JPH08124510A - 分析装置の試料ステージ駆動装置 - Google Patents

分析装置の試料ステージ駆動装置

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JPH08124510A
JPH08124510A JP6263565A JP26356594A JPH08124510A JP H08124510 A JPH08124510 A JP H08124510A JP 6263565 A JP6263565 A JP 6263565A JP 26356594 A JP26356594 A JP 26356594A JP H08124510 A JPH08124510 A JP H08124510A
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JP
Japan
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sample
sample stage
axis
stage
trackball
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Application number
JP6263565A
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English (en)
Inventor
Taketoshi Noji
健俊 野地
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料の元素分析などを行う分析装置用とし
て、試料を微少に移動させることが容易な試料ステージ
駆動装置を提供する。 【構成】 トラックボール2からのパルスを制御手段4
を介して分析装置の試料ステージ7のXY軸ステッピン
グモータ8および9に与えることによってステージを駆
動する。試料ステージの駆動量はトラックボールの回転
量に比例するので直感的にわかりやすく、目的位置まで
の試料の移動が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試料の元素分析や状態分
析などを行う分析装置、とくに電子線マイクロアナライ
ザや走査型電子顕微鏡、光電子分光装置、電子線回折装
置、2次イオン質量分析装置などの局所分析のできる分
析装置に適用される試料ステージに関する。
【0002】
【従来の技術】電子線やX線を試料表面に照射し、その
試料からでてくる2次電子やX線、オージェ電子などを
検出して試料表面の観察や元素分析などを行う分析装置
では、試料の分析位置を変更したり決定するために、試
料表面内で動かすXYの2軸、またはそれに試料高さを
合わせるためのZ軸を加えた3軸の駆動軸を持つ試料ス
テージの上に試料を載置する。操作者は試料表面を観察
するための光学顕微鏡やCRTなどの表示装置に表示さ
れた試料像を見ながら分析位置を探し、試料面上の望み
の分析位置が電子線やX線の照射される位置に一致する
ように試料ステージを動かす。この試料ステージを駆動
する方法として、操作者が直接手を使って各駆動軸を回
す方法や、駆動を制御装置を介して行う場合には、とく
にXY平面内の駆動では、ジョイスティックと呼ばれる
レバーを操作者が動かしたい方向に傾けることによっ
て、その方向にXY軸のモータを駆動させて試料ステー
ジを動かすという方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ジョイスティックによ
る試料ステージXY軸の操作は、動かしたい方向にレバ
ーを傾ければよいだけなので、その点では直感的にわか
りやすい。しかしジョイスティックは、その内部の構造
上、レバーの傾斜角度に比例してステージの駆動速度を
制御するようになっており、微少量の移動が必要になっ
たときには操作が容易だとは言えなかった。すなわち、
たとえば試料表面観察用光学顕微鏡の視野の端に分析位
置があり、それを光学顕微鏡の視野の中央に持ってくる
場合に、レバーの傾斜角度はステージの移動速度と比例
しているためステージの移動量そのものとの関係が直感
的に把握しにくいので、目的位置でステージを停止させ
ることが非常に困難であった。
【0004】また、ジョイスティックの出力はアナログ
出力のため、これをステッピングモ−タの駆動パルスと
するためにはアナログ/パルス変換回路が必要であり、
回路構成が複雑となり、ひいては製造コストの上昇をも
たらした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、分析装置の試料ステージ駆動装置を、少
なくとも2方向の駆動軸を有する試料ステージと、前記
駆動軸を回転駆動する各別のステッピングモータと、こ
のステッピングモータの駆動回路と、前記試料ステージ
の移動量と移動方向を指令するためのトラックボールと
をそれぞれ備える構成とし、前記トラックボールの出力
信号によって前記ステッピングモータ駆動回路を制御す
ることとした。
【0006】
【作用】トラックボールは球体状の操作部を持ち、その
球体を操作者が回転させることによってXY2軸の駆動
パルスを発生する装置であるので、その駆動パルスをイ
ンターフェースを介して試料ステージのXY軸のステッ
ピングモータ駆動回路に与えることによってステージを
駆動する。試料ステージの駆動量はステッピングモータ
に与えられるパルス状の信号の数、すなわちトラックボ
ールの回転量に比例するので、試料ステージの移動量は
操作者がトラックボールを回転させた量と完全に一致
し、直感的にわかりやすいので目的位置までの試料の移
動が非常に容易となる。
【0007】またトラックボールの出力ははじめからパ
ルス状であるので、すべての制御系をデジタル回路で構
成でき、アナログ/パルス変換回路のような余分な回路
構成が不必要である。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例であり、分析装置が
電子線マイクロアナライザの例を示している。まずはじ
めに公知の電子線マイクロアナライザの動作を簡単に説
明する。電子ビーム21が試料22に照射されると試料
22からはX線24が放出され、そのX線はX線分光器
25で分光検出されて試料の元素分析が行われる。また
試料22からは2次電子も放出され、それは2次電子検
出器27で検出されて、その信号が電子ビーム21の試
料面上での走査と同期してCRT28に表示されること
によって試料表面の2次電子像がCRT28上に得られ
る。さらに試料表面を観察する手段として光学顕微鏡2
3も用意されており、この光学顕微鏡の視野の中心が電
子ビームの当たる位置となるように光軸が調整されてい
る。図1では、電子ビームを発生するための電子銃、電
子ビームを収束するための電子レンズ、電子ビームを試
料面上で走査するための偏向器、装置内を真空に引くた
めの真空排気装置、各部を制御するための制御装置、装
置全体を制御する外部コンピュータなどは図示を省略し
ている。
【0009】試料22はXYZの3軸の駆動軸を持つ試
料ステージ7に載置されている。試料ステージの3軸の
うちXとYは試料を水平面内で駆動する互いに直交した
軸であり、Z軸は試料を鉛直方向に駆動する軸である。
試料22の分析面はほぼ水平になるように試料ステージ
にとりつけるので、Z軸駆動で試料面を分析高さに合わ
せた後はXY軸を適当に駆動することによって試料面内
の分析したい位置を探したり光学顕微鏡の視野中心に移
動したりすることができる。試料ステージのXYZ軸は
それぞれX軸ステッピングモータ8、Y軸ステッピング
モータ9、Z軸ステッピングモータ10で駆動されるよ
うに構成されている。
【0010】操作者が試料を移動させるためのマンマシ
ンインターフェースとして試料ステージ操作パネル1に
はトラックボール2とロータリーエンコーダ3が用意さ
れている。トラックボール2は試料ステージのX軸とY
軸を駆動して試料を分析面内で移動させるためのもので
あり、ロータリーエンコーダ3は試料ステージのZ軸を
駆動して試料面の高さを合わせるためのものである。図
2に試料ステージ操作パネルの外観の例を示す。
【0011】トラックボール2は球体状の操作部を持
ち、その球体は前後、左右、斜めなどあらゆる方向に回
転することができる。球体を左右方向に回転させれば試
料ステージのX軸駆動用のパルスが発生してX軸を駆動
するようになっており、球体を右方向に回転すると試料
は右方向に移動し、球体を左方向に回転すると試料は左
方向に移動する。球体を前後方向に回転させれば試料ス
テージのY軸駆動用のパルスが発生してY軸を駆動する
ようになっており、球体を前方向に回転すると試料は前
方向に移動し、球体を手前方向に回転すると試料は手前
方向に移動する。球体を斜め方向に回転するとX軸用と
Y軸用の両方のパルスが発生してXY両軸が同時に駆動
される。
【0012】ロータリーエンコーダ3につけられたツマ
ミ29は時計方向と反時計方向に回転できるようになっ
ており、その回転によって試料ステージのZ軸駆動用の
パルスが発生しZ軸を駆動する。すなわちツマミ29を
時計方向に回転すると試料は上昇し、ツマミ29を反時
計方向に回転すると試料は下降する。
【0013】トラックボール2からのX軸用とY軸用の
2つの信号とロータリーエンコーダ3からのZ軸用の信
号のそれぞれの2相パルス信号は、制御器4内のインタ
ーフェース5でそれぞれ駆動パルスと方向信号に変換さ
れ、ステッピングモータの駆動回路であるドライバ6に
入力される。ステッピングモータドライバ6はその入力
されたパルスの数に応じてX軸ステッピングモータ8、
Y軸ステッピングモータ9、Z軸ステッピングモータ1
0をそれぞれ駆動する。そうすることによって操作パネ
ルで操作したトラックボールまたはロータリーエンコー
ダの回転量に比例した量だけ試料が移動することにな
る。またインターフェース5からの出力パルスは、XY
Z軸それぞれの現在の位置情報を記憶しているアドレス
カウンタ11にも入力され、試料ステージ7の現在位置
情報が常に更新されるようになっている。
【0014】トラックボールまたはロータリーエンコー
ダの発生するパルスをステッピングモータドライバ6に
与えるパルスに変換するに当たっては、適当な係数をか
けてその数を調節するようにしてもよい。そうすること
によってトラックボールなどの回転量と試料の移動量と
の関係を比例を保ちながら変更することができる。例え
ば、光学顕微鏡を見ながら試料位置を変える場合と、高
倍率の2次電子像を見ながら試料位置を変える場合とで
トラックボールの感度を変えれば操作がより簡単にな
る。その係数の変更手段としては操作パネルにトラック
ボールなどの感度を選択する選択スイッチを設けて制御
器4に信号を与えてもよいし、その係数を変更する信号
を外部の制御コンピュータなどから制御器4に与えても
よい。
【0015】
【発明の効果】トラックボールからのパルスを制御手段
を介して試料ステージのXY軸のステッピングモータに
与えることによってステージを駆動すると、試料ステー
ジの駆動量はステッピングモータに加えられるパルス状
の信号の数、すなわちトラックボールの回転量に比例す
るので、試料ステージの移動量は操作者がトラックボー
ルを回転させた量と完全に一致し、直感的にわかりやす
いので目的位置までの試料の移動が非常に容易となる。
【0016】とくに走査型電子顕微鏡や電子線マイクロ
アナライザで高倍率の2次電子像を観察している場合
に、ごく僅かだけ試料を動かしたいときには、トラック
ボールを僅かに回転させればそれに応じて試料ステージ
も微動するので、従来のジョイスティックに比べて比較
にならないくらいに操作性がよい。またトラックボール
を使った制御システムはジョイスティックを使った制御
システムより回路構成が簡単で安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す。
【図2】本発明の操作部の一実施例を示す。
【符号の説明】
1…操作パネル 2…トラックボール 3…ロータリーエンコーダ 4…制御器 5…インターフェース 6…ステッピングモ
ータドライバ 7…試料ステージ 8…X軸ステッピン
グモータ 9…Y軸ステッピングモータ 10…Z軸ステッピン
グモータ 11…アドレスカウンタ 21…電子ビーム 22…試料 23…光学顕微鏡 24…X線 25…X線分光器 26…2次電子 27…2次電子検出器 28…CRT 29…ツマミ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2方向の駆動軸を有する試料
    ステージと、前記駆動軸を回転駆動する各別のステッピ
    ングモータと、このステッピングモータの駆動回路と、
    前記試料ステージの移動量と移動方向を指令するための
    トラックボールとをそれぞれ備え、前記トラックボール
    の出力信号によって前記ステッピングモータ駆動回路を
    制御することを特徴とする分析装置の試料ステージ駆動
    装置。
JP6263565A 1994-10-27 1994-10-27 分析装置の試料ステージ駆動装置 Pending JPH08124510A (ja)

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