JPH08126662A - シート状吸収材を製造するためのみずごけ組成物、並びにみずごけ材料が液体を吸収する潜在力を評価する方法 - Google Patents

シート状吸収材を製造するためのみずごけ組成物、並びにみずごけ材料が液体を吸収する潜在力を評価する方法

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JPH08126662A
JPH08126662A JP6289076A JP28907694A JPH08126662A JP H08126662 A JPH08126662 A JP H08126662A JP 6289076 A JP6289076 A JP 6289076A JP 28907694 A JP28907694 A JP 28907694A JP H08126662 A JPH08126662 A JP H08126662A
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rigida
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Kooto Shirubeenu
シルベーヌ・コート
Gallagher Deni
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】シート状吸収材を製造するためのみずごけ組成
物、並びにみずごけ材料が液体を吸収する潜在力を評価
する方法の提供。 【構成】パルストリア、アクチフォリア、リギダ、スブ
セクンダおよびクスピダタから成る植物亜族の群から選
択されるみずごけが入っている吸収材製品であり、高い
吸収性を示す構造物を製造する新規な方法、並びにみず
ごけ組成物が示す液体吸収特性を評価する方法に及んで
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、生理用ナプキン、タンポン、
おむつ、成人用ブリーフ、尿パッド、創傷用包帯などの
如き使い捨て可能吸収材製品で用いるに適切な液体吸収
媒体を製造するための新規なみずごけ組成物に関するも
のである。この新規な組成物は、パルストリア(PAL
USTRIA)、アクチフォリア(ACUTIFOLI
A)、リギダ(RIGIDA)、クスピダタ(CUSP
IDATA)、スブセクンダ(SUBSECUNDA)
およびそれらの組み合わせからである植物亜族から選択
されるみずごけ種を主に含んでいる。本発明はまた、み
ずごけ材料が液体を吸収する能力を評価する新規な方
法、生のみずごけを選択的に収穫する方法、並びに例外
的な吸収性を示す、みずごけ材料を含んでいる構造的一
体性を示す製品(structurelly inte
gral product)を製造する新規な方法に及
んでいる。
【0002】
【発明の背景】従来技術において、体からの滲出物を吸
収する構造物内における吸収材媒体として用いることに
関してみずごけ材料が潜在力を有していることは認識さ
れていた。みずごけは高度に望ましい液体吸収特性を示
し、例えば顕著な吸収容量を示すと共に、実質的に全て
の液体がそのみずごけコアの中に集まるように長期間に
渡りその液体を隣接材料から引き出して吸い上げ続ける
ことでその隣接材料から液体を除去する能力を示す。こ
のことは、溢れることで漏れて衣服に染みが付くのを防
止するに充分な吸収性を示す一方、比較的薄くすること
が可能なことから、より良好な適合性、心地よさおよび
自由さが得られる、高い効力を示す吸収材成分をこの材
料が与えることの一因となっている。
【0003】下記の米国特許には、使い捨て可能吸収材
製品のための吸収材成分を製造する目的でみずごけ材料
を用いることが示されている。
【0004】 特許番号 発明者 発行日付 4,170,515 Lalancette 他 1979年10月9日 4,215,692 Levesque 1980年8月5日 4,226,237 Levesque 1980年10月7日 4,305,393 Nguyen 1981年12月15日 4,473,440 Ovans 1984年9月25日 4,507,122 Levesque 1985年3月26日 4,618,496 Brasseur 1986年10月21日 4,676,871 Cadieux 他 1987年6月30日 4,992,324 Dube 1991年2月12日 5,053,029 Yang 1991年10月1日 これらの特許の主題事項は引用することによって本明細
書に組み入れられる。
【0005】みずごけの多い湿地から、吸収材成分を製
造する時に用いるみずごけ材料を収穫した後、その加工
現場に輸送し、そしてここで、これを精製して、構造的
一体性を示す連続シートに変える。このみずごけ材料を
便利にシート形態で巻き取って、貯蔵および輸送を行っ
た後、使い捨て可能な多層吸収材製品を加工する産業で
現在用いられている高速自動装置でこれを直接加工する
のが適切である。
【0006】幅広く言えば、生のみずごけを構造的一体
性を示す連続シートに変換する工程は、この原料を成形
して水スラリーを生じさせることから始め、これを、湿
潤分級することで、微細物と通常呼ばれている極めて微
細な粒子と、最終製品が示す吸収性に有意な貢献を果さ
ない根、枝などを含む大きな片の材料を、その粒子懸濁
液から抽出する。この精製したスラリーを、長網抄紙機
のワイヤー上でシート状にし、脱水した後、乾燥させ
る。その得られる構造的一体性を示すシートのカレンダ
ー加工を行うことで、この網目構造が示す平均孔サイズ
を小さくすることにより、それの乾燥力を増大させる。
【0007】従来技術ではまた、構造的一体性を示すシ
ートの特定特質を改良するための添加剤を用いることが
示唆されている。特に、このみずごけを湿潤剤で処理す
ることによって、水系液体に対する優れた親和力を進展
させることができる。このみずごけ母体の中にポリエス
テル繊維を組み込むことで、それの抵抗力を向上させる
ことができる。これらの例は、この構造的一体性を示す
シートの液体吸収力と機械的特性を改良すると言った共
通目的を有する、種々の可能な処理を説明している。
【0008】それが示す液体吸収特性を更に改良する目
的ではまだ探求されていなかった、その構造的一体性を
示すシートの1つの領域は、そのみずごけ材料が示す組
成である。このような植物性吸収媒体の組成と吸収力と
の間の関係をより良く理解することは、吸収特性が大き
く改良された衛生製品の製造を可能にすることにとって
高度に望ましいものである。
【0009】
【発明の目的および要約】本発明の1つの目的は、液体
吸収特性が増強されている、調節された組成を示すみず
ごけを主に含んでいる液体吸収材料を提供することにあ
る。
【0010】本発明の別の目的は、みずごけ材料、特に
天然に存在している生のみずごけ集合体が示す液体吸収
特性を測定して、それが高い吸収性を示す構造的一体性
シートを製造するに適切な出発材料を構成するか否かを
評価する方法である。
【0011】本発明のさらなる目的は、高い吸収性を示
す構造物を製造するに最も適切な原料を集める目的で、
みずごけの多い湿地からみずごけを選択的に収穫する方
法である。
【0012】本発明の更に別の目的は、液体吸収特性が
増強されている、みずごけ材料を含んでいる構造的一体
性を示す製品を製造する新規な方法である。
【0013】この総称的表現「みずごけ」は、みずごけ
の多い湿地の中にランダムな割合で共存している幅広い
範囲の植物種を表している。本発明者らは、湿地の層か
らみずごけを収穫し、ここで、これらの植物が主に未分
解である(undecomposed)、即ち10のス
ケールで約1から約3の範囲のフォンポスト(VonP
ost)値を示す時、このみずごけの組成がその吸収材
製品の液体吸収挙動に大きな影響を示すと言った予想外
の発見を行った。
【0014】本明細書で具体化しそして幅広く説明する
ように、本発明は、約1から4未満の範囲の吸収性能指
数を示す、パルストリア、アクチフォリア、リギダ、ス
ブセクンダおよびクスピダタから成る群から選択される
少なくとも2種の植物亜族に属するみずごけ植物の本質
的に未分解の粒子を主に含んでいる、構造的一体性を示
す液体吸収材製品を提供するものである。好適には、こ
の吸収性能指数は約2から4未満の範囲、最も好適には
約3から4未満の範囲である。
【0015】2つの因子を基準にしてこの吸収性能指数
を確立する。この1番目は、その吸収材製品内に存在し
ているみずごけ種の同定であり、そして2番目は、その
組成物内のそれらの種の割合である。
【0016】幅広い種類のみずごけ種が天然に存在して
いる。分類規則に従い、これらの個々のみずごけ種を共
通の特性に従って亜族に分類分けする。その吸収性能指
数の計算を行う目的で考慮する主要な亜族はパルストリ
ア、アクチフォリア、リギダ、スブセクンダおよびクス
ピダタである。北アメリカ大陸に最も多く存在している
上記5つの亜族に、観察された液体吸収性能の判断基準
を基にして下記の等級を与える。
【0017】 他の何らかの亜族に属する種、即ち以下に記述するよう
に如何なる様式でもその吸収性能指数の上昇に貢献しな
い種にゼロ(0)ポイントの等級を割り当てる。
【0018】この吸収性能指数は、そのみずごけ集合体
内に存在している種々の植物亜族の等級の重量平均であ
る。この段階は実施例で最も良く説明されている。下記
の組成: 亜族 共通亜族に属する みずごけ集合体内に 存在している1種以上 の種のパーセント パルストリア 60.3 アクチフォリア 31.7 クスピダタ 4.1 スブセクンダ 1.7 リギダ 1.5 スクアロサ 0.1 (SQUARROSA) を有するみずごけ集合体は、下記の性能指数を与える: この性能指数の計算では、みずごけ種のみを考慮してお
り、このみずごけと一緒に混在し得る他の成分に関して
は全く考慮してないことを特記する。例えば、クラフト
ウッドパルプ(Kraft wood pulp)また
はポリエステル繊維などの如き他の材料をある比率で含
有させたみずごけで出来ている構造的一体性を示すシー
トの性能指数は、単にこのみずごけ成分が示す特質を基
準にして確立されており、そのクラフトウッドパルプ繊
維の存在は、その計算した性能指数値に全く関係してい
ない。
【0019】特定のみずごけ種に関する等級がゼロ
(0)ポイントであることは、その種が必ずしも液体吸
収能力をほとんどか或は全く有していないことを意味す
ることを意図したものでない。単に、その性能指数を作
り上げている特定種の貢献を取り除く目的でゼロ等級を
用いる、と言うのは、この種は真に吸収性を示さないか
或はその性能が未知であるからである。この性能指数が
確かな有意さを示すのは、そのみずごけが主にパルスト
リア、アクチフォリア、リギダ、スブセクンダ、クスピ
ダタおよびそれらの混合の植物亜族から選択される種を
1種以上含んでいる時のみであることを理解すべきであ
る。異なる亜族に属している1種以上の種がその組成物
内に存在していたとしても少量である場合、有意にはそ
の性能指数の正確さに影響を与えるものでない。しかし
ながら、パルストリア、アクチフォリア、リギダ、スブ
セクンダまたはクスピダタ以外の亜族由来の種が優勢な
場合、この性能指数はもはやそのみずごけが示す液体吸
収潜在力の有効な指示とはならない。
【0020】本明細書で具体化しそして幅広く説明する
ように、本発明はまた、 − 約1から4未満の範囲の吸収性能指数を示す、パル
ストリア、アクチフォリア、リギダ、スブセクンダおよ
びクスピダタから成る群から選択される少なくとも2種
の植物亜族に属するみずごけ植物の本質的に未分解の粒
子を主に含んでいる吸収材コア、および − 上記吸収材コアに重ね合わせた、体に接触する液体
透過層、が備わっている使い捨て可能吸収材製品を提供
する。
【0021】好適な態様において、この使い捨て可能吸
収材製品は生理用ナプキン、おむつ、成人用失禁ブリー
フ、尿パッドまたは創傷用包帯であり、そしてこれは更
に、その吸収材コアの下側に、それの衣服に面する表面
を通ってその使い捨て可能吸収材製品から体滲出液が出
るのを防止する液体不透過層が含まれている。最も好適
には、この液体透過層と液体不透過層は互いに結合して
いて、捕捉性を示す状態にこの吸収材コアを保持するジ
ャケットを形成している。
【0022】この性能指数を計算する目的で確立した等
級付けシステムは、パルストリア亜族に属する1種以上
の種で全体が構成されているみずごけが優れた液体吸収
特性を示すことを示唆している。しかしながら、このよ
うな理想的組成を有する生のみずごけにはめったに自然
で遭遇しない。むしろ、種々の亜族由来の種から成る集
合体が主流である。このような集合体が示す組成は幅広
く変化していて液体吸収力の観点から特別には望ましく
ない種を含んでいることから、このような材料から製造
したシートが示す吸収特性は、その原料に特有の組成に
従って変化する可能性がある。
【0023】このような見地から、本発明を幅広い意味
で、本質的に未分解のみずごけ組成物を主に含んでいる
構造的一体性を示す吸収材製品として定義することが可
能であり、上記組成物は、植物亜族パルストリアに属す
る少なくとも1つの種で構成されている主要部分と、ア
クチフォリア、リギダ、スブセクンダおよびクスピダタ
から成る植物亜族群から選択される1種以上のみずごけ
種を含んでいる小さい方の部分を有している。
【0024】本発明はまた、高い吸収性を示す、構造的
一体性を示すシートを製造する方法も提供する。この方
法は、 − 約1から4未満の範囲の性能指数を示す、パルスト
リア、アクチフォリア、リギダ、スブセクンダおよびク
スピダタから成る群から選択される少なくとも2種の植
物亜族に属するみずごけ植物の粒子を含んでいる出発材
料を準備し、そして − 上記出発材料を成形して構造的一体性を示すシート
を生じさせる、段階を含んでおり、ここで、上記みずご
けは約1から約3の範囲のフォンポスト値を示す。
【0025】本発明はまた、パルストリア、アクチフォ
リア、リギダ、スブセクンダ、クスピダタおよびそれの
混合から成る植物亜族の群から選択される本質的に未分
解のみずごけ植物(本明細書において「植物」は、植物
有機体の全体またはその有機体の一部、例えば葉または
葉の断片などを表している)を主に含んでいる材料が示
す液体吸収力を評価する方法も提供する。この方法は、
天然に存在している生のみずごけ組成物が高い吸収性を
示す構造的一体性シートを製造するに適切な出発材料で
あるか否かを決定するに特に有効である。幅広い意味
で、本方法は、下記の段階: A)1つの分類が、液体吸収の意味で、別の分類に割り
当てたみずごけ植物よりも望ましいみずごけ植物を含む
ように、上記みずごけ植物が示す液体吸収特性を基準に
して、上記みずごけ植物を予め決めた分類に分類分け
し、 B)1分類当たりのみずごけ植物の量に関して、上記予
め決めた分類の割合を測定し、そして C)異なる分類に属するみずごけ植物が示す異なる液体
吸収特性を占めるように調整して段階Bで測定した割合
の平均を計算する、を含んでおり、ここで、上記平均値
は、上記材料が液体を吸収する能力の指示である。
【0026】このみずごけ植物を分類に割り当てること
により、液体を吸収する能力の意味でこれらの植物を等
級付けすることが可能になる。従って、共通の分類に属
するみずごけ植物は、同じか或は同様な液体吸収特性を
示す。好適な態様において、目で見て観察可能な形態学
的関係に従ってこれらのみずごけ植物の分類分けを確立
する。1つのみずごけ植物が示す液体吸収属性はそれの
形態および構造に依存していることから、植物の間で形
態学的に類似していることは、共通の液体吸収特性を有
することを伴っている。このようなアプローチは、この
分類分け操作を完成させるには、そのみずごけを簡単に
顕微鏡で検査することで通常充分であり、複雑で時間を
消費する試験を行う必要がないと言った実用的利点を有
している。
【0027】最も好適な態様において、これらのみずご
け植物の分類は植物学上の亜族に相当している。例え
ば、この分類分けは、そのみずごけの組成を顕微鏡で検
査することによってそのサンプル内に存在している植物
種を同定することを含んでいる。そのみずごけ組成物内
で同定した種のおおよその比率を測定する目的で、目で
見て数を数えることを行う。共通の植物亜族に属する種
に関する結果を合計して、植物亜族当たりの割合を示
す。
【0028】上で考察した性能指数の計算を行う目的で
開発したのと同じシステムを用いて、液体を吸収する能
力の意味で、これらの植物亜族の等級付けを行う。より
詳細には、各亜族に1つのパラメーターを関連させ(こ
の値は、この亜族が示す液体吸収力の相対的尺度を与え
る)、そして種々のパラメーター値の重量平均を計算し
て、このみずごけ組成物が示す吸収力の1つの尺度を得
る。
【0029】本明細書で具体化しそして幅広く説明する
ように、本発明は更に、パルストリア、アクチフォリ
ア、リギダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る植
物亜族の群に主に属するみずごけ種の集合体が含まれて
おり、上記集合体の組成が生育現場全体に渡ってランダ
ムに変化していることから上記生育現場上の異なる位置
で収穫される植物原料が不均一な液体吸収特性を示す、
みずごけ生育現場から、液体吸収材構造物の製造で用い
るための植物原料を選択的に収穫する方法も提供し、上
記方法は、 − 上記みずごけ集合体が液体を吸収する能力に関係し
ている予め決めた判断基準に合致する組成を有するみず
ごけ集合体が存在している上記生育現場の領域を同定
し、そして − 上記領域から、約1から約3の範囲のフォンポスト
値を示す植物原料を収穫する、段階を含んでいる。
【0030】この方法は、みずごけ種が変わり易い様式
で存在しているところの、みずごけの多い湿地内に存在
しているバイオマスを効率良く探査することを可能にす
るものである。この湿地からサンプリングを行った後、
種々の地点において生のみずごけが示す液体吸収潜在力
を評価することにより、最も望ましいみずごけが位置し
ている領域を示す湿地図を書くことができる。
【0031】本明細書で具体化しそして幅広く説明する
ように、本発明は更に、パルストリア、アクチフォリ
ア、リギダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る植
物亜族の群に主に属するみずごけ種の集合体が含まれて
おり、上記集合体の組成が生育現場全体に渡ってランダ
ムに変化していることから上記生育現場上の異なる位置
で収穫される植物原料が不均一な液体吸収特性を示す、
みずごけ生育現場から収穫した植物原料を用いて、構造
的一体性を示す液体吸収材製品を製造する方法も提供
し、上記方法は、 − 上記みずごけ集合体が液体を吸収する能力に関係し
ている予め決めた判断基準に合致する組成を有するみず
ごけ集合体が存在している上記生育現場の領域を同定
し、 − 上記領域から、約1から約3の範囲のフォンポスト
値を示す植物原料を収穫し、そして − 上記領域から収穫した植物原料を成形して、構造的
一体性を示す液体吸収材製品を生じさせる、段階を含ん
でいる。
【0032】本明細書で具体化しそして幅広く説明する
ように、本発明はまた、 1)植物亜族アクチフォリア由来の全ての種、 2)植物亜族リギダ由来の全ての種、 3)植物亜族スブセクンダ由来の全ての種、 4)植物亜族クスピダタ由来の全ての種、 5)植物亜族パルストリア由来のスファグヌム・セント
ラレ(Sphagnum centrale)、スファ
グヌム・エリスロカリックス(Sphagnum er
ythrocalyx)、スファグヌム・ヘンリエンス
(Sphagnum henryense)、スファグ
ヌム・ペリカエチアル(Sphagnum peric
haetiale)、スファグヌム・ポルトリセンス
(Sphagnum portoricence)、 から成る群から選択される少なくとも1つの種に属する
みずごけ植物の本質的に未分解の粒子を主に含んでい
る、約1から約4の範囲の吸収性能指数を示す構造的一
体性を示す液体吸収材製品も提供する。
【0033】
【好適な態様の説明】みずごけは、この植物の底の部分
が死滅し徐々に分解してピートを生じながらその上部か
ら成長している植物である。よく知られているように、
ピート湿地と通常呼ばれているみずごけ湿地は、典型的
に、垂直な断面層を形成している。この湿地の最も上の
層は、生きている植物相、主に生きているみずごけ植物
の葉、枝および花で構成されているが、これはまた、こ
の湿地で生育する他の植物も含んでいる。この最も上の
層は、約2.5センチメートルから約18センチメート
ルの範囲の深さにまで及んでいる。
【0034】この最上層の下には、未分解の死滅したみ
ずごけを含んでいる第一中間層が存在しており、これに
は、他の生きている植物の根が含まれている。この第一
中間層は、比較的明るい色を有する繊維状であることに
よって特徴づけられ、この植物の構造は一般に無傷のま
まである。このような層は、その表面の下約18センチ
メートルの深さから約1メートルの範囲に及んでいる可
能性がある。
【0035】この第一中間層の下には、部分的に分解し
たみずごけの第二中間層が位置しており、これは一般
に、色区分の明確な線によってその第一中間層と区別さ
れ得る。この第二中間層は、その深さが、植物構造がも
はや見られなくなりそして色が褐色から黒色になってい
る地点に至るにつれて益々色が暗くなると共に植物の構
造分解が増大していることによって特徴づけられる。こ
の第二中間層の下方部分は、典型的に、燃料として利用
されるみずごけ湿地の部分である。この層は、その表面
から約1メートルの深さから約2.5メートルの深さの
範囲に及んでいる可能性がある。
【0036】この第二中間層の下には、みずごけ植物が
分解する最終段階である底層である。この底層は通常
「黒色土」と呼ばれており、見分けられる程の植物構造
は本質的に全く存在しておらずそして色が黒いことによ
って特徴づけられる。この材料は、その表面から約2.
5メートルの深さから約4メートルの深さの範囲で見付
け出され得る。ある場合として、みずごけの多い湿地に
はこの層が含まれていない。
【0037】フォンポスト方法は、死滅したみずごけの
分解度を区別するに有効な手段である。この試験は、異
なる深さの所で集めたみずごけのサンプルをプレスした
後、その排出された水の色を、参考写真1、2、3およ
び4に示す色チャートと比較することを含んでいる。参
考写真1に一致する色を有する奇麗な液体を放出する湿
地の層から得られるみずごけに値1を割り当てる。それ
よりも若干深い所に位置していていくらかの分解度を示
すみずごけに値2を割り当てる。この放出される水は、
参考写真2に示すように若干色が付いている。その排出
水が次第に暗色になりそして益々有機粒子を保持するよ
うに、深さが増しそしてその示す分解度が増大する地点
で集めたみずごけに、3から10のフォンポスト値を割
り当てる。参考写真3および4は、それぞれ3および4
のフォンポスト値を示すサンプルから出て来る水の色を
示している。4を越えたフォンポスト値に関する色チャ
ートは示していない、と言うのは、これらは本発明を理
解する目的にとって必要でないと見られるからである。
【0038】北アメリカに存在しているみずごけ種の数
はかなりの数である。下記の表は、メキシコの北で確認
されたみずごけ種を示している。
【0039】A. パルストリア亜族 *スファグヌム・セントラレ(Sphagnum ce
ntrale)、スファグヌム・エリスロカリックス
(Sphagnum erythrocalyx)、ス
ファグヌム・ヘンリエンス(Sphagnum hen
ryense)、 *スファグヌム・イムブリカツム(Sphagnum
imbricatum)、 *スファグヌム・マゲラニクム(Sphagnum m
agellanicum)、 *スファグヌム・パルストレ(Sphagnum pa
lustre)、 *スファグヌム・パピロスム(Sphagnum pa
pillosum)、スファグヌム・ペリカエチアル
(Sphagnum perichaetiale)、
スファグヌム・ポルトリセンス(Sphagnum p
ortoricence)、 B. リギダ亜族 スファグヌム・コムパクツム(Sphagnum co
mpactum)、スファグヌム・ストリクツム(Sp
hagnum strictum)、 C. スクアロサ亜族 *スファグヌム・スクアロスム(Sphagnum s
quarrosum)、 *ストリクツム・テレス(Sphagnum tere
s)、 D. インスロサ(INSULOSA)亜族 *スファグヌム・アオングストロエミイ(Sphagn
um aongstroemii)、 E. スブセクンダ亜族 *スファグヌム・アウリクラツム(Sphagnum
auriculatum)、スファグヌム・カロリニア
ヌム(Sphagnum carolinianu
m)、 *スファグヌム・コントルツム(Sphagnum c
ontortum)、スファグヌム・クリスプム(Sp
hagnum crispum)、スファグヌム・シク
ロフィルム(Sphagnum cyclophylu
m)、 *スファグヌム・イヌンダツム(Sphagnum i
nundatum)、スファグヌム・オリエンタレ(S
phagnum orientale)、 *スファグヌム・プラチプリルム(Sphagnum
platyplyllum)、スファグヌム・ペルフォ
リアツム(Sphagnum perfoliatu
m)、スファグヌム・ピラエシイ(Sphagnum
pylaesii)、スファグヌム・スボベスム(Sp
hagnum subobesum)、スファグヌム・
スブセクムヅム(Sphagnum subsecum
dum)、 F. イソクラヅス(ISOCLADUS)亜族 スファグヌム・マクロフィルム(Sphagnum m
acrophyllum)、 G. クスピダタ亜族 *スファグヌム・アングスチフォリウム(Sphagn
um angustifolium)、 異名:S.parvifolium S.recurvum var. tenue *スファグヌム・アヌラツム(Sphagnum an
nulatum)、 *スファグヌム・アヌラツム・バル・ポロスム(Sph
agnum annulatum var poros
um)、 異名:S.jensenii *スファグヌム・バルチクム(Sphagnum ba
lticum)、 *スファグヌム・クスピダツム(Sphagnum c
uspidatum)、 *スファグヌム・ファラックス(Sphagnum f
allax)、 異名:S.apiculatum S.recurvum var. mucronatu
m スファグヌム・フィツゲラルジイ(Sphagnum
fitzgeraldii)、スファグヌム・フレクス
オスム(Sphagnum flexuosum)、 異名:S.amblyphyllum S.recurvum var. amblyphyl
lum *スファグヌム・レネンセ(Sphagnum len
ense)、 *スファグヌム・リンドベルギイ(Sphagnum
lindbergii)、 *スファグヌム・マジュス(Sphagnum maj
us)、 異名:S.dusenii スファグヌム・メンドシウム(Sphagnum me
ndocium)、 *スファグヌム・オブツスム(Sphagnum ob
tusum)、 *スファグヌム・プルクルム(Sphagnum pu
lchrum)、 *スファグヌム・リパリウム(Sphagnum ri
parium)、 *スファグヌム・スプレンデンス(Sphagnum
splendens)、 *スファグヌム・テネルム(Sphagnum ten
ellum)、 *スファグヌム・トレヤヌム(Sphagnum to
rreyanum)、 H. ポリクラダ(POLYCLADA)亜族 *スファグヌム・ウルフィアヌム(Sphagnum
wulfianum)、 I. アクチフォリア亜族 *スファグヌム・アンデルソニアヌム(Sphagnu
m andersonianum)、 *スファグヌム・アンゲルマニクム(Sphagnum
angermanicum)、スファグヌム・バルト
レチアヌム(Sphagnum bartlettia
num)、 *スファグヌム・フィムブリアツム(Sphagnum
fimbriatum)、 *スファグヌム・フラヴィコマンス(Sphagnum
flavicomans)、 *スファグヌム・フスクム(Sphagnum fus
cum)、 *スファグヌム・ギルゲンソーニイ(Sphagnum
girgensohnii)、スファグヌム・ジュン
グウニアヌム(Sphagnum junghuhni
anum)、スファグヌム・メリデンセ(Sphagn
um meridense)、 *スファグヌム・ネモレウム(Sphagnum ne
moreum)、 異名:S.capillaceum S.acutifolium S.capillifolium *スファグヌム・キンクエファリウム(Sphagnu
m quinquefarium)、 *スファグヌム・ルベルム(Sphagnum rub
ellum)、 *スファグヌム・ルッソーイ(Sphagnum ru
ssowii)、 異名:S.Robustum *スファグヌム・スブフルブム(Sphagnum s
ubfulvum)、スファグヌム・スブニテンス(S
phagnum subnitens)、 異名:S.plumulosum スファグヌム・スブチレ(Sphagnum subt
ile)、スファグヌム・テネルム(Sphagnum
tenerum)、 *スファグヌム・ワルンストルフィイ(Sphagnu
m warnstorfii)、 異名:S.warnstorfianum。
【0040】種々の亜族由来の個々のみずごけ種が示す
吸収特性を評価することにより、これらの吸収特性が1
亜族から別の亜族で本質的に異なると言った予想外の発
見がもたらされた。このような発見は、下記の純粋な生
きているみずごけ種を研究することによって成されたも
のである。
【0041】 種 亜族 フスクム アクチフォリア ルベルム アクチフォリア マゲラニクム パルストリア パピロスム パルストリア レクルブム クスピダタ クスピダツム クスピダタ スブセクンヅム スブセクンダ コムパクツム リギダ 純粋なみずごけ種を成形して構造的一体性を示すシート
を生じさせ、これに関する試験を行うことによって、こ
れらの種が示す液体吸収力の評価を行う。最初に一定の
種の生みずごけをスラリーに変換することを通して、構
造的一体性を示すシートの製造を行う。標準的な0.4
5キログラム(kg)のバレイ・ビーター(Valle
y Beater)の中でみずごけを1kgの負荷で5
分間処理することによって、上記を達成する。この処理
が終了した時点で、このスラリーにスフォこはく酸ジオ
クチル(di−octyl sufosuccinat
e)の溶液(全懸濁液の0.1重量%)を加える。この
スフォこはく酸ジオクチル溶液は、Allied Co
lloids Companyから商標「Alcopo
l 60」の下で商業的に入手可能な湿潤剤である。
【0042】次に、このスラリーを、30.5センチメ
ートル(cm)x30.5cmの正方形の有孔プレート
上に置いた後、完全乾燥状態になるまで150℃で乾燥
させる。次に、このシートを、65%の相対湿度に維持
されている標準的なテニーキャビネット(Tenney
Cabinet)の中で再び湿らす。このシートが2
0%重量/重量の量で水蒸気を取り戻すまで、このシー
トをそのテニーキャビネット内に維持する。
【0043】この液体吸収試験のいくつかに関して、こ
のシートを、一次cm当たり約550kgの圧力で、直
径が20.3cmの1対のロールの間でカレンダー加工
する。
【0044】各みずごけ種のサンプルシートに、以下に
記述する試験BからGを受けさせる。試験Aではサンプ
ル材料としてみずごけのスラリーを用いており、その他
の試験で用いた構造的一体性を示すシートでないことか
ら、これは例外である。
【0045】A. 1平方センチメートル当たり0グラ
ム(g/cm2)、17.6g/cm2および105.5
0g/cm2の種々の負荷下で未乾燥ペーストが示す保
持プロファイル みずごけ材料のスラリーを充分に飽和させて、底に穴が
開いている筒状容器の中に入れる。このみずごけの上に
均一な圧力をかけ、そして0g/cm2、17.6g/
cm2および105.50g/cm2の圧力下で排出され
る水の量を記録することにより、これらの圧力下で乾燥
みずごけ1g当たりに保持される水の量を計算する。そ
の結果を以下に表に示す。
【0046】 種 0g/cm2 17.6g/cm2 105.50g/cm2 圧力下の保持 圧力下の保持 圧力下の保持 (cc/g) (cc/g) (cc/g) フスクム 38 27 17 ルベルム 36 24 16 マゲラニクム 53 32 21 パピロスム 51 33 18 レクルブム 38 27 17 クスピダツム 47 27 16 スブセクンヅム 44 38 17 コムパクツム 41 37 16 B. カレンダー加工していないシートに関する7.0
4g/cm2の負荷下における飽和容量(重量吸収試験
システム) 多孔質の網目構造が示す最終的吸収容量を測定する目的
で重量吸収試験システム(以後「GATS」)を用い
る。このGATS装置には、水溶液で満たされている垂
直ビューレットと流体連結しているフリットガラス製の
水平な多孔質プレートが備わっている。この試験操作
は、カレンダー加工していないサンプルシートとそのフ
リットガラスプレートとを7.04g/cm2の圧力下
で接触させて位置させることにより、毛細管吸引力の影
響下でそのサンプルシートにその水溶液を吸収させるこ
とを含んでいる。そのビューレット内の水溶液のレベル
をそのフリットガラスプレートの上表面の下1センチメ
ートルの所に維持することによって達成される、1セン
チメートルから成る負の圧力ヘッド下で、そのフリット
ガラスプレートとサンプル材料との界面にその水溶液を
供給する。このフリットガラスプレートから水溶液が吸
収されることによって望ましない圧力ヘッド上昇が生じ
るのを防止する目的で、電子機器制御システムを用い
て、その水溶液がそこから取り出されるのと同じ速度で
このビューレットに水溶液を継ぎ足すことにより、その
水溶液のレベルを一定に保つ。
【0047】このサンプル材料が示す残存毛細管吸引力
がその負の圧力ヘッドと釣り合う時、この水溶液の吸収
が止まる。次に、このビューレットから取り出された水
溶液量を観察し、そしてこれをそのサンプルの重量で割
ることにより、重量単位当たりのサンプル材料が示す最
大吸収容量が得られる。この試験の結果を以下の表に報
告する。
【0048】 種 GATS結果(cc/g) フスクム 24.5 ルベルム 22.0 マゲラニクム 18.0 パピロスム 20.0 レクルブム 23.5 クスピダツム 21.5 スブセクンヅム 26.0 コムパクツム 23.0 C. 7.04g/cm2の1つの負荷下、および7.
04g/cm2に続く35.19g/cm2に続く7.0
4g/cm2のサイクルを用いた、カレンダー加工した
シートに関する飽和容量(重量吸収試験システム) 下記を除き上のBに示したのと同じ操作に従う。7.0
4g/cm2圧力下でそのサンプルによる水溶液吸収が
止まった時点で、この圧力を35.19g/cm2にま
で上昇させた後、このサンプル内に残存している水溶液
量を記録する。この圧力を放出して7.04g/cm2
にまで下げた後、このサンプル内の液体量を再び観察す
る。この試験の結果を以下の表に報告する。
【0049】 種 7.04g/cm2 35.19g/cm2 7.04g/cm2 におけるGATS におけるGATS におけるGATS フスクム 17.1 11.9 15.7 ルベルム 16.7 10.4 16.3 マゲラニクム 24.1 14.3 22.0 パピロスム 22.2 12.4 19.7 レクルブム 16.7 9.7 15.1 クスピダツム 18.4 10.8 16.4 スブセクンヅム 20.0 10.7 17.1 コムパクツム 20.8 10.8 18.5 D. カレンダー加工したシートが示す、45度におけ
る吸い込み(容量および高さ) このサンプル材料を45度に傾け、そしてその下端を、
水溶液が入っている容器の中に浸漬する。毛細管吸引力
の結果として、液体がそのサンプルによって吸収され、
重力に逆らって縦方向に移動する。このサンプルの下端
から測定した、その液体前面が移動した距離(センチメ
ートル)を、15分、30分、60分および120分で
記録する。上記時間間隔で、このサンプル内に入ってい
る液体量もまた記録する。このサンプルの重量を測定し
そしてこの測定値からそのサンプルの乾燥重量を差し引
くことによって、上記の測定を行う。このサンプルが吸
収した液体量を、100g/m2の基本重量と1cmの
幅を有する乾燥サンプルを基準にして正規化する。この
試験結果を以下の表に報告する。
【0050】 種 15分の 30分の 60分の 120分の 液体前面位 液体前面位 液体前面位 液体前面位 (cm) (cm) (cm) (cm) フスクム 14 17 23 26 ルベルム 14 17 22 26 マゲラニクム 13 14 23 27 パピロスム 14 17 22 26 レクルブム 11 12 15 16 クスピダツム 9 14 17 22 スブセクンヅム 11 12 14 16 コムパクツム 13 15 17 21 種 15分の 30分の 60分の 120分の 液体吸収量 液体吸収量 液体吸収量 液体吸収量 フスクム 1.4 1.6 2.0 2.3 ルベルム 1.3 1.6 1.8 2.2 マゲラニクム 1.4 1.8 2.3 2.6 パピロスム 1.6 2.0 2.4 2.8 レクルブム 1.1 1.3 1.4 1.6 クスピダツム 0.9 1.1 1.5 1.8 スブセクンヅム 1.1 1.2 1.4 1.6 コムパクツム 1.4 1.6 1.8 2.2 E. カレンダー加工したシートが示す、45度におけ
る液体詰め込み容量 45度に傾けた面の上に10.16cmx17.78c
mのサンプルを置き、上に吊したビューレットからこの
サンプル重量の10倍に相当する水溶液をそのサンプル
の上に放出させることで、このサンプル内に保持される
流体の重量を測定することにより、詰め込み容器を測定
する。このビューレットはこのサンプルの最上部から約
1.2cm離れた地点にあり、そのサンプルにはほとん
ど触れていない。このサンプルが保持する液体量を、そ
の放出させた液体の全重量のパーセントで表す。この試
験結果を以下の表に報告する。
【0051】 種 45度の詰め込み容量(%) フスクム 100 ルベルム 88 マゲラニクム 93 パピロスム 99 レクルブム 43 クスピダツム 76 スブセクンヅム 10 コムパクツム 99 F. カレンダー加工したシートが示す乾燥力 大きさが5.08cmx25.4cmのみずごけ材料シ
ートサンプルを準備する。基本重量が200g/m2
ありそしてそのみずごけサンプル1グラム当たり5立方
センチメートルに相当する量の水溶液で湿らせた、パル
プくず材料の試験パッドを、上記みずごけサンプルの上
に置く。このサンプルによって取り出される液体量を、
30分、120分および180分で測定する。この試験
パッドの重量を測定しそしてこの測定値からこのパッド
の乾燥重量を引くことによって、上記の測定を行う。こ
の試験パッド内に残存している液体重量をその乾燥試験
パッド重量で割ることによって、その結果を表す。この
試験結果を以下の表に報告する。
【0052】 種 30分の試験 120分の試験 180分の試験 パッド内液体量 パッド内液体量 パッド内液体量 フスクム 5.8 3.1 2.7 ルベルム 6.9 3.5 2.8 マゲラニクム 5.3 2.5 2.15 パピロスム 5.80 2.7 2.25 レクルブム 9.5 8.2 8.0 クスピダツム 5.1 3.2 2.8 スブセクンヅム 10.2 8.8 8.4 コムパクツム 9.3 7.4 6.4 G. −40cm水圧における多孔質プレート保持 みずごけ材料のサンプルを充分に飽和させた後、U字管
に備わっている1つの足の上に位置させた穴開きプレー
トの上に置く。この管内の水レベルをそのサンプルの下
40cmの所に維持することにより、このサンプルに対
して、40cmに相当する負の水圧を一定に保持する。
このサンプル内に保持される水の量を観察し、その乾燥
サンプルの重量で表す。この試験の結果を表6に報告す
る。
【0053】 種 −40cm水圧保持 フスクム − ルベルム − マゲラニクム 8.0 パピロスム 6.5 レクルブム 4.5 クスピダツム 5.0 スブセクンヅム 4.5 コムパクツム 5.5 これらの試験結果を集計し、そして各試験カテゴリーで
最良の性能を示す3つの見地で、これらのみずごけ種の
等級付けを行う。その結果を以下の表に示す。
【0054】
【表1】
【0055】次に、これらの種を、現れる頻度によって
下記の如く等級付けする。
【0056】 種 現れる頻度 亜族 フスクム 4 アクチフォリア ルベルム 0 アクチフォリア マゲラニクム 7 パルストリア パピロスム 7 パルストリア レクルブム 1 クスピダタ クスピダツム 2 クスピダタ スブセクンヅム 1 スブセクンダ コムパクツム 3 リギダ 植物の構造、例えばとりわけ葉の相対的大きさおよびそ
れらの量などを用いて、みずごけが示す吸収特質を決定
する。従って、一定の亜族の全ての種の間に形態学的類
似性があることは、この亜族の種が共通の液体吸収特性
を共有していることを伴っているものと理論付けする。
この原則を基準にして、異なるみずごけ種の間で観察し
た液体吸収特性の変動を種間変動に換算することができ
る。その結果として、試験AからFの結果をここに各試
験の上位3ランクに現れる各亜族の頻度で表すことがで
きる。各亜族に関して、それの種が現れる頻度を合計す
ることによって、上記を達成する。その結果を以下に示
す。
【0057】 亜族 現れる頻度 パルストリア 14 アクチフォリア 4 クスピダタ 3 リギダ 3 スブセクンダ 1 最後に、現れる頻度を基準にしてこれらの亜族に下記の
性能等級を割り当てる。
【0058】 亜族 等級 パルストリア 4 アクチフォリア 3 クスピダタ 2 リギダ 2 スブセクンダ 1 植物源と液体吸収力との間で観察した関係が当てはまる
のは、このみずごけが死滅しておりそして主に未分解状
態の時、即ちこのみずごけが約1から約3の範囲、最も
好適には約1から約2の範囲のフォンポスト値を示す場
合のみであることを注目することが重要である。フォン
ポスト値が有意に3よりも高い場合、植物が高度に分解
していてそれの形態学的同定性を失っていることを示し
ている。その結果として、その分解した植物が示す液体
吸収力はもはやその構造と相関関係を示さない。
【0059】このみずごけが、異なる亜族由来の種を含
んでいる組成物である場合、平均の重量吸収等級である
性能指数を計算することによって、液体吸収媒体として
その組成物の品質を見積もることができる。このみずご
け組成物内に存在している異なる亜族に割り当てた個々
の性能等級を合計し、これらの種々の亜族の個々の割合
をかけることによって、上記を行うことができる。例え
ば、65%がパルストリア亜族由来のみずごけ種であり
35重量%がアクチフォリア亜族由来のみずごけ種であ
るみずごけ組成物における平均重量吸収等級は、(4x
0.65)+(3x0.35)=3.65である。
【0060】この性能指数の計算で考慮しているのはそ
の組成物に含まれているみずごけ成分のみであり、他の
種類の材料に関しては全く考慮していない。例えば、こ
の吸収材網目構造が示す構造的保全を増大させる目的で
ポリエステル繊維をみずごけ吸収材コアの中に組み込む
ことは通常である。このようなみずごけ組成物では、こ
の繊維状のポリエステル材料はその性能指数の計算に対
して明白である。2番目として、この性能指数が、特定
の組成物が液体を吸収する能力の有効な指示となるの
は、この組成物がパルストリア、アクチフォリア、リギ
ダ、スブセクンダ、クスピダタおよびそれの混合によっ
て構成されている亜族群から選択されるみずごけを有意
な比率で含んでいる時のみである。別の亜族由来の種が
存在していたとしても少量である場合、その亜族にゼロ
等級を割り当てることによってこれを係数としてその性
能指数計算の中に入れる(これは、この性能指数を作り
上げている種の貢献を中和する効果を示す)。実際、貢
献しない種が存在していると、そのみずごけ全体部内の
その貢献している認識された種の濃度が小さくなること
によって、その性能指数が小さくなる。
【0061】特定の亜族にゼロ等級を割り当てるには2
つの理由がある。1番目として、この亜族は液体を吸収
する能力をほとんどか或は全く有していない可能性があ
ること。2番目として、この亜族は試験されていない可
能性があり、従ってそれの液体吸収特性が未知であるこ
と。このような場合、ゼロ等級を用いることにより、誤
差のための余地を保持しながらこの性能指数の計算を完
成させることが可能になる、と言うのは、多くの場合、
これらの試験していない種は液体を少なくともある程度
吸収する可能性があり、従ってこのようなみずごけ組成
物はその性能指数が示唆するよりもいくらか高い吸収力
を示すと思われるからである。
【0062】みずごけ組成物が示す液体吸収潜在力の評
価を行うことができることを有利に用いて、天然に存在
している生のみずごけ組成物が使い捨て可能吸収材製品
用吸収材コア(これは、予め決めた液体吸収仕様に合致
するか或はそれを越える必要がある)を製造するに適切
な出発材料であるか否かを確かめることができる。典型
的には、種々のみずごけ種が変わり易い様式で存在して
いるみずごけの多い湿地から生のみずごけが収穫されて
いる。その結果として、このみずごけが示す組成は、そ
の湿地の1つの領域から別の領域へと幅広く変化してい
る。そのみずごけの組成が充分な吸収性を示す精製製品
を製造するに適切でない、湿地の領域から原料を収穫す
ることを回避する目的で、このみずごけの多い湿地を調
査し、この湿地の地図を書いて、吸収力が劣っている原
料を供給し易い領域から、許容されるみずごけ組成物が
含まれている領域を描写する。この方法を用い、一定し
た液体吸収特性を示す原料をもたらす選択的収穫を行う
ことによって、バイオマスの効率良い探求を行うことが
可能になる。
【0063】異なる位置からサンプルを採取しそして各
位置の座標を記録することによって、このみずごけの多
い湿地の調査を実施する。この地図から求めた所望の分
解能に従って、このサンプリング率を選択する。次に、
各サンプルに顕微鏡検査を受けさせることにより、存在
しているみずごけ種を同定しそしてまた各種の相対的数
を見積もる。目で見て観察したそのサンプル内に現れる
各種の頻度を用いて、このみずごけ組成物内のそれらの
種の割合を確立する。共通の亜族に属する種の割合を一
緒に加えて、亜族の見地からこのみずごけの組成を表
す。
【0064】その次の段階は、このサンプル内に存在し
ている各亜族に適当な性能等級を割り当てそしてこの組
成の重量性能等級平均を計算することによって、各サン
プルが示す性能指数を計算する段階である。その得られ
るデータとそのサンプルの座標とを相互に関係付けるこ
とにより、許容されない材料の領域から、許容され得る
組成を有するみずごけが含まれている領域を示すみずご
け湿地の地図を作成する。次に、この地図をガイドとし
て用いてみずごけを選択的に収穫することにより、一定
した品質を示す原料が得られる。
【0065】そのみずごけの多い湿地の全体またはそれ
の大きな部分の地図を作成するのが望ましくない場合、
その領域の収穫を行う直前に、一定の領域に関して限定
された調査を実施することも可能である。これらの試験
を行うことによって許容され得る品質を示す原料が存在
していることが示されたならば、収穫操作を開始する。
しかしながら、この原料が許容されないものであると言
った結果が得られた場合、この収穫操作を別の位置に移
動させる。
【0066】許容され得る品質を示す原料をもたらす湿
地部位から収穫したみずごけを加工現場に移して、構造
的一体性を示すシートに変換する。この生のみずごけを
湿った状態で分級して、微細物と通常呼ばれている極め
て微細な材料と、このピートモス材料が示す吸収性に有
意な貢献を示さない根、枝などを含む大きな片の材料を
除去する。10号メッシュのふるい(2000ミクロ
ン)の上に残存している全てのものを廃棄しそしてまた
60号メッシュのふるい(250ミクロン)を通過する
全てのものを廃棄するようにして、上記分級を実施す
る。好適には、14号メッシュのふるい(1410ミク
ロン)の上に残存している全てのものを廃棄しそして1
00号メッシュのふるい(149ミクロン)を通過する
全てのものを廃棄する。
【0067】生のみずごけ材料が入っている水スラリー
を生じさせた後、連続的ふるい分け段階を通してこのス
ラリーを流すことによって、このスラリーから微細物と
過剰大粒子を抽出することを含む湿潤スクリーン方法を
用いて、この分級を実施する。
【0068】このふるい分けしたみずごけ部分を水で希
釈して、処理し易いスラリーを生じさせる。望まれるな
らば、このスラリーに繊維状成分を加えてもよい。この
繊維状成分には、クラフトウッドパルプおよび砕木パル
プの如き材料が含まれ得る。本明細書で用いる言葉「砕
木パルプ」は粉砕木パルプ、加工熱パルプおよび精砕機
ウッドパルプを包含することを意味している。粉砕木
は、木および枝の皮を剥ぎ、奇麗にした後、粉砕して粒
状物にしたものである。精砕機ウッドパルプが粉砕木パ
ルプと異なっているのは、その粉砕段階で精砕機を用い
ていること、即ち本分野でよく知られている盤様装置を
用いていることのみであり、この装置には一般に、これ
らの木粒子と最後に接触する周囲部分に金属リブが備わ
っていて、これがその木の繊維に過剰な損傷を与えるこ
となくこれらの分離を行う補助を行っている。加工熱ウ
ッドパルプは、その精砕機内にそのウッド粒子が存在し
ている時に、蒸気を通常用い、それらの加熱が行われて
おりそしてこの加熱が更にその木繊維の分離を行う補助
となっている以外、その精砕機パルプと類似している。
これらの砕木パルプが示す共通した特徴は、これらの繊
維の分離を行う試みを行う時に化学的手段が用いられて
いない点であるが、これらを小さくして細かい粒状物に
した後、これらに所望の化学処理を後で受けさせること
は可能である。
【0069】好適には、本発明の構造的吸収材シートで
砕木パルプを用いる場合、このような砕木パルプは約6
0から750、好適には約400から600のカナダ基
準ろ水度(TAPPI試験方法T−227)を示すもの
である。
【0070】またこのピートモスと組み合わせて用いる
ことが可能なクラフトウッドパルプは、本質的に化学処
理されている長繊維パルプ、例えば亜硫酸塩および硫酸
塩ウッドパルプである。
【0071】この繊維状成分はまた、天然もしくは合成
の織物繊維、例えば綿リンター、レーヨン、ポリエステ
ル、ナイロン、アクリル系などを含んでいてもよく、こ
れは、約0.64cmから約1.91cm、好適には約
1.27cmの長さおよび約1.0から5のデニールを
示し、そして約2から約20重量%、最も好適には約2
から約6重量%の量で存在している。
【0072】長網抄紙機ワイヤーの上でこのスラリーを
シート状にした後、脱水することによって出発シートを
生じさせる。このスラリーは約0.1から約1重量%固
体の範囲であってもよく、例えば着色剤、湿潤剤、接着
剤などの如き他の材料をこのスラリーに加えることも可
能である。その長網抄紙機ワイヤーの上にこのスラリー
を置いた後、真空の影響下で初期の脱水を生じさせて、
この水含有量を固体重量部当たり約5重量部の水にして
もよい。
【0073】この真空脱水を行っている間の圧力差およ
び長網抄紙機ワイヤーの速度などの如きファクターを変
化させることによって、このシートの密度を調節するこ
とができる。一般に、真空度を下げてその速度を上昇さ
せると、より低い密度を示す製品が得られるであろう。
このシート1平方メートル当たり約160から約375
グラムの固体から成る量でシートを置き、そして19ミ
リメートル水銀(mmHg)から28mmHgの真空圧
を用いると、適切な低密度のみずごけ板を製造すること
ができる。その長網抄紙機ワイヤーの速度およびその真
空スロットの幅(この下で、そのシートがその真空の圧
力差に暴露される)を変化させて、この真空スロットに
おけるこのシートの滞留時間が約1から約5秒になるよ
うにすべきである。例えば、各々の幅が2.5cmのス
ロットを2つ用い、1分当たりの長網抄紙機ワイヤー速
度を約0.76メートルにすると、その滞留時間は約
1.5秒になり、この場合、1平方メートル当たり21
5グラムのレイダウン(lay down)を用いると
低密度の板が得られる。同様に、各々の幅が2.5cm
のスロットを4つ用い、1分当たりの長網抄紙機ワイヤ
ー速度を0.52メートルにすると、その滞留時間は
4.4秒になり、ここでもまた、低密度のみずごけシー
トが得られる。上記実施例の各々における真空度は約2
2.5mmHgである。
【0074】選択するパラメーターに関係なく、カレン
ダー加工にかける前のその得られるシートは低密度のも
のであり、一般に約0.04から約0.12g/cm2
である。
【0075】本発明の特定態様において、上記シートと
クラフトウッドパルプの補強層から積層物を製造する。
好適には、最初にこのクラフトウッドパルプを、約0.
1重量%固体であってもよいスラリーから長網抄紙機ワ
イヤー上に置く。このクラフトスラリーの脱水を行った
後、第二地点に移し、ここで、このクラフト層の上に直
接そのみずごけと添加剤を置く。この複合層の脱水を行
うことによって、その表面にクラフトパルプ層が接着し
ている、本明細書で説明する低密度みずごけシートの積
層物を得ることができる。上記積層物が示す強度特質
は、そのみずごけ板を単独で用いた時に得られる結果よ
りも高い。この用いるクラフトを漂白してそれが比較的
高い値、例えば約450から750のカナダ標準ろ水度
を示すようにするのが好適である。このみずごけに対す
るクラフト層の割合は決定的でないが、1平方メートル
当たり約5.5から54グラムのクラフトウッドパルプ
が入っている層を用いると適切な製品が得られる。
【0076】望まれるならば、このみずごけ層の上にま
たクラフトウッドパルプ層を置くことで、クラフトウッ
ドパルプの2つの層で中心のみずごけコアが覆われてい
るサンドイッチ様構造物を生じさせてもよい。この形態
の構造では更にその最終シートの強度特質が増強されて
いる。
【0077】この得られる積層物を乾燥させた後、カレ
ンダー加工することによって、それの乾燥力を増大させ
る。上記積層物の構造を図1に示し、包括的に参照番号
10で表す。参照番号12はそのみずごけ層を表してい
る一方、参照番号14および16はその補強用クラフト
ウッドパルプ層を示している。
【0078】この構造的一体性を示すシートが示す心地
よさ潜在力を増大させる目的で、このカレンダー加工操
作を行った後、パーフ−エンボス加工(perf−em
bossing)またはミクロコルゲーティング(mi
crocorrugating)の如き機械的処理を行
う。このような処理は本分野の技術者によく知られてお
り、これらは、このシートが示す堅さを低くする目的で
このシートを柔らかくする効果を示す。
【0079】この柔らかくしたシートは、生理用ナプキ
ン、おむつ、尿パッド、成人用ブリーフ、創傷用包帯な
どの如き使い捨て可能吸収材製品で用いるに適切な吸収
材コアを生じる。本発明に従う吸収材シートが組み込ま
れている生理用ナプキンの代表的例を図2に示す。参照
番号18で包括的に示す生理用ナプキンには、本発明に
従う構造的一体性を示す吸収材シート10で出来ている
吸収材コアが含まれている。体に接触する液体透過性層
20と、この生理用ナプキン18に備わっている衣服に
面する表面から体滲出液が出るのを防止する液体不透過
性層22とで作られているジャケットの中に、上記吸収
材コアを取り付ける。
【0080】本明細書における説明、実施例および示唆
的使用は本発明の範囲を限定するものでない、と言うの
は、本発明の精神から逸脱しない限り修飾を行うことが
できるからである。衛生および他のヘルスケア用途のた
めの本発明の製品および方法の適用は、本分野の技術者
に現在知られているか或は将来認識されるであろう何ら
かの衛生保護、失禁、医学および吸収材に関する方法お
よび技術を用いることで達成され得る。従って、添付請
求の範囲に入ることを条件として、本発明の修飾形およ
び変形、並びにそれの相当物を本出願に含めることを意
図している。
【0081】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0082】1. 約1から4未満の範囲の吸収性能指
数を示す、パルストリア、アクチフォリア、リギダ、ス
ブセクンダおよびクスピダタから成る群から選択される
少なくとも2種の植物亜族に属するみずごけ植物の本質
的に未分解の粒子を主に含んでいる、構造的一体性を示
す液体吸収材製品。
【0083】2. 上記吸収性能指数が約2から4未満
の範囲である第1項記載の構造的一体性を示す製品。
【0084】3. 上記吸収性能指数が約3から4未満
の範囲である第1項記載の構造的一体性を示す製品。
【0085】4. 上記製品を機械的に柔らかくして上
記製品が示す柔らかさおよび柔軟性を上昇させた第1項
記載の構造的一体性を示す製品。
【0086】5. 上記製品をパーフ−エンボス加工お
よびミクロコルゲーティングから成る群から選択される
方法で機械的に柔らかくした第4項記載の構造的一体性
を示す製品。
【0087】6. 上記製品がシートの形態である第1
項記載の構造的一体性を示す製品。
【0088】7. 上記製品が、上記製品の構造的一体
性を増強する補強層を含んでいる積層構造を有する第6
項記載の構造的一体性を示す製品。
【0089】8. 上記補強層が上記製品の外側表面を
形成している第7項記載の構造的一体性を示す製品。
【0090】9. 上記製品が、みずごけ植物の上記粒
子が入っている吸収材層を含んでおり、ここで、上記吸
収材層が上記補強層と結合しており、そしてここで、上
記補強層が繊維状材料で作られている第8項記載の構造
的一体性を示す製品。
【0091】10. 上記製品が、間隔を置いて離れた
関係にある1対の繊維状材料で出来ている補強層を含ん
でおり、ここで、上記吸収材層が上記繊維状材料の補強
層の間に取り付けられている第9項記載の構造的一体性
を示す製品。
【0092】11. 上記補強層がクラフトウッドパル
プ繊維を含んでいる第7項記載の構造的一体性を示す製
品。
【0093】12. 上記製品がレーヨン、ポリエステ
ル、ナイロン、アクリル系、クラフトウッドパルプ、砕
木パルプ、綿リンターおよびそれらの混合物から成る群
から選択される成分を含んでいる第1項記載の構造的一
体性を示す製品。
【0094】13. − 約1から4未満の範囲の吸収
性能指数を示す、パルストリア、アクチフォリア、リギ
ダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る群から選択
される少なくとも2種の植物亜族に属するみずごけ植物
の本質的に未分解の粒子を主に含んでいる吸収材コア、
および − 上記吸収材コアに重ね合わせた、体に接触する液体
透過層、が備わっている使い捨て可能吸収材製品。
【0095】14. 上記吸収材コアによって捕捉され
た流体が上記吸収材製品から出るのを防止するための、
上記吸収材コアの下側に位置している液体不透過層を更
に含んでいる第13項記載の使い捨て可能吸収材製品。
【0096】15. 上記製品が生理用ナプキン、おむ
つ、成人用失禁ブリーフ、尿パッドおよび創傷用包帯か
ら成る群から選択される第13項記載の使い捨て可能吸
収材製品。
【0097】16. 主要部分が、植物亜族パルストリ
アに属する少なくとも1つの種で構成されており、そし
て小さい方の部分に、アクチフォリア、リギダ、スブセ
クンダおよびクスピダタから成る植物亜族群から選択さ
れる1種以上のみずごけ種が含まれている、本質的に未
分解のみずごけの組成物を主に含んでいる、構造的一体
性を示す液体吸収材製品。
【0098】17. 上記組成物が約1から4未満の範
囲の吸収性能指数を示す第16項記載の構造的一体性を
示す液体吸収材製品。
【0099】18. 高い吸収性を示す、構造的一体性
を示すシートを製造する方法において、 − 約1から4未満の範囲の性能指数を示す、パルスト
リア、アクチフォリア、リギダ、スブセクンダおよびク
スピダタから成る群から選択される少なくとも2種の植
物亜族に属するみずごけ植物の粒子を含んでいる出発材
料を準備し、そして − 上記出発材料を成形して構造的一体性を示すシート
を生じさせる、段階を含んでおり、ここで、上記みずご
けが約1から約3の範囲のフォンポスト値を示す方法。
【0100】19. 更に − 上記みずごけ植物粒子の液体懸濁液を生じさせ、 − 上記懸濁液をシート状にし、そして − 流動媒体を上記懸濁液から抽出することで上記構造
的一体性を示すシートを生じさせる、段階を含む第18
項記載の方法。
【0101】20. 上記みずごけ植物粒子の水スラリ
ーを生じさせて上記液体懸濁液を作り出す段階を含む第
19項記載の方法。
【0102】21. 上記液体懸濁液の分級を行ってそ
れから本質的に250ミクロンより小さいサイズを有す
る粒子と本質的に2000ミクロンより大きいサイズを
有する粒子を除去する段階を含む第19項記載の方法。
【0103】22. 上記液体懸濁液を繊維の層上でシ
ート状にし、それによって、上記液体懸濁液から流動媒
体を抽出することにより上記繊維を上記みずごけ植物粒
子に接着させる段階を含む第19項記載の方法。
【0104】23. シート形態の該液体懸濁液の上に
繊維の層を堆積させ、それによって、上記液体懸濁液か
ら流動媒体を抽出することにより上記繊維を上記みずご
け植物粒子に接着させる段階を含む第19項記載の方
法。
【0105】24. 上記繊維がクラフトウッドパルプ
繊維である第22または23項記載の方法。
【0106】25. レーヨン、ポリエステル、ナイロ
ン、アクリル系、クラフトウッドパルプ、砕木パルプ、
綿リンターおよびそれらの混合物から成る群から選択さ
れる成分と上記みずごけ植物粒子とを一緒にする段階を
含む第19項記載の方法。
【0107】26. 上記構造的一体性を示すシートに
機械加工処理を受けさせることで上記構造的一体性を示
すシートの柔軟性と柔らかさを増強する段階を含む第1
8項記載の方法。
【0108】27. 上記機械加工処理がパーフ−エン
ボス加工およびミクロコルゲーティングから成る群から
選択される第26項記載の方法。
【0109】28. パルストリア、アクチフォリア、
リギダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る植物亜
族の群から選択される本質的に未分解のみずごけ植物を
主に含んでいる材料が示す液体吸収特性を評価する方法
において、 A)1つの分類が、液体吸収の意味で、別の分類に割り
当てたみずごけ植物よりも望ましいみずごけ植物を含む
ように、上記みずごけ植物が示す液体吸収特性を基準に
して、上記みずごけ植物を予め決めた分類に分類分け
し、 B)1分類当たりのみずごけ植物の量に関して、上記予
め決めた分類の割合を測定し、そして C)異なる分類に属するみずごけ植物が示す異なる液体
吸収特性を占めるように調整して段階Bで測定した割合
の平均を計算する、段階を含み、ここで、上記平均値
が、上記材料が液体を吸収する能力の指示である方法。
【0110】29. 上記予め決めた分類が植物学上の
亜族である第28項記載の方法。
【0111】30. その予め決めた分類に割り当てた
みずごけ植物が液体を吸収する能力の指示となる値を予
め決めた分類各々に割り当てる段階を含む第28項記載
の方法。
【0112】31. 上記平均値が、上記予め決めた分
類に割り当てた個々の値の重量平均である第30項記載
の方法。
【0113】32. パルストリア、アクチフォリア、
リギダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る植物亜
族の群に主に属するみずごけ種の集合体が含まれてお
り、上記集合体の組成が生育現場全体に渡ってランダム
に変化していることから上記生育現場上の異なる位置で
収穫される植物原料が不均一な液体吸収特性を示す、み
ずごけ生育現場から、液体吸収材構造物の製造で用いる
ための植物原料を選択的に収穫する方法において、 − 上記みずごけ集合体が液体を吸収する能力に関係し
ている予め決めた判断基準に合致する組成を有するみず
ごけ集合体が存在している上記生育現場の領域を同定
し、そして − 上記領域から、約1から約3の範囲のフォンポスト
値を示す植物原料を収穫する、段階を含む方法。
【0114】33. 更に、 − 上記生育現場の一定の場所でみずごけ集合体のサン
プルを採取し、 − 上記サンプルの分析を行って、上記一定の場所から
得られるみずごけ集合体が液体を吸収する能力の指示と
なる値を測定し、そして − 上記値が上記判断基準に合致した時上記一定の場所
から植物原料を収穫する、段階を含む第32項記載の方
法。
【0115】34. 更に、 A)上記生育現場の一定の場所でみずごけ集合体のサン
プルを採取し、 B)1つの分類が、液体吸収率の意味で、別の分類に割
り当てたみずごけ植物よりも望ましいみずごけ植物を含
むように、上記みずごけ植物が示す液体吸収特性を基準
にして、上記サンプル内のみずごけ植物を予め決めた分
類に分類分けし、 C)1分類当たりのみずごけ植物の量に関して、上記予
め決めた分類の割合を測定し、そして D)異なる分類に属するみずごけ植物が示す異なる液体
吸収特性を占めるように調整して段階Cで測定した割合
の平均を計算し、そして E)上記平均値が上記判断基準に合致した時上記一定の
場所から植物原料を収穫する、段階を含み、ここで、上
記平均値が、上記サンプルが液体を吸収する能力の指示
である第32項記載の方法。
【0116】35. 上記予め決めた分類が植物学上の
亜族である第34項記載の方法。
【0117】36. その予め決めた分類に割り当てた
みずごけ植物が液体を吸収する能力の指示となる値を予
め決めた分類各々に割り当てる段階を含む第34項記載
の方法。
【0118】37. 上記平均値が、上記予め決めた分
類に割り当てた個々の値の重量平均である第36項記載
の方法。
【0119】38. パルストリア、アクチフォリア、
リギダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る植物亜
族の群に主に属するみずごけ種の集合体が含まれてお
り、上記集合体の組成が生育現場全体に渡ってランダム
に変化していることから上記生育現場上の異なる位置で
収穫される植物原料が不均一な液体吸収特性を示す、み
ずごけ生育現場から収穫した植物原料を用いて、構造的
一体性を示す液体吸収材製品を製造する方法において、 − 上記みずごけ集合体が液体を吸収する能力に関係し
ている予め決めた判断基準に合致する組成を有するみず
ごけ集合体が存在している上記生育現場の領域を同定
し、 − 上記領域から、約1から約3の範囲のフォンポスト
値を示す植物原料を収穫し、そして − 上記領域から収穫した植物原料を成形して、構造的
一体性を示す液体吸収材製品を生じさせる、段階を含む
方法。
【0120】39. 第37項の方法で製造した、構造
的一体性を示す液体吸収材シート。
【0121】 40. 1)植物亜族アクチフォリア由来の全ての種、 2)植物亜族リギダ由来の全ての種、 3)植物亜族スブセクンダ由来の全ての種、 4)植物亜族クスピダタ由来の全ての種、 5)植物亜族パルストリア由来のスファグヌム・セント
ラレ、スファグヌム・エリスロカリックス、スファグヌ
ム・ヘンリエンス、スファグヌム・ペリカエチアル、ス
ファグヌム・ポルトリセンス、 から成る群から選択される少なくとも1つの種に属する
みずごけ植物の本質的に未分解の粒子を主に含んでい
る、約1から約4の範囲の吸収性能指数を示す構造的一
体性を示す液体吸収材製品。
【0122】 41. 1)植物亜族アクチフォリア由来の全ての種、 2)植物亜族リギダ由来の全ての種、 3)植物亜族スブセクンダ由来の全ての種、 4)植物亜族クスピダタ由来の全ての種、 5)植物亜族パルストリア由来のスファグヌム・セント
ラレ、スファグヌム・エリスロカリックス、スファグヌ
ム・ヘンリエンス、スファグヌム・ペリカエチアル、ス
ファグヌム・ポルトリセンス、 から成る群から選択される1つの種に属するみずごけ植
物の本質的に純粋な未分解の粒子を主に含んでいる構造
的一体性を示す液体吸収材製品。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う構造的一体性を示すみずごけシー
トの部分透視図である。
【図2】本発明に従う生理用ナプキンの部分透視図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21B 1/06 (72)発明者 シルベーヌ・コート カナダ・ジー0ダブリユー 2ピー0・ケ ベツク・サン−ジエデオン・デキン504 (72)発明者 デニ・ギヤラガー カナダ・ジー7エツクス 1ワイ8・ケベ ツク・ジヨンキエール・デユロワイヨーム 3670

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約1から4未満の範囲の吸収性能指数を
    示す、パルストリア、アクチフォリア、リギダ、スブセ
    クンダおよびクスピダタから成る群から選択される少な
    くとも2種の植物亜族に属するみずごけ植物の本質的に
    未分解の粒子を主に含んでいる、構造的一体性を示す液
    体吸収材製品。
  2. 【請求項2】 − 約1から4未満の範囲の吸収性能指
    数を示す、パルストリア、アクチフォリア、リギダ、ス
    ブセクンダおよびクスピダタから成る群から選択される
    少なくとも2種の植物亜族に属するみずごけ植物の本質
    的に未分解の粒子を主に含んでいる吸収材コア、および − 上記吸収材コアに重ね合わせた、体に接触する液体
    透過層、が備わっている使い捨て可能吸収材製品。
  3. 【請求項3】 主要部分が、植物亜族パルストリアに属
    する少なくとも1つの種で構成されており、そして小さ
    い方の部分に、アクチフォリア、リギダ、スブセクンダ
    およびクスピダタから成る植物亜族群から選択される1
    種以上のみずごけ種が含まれている、本質的に未分解の
    みずごけの組成物を主に含んでいる、構造的一体性を示
    す液体吸収材製品。
  4. 【請求項4】 高い吸収性を示す、構造的一体性を示す
    シートを製造する方法において、 − 約1から4未満の範囲の性能指数を示す、パルスト
    リア、アクチフォリア、リギダ、スブセクンダおよびク
    スピダタから成る群から選択される少なくとも2種の植
    物亜族に属するみずごけ植物の粒子を含んでいる出発材
    料を準備し、そして − 上記出発材料を成形して構造的一体性を示すシート
    を生じさせる、段階を含んでおり、ここで、上記みずご
    けが約1から約3の範囲のフォンポスト値を示す方法。
  5. 【請求項5】 パルストリア、アクチフォリア、リギ
    ダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る植物亜族の
    群から選択される本質的に未分解のみずごけ植物を主に
    含んでいる材料が示す液体吸収特性を評価する方法にお
    いて、 A)1つの分類が、液体吸収の意味で、別の分類に割り
    当てたみずごけ植物よりも望ましいみずごけ植物を含む
    ように、上記みずごけ植物が示す液体吸収特性を基準に
    して、上記みずごけ植物を予め決めた分類に分類分け
    し、 B)1分類当たりのみずごけ植物の量に関して、上記予
    め決めた分類の割合を測定し、そして C)異なる分類に属するみずごけ植物が示す異なる液体
    吸収特性を占めるように調整して段階Bで測定した割合
    の平均を計算する、段階を含み、ここで、上記平均値
    が、上記材料が液体を吸収する能力の指示である方法。
  6. 【請求項6】 パルストリア、アクチフォリア、リギ
    ダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る植物亜族の
    群に主に属するみずごけ種の集合体が含まれており、上
    記集合体の組成が生育現場全体に渡ってランダムに変化
    していることから上記生育現場上の異なる位置で収穫さ
    れる植物原料が不均一な液体吸収特性を示す、みずごけ
    生育現場から、液体吸収材構造物の製造で用いるための
    植物原料を選択的に収穫する方法において、 − 上記みずごけ集合体が液体を吸収する能力に関係し
    ている予め決めた判断基準に合致する組成を有するみず
    ごけ集合体が存在している上記生育現場の領域を同定
    し、そして − 上記領域から、約1から約3の範囲のフォンポスト
    を示す植物原料を収穫する、段階を含む方法。
  7. 【請求項7】 パルストリア、アクチフォリア、リギ
    ダ、スブセクンダおよびクスピダタから成る植物亜族の
    群に主に属するみずごけ種の集合体が含まれており、上
    記集合体の組成が生育現場全体に渡ってランダムに変化
    していることから上記生育現場上の異なる位置で収穫さ
    れる植物原料が不均一な液体吸収特性を示す、みずごけ
    生育現場から収穫した植物原料を用いて、構造的一体性
    を示す液体吸収材製品を製造する方法において、 − 上記みずごけ集合体が液体を吸収する能力に関係し
    ている予め決めた判断基準に合致する組成を有するみず
    ごけ集合体が存在している上記生育現場の領域を同定
    し、 − 上記領域から、約1から約3の範囲のフォンポスト
    値を示す植物原料を収穫し、そして − 上記領域から収穫した植物原料を成形して、構造的
    一体性を示す液体吸収材製品を生じさせる、段階を含む
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項6の方法で製造した、構造的一体
    性を示す液体吸収材シート。
  9. 【請求項9】 1)植物亜族アクチフォリア由来の全て
    の種、 2)植物亜族リギダ由来の全ての種、 3)植物亜族スブセクンダ由来の全ての種、 4)植物亜族クスピダタ由来の全ての種、 5)植物亜族パルストリア由来のスファグヌム・セント
    ラレ、スファグヌム・エリスロカリックス、スファグヌ
    ム・ヘンリエンス、スファグヌム・ペリカエチアル、ス
    ファグヌム・ポルトリセンス、 から成る群から選択される少なくとも1つの種に属する
    みずごけ植物の本質的に未分解の粒子を主に含んでい
    る、約1から約4の範囲の吸収性能指数を示す構造的一
    体性を示す液体吸収材製品。
  10. 【請求項10】 1)植物亜族アクチフォリア由来の全
    ての種、 2)植物亜族リギダ由来の全ての種、 3)植物亜族スブセクンダ由来の全ての種、 4)植物亜族クスピダタ由来の全ての種、 5)植物亜族パルストリア由来のスファグヌム・セント
    ラレ、スファグヌム・エリスロカリックス、スファグヌ
    ム・ヘンリエンス、スファグヌム・ペリカエチアル、ス
    ファグヌム・ポルトリセンス、 から成る群から選択される1つの種に属するみずごけ植
    物の本質的に純粋な未分解の粒子を主に含んでいる構造
    的一体性を示す液体吸収材製品。
JP6289076A 1994-10-28 1994-10-28 シート状吸収材を製造するためのみずごけ組成物、並びにみずごけ材料が液体を吸収する潜在力を評価する方法 Pending JPH08126662A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013046817A (ja) * 2000-01-31 2013-03-07 Bki Holding Corp 改良された垂直ウィッキングとリウェット能力を有する吸収性製品

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