JPH08127479A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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Publication number
JPH08127479A
JPH08127479A JP1300695A JP1300695A JPH08127479A JP H08127479 A JPH08127479 A JP H08127479A JP 1300695 A JP1300695 A JP 1300695A JP 1300695 A JP1300695 A JP 1300695A JP H08127479 A JPH08127479 A JP H08127479A
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JP
Japan
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car
driving direction
safety
hall
door
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Application number
JP1300695A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kikuchi
寛 菊池
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ピット内での作業者の安全を確保することにあ
る。 【構成】かご及び各階乗場の全ての出入口の戸が閉じて
いることを条件に乗場やかごからの呼び信号により運転
方向を検出する運転方向検出装置と、この運転方向検出
手段によりかごの運転方向が検出されたときのみ電源に
より励磁してかごを駆動する駆動源の制動を解除するブ
レーキコイルと、かご内の操作盤に設けたかご内安全ス
イッチ又はピット内に設けられ乗場の出入口の戸の位置
にかごが停止していないとき鍵により戸開して乗場側よ
り操作されるピット安全スイッチが開放されると電源を
しゃ断する安全装置とを備えたエレベータの制御装置に
おいて、最下階にかごが停止していないとき最下階の乗
場の戸が開いたことを検出すると動作してその出力によ
り電源をしゃ断し、また解除操作されるとその動作が復
帰する最下階戸開検出手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ昇降路の最
下部に構成したピット内での据付作業や保守点検作業時
に人為的操作ミス等による乗りかごの誤動作を防止する
ようにしたエレベータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ昇降路の最下部に構成された
ピットには、かごや吊り合い重りの緩衝器、ガイドレー
ル台、終端階減速スイッチやファイナルリミットスイッ
チ及び調速機ロープ用張り車等の装置が設置されてい
る。
【0003】ところで、ピット内でこれらの装置の据付
作業や保守点検作業を行うに際しては、エレベータ乗り
かごとピット床との間への挟まれ等非常に危険を伴うた
め、法令で定める安全装置を設けると共に、作業者はこ
れらの装置により確実に危険を回避するための操作手順
等に基づいて作業することにより、安全を確保するよう
にしている。
【0004】従来、かかる安全装置を備えたエレベータ
の制御装置としては、図11に示すような構成の制御回
路が採用されている。図11において、Eは直流電源
で、この直流電源Eのプラス側及びマイナス側間に安全
スイッチ群1及び安全確認リレー2が直列に接続されて
いる。安全スイッチ群1は、かご内の操作盤に設けたか
ご内安全スイッチ1A、ピット内に設けたピット安全ス
イッチ1B、図示していないがこれら以外の安全スイッ
チからなり、これらの安全スイッチは直列に接続されて
いる。
【0005】また、直流電源Eのプラス側に安全確認リ
レー2が励磁されると閉路する安全確認リレー接点2a
を介して制御電源母線Pが接続されると共に、直流電源
Eのマイナス側に制御電源母線Nが接続されている。
【0006】上記プラス側の制御電源母線Pに乗場戸閉
検出スイッチ群3及びかご戸閉検出スイッチ4を直列に
介して点検運転切替スイッチ5の可動側接点が接続され
る。乗場戸閉検出スイッチ群3は、最下階の乗場戸閉検
出スイッチ3A、最下階+1階の乗場戸閉検出スイッチ
3B、……、最上階の乗場戸閉検出スイッチ3Xを直列
したもので、これら各階の乗場戸閉検出スイッチ3A,
3B,……,3Xは戸閉している時に閉路して戸開時に
開路するものである。また、かご戸閉検出スイッチ4
は、乗場戸閉検出スイッチと同一に構成され、戸閉して
いる時に閉路して戸開時には開路するものである。
【0007】また、上記点検運転切替スイッチ5の一方
の固定接点は、方向検出リレー接点6a、終端階方向制
限スイッチ8、下降運転リレー接点11b及び上昇運転
リレー10の直列回路に介してマイナス側の制御電源母
線Nに接続されると共に、この直列回路に並列に方向検
出リレー接点7a、終端階方向制限スイッチ9、上昇運
転リレー接点10b及び下降運転リレー11の直列回路
を接続する。
【0008】方向検出リレーはその詳細を図示していな
いが、乗場やかごに設けた呼び登録釦よりの情報でエレ
ベータ乗りかごの運転方向を検出するものであり、その
接点6aは上昇、接点7aは下降方向での呼びを検出し
たときに閉路する。
【0009】また、無端階方向制限スイッチ8,9は無
端階、即ち最下階と最上階に設けられたスイッチで、無
端階方向制限スイッチ8は最下階にかごがいる状態にお
いては開路し、最下階以外にかごがいる状態のときは閉
路するものであり、無端階方向制限スイッチ9は最上階
にかごがいる状態においては開路し、最上階以外にかご
がいる状態のときは閉路するものである。
【0010】上記点検運転切替スイッチ5の他方の固定
接点には、点検リモコンスイッチ13の押し釦スイッチ
13Aと13Bの直列回路の一端が接続され、この直列
回路の他端は方向検出リレー接点6aと終端階方向制限
スイッチ8との接続間に結ばれ、また押し釦スイッチ1
3Aと13Bとの間に押し釦スイッチ13Cの一端が接
続されその他端は方向検出リレー接点7aと終端階方向
制限スイッチ9との接続間に結ばれる。
【0011】さらに、プラス側の制御電源母線Pとマイ
ナス側の制御電源母線Nとの間に上昇運転リレー10及
び下降運転リレー11の接点10a及び11aの並列回
路とブレーキコイル12を直列に接続する。
【0012】次に上記のように構成されたエレベータ制
御装置の作用を図12に示す作業手順書に従い説明す
る。まず、作業手順S1において、かごを最下階より1
階床以上上の階に停止させる。次に作業手順S2におい
て、かご内安全スイッチ1Aを開路すると安全確認リレ
ー2は電源が断たれることにより消磁され、その接点2
aが開路する。
【0013】このため、制御電源母線P,Nは通電され
ないので、上昇運転リレー10、下降運転リレー11と
も励磁されることはない。また、同様にブレーキコイル
12も通電されることはないのて、機械的にブレーキが
利いた状態にあり、電動機が起動することはない。
【0014】ここで、作業手順S3において、かご内安
全スイッチ1Aの操作をしなかったと仮定すると、安全
確認リレー2は励磁されているので、その接点2aは閉
路している。この状態で作業手順S4において、最下階
戸閉検出スイッチ3Aが開路するため、以下への通電が
断たれる。
【0015】従って、呼び検出により方向検出リレー接
点6aや7aが閉路したとしても、上昇及び下降運転リ
レー10,11は励磁されることはない。ここで、作業
手順S6でピット安全スイッチ1Bを開路することによ
り、かご内安全スイッチ1Aを操作したときと同様に電
動機が起動することはない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のエレ
ベータの制御装置においては、安全装置と作業手順書に
より作業者の安全が確保されている。しかしながら、何
らかの理由で作業者が作業手順書によらず作業する場
合、かご内安全スイッチ1A及びピット安全スイッチ1
Bの何ずれも操作しなかった場合にはこの限りではな
い。つまり、人為的ミスについての安全は確保されてい
ない。
【0017】本発明は、上記ような問題点を解消するた
めになされたもので、ピット内での作業を行うに際して
安全確認スイッチ群に対して人為的操作ミスがあったと
しても作業者の安全を確保することができるエレベータ
の制御装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため次のような手段によりエレベータの制御装置
を構成するものである。請求項1に対応する発明は、か
ご及び各階乗場の全ての出入口の戸が閉じていることを
条件に乗場やかごからの呼び信号により運転方向を検出
する運転方向検出手段と、この運転方向検出手段により
かごの運転方向が検出されたときのみ電源により励磁し
て前記かごを駆動する駆動源の制動を解除する制動手段
と、かご内の操作盤に設けたかご内安全スイッチ、ピッ
ト内に設けられ乗場の出入口の戸の位置にかごが停止し
ていないことを条件に鍵により戸開して乗場側より操作
されるピット安全スイッチを含む安全スイッチ群を有
し、且つこれらかご内安全スイッチ又はピット安全スイ
ッチが開放されると前記電源をしゃ断する安全装置とを
備えたエレベータの制御装置において、最下階にかごが
停止していないとき最下階の乗場の戸が開いたことを検
出すると動作してその出力により前記安全装置の各安全
スイッチの状態に関係なく前記電源をしゃ断し、また解
除操作するとその動作が復帰する最下階戸開検出手段を
設けたものである。
【0019】請求項2に対応する発明は、かご及び各階
乗場の全ての出入口の戸が閉じていることを条件に乗場
やかごからの呼び信号により起動して運転方向を検出す
る運転方向検出手段と、この運転方向検出手段によりか
ごの運転方向が検出されたときのみ電源により励磁して
前記かごを駆動する駆動源の制動を解除する制動手段
と、かご内の操作盤に設けたかご内安全スイッチ、ピッ
ト内に設けられ乗場の出入口の戸の位置にかごが停止し
ていないことを条件に鍵により戸開して乗場側より操作
されるピット安全スイッチを含む安全スイッチ群を有
し、且つこれらかご内安全スイッチ又はピット安全スイ
ッチが開放されると前記電源をしゃ断する安全装置とを
備えたエレベータの制御装置において、最下階にかごが
停止していないとき最下階の乗場の戸が開いたことを検
出すると動作してその出力により前記運転方向検出装置
の起動を抑制し、また解除操作されるとその抑制が解除
される最下階戸開検出手段を設けたものである。
【0020】請求項3に対応する発明は、かご及び各階
乗場の全ての出入口の戸が閉じていることを条件に乗場
やかごからの呼び信号により運転方向を検出する運転方
向検出手段と、この運転方向検出手段によりかごの運転
方向が検出されたときのみ電源により励磁して前記かご
を駆動する駆動源の制動を解除する制動手段と、かご内
の操作盤に設けたかご内安全スイッチ、ピット内に設け
られ乗場の出入口の戸の位置にかごが停止していないこ
とを条件に鍵により戸開して乗場側より操作されるピッ
ト安全スイッチを含む安全スイッチ群を有し、且つこれ
らかご内安全スイッチ又はピット安全スイッチが開放さ
れると前記電源をしゃ断する安全装置とを備えたエレベ
ータの制御装置において、最下階にかごが停止していな
いとき最下階の乗場の戸が開いたことを検出し、且つ前
記安全装置の各安全スイッチの操作確認信号が入力され
ていないとき動作してその出力により前記電源をしゃ断
し、また解除操作されるとその動作が復帰する最下階戸
開検出手段を設けたものである。
【0021】請求項4に対応する発明は、かご及び各階
乗場の全ての出入口の戸が閉じていることを条件に乗場
やかごからの呼び信号により起動して運転方向を検出す
る運転方向検出手段と、この運転方向検出手段によりか
ごの運転方向が検出されたときのみ電源により励磁して
前記かごを駆動する駆動源の制動を解除する制動手段
と、かご内の操作盤に設けたかご内安全スイッチ、ピッ
ト内に設けられ乗場の出入口の戸の位置にかごが停止し
ていないことを条件に鍵により戸開して乗場側より操作
されるピット安全スイッチを含む安全スイッチ群を有
し、且つこれらかご内安全スイッチ又はピット安全スイ
ッチが開放されると前記電源をしゃ断する安全装置とを
備えたエレベータの制御装置において、最下階にかごが
停止していないとき最下階の乗場の戸が開いたことを検
出し、且つ前記安全装置の各安全スイッチの操作確認信
号が入力されると動作してその出力により前記運転方向
検出装置の起動を抑制し、また解除操作するとその抑制
が解除される最下階戸開検出手段を設けたものである。
【0022】請求項5に対応する発明は、かご及び各階
乗場の全ての出入口の戸が閉じていることを条件に乗場
やかごからの呼び信号により起動して運転方向を検出す
る運転方向検出手段と、この運転方向検出手段によりか
ごの運転方向が検出されたときのみ電源により励磁して
前記かごを駆動する駆動源の制動を解除する制動手段
と、かご内の操作盤に設けたかご内安全スイッチ、ピッ
ト内に設けられ乗場の出入口の戸の位置にかごが停止し
ていないことを条件に鍵により戸開して乗場側より操作
されるピット安全スイッチを含む安全スイッチ群を有
し、且つこれらかご内安全スイッチ又はピット安全スイ
ッチが開放されると前記電源をしゃ断する安全装置とを
備えたエレベータの制御装置において、最下階にかごが
停止していないとき最下階の乗場の戸が開いていること
を条件に前記ピット安全スイッチの操作を監視し、操作
状態に変化がないときのみ出力信号を送出する監視手段
と、この監視手段の出力信号により前記運転方向検出手
段の起動を抑制する手段と、最下階の乗場の戸が閉じて
いることを条件に前記起動抑制手段の出力を解除する解
除手段を設けたものである。
【0023】請求項6に対応する発明は、請求項5に対
応する発明のエレベータの制御装置において、監視手段
の出力信号により警報を発報する警報発生手段を備えた
ものである。
【0024】
【作用】請求項1又は請求項2に対応する発明のエレベ
ータの制御装置にあっては、最下階にかごが停止してい
ないとき最下階の乗場の戸が開いたことを検出すると動
作してその出力により電源をしゃ断するか、又は運転方
向検出手段の起動を抑制することにより、安全装置の各
安全スイッチの状態に関係なくかごを駆動する駆動源の
制動が解かれないので、ピット内での据付作業や保守点
検作業時の人為的ミスなどで乗りかごが動き出すことを
防止できる。
【0025】請求項3又は請求項4に対応する発明のエ
レベータの制御装置にあっては、最下階にかごが停止し
ていないとき最下階の乗場の戸が開いたことを検出し、
且つ安全装置の各安全スイッチの操作状態が変化してい
ないことの確認信号が入力されると動作してその出力に
より電源をしゃ断するか、又は運転方向検出手段の起動
を抑制することにより、ピット内での据付作業や保守点
検作業時の人為的ミスなどで乗りかごが動き出すことを
防止できると共に、使い勝手の良い操作性に優れたもの
となし得る。
【0026】請求項5に対応する発明のエレベータの制
御装置にあっては、点検運転ではなく、且つ最下階にか
ごが無いときに最下階の乗場の戸が開いているにもかか
わらずピット安全スイッチの操作が監視手段により確認
されないとき運転を抑制するので、作業者の安全を確保
することができる。
【0027】請求項6に対応する発明のエレベータの制
御装置にあっては、上記作用に加えて警報が出されるの
で、ピット安全スイッチが操作されていないことを報知
することができる。
【0028】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。第1は本発明によるエレベータの制御装置の第1の
実施例における最下階乗場の戸開閉状態を検出する検出
回路を示すものである。
【0029】図1において、5Aは点検運転時でないと
き閉路する点検運転切替スイッチ、3AAは最下階の乗
場の戸が開いているとき閉路する最下階乗場戸閉検出ス
イッチ、14は最下階にかごがあるとき開路し、かごが
ないとき閉路する最下階かご位置検出スイッチである。
【0030】これら各スイッチ5A,3AA,14の一
端はプラス側の制御電源母線P1にそれぞれ接続し、そ
の他端はANDゲート回路15の入力端にそれぞれ結ば
れている。また、このANDゲート回路15の出力端は
フリップフロップ回路17Aのセット端子Sに結ばれ、
このフリップフロップ回路17Aの出力端子Qはリレー
18を通してマイナス側の制御電源母線N1に接続され
ている。
【0031】また、プラス側の制御電源母線P1にリセ
ット釦16の一端が接続され、他端はフリップフロップ
回路17Aのリセット端子REに接続されている。図2
は第1の実施例の制御回路を示すもので、図5と同一部
品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる点について述べる。
【0032】図2に示す制御回路においては、安全スイ
ッチ群1と安全確認リレー2との間に図1に示すリレー
18の常閉接点18b1を挿入して直列回路を構成する
ようにしたものである。
【0033】次に上記のように構成されたエレベータの
制御装置の作用を述べる。まず、図1において、点検運
転時には点検運転切替スイッチ5Aが回路しているの
で、ANDゲート回路15は他の最下階乗場戸閉検出ス
イッチ3AA及び最下階かご位置検出スイッチ14によ
る入力の如何に関わらずローレベル“L”である。
【0034】従って、フリップフロップ回路17Aのセ
ット端子S及びリセット端子REは共にローレベル
“L”なので、図3に示す真理値を示す図からも分かる
ようにフリップフロップ回路17Aの出力端子Q(Q=
Qn+1)はQn、つまり前の状態でローレベル“L”
にあるので、リレー18は無励磁(オフ)の状態を保持
している。
【0035】このことにより、図2に示す制御回路にお
いては安全スイッチ群1と安全確認リレー2との間に挿
入されているリレー18の常閉接点18bは閉路してい
るので、安全確認リレー2の接点2aは閉路状態にあ
り、エレベータの点検運転を行うことができる。
【0036】次に点検運転時でない場合について説明す
る。点検運転時でない場合には、点検運転切替スイッチ
5Aは閉路している。またかごが最下階にいないときは
最下階かご位置検出スイッチ14は閉路しているので、
このとき最下階乗場戸を開くと最下階乗場戸閉検出スイ
ッチ3AAが閉路する。
【0037】従って、ANDゲート回路15のAND条
件が満たされるので、その出力はハイレベル“H”に変
化する。このANDゲート回路15の出力が“H”にな
ると、フリップフロップ回路17Aのセット端子Sはハ
イレベル“H”となり、リセット端子REがローレベル
“L”なので、フリップフロップ回路17Aの出力端子
Qはハイレベル“H”に変化し、リレー18が励磁(オ
ン)される。
【0038】このことにより、図2に示す制御回路にお
いては安全スイッチ群1と安全確認リレー2との間に挿
入されているリレー18の常閉接点18bが開路するの
で、安全スイッチ群1のかご内安全スイッチ1A、ピッ
ト安全スイッチ1Bの操作に関係なく、安全確認リレー
2が消磁(オフ)されてその接点2aが開路し、制御電
源母線P,Nへの通電が断たれる。
【0039】従って、上昇運転リレー10、下降運転リ
レー11とも励磁されることはない。また、同様にブレ
ーキコイル12も通電されることはないので、機械的に
ブレーキが利いた状態にあり、電動機が起動することは
ない。
【0040】ここで、リレー18を解除(オフ)するに
は、この状態でリセット釦16を押してフリップフロッ
プ回路17Aのリセット端子REをハイレベル“H”に
変化させても図3に示す真理値からも分かるように解除
されない。
【0041】そこで、このフリップフロップ回路17A
を解除するには、点検運転に操作して点検運転切替スイ
ッチ5Aを開路するか、最下階乗場の戸を閉じて最下階
乗場戸閉検出スイッチ3AAを開路するしかない。
【0042】上記第1の実施例では、図1に示すリレー
18の常閉接点18b1を安全スイッチ群1に直列に設
けたが、図4に示すようにリレー18の常閉接点18b
2をかご戸閉検出スイッチ4と点検運転切替スイッチ5
の可動側接点との間に設けると共に、常開接点18aを
かご戸閉検出スイッチ4と点検運転用リモコンスイッチ
13に接続された点検運転切替スイッチ5の他方の固定
接点との間に接続するようにしてもよい。
【0043】このような構成のエレベータの制御装置と
しても、図1に示すリレー18が励磁されるとその常閉
接点18b1が開路し、常開接点18aが開路するの
で、乗場やかごに設けた呼び登録釦よりの情報で方向検
出リレーが励磁されその接点6a又は7aが閉路しても
上昇運転リレー10又は下降運転リレー11が励磁され
ることはないので、点検運転用リモコンスイッチ13を
操作する以外はかごが動くことはない。
【0044】図5は、本発明の第2の実施例における最
下階乗場の戸開閉状態を検出する検出回路を示すもの
で、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる点について述べる。
【0045】第2実施例における検出回路においては、
図5に示すようにD形フリップフロップ回路17Bを用
い、その入力端子Dに図1と同様にAND回路15の出
力端を接続する。また、常開接点とこの接点に並列の常
閉接点とを有する安全スイッチ1BBの一端をプラス側
の制御電源母線P1に接続し、その他端をエッジ検出ゲ
ート17Cを直列に介してフリップフロップ17Bのク
ロック(CK)端子に接続する。さらに、リセット釦1
6の出力をフリップフロップ回路17Bのクリア端子C
LRに与えるようにしたものである。
【0046】このような構成の検出回路において、D形
フリップフロップ回路17Bの各端子レベルは図6に示
す真理値のように変化する。いま、クリア端子CLRが
ローレベル“L”のとき、つまりリセット釦16を操作
していないときには入力端子Dの入力レベルをクロック
端子CKの立上がりにより検出し、出力端子Qに出力す
るものである。
【0047】また、リセット釦16の操作によりクリア
端子CLRにハイレベル“H”を入力すると入力端子D
及びクロック端子CKの入力の如何に関わらず出力端子
Qはローレベル“L”にクリアされる。
【0048】ここで、エッジ検出ゲート17Cはピット
安全スイッチをオン、又はオフ操作したときのみ一定周
期のハイレベル“H”を出力するものである。このよう
な検出回路を構成し、そのリレー18の出力接点を図2
に示すように常閉接点18b1として安全スイッチ群1
に直列に設けるか、図4に示すように常閉接点18b
2、常開接点18aとしてかご戸閉検出スイッチ4と点
検運転切替スイッチ5の可動側接点との間及び他方の固
定接点との間に設けることにより、第1の実施例と同様
に作業者の安全を確保することができる即ち、図5にお
いて、ANDゲート回路15の出力をピット安全スイッ
チ1BBの操作時に保持するため、作業車がピット内に
はいるときにフリップフロップ回路17Bの出力端子Q
をハイレベル“H”にして、リレー18を励磁し、ピッ
トより出るときに解除するだけでよいので、使い勝手の
よいものとなる。
【0049】図7は、本発明の第3の実施例における最
下階にかごが無く、最下階の乗り場の戸が開いている間
にピット安全スイッチの操作の有無を検出し、操作され
なかった場合は戸閉後の運転を抑制する制御回路を示す
ものである。
【0050】図7において、P1,N1は制御電源母線
で、その一方の制御電源母線P1に点検運転時に開路す
る点検運転切替スイッチ5A、最下階にかごがあるとき
開路し、無いときには閉路する最下階かご位置検出スイ
ッチ14、乗場戸開で閉路する扉閉検出スイッチ3AA
bの直列回路の一端を接続し、その他端をキープリレー
19のセット端子Sに接続すると共に、最下階かご位置
検出スイッチ14と扉閉検出スイッチ3AAbの直列接
点間に乗場戸閉で開路する扉開検出スイッチ3AAaと
後述するリレー20の常開接点20a1の直列回路の一
端を接続し、その他端をキープリレー19のリセット端
子Rに接続する。また、このキープリレー19の出力端
子を他方の制御電源母線N1に接続する。
【0051】1BBは可動側接点Cと2個の固定接点
A,Bを有するピット安全スイッチで、このピット安全
スイッチ1BBの可動側接点Cを一方の制御電源母線P
に接続し、固定接点Aにリレー22Aの常閉接点22A
bを介してリレー21Aの一端を接続し、このリレー2
1Aの他端を他方の制御電源母線N1に接続する。ま
た、常閉接点22Ab及びリレー21Aの直列回路に並
列に逆流防止用のダイオード24A,抵抗器25A及び
リレー22Aを直列接続すると共に、リレー22Aに並
列にコンデンサ23Aを接続する。
【0052】同様に固定接点Bにリレー22Bの常閉接
点22Bbを介してリレー21Bの一端を接続し、この
リレー21Bの他端を他方の制御電源母線N1に接続す
る。また、常閉接点22Bb及びリレー21Bの直列回
路に並列に逆流防止用のダイオード24B,抵抗器25
B及びリレー22Bを直列接続すると共に、リレー22
Bに並列にコンデンサ23Bを接続する。
【0053】また、20はピット安全スイッチ操作検出
リレーで、この操作検出リレー20の一端を前記リレー
21Aの常開接点21Aa及びリレー21Bの常開接点
21Baの並列回路に介して制御電源母線P1に接続
し、操作検出リレー20の他端を制御電源母線N1に接
続する。そして、操作検出リレー20の常開接点20a
2及びキープリレー19の常開接点19aを常開接点2
1Aa及び21Baの並列回路に並列に直列接続する。
【0054】一方、図8はキープリレー19の常閉接点
15b1により動力を切るようにした制御回路を示すも
ので、従来と同一部分には同一符号を付してその説明を
省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
【0055】図8においては、キープリレー19の常閉
接点19b1を安全確認リレー2に直列に挿入するよう
にしたものである。次に上記のように構成されたエレベ
ータ制御装置の作用を説明する。
【0056】まず、作業者がかご内安全スイッチ及び点
検運転切替スイッチを操作しない場合において、ピット
内に入る場合について述べる。この場合には最下階にか
ごがないので、位置検出スイッチ14は閉路しており、
最下階乗場戸を開けたことにより検出スイッチ3AAb
が開路から閉路し、キープリレー19のセット端子Sに
電圧が加わり、キープリレー19はオンする。このこと
により図8に示す安全確認リレー2に直列に設けられた
キープリレー19の常閉接点19b1が開路することに
より、この安全確認リレー2がオフし、その接点2aが
開放するので、電源がしゃ断される。
【0057】次に乗場戸を開けたままピット安全スイッ
チをB端子側からA端子側に操作したとする。すると、
操作直後は図9に示すようにリレー21Aはワンショッ
トの出力を発生することになる。その結果、常開接点2
1Aaが閉路し、リレー20がオンし、且つ常開接点2
0a2、19aの閉路により常開接点21Aaが開路し
てもオン状態を保持するものである。
【0058】作業者はピット内に入り、乗場戸を閉め
る。このことにより戸閉検出スイッチ3AAaは開路か
ら閉路し、リレー20の常開接点20a1を通してキー
プリレー10のリセット端子Rに電圧が加わり、リセッ
トするが、このとき作業者はピット安全スイッチ1BB
を操作しているため、安全確認リレー2はオフを継続し
ているものである。
【0059】また、万一作業者がピット安全スイッチ1
BBを操作していなければ、キープリレー19はオンを
保持し、安全確認リレー2はオフをし続けるたので、か
ごが動き出すことはない。
【0060】なお、作業者がピット内から乗場に出た場
合の操作及び開路動作は同一のため、省略する。図10
は本発明の第4の実施例を示し、図8と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点に
ついてのみ述べる。
【0061】第4の実施例では、図10に示すようにか
ご戸閉検出スイッチ4と点検運転切替スイッチ5の可動
接点との間に図5に示すキープリレー19の常閉接点1
9b2を挿入すると共に、かご戸閉検出スイッチ4と点
検運転切替スイッチ5の点検運転用リモコンスイッチ側
の固定接点との間にキープリレー19の常開接点19a
を設けるようにしたものである。
【0062】このような構成の制御回路においても、キ
ープリレー19により点検運転に切替えることで、前述
同様の機能を得ることができる。即ち、かごを動かすに
は点検運転用リモコンを操作する方法しかないためであ
る。
【0063】さらには、戸閉時にキープリレー19がリ
セットされていない場合、つまりピット安全スイッチが
操作されなかった場合にベルやブザーによって警報を発
報することも容易にできるものである。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ピッ
ト内での作業を行うに際して安全確認スイッチ群に対し
て人為的操作ミスがあったとしても作業者を回避させる
ことが可能となり、作業者の安全を確保することができ
るエレベータの制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータの制御装置の第1の実
施例における最下階乗場の戸開閉状態の検出回路を示す
構成図。
【図2】同実施例の制御回路を示す結線図。
【図3】図1に示す検出回路の入出力による真理値を示
す説明図。
【図4】同実施例の制御回路の変形例を示す結線図。
【図5】本発明の第2の実施例における最下階乗場の戸
開閉状態の検出回路を示す構成図。
【図6】図5に示す検出回路の入出力による真理値を示
す説明図。
【図7】本発明の第3の実施例において、ピット安全ス
イッチが操作されなかった場合の戸閉後の運転を抑制す
る制御回路を示す結線図。
【図8】同実施例の最下階乗場の戸開閉状態の検出回路
を示す構成図。
【図9】同実施例におけるキープリレーの動作を説明す
るためのタイムチャート。
【図10】本発明の第4の実施例の最下階乗場の戸開閉
状態の検出回路を示す構成図。
【図11】従来のエレベータの制御装置における制御回
路を示す結線図。
【図12】ピット作業時における作業手順を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1……安全スイッチ群、1A……かご内安全スイッチ、
1B……ピット安全スイッチ、2……安全確認リレー、
3……乗場戸閉検出スイッチ群、3A〜3X……各階乗
場戸閉検出スイッチ、4……かご戸閉検出スイッチ、
5,5A……点検運転切替スイッチ、6a,7a……方
向検出リレー接点、8,9……終端階方向制限スイッ
チ、10……上昇運転リレー、11……下降運転リレ
ー、12……ブレーキコイル、13……点検運転用リモ
コンスイッチ、13A〜13C……押釦スイッチ、3A
A……最下階乗場戸閉検出スイッチ、14……最下階か
ご位置検出スイッチ、15……ANDゲート回路、16
……リセット釦、17A……フリップフロップ回路、1
7B……D形フリップフロップ回路、17C……エッジ
検出ゲート回路、18……リレー、19……キープリレ
ー、20,21A,21B,22A,22B……リレ
ー、23A,23B……コンデンサ、24A,24B…
…ダイオード、25A,25B……抵抗器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご及び各階乗場の全ての出入口の戸が
    閉じていることを条件に乗場やかごからの呼び信号によ
    り運転方向を検出する運転方向検出手段と、この運転方
    向検出手段によりかごの運転方向が検出されたときのみ
    電源により励磁して前記かごを駆動する駆動源の制動を
    解除する制動手段と、かご内の操作盤に設けたかご内安
    全スイッチ、ピット内に設けられ乗場の出入口の戸の位
    置にかごが停止していないことを条件に鍵により戸開し
    て乗場側より操作されるピット安全スイッチを含む安全
    スイッチ群を有し、且つこれらかご内安全スイッチ又は
    ピット安全スイッチが開放されると前記電源をしゃ断す
    る安全装置とを備えたエレベータの制御装置において、
    最下階にかごが停止していないとき最下階の乗場の戸が
    開いたことを検出すると動作してその出力により前記電
    源をしゃ断し、また解除操作されるとその動作が復帰す
    る最下階戸開検出手段を設けたことを特徴とするエレベ
    ータの制御装置。
  2. 【請求項2】 かご及び各階乗場の全ての出入口の戸が
    閉じていることを条件に乗場やかごからの呼び信号によ
    り起動して運転方向を検出する運転方向検出手段と、こ
    の運転方向検出手段によりかごの運転方向が検出された
    ときのみ電源により励磁して前記かごを駆動する駆動源
    の制動を解除する制動手段と、かご内の操作盤に設けた
    かご内安全スイッチ、ピット内に設けられ乗場の出入口
    の戸の位置にかごが停止していないことを条件に鍵によ
    り戸開して乗場側より操作されるピット安全スイッチを
    含む安全スイッチ群を有し、且つこれらかご内安全スイ
    ッチ又はピット安全スイッチが開放されると前記電源を
    しゃ断する安全装置とを備えたエレベータの制御装置に
    おいて、最下階にかごが停止していないとき最下階の乗
    場の戸が開いたことを検出すると動作してその出力によ
    り前記運転方向検出手段の起動を抑制し、また解除操作
    されるとその抑制が解除される最下階戸開検出手段を設
    けたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 かご及び各階乗場の全ての出入口の戸が
    閉じていることを条件に乗場やかごからの呼び信号によ
    り運転方向を検出する運転方向検出手段と、この運転方
    向検出手段によりかごの運転方向が検出されたときのみ
    電源により励磁して前記かごを駆動する駆動源の制動を
    解除する制動手段と、かご内の操作盤に設けたかご内安
    全スイッチ、ピット内に設けられ乗場の出入口の戸の位
    置にかごが停止していないことを条件に鍵により戸開し
    て乗場側より操作されるピット安全スイッチを含む安全
    スイッチ群を有し、且つこれらかご内安全スイッチ又は
    ピット安全スイッチが開放されると前記電源をしゃ断す
    る安全装置とを備えたエレベータの制御装置において、
    最下階にかごが停止していないとき最下階の乗場の戸が
    開いたことを検出し、且つ前記安全装置の各安全スイッ
    チの操作状態が変化していないことの確認信号が入力さ
    れると動作してその出力により前記電源をしゃ断し、ま
    た解除操作されるとその動作が復帰する最下階戸開検出
    手段を設けたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 【請求項4】 かご及び各階乗場の全ての出入口の戸が
    閉じていることを条件に乗場やかごからの呼び信号によ
    り起動して運転方向を検出する運転方向検出手段と、こ
    の運転方向検出手段によりかごの運転方向が検出された
    ときのみ電源により励磁して前記かごを駆動する駆動源
    の制動を解除する制動手段と、かご内の操作盤に設けた
    かご内安全スイッチ、ピット内に設けられ乗場の出入口
    の戸の位置にかごが停止していないことを条件に鍵によ
    り戸開して乗場側より操作されるピット安全スイッチを
    含む安全スイッチ群を有し、且つこれらかご内安全スイ
    ッチ又はピット安全スイッチが開放されると前記電源を
    しゃ断する安全装置とを備えたエレベータの制御装置に
    おいて、最下階にかごが停止していないとき最下階の乗
    場の戸が開いたことを検出し、且つ前記安全装置の各安
    全スイッチの操作状態が変化していないことの確認信号
    が入力されると動作してその出力により前記運転方向検
    出手段の起動を抑制し、また解除操作するとその抑制が
    解除される最下階戸開検出手段を設けたことを特徴とす
    るエレベータの制御装置。
  5. 【請求項5】 かご及び各階乗場の全ての出入口の戸が
    閉じていることを条件に乗場やかごからの呼び信号によ
    り起動して運転方向を検出する運転方向検出手段と、こ
    の運転方向検出手段によりかごの運転方向が検出された
    ときのみ電源により励磁して前記かごを駆動する駆動源
    の制動を解除する制動手段と、かご内の操作盤に設けた
    かご内安全スイッチ、ピット内に設けられ乗場の出入口
    の戸の位置にかごが停止していないことを条件に鍵によ
    り戸開して乗場側より操作されるピット安全スイッチを
    含む安全スイッチ群を有し、且つこれらかご内安全スイ
    ッチ又はピット安全スイッチが開放されると前記電源を
    しゃ断する安全装置とを備えたエレベータの制御装置に
    おいて、最下階にかごが停止していないとき最下階の乗
    場の戸が開いていることを条件に前記ピット安全スイッ
    チの操作を監視し、操作状態に変化がないときのみ出力
    信号を送出する監視手段と、この監視手段の出力信号に
    より前記運転方向検出手段の起動を抑制する手段と、最
    下階の乗場の戸が閉じたことを条件に前記起動抑制手段
    の出力を解除する解除手段を設けたことを特徴とするエ
    レベータの制御装置。
  6. 【請求項6】 かご及び各階乗場の全ての出入口の戸が
    閉じていることを条件に乗場やかごからの呼び信号によ
    り起動して運転方向を検出する運転方向検出手段と、こ
    の運転方向検出手段によりかごの運転方向が検出された
    ときのみ電源により励磁して前記かごを駆動する駆動源
    の制動を解除する制動手段と、かご内の操作盤に設けた
    かご内安全スイッチ、ピット内に設けられ乗場の出入口
    の戸の位置にかごが停止していないことを条件に鍵によ
    り戸開して乗場側より操作されるピット安全スイッチを
    含む安全スイッチ群を有し、且つこれらかご内安全スイ
    ッチ又はピット安全スイッチが開放されると前記電源を
    しゃ断する安全装置とを備えたエレベータの制御装置に
    おいて、最下階にかごが停止していないとき最下階の乗
    場の戸が開いていることを条件に前記ピット安全スイッ
    チの操作を監視し、操作状態に変化がないときのみ出力
    信号を送出する監視手段と、この監視手段の出力信号に
    より警報を発報する警報発生手段と、前記監視手段の出
    力信号により前記運転方向検出手段の起動を抑制する手
    段と、最下階の乗場の戸が閉じたことを条件に前記起動
    抑制手段の出力を解除する解除手段を設けたことを特徴
    とするエレベータの制御装置。
JP1300695A 1994-09-05 1995-01-30 エレベータの制御装置 Pending JPH08127479A (ja)

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