JPH08122621A - ミラーユニット - Google Patents

ミラーユニット

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JPH08122621A
JPH08122621A JP6289142A JP28914294A JPH08122621A JP H08122621 A JPH08122621 A JP H08122621A JP 6289142 A JP6289142 A JP 6289142A JP 28914294 A JP28914294 A JP 28914294A JP H08122621 A JPH08122621 A JP H08122621A
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mirror
unit
angle
mirror unit
section
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JP6289142A
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English (en)
Inventor
Ryuji Kawai
隆二 川合
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TOYOSETSUTO KK
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TOYOSETSUTO KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S50/00Arrangements for controlling solar heat collectors
    • F24S50/20Arrangements for controlling solar heat collectors for tracking
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/47Mountings or tracking

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Sustainable Energy (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーによる反射を利用して太陽光の照射方
向を積極的に変化させることにより、屋内の所望の場所
に常に日当たりのよい場所を確保することができるミラ
ーユニットを提供する。 【構成】 ミラーユニットO1は、ミラー部1、そのミ
ラー部1を回転駆動させるモータ3及び7、及びリモコ
ン操作部10を含む駆動指令手段8を備える。リモコン
操作部10のスイッチ11又は12を操作することによ
り、モータ3又は7が正転もしくは逆転してミラー部1
の角度を変化させる。そしてミラー部1の角度を適宜調
整することにより、太陽の位置が変化しても、ミラー部
1に反射される太陽光を用いて屋内の所定位置を照射す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミラーユニットに関し、
特に屋内の所望の位置に日当たりのよい場所を確保する
のに好適なミラーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】古来より多くの家屋は、太陽光を充分に
取り入れて家内を暖かく保つために、南側ないし西側に
縁側や大窓を設けて、日当たりのよい場所を確保するよ
うにしていた。例えば、縁側は日中の日当たりが良好
で、特に高齢者が気温の低い晩秋や冬場に日向ぼっこを
楽しんだり、うたた寝をするのに好適な場所である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家屋に設け
られた窓や縁側は、太陽光が差し込む通路や照射場所を
受動的に提供するものであって、具体的に屋内のどの場
所に日当たりのよい場所が確保できるかについては、そ
のときの太陽の位置や高さによって異なる。例えば、高
齢者が昼下がりに縁側で日向ぼっこをしている場合、そ
の日当たりのよい場所は太陽の動きに合わせて刻々移動
するので、引き続き日差しを受けるためには、その高齢
者もそれに合わせて移動しなければならず面倒であり、
場合によっては太陽光が障害物にさえぎられて、日当た
りのよい場所が消減するケースもある。
【0004】そこで本発明の課題は、ミラーによる反射
を利用して太陽光の照射方向を積極的に変化させること
により、屋内の所望の場所に常に日当たりのよい場所を
確保することができるミラーユニットを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明に係るミラーユニットは、太陽光を反射
して屋内の所定位置を照らすミラー部と、そのミラー部
を角度可変に支持する支持部と、ミラー部の角度変更用
の駆動部と、その駆動部を駆動してミラー部の角度を変
化させる駆動指令手段とを備えることを特徴とする。
【0006】ここで、駆動指令手段は、駆動部を遠隔制
御する遠隔制御システムを含むものとすることができ
る。また、駆動指令手段は、ミラー部の角度を太陽の動
きに追従して変化させることにより、そのミラー部を屋
内の所定位置を照らし続ける状態に維持するものとする
ことができる。
【0007】本発明のミラーユニットは、そのミラー支
持部を互いに交差する少なくとも2本の回動軸線を備え
たものとし、ミラー部を、それら回動軸線の周りにそれ
ぞれ独立に回動可能に支持することにより、2方向以上
に角度可変なものとすることができる。
【0008】ミラー部は凹面鏡とすることができる。ま
た、ミラー部は、その表面を梨地に形成し、その梨地面
を、受光体を保護するための減光手段とすることができ
る。さらに、ミラー部を複数の小ミラー部に分割して、
それら各小ミラー部を支持部によりそれぞれ独立に角度
可変に支持することができる。
【0009】本発明のミラーユニットは、ミラー部と連
動して角度可変に支持され、太陽光を中継反射してミラ
ー部へ導く中継ミラー部を備えたものとすることができ
る。
【0010】
【発明の作用及び効果】本発明のミラーユニットは、駆
動指令手段により駆動部を駆動してミラー部の角度を変
化させることにより、太陽光をそのミラー部に反射させ
て屋内の所定位置を照らすようにすることができる。こ
れにより、太陽が移動しても、随時ミラー部の角度を変
更することにより、常に所定の位置に日当たりのよい場
所を確保することができるので、高齢者等の受光者が日
当たりのよい場所を求めて動きまわる必要がなくなる。
この場合、駆動指令手段がリモコン操作部等の遠隔制御
システムを備えることにより、受光者は居ながらにし
て、日当たりのよい場所を一定に保つためにミラー部を
操作することができ、一層便利である。
【0011】また、駆動指令手段を、ミラー部の角度を
太陽の動きに追従して変化させるものとする構成によれ
ば、駆動指令手段がミラー部を太陽の動きに合わせて駆
動し、屋内の所定位置を太陽光で照らし続ける状態に維
持するので、ミラー部の角度を調整する手間を省くこと
ができる。
【0012】ミラー支持部が、互いに交差する少なくと
も2本の回動軸線を備える構成によれば、ミラー部の角
度を2ないしそれ以上の方向に変化させることができ、
例えば太陽の高さ及び方位に対応して、きめ細かくミラ
ー部の角度を調整することができる。また、ミラー部を
凹面鏡とすることにより、日差しの弱い冬等において
も、受光場所に十分な明るさ・暖かさを確保することが
できる。一方ミラー部の表面を梨地に形成する構成によ
れば、逆に日差しの強い日に受光者への過度の投光を防
ぐことができ、受光者を保護することができる。また、
ミラー部が複数の小ミラー部に分割された構成によれ
ば、例えば全体として凹面を形成するように各小ミラー
部の角度を調整することにより、前述の凹面鏡を使用す
る場合と同様の効果が得られるばかりでなく、形成され
る凹面の曲率を変更することにより、屋内所定位置へ投
光される太陽光の密度を自由に設定できる。
【0013】中継ミラー部を備えるミラーユニットによ
れば、その中継ミラー部に太陽光を中継反射させること
により、上述のミラー部のみでは太陽光を導きにくい場
所へも太陽光を照射することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を図面に基
づいて説明する。 (実施例1)図1に示すミラーユニットO1は、ミラー
部1、そのミラー部1を回転駆動させる駆動部としての
第一のモータ3及び第二のモータ7、ならびにそれらを
駆動させる駆動指令手段8を有している。
【0015】ミラー部1は、反射性を有した鏡面を有す
るもので、通常のガラス製ミラーが使用できる他、より
耐候性並びに強度に優れた材料、例えばステンレス鋼板
等により構成すれば一層好ましく、いずれも屋内の所定
位置を照らすのに十分な面積を有するものとされる。ミ
ラー部1は、第一の回転軸2によって例えば逆門型に形
成された第一の支持枠4に対し、ほぼ水平な軸線周りに
回動可能に支持されると共に、その回転軸2の片側には
第一のモータ3が連結されて、前記ミラー部1を回転駆
動することにより、その上下方向の角度を変化させるよ
うになっている。一方、第一の支持枠4は、その下部に
設けられた第二の回転軸6により、第二の支持枠5に対
しほぼ垂直な軸線周りに回動可能に支持されると共に、
その第二の回転軸6の下端側には第二のモータ7が連結
され、ミラー部1を第一の支持枠4と共に回転駆動し
て、その左右方向の角度を変化させるようになってい
る。ここで、第一及び第二のモータ3及び7はオン状態
で比較的ゆっくりと回転し、オフ状態に切り替わると直
ちに回転が停止できるように、例えば減速器付きブレー
キモータ等で構成することが望ましい。ここで、これら
モータ3及び7がミラー部1の駆動部を構成している。
【0016】次に、駆動指令手段8は、上記第一及び第
二のモータ3及び7の駆動を制御するための制御ユニッ
ト9と、その制御ユニット9に制御指令を送信するリモ
コン操作部10とを備えて、遠隔制御システムを構成す
るものとされている。リモコン操作部10は例えば、ミ
ラーユニットO1の電源をオン・オフするための電源ス
イッチ10a、ミラー部1の角度を上下方向に変化させ
るための上下操作スイッチ11、同じく左右方向に変化
させるための左右操作スイッチ12、及び赤外線ビーム
発生部13等を備えたものである。赤外線ビーム発生部
13は、上記各操作スイッチ11及び12がオン状態に
付勢されている時にのみ、ボタン毎に異なる周波数の赤
外線パルスビーム14を発生するようになっている。例
えば、上下操作スイッチ11を操作することにより第一
のモータ3の正転又は逆転に対応する周波数の赤外線パ
ルスビーム14が、また、左右操作スイッチ12を操作
することにより第二のモータ7の正転又は逆転に対応す
る周波数の赤外線パルスビーム14が発生する。
【0017】一方、制御ユニット9は、上記リモコン操
作部10からの赤外線パルスビーム14を検出するため
の赤外線センサ15を備え、増幅器16、ノイズ除去の
ためのフィルタ17、及びA/D変換器18を介して制
御部19に接続されている。また、制御部19には、モ
ータドライバ20及び21を介して第一のモータ3及び
第二のモータ7がそれぞれ接続されている。制御部19
は、A/D変換器18からのパルス信号をカウントする
パルスカウンタ19a及び判定器19b等を含み、パル
スカウンタ19aのカウントするパルス信号の間隔(す
なわち赤外線パルスの周波数)を判定器19bで判定
し、そのパルス間隔に応じてモータドライバ20又は2
1に、モータ3又は7を正転もしくは逆転させる信号を
送る。これにより、使用者はリモコン操作部10の上記
操作スイッチ11又は12の付勢ないし付勢解除を適宜
繰り返すことにより、モータ3又は7を回転させて、ミ
ラー部1を所望の角度に調整することができる。
【0018】上記のようなミラーユニットO1は、図2
に示すように、例えば支柱22等を用いることにより、
ミラー部1が家屋H内の所定の位置23を見込む高さに
位置するように、家屋Hの近傍に設置することができ
る。この場合、制御ユニット9は、例えば支柱22の中
間に設けることができる。
【0019】以下、ミラーユニットO1の使用方法につ
いて説明する。図1及び図2に示すように、位置23に
滞在する使用者Mは、リモコン操作部10の操作スイッ
チ11及び12(図1)を付勢してオン状態とし、制御
ユニット9に赤外線パルスビーム14を送る。この赤外
線パルスビーム14を受けて制御ユニット9の制御部1
9はモータドライバ20又は21に信号を発し、第一又
は第二のモータ3又は7を正転もしくは逆転させること
により、ミラー部1の角度を変化させる。そして、ミラ
ー部1に反射された反射光L’が位置23を照らすよう
になった時点で、スイッチ11又は12の付勢を解除し
てオフ状態とすれば、モータ3又は7の回転すなわちミ
ラー部1の角度変化が停止し、反射光L’が位置23を
照らす状態がしばらくの間維持される。
【0020】太陽Sはその後、図2に矢印で示すように
その高度を、また図3に矢印で示すようにその方位を刻
々変化させるので、反射光L’の角度が変化して、やが
て日当たりのよい場所は位置23から別の場所へ移動し
てしまう。このような場合は、上下操作スイッチ11及
び左右操作スイッチ12を適宜操作して、ミラー部1の
上下方向ならびに左右方向の角度を変化させることによ
り、反射光L’の角度を調整すれば、再び位置23に日
当たりのよい場所を作ることができる。
【0021】ここで、図4に示すように、リモコン操作
部10と制御ユニット9とをケーブル(又は光ファイ
バ)24により接続し、電流信号(又は光信号)をケー
ブル(又は光ファイバ)24を介して制御部19に送
り、モータ3及び7を駆動するようにしてもよい。さら
に、リモコン操作部10に代えて、同様の操作スイッチ
11及び12等を備えた操作盤を、制御ユニット9に近
接して又は一体に設けてもよい。
【0022】また、ミラー部1の回転軸2及び6は、直
角以外の角度をなす2軸としてもよい。また、図5に示
すように回転軸2又は6のいずれか一方を省略し、ミラ
ー部1の角度を一方向のみに変化させるように構成して
もよい。
【0023】また、図6に示すように、ミラー部1を、
凹面鏡とすることができる。これにより、ミラー部1に
反射した太陽光は、収束して対象物へ照射されるので、
例えば日差しの弱い冬等でも屋内所定位置に充分な明る
さ、暖かさを確保することができる。
【0024】また、図7に示すように、ミラー部1の表
面に梨地面1aを形成することもできる。梨地の粗さ
は、受光者Mに適度な明るさ、暖かさを供給できる範囲
内で自由に設定することができる。これにより図8に示
すように、受光者Mへの過度の投光を防ぐことができ
る。
【0025】次に、図9に示すように、ミラー部1は、
複数の小ミラー部51に分割して形成することができ
る。これら小ミラー部51は、ミラー部1を例えば幅方
向において3つないしそれ以上の部分に分割するものと
して形成することができる。各小ミラー部51は、各々
下部から突設した回転軸51aにより、それぞれ小ミラ
ー支持部52に対しほぼ垂直な軸線周りにそれぞれ回動
自在に支持されると共に、各回転軸51aの下端部には
モータ53が装着され、それら小ミラー部51をそれぞ
れ独立に回転駆動するようになっている。そして、小ミ
ラー支持部52は例えば逆門型に形成された補助支持枠
54に取り付けられ、その補助支持枠54が、第一のモ
ータ3により駆動される第一の回転軸2により第一の支
持枠4に対し回動可能に支持されることによって、上記
複数の小ミラー部51を含むミラー部1全体が、ほぼ水
平な軸線周りにその角度を変化させるようになってい
る。そして、第一の支持枠4は図1に示したものと同様
に、第2の回転軸6及び第2のモータ7等により、ほぼ
垂直な軸線周りにも角度を変化させるものとされてい
る。
【0026】例えば図10に示すように、両側の小ミラ
ー部51を、その反射面が中央の小ミラー部51の反射
面に対して近づく方向に回転させ、ミラー部1の反射面
が全体としてその幅方向において凹面を形成するように
すれば、受光者M(照射位置23)に照射される反射光
L’の密度を増大させることができる。逆に、図11に
示すように、ミラー部への反射面が凸面を形成するよう
に構成すれば、照射される光の密度を減ずることがで
き、日差しのやや強い日には受光者Mへの過度の投光を
防止することができる。ここで、中央の小ミラー部51
は補助支持枠54に対し角度固定に設けてもよい。ま
た、小ミラー部51は、ミラー部1を高さ方向において
分割するように形成することもできる。
【0027】(実施例2)図12は、中継ミラー部を備
えたミラーユニットの一例を示すものである。ミラーユ
ニットO2は、例えば家屋H内に北側から太陽光を照射
するミラー部1と、太陽光を中継反射してミラー部1に
導く中継ミラー部60とを備え、それぞれ図1に示した
ものと同様の駆動部を有するとともに、互いに連動して
その角度を変化させるようになっている。
【0028】家屋の北側は日中でも日当たりが悪く、本
発明のミラーユニットの適用が特に有効であるが、例え
ば図12に示すように、ミラー部1を家屋Hの北東寄り
に配置した場合に、太陽Sがほぼ真南から照り付ける正
午前後の時間帯においては、太陽Sからの光を直接ミラ
ー部1により反射して家屋Hの北側へ導くことができ
る。ところが、その後、太陽Sが西へ移動すると、太陽
光Lが家屋Hに遮られてミラー部1が太陽光Lを直接受
光できなくなる場合が生ずる。そのような場合、中継ミ
ラー部60により太陽光Lを中継反射してミラー部1へ
導けば、引き続き家屋H内を反射光L’により照射する
ことができる。一方、図中一点鎖線で示すように、ミラ
ー部1に対する中継反射光L”の入射角度が一定となる
ように、中継ミラー部60の角度を太陽Sの動きに合わ
せて変化させるようにすれば、ミラー部1の角度は特に
変化させなくてもよい場合がある。
【0029】(実施例3)図13は、ミラー部1の角度
を太陽の動きに追従して変化させるように駆動指令手段
を構成したミラーユニットの例を示すものである。ミラ
ーユニットO3は、ミラー部1とその駆動部とが実施例
1とほぼ同様に構成されているが、第一のモータ及び第
二のモータはそれぞれパルスモータ25及び27で構成
されている。次に、駆動指令手段29は、コンピュータ
30、入力ユニット31及びリモコン操作部32等を含
むものであり、コンピュータ30は、I/Oポート3
3、CPU34、時計35、ROM36及びRAM37
等により構成されている。第一のパルスモータ25及び
第二のパルスモータ27は、それぞれモータドライバ3
7及び38を介してコンピュータ30に接続されてい
る。さらに、パルスモータ25及び27のシャフトに
は、それらシャフトの回転角(すなわちミラー部1の上
下方向及び左右方向の回転角)を検出するためのロータ
リエンコーダ40及び41が設けられ、それぞれコンピ
ュータ30に接続されている。
【0030】一方、リモコン操作部32は、実施例1の
リモコン操作部10とほぼ同様の構成を有するものであ
るが、ミラーユニットO3の自動運転モードを選択する
自動運転選択スイッチ44、及び手動運転モードを選択
する手動運転選択スイッチ45が設けられている。32
aは電源スイッチである。そして、コンピュータ30に
は、リモコン操作部32からの赤外線パルスビーム14
を検出する赤外線センサ15が、増幅器16、フィルタ
17及びA/D変換器18を介して接続されている。
【0031】次に、コンピュータ30のROM36に
は、ミラーユニットO3が設置される地点の緯度及び経
度と、設置の日付を設定するための緯度・経度・日付設
定プログラム36a、ミラーユニットO3を自動運転す
るための自動運転プログラム36c、リモコン操作部3
2によりミラーユニットO3を手動運転するための手動
運転プログラム36d、及び自動運転プログラム36c
に取り込まれて使用される駆動データ36b等が格納さ
れている。ここで、駆動データ36bは、各種緯度及び
経度と日付に対応する多数のデータの組からなり、上記
自動運転プログラム36cは、それらデータのうち所定
のものを取り込むことにより、その緯度、経度及び日付
における太陽の動きに追従してミラー部1の角度が変化
するように、パルスモータ25及び27の駆動を制御す
るものとなる。一方、入力ユニット31は、それら緯
度、経度及び日付等をコンピュータ30に入力するため
のキーボード42及び液晶パネル等のディスプレイ43
を備えている。そして、RAM37には、緯度・経度メ
モリ37a及び日付メモリ37b等が設けられて、入力
された緯度・経度、及び日付等のデータが記憶されるよ
うになっている。
【0032】以下、ミラーユニットO3の作動を、図1
4及び図15に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、リモコン操作部32を用いてユニットO3の電源
をオンにする。次に、図14のフローチャートに示す手
順に従い、入力ユニット31を用いて緯度・経度・日付
の設定を行う。まず、キーボード42からの入力によ
り、緯度・経度・日付設定モードに切り換えることによ
り、ROM36から緯度・経度・日付設定プログラム3
6aが呼び出される(ステップS1、以下、単にS1等と
いう)。緯度・経度・日付設定プログラム36aが呼び
出されるとともに、ディスプレイ43には例えば「イド
ノニュウリョク」のような入力手順を指示するメッセー
ジが表示され、使用者はそのメッセージに従いつつ、入
力ユニット31のキーボード42から所定の緯度・経
度、日付等の入力を行う(S2〜S7)。これら入力され
た緯度・経度、日付のデータは、RAM37の緯度・経
度及び日付メモリ37a及び37bに格納される。そし
て、すべての入力が終了した時点で、ディスプレイ43
には「ヨロシイデスカ」等のメッセージが表示され(S
8)、入力に誤りがなければキーボード42から設定終
了の入力を行うことにより(S10)、自動運転待機モー
ドに切り替わる(S11)。一方、入力に誤りがあった場
合には(S9)、設定やり直しの入力を行うことにより
(S12)、S2に戻って入力のやり直しを行う。なお、
緯度・経度は数値入力する代わりに、設置地点毎の緯度
・経度の数表をROM36内に格納しておき、その設定
地点名を、例えばコード番号等により入力するようにし
てもよい。
【0033】上記入力が終了したら、リモコン操作部3
2の手動運転選択スイッチ45を操作し、続いて上下操
作スイッチ11及び左右操作スイッチ12を操作して、
反射光が所望の位置に照射されるようにミラー部1の角
度を手動調整する。そして、このときのミラー部1の位
置(角度)が自動運転開始のための基準位置とされる。
【0034】ミラー部1の角度調整が終了したら、図1
5のフローチャートに従い、ミラーユニットO3の自動
運転を開始する。まず、S13において、リモコン操作部
32の自動運転選択スイッチ44を操作することによ
り、自動運転選択信号がCPU34(図13)に送ら
れ、この信号を受けて自動運転プログラム36cが起動
する。プログラム36cが起動すると、まずS14におい
て、入力された緯度・経度及び日付のデータがRAM3
7から読み込まれ、これらデータに対応する駆動データ
36bがROM36から読み込まれる。次にS15におい
て、第一のパルスモータ25及び第二のパルスモータ2
7のロータの、各時刻毎の角度目標値θ及びφが計算・
生成されてプログラム36cに書き込まれる。ここで、
上記角度目標値θ及びφは、太陽がミラー部1に対して
常に一定の入射角度を維持するように、すなわちミラー
部1の角度が太陽の動きに追従して変化するように、自
動運転開始時のパルスモータ25及び27のロータ位置
θ0及びφ0を基準として時刻毎に算出される。
【0035】そして、S16において、時計35からの時
刻データと同期しながら、コンピュータ30はモータド
ライバ37及び38に指令を送り、各ロータの積算回転
角度が各時刻における角度目標値θ及びφとなるよう
に、パルスモータ25及び27を回転させる。これによ
りミラー部1は、常に一定角度で太陽光を受光・反射す
るように回転駆動され、ミラー部1の手動角度調整によ
り位置決めした照射場所を照らし続けることとなる。な
お、本実施例においては、パルスモータ25及び27の
積算回転角度はロータリエンコーダ40及び41により
モニタされ、各時刻毎に目標角度からのずれ補正を行う
閉ループ制御を行っているが、それらパルスモータ25
及び27の乱調やミスステップ等による回転角度誤差が
充分小さい場合には、ロータリエンコーダ40及び41
を省略して開ループ制御を行うこともできる。
【0036】上記ミラーユニット1の自動運転は、リモ
コン操作部32の電源スイッチ32aをオフ状態とする
ことにより運転終了信号がCPU34に送られ(S1
7)、これを受けてモータドライバ37及び38に停止
信号が送られて、モータ25及び27がストップし運転
が終了する(S18)。なお、自動運転プログラムにタイ
マ運転を行うルーチンを形成しておき、予め入力された
時刻において自動的に運転を停止するようにすることも
できる。
【0037】ここで、ミラー部1を太陽の動きに追従さ
せて駆動する手段は上述のものに限らず、例えば光セン
サ等により太陽の位置を検出しながらミラー部1の駆動
を制御する態様など、各種構成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のミラーユニットの構成を概念的に示
す図。
【図2】実施例1のミラーユニットの作用説明図。
【図3】実施例1のミラーユニットの別の作用説明図。
【図4】駆動指令手段の変形例を示す概念図。
【図5】ミラー部の回転軸線を一本のみとした例を示す
正面図。
【図6】ミラー部を凹面鏡とした例を示す平面図。
【図7】表面に梨地面が形成されたミラー部の例を示す
正面図。
【図8】同じくその平面図。
【図9】ミラー部を複数の小ミラー部に分割して形成し
た例を示す正面図。
【図10】同じくその作用を示す平面図。
【図11】同じくその別の作用を示す平面図。
【図12】実施例2のミラーユニットの構成及び作用を
概念的に示す図。
【図13】実施例3のミラーユニットの構成を示すブロ
ック図。
【図14】緯度・経度・日付設定用プログラムの内容を
示すフローチャート。
【図15】実施例3のミラーユニットの自動運転プログ
ラムの概要を示すフローチャート。
【符号の説明】
O1〜O3 ミラーユニット 1 ミラー部 1a 梨地面 2、6 回転軸(回転軸線) 3、7 モータ(駆動部) 8、29 駆動指令手段 10 リモコン操作部(遠隔制御システム) H 家屋 51 小ミラー部 60 中継ミラー部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/198 26/08 E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽を反射して屋内の所定位置を照らす
    ミラー部と、 そのミラー部を角度可変に支持する支持部と、 前記ミラー部の角度変更用の駆動部と、 その駆動部を駆動して前記ミラー部の角度を変化させる
    駆動指令手段と、 を含むことを特徴とするミラーユニット。
  2. 【請求項2】 前記駆動指令手段は、前記駆動部を遠隔
    制御する遠隔制御システムを含む請求項1記載のミラー
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記駆動指令手段は、前記ミラー部の角
    度を太陽の動きに追従して変化させることにより、前記
    ミラー部を前記屋内の所定位置を照らし続ける状態に維
    持するものとされる請求項1又は2に記載のミラーユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記ミラー支持部は、互いに交差する少
    なくとも2本の回動軸線を備え、前記ミラー部はそれら
    回動軸線の周りにそれぞれ独立に回動可能に支持される
    ことにより、2方向以上に角度可変とされる請求項1な
    いし3のいずれかに記載のミラーユニット。
  5. 【請求項5】 前記ミラー部は凹面鏡である請求項1な
    いし4のいずれかに記載のミラーユニット。
  6. 【請求項6】 前記ミラー部は、その表面が梨地に形成
    され、この梨地面が受光体を保護する減光手段とされた
    請求項1ないし5のいずれかに記載のミラーユニット。
  7. 【請求項7】 前記ミラー部が複数の小ミラー部に分割
    されるとともに、それら各小ミラー部は、前記支持部に
    よりそれぞれ独立に角度可変に支持される請求項1ない
    し6のいずれかに記載のミラーユニット。
  8. 【請求項8】 前記ミラー部と連動して角度可変に支持
    され、太陽光を中継反射して前記ミラー部へ導く中継ミ
    ラー部を含む請求項1ないし7のいずれかに記載のミラ
    ーユニット。
JP6289142A 1994-10-27 1994-10-27 ミラーユニット Pending JPH08122621A (ja)

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