JPH08129443A - 筆跡記憶・再現装置及び筆跡再現方法及び画像再現方法 - Google Patents

筆跡記憶・再現装置及び筆跡再現方法及び画像再現方法

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JPH08129443A
JPH08129443A JP17336695A JP17336695A JPH08129443A JP H08129443 A JPH08129443 A JP H08129443A JP 17336695 A JP17336695 A JP 17336695A JP 17336695 A JP17336695 A JP 17336695A JP H08129443 A JPH08129443 A JP H08129443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶された筆跡データを読み出し、文字、図
形等のパターンを忠実に再現し得る筆記記憶・再現装置
を提供する。 【解決手段】 筆記具で記録する面の近傍をCCDで撮
像し、筆記具を含む所定範囲の固定長の画素からなるセ
ルを筆記具の移動とともに、時間順次に記憶し、再現時
は時間順次に記憶されたセルを読み出し、各々のセルと
前のセルとでパターンの一部が一致するものが連続する
間、この一連のセルを重ね合わせてアクトを構築し、前
と後のセルで一致しないものがあると、その後はさらに
読み出したセルの一部のパターンがそれぞれ前のセルに
一致するセルが連続する間、これらの一連のセルを重ね
合わせて独立のアクトを構築し、いくつかのアクトを構
築した後、アクト間で、アクトの場合と同様にしてシー
ンを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙面等に筆記具
で文字、記号等を記録するとともに、その筆跡を自らが
記憶し、かつ記憶した筆跡を再現する筆跡記憶・再現装
置及び筆跡再現方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、筆記具で文字、記号等を筆記する
とともに、その筆跡を応力センサ、光学センサ等を用い
て検出し、この検出した筆跡を自らが記憶する記憶ペン
が提案されている。この記憶ペンの記憶した筆跡は、こ
れを読み出して表示装置に表示することにより、再利用
することが可能である。
【0003】一方、手書き文字パターンを抽出再現する
方法として、筆記具の加速度を測定し、それに2回の積
分を施すことに筆跡パターンを抽出する方法が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した筆跡パターン
抽出方法では、2回の積分を行うので、極めて誤差に弱
く、精度の良い再現が困難であるという問題があった。
また、筆跡検出手段として、応力センサ等を使用する場
合、筆記具が紙面に接触している時は問題ないが、紙面
から離れて次の文字等を筆記する時、その移動距離、相
対位置が検出し難いという問題があった。さらに、また
CCDカメラ等の光学センサを用いる場合、所定のサン
プリング周期で筆記パターンを含む筆記具近傍の紙面を
撮像して筆跡を記憶してゆくが、この連続した小画像を
そのまま読み出し、表示装置等に表示しても記憶された
ものと同様の画像に再現できない、という問題があっ
た。
【0005】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たものであって、記憶された筆跡データを読み出して、
筆記具にて紙面等に記録されたものと全く同様の文字、
図形等のパターンを忠実に再現し得る筆跡再現方法を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の筆跡
記憶・再現装置は、被記録媒体に筆記する筆記具を備え
るとともに、この筆記具で記録する面の近傍を所定の周
期で撮像することにより、筆記具を含む所定範囲の単位
画像を順次に検出する光学的筆跡検出手段と、検出され
た筆跡を時間順次に記憶する記憶手段とを備える記憶ペ
ンと、前記記憶手段に記憶された筆跡データを順次に読
み出す読み出し手段と、読み出した単位画像と、前回に
読み出した画像とを比較し、筆跡部分で両者が一致する
部分があれば、その単位画像を前回の読み出し画像に一
致する位置で重ね合わせて、新たなそれまでの読み出し
画像とし、この読み出した画像を次に読み出した単位画
像と比較し、同じく筆跡部分で両者が一致すれば、その
位置で今回読み出した単位画像をそれまでの画像に重ね
合わせて、以後、順次単位画像を読み出す毎に、同様の
処理を繰り返す画像処理手段とを備えている。
【0007】この筆跡記憶・再現装置では、使用者が記
憶ペンの筆記具で紙面等に手書きすると、所定の周期毎
に筆記具のペン先近傍の筆跡を含む紙面が筆跡データと
して光学的筆跡検出手段により検出され、順次に記憶手
段に記憶される。筆跡再現時には、記憶された時間順次
の単位画像を読み出して、順次比較しながら、一致の得
られる位置で、単位画像を重ねてゆくので、筆跡パター
ンの連続、非連続にかかわらず、筆跡を記録したものと
同様に忠実に再現することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の実施の
一形態を示す筆跡記憶・再現装置の概略構成を示すブロ
ック図である。この実施例筆跡記憶・再現装置は、筆跡
を検出し、記憶する記憶ペン1と、インタフェース装置
9と、記憶ペン1に記憶された筆跡データをインタフェ
ース装置9を介して読み出し、再現するコンピュータ1
0とから構成されている。
【0009】記憶ペン1は、紙面等に筆記するためのボ
ールペン芯等のペン軸2、レンズ3、CCD4、マイコ
ン5、記憶装置7、電源(バッテリ)8、及びペン軸2
の紙面への接触、非接触の有無を検知する圧力センサ1
3を内蔵しており、記憶装置7と電源8からなるユニッ
ト6は、ペン本体に対し、脱着可能に構成されている。
【0010】ユニット6は記憶ペン1の本体から外し、
インタフェース装置9に接続すると、記憶装置7に記憶
されている筆跡データが筆記データの読み出し装置11
を経て、コンピュータ10に取り込まれるようになって
いる。また充電装置12によって、電源8のバッテリが
充電可能となっている。コンピュータ10は、取り込ま
れた筆記データに基づいて、筆跡を再生するためのソフ
トウェア(プログラム)を備え、基本機能としての筆跡
再生機能を備え、また別に文字認識ソフト、図形認識ソ
フト、通信ソフトを備え、文字認識機能、図面認識機
能、通信機能等を有する。このうち、この発明で最も重
要な筆跡再現機能については後に詳述する。
【0011】図2は、記憶ペン1の断面図である。この
記憶ペン1は、丸棒状のケース体1aを有するペンシル
形であり、ケース体1aの先端部1bは幾分大径に拡張
している。ケース体1aの先端部1bには、光透過性の
ペン軸保持板21が取付けられ、このペン軸保持板21
の中心からはペン軸2を保持するペン軸ホルダ22が突
設されており、これらペン軸保持板21、ペン軸2及び
ペン軸ホルダ22で筆記手段が構成される。
【0012】ペン軸保持板21の内側には、テレセント
リックレンズ系としてテレセントリックレンズ3が配置
され、テレセントリックレンズ3の内側端部にCCDエ
リアセンサ(筆跡検出手段)4が隣接して配置されてい
る。なお、図2では、テレセントリックレンズ3は図示
のような形状に描かれているが、これは光路を模型的に
表現したものであり、レンズ自体の形状を表現したもの
ではない。この実施例では、テレセントリックレンズ3
の光軸は、ペン軸2及びペン軸ホルダ21の中心軸(及
びケース体1の中心軸)と一致しており、光軸上にCC
Dエリアセンサ4が配置されている。但し、テレセント
リックレンズ3の光軸と筆記手段の中心軸とは必ずしも
一致させる必要はなく、ペン軸2の先端(即ち筆記され
つつある瞬間の筆跡ポイント)が光学的検出視野の中に
位置し、筆跡のポイントが検出されるのであれば、光軸
と中心軸は多少ずれてもよい。
【0013】図2から分かるように、ペン軸保持板2
1、ペン軸2、ペン軸ホルダ22、テレセントリックレ
ンズ3及びCCDエリアセンサ4は、内ケース23に一
体的に固定されており、内ケース23は筆記時の筆圧に
よりケース体1の内側に光軸方向に沿って若干スライド
可能になっている。この内ケース23の光軸方向のスラ
イドにより、筆記時の筆圧で内ケース23がケース体1
の内部に移動すれば、圧力センサ13が内ケース23で
押圧されて筆記中であることを検出することができる。
なお、圧力センサ13が筆記中であることを検出できる
のならば、例えば内ケース23が光軸と垂直方向(ラジ
アル方向)に撓むことにより筆記中を検出してもよい また、ケース体1内には、LSI等を含む電子回路を搭
載したプリント基板24が配置され、この電子回路にC
CDエリアセンサ4が接続され、検出された筆跡信号が
取り込まれるようになっている。ケース体1の後部1c
には、検出された筆跡情報を記憶する記憶装置やバッテ
リを内蔵したユニット6が設けられている。
【0014】更に、ケース体1の内壁と内ケース23と
の間には、筆記中であることを検知するセンサ(圧力セ
ンサ)13が設けられている。この圧力センサ13は、
前記したように本実施例では、筆記中の筆圧で内ケース
23がケース体1の内側に若干移動すると内ケース23
により押圧され、その押圧力で筆記中であることを検知
するものである。一方、圧力センサ13の外側に位置す
るケース体1の部分には、スタートスイッチ26が設け
られており、スタートスイッチ26を操作することで記
憶ペンの電源をON/OFFするようになっている。
【0015】上記のような記憶ペンの使用に際しては、
スタートスイッチ26を押して電源をONにすると共
に、ケース体1を持って図2のように紙面25に対して
ケース体1を傾けて(通常の筆記状態で)文字、図形等
を記載すると、その筆圧により内ケース23がケース体
1内に若干進入し、筆記中であることが圧力センサ13
により検知される。そして、筆跡、即ち紙面25上の像
は、光軸に平行な光線としてテレセントリックレンズ3
で受像され、CCDエリアセンサ4で筆記信号に変換さ
れる。この筆跡信号は、電子回路で間引き等によりデー
タ圧縮され、メモリに順次記憶される。但し、筆記中に
ペン軸2の先端が紙面25から離れて空間を移動する
が、ペン軸2の先端が空間移動中であるか又は紙面25
上での筆記中であるかの検出信号も、筆跡検出信号と同
時にメモリに記憶される。この空間移動中か筆跡中かの
検出信号は、図1で示したコンピュータ10による筆跡
再生ソフト(筆跡再生手段)で筆跡を再生する場合に再
現を容易にするために利用される。
【0016】次に、実施例筆跡記憶・再現装置の筆跡記
憶及び筆跡再現の処理について説明する。記憶ペンのボ
ールペン芯2で、紙面上に文字、例えばアルファベット
のLを筆記するものとする。そして、CCD4では一定
のサンプリングタイムで視野内の画像を順次、撮像す
る。図3に示すように、文字Lの上方から左下方に向け
て、ゆるい傾斜の第1の直線を描き、その後、左下方か
ら右下方に向けてゆるい傾斜の第2の直線が描かれる場
合を想定すると、今、ボールペン芯2の位置がサンプリ
ングタイム毎にP1 、P2 、…、P6 、…と移動するも
のとすると、CCD4の視野もS1 、S2 、…、S6
…と移動し、筆跡記憶装置7には、図4に示すような同
じ大きさの画像S1 、S2 、…、S6 、…が画像データ
として記憶される。このように、一定の大きさの部分画
像が連続して記憶されたことにより、全体としての筆跡
が記憶されたことになる。
【0017】筆跡再現を行う場合には、図4に示す部分
像を読み出して、そのまま表示しても、利用者は何の文
字であるかを認識しがたい。利用者は、一般に記憶ペン
によって書かれた全ての文字、すなわち全体像を必要と
するものであり、したがって図4に示す部分像から図3
に示す全体像を再現する必要がある。この実施例筆跡記
憶・再現装置では、筆跡再現処理に最も特徴がある。以
下、筆跡再現について詳述する。
【0018】ここでの筆跡再現には、「セル」、「アク
ト」、「シーン」、「ページ」の概念を使用し、階層構
造を構成している。「セル」とは、固定長の画素からな
る部分像であり、基礎となる最も小単位の画像である。
図4に示すS1 、S2 、…、S6 、…がこれに相当す
る。他の具体例なセルの画像例を図5に示している。
「アクト」とは、時間的に連続する一連のセルの重ね合
わせによって構成される像をいう。ここで、一連のセル
とは、連続するセル間の位置関係が判明する限り、すな
わち直前のセルに対する相対位置が判明する限り、でき
る限り大きくとったセルの連なりのことをいう。
【0019】「シーン」とは、位置関係が明らかな複数
のアクトから構成される像をいう。意味的なまとまりを
表す上述のように、連続するセル間の位置関係が判明し
ない場合に、それらのセルは別々のアクトの一部とな
る。しかし、それらのアクト間の位置関係が判明する場
合もあり、そのようなアクトはシーンとしてまとめられ
る。
【0020】「ページ」とは、時間的に連続する一連の
シーンから構成される作業のまとまりを表す像をページ
と呼ぶ。1つのページを構成するシーンは重なりを持た
ない。また、ページの区切りは利用者が明示的に与え
る。なお、ここでは、セル、アクト、シーン、ページに
おいて、左上を原点とし、右手方向にxが増加し、下方
向にyが増加するxy直交座標系を用いる。ただし、本
方式は座標系に依存するものではない。また、各々の像
において、黒である全ての画素を囲む最小の四角形をBo
undingBox (BB)と呼ぶ。
【0021】セルを構成する画素は濃度としてBLACK 、
あるいはWHITE を取る。これを、多階調に拡張する方法
は後述する。また、アクト、シーン、ページを構成する
画素の濃度は、その画素が黒である可能性を表す非負整
数を値としてとる指標であり、値が大きい時にその画素
が黒である可能性が大きいことを表す。アクト、シー
ン、ページにおいて、白色の濃度は0である。セル、ア
クト、シーン、ページの関係の例を図6に示している。
【0022】次に、アクトの構築について説明する。初
期のアクトact j (0≦j)は、空白の領域である。ア
クトの構築はセルcelli (0≦i)をアクトact j の適
切な位置に重ね合わせることによって行われる。最初の
セルcell0 はアクトact 0 の適当な位置に置かれる。次
のセルcell1 には、セルcell0 に現れている筆跡、すな
わち既にアクトact 0 に存在する筆跡(以下、共通の筆
跡という)と、セルcell0 が取り込まれてから、セルce
ll1 が取り込まれるまでの間に書かれた新たな筆跡の両
方が映っている。セルcell1 とアクトact 0 の間で筆跡
のマッチングを行い、セルcell 1 の共通な筆跡が最も矛
盾なくアクトact 0 と重なる位置〈x1 、y1 〉を求
め、アクトact 0 の位置〈x1 、y1 〉にセルcell1
重ね合わせる。以下、同様に共通な筆跡が重ならないセ
ルcellI が出現するまで、各セルcelli の共通な筆跡が
最も矛盾なく重なる位置〈xi 、yi 〉に重ね合わせ
る。この様子を図7に示す。ここで、セルcellI の共通
な筆跡が十分にアクトact j と重ならない時、セルcell
1 以降のセルに関しては、新しいアクトact j+1 を対象
にして同様の作業を行う。アクトの構築手順を図9のフ
ローチャートに示す。
【0023】図7において、薄い集点線はマッチングの
濃度1を、濃い集点線はマッチングの濃度2を、太実線
はマッチングの濃度3以上のものをそれぞれ示してい
る。続いて、セルとアクト間のマッチング方法について
説明する。以下では、セルとアクトを各々2次元の配列
cell〔CELL- WIDTH 〕〔CELL- HEIGHT〕と、act 〔ACT
- WIDTH 〕〔ACT - HEIGHT〕を用いて表す。
【0024】セル・アクト間マッチングのアルゴリズム
は、入力としてセルとアクトを取り、セルとアクトが最
もよく重なるアクト上の位置〈x、y〉を返す。そのア
ルゴリズムを以下に示す。サンプリング時間は十分短い
ので、2つのセル間のペンの移動量は小さいと仮定でき
る。この仮定から、セルとアクトの間の共通な筆跡は、
直前セルが置かれた座標の近傍に現れると考えることが
できる。よって、マッチングを行う領域(以下、マッチ
ング領域という)は、直前のセルが重ね合わされた領域
の、セルの幅、高さのそれぞれ1/N(N:1以上の実
数)だけ周囲の部分とする、図12にN=2の様子を示
す。
【0025】マッチング領域の全ての位置にセルを重ね
合わせて以下の手続きを行い、match の値が最大となる
位置〈x、y〉を求める。この〈x、y〉がセルとアク
トが最もマッチした位置、すなわちペンがそこにある可
能性が最も高い位置である。match は、2つの像の重ね
合わせの確からしさを表す値である。ここでmatch は、
以下の方法で求められる。
【0026】アクト上の位置〈ax、ay〉にセルを重
ね合わせると仮定すると、セルの左上の画素cell
〔0〕
〔0〕は、アクトの画素act〔ax〕〔ay〕に、セ
ルの右下の画素cell〔CELL- WIDTH −1〕〔CELL- HEIG
HT−1〕はアクトの画素act〔ax+CELL- WIDTH −
1〕〔ay+CELL- HEIGHT−1〕に重ね合わされる。セ
ルを重ね合わされたアクトの領域(ax≦x≦ax+CE
LL.WIDTH 、ay≦y≦ay+CELL- HEIGHT)におい
て、0より大きな濃度を持つ全ての画素(これを、act
〔ax+cx〕〔ay+cy〕とする)に対して、その
画素と対応するセルの画素(cell〔cx〕〔cy〕)に
筆跡が書かれているか調べる。
【0027】・cell〔cx〕〔cy〕に筆跡が書かれて
いる場合 match にact 〔ax+cx〕〔xy+cy〕が持つ濃度
を加える。これは、濃度が高いほど、その点に筆跡が書
かれている可能性が高いので、濃度をmatch に対する重
みとして用いていることになる。 ・cell〔cx〕〔cy〕に筆跡が書かれていない場合 match からact 〔ax+cx〕〔xy+cy〕が持つ濃
度を差し引く。これも筆跡が書かれている場合と同様
に、濃度が高いほどその点に筆跡が書かれている可能性
が高いので、セルにおいてその点と対応している点に筆
跡が書かれていないと、マッチングを行っている座標が
間違いである可能性が高いことを示す。マッチングの手
順を図10のフローチャートに示している。
【0028】次に、セルのアクトへの重ね合わせ方法に
ついて説明する。セルcellをアクトact の位置〈X、
Y〉に重ね合わせる方式を次式に示す。ここで、関数u
p(z)は、濃度zを持つ画素に、黒点の画素を重ねた
後の濃度を、また、関数down(z)は、濃度zを持
つ画素に、白点の画素を重ねた後の濃度を返す関数であ
る。最も単純な場合は、upとして1を加算する。do
wnとして1を減算する関数が用いられる。
【0029】 for(x=0;x<CELL-WIDTH;x++){ for(y=0;y<CELL-HEIGHT;x++){ if(cell〔x〕〔y〕==BLACK { act〔X+x〕〔Y+y〕=up(act〔X+x〕〔Y+y〕) }else{ act〔X+x〕〔Y+y〕=down(act〔X+x〕〔Y+y〕) } } } 重ね合わせの手順を図11に示す。
【0030】次に、シーンの構築について説明する。セ
ルからアクトを構築する時、セルとアクトの位置関係が
わからなくなった場合、以降のセルは新しいアクトを対
象にして再現を行う。この時、新しいアクトに以前のア
クトに書かれた筆跡の一部が現れ、アクト間の位置関係
が判明する時がある。このような場合、以前のアクトに
よって構成されたシーンとアクト間でマッチングを行
い、共通な筆跡を検出することにより、シーンにアクト
を重ね合わせてシーンを構築する。シーンの構築例を図
13に示す。
【0031】アクトとシーン間の相対位置関係を求める
ために、セルからアクトを構築する時と同様にマッチン
グを行う。アクトには、そのアクト内で実際に書いた筆
跡と以前のアクトに書かれた文字の筆跡の一部が存在す
る。セルからアクトを再現する時に求めたペンの位置デ
ータからペンの移動ベクトルを求めて、このアクト内で
実際に書いた筆跡を除去すると、以前に書かれた筆跡が
残る。以下、この筆跡を既存筆跡と呼ぶ。既存筆跡は、
それまでに再現されたシーンに存在するはずである。既
存筆跡を共有するシーンとアクトの位置関係を検出し、
アクトとシーンを重ね合わせる。
【0032】以下のように、アクト内における既存筆跡
の位置により、5種類の場合分けを行い、マッチング領
域を定義する。マッチング領域の場合分けを図14に示
す。 (1)アクトの上部に既存筆跡が現れた場合、その筆跡
は以前に再現されたシーンの下部の筆跡であると考え
る。よって、マッチング領域は、アクトの上部とシーン
の下部にそれぞれ既存領域のBBの高さ分だけとる。同
様に(2)アクトの下部、(3)左部、(4)右部に既
存筆跡が現れた場合、マッチング領域はそれぞれ、アク
トの下部とシーンの上部、アクトの左部とシーンの右
部、アクトの右部とシーンの左部にとる。
【0033】また、(5)アクトの内部に既存筆跡が現
れた場合、以前に書かれたシーンに重ねて書いたと考え
る。例えば、書いた文字を「×」や「=」などで訂正す
るなどに代表される。この場合、既存筆跡の存在領域が
限定できないので、既存筆跡はアクトのBB全域とシー
ンのBB全域に現れる。よって、マッチング領域はアク
トのBB全域とシーンのBB全域とする。
【0034】定義したマッチング領域にしたがって、ア
クトとシーンの間でマッチングを行う。以前に書かれた
筆跡の存在領域が複数の場合に当てはまる場合は、その
全ての場合のマッチング領域でマッチングを行う。ここ
で、アクトとシーンの位置関係は、必ずしも正確に縦ま
たは横にはならないので、マッチング領域は上下、左右
に既存筆跡のBBの高さ、幅のそれぞれ2分の1だけ余
分にマッチングさせる。
【0035】次に、アクト、シーン間マッチングについ
て説明する。アクトとシーンのマッチング領域において
マッチングを行い、もっとも矛盾なくアクトとシーンを
重ね合わせることができる位置を求める。この位置は、
セルからアクトを構築する時と同様に、最大のmatch sc
の値を与える位置とする。アクトact i とシーンscene
j の間でマッチングを行うとする。この時、アクトとシ
ーンのマッチング領域の全ての位置で、アクトとシーン
を重ね合わせて、セル、アクト間と同様のマッチングを
行い、match scの値が最大となる位置〈x、y〉を求め
る。最初のアクトact 0 はシーンscene 0 の適当な位置
に置かれる。
【0036】なお、match scの最大値が十分に大きくな
い場合は、アクトact i はシーンscene j の構築に使用
しない。この時のアクトact i の扱いは以下の2通りが
考えられる。 (1)act i が不明瞭なアクトの場合は、このact i
棄却する。 (2)act i がscene j と共通な筆跡を持たない場合
は、scene j 以前のシーンと共通な筆跡を持つ可能性が
ある。よって、アクトact i をシーンscene j-1とマッ
チさせる。シーンscene j-1 とマッチすればそのシーン
と重ね合わせ、マッチしなければシーンscene j-2 と、
順次マッチングを行う。どのシーンともマッチしない場
合は、いずれのシーンとも共通を筆跡を持たない、独立
したアクトとみなし、新たにシーンscene j+1 を設けて
アクトact i を重ね合わせる。
【0037】このようにして、全てのアクトをシーン上
に再現する。しかし、アクトが複数のシーンと共通の筆
跡を持ち、位置関係のわからなかったシーン間の関係が
判明することがある。この場合は、アクトと複数のシー
ンを対応する位置で重ね合わせ、シーン番号の小さいシ
ーンにまとめる。その他のシーンは再び空白の領域にす
る。
【0038】他のシーン構築方法を説明する。この方法
は、マッチング領域決定手順において上述のシーン構築
方法と異なっている。マッチング領域決定手順は以下の
とおりである。新たに書かれた筆跡を除去してアクトに
既存筆跡のみを残し、新たに書かれた筆跡のBBを決定
する。アクトは9つの領域に分割される。それらは、新
たに書かれた筆跡を含む中心領域と、中心領域に対する
上領域と、下領域と、中右領域と、中左領域と、上右領
域と、下右領域と、上左領域と、下左領域である(図2
0参照)。これらの領域は、それぞれCM、CT、C
B、RM、LM、RT、RB、LT、LBで示されてい
る。各領域の濃度値の総和が計算され、閾値と比較され
る。総和が閾値よりも大きい場合には、その領域が筆跡
を含んでいると判定される。したがって、既存筆跡を含
む領域が検出され、既存筆跡の新たな書かれた筆跡に対
する相対位置が検出される。そして、相対位置、即ち、
既存筆跡を含む領域、に基づいてアクトとシーンとのマ
ッチング領域が決定される。
【0039】図20に示す領域は、図21に示すよう
に、上領域、下領域、右領域、左領域、全領域に簡単化
されることが好ましい。また、これらの領域が、それぞ
れバイナリコード“0x00010”、“0x0100
0”、“0x00100”、“0x00001”、“0
x10000”で表現されることが好ましい。RT、R
B、LT、LBの領域の1つまたは複数が指定された場
合に、これらのバイナリコードは論理加算される。既存
筆跡が領域CM、即ち、新たな筆跡を含む領域、に存在
している場合には、マッチング領域は全ての領域であ
り、バイナリコード“0x10000”で表わされる。
したがって、バイナリコードがパターンマッチング関数
に引数として供給された場合に、種々のマッチング領域
の組み合わせが対応するバイナリコードとして与えられ
る。
【0040】シーンにおけるマッチング領域は、アクト
のマッチング領域の方向と反対の方向に選定される。し
かし、シーンは、アクトを重ねることによりその外形が
変化する。したがって、マッチング領域がアクトのマッ
チング領域(BB内における上、下、左または右の位置
の四角形)と同様に設定された場合には、アクトを重ね
るための右の位置は設定されなくてもよい。例えば、ア
クトのマッチング領域が左領域である場合には、シーン
のマッチング領域はシーンの右端の領域である。シーン
のマッチング領域はシーンの右端のBBではなく、シー
ンを構成する各アクトactscの右端のBBの全体また
は一部である。さらに詳細にいえば、シーンのマッチン
グ領域は、他のアクトactscと重ならないアクトac
scの端領域の一部である。図22はシーンのマッチン
グ領域の具体例を示している。図22には2つのマッチ
ング領域が存在している。
【0041】シーンのマッチング領域は以下の処理によ
って決定されることが好ましい。 (1)シーンを構成する各アクトactscの端位置の一
定幅、一定高さの領域がマッチング領域の候補(以下、
エッジボックスと称する)として設定されること、
(2)エッジボックスが互いに重なる場合であって、こ
れらのエッジボックスが互いに類似するx座標を有する
とともに、互いに類似する幅を有している場合、または
これらのエッジボックスが互いに類似するy座標を有す
るとともに、互いに類似する高さを有している場合に、
これらのエッジボックスが、これらのエッジボックスの
端点のうち、最も上左点および最も下右点を端点として
有する1つのエッジボックスに一体化されること、
(3)ほとんどのエッジボックスが、エッジボックスを
除く他のアクトと重なる場合に、エッジボックスがマッ
チング領域として決定されること、(4)残りの全ての
エッジボックスがシーンのマッチング領域として決定さ
れること。
【0042】具体例が図23、図24に示されている。
シーンが複数のマッチング領域を有している場合には、
アクトとシーンとの間のパターンマッチングはマッチン
グ領域毎に行われる。既存筆跡に基づいて複数のシーン
に1つのマッチング領域が存在している場合には、シー
ン番号と、各シーン内の座標値が、アクトの筆跡とシー
ンの筆跡とが互いにマッチする各マッチング領域に対応
して記憶される。そして、アクトとシーンとのリンクが
達成される。2つ以上のシーンがアクトのマッチング領
域と対応する場合には、1つのアクトが2つ以上のシー
ンとマッチするのであるから、2つ以上のシーンは1つ
のシーンにまとめられる。
【0043】ページは、作業のまとまりを表す一連のシ
ーンから構成される。また、相対位置関係が判明してい
るアクトはシーンとしてまとめられているため、シーン
間の位置関係は不明である。そのためページの区切り
は、記憶ペンにハードとして用意された機構、あるいは
ジェスチャーなどによって利用者が明示的に与えるか、
時間軸から、つまり記憶ペンの使用を開始してから一連
の作業が終了して電源を切るまで、で判定するかの方法
をとる。以上の全体的な筆跡再現処理手順を概略的に示
すと、図8となる。
【0044】ページが2以上のシーンからなる場合に
は、各シーンは他のシーンと共通の筆跡を有していな
い。しかし、2つのシーン間の位置関係は、以下の処理
により検出できる。図16に示すように、シーン2の筆
跡がシーン1の筆跡の直後に書かれたものと仮定する。
シーン1の筆跡の終りからシーン2の筆跡の始めまでの
時間は、ボールペン芯2が紙面から離れていることを示
すストレスセンサ信号の継続時間に基づいて検出され
る。ボールペン芯2の先端の移動速度および移動方向は
シーン1の最後の複数個のセルに基づいて検出される。
図17はシーン1の最後の3つのセルを示している。図
17において、最も左のセルが最後から3つ目のセル、
中央のセルが最後から2つ目のセル、最も右のセルが最
後のセルである。また、最後から2つ目のセルは、最後
から3つ目のセルに対応する筆跡を破線で示しており、
最後のセルは、最後から3つ目のセルに対応する筆跡
と、最後から2つ目のセルに対応する筆跡を破線で示し
ている。また、筆跡の最後の画素の移動方向は最後のセ
ルおよび最後から2つ目のセルに矢印で示されている。
矢印と反対の方向が移動方向である。また、セルは所定
のサンプリング間隔で取り込まれているのであるから、
矢印の長さに基づいて移動速度が算出される。即ち、逆
の矢印が空間移動ベクトルを示す。シーン1の筆跡の最
後とシーン2の筆跡の最初との間の移動距離は、前記時
間および移動速度に基づいて算出される。したがって、
シーン1とシーン2との間の位置関係は、移動方向およ
び移動距離に基づいて決定される。
【0045】ボールペン芯2の先端が紙面から離れた
後、紙面に接触する場合には、先端は一般的に一定の速
度でほぼ一定の方向に移動する。したがって、2つのシ
ーン間の位置関係は適切に得られる。空間移動ベクトル
が単位長さの単位ベクトルに正規化され、各シーンが他
のシーンに対して単位ベクトルの方向に一定距離だけ離
れた位置に配置されることが好ましい。
【0046】また、2つのシーンの重心間の相対位置が
空間移動ベクトルに基づいて決定され、2つのシーンが
両重心をアレンジすることにより配置されることが好ま
しい。さらに詳細にいえば、空間移動ベクトルがx軸に
近い場合(x要素がy要素よりも大きい場合)には、両
重心が等しいy座標値を有するようにアレンジされ、逆
の場合には、両重心が等しいx座標値を有するようにア
レンジされる。この場合には、シーンを構成する各筆跡
は水平、または垂直にアレンジされる。
【0047】なお、上記実施例で筆跡再現方法を説明す
るのに、画素の濃度を2値であるとしてきたが、これを
多階調に拡張することも可能である。その場合の考慮す
べき点は次の通りである。 ・match を求める際に、act 〔ax+cx〕〔ay+c
y〕と対応するcell〔cx〕〔cy〕に筆跡が書かれて
いるか調べる方法を変更する。cell〔cx〕〔cy〕に
筆跡が書かれているかどうかでは、ある程度以上の濃度
を持つか調べる。
【0048】・関数upとdownの定義を、重ね合わ
せるセルの画素の濃度を考慮するように変更する。例え
ば、upとして重ね合わせるセルの画素の濃度を加算
し、downとして画素の濃度を減算することが考えら
れる。また、セル、アクトなどの像をカラー画像へ拡張
するには、基本的には、RGBの各成分の濃度から何ら
かの演算で、その画素の濃度を求める。一般的には、R
(赤)、G(緑)、B(青)の濃度を各々r、g、bと
した時、その線形結合した値f=a1 r+a2 g+a3
bを濃度とする。
【0049】パラメータでは、a1 、a2 、a3 を調整
することにより、最初から紙に書かれている罫線などを
分離することが可能である。また、上記実施例筆跡記憶
・再現装置は、筆跡記憶を記憶ペンで、筆跡再現を外部
のコンピュータで実現しているが、記憶ペン内に筆跡再
現ソフトを備え自身の表示器に再現するようにしてもよ
く、あるいは表示器のみを記憶ペンと別体にしてもよ
い。
【0050】また、上記実施例では記憶ペンとして図2
に示すものを使用しているが、この発明では記憶ペンは
ここに示す構造のものに限られず、光学的に筆跡を検出
する機能、検出した筆跡の記憶機能を有するものであれ
ばよい。図15に他の記憶ペンの例を示している。図1
5に示す記憶ペンは、ケース本体31が把持部31a、
開蓋部31b、先端部31cからなり、把持部31a
と、先端部31cが屈曲した構造になっている。先端部
31cには、ペン軸32を保持するペン軸ホルダ33を
備え、このペン軸ホルダ33がペン軸保持板34に保持
されている。さらに、把持部31aの先端には、CCD
36が設けられるとともに、CCD36と先端部31c
のペン軸保持板34間にレンズ系37が設けられてい
る。また、把持部31a内には、図示を省略している
が、筆跡検出のための制御を行うマイコン、検出した筆
跡を電子情報として記憶する記憶装置を備える他、電池
も備えている。また、把持部31aの先端内部には、圧
力センサ38を設け、ペン軸32が筆記中であるか否か
の有無を検出する。
【0051】この記憶ペンは、把持部31aを傾斜させ
て、筆記者が通常のペンを持つのと同じように持って
も、CCD36、及びレンズ系37の面は、記録面35
に平行となり、筆跡を、歪み少なく、比較的正確にとら
えることができる。この発明によれば、記憶された単位
画像を順次読み出して、筆跡パターンの最も一致する位
置で、単位画像を重ね合わせながら筆跡を再現してゆく
ので、筆跡の連続、非連続に関わりなく、元の筆跡を忠
実に再現することができる。
【0052】この筆跡再現方法は、複数の小画像から大
きな画像を再現する画像再現方法に簡単に拡張できる。
この場合には、小画像はカメラ、CCDエリアセンサを
用いる光学的筆跡検出手段などにより予め得られてい
る。そして、各小画像は上記実施例と同様に重ね合わさ
れて最終的に大きな画像を得ることができる。もちろ
ん、「セル」「アクト」「シーン」「ページ」を画像再
現方法に適用できる。
【0053】図18は、この発明の画像再現装置のさら
に他の構成を示すブロック図である。この装置は、第1
画像メモリ31、第2画像メモリ32、第1読み出し部
33、第2読み出し部34、書き込み部35、重ね合わ
せ部36、マッチング部37、重ね合わせ位置選択部3
8、及び重ね合わせ画像生成部39を有している。
【0054】第1画像メモリ31は、カメラなど(図1
8に図示せず)により、順次に取り込まれ、電気回路
(図18に図示せず)により、画像データに変換された
小画像データを記憶する。第2画像メモリ32は、2つ
以上の小画像データを重ね合わせることにより得られる
重ね合わせ画像データを記憶する。
【0055】第1読み出し部33は、第1画像メモリ3
1から小画像データを順次に読み出し、読み出された小
画像データを重ね合わせ部36に供給する。第2読み出
し部34は、第2画像メモリ32から重ね合わせ画像デ
ータを読み出し、読み出された重ね合わせ画像データを
重ね合わせ部36に供給する。重ね合わせ部36は、供
給された小画像データを供給された重ね合わせ画像デー
タに重ね合わせる。重ね合わせ部36は、小画像データ
を反復的に重ね合わせ画像データに重ね合わせ、重ね合
わせ位置を重ね合わせ毎にシフトさせる。
【0056】マッチング部37は、重ね合わせ部36に
より得られる全ての重ね合わせ画像データに基づいてマ
ッチング処理を行い、matchの値を算出する。マッ
チング処理は、マッチングアルゴリズムと類似してい
る。重ね合わせ位置選択部38は、読み出された重ね合
わせ画像の中の、最大のmatchの値が得られる位置
を選択する。
【0057】重ね合わせ画像生成部39は、読み出され
た小画像データを読み出された重ね合わせ画像データに
選択された位置で重ね合わせて新たな重ね合わせ画像デ
ータを生成する。書き込み部35は、新たな重ね合わせ
画像データを第2画像メモリ32に書き込む。
【0058】この装置であれば、第1読み出し部33が
第1画像メモリ31から小画像データを読み出し、第2
読み出し部34が第2画像メモリ32から重ね合わせ画
像データを読み出す。そして、重ね合わせ部36が小画
像データを重ね合わせ画像データに重ね合わせる。マッ
チング部37は重ね合わせ画像データ毎にmatchの
値を算出する。重ね合わせ位置選択部38は最大のma
tchの値が得られる位置を選択する。重ね合わせ画像
生成部39は選択された位置で小画像データを重ね合わ
せ画像データに重ね合わせて、新たな重ね合わせ画像デ
ータを生成する。書き込み部35は新たな重ね合わせ画
像データを第2画像メモリ34に書き込む。その後、上
記一連の処理が反復される。
【0059】より大きな画像を再現する場合には、この
実施例と同様の構成を付加すればよい。図19は、この
発明のさらに他の構成を示すブロック図である。この装
置は、第1画像メモリ41、第2画像メモリ42、第3
画像メモリ43、第1読み出し部45、第2読み出し部
46、書き込み部47、第1比較部52、第2比較部5
3、第1重ね合わせ部54、第2重ね合わせ部55、お
よび重ね合わせ部56を有している。
【0060】第1画像メモリ41は、CCDエリアセン
サ4により順次に取り込まれ、電気回路(図19に図示
せず)により、画像データに変換された小画像データを
記憶する。第2画像メモリ42は、以前に第1画像メモ
リ41から読み出された小画像データを記憶する。
【0061】第3画像メモリ43は、2つ以上の小画像
データを重ね合わせることにより得られる部分画像デー
タを記憶する。第1読み出し部45は、第1画像メモリ
41から小画像データを順次に読み出し、読み出された
小画像データを第1重ね合わせ部54および第2画像メ
モリ42に供給する。
【0062】第2読み出し部46は、第3画像メモリ4
3から重ね合わせ画像データを読み出し、読み出された
重ね合わせ画像データを第2重ね合わせ部55に供給す
る。第1比較部52は、読み出された小画像データを以
前に読み出された小画像データと比較して、両小画像デ
ータが互いに一致する部分筆跡を有しているか否かを判
定する。
【0063】第2比較部53は、1つの部分画像デーと
他の部分画像データとを比較して、両部分画像データが
互いに一致する部分筆跡を有しているか否かを判定す
る。第1重ね合わせ部54は、読み出された小画像デー
タを以前に読み出された小画像と重ね合わせて新たな画
像データを得、新たな画像データを以前に読み出された
小画像データとして設定する。
【0064】第2重ね合わせ部55は、読み出された小
画像データを以前に読み出された小画像と重ね合わせて
新たな画像データを得、新たな画像データを以前に読み
出された小画像データとして設定する。第1重ね合わせ
部54は、第1比較部52が両小画像データが互いに一
致する部分筆跡を含んでいると判定した場合に動作す
る。第2重ね合わせ部55は、第1比較部52が両小画
像データが互いに一致する部分筆跡を含んでいないと判
定した場合以後に動作する。
【0065】第3重ね合わせ部56は、1つの部分画像
データを他の部分画像データと重ね合わせて大きな画像
データを得、大きな画像データを他の部分画像データと
して設定する。書き込み部47は、第1重ね合わせ部5
4または第2重ね合わせ部55によって最終的に得られ
た新たな画像データを第3画像メモリ43に部分画像デ
ータとして書き込む。
【0066】この装置であれば、順次に読み出された小
画像データが以前に読み出された小画像データに順次に
重ね合わされて、部分画像が得られる。2つ以上の部分
画像が得られた場合には、1つの部分画像が他の部分画
像に重ね合わされて大きな画像データが得られる。この
大きな画像データは再現された筆跡を含んでいる。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、記憶された単位画像
を順次読み出して、筆跡パターンの最も一致する位置
で、単位画像を重ね合わせながら筆跡を再現してゆくの
で、筆跡の連続、非連続に関わりなり、元の筆跡を忠実
に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例筆跡記憶・再現装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】同実施例筆跡記憶・再現装置に使用される記憶
ペンの断面図である。
【図3】同記憶ペンのCCDによる筆跡検出方法を説明
する図である。
【図4】同記憶ペンにおいて、サンプリング周期毎に記
憶された個別の画像例を示す図である。
【図5】筆跡を再現するための部分像(セル)の実際例
を示す図である。
【図6】上記実施例筆跡記憶・再現装置におけるセル、
アクト、シーン及びページの関係を示す図である。
【図7】アクトの構築例を説明する図である。
【図8】実施例筆跡記憶・再現装置における全体概略動
作を説明するためのフローチャートである。
【図9】同実施例筆跡記憶・再現装置におけるアクト構
築の手順を示すフローチャートである。
【図10】図9に示すフローチャートのマッチングルー
チンをさらに詳細に示すフローチャートである。
【図11】図9に示すフローチャートの重ね合わせルー
チンをさらに詳細に示すフローチャートである。
【図12】セルとアクト間のマッチングを説明するため
の図である。
【図13】シーンの構築例を説明する図である。
【図14】既存筆跡の存在領域によるマッチング領域の
場合分けを説明する図である。
【図15】記憶ペンの他の例を説明するための断面図で
ある。
【図16】2つのシーンの位置関係を示す図である。
【図17】移動方向と移動速度の検出を説明する図であ
る。
【図18】この発明の画像再現装置のさらに他の実施例
を示すブロック図である。
【図19】この発明の画像再現装置のさらに他の実施例
を示すブロック図である。
【図20】アクトのマッチング領域の設定を説明する図
である。
【図21】アクトのより簡単なマッチング領域の設定を
説明する図である。
【図22】シーンのマッチング領域の具体例を示す図で
ある。
【図23】シーンのより簡単なマッチング領域の設定を
説明する図である。
【図24】シーンのより簡単なマッチング領域の設定を
説明する図である。
【符号の説明】
1 記憶ペン 2 ペン軸 3 レンズ 4 CCD 5 マイコン 7 記憶装置 10 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被記録媒体に筆記する筆記具を備えるとと
    もに、この筆記具で記録する面の近傍を所定の周期で撮
    像することにより、筆記具を含む所定範囲の単位画像を
    順次に検出する光学的筆跡検出手段と、検出された筆跡
    を順次に記憶する記憶手段とを備える記憶ペンと、 前記記憶手段に記憶された筆跡データを順次に読み出す
    読み出し手段と、 読み出した単位画像と、前回に読み出した画像とを比較
    し、筆跡部分で両者が一致する部分があれば、その単位
    画像を前回の読み出し画像に一致する位置で重ね合わせ
    て、新たなそれまでの読み出し画像とし、この読み出し
    た画像を次に読み出した単位画像と比較し、同じく筆跡
    部分で両者が一致すれば、その位置で今回読み出した単
    位画像をそれまでの画像に重ね合わせて、以後、順次単
    位画像を読み出す毎に、同様の処理を繰り返す画像処理
    手段と、を備えてなる筆跡記憶・再現装置。
  2. 【請求項2】被記録媒体に筆記する筆記具を備えるとと
    もに、この筆記具で記録する面の近傍を所定の周期で撮
    像することにより、筆記具を含む所定範囲の単位画像を
    順次に光学的に検出する光学的筆跡検出手段と、検出さ
    れた筆跡を順次に記憶する記憶手段とを備える記憶ペン
    と、 前記記憶手段に記憶された筆跡データを順次に読み出す
    読み出し手段と、 読み出した時間順次に連続する単位画像群が、各々より
    も前の単位画像とパターンの一部が一致するものが存在
    する間は、これらを順次重ねてゆき、単位画像よりも大
    きい第2レベルの部分画像を再現する第1の画像処理手
    段と、 単位画像がそれよりも前のパターンのいずれにも合致し
    ない場合は、以後、その単位画像と以降に順次読み出さ
    れる単位画像のパターンの一部がさらに連続して一致す
    るにつき、これを順次重ねてゆき、同様に単位画像より
    も大きい他の第2のレベルの部分画像を得る第2の画像
    処理手段と、を備えてなる筆跡記憶・再現装置。
  3. 【請求項3】被記録媒体に筆記する筆記具を備えるとと
    もに、この筆記具で記録する面の近傍を所定の周期で撮
    像することにより、筆記具を含む所定範囲の単位画像を
    順次に光学的に検出する光学的筆跡検出手段と、検出さ
    れた筆跡を順次に記憶する記憶手段とを備える記憶ペン
    と、 前記記憶手段に記憶された筆跡データを順次に読み出す
    読み出し手段と、 読み出した時間順次に連続する単位画像群が、各々より
    も前の単位画像とパターンの一部が一致するものが存在
    する間は、これらを順次重ねてゆき、単位画像よりも大
    きい第2レベルの部分画像を再現する第1の画像処理手
    段と、 単位画像がそれよりも前のパターンのいずれにも合致し
    ない場合は、以後、その単位画像と以降に順次読み出さ
    れる単位画像のパターンの一部がさらに連続して一致す
    るにつき、これを順次重ねてゆき、同様に単位画像より
    も大きい他の第2のレベルの部分画像を得る第2の画像
    処理手段と、 これら得られた第2レベルの部分画像間でパターンの一
    部が一致する位置をさがし、一致が得られた場合に、一
    方の第2レベルの画像に他方の第2レベルの画像を重ね
    合わせて第3のレベルの画像を得る第3の画像処理手段
    と、を備えてなる筆跡記憶・再現装置。
  4. 【請求項4】被記録媒体に手書きする筆記具と、 この筆記具で記録する面の近傍を所定の周期で撮像する
    ことにより、筆記具を含む単位画像を順次に検出する光
    学的筆跡検出手段と、 検出された筆跡を時間順次に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された筆跡データを順次に読み出す
    読み出し手段と、 読み出した順次に連続する単位画像群が、各々よりも前
    の単位画像とパターンの一部が一致するものが存在する
    間は、これらを順次重ねてゆき、単位画像よりも大きい
    第2レベルの部分画像を再現する第1の画像処理手段
    と、 単位画像がそれよりも前のパターンのいずれにも合致し
    ない場合は、以後、その単位画像と以降に順次読み出さ
    れる単位画像のパターンの一部がさらに連続して一致す
    るにつき、これを順次重ねてゆき、同様に単位画像より
    も大きい他の第2のレベルの部分画像を得る第2の画像
    処理手段と、 これら得られた第2レベルの部分画像間でパターンの一
    部が一致する位置をさがし、一致が得られた場合に、一
    方の第2レベルの画像に他方の第2レベルの画像を重ね
    合わせて第3のレベルの画像を得る第3の画像処理手段
    と、を備えてなる筆跡記憶・再現装置。
  5. 【請求項5】被記録媒体に筆記する筆記具を備えるとと
    もに、この筆記具で記録した筆跡を光学的に検出する光
    学的筆跡検出手段と、検出された筆跡を時間順次に記憶
    する記憶手段とを備える記憶ペンと、 前記記憶手段に記憶された筆跡データを順次に読み出す
    読み出し手段と、 読み出した時間順次に連続する単位画像群が、各々より
    も前の単位画像とパターンの一部が一致するものが存在
    する間は、これらを順次重ねてゆき、単位画像よりも大
    きい第2レベルの部分画像を再現する第1の画像処理手
    段と、 単位画像がそれよりも前のパターンのいずれにも合致し
    ない場合は、以後、その単位画像と以降に順次読み出さ
    れる単位画像のパターンの一部がさらに連続して一致す
    るにつき、これを順次重ねてゆき、同様に単位画像より
    も大きい他の第2のレベルの部分画像を得る第2の画像
    処理手段と、 これら得られた第2レベルの部分画像間でパターンの一
    部が一致する位置をさがし、一致が得られた場合に、一
    方の第2レベルの画像に他方の第2レベルの画像を重ね
    合わせて第3のレベルの画像を得る第3の画像処理手段
    と、を備えてなる筆跡記憶・再現装置。
  6. 【請求項6】複数の、順次単位画像に基づいて移動ベク
    トルを得る移動ベクトル獲得手段と、 1つの部分画像と他の部分画像とが互いに一致する部分
    筆跡を含んでいない場合に、移動ベクトルに基づいて1
    つの部分画像の他の部分画像に対する相対位置を設定
    し、相対位置に基づいて両部分画像を配置することによ
    り大きな画像を得る第4の画像処理手段をさらに備えた
    請求項3、請求項4、または請求項5記載の筆跡記憶・
    再現装置。
  7. 【請求項7】筆記具で記録する面の近傍を、本体内蔵の
    撮像手段で撮像し、筆記具を含む所定範囲の単位画像を
    筆記具の移動とともに、時間順次に記憶する記憶ペンの
    筆跡再現方法であって、 読み出した単位画像と、前回に読み出した画像とを比較
    し、筆跡部分で両者が一致する部分があれば、その単位
    画像を前回読み出し画像に一致する位置で重ね合わせ
    て、新たなそれまでの読み出し画像とし、この読み出し
    た画像を次に読み出した単位画像と比較し、同じく筆跡
    部分で両者が一致すれば、その位置で今回読み出した単
    位画像をそれまでの画像に重ね合わせて、以後、順次単
    位画像を読み出す毎に、同様の処理を繰り返して、記憶
    した筆跡を再現する筆跡再現方法。
  8. 【請求項8】筆記具で記録する面の近傍を、本体内蔵の
    撮像手段で撮像し、筆記具を含む所定範囲の単位画像を
    筆記具の移動とともに、時間順次に記憶する記憶ペンの
    筆跡再現方法であって、 読み出した時間順次に連続する単位画像群が、各々より
    も前の単位画像とパターンの一部が一致するものが存在
    する間は、これらを順次重ねてゆき、単位画像よりも大
    きい第2レベルの部分画像を再現し、単位画像がそれよ
    りも前のパターンのいずれにも合致しない場合は、以
    後、その単位画像と以降に順次読み出される単位画像の
    パターンの一部がさらに連続して一致するにつき、これ
    を順次重ねてゆき、同様に単位画像よりも大きい他の第
    2のレベルの部分画像を得るようにして、記憶した筆跡
    を再現する筆跡再現方法。
  9. 【請求項9】筆記具で記録する面の近傍を、本体内蔵の
    撮像手段で撮像し、筆記具を含む所定範囲の単位画像を
    筆記具の移動とともに、時間順次に記憶する記憶ペンの
    筆跡再現方法であって、 読み出した時間順次に連続する単位画像群が、各々より
    も前の単位画像とパターンの一部が一致するものが存在
    する間は、これらを順次重ねてゆき、単位画像よりも大
    きい第2レベルの部分画像を再現し、単位画像がそれよ
    りも前のパターンのいずれにも合致しない場合は、以
    後、その単位画像と以降に順次読み出される単位画像の
    パターンの一部がさらに連続して一致するにつき、これ
    を順次重ねてゆき、同様に単位画像よりも大きい他の第
    2のレベルの部分画像を得、これら得られた第2レベル
    の部分画像間でパターンの一部が一致する位置をさが
    し、一致が得られた場合に、一方の第2レベルの画像に
    他方の第2レベルの画像を重ね合わせて第3のレベルの
    画像を得るようにし、記憶した筆跡を再現する筆跡再現
    方法。
  10. 【請求項10】筆記具で記録する面の近傍を本体内蔵の
    撮像手段で撮像し、筆記具を含む所定範囲の固定長の画
    素からなるセルを筆記具の移動とともに、時間順次に記
    憶する記憶ペンの筆跡再現方法であって、 前記時間順次に記憶されたセルを読み出し、各々のセル
    と前のセルとでパターンの一部が一致するものが連続す
    る間、この一連のセルを重ね合わせてアクトを構築し、
    前のセルと後のセルで一致しないものがあると、その後
    はさらに読み出したセルの一部のパターンがそれぞれ前
    のセルに一致するセルが連続する間、これらの一連のセ
    ルを重ね合わせて独立のアクトを構築し、いくつかのア
    クトを構築した後、アクト間で一部パターンの一致する
    位置を抽出し、その位置でアクト同志を重ね合わせて、
    シーンを得るようにした記憶ペンの筆跡再現方法。
  11. 【請求項11】前記アクトと前記セルの一致を抽出する
    のに、アクトに対しセルを、セルの幅及び高さの1/M
    (M:1以上の実数)の範囲で、上下左右に動かして相
    関をみるようにしたことを特徴とする請求項10記載の
    記憶ペンの筆跡再現方法。
  12. 【請求項12】前記アクト間どうしの一致を抽出するの
    に、前のアクトに対し、後のアクトの幅及び高さの1/
    N(N:1以上の実数)の範囲で、上下左右に動かして
    相関をみるようにしたことを特徴とする請求項10記載
    の記憶ペンの筆跡再現方法。
  13. 【請求項13】記憶装置から小画像を順次読み出し、 読み出された画像と、既に読み出されている画像とを比
    較して、両画像の共通部分を得、 共通部分が正確に重なるように、読み出し画像を既に読
    み出されている画像に重ねて新たな画像を得、 新たな画像を既に読み出された画像として、上記の処理
    を反復する画像再現方法。
  14. 【請求項14】記憶装置から小画面を読み出し、 読み出された画像と、既に読み出されている画像とを比
    較して、両画像の共通部分を得、 共通部分が正確に重なるように、読み出し画像を既に読
    み出されている画像に重ねて新たな画像を得、 新たな画像を既に読み出された画像として、上記の処理
    を反復し、 新たな画像と既に得られている新たな画像とを比較し
    て、両者の共通部分を得、 共通部分が正確に重なるように、新たな画像を既に得ら
    れている新たな画像に重ねて大きな画像を得る画像再現
    方法。
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CN106682671A (zh) * 2016-12-29 2017-05-17 成都数联铭品科技有限公司 图像文字识别***

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