JPH08126002A - 映像信号合成装置 - Google Patents

映像信号合成装置

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JPH08126002A
JPH08126002A JP6284279A JP28427994A JPH08126002A JP H08126002 A JPH08126002 A JP H08126002A JP 6284279 A JP6284279 A JP 6284279A JP 28427994 A JP28427994 A JP 28427994A JP H08126002 A JPH08126002 A JP H08126002A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設のテレビ受像機を最大限に利用し、利用
者が本来的に必要とする映像を映し出す。 【構成】 通常状態においては合成映像信号出力回路4
4が「合成モード0」で作動し、テレビジョン70にて
ビデオレコーダ60の再生映像や通常の公衆放送を楽し
むことができる。呼び鈴66の操作あるいは人体感知セ
ンサ68の感知があると、リモコン送信器80や防犯用
テレビカメラ62,64への電力供給が開始され、テレ
ビジョン70に対して電源オン信号と映像信号出力端子
40からの映像が映し出されるチャンネル選択信号とが
出力される。そして、合成映像信号出力回路44が「合
成モード1」,「合成モード2」により作動してビデオ
レコーダ60からの映像信号の左上隅,右下隅に小さく
玄関の防犯用テレビカメラ64,裏口の防犯用テレビカ
メラ62からの映像信号を映し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視用カメラからの映
像信号をテレビ受像機に映し出すための装置に関し、特
に利用者が介在することなくテレビ受像機に必要な映像
を映し出すための装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、テレビ受像機(以下、テレビジョン
と呼ぶ)を利用して映像を映し出す機器としてビデオレ
コーダ、ホームビデオカメラ、テレビゲーム、防犯用の
テレビカメラ等の映像信号出力機器が提供されている。
【0003】また、一般家庭にも上記の映像信号出力機
器が多数普及したことから、複数の映像信号入力端子を
装備したテレビジョンが提供されており、テレビ放送の
チャンネル選択に加えてこの映像信号入力端子を選択す
ることで所望の映像信号出力機器から出力された映像を
テレビジョンに映し出すことができる。
【0004】更には、テレビジョンの付加価値を高める
ために、2つの映像信号を合成してそれぞれの映像信号
による映像が同時に映し出される、いわゆるピクチャ・
イン・ピクチャ機能を搭載した機種も提供されるに至っ
ている。これにより利用者は、テレビ放送を観ながら同
時にテレビゲームを楽しむなど、テレビジョンの多様な
利用が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビデオ
テープレコーダをテレビジョンに接続しただけでは、利
用者が機器を制御しなければ映像は映らない。しかも、
ただ接続しただけでは、ビデオテープの再生映像やゲー
ム映像等をテレビジョンに映し出すことしかできない。
また、高付加価値のテレビジョンは、同時に2種以上の
映像信号を再生して多様な利用が可能となっているが、
これも上記同様に利用者の機器制御に応じて複数の映像
信号を合成するに止まっている。更に、こうした機能で
さえ、既存の通常のテレビジョンでは、利用することが
できない。
【0006】また、監視用カメラの映像をテレビジョン
に表示するシステムも知られているが、一体型のシステ
ムであり、既存のテレビジョンとは別のテレビジョンが
必要になってしまう。近年、テレビジョンは画面の大型
化が進んでおり、大型のテレビジョンを複数台設置する
ことは、占有体積の点から効率的でない。
【0007】本発明の映像信号合成装置は、こうした問
題点を解決し、大きな情報伝達能力を有するテレビジョ
ンを最大限に利用することで、利用者が本来的に必要と
する映像を映し出すことを目的としてなされ、次の構成
を採った。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の映像信号合成装置は、テレビまたはビデオの
映像信号と、監視用カメラからの映像信号とを入力する
映像信号入力手段と、前記監視用カメラを起動する所定
の要因を検出する検出手段と、該検出手段により所定の
要因が検出されたとき、前記映像信号入力手段から入力
された映像信号を合成し、テレビ受像機に出力する合成
映像信号出力手段とを、前記テレビ受像機とは別体に備
えたことを要旨とする。
【0009】更に、テレビ受像機へ電力を供給するテレ
ビ電力供給手段と、前記検出手段により所定の環境変化
が検出されたとき、前記テレビ電力供給手段を駆動し
て、前記テレビ受像機への電力供給を開始するテレビ電
源投入手段とを備えるを構成を採ることも可能である。
【0010】
【作用】以上のように構成された本発明の映像信号合成
装置では、検出手段により所定の要因が検出されたと
き、映像信号入力手段に入力されている映像信号を、合
成映像信号出力手段が合成し、これをテレビ受像機に出
力する。かかる動作を行なう映像信号入力手段,検出手
段および合成映像信号出力手段は、テレビ受像機とは別
体に設けられており、既存のテレビ受像機を用いて、両
映像信号の合成を行ない、監視用テレビカメラからの映
像を、通常のテレビやビデオの画像と合わせて認識する
ことができる。
【0011】ここで、検出手段により所定の要因が検出
されたとき、テレビ電力供給手段を駆動してテレビジョ
ンへの電力供給を自動開始するテレビ電源投入手段を備
えるならば、監視用カメラを起動する所定の要因が検出
されたときには必ずテレビ受像機の電源が投入され、上
記合成された映像信号をテレビ受像機に映し出すことが
できる。
【0012】
【実施例】以上説明した本発明の構成、作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の映像信号合成装置の好適
な実施例について説明する。図1は、実施例である映像
信号合成装置20に周辺機器を接続したときの構成ブロ
ック図である。
【0013】本実施例の映像信号合成装置20は、一般
家庭の防犯設備として極めて利用価値の高い構成を採用
している。すなわち、図示するごとく映像信号合成装置
20は、3つの映像信号入力端子22,24,26と、
2つのセンサ信号入力端子30,32と、3つの商用電
源コンセント34,36,38と、少なくとも1つの映
像信号出力端子40とを備え、これらの各端子に一般家
庭用の電気機器を接続することで作動する別置きの機器
として構成される。従って、この映像信号合成装置20
は、家庭用のテレビジョン、特に既設のテレビジョンを
利用することができ、それ自身も家庭の居間や玄関など
に据置タイプあるいは壁掛けタイプとして提供されるコ
ンパクトな筐体に収めることが可能である。もとより、
テレビジョンをその上に載置する形態とすることも容易
である。
【0014】この映像信号合成装置20に接続される家
庭用の電気機器とは、映像信号入力端子22に接続され
るチュナー付のビデオレコーダ60、同端子24,26
に接続される防犯用テレビカメラ62,64、センサ信
号入力端子30に接続される呼び鈴66、同端子32に
接続される人体感知センサ68、映像信号出力端子40
に接続されるテレビジョン70、そしてリモコン送信器
80のである。ここで呼び鈴66は、家庭の玄関に設置
されるインターフォン機能を備える通常のものであり、
防犯用テレビカメラ64はこの呼び鈴66が設置されて
いる領域を撮像するように配置されている。人体感知セ
ンサ68は、家庭の裏口などの出入口に設置されるもの
で、人体から放射される特定波長の赤外線を感知して出
力信号を発する。この人体感知センサ68が設置された
領域を撮像するように、もう一台の防犯用テレビカメラ
62は配置されている。
【0015】テレビジョン70とは、一般家庭の居間等
に設置されている通常のテレビジョン(いわゆるテレビ
放送受信機)であり、図示しないVHF、UHF、BS
あるいはCSアンテナとの接続により所望の公衆放送を
受信可能であり、付属のリモコンにより電源のオン/オ
フや選局操作ができる通常機能を有している。またテレ
ビジョン70には少なくとも1つの映像信号入力端子が
備えられており、この映像信号入力端子と映像信号合成
装置20の映像信号出力端子40とが接続されている。
リモコン送信器80は、テレビジョン70に付属のリモ
コンの発信信号をそのメーカーや型式に限定されず学習
してテレビジョン70に対して所望の動作を実現させる
市販の多機能リモコンである。本実施例では、このリモ
コン送信器80に、少なくともテレビジョン70の電源
オン信号と映像信号入力端子からの映像を画面に映し出
すためのチャンネル選択信号とが記憶されている。
【0016】また、上記家庭用の電気機器のうち常時動
作させることが不要な機器、すなわち防犯用テレビカメ
ラ62,64及びリモコン送信器80の電源プラグは、
商用電源コンセント34,36,38に接続され、映像
信号合成装置20を介してこれらの機器に電力を供給す
ることができるように配慮されている。もとより防犯用
テレビカメラ62,64などの電源を常時投入しておい
て差し支えない場合には、これらの電源は映像信号合成
装置20の電源コンセントから取る必要はなく、もより
のコンセントから電源をとればよい。
【0017】以上のように周辺機器が接続される映像信
号合成装置20には、次のような回路が内蔵されてい
る。合成映像信号出力回路44は、映像信号入力端子2
2〜26から入力される3種の映像信号をワンチップマ
イクロコンピュータ42からの指示に応じて合成するピ
クチャ・イン・ピクチャ機能を有する回路であり、その
合成した映像信号を映像信号出力端子40から出力す
る。入力インタフェース回路46は、センサ信号入力端
子30,32を介して入力される呼び鈴66,人体感知
センサ68からの出力信号をワンチップマイクロコンピ
ュータ42にて処理可能なTTLレベルの信号に変換す
る回路である。またリレー回路48は、ワンチップマイ
クロコンピュータ42からの出力信号に応じて、商用電
源コンセント34〜38のそれぞれを独立して商用電源
と接続する3接点リレー50を駆動する回路である。な
お、本実施例で使用した防犯用テレビカメラ62,64
は、映像の垂直および水平同期信号を外部から入力され
た同期信号に基づいて生成する機能を有し、実施例で
は、映像信号合成装置20に内蔵された合成映像信号出
力回路44から出力される外部同期信号に同期した映像
信号を出力する。このため、合成映像信号出力回路44
による映像の合成は極めて容易である。
【0018】以上のように構成、接続される本実施例の
映像信号合成装置20は、そのワンチップマイクロコン
ピュータ42の内蔵ROMに記憶された制御プログラム
に従って、次のように作動する。以下、図2及び図3に
示す制御プログラムのフローチャートに沿って、映像信
号合成装置20の動作について説明する。
【0019】映像信号合成装置20が動作状態になる
と、まずワンチップマイクロコンピュータ42は図2に
示す初期プログラムの処理を開始し、合成映像信号出力
回路44に「合成モード0」を指示する命令を出力して
(ステップ100)、初期プログラムを終了する。ここ
で「合成モード0」とは、映像信号入力端子22に接続
されるビデオレコーダ60からの映像信号をそのまま映
像信号出力端子40から出力するモードである。従っ
て、この「合成モード0」で作動している映像信号合成
装置20は、映像信号合成装置20が存在しないかのよ
うにテレビジョン70にてビデオレコーダ60の再生映
像等を楽しむことができる。勿論、ビデオレコーダ60
はチュナーを内蔵しているので、任意のチャンネルを選
択することでその他の公衆放送を楽しむこともできる。
【0020】この初期プログラムを終了したワンチップ
マイクロコンピュータ42は、図3にフローチャートを
示している監視プログラムを100msec毎に実行す
る。この監視プログラムの処理が開始されるとワンチッ
プマイクロコンピュータ42は、まず入力インタフェー
ス回路46の接続される入力ポートの入力値を読み込み
(ステップ120)、センサ信号入力端子30を介して
呼び鈴66から信号入力があるか否かの判断(ステップ
200)、そしてセンサ信号入力端子32を介して人体
感知センサ68から信号入力があるか否かの判断(ステ
ップ300)を実行する。そして、これらの判断処理に
より何等の信号入力が無いと判定されたときには、監視
プログラムを終了する。
【0021】一方、ステップ200により呼び鈴66か
ら信号入力があると判定されたときには、ワンチップマ
イクロコンピュータ42は直ちに商用電源コンセント3
4,36にAC100[V]を導通させ、リモコン送信
器80及び玄関の防犯用テレビカメラ64に電力供給を
開始する(ステップ220)。なお、この時、裏口の防
犯用カメラ62の電源もオンされる。このリモコン送信
器80への電力供給により、テレビジョン70に対して
電源オン信号と映像信号出力端子40からの映像が映し
出されるチャンネル選択信号とが出力される。従って、
テレビジョン70は、例えそれまで電源オフの状態であ
ってもあるいは他のチャンネルを観ている状態であって
も、強制的に電源が投入され、かつ、外部からの映像信
号を映し出すチャンネル選択がなされる。また、玄関の
防犯用テレビカメラにも電力が供給されるため、呼び鈴
66の周辺領域の撮像が開始され、この映像信号は映像
信号入力端子22を介して映像信号合成装置20に入力
される。
【0022】そしてワンチップマイクロコンピュータ4
2は、合成映像信号出力回路44に対して「合成モード
1」にて作動するように指令を出力する(ステップ24
0)。この「合成モード1」とは、図4に示すようにビ
デオレコーダ60からの映像信号の左上隅に小さく玄関
の防犯用テレビカメラ64からの映像信号を合成するモ
ードであり、これにより呼び鈴66が操作された以後の
玄関周辺の映像をテレビジョン70にて確認することが
できる。
【0023】また、ステップ300により人体感知セン
サ68から信号入力があると判定されたときには、ワン
チップマイクロコンピュータ42は直ちに商用電源コン
セント34,38にAC100[V]を導通させ、リモ
コン送信器80及び裏口の防犯用テレビカメラ62(お
よび玄関の防犯用カメラ64)に電力供給を開始する
(ステップ320)。従って、前述同様にテレビジョン
70に電源投入、チャンネル選択が実行され、外部から
の映像信号が映し出される。また、この場合には裏口の
防犯用テレビカメラ62が作動を開始し、裏口周辺の撮
像結果を映像信号として映像信号合成装置20へ出力す
る。
【0024】ワンチップマイクロコンピュータ42は、
合成映像信号出力回路44に対して「合成モード2」に
て作動するように指令を出力する(ステップ340)。
「合成モード2」とは、図5に示すようにビデオレコー
ダ60からの映像信号の右下隅に小さく裏口の防犯用テ
レビカメラ62からの映像信号を合成するモードであ
り、これにより人体感知センサ68が操作された以後の
裏口周辺の映像をテレビジョン70にて確認することが
できるのである。
【0025】上記実施例では、呼び鈴66もしくは人体
感知センサ68が動作したときの動作を別個に説明した
が、両者が同時に動作した場合には、図4および図5を
合成して、両防犯用カメラ62,64からの映像を合成
するものとすることができる(例えば合成モード3)。
もとより、いずれか早く起動した側の画面のみを優先的
に表示し、所定時間経過後に他方の画像に切り換えると
いったことことも可能である。本実施例では、防犯用カ
メラ62,64の動作時間がさほど長くないことから、
両者は一緒に電源が投入される構成としたが、3接点リ
レー50を、別個に動作する2個の2接点リレーにより
置き換え、必要な防犯用カメラ1台のみ動作する構成と
することも差し支えない。更に、マニュアルでリレーの
接点を入り切りできるものとすることできる。
【0026】以上説明したように、本実施例の映像信号
合成装置20によれば、通常状態においては合成映像信
号出力回路44が「合成モード0」で作動しており、映
像信号合成装置20が存在しないかのようにテレビジョ
ン70にてビデオレコーダ60の再生映像や通常の公衆
放送を楽しむことができる。そして、呼び鈴66が操作
されたりあるいは人体感知センサ68が人間を感知する
など、何等かの要因が発生したときには、テレビジョン
70の利用者の操作によらず、自動的にテレビジョン7
0の電源投入やチャンネル選択が行なわれ、図4あるい
は図5に示すようにビデオレコーダ60からの映像信号
の左上隅あるいは右下隅に小さく玄関の防犯用テレビカ
メラ64あるいは裏口の防犯用テレビカメラ62からの
映像信号が映し出される。
【0027】すなわち、テレビジョン70を単に映像信
号の再生機器として利用している場合には、利用者の操
作により、ビデオレコーダ60などからの映像を映し出
すだけの単純な機能に始終しているに過ぎないが、本実
施例の映像信号合成装置20によれば、利用者が要求し
ている映像に加えて、呼び鈴66や人体感知センサ68
からの信号が入力されたなどの要因の発生を判断し、テ
レビジョン70の利用者に伝えなければならない映像を
確実にテレビジョン70に映し出すことができるのであ
る。これにより、膨大な情報を伝達する優れた情報メデ
ィアであるテレビジョン70を最大限に利用し、利用者
が真に必要としている情報を伝達することが可能とな
る。しかも、既存のテレビジョン70に何等手を加える
必要がなく、既存の設備を有効利用することができると
いう利点も得られる。
【0028】更に、本実施例の映像信号合成装置20
は、テレビジョン70に利用者が真に必要としている情
報を映し出すべきとき、テレビジョン70に電源が投入
されていなかった場合あるいは他の公衆放送を楽しんで
いる場合にも配慮し、強制的にテレビジョン70の電源
を投入してその映像を映し出すことができるので、防犯
用の映像を見落とすということがない。
【0029】また、実施例の映像信号合成装置20は、
防犯用テレビカメラ62,64に対して撮像が必要とな
った時に限定して電力を供給する機能をも有しているた
め、僅かな消費電力で常時作動させておくことができ、
家庭用防犯装置として最適である。また、本実施例で
は、ビデオレコーダ60から出力される映像信号に防犯
用カメラ62,64からの映像信号を合成しているの
で、ビデオレコーダ60で、テレビ放送等を受信・録画
している場合、映像を合成して表示しても何等影響を受
けないという利点も有する。逆に、本発明の装置をビデ
オデッキに内蔵し、合成画像を録画可能とすることも容
易である。この場合には、テレビの映像が優先する場合
も有り得るから、テレビ画像、合成画像および防犯用カ
メラからの画像のいずれを録画するかを使用者が選択で
きるようにすることも望ましい。なお、実施例では、防
犯用カメラを2台接続したが、そのひとつあるいは全部
を、衛星放送からの映像を受信するチューナなどの他の
チューナ、あるいはゲームマシン等のビデオ信号の出力
装置に接続することも、テレビの持つ高い表示能力を生
かす上で好適である。
【0030】なお、実施例では、合成されるカメラから
の映像の大きさは固定としたが、自由にあるいは複数種
類の画面の大きさから選択的に、画面の大きさやその配
置を変更可能とすることも容易である。使用者のニーズ
に合った大きさにすればよい。
【0031】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない種々なる態様により具現化さ
れることは勿論である。例えば、本実施例では玄関と裏
口の二ケ所だけを監視する家庭用防犯装置としての構成
を説明したが、更に多くの場所をモニタする構成として
店舗や遊技場などを監視する業務用として具現化しても
よい。また、本実施例ではテレビジョン70の画面の表
示位置で玄関と裏口との画像を区別しているが、特に監
視箇所が多くなった場合などには、合成する映像に直接
的に「玄関」や「裏口」等の監視箇所が理解できる文字
や記号を表示してもよい。更に、リモコン80の操作に
より、直ちに電話回線などを介して警報を警備会社に送
信したり、防犯用カメラ62,64の映像を電話回線を
介して警備会社に送信するといった構成も可能である。
【0032】実施例では、防犯用テレビカメラ62,6
4として外部同期信号に同期して映像信号を出力するタ
イプのものを用いたが、次の構成を採れば、外部同期信
号に同期して動作する機能のないカメラも使用可能であ
る。合成映像信号出力回路44に入力される2つの映像
信号の同期がとれていない場合には、防犯用テレビカメ
ラからの映像を、図4または図5に示したようにテレビ
ジョン70の画面にきちんと入れることができない。例
えばテレビカメラ62,64からの映像信号に含まれる
水平同期信号がビデオレコーダ60からの映像信号に含
まれる水平同期信号と大きくずれている場合には、テレ
ビカメラの画像は画面右端近くから始まり、その後半の
画像は、画面の左端に現われてしまう。また、両同期信
号の周波数が合っていないと、映像は次第に移動してし
まう。この問題は、実施例に記載したように、外部同期
可能なテレビカメラを使用するか、テレビカメラ62,
64からの映像信号を一旦メモリに蓄え、ビデオレコー
ダ60からの映像信号に同期してメモリに蓄えられた画
像を読み出すという手法によって解決可能である。
【0033】更に安価に解決する構成として、図6に示
すように、両映像信号のずれを所定周期以内に抑えると
いう構成が考えられる。防犯用テレビカメラからの映像
信号の垂直同期信号,水平同期信号とビデオレコーダ6
0からの映像信号の垂直,水平同期信号とを検出回路8
2,84,86,88により検出し、これを比較回路9
0,92により各々比較し、両者が各同期信号の周期の
1/2以上隔たっている場合には、切替回路96,97
を切り換えて、テレビカメラからの映像信号を遅延回路
94,95に通し、両者のずれを同期信号の周期の1/
2以内とする。この場合には、両映像信号の周波数のず
れにより、テレビカメラの映像が画面をゆっくり移動す
ることは解決できないが、テレビカメラからの映像がテ
レビジョン70の画面の端にかかって切れてしまうとい
うことはない。防犯用テレビカメラ62,64からの映
像は、長期間に亘って見続けるものではないので、かか
る構成でも実用上何等差し支えない。両映像信号の同期
を正確に採るために必要となる回路や部品が不要とな
り、機器の小型化、軽量化に資するばかりか、コストの
低減も可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の映像信号合
成装置は、映像信号出力手段,検出手段および合成映像
信号出力手段がテレビ受像機とは別体に備えられてお
り、監視用カメラを起動する所定の要因が検出されたと
き、映像信号入力手段に入力されている映像信号を合成
し、テレビ受像機に出力する。従って、既存の設備を有
効に活用し、テレビまたはビデオの映像と共に監視用の
映像を映し出し、テレビ受像機の使用者に、防犯などの
ために必要な情報を迅速に提供することができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である映像信号合成装置20
に周辺機器を接続したブロック図である。
【図2】その映像信号合成装置20にて処理される初期
プログラムのフローチャートである。
【図3】その映像信号合成装置20にて処理される監視
プログラムのフローチャートである。
【図4】「合成モード1」によりテレビジョン70に映
し出される映像の説明図である。
【図5】「合成モード2」によりテレビジョン70に映
し出される映像の説明図である。
【図6】他の実施例における映像信号合成装置20の要
部を示すブロック図である。
【符号の説明】
20…映像信号合成装置 22,24,26…映像信号入力端子 22…映像信号入力端子 30,32…センサ信号入力端子 34,36,38…商用電源コンセント 40…映像信号出力端子 42…ワンチップマイクロコンピュータ 44…合成映像信号出力回路 46…入力インタフェース回路 48…リレー回路 60…ビデオレコーダ 62,64…防犯用テレビカメラ 66…呼び鈴 68…人体感知センサ 70…テレビジョン 80…リモコン送信器 82,84,86,88…検出回路 90,92…比較回路 94,95…遅延回路 96,97…切替回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビまたはビデオの映像信号と、監視
    用カメラからの映像信号とを入力する映像信号入力手段
    と、 前記監視用カメラを起動する所定の要因を検出する検出
    手段と、 該検出手段により所定の要因が検出されたとき、前記映
    像信号入力手段から入力された映像信号を合成し、テレ
    ビ受像機に出力する合成映像信号出力手段とを、前記テ
    レビ受像機とは別体に備えた映像信号合成装置。
  2. 【請求項2】 テレビ受像機へ電力を供給するテレビ電
    力供給手段と、 前記検出手段により所定の環境変化が検出されたとき、
    前記テレビ電力供給手段を駆動して、前記テレビ受像機
    への電力供給を開始するテレビ電源投入手段とを備える
    請求項1記載の映像信号合成装置。
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