回路に入力される前記第1の信号又は前記第2の信号の
いずれか一方を遮断するように制御する制御手段を設け
たことを特徴とする。
【0033】
【作用】本発明の音響再生装置は上記構成により、音声
多重切り換えスイッチによりステレオ再生状態が選択さ
れたときは、音場再生回路のLチャンネル入力端子とR
チャンネル入力端子とにそれぞれLチャンネル信号とR
チャンネル信号が入力され、サラウンド再生状態とな
る。
【0034】即ち、音場再生回路の差信号検出回路がf
(t)=(L−R)信号を出力し、更に遅延回路が前記
f(t)=(L−R)信号を微小時間Δt遅延させ、L
チャンネル出力端子からはLチャンネル信号とf(t−
Δt)=(L−R)の信号とが混合された信号が出力さ
れ、Rチャンネル出力端子からは前記f(t−Δt)=
(L−R)の信号が位相反転手段により位相反転され、
Rチャンネル信号と混合されて出力される。
【0035】一方、音声多重切り換えスイッチによりL
チャンネル信号のみ又はRチャンネル信号のみのモノラ
ル再生状態が選択されたときは、差信号検出回路に入力
される音場再生回路のLチャンネル入力端子から入力さ
れる第1の信号又は、Rチャンネル入力端子から入力さ
れる第2の信号のうちいずれか一方(たとえばLチャン
ネル再生状態であるときはLチャンネル入力端子から入
力されるLチャンネル信号又はRチャンネル入力端子か
ら入力されるLチャンネル信号のうちいずれか一方)
を、制御手段が遮断することにより、いわゆる疑似ステ
レオ再生状態となる。
【0036】即ち、たとえばLチャンネル信号のみのモ
ノラル再生状態が音声多重切り換えスイッチにより選択
されたときは、差信号検出回路からはf(t)=(L−
0)=Lの信号が出力され、Lチャンネル出力端子から
はLチャンネル信号と、遅延回路により遅延されたf
(t+Δt)=Lの信号が混合して出力されると共に、
Rチャンネル出力端子からは、Lチャンネル信号と、前
記f(t+Δt)=Lの信号が位相反転手段により位相
反転された信号とが混合されて出力され、疑似ステレオ
再生状態となる。
【0037】Rチャンネル信号のみのモノラル再生状態
が選択されたときも同様である。このように、モノラル
再生状態が選択されたときは音場再生回路の差信号検出
回路に入力される2つの信号のうち一方を遮断して零と
する制御回路を設けることにより、モノラル再生時には
音場再生回路が自動的に疑似ステレオ再生回路として機
能し、臨場感あるモノラル再生が可能となる。
【0038】
【実施例】以下本発明の音響再生装置の実施例について
図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施例におけ
る音響再生装置の回路構成図である。
【0039】図1において、音場再生回路6に設けられ
たCT5は疑似ステレオ切り換え端子、Q1及びQ2は
トランジスタであり、コンデンサC3と共にスイッチン
グ回路を構成する。
【0040】また、マイクロコンピュータ(制御手段)
7に設けられたPO4は音声多重切り換えスイッチS5
によりモノラル再生状態が選択されたときはハイ信号、
ステレオ再生状態が選択されたときはロー信号を自動的
に出力する疑似ステレオ切り換え用の出力ポートであ
る。
【0041】他の構成要素は従来の音響再生装置と同様
ゆえ、図3と同一の符号を付して説明を略す。
【0042】以上のように構成された本実施例の動作に
ついて以下に説明する。 (1)音場再生回路6のサラウンド再生機能がOFFさ
れている場合(スイッチS4からの入力に基づき出力ポ
ートPO3からハイ信号が出力され、トランジスタQ4
がONしている状態)。
【0043】バッファーアンプA7及び位相反転バッフ
ァーアンプA8に入力される信号がトランジスタQ4の
エミッタを介して接地されるため、出力端子10及び1
1からはバッファーアンプA1及びA2から入力された
信号がそのまま出力され、音場再生機能は働かず、通常
のステレオ再生、モノラル再生状態となる。
【0044】(2)音場再生回路6のサラウンド再生機
能がONされている場合(スイッチS4によりサラウン
ド再生状態が選択され、出力ポートPO3からロー信号
が出力されている状態)。
【0045】(a)ステレオ再生状態の場合 使用者が音声多重切り換えスイッチS5によりステレオ
再生状態1を再生したときは、コンピュータ7が出力ポ
ートPO1及びPO2からハイ信号を出力し、スイッチ
S1及びS2をONすると共に、制御端子CT4はPO
1とPO2が共にハイであるため、トランジスタQ5が
カットオフされるためローとなり、スイッチS3はオフ
される。
【0046】このとき、音場再生回路6は図2のフロー
チャートに示すように以下の動作を行う。
【0047】バッファーアンプA1にLチャンネル信号
入力端子1よりLチャンネル信号が入力され、バッファ
ーアンプA2にはRチャンネル信号入力端子2より、R
チャンネル信号が入力される。
【0048】バッファーアンプA1より出力されたLチ
ャンネル信号は、抵抗R5を介してバッファーアンプA
3に入力され、またバッファーアンプA2より出力され
たRチャンネル信号は、位相反転バッファーアンプA4
に入力されて、位相反転され、抵抗6を介してバッファ
ーアンプA3に入力される。
【0049】よって、バッファーアンプA3の出力は
(L−R)信号となる。次に、(L−R)信号は、位相
遅延回路4によりΔtだけラッチされる。更に、この
(L−R)信号はA7、抵抗R13を介してLチャンネ
ル信号と共にA6に入力される。
【0050】よって、Lチャンネル信号出力端子から
は、Lチャンネル信号とΔt遅延した(L−R)信号が
出力される。
【0051】一方、遅延回路4から出力された(L−
R)信号は、位相反転バッファーアンプA8にも入力さ
れ(R−L)信号となってRチャンネル信号と共に、バ
ッファーアンプA9に入力される。
【0052】即ち、A9からは、Rチャンネル信号とΔ
t遅延した(R−L)信号が出力され、前述のA6の出
力と共に音場感のあるサラウンドステレオ再生される。
【0053】(b)モノラル再生状態の場合 次に、Lチャンネル信号再生状態が音声多重切り換えス
イッチS5により選択された場合の動作を説明する。
【0054】この状態2が選択されたときは、コンピュ
ータ7がスイッチS1をオン、S2をオフするように、
それぞれ出力ポートPO1よりハイ信号、PO2よりロ
ー信号を出力する。
【0055】スイッチS3は、PO1及びPO2の出力
の双方がハイ又はローであるときは、トランジスタQ5
がカットオフして、スイッチS3がオフとなりPO1又
はPO2の一方のみハイ信号であるときはQ5がONし
てスイッチS3にハイ信号が印加され、オンする。
【0056】即ち、Lチャンネル信号再生状態であると
きは、Lチャンネル信号がA1及びA2に入力されるこ
ととなる。
【0057】コンピュータ7のPO3からはロー信号が
出力されてサラウンド回路6のスイッチングトランジス
タQ3,Q4がカットオフされている。またコンピュー
タ7はLチャンネル信号再生状態2であってサラウンド
ON状態にあると判断したときは自動的に出力ポートP
O4からハイ信号を出力する。
【0058】このときサラウンド回路6のトランジスタ
Q2,Q1はオンし、バッファーアンプA2から、抵抗
R7を介し位相反転バッファーアンプA4に入力される
信号を、トランジスタQ1のエミッタにより接地され
る。
【0059】即ち、差信号検出回路3のバッファーアン
プA3の出力は(L−0)=Lとなり、位相遅延回路4
によってΔt遅延されたLチャンネル信号はR12→A
7→R13を介し、Lチャンネル信号と正相で混合され
A6に入力される。
【0060】また、Δt遅延されたLチャンネル信号
は、位相反転バッファーアンプA8により、位相反転
(−L)されて、Rチャンネル入力端子より入力された
Lチャンネル信号と逆相で混合され、バッファーアンプ
A9に入力される。
【0061】このように、Lチャンネル出力端子10か
らはLとL+ΔLが混合されて出力し、Rチャンネル出
力端子11からはLと−(L+ΔL)が混合されて出力
し、モノラルソースでありながら、臨場感ある疑似ステ
レオ再生状態が実現される。
【0062】以上のように本実施例によれば、音場再生
回路のサラウンド機能がONされた状態で、モノラル再
生状態が選択されたときは、マイクロコンピュータ7
(制御手段)が自動的に音場再生回路を疑似ステレオ再
生状態に切り換えるため、使用者の手を煩わすことな
く、簡単な操作で臨場感あるモノラル再生が可能とな
る。
【0063】また、サラウンド機能を有する回路と疑似
ステレオ機能を有する回路を、1つの音場再生回路で実
現するため、装置の構成も簡単で、製造コストも低減さ
れる。
【0064】また特に、Lチャンネルにカラオケの伴奏
が、またRチャンネルにカラオケの歌声が記録されたテ
ープ等を再生する場合Lチャンネル信号のみの臨場感あ
る再生が可能となり、カラオケ装置の音質を操作性良く
改良することができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Lチャン
ネル信号とRチャンネル信号とが記録された記録媒体を
再生する音響再生装置において、Lチャンネル信号のみ
又はRチャンネル信号のみを再生するモノラル再生状態
が選択されたときは、制御手段が自動的に音場再生回路
が疑似ステレオ再生状態となるように制御するため、臨
場感あるモノラル再生を、サラウンド再生機能を有する
1つの音場再生回路により簡易な回路構成で実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における音響再生装置の回路構
成図
【図2】同実施例における音響再生装置のマイクロコン
ピュータのフローチャート
【図3】従来の音響再生装置の回路構成図
【図4】従来の音響再生装置のマイクロコンピュータの
フローチャート
【符号の説明】
1 Lチャンネル信号入力端子 2 Rチャンネル信号入力端子 3 差信号検出回路 4 位相遅延回路 5 音声多重信号切り換え回路 6 音場再生回路 7 マイクロコンピュータ 8 マイク 9 マイクアンプ 10 Lチャンネル信号出力端子 11 Rチャンネル信号出力端子 S1〜S3 アナログスイッチ S4 音場再生オンオフスイッチ S5 音声多重信号切り換えスイッチ CT1 音場再生オンオフ端子 CT5 疑似ステレオ切り換え端子 CT2〜4 アナログスイッチ制御端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Lチャンネル信号とRチャンネル信号と
    が記録された記録媒体を再生する音響再生装置におい
    て、Lチャンネル入力端子と、Rチャンネル入力端子と
    このLチャンネル入力端子に入力された第1の信号と前
    記Rチャンネル入力端子に入力された第2の信号との差
    信号を出力する差信号検出回路と、この差信号を微小時
    間遅延させる遅延回路と、前記第1の信号と前記遅延回
    路の出力信号とを混合して出力するLチャンネル出力端
    子と、前記遅延回路の出力信号の位相を反転させる位相
    反転手段と、この位相反転手段の出力信号と前記第2の
    信号とを混合して出力するRチャンネル出力端子とを有
    する音場再生回路と、 ステレオ再生状態と前記Lチャンネル信号のみ又は前記
    Rチャンネル信号のみを再生するモノラル再生状態とを
    選択しうる音声多重切り換えスイッチと、 前記ステレオ再生状態が選択されたときは前記Lチャン
    ネル信号を前記Lチャンネル入力端子に入力すると共に
    前記Rチャンネル信号を前記Rチャンネル入力端子に入
    力し、Lチャンネル信号のみを再生するモノラル再生状
    態が選択されたときは前記Lチャンネル信号を前記Lチ
    ャンネル入力端子及び前記Rチャンネル入力端子に入力
    し、Rチャンネル信号のみを再生するモノラル再生状態
    が選択されたときは、前記Rチャンネル信号を前記Lチ
    ャンネル入力端子及び前記Rチャンネル入力端子に入力
    するように切り換える音声多重切り換え回路と、前記モ
    ノラル再生状態が選択されたときは前記差信号検出回路
    に入力される前記第1の信号又は前記第2の信号のいず
    れか一方を遮断するように制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする音響再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005084077A1 (ja) * 2004-02-26 2005-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音響処理装置
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