JPH08129646A - 画像符号化方法、画像復号化方法、画像処理方法及びその装置 - Google Patents

画像符号化方法、画像復号化方法、画像処理方法及びその装置

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JPH08129646A
JPH08129646A JP27002194A JP27002194A JPH08129646A JP H08129646 A JPH08129646 A JP H08129646A JP 27002194 A JP27002194 A JP 27002194A JP 27002194 A JP27002194 A JP 27002194A JP H08129646 A JPH08129646 A JP H08129646A
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JP
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image
pattern
pixel
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quantization
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Application number
JP27002194A
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English (en)
Inventor
Minoru Eito
稔 栄藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69533870T priority patent/DE69533870T2/de
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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  • Multimedia (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】視覚特性を加味して視覚上の劣化を抑えつつ、
従来に比べてより一層符号化量を少なくすることが出来
る画像符号化方法、画像復号化方法、画像処理方法及び
その装置を提供することを目的とする。 【構成】画像符号化装置として、入力画像を複数の画素
を含むブロックに分割する分割手段101と、分割され
た各ブロックの内、同一ブロックの中で異なる値の画素
が混在するブロックを抽出する抽出手段103と、抽出
されたブロックの画像上の位置を特定するための位置情
報を得て、その位置情報を輪郭符号化する輪郭符号化手
段104と、抽出されたブロック内の画素パターンを波
形符号化する波形符号化手段106等を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像、とくに物体投影像
の占有領域を示す領域画像を例えば符号化し伝送蓄積す
る等に利用可能な画像符号化方法、画像復号化方法、画
像処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータグラフィックスなど
により画像を合成する場合、物体の輝度の他にα値と呼
ばれる物体の透過度に関する情報が必要となる。
【0003】α値は画素毎に定められ、α値が1では不
透過、α値が0では完全透過を意味する。すなわち、背
景にある物体の画像をはめ込む場合、α値をもつ画像が
必要になる。以下、このようなα値のみをもつ画像をα
プレーンと呼ぶことにする。なおα値は、雲、すりガラ
スなどの物体では[0,1]の中間値をとるが、多くの
物体では{0,1}の2値をとる場合が多い。
【0004】αプレーンの符号化はそのまま画素値の羅
列として行なっても良いが、もしαプレーンが{0,
1}の2値から構成される場合、従来のファクシミリな
どに用いられているCCITTによる国際標準である2
値画像符号化技術MH,MR,MMR符号化を用いるこ
とができる。これらをランレングス符号化と総称する。
【0005】ランレングス符号化では、水平あるいは水
平垂直の0と1の連続する画素数をエントロピー符号化
することにより効率良く符号化することができる。
【0006】また、物体境界の輪郭に注目して、輪郭を
構成する各画素の位置情報を符号化しても良い。以下、
本明細書では物体境界の輪郭を符号化することを輪郭符
号化と呼ぶ。
【0007】代表的な輪郭符号化としては、チェイン符
号化(H.Freeman:”Computer Pr
ocessing ofline drawingda
ta”, Computing Surveys,vo
l.6,no.1,pp.57−96,(1974)に
記載)がある。
【0008】物体境界の輪郭が単純な画像では、例え
ば、α値が1の領域の輪郭を構成する各画素の系列をチ
ェイン符号化することにより高能率にαプレーンの値を
符号化することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】αプレーンの復号化結
果が及ぼす視覚特性を考えると、必ずしも正確な{0,
1}のパターンが復号化される必要がない場合が多いに
もかかわらず、上記のランレングス符号による方法、チ
ェイン符号による方法および装置では、画素毎に符号・
復号化がなされているために、{0,1}のパターン
が、人間の視覚特性から見て必要以上に正確に符号・復
号化され、そのために多くの符号化量が必要となるとい
う欠点を有していた。
【0010】すなわち、これを更に具体的に説明する
と、通常の画像の合成では合成される画像の境界付近
で、アンチエリアシングとよばれる背景画像のカラー値
と混合を行なう処理が施される。これは等価的にα値を
[0,1]の多値と考えて、物体境界付近でα値を平滑
化することに等しい。すなわち、αプレーンなどの画像
では空間解像度は、それほど必要でない。その代わり物
体境界付近で振幅解像度が必要となる。
【0011】従来のランレングス符号化、チェイン符号
化では可逆符号化であるために空間解像度が視覚特性か
ら見て必要以上にあり、多くの符号化量が必要となると
いった課題を有していた。
【0012】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、視覚特性を加味して視覚上の劣化を抑えつつ、従来
に比べてより一層符号化量を少なくすることが出来る画
像符号化方法、画像復号化方法、画像処理方法及びその
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、所
定の画像を複数の画素を含むブロックに分割し、前記分
割された各ブロックの内、同一ブロックの中で異なる値
の画素が混在するブロックを抽出し、前記抽出されたブ
ロックの前記画像上の位置を特定するための位置情報を
得て、その位置情報を輪郭符号化し、前記輪郭符号化の
対象とされたブロック内の画素パターンを波形符号化す
る画像符号化方法である。
【0014】請求項2の本発明は、複数の画素を含み所
定の画像から分割されるブロックの内、所定のブロック
の中に異なる値の画素が存在することを示す情報として
輪郭符号化される輪郭符号化データと、その輪郭符号化
の対象となるブロックの中の画素パターンが符号化され
る符号化データを少なくとも入力とし、復号化対象とな
る画像を前記ブロックに分割し、その分割されたブロッ
クの内、前記入力される輪郭符号化データを復号化して
異なる値の画素が混在するブロックを特定し、前記特定
されたブロック内の画素パターンの符号化データを復号
化する画像復号化方法である。
【0015】請求項3の本発明は、所定の画像を複数の
画素を含むブロックに分割する分割手段と、前記分割さ
れた各ブロックの内、同一ブロックの中で異なる値の画
素が混在するブロックを抽出する抽出手段と、前記抽出
されたブロックの前記画像上の位置を特定するための位
置情報を得て、その位置情報を輪郭符号化する輪郭符号
化手段と、前記輪郭符号化の対象とされたブロック内の
画素パターンを波形符号化する波形符号化手段とを備え
た画像符号化装置である。
【0016】請求項4の本発明は、複数の画素を含み所
定の画像から分割されるブロックの内、所定のブロック
の中に異なる値の画素が存在することを示す情報として
輪郭符号化される輪郭符号化データと、その輪郭符号化
の対象となるブロックの中の画素パターンが符号化され
る符号化データを少なくとも入力とする入力手段と、復
号化対象となる画像を前記ブロックに分割する分割手段
と、その分割されたブロックの内、前記入力される輪郭
符号化データを復号化して異なる値の画素が混在するブ
ロックを特定する特定手段と、前記特定されたブロック
内の画素パターンの符号化データを復号化する復号化手
段とを備えた画像復号化装置である。
【0017】請求項5の本発明は、所定の画像を複数の
画素を含む領域に分割して得られる画素パターンの各画
素値を、その画素値がより細かく量子化されるように量
子化パターン化を行なうことによってコードブックを生
成し、符号化対象としての画像中の画素パターンの各画
素値を、その画素値がより細かく量子化されるように量
子化パターン化し、その量子化パターン化されたものと
前記コードブックとを比較し、そのコードブックの中か
ら近似する量子化パターンを選択し、少なくともその選
択された量子化パターンに対応するインデックス情報を
伝送する画像符号化方法である。
【0018】請求項6の本発明は、所定の画像を複数の
画素を含む領域に分割して得られる画素パターンの各画
素値を、その画素値がより細かく量子化されるように量
子化パターン化を行なうことによってコードブックが生
成され、符号化対象としての画像中の画素パターンの各
画素値が、その画素値がより細かく量子化されるように
量子化パターン化され、その量子化パターン化されたも
のと前記コードブックとが比較され、そのコードブック
の中から近似する量子化パターンが選択され、少なくと
もその選択された量子化パターンに対応するインデック
ス情報が伝送されてくる場合、その伝送されてくるイン
デックス情報を入力とし、前記コードブックと実質的に
同じコードブックを調べて前記入力されるインデックス
情報に対応する量子化パターンを読み出し、その読み出
された量子化パターンを用い、復号化対象としての画像
を、前記所定の画像に比べて画素値がより細かく量子化
された画像として復号化する画像復号化方法である。
【0019】請求項7の本発明は、所定の画像を複数の
画素を含む領域に分割して得られる画素パターンの各画
素値を、その画素値がより細かく量子化されるように量
子化パターン化を行なうことによって生成されるコード
ブックと、符号化対象としての画像中の画素パターンの
各画素値を、その画素値がより細かく量子化されるよう
に量子化パターン化する量子化パターン化手段と、前記
量子化パターン化手段により量子化パターン化されたも
のと、前記コードブックとを比較し、そのコードブック
の中から近似する量子化パターンを選択する選択手段
と、少なくとも前記選択された量子化パターンに対応す
るインデックス情報を伝送する伝送手段とを備えた画像
符号化装置である。
【0020】請求項8の本発明は、所定の画像が複数の
画素を含む領域に分割されて得られる画素パターンの各
画素値を、その画素値がより細かく量子化されるように
量子化パターン化が行なわれることによって生成される
コードブックと、符号化対象としての画像中の画素パタ
ーンの各画素値をその画素値がより細かく量子化される
ように量子化パターン化されたものとが比較され、前記
コードブックの中から近似する量子化パターンが選択さ
れ、その選択された量子化パターンに対応するインデッ
クス情報が伝送されてくる場合、その伝送されてくるイ
ンデックス情報を入力とする入力手段と、前記コードブ
ックと実質的に同じコードブックと、その実質的に同じ
コードブックを調べて前記インデックス情報に対応する
量子化パターンを読み出す読み出し手段と、前記読み出
し手段により読み出された量子化パターンを用い、復号
化対象としての画像を、前記符号化対象としての画像に
比べて画素値がより細かく量子化された画像として復号
化する復号化手段とを備えた画像復号化装置である。
【0021】請求項9の本発明は、所定の画像を形成す
る画素値のパターンが複雑な場合の方が、そのパターン
がより単純な場合に比べて、その画素値に施す平滑化の
程度をより強くし、又、前記パターンが単純な場合の方
が、そのパターンがより複雑な場合に比べて、その画素
値に施す平滑化の程度をより弱くする画像処理方法であ
る。
【0022】請求項10の本発明は、上記所定の画像を
形成する画素値のパターンが複雑であるか単純であるか
は、前記画素値の水平、垂直、斜め方向の差分値により
評価するようになされている画像処理方法である。
【0023】請求項11の本発明は、所定の画像を形成
する画素値のパターンが複雑であるか単純であるかを評
価するための評価手段と、前記評価手段により前記パタ
ーンが複雑であるとの評価を得た場合、そのパターンが
より単純な場合に比べて、その画素値に施す平滑化の程
度をより強くし、又、前記パターンが単純であるとの評
価を得た場合、そのパターンがより複雑な場合に比べ
て、その画素値に施す平滑化の程度をより弱くする平滑
化手段とを備えた画像処理装置である。
【0024】請求項12の本発明は、上記評価手段は、
前記パターンが複雑であるか単純であるかを前記画素値
の水平、垂直、斜め方向の差分値により評価する画像処
理装置である。
【0025】
【作用】請求項1の本発明では、例えば、上記ブロック
内の画素パターンの波形符号化が非可逆符号化であると
すると、少ない輪郭符号で視覚的に劣化の少ない画像を
符号化できる。
【0026】請求項2の本発明では、例えば、上記ブロ
ック内の画素パターンの波形符号が不可逆符号であると
すると、少ない輪郭符号で視覚的に劣化の少ない画像を
復号化できる。
【0027】請求項3の本発明では、分割手段が所定の
画像を複数の画素を含むブロックに分割し、抽出手段が
前記分割された各ブロックの内、同一ブロックの中で異
なる値の画素が混在するブロックを抽出し、輪郭符号化
手段が前記抽出されたブロックの前記画像上の位置を特
定するための位置情報を得て、その位置情報を輪郭符号
化し、波形符号化手段が前記輪郭符号化の対象とされた
ブロック内の画素パターンを波形符号化する。
【0028】請求項4の本発明では、入力手段が、複数
の画素を含み所定の画像から分割されるブロックの内、
所定のブロックの中に異なる値の画素が存在することを
示す情報として輪郭符号化される輪郭符号化データと、
その輪郭符号化の対象となるブロックの中の画素パター
ンが符号化される符号化データを少なくとも入力とし、
分割手段が、復号化対象となる画像を前記ブロックに分
割し、特定手段が、その分割されたブロックの内、前記
入力される輪郭符号化データを復号化して異なる値の画
素が混在するブロックを特定し、復号化手段が、前記特
定されたブロック内の画素パターンの符号化データを復
号化する。
【0029】請求項5の本発明では、例えば、より粗い
量子化パターンに対してより細かな量子化パターンでベ
クトル量子化した場合、視覚上の劣化を抑えつつ高能率
符号化を行なうことが出来る。
【0030】請求項6の本発明では、例えば、より粗い
量子化パターンに対してより細かな量子化パターンでベ
クトル量子化され、それに対応するインデックス情報が
入力された場合、視覚上の劣化を抑えつつ高能率復号化
を行なうことが出来る。
【0031】請求項7の本発明では、コードブックが、
所定の画像を複数の画素を含む領域に分割して得られる
画素パターンの各画素値を、その画素値がより細かく量
子化されるように量子化パターン化を行なうことによっ
て生成され、量子化パターン化手段が、符号化対象とし
ての画像中の画素パターンの各画素値を、その画素値が
より細かく量子化されるように量子化パターン化し、選
択手段が、前記量子化パターン化手段により量子化パタ
ーン化されたものと、前記コードブックとを比較し、そ
のコードブックの中から近似する量子化パターンを選択
し、伝送手段が、少なくとも前記選択された量子化パタ
ーンに対応するインデックス情報を伝送する。
【0032】請求項8の本発明では、所定の画像が複数
の画素を含む領域に分割されて得られる画素パターンの
各画素値を、その画素値がより細かく量子化されるよう
に量子化パターン化が行なわれることによって生成され
るコードブックと、符号化対象としての画像中の画素パ
ターンの各画素値をその画素値がより細かく量子化され
るように量子化パターン化されたものとが比較され、前
記コードブックの中から近似する量子化パターンが選択
され、その選択された量子化パターンに対応するインデ
ックス情報が伝送されてくる場合、入力手段が、その伝
送されてくるインデックス情報を入力とし、読み出し手
段が、その実質的に同じコードブックを調べて前記イン
デックス情報に対応する量子化パターンを読み出し、復
号化手段が、前記読み出し手段により読み出された量子
化パターンを用い、復号化対象としての画像を、前記符
号化対象としての画像に比べて画素値がより細かく量子
化された画像として復号化する。
【0033】請求項9の本発明では、画素値のパターン
が単純な場合にはより弱い平滑化を、又、複雑な場合に
はより強い平滑化を行なうことができる。これにより、
例えば、画素値のパターンが直線的なエッジを構成する
場合にはこれを保持し、又、複雑なエッジを構成する場
合にはこれを抑制すなわち鈍らせるので視覚特性に優れ
た性質をもつ。
【0034】請求項11の本発明では、評価手段が、所
定の画像を形成する画素値のパターンが複雑であるか単
純であるかを評価し、平滑化手段は、前記評価手段によ
り前記パターンが複雑であるとの評価を得た場合、その
パターンがより単純な場合に比べて、その画素値に施す
平滑化の程度をより強くし、又、前記パターンが単純な
場合の方が、そのパターンがより複雑な場合に比べて、
その画素値に施す平滑化の程度をより弱くする。
【0035】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0036】図1は本発明の一実施例である画像符号化
装置及び画像復号化装置の構成を示すブロック図であ
り、同図を用いて本実施例の構成を説明する。
【0037】同図において、分割手段101は、符号化
の対象となる画像を入力とし、その入力された画像を、
8×8の画素数からなるブロックに分割する手段であ
り、平滑手段102は、画素値としてのα値1を255
に、α値0を0に変換して、画像に平滑化の処理を行な
い、中間値を持った領域画像を生成するものである。
【0038】抽出手段103は、分割手段101により
分割された各ブロックの内、同一ブロックの中で異なる
α値を持つ画素が混在するブロックを抽出するための手
段である。
【0039】輪郭符号化手段104は、抽出手段103
により抽出されたブロックの元の画像上の位置を特定す
るための位置情報を得て、その位置情報をチェイン符号
化するための符号化手段である。
【0040】離散コサイン変換手段105は、抽出手段
102により抽出されたブロック内の画素パターンに対
して、離散コサイン変換(以下、これをDCTと呼ぶ)
を行ないDCT係数を得るための手段であり、波形符号
化手段106は、離散コサイン変換手段105により得
られたDCT係数に対して可変長符号化を行なうための
ものである。画像符号化装置100は、以上の各手段に
より構成されている。
【0041】更に、同図において、入力手段111は、
画像符号化装置100の輪郭符号化手段104からの出
力データである輪郭符号化データと、波形符号化手段1
06からの出力データである可変長符号化データを入力
とする手段であり、分割手段112は、復号化対象とな
る画像を、上述した分割手段101と同様に8×8の画
素数からなるブロックに分割するためのものである。特
定手段113は、分割手段112により分割されたブロ
ックの内、入力手段111へ入力される輪郭符号化デー
タを復号化し、その結果、異なる値の画素が混在するブ
ロックを特定するためのものであり、復号化手段114
は、特定手段113により特定されたブロック内の画素
パターンに対応する可変長符号化データを復号化するた
めの手段である。画像復号化装置110は、以上の入力
手段111〜復号化手段114の各手段により構成され
ている。
【0042】以上のように構成された本実施例の画像符
号化装置及び画像復号化装置において、その動作を述べ
ながら、本発明の画像符号化方法及び画像復号化方法の
一実施例を図1、図2を参照しながら説明する。図2
(a)〜(c)は、背景の画像に人間の画像をはめ込む
場合の符号化処理のプロセスを説明するための説明図で
あり、図2(a)は符号化対象としての画像を示し、同
図(b)はブロック分割された画像を示し、同図(c)
はチェイン符号化及び波形符号化の対象として抽出され
たブロック(図中、黒く塗られた領域)を示す。
【0043】ここで、対象となる画像は0/1の画像で
ある。又、α=1は物体(本実施例では、人間の画像に
相当する)の存在領域を、α=0は物体の存在しない透
過領域を表すものとする。
【0044】分割手段101は、画像入力(図2(a)
参照)を得て、その画像を8×8の画素数からなるブロ
ックに分割する(図2(b)参照)。
【0045】次に、平滑化手段102によりα値1を2
55、α値0を0の値に変換して画像に平滑化の処理を
行なう。これにより中間値を持った領域画像が構成され
る。
【0046】ここで、ブロックは、抽出手段103によ
り、次のように3種類に分類される。
【0047】すなわち、ブロック内のα値全てが255
で構成されるブロックは、物体の内部領域にあるブロッ
クである。又、ブロック内に0〜255のα値が混在す
るブロックは物体の境界領域にあるブロックである。更
に、ブロック内のα値全てが0で構成されるブロックは
物体の外部領域にあるブロックである。
【0048】上記のように分類されたブロックの中か
ら、抽出手段103は、ブロック内のα値全てが255
で構成されるブロックを抽出するために、ブロック内に
0〜255のα値が混在する領域を、内側に右回りに探
索して、該当するブロックを抽出する。
【0049】このようにして抽出された各ブロックの位
置を特定する位置情報としてのブロック位置(x0,y
0),(x1,y1),,,,,(xN−1,yN−
1)に対して、輪郭符号化手段104が曲率チェイン符
号化を行なう。
【0050】一方、境界領域にあるブロックには、離散
コサイン変換手段105によりDCT(離散コサイン変
換)を行ない、波形符号化手段106によりDCT係数
を可変長符号化を行なう。
【0051】この様にして得られたチェイン符号化の結
果と、DCT係数を画像復号化装置110へと出力す
る。右回りにチェイン符号化を行なうことにより内部領
域のブロックと外部領域のブロックが特定できる。尚、
図2(a)〜(c)は、上記説明とは若干処理の順序が
異なり、平滑化処理の前に所定のブロックを抽出する処
理を行う場合を示しているが、上記説明のように平滑化
処理を施した後(図3参照)に、所定のブロックを抽出
するようにしてももちろんよく、どちらでもよい。図3
は、物体の境界部分が[0,1]の中間値、即ち0〜2
55のα値を持つ平滑化された画像を表す図である。
【0052】復号化処理の動作は、上述した動作の逆と
なる。
【0053】即ち、画像符号化装置100側から出力さ
れてくるデータが入力手段111に入力され、分割手段
112が、復号化対象となる画像を、8×8の画素数か
らなるブロックに分割する。特定手段113は入力手段
111が得たチェイン符号化データを復号する。これに
より、特定手段113は、右回りで囲まれるところは内
部領域のブロック、囲まれないところは外部領域のブロ
ック、そして境界領域のブロックの3種類に分類し、境
界領域のブロックを特定する。復号化手段114は、境
界領域のブロックに対して、可変長符号化データを復号
して、DCT係数を逆変換して、図3に示す画像データ
を出力する。
【0054】以上説明したように本実施例は、入力画
像、とくに物体投影像の占有領域を示す領域画像をチエ
イン符号化と波形符号化を組合せた符号化方法により、
少ない符号化量で伝送蓄積する画像符号化装置に関する
ものである。
【0055】即ち、画像をブロック分割して、異なる画
素値からなるブロックを境界とする等価的に低解像度の
画像を作り、この境界にあたるブロックを輪郭符号化す
る。そしてブロック内の画素パターンを波形符号化す
る。従って、ブロック内波形符号化を非可逆符号化であ
るとすると、少ない輪郭符号で視覚的に劣化のない画像
を符号化及びを行なうことができるという効果を発揮す
る。又、このような効果は、画像がアニメーションのよ
うな場合に特に著しい効果を奏する。
【0056】このように、αプレーンの符号化では非可
逆符号化であっても、空間解像度が視覚劣化のない範囲
で適当にあり、逆に領域境界付近では振幅解像度が符号
化に比べて優れた符号化装置、復号化装置、及びそれら
装置を用いた符号化方法、復号化方法は、極めて有効で
ある。
【0057】次に、図4は、本発明の他の実施例である
画像符号化装置及び画像復号化装置の構成を示すブロッ
ク図であり、同図を用いて同実施例の構成を説明する。
【0058】同図において、分割手段401は、符号化
の対象となる画像を入力し、その入力した画像を4×4
の画素数からなる領域毎に分割し、その分割によって得
られる領域内の画素パターンを出力するものであり、本
発明の量子化パターン化手段としての平滑化手段405
は、分割手段401から出力されたデータを平滑化して
出力する手段である。ここでの平滑化処理は、符号化対
象としての画像中の画素パターンの{0,1}の2値か
らなる各画素値を、より細かく量子化するために、0〜
255の中間値に変換する処理である。従って、この平
滑化手段405は、符号化対象としての{0,1}の2
値の画素値からなる画像を基にして、[0,255]の
中間値を持った領域画像を生成するものである。
【0059】コードブック402は、複数種類の画像を
用いて、各画像を領域毎に分割して得られる領域内の画
素パターンの各画素値に比べて、画素値がより細かく量
子化された量子化パターンから、後述するLBGアルゴ
リズムにより、代表的なパターンとして選定された量子
化パターンを有するように生成されるものである。選択
手段403は、上記のように生成されたコードブック4
02の中から、画像中の画素パターンを最も近似的に表
す量子化パターンを選択し、その選択された量子化パタ
ーンに対応するインデックス情報を出力する手段であ
り、伝送手段404は、選択手段403から出力される
インデックス情報を伝送する手段である。画像符号化装
置400は、以上の各手段により構成されている。
【0060】更に、同図において、入力手段411は、
上述した画像符号化装置400において、コードブック
402が利用され、符号化対象としての画像中の画素パ
ターンを最も近似的に表すものとして選択された量子化
パターンに対応するインデックス情報が伝送されてくる
場合、その伝送されてくるインデックス情報を得て、出
力するものである。画像復号化装置410においても、
上述したコードブック402と同じコードブック412
が設けられている。読み出し手段413は、入力手段4
11から出力されるインデックス情報から、コードブッ
ク412の内容を調べて、対応する量子化パターンを読
み出すための手段であり、復号化手段414は、読み出
し手段413により読み出された量子化パターンを用
い、復号化対象としての画像を、符号化対象としての画
像に比べて画素値がより細かく量子化された画像として
復号化するための手段である。画像復号化装置410
は、以上の入力手段411〜復号化手段414の各手段
により構成されている。
【0061】以上のように構成された本実施例の画像符
号化装置及び画像復号化装置において、その動作を述べ
ながら、本発明の画像符号化方法及び画像復号化方法の
一実施例を図4、図5を参照しながら説明する。図5
は、背景の画像に人間の画像をはめ込む場合、平滑化及
びベクトル量子化等の処理を順次施した状態の画像の変
化をイメージ図で簡略的に表したものである。
【0062】ここで、対象となる画像は0/1の画像で
ある。又、α=1は物体(本実施例では、人間に相当す
る)の存在領域を、α=0は物体の存在しない透過領域
を表すものとする。
【0063】先ず最初にコードブックの生成について説
明する。
【0064】すなわち、複数種類の画像を用いて、各画
像を4×4の画素数よりなるブロックに分割する。次
に、α値1を255、α値0を0の値に変換して画像に
平滑化処理を行なう。これにより中間値を持った領域画
像が構成される。
【0065】続いて、コードブックをLBGアルゴリズ
ム(Y.Linde,A.Buzoand R.B.G
ray:”An Algorithm forVect
or Quantizer Design”,IEEE Transaction on Communicat
ion,Vol.COM−28,No.8,pp.95
7−971,(1988年8月))により設計する。こ
れにより、0/1ではなく中間値を持った領域画像に対
してコードブックが設計される。コードブックの大きさ
は、代表的なパターンとして選定された256とする。
これは4×4の画素数からなるブロックが持つ0/1パ
ターン(2の16乗)数に比べて1/256である。
【0066】次に、ベクトル量子化の処理について説明
する(図5参照)。
【0067】図4において、分割手段401は、符号化
の対象となる画像を4×4の画素数からなるブロックに
分割し、平滑化手段405は、α値1を255、α値0
を0の値に変換して画像に平滑化処理を行なう。これに
より中間値を持った領域画像が構成される。選択手段4
03は、コードブック402を調べ、平滑化処理を施し
たブロックに分割された画素パターンと比較して最も2
乗誤差和の小さなパターンを探索し、その結果最も近似
的に表されるパターンに対応するインデックス情報を伝
送手段404へ出力し、インデックス情報が伝送手段4
04から画像復号化装置410へ伝送される。
【0068】画像復号化装置410では、入力手段41
1が上記インデックス情報を得、読み出し手段413が
コードブック412から、入力手段411が得たインデ
ックス情報に対応する量子化パターンを読み出し、復号
化手段414がその読み出された量子化パターンを用
い、復号化対象としての画像を、符号化対象となった元
の画像に比べて画素値がより細かく量子化された画像と
して復号化する。
【0069】以上説明したように本実施例によれば、振
幅解像度(量子化精度とも呼ぶ)の粗い画素値(本実施
例ではα値)のパターンに対して、空間解像度は落ちる
が、より振幅解像度(量子化精度)の細かい画素値のパ
ターンでベクトル量子化することにより、視覚上の劣化
を抑えながら高能率符号化及び高能率復号化を行なうこ
とができるという効果を発揮する。又、このような効果
は、画像がアニメーションのような場合に特に著しい効
果を奏する。
【0070】次に、図4において説明した画像符号化装
置400の平滑化手段405の構成について更に具体的
に述べながら、本発明の他の実施例である画像処理装置
の一実施例としての画像符号化装置を説明する。
【0071】図6は、本実施例の画像符号化装置の特徴
部分である平滑化手段の構成を示すブロック図であり、
同図を参照しながら本実施例の構成を説明する。尚、図
4で説明したものと同じものはその説明を省略する。
【0072】図6において、垂直エッジ検出フィルタ6
01、水平エッジ検出フィルタ602、斜めエッジ検出
フィルタ603、及び低域フィルタ604は、各々図7
(a)、(b)、(c)、(d)に示す特性を有するフ
ィルタであり、何れのフィルタも入力画像の原信号を入
力として、所定の応答を出力するものである。特異度計
算部605は垂直エッジ検出フィルタ601からの応答
V、水平エッジ検出フィルタ602からの応答H、及び
斜めエッジ検出フィルタ603からの応答Dを入力し
て、輪郭の複雑さとしてCを後述する(式1)により演
算し、その計算結果としてのCの値を出力するものであ
る。混合器606は特異度計算部605の出力C、低域
フィルタ604からの出力、及び入力画像の原信号を入
力として後述する(式2)により演算し、その結果を出
力するものである。図7(a)〜(d)は、各種フィル
タの特性を示す模式図である。
【0073】以上のように構成された本実施例の画像処
理装置の一例としての画像符号化装置において、その動
作を述べながら、本発明の画像処理方法の一実施例を図
6、図8を参照しながら説明する。
【0074】図6において、入力画像の信号を得た垂直
エッジ検出フィルタ601、水平エッジ検出フィルタ6
02、及び斜めエッジ検出フィルタ603は、各々のフ
ィルタ特性に応じた応答として、V、H、Dを特異度計
算部605へ出力する。特異度計算部605は、これら
入力V、H、Dを用いて(式1) C=|V*H|−D*D (式1) (但し、*は、乗算を意味する)により、輪郭の複雑さ
Cの値を求める。このようにして求めたCの値は、0と
所定の値Cmaxの間に収まるようにクリッピングされ
る。
【0075】その後、混合器606は(式2) 出力=((Cmax−C)*原信号+C*(平滑化信号))/Cmax (式2) により、信号を混合することにより、直線的なエッジで
はそれを保持し(図8(a)参照)、輪郭の複雑なエッ
ジではそれを抑制する処理(図8(b)参照)が施され
た画像信号を出力する。図8(a)、(b)は本実施例
の平滑化処理の例を示す説明図であり、同図(a)は、
直線的なエッジに対する平滑化処理を示し、同図(b)
は輪郭の複雑なエッジに対する平滑化処理を示すもので
ある。
【0076】このように、入力画像を形成する画素値の
パターンが複雑な場合の方が、そのパターンがより単純
な場合に比べて、その画素値に施す平滑化の程度をより
強くし、又、前記パターンが単純な場合の方が、そのパ
ターンがより複雑な場合に比べて、その画素値に施す平
滑化の程度をより弱くする処理を施す本実施例によれ
ば、上述のように各種フィルタは、輪郭の平坦部分で小
さなローパス特性を持ち、輪郭の凹凸部分で大きなロー
パス特性を持っていることから、領域画像の符号化に視
覚特性の優れた効果を発揮する。
【0077】ここで、輪郭の複雑さの判定は、例えば、
2値の透過度を持つフィルタでは、輪郭全曲率関数の分
散により行なうことが出来る。又、濃淡値を含むより一
般的な場合は、アダマール変換係数、フーリエ変換係
数、DCT係数等で評価することが出来る。
【0078】以上のことは、「領域画像が、カラー画像
よりも低い空間解像度、0/1よりも高い振幅解像度が
要求される」という原理に基づいている。
【0079】尚、上記実施例では、入力画像が0/1の
2値の場合について説明したが、これに限らず、例え
ば、多値であってもよい。
【0080】又、上記実施例では、輪郭符号化としてチ
ェイン符号化を用いる場合について説明したが、これに
限らず、例えば、ベジエ曲線、スプライン曲線を利用す
るものであっても良い。
【0081】又、上記実施例では、量子化パターン化す
る手段として、平滑化手段を用いる場合について説明し
たが、これに限らず、要するに、符号化対象としての画
像中の画素パターンの各画素値を、その画素値がより細
かく量子化されるように量子化パターン化するものであ
れば、どのような処理を施す手段を用いてももちろんよ
い。
【0082】又、上記実施例では、画素値としてα値を
用いた場合について説明したが、これに限らず、例え
ば、画像の輝度レベルを利用するものであっても良い。
【0083】又、上記実施例では、画像処理装置及びそ
の方法について、画像符号化装置400の前処理である
平滑化手段405として利用した場合について説明した
がこれに限らず、例えば、画像符号化装置100の前処
理、あるいは、画像復号化装置110の後処理、又は、
画像復号化装置410の後処理の手段として利用するよ
うになされていても良い。
【0084】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、視覚上の劣化を抑えつつ、従来に比べてより一
層符号化量を少なくすることが出来得るという長所を有
する。
【0085】又、本発明は、領域画像の符号化に対して
視覚特性に優れた性質を得ることが出来得るという長所
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である画像符号化装置及び画
像復号化装置の構成を示すブロック図
【図2】図2(a);同実施例の符号化対象としての画
像を示す図 図2(b);同実施例のブロック分割された画像を示す
図 図2(c);同実施例のチェイン符号化及び波形符号化
の対象として抽出されたブロックを示す図
【図3】同実施例の物体の境界部分が[0,1]の中間
値、即ち0〜255のα値を持つ平滑化された画像を表
す図
【図4】本発明の他の実施例である画像符号化装置及び
画像復号化装置の構成を示すブロック図
【図5】他の実施例の平滑化及びベクトル量子化等の処
理を順次施した状態の画像の変化を示すイメージ図
【図6】他の実施例の画像符号化装置の平滑化手段の構
成を示すブロック図
【図7】図7(a)〜(d);他の実施例の各種フィル
タの特性を示す模式図
【図8】図8(a);他の実施例での直線的なエッジに
対する平滑化処理を施した場合の説明図図8(b);他
の実施例での輪郭の複雑なエッジに対する平滑化処理を
施した場合の説明図
【符号の説明】
100 画像符号化装置 101、112 分割手段 102 平滑手段 103 抽出手段 104 輪郭符号化手段 105 離散コサイン変換手段 106 波形符号化手段 110 画像復号化装置 111 入力手段 113 特定手段 114 復号化手段 402 コードブック 403 選択手段 404 伝送手段 601 垂直エッジ検出フィルタ 602 水平エッジ検出フィルタ 603 斜めエッジ検出フィルタ 604 低域フィルタ 605 特異度計算部 606 混合器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像を複数の画素を含むブロック
    に分割し、 前記分割された各ブロックの内、同一ブロックの中で異
    なる値の画素が混在するブロックを抽出し、 前記抽出されたブロックの前記画像上の位置を特定する
    ための位置情報を得て、その位置情報を輪郭符号化し、 前記輪郭符号化の対象とされたブロック内の画素パター
    ンを波形符号化することを特徴とする画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 複数の画素を含み所定の画像から分割さ
    れるブロックの内、所定のブロックの中に異なる値の画
    素が存在することを示す情報として輪郭符号化される輪
    郭符号化データと、その輪郭符号化の対象となるブロッ
    クの中の画素パターンが符号化される符号化データを少
    なくとも入力とし、 復号化対象となる画像を前記ブロックに分割し、 その分割されたブロックの内、前記入力される輪郭符号
    化データを復号化して異なる値の画素が混在するブロッ
    クを特定し、 前記特定されたブロック内の画素パターンの符号化デー
    タを復号化することを特徴とする画像復号化方法。
  3. 【請求項3】 所定の画像を複数の画素を含むブロック
    に分割する分割手段と、 前記分割された各ブロックの内、同一ブロックの中で異
    なる値の画素が混在するブロックを抽出する抽出手段
    と、 前記抽出されたブロックの前記画像上の位置を特定する
    ための位置情報を得て、その位置情報を輪郭符号化する
    輪郭符号化手段と、 前記輪郭符号化の対象とされたブロック内の画素パター
    ンを波形符号化する波形符号化手段と、を備えたことを
    特徴とする画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 複数の画素を含み所定の画像から分割さ
    れるブロックの内、所定のブロックの中に異なる値の画
    素が存在することを示す情報として輪郭符号化される輪
    郭符号化データと、その輪郭符号化の対象となるブロッ
    クの中の画素パターンが符号化される符号化データを少
    なくとも入力とする入力手段と、 復号化対象となる画像を前記ブロックに分割する分割手
    段と、 その分割されたブロックの内、前記入力される輪郭符号
    化データを復号化して異なる値の画素が混在するブロッ
    クを特定する特定手段と、 前記特定されたブロック内の画素パターンの符号化デー
    タを復号化する復号化手段と、を備えたことを特徴とす
    る画像復号化装置。
  5. 【請求項5】 所定の画像を複数の画素を含む領域に分
    割して得られる画素パターンの各画素値を、その画素値
    がより細かく量子化されるように量子化パターン化を行
    なうことによってコードブックを生成し、 符号化対象としての画像中の画素パターンの各画素値
    を、その画素値がより細かく量子化されるように量子化
    パターン化し、 その量子化パターン化されたものと前記コードブックと
    を比較し、そのコードブックの中から近似する量子化パ
    ターンを選択し、 少なくともその選択された量子化パターンに対応するイ
    ンデックス情報を伝送することを特徴する画像符号化方
    法。
  6. 【請求項6】 所定の画像を複数の画素を含む領域に分
    割して得られる画素パターンの各画素値を、その画素値
    がより細かく量子化されるように量子化パターン化を行
    なうことによってコードブックが生成され、符号化対象
    としての画像中の画素パターンの各画素値が、その画素
    値がより細かく量子化されるように量子化パターン化さ
    れ、その量子化パターン化されたものと前記コードブッ
    クとが比較され、そのコードブックの中から近似する量
    子化パターンが選択され、少なくともその選択された量
    子化パターンに対応するインデックス情報が伝送されて
    くる場合、 その伝送されてくるインデックス情報を入力とし、 前記コードブックと実質的に同じコードブックを調べて
    前記入力されるインデックス情報に対応する量子化パタ
    ーンを読み出し、 その読み出された量子化パターンを用い、復号化対象と
    しての画像を、前記所定の画像に比べて画素値がより細
    かく量子化された画像として復号化することを特徴とす
    る画像復号化方法。
  7. 【請求項7】 所定の画像を複数の画素を含む領域に分
    割して得られる画素パターンの各画素値を、その画素値
    がより細かく量子化されるように量子化パターン化を行
    なうことによって生成されるコードブックと、 符号化対象としての画像中の画素パターンの各画素値
    を、その画素値がより細かく量子化されるように量子化
    パターン化する量子化パターン化手段と、 前記量子化パターン化手段により量子化パターン化され
    たものと、前記コードブックとを比較し、そのコードブ
    ックの中から近似する量子化パターンを選択する選択手
    段と、 少なくとも前記選択された量子化パターンに対応するイ
    ンデックス情報を伝送する伝送手段と、を備えたことを
    特徴とする画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 所定の画像が複数の画素を含む領域に分
    割されて得られる画素パターンの各画素値を、その画素
    値がより細かく量子化されるように量子化パターン化が
    行なわれることによって生成されるコードブックと、符
    号化対象としての画像中の画素パターンの各画素値をそ
    の画素値がより細かく量子化されるように量子化パター
    ン化されたものとが比較され、前記コードブックの中か
    ら近似する量子化パターンが選択され、その選択された
    量子化パターンに対応するインデックス情報が伝送され
    てくる場合、その伝送されてくるインデックス情報を入
    力とする入力手段と、 前記コードブックと実質的に同じコードブックと、 その実質的に同じコードブックを調べて前記インデック
    ス情報に対応する量子化パターンを読み出す読み出し手
    段と、 前記読み出し手段により読み出された量子化パターンを
    用い、復号化対象としての画像を、前記符号化対象とし
    ての画像に比べて画素値がより細かく量子化された画像
    として復号化する復号化手段と、を備えたことを特徴と
    する画像復号化装置。
  9. 【請求項9】 所定の画像を形成する画素値のパターン
    が複雑な場合の方が、そのパターンがより単純な場合に
    比べて、その画素値に施す平滑化の程度をより強くし、
    又、前記パターンが単純な場合の方が、そのパターンが
    より複雑な場合に比べて、その画素値に施す平滑化の程
    度をより弱くすることを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 所定の画像を形成する画素値のパター
    ンが複雑であるか単純であるかは、前記画素値の水平、
    垂直、斜め方向の差分値により評価するようになされて
    いることを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 所定の画像を形成する画素値のパター
    ンが複雑であるか単純であるかを評価するための評価手
    段と、 前記評価手段により前記パターンが複雑であるとの評価
    を得た場合、そのパターンがより単純な場合に比べて、
    その画素値に施す平滑化の程度をより強くし、又、前記
    パターンが単純であるとの評価を得た場合、そのパター
    ンがより複雑な場合に比べて、その画素値に施す平滑化
    の程度をより弱くする平滑化手段と、を備えたことを特
    徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 評価手段は、前記パターンが複雑であ
    るか単純であるかを前記画素値の水平、垂直、斜め方向
    の差分値により評価することを特徴とする請求項11記
    載の画像処理装置。
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EP95116511A EP0708563B1 (en) 1994-10-19 1995-10-19 Image decoding device
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