JPH08121057A - 手動開閉式ロールスクリーン装置 - Google Patents
手動開閉式ロールスクリーン装置Info
- Publication number
- JPH08121057A JPH08121057A JP25781894A JP25781894A JPH08121057A JP H08121057 A JPH08121057 A JP H08121057A JP 25781894 A JP25781894 A JP 25781894A JP 25781894 A JP25781894 A JP 25781894A JP H08121057 A JPH08121057 A JP H08121057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- case
- spring
- weight bar
- screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
- B60J7/0007—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings
- B60J7/0015—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings roller blind
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】広幅で傾斜した車両等の窓に使用可能な手動開
閉式ロールスクリーン装置で、使用中のガイドコードの
伸びによる再調整を必要としないものを提供。 【構成】窓の両側に設けたサイドレール11とスクリーン
の先端を止着したウェイトバー15の内部に２本のガイド
コードをたすき掛けに通し、スクリーンを巻いたロール
に巻き上げスプリングを組み込んでなるロールスクリー
ンにおいて、ウェイトバー15の端部をエンドケース20に
はめ込み、そのエンドケースをサイドレール11の開口16
から内部に挿入してウェイトバーと共に摺動させ、エン
ドケース20にブレーキケース24を外端側から挿入し、そ
のブレーキケースにブレーキドラム25を軸受けし、その
ブレーキドラムにピニオン26を固定し、そのピニオンを
サイドレール11に内設したラック27とかみ合わせ、ブレ
ーキドラム25にブレーキばね29をはめ、ブレーキケース
24にブレーキばね29の回転を制止するブレーキ突起30を
設け、ピニオン26が回転すると、ブレーキばね29とブレ
ーキドラム25の間に摩擦抵抗が生じ、それによってスク
リーン14を任意の位置に停止可能にした。
閉式ロールスクリーン装置で、使用中のガイドコードの
伸びによる再調整を必要としないものを提供。 【構成】窓の両側に設けたサイドレール11とスクリーン
の先端を止着したウェイトバー15の内部に２本のガイド
コードをたすき掛けに通し、スクリーンを巻いたロール
に巻き上げスプリングを組み込んでなるロールスクリー
ンにおいて、ウェイトバー15の端部をエンドケース20に
はめ込み、そのエンドケースをサイドレール11の開口16
から内部に挿入してウェイトバーと共に摺動させ、エン
ドケース20にブレーキケース24を外端側から挿入し、そ
のブレーキケースにブレーキドラム25を軸受けし、その
ブレーキドラムにピニオン26を固定し、そのピニオンを
サイドレール11に内設したラック27とかみ合わせ、ブレ
ーキドラム25にブレーキばね29をはめ、ブレーキケース
24にブレーキばね29の回転を制止するブレーキ突起30を
設け、ピニオン26が回転すると、ブレーキばね29とブレ
ーキドラム25の間に摩擦抵抗が生じ、それによってスク
リーン14を任意の位置に停止可能にした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は両サイドにガイドレール
を備えた手動開閉式ロールスクリーン装置の改良に関す
るものである。
を備えた手動開閉式ロールスクリーン装置の改良に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】両サイドにガイドレールを設けたロール
スクリーンは周知であり、ロールに組み込んだスプリン
グによってスクリーンを巻き上げ、手でスクリーンを引
き出すロールスクリーンを比較的広幅の窓に設置したと
き、ウェイトバーの片下がりを防止するためにガイドコ
ードをたすき掛けにしてウェイトバーの内部に通すこ
と、及び、ウェイトバーを任意の位置に停止させるため
に、ウェイトバーの内部においてガイドコードに摩擦抵
抗を与えるようにすることは実開平６−５８０９２号に
よって公知である。
スクリーンは周知であり、ロールに組み込んだスプリン
グによってスクリーンを巻き上げ、手でスクリーンを引
き出すロールスクリーンを比較的広幅の窓に設置したと
き、ウェイトバーの片下がりを防止するためにガイドコ
ードをたすき掛けにしてウェイトバーの内部に通すこ
と、及び、ウェイトバーを任意の位置に停止させるため
に、ウェイトバーの内部においてガイドコードに摩擦抵
抗を与えるようにすることは実開平６−５８０９２号に
よって公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記ロールスクリーン
装置はウェイトバーの内部においてガイドコードに摩擦
抵抗を付与する方式であるが、ガイドコードに摩擦抵抗
を付与すると、ガイドコードは伸びやすくなり、摩擦抵
抗を付与する摩擦機構をひんぱんに調整する必要がある
という問題があった。又、その摩擦機構を調整するため
には、ウェイトバーを分解する必要があり、調整作業が
厄介であるという問題もあった。
装置はウェイトバーの内部においてガイドコードに摩擦
抵抗を付与する方式であるが、ガイドコードに摩擦抵抗
を付与すると、ガイドコードは伸びやすくなり、摩擦抵
抗を付与する摩擦機構をひんぱんに調整する必要がある
という問題があった。又、その摩擦機構を調整するため
には、ウェイトバーを分解する必要があり、調整作業が
厄介であるという問題もあった。
【０００４】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、ロールスクリ
ーンのウェイトバーを任意の位置に停止させることがで
きる装置であって、調整が容易であり、かつガイドコー
ドには影響を与えないものを提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、ロールスクリ
ーンのウェイトバーを任意の位置に停止させることがで
きる装置であって、調整が容易であり、かつガイドコー
ドには影響を与えないものを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、左右にサイドレールを備
え、そのサイドレールとウェイトバーの内部に２本のガ
イドコードをたすき掛けに張設したロールスクリーン装
置において、サイドレール内部を移動するウェイトバー
の端部に、ウェイトバーの移動に対して摩擦抵抗を付与
するブレーキ手段を設けたことにある。ブレーキ手段と
しては、サイドレールにラックを配設し、そのラックに
かみ合うピニオンをウェイトバーの端部に回転自在に軸
着し、そのピニオンにブレーキドラムを同軸に固定し、
そのブレーキドラムにブレーキばねを巻き、いずれの方
向にピニオンが回転しても、ブレーキばねの内周面とブ
レーキドラムの外周面の間に摩擦抵抗が生ずるようにし
たものでもよい。又、ブレーキ手段としては、サイドレ
ールの内面を摩擦面として、ウェイトバーの端部に摩擦
体とその摩擦体をサイドレールの摩擦面に押圧する押し
ばねを取り付けたものでもよい。
め、本発明が採用する手段は、左右にサイドレールを備
え、そのサイドレールとウェイトバーの内部に２本のガ
イドコードをたすき掛けに張設したロールスクリーン装
置において、サイドレール内部を移動するウェイトバー
の端部に、ウェイトバーの移動に対して摩擦抵抗を付与
するブレーキ手段を設けたことにある。ブレーキ手段と
しては、サイドレールにラックを配設し、そのラックに
かみ合うピニオンをウェイトバーの端部に回転自在に軸
着し、そのピニオンにブレーキドラムを同軸に固定し、
そのブレーキドラムにブレーキばねを巻き、いずれの方
向にピニオンが回転しても、ブレーキばねの内周面とブ
レーキドラムの外周面の間に摩擦抵抗が生ずるようにし
たものでもよい。又、ブレーキ手段としては、サイドレ
ールの内面を摩擦面として、ウェイトバーの端部に摩擦
体とその摩擦体をサイドレールの摩擦面に押圧する押し
ばねを取り付けたものでもよい。
【０００６】
【作用】本発明のロールスクリーン装置は、両側にウェ
イトバーを案内するサイドレールを有するから、傾斜し
た窓にも使用可能であり、ガイドコードをたすき掛けに
したから、広幅な窓に用いてもスクリーンが片下がりす
ることはない。スクリーンを引き出してウェイトバーを
放すと、巻き上げスプリングがスクリーンを巻き上げよ
うとするが、それに伴うウェイトバーの上昇はブレーキ
手段によって阻止されるから、スクリーンは引き出した
位置にそのまま停止する。スクリーンを巻き上げるとき
は、手でウェイトバーを操作するが、巻き上げスプリン
グの加勢があるから、操作は軽快である。
イトバーを案内するサイドレールを有するから、傾斜し
た窓にも使用可能であり、ガイドコードをたすき掛けに
したから、広幅な窓に用いてもスクリーンが片下がりす
ることはない。スクリーンを引き出してウェイトバーを
放すと、巻き上げスプリングがスクリーンを巻き上げよ
うとするが、それに伴うウェイトバーの上昇はブレーキ
手段によって阻止されるから、スクリーンは引き出した
位置にそのまま停止する。スクリーンを巻き上げるとき
は、手でウェイトバーを操作するが、巻き上げスプリン
グの加勢があるから、操作は軽快である。
【０００７】ブレーキ手段はスクリーンを引き出すとき
も抵抗となるから、巻き上げスプリングの力よりも少し
大きな力でスクリーンを引き出す必要がある。
も抵抗となるから、巻き上げスプリングの力よりも少し
大きな力でスクリーンを引き出す必要がある。
【０００８】
【実施例】本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図１及び図２に示すように、傾斜しかつ湾曲
した車両等の窓10の両側にサイドレール11を設置し、窓
10の上方の壁面の内側に固定プレート38を固定し、その
固定プレートにロール12を回転自在に支持する。ロール
12に巻き上げたスクリーン14を引き出し、サイドレール
11の上方に位置するロッド13に掛けて引き下ろす。スク
リーン14の先端はウェイトバー15に止着し、ウェイトバ
ー15はサイドガイド11に沿って上下する。図示していな
いが、ロール12の内部にはロールをスクリーン巻き上げ
方向に回転させる巻き上げスプリングを組み込む。
説明する。図１及び図２に示すように、傾斜しかつ湾曲
した車両等の窓10の両側にサイドレール11を設置し、窓
10の上方の壁面の内側に固定プレート38を固定し、その
固定プレートにロール12を回転自在に支持する。ロール
12に巻き上げたスクリーン14を引き出し、サイドレール
11の上方に位置するロッド13に掛けて引き下ろす。スク
リーン14の先端はウェイトバー15に止着し、ウェイトバ
ー15はサイドガイド11に沿って上下する。図示していな
いが、ロール12の内部にはロールをスクリーン巻き上げ
方向に回転させる巻き上げスプリングを組み込む。
【０００９】図２に示すように、ウェイトバー15の両側
端はサイドレール11、11の相互に対向する開口16、16に
摺動自在に挿入する。ウェイトバー15は角筒状であり、
内部を２本のガイドコード17、17が貫通する。２本のガ
イドコード17、17は正面から見ると、ウェイトバー15の
内部中央において交差する。２本のガイドコード17、17
の下端は相対するサイドレール11、11の下端に設けた固
定具18、18に止着され、上端はそれぞれ反対側のサイド
レール11、11の上端に設けた緊張固定具19、19に係止さ
れる。緊張固定具19、19はガイドコード17、17に必要な
テンションを付与して固定することができる。
端はサイドレール11、11の相互に対向する開口16、16に
摺動自在に挿入する。ウェイトバー15は角筒状であり、
内部を２本のガイドコード17、17が貫通する。２本のガ
イドコード17、17は正面から見ると、ウェイトバー15の
内部中央において交差する。２本のガイドコード17、17
の下端は相対するサイドレール11、11の下端に設けた固
定具18、18に止着され、上端はそれぞれ反対側のサイド
レール11、11の上端に設けた緊張固定具19、19に係止さ
れる。緊張固定具19、19はガイドコード17、17に必要な
テンションを付与して固定することができる。
【００１０】図３、図４、図５に示すように、ウェイト
バー15の外側端部を角筒状のエンドケース20の内側のソ
ケット部21に内嵌する。エンドケース20の外側端部の上
下にエンドケース22、22を設け、そのエンドケース22、
22を介して２本のガイドコード17、17を上下に引き出
す。エンドケース20はソケット部21を除きサイドレール
17の開口16から内部に入り込む。エンドケース20の外側
端部に設けた凹状のケース挿入部23に箱状のブレーキケ
ース24を挿入する。ケース挿入部23は周壁によって２本
のガイドコード17、17が通る部分とは仕切られているか
ら、挿入したブレーキケースがガイドコードに接触する
おそれはない。
バー15の外側端部を角筒状のエンドケース20の内側のソ
ケット部21に内嵌する。エンドケース20の外側端部の上
下にエンドケース22、22を設け、そのエンドケース22、
22を介して２本のガイドコード17、17を上下に引き出
す。エンドケース20はソケット部21を除きサイドレール
17の開口16から内部に入り込む。エンドケース20の外側
端部に設けた凹状のケース挿入部23に箱状のブレーキケ
ース24を挿入する。ケース挿入部23は周壁によって２本
のガイドコード17、17が通る部分とは仕切られているか
ら、挿入したブレーキケースがガイドコードに接触する
おそれはない。
【００１１】ブレーキケース24にブレーキドラム25を回
転自在に軸受けし、ブレーキドラム25の外端部にピニオ
ン26を固定する。ピニオン26とかみ合うラック27をサイ
ドレール11、11に配置する。ラック27はサイドレール11
の前内面又は後内面に沿って全長にわたり延長する。ラ
ック27はサイドレール11の内面に設けたラック保持部28
に挿入して保持する。ブレーキドラム25にコイル状のブ
レーキばね29を巻き、そのブレーキばね29の両端を半径
方向に突出させる。そのブレーキばね29の両端のいずれ
かに係合するブレーキ突起30をブレーキケースに設け
る。ブレーキ突起30はブレーキばね29がブレーキドラム
25と一体回転する。これによって、停止するブレーキば
ね29の内周面と回転するブレーキドラム25の外周面の間
に摩擦抵抗が生じる。このブレーキばね29とブレーキド
ラム25の間の摩擦抵抗によりウェイトバー15の移動を阻
止する力は、ロール12に内設した巻き上げスプリングの
ウェイトバー15を上昇させる力よりも少し大きく設定す
る。ブレーキケース24のエンドケースから突出する部分
を後方に延長し、サイドレール11の内面に設けた突条39
に係合して摺動するスライダ40を形成する。
転自在に軸受けし、ブレーキドラム25の外端部にピニオ
ン26を固定する。ピニオン26とかみ合うラック27をサイ
ドレール11、11に配置する。ラック27はサイドレール11
の前内面又は後内面に沿って全長にわたり延長する。ラ
ック27はサイドレール11の内面に設けたラック保持部28
に挿入して保持する。ブレーキドラム25にコイル状のブ
レーキばね29を巻き、そのブレーキばね29の両端を半径
方向に突出させる。そのブレーキばね29の両端のいずれ
かに係合するブレーキ突起30をブレーキケースに設け
る。ブレーキ突起30はブレーキばね29がブレーキドラム
25と一体回転する。これによって、停止するブレーキば
ね29の内周面と回転するブレーキドラム25の外周面の間
に摩擦抵抗が生じる。このブレーキばね29とブレーキド
ラム25の間の摩擦抵抗によりウェイトバー15の移動を阻
止する力は、ロール12に内設した巻き上げスプリングの
ウェイトバー15を上昇させる力よりも少し大きく設定す
る。ブレーキケース24のエンドケースから突出する部分
を後方に延長し、サイドレール11の内面に設けた突条39
に係合して摺動するスライダ40を形成する。
【００１２】車両等の窓10は傾斜し横幅は上下幅よりも
広いが、両側のサイドバー11、11がスクリーン14のウェ
イトバー15を案内し、２本のガイドコード17、17がサイ
ドバー11、11とウェイトバー15の内部においてたすき掛
けされているから、ウェイトバー15のいずれの部分を手
動で上下させても、スクリーン14は片下がりせずに昇降
する。巻き上げスプリングとブレーキばねに抗してウェ
イトバー15を手で下降させてスクリーン14を引き出し、
任意の位置においてウェイトバー15を放すと、ロール12
に組み込んだ巻き上げスプリングがスクリーンを巻き上
げようとする。これによって、ピニオン26はラック27に
沿って回転しようとするが、ピニオン26が回転しようと
すると、ブレーキばね29の一端にブレーキ突起30が当接
してブレーキばね29のブレーキドラム25との一体回転を
制止してその間に摩擦抵抗を生じさせる。この摩擦抵抗
によって、ブレーキドラム25と一体のピニオン26の回転
を阻止するから、スクリーン14は巻き上げられずにその
位置に停止する。ブレーキばね29はスクリーン14の巻き
上げに抵抗するから、スクリーン14は手動で上昇させな
ければならないが、巻き上げスプリングの加勢があるか
ら、巻き上げに必要な力はわずかである。
広いが、両側のサイドバー11、11がスクリーン14のウェ
イトバー15を案内し、２本のガイドコード17、17がサイ
ドバー11、11とウェイトバー15の内部においてたすき掛
けされているから、ウェイトバー15のいずれの部分を手
動で上下させても、スクリーン14は片下がりせずに昇降
する。巻き上げスプリングとブレーキばねに抗してウェ
イトバー15を手で下降させてスクリーン14を引き出し、
任意の位置においてウェイトバー15を放すと、ロール12
に組み込んだ巻き上げスプリングがスクリーンを巻き上
げようとする。これによって、ピニオン26はラック27に
沿って回転しようとするが、ピニオン26が回転しようと
すると、ブレーキばね29の一端にブレーキ突起30が当接
してブレーキばね29のブレーキドラム25との一体回転を
制止してその間に摩擦抵抗を生じさせる。この摩擦抵抗
によって、ブレーキドラム25と一体のピニオン26の回転
を阻止するから、スクリーン14は巻き上げられずにその
位置に停止する。ブレーキばね29はスクリーン14の巻き
上げに抵抗するから、スクリーン14は手動で上昇させな
ければならないが、巻き上げスプリングの加勢があるか
ら、巻き上げに必要な力はわずかである。
【００１３】図６の実施例は、ラックとピニオンを使用
しない方式である。前記実施例と同様にエンドケース20
のケース挿入部23にブレーキケース24を挿入する。ブレ
ーキケース24のエンドケース20の外側端部よりも突出す
る部分を別体のコ字形スライダ31によって上下から抱
く。スライダ31の後面はサイドレール11の内面に接す
る。ブレーキケース24の前面に凹部32を設け、その凹部
の底にボルト孔33をあける。ボルト孔にボルト34をねじ
込み、ボルトの34の先端にばね押え板35を取り付ける。
スライダ31の前面中央にばね芯36を設け、そのばね芯に
コイルばね37をはめる。ボルト34のねじ込み量に応じて
コイルばね37のスライダ31を押圧する反発力は強くな
る。スライダ31はコイルばね37に押圧されてサイドレー
ル11の内面に接して摺動するから、スライダ31すなわち
ウェイトバーの昇降に伴う摩擦抵抗はボルト34のねじ込
み量によって調整することができる。このボルト34のね
じ込み量はサイドレール11の前面に設けた調整用孔41か
ら容易に実施することができる。この摩擦抵抗を巻き上
げスプリングのスクリーン巻き上げ強さよりも少し大き
くしておけば、スクリーンは任意の位置に停止させるこ
とができる。それ以外の動作はすべて前記実施例と同様
である。
しない方式である。前記実施例と同様にエンドケース20
のケース挿入部23にブレーキケース24を挿入する。ブレ
ーキケース24のエンドケース20の外側端部よりも突出す
る部分を別体のコ字形スライダ31によって上下から抱
く。スライダ31の後面はサイドレール11の内面に接す
る。ブレーキケース24の前面に凹部32を設け、その凹部
の底にボルト孔33をあける。ボルト孔にボルト34をねじ
込み、ボルトの34の先端にばね押え板35を取り付ける。
スライダ31の前面中央にばね芯36を設け、そのばね芯に
コイルばね37をはめる。ボルト34のねじ込み量に応じて
コイルばね37のスライダ31を押圧する反発力は強くな
る。スライダ31はコイルばね37に押圧されてサイドレー
ル11の内面に接して摺動するから、スライダ31すなわち
ウェイトバーの昇降に伴う摩擦抵抗はボルト34のねじ込
み量によって調整することができる。このボルト34のね
じ込み量はサイドレール11の前面に設けた調整用孔41か
ら容易に実施することができる。この摩擦抵抗を巻き上
げスプリングのスクリーン巻き上げ強さよりも少し大き
くしておけば、スクリーンは任意の位置に停止させるこ
とができる。それ以外の動作はすべて前記実施例と同様
である。
【００１４】
【発明の効果】上記のとおり、本発明のロールスクリー
ン装置は両側にサイドレールを備え、サイドレールとウ
ェイトバーの内部に２本のガイドコードをたすき掛けに
通したから、広幅な傾斜窓に使用することが可能であ
り、従来のガイドコードに対して摩擦抵抗を付与してス
クリーンを任意の位置に停止させる方式とは異なり、ウ
ェイトバーのサイドレール内の移動に対して摩擦抵抗を
付与してスクリーンを任意の位置に停止させる方式であ
るから、使用中にガイドコードが伸びても再調整の必要
はないという優れた効果を奏する。
ン装置は両側にサイドレールを備え、サイドレールとウ
ェイトバーの内部に２本のガイドコードをたすき掛けに
通したから、広幅な傾斜窓に使用することが可能であ
り、従来のガイドコードに対して摩擦抵抗を付与してス
クリーンを任意の位置に停止させる方式とは異なり、ウ
ェイトバーのサイドレール内の移動に対して摩擦抵抗を
付与してスクリーンを任意の位置に停止させる方式であ
るから、使用中にガイドコードが伸びても再調整の必要
はないという優れた効果を奏する。
【図１】は本発明の装置を設置した窓の縦断面図、
【図２】は図１の装置の正面図、
【図３】は図１のウェイトバー端部の機構を示す正面
図、
図、
【図４】は図１のウェイトバー端部の機構を示す側面
図、
図、
【図５】は図１のウェイトバー端部の機構を示す分解斜
視図、
視図、
【図６】は別の実施例の図５に相当する図、
10：窓、11：ガイドレール、12：ロール、13：ロッド、
14：スクリーン、15：ウェイトバー、16：開口、17：ガ
イドコード、18：固定具、19：緊張固定具、20：エンド
ケース、21：ソケット部、22：コードガイド、23：ケー
ス挿入部、24：ブレーキケース、25：ブレーキドラム、
26：ピニオン、27：ラック、28：ラック保持部、29：ブ
レーキばね、30：ブレーキ突起、31：スライダ、32：凹
部、33：ボルト孔、34：ボルト孔、35：ばね押え板、3
6：ばね芯、37：コイルばね、38：固定プレート、39：
突条、40：スライダ、41：調整用孔
14：スクリーン、15：ウェイトバー、16：開口、17：ガ
イドコード、18：固定具、19：緊張固定具、20：エンド
ケース、21：ソケット部、22：コードガイド、23：ケー
ス挿入部、24：ブレーキケース、25：ブレーキドラム、
26：ピニオン、27：ラック、28：ラック保持部、29：ブ
レーキばね、30：ブレーキ突起、31：スライダ、32：凹
部、33：ボルト孔、34：ボルト孔、35：ばね押え板、3
6：ばね芯、37：コイルばね、38：固定プレート、39：
突条、40：スライダ、41：調整用孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年１０月２８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】ブレーキケース24にブレーキドラム25を回
転自在に軸受けし、ブレーキドラム25の外端部にピニオ
ン26を固定する。ピニオン26とかみ合うラック27をサイ
ドレール11、11に配置する。ラック27はサイドレール11
の前内面又は後内面に沿って全長にわたり延長する。ラ
ック27はサイドレール11の内面に設けたラック保持部28
に挿入して保持する。ブレーキドラム25にコイル状のブ
レーキばね29を巻き、そのブレーキばね29の両端を半径
方向に突出させる。そのブレーキばね29の両端のいずれ
かに係合するブレーキ突起30をブレーキケースに設け
る。ブレーキ突起30はブレーキばね29がブレーキドラム
25と一体回転することを阻止する。これによって、停止
するブレーキばね29の内周面と回転するブレーキドラム
25の外周面の間に摩擦抵抗が生じる。このブレーキばね
29とブレーキドラム25の間の摩擦抵抗によりウェイトバ
ー15の移動を阻止する力は、ロール12に内設した巻き上
げスプリングのウェイトバー15を上昇させる力よりも少
し大きく設定する。ブレーキケース24のエンドケースか
ら突出する部分を後方に延長し、サイドレール11の内面
に設けた突条39に係合して摺動するスライダ40を形成す
る。
転自在に軸受けし、ブレーキドラム25の外端部にピニオ
ン26を固定する。ピニオン26とかみ合うラック27をサイ
ドレール11、11に配置する。ラック27はサイドレール11
の前内面又は後内面に沿って全長にわたり延長する。ラ
ック27はサイドレール11の内面に設けたラック保持部28
に挿入して保持する。ブレーキドラム25にコイル状のブ
レーキばね29を巻き、そのブレーキばね29の両端を半径
方向に突出させる。そのブレーキばね29の両端のいずれ
かに係合するブレーキ突起30をブレーキケースに設け
る。ブレーキ突起30はブレーキばね29がブレーキドラム
25と一体回転することを阻止する。これによって、停止
するブレーキばね29の内周面と回転するブレーキドラム
25の外周面の間に摩擦抵抗が生じる。このブレーキばね
29とブレーキドラム25の間の摩擦抵抗によりウェイトバ
ー15の移動を阻止する力は、ロール12に内設した巻き上
げスプリングのウェイトバー15を上昇させる力よりも少
し大きく設定する。ブレーキケース24のエンドケースか
ら突出する部分を後方に延長し、サイドレール11の内面
に設けた突条39に係合して摺動するスライダ40を形成す
る。
Claims (2)
- 【請求項１】 左右のサイドレール（11）と、前記サイ
ドレールの間を上下に移動するウェイトバー（15）と、
前記サイドレールと前記ウェイトバーの内部にたすき掛
けに張設された２本のガイドコード（17）と、巻き上げ
スプリングが内設されたロール（12）と、前記ロールに
一端が止着され、他端が前記ウェイトバーに止着された
スクリーン（14）とを備えたロールスクリーンであっ
て、前記ウェイトバーの側端部を角筒状のエンドケース
（20）の内側端部にはめ、前記エンドケースを前記サイ
ドレールの開口（16）から内部に上下摺動自在に挿入
し、前記エンドケースの外側端部にブレーキケース（2
4）をはめ、前記ブレーキケースに軸心が左右方向に延
長するブレーキドラム（25）を軸受けし、前記ブレーキ
ドラムにピニオン（26）を同軸に固定し、前記ブレーキ
ドラムにブレーキばね（29）をはめ、前記ブレーキばね
に係合してそれがブレーキドラム（25）と一体回転する
ことを阻止するブレーキ突起（30）をブレーキケース
（24）に設け、前記サイドレール内面に上下に延長する
ラック（27）を設け、前記ラックに前記ピニオンをかみ
合わせたことを特徴としてなる手動開閉式ロールスクリ
ーン装置。 - 【請求項２】 左右のサイドレール（11）と、前記サイ
ドレールの間を上下に移動するウェイトバー（15）と、
前記サイドレールと前記ウェイトバーの内部にたすき掛
けに張設された２本のガイドコード（17）と、巻き上げ
スプリングが内設されたロール（12）と、前記ロールに
一端が止着され、他端が前記ウェイトバーに止着された
スクリーン（14）とを備えたロールスクリーンであっ
て、前記ウェイトバーの側端部を角筒状のエンドケース
（20）の内側端部にはめ、前記エンドケースを前記サイ
ドレールの開口（16）が内部に上下摺動自在に挿入し、
前記エンドケースの外側端部にブレーキケース（24）を
はめ、前記ブレーキケースの前記エンドケースから外方
に突出する部分にそれを上下から抱くコ字形のスライダ
（31）を前後方向摺動自在に取り付け、前記スライダの
前面中央にばね芯（36）を設け、前記ばね芯にコイルば
ね（37）を遊嵌し、前記ブレーキケースの前面に凹部
（32）を前記コイルばねと同軸に設け、前記凹部の底に
ボルト孔（33）をあけ、前記ボルト孔にボルト（34）を
ねじ込み、前記ボルトの先端に前記コイルばねを押圧す
るばね押え板（35）を設けたことを特徴としてなる手動
開閉式ロールスクリーン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25781894A JPH08121057A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 手動開閉式ロールスクリーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25781894A JPH08121057A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 手動開閉式ロールスクリーン装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121057A true JPH08121057A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17311557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25781894A Pending JPH08121057A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 手動開閉式ロールスクリーン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08121057A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6892786B2 (en) | 2002-10-21 | 2005-05-17 | Arvinmeritor Gmbh | Assembly including at least one guide rail and one slide for a roll-up sun screen in a motor vehicle |
| EP1803600A2 (de) * | 2005-12-28 | 2007-07-04 | BOS GmbH & Co. KG | Rollo mit vereinfachter Montage der Wickelwelle |
| EP1803599A1 (en) | 2005-12-28 | 2007-07-04 | Grupo Antolin-Ingenieria, S.A. | Shading device for vehicle roofs with a transparent element and method of locking said device |
| CN101275456A (zh) * | 2007-03-30 | 2008-10-01 | 亨特道格拉斯有限公司 | 建筑开口覆盖物的驱动装置的发条传动装置与阻力制动器 |
| FR2933441A1 (fr) * | 2008-07-07 | 2010-01-08 | Wagon Sas | Store a enrouleur equipe de moyens de blocage de la barre de tirage, et vehicule automobile correspondant. |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP25781894A patent/JPH08121057A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6892786B2 (en) | 2002-10-21 | 2005-05-17 | Arvinmeritor Gmbh | Assembly including at least one guide rail and one slide for a roll-up sun screen in a motor vehicle |
| EP1803600A2 (de) * | 2005-12-28 | 2007-07-04 | BOS GmbH & Co. KG | Rollo mit vereinfachter Montage der Wickelwelle |
| EP1803599A1 (en) | 2005-12-28 | 2007-07-04 | Grupo Antolin-Ingenieria, S.A. | Shading device for vehicle roofs with a transparent element and method of locking said device |
| EP1803600A3 (de) * | 2005-12-28 | 2009-08-19 | BOS GmbH & Co. KG | Rollo mit vereinfachter Montage der Wickelwelle |
| CN101275456A (zh) * | 2007-03-30 | 2008-10-01 | 亨特道格拉斯有限公司 | 建筑开口覆盖物的驱动装置的发条传动装置与阻力制动器 |
| FR2933441A1 (fr) * | 2008-07-07 | 2010-01-08 | Wagon Sas | Store a enrouleur equipe de moyens de blocage de la barre de tirage, et vehicule automobile correspondant. |
| EP2143578A1 (fr) * | 2008-07-07 | 2010-01-13 | Wagon Sas | Store à enrouleur équipé de moyens de blocage de la barre de tirage, et véhicule automobile correspondant |
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