JPH08118938A - 車高調整装置用の残圧バルブ - Google Patents

車高調整装置用の残圧バルブ

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JPH08118938A
JPH08118938A JP25634294A JP25634294A JPH08118938A JP H08118938 A JPH08118938 A JP H08118938A JP 25634294 A JP25634294 A JP 25634294A JP 25634294 A JP25634294 A JP 25634294A JP H08118938 A JPH08118938 A JP H08118938A
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JP
Japan
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pressure
valve
residual pressure
air spring
passage
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JP25634294A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Takaiwa
清之 高岩
Ichiro Koike
一郎 小池
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアスプリングの内圧低下を回避し、エアス
プリングを構成するベローズのゴム部品等の損傷を確実
に防止する。 【構成】 車高調整装置を構成するレベリングバルブと
エアスプリングとの間に介在し、前記エアスプリングに
接続される出側通路23及び該出側通路に連通する補給
通路19を有するハウジング14と、該ハウジング内に
収容されている残圧保持弁体15を閉弁方向へ付勢し前
記レベリングバルブ側の圧力低下に伴い前記エアスプリ
ング内の圧力が所定値にまで低下した時に該残圧保持弁
体を閉状態にする圧縮ばね16と、補給通路19の途中
にあって前記エアスプリング内の圧力が前記所定値から
さらに低下する状態のときにのみ開状態になって補給タ
ンクからの圧縮エアを該エアスプリング内へ供給する逆
止弁体29とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアサスペンション装
備車の車高を調整する車高調整装置に用いられる残圧バ
ルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアサスペンション装備車は、従来か
ら、車両の走行安定性を高めるために走行速度及び路面
の凹凸状況に応じて車高を自動的に調整することがで
き、しかも、走行時及び乗務員や乗客の乗り降りに好都
合な車高となるように所定の手動スイッチによって、車
高を強制的に変化させることが可能なシステムの車高調
整装置が実用化され装備されている。
【0003】従来の車高調整装置は、図6に示すよう
に、コンプレッサCからの圧縮エアを供給する供給タン
ク1aと、図示しない車体フレームと車軸との間に介在
するエアスプリング2と、供給タンク1aからの圧縮エ
アをエアスプリング2に対して供給排出するように作動
するレベリングバルブ3とを備えている。
【0004】そして、レベリングバルブ3は、車体フレ
ームの所定箇所に設置されており、給気口3a、給排気
口3b及び排気口3cを有し、給気口3aに供給タンク
1aからの給気管路4が接続され、給排気口3bにエア
スプリング2からの給排気管路5が直接的に接続され、
排気口3cから選択的に排気し、また、次のような理由
により、圧縮エア通路の通路面積が相対的に大きな状態
と小さな状態にするための大通路と小通路(図示せず)
とに選択的に切換えることができるように構成されてい
る。
【0005】例えば、凹凸の多い路面上を走行する際に
車高が小刻みに上下方向へ変化するのに伴い、この車高
変化にいちいち追従して圧縮エアの供給排出を行うとす
ると、圧縮エアの無駄使いとなる。そこで、圧縮エアの
通路と並列的な小径のオリフィス(小通路)を設けて、
該オリフィスを介して圧縮エアの供給排出を行うことに
より、レベリングバルブ3の応答を緩慢にし、これによ
り、圧縮エアの無駄使いを抑える。
【0006】一方、所定の手動スイッチ8により、電磁
弁9を介してコントロールシリンダ10を作動させ、コ
ントロールシリンダ10の全長を変化させることにより
車高を選択的に変化させる場合には、車高の上昇速度及
び下降速度を高めるために、圧縮エアの通路をオリフィ
スよりも大きな通路面積を有する大通路に切換える。そ
して、車高の上昇時には、レベリングバルブ作動用の車
高検知レバー11にて切換操作される車高検知スイッチ
(図示せず)がオン状態に切換わるまで前記大通路を通
じて圧縮エアを急激にエアスプリング2に供給して車高
を迅速に高くし、該車高検知スイッチがオン状態になっ
てからは再びオリフィスの小通路を通して圧縮エアを緩
やかにエアスプリング2に供給し車高をゆっくりと上昇
させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の車
高調整装置は、レベリングバルブ3等の不具合(シール
不良等)によってエアスプリング2の内圧が大気圧まで
低下すると、エアスプリング2を構成するベローズのゴ
ム部品に無理な力が作用し損傷するおそれがあった。ま
た、乗客の乗降時等に手動操作で車体を下げるが、この
場合にベローズ内圧が大気圧まで下がってしまうおそれ
があるという欠点があった。
【0008】本発明は、かかる従来の欠点にかんがみ、
エアスプリングの内圧が大気圧まで低下するのを回避
し、エアスプリングを構成するベローズのゴム部品が損
傷するのを確実に防止でき、さらにベローズ内圧が低下
しようとするときに所定値のエア圧力を補給できる車高
調整装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、圧縮エア供給用の供給
タンクと、車体フレームと車軸との間に介在するエアス
プリングと、前記供給タンクからの圧縮エアを前記エア
スプリングに対して供給排出するように作動するレベリ
ングバルブとを備えた車高調整装置用の残圧バルブであ
って、前記エアスプリング内の残圧力を保持するために
前記レベリングバルブと該エアスプリングとの間に介在
し、前記エアスプリングに接続される出側通路及び該出
側通路に連通する補給通路を有するハウジングと、該ハ
ウジング内に収容され前記供給タンクからの供給圧力に
よって開状態となる残圧保持弁体と、該残圧保持弁体を
閉弁方向へ付勢し前記レベリングバルブ側の圧力低下に
伴い前記エアスプリング内の圧力が所定値にまで低下し
た時に前記残圧保持弁体を閉状態にする付勢手段と、前
記補給通路の途中にあって前記エアスプリング内の圧力
が前記所定値からさらに低下する状態のときにのみ開状
態になり該所定値にほぼ等しい圧力の圧縮エアを通して
該エアスプリング内へ供給する逆止弁体とを備えたこと
を特徴とする。また、請求項2に記載の本発明は、請求
項1に記載の本発明において、前記付勢手段に圧縮エア
を使用することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る残圧バルブは、エアスプリング内
の圧力を保持するためにレベリングバルブと該エアスプ
リングとの間に介在し、供給タンクからの供給圧力によ
って開状態となる残圧保持弁体を備え、レベリングバル
ブ側の圧力低下に伴いエアスプリング内の圧力が所定値
にまで低下した時に、該残圧保持弁体を閉弁方向へ付勢
している付勢手段によって該残圧保持弁体を閉状態にし
て、エアスプリング内の残圧力をほぼ所定値に保持する
作用がある。また、本発明に係る残圧バルブは、エアス
プリングに接続される出側通路に連通する補給通路の途
中に逆止弁体を備え、エアスプリング内の圧力が前記所
定値からさらに低下する状態のときに、該逆止弁体が開
状態になって該所定値にほぼ等しい圧力の圧縮エアを該
エアスプリング内へ補給して、エアスプリング内の圧力
を該所定値に保持する作用がある。
【0011】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例
に係る残圧バルブを適用した車高調整装置の要部構成
図、図2は本発明の第1の実施例に係る残圧バルブを示
す縦断面図である。この車高調整装置は、従来と同様
に、圧縮エアを供給する供給タンク1aと、車体フレー
ムと車軸との間に介在するエアスプリング2と、供給タ
ンク1aからの圧縮エアをエアスプリング2に対して供
給排出するように作動するレベリングバルブ3とを備え
ている。
【0012】そして、車高調整装置は、レベリングバル
ブ3とエアスプリング2との間に残圧バルブ7を介在さ
せ、残圧保持弁体15を閉状態にして該エアスプリング
2内の残圧力を所定値に保持し、エアスプリング2内の
圧力が所定値からさらに低下しようとする状態のとき
に、該残圧バルブ7の逆止弁体29が開状態になり、コ
ンプレッサCで圧縮され減圧弁Vで減圧して送られる補
給タンク1bからの補給圧縮エアをエアスプリング2に
供給して該エアスプリング2の内圧を所定値に維持する
ことに特徴がある。なお、図1において、従来と同一部
分には同一符号を付けて示し、その部分の重複説明を省
略する。
【0013】残圧バルブ7は、図2に示すように、ハウ
ジング14と、該ハウジング14内に収納したダイアフ
ラム形の残圧保持弁体15と、該残圧保持弁体15を閉
弁方向へ付勢する付勢手段としての圧縮ばね16とを備
え、ハウジング14に備えた出側通路23に連通する補
給通路19の途中に逆止弁体29を設けてある。
【0014】ハウジング14は、基体18にボルト13
によって蓋体20を組付けてなり、この基体18に、入
側通路21と、これに対し垂直方向に沿った中央通路2
2と、該中央通路22に続いていて入側通路21と同心
上の出側通路23と、該出側通路23に連通し中央通路
22と同心上の補給通路19とを有する。そして、ハウ
ジング14は、入側通路21と中央通路22との間に隔
壁17を介在させ、中央通路22を形成する筒部25を
蓋体20の方へ向けて一体に突設し、該筒部25の先端
を弁座25aとし、該筒部25と蓋体20との間に弁室
26,27aを形成してある。
【0015】ハウジング14の基体18は、筒部25の
外周に筒形空間27を形成し、該筒形空間27と入側通
路21とを連通路28にて連通させ、入側通路21の口
部分に入側コネクタ31を、出側通路23の口部分に出
側コネクタ32を、補給通路19の口部分に補給コネク
タ33をそれぞれ螺着してある。該入側コネクタ31及
び出側コネクタ32は、それぞれ入側貫通孔31a及び
出側貫通孔32aを有し、図1に示すように、給排気管
路5aを介して入側貫通孔31aにレベリングバルブ3
が接続され、給排気管路5bを介して出側貫通孔32a
にエアスプリング2のベローズが接続されている。
【0016】ハウジング14の補給通路19は、補給貫
通孔33a及び内端面に形成したテーパ状の弁座33b
を有する補給コネクタ33が口部分に螺着され、補給管
路12を介して補給貫通孔33aに補給タンク1bが連
通接続されている。また、補給通路19は、該補給コネ
クタ33の奥に段差面19aを形成してあり、中央通路
22及び出側通路23に通ずるまでの途中の位置で該段
差面19aと弁座33bとの間に逆止弁体29及びこれ
を閉弁方向へ付勢する円錐形の圧縮ばね30が収容され
ている。圧縮ばね30の付勢力は、閉状態にある逆止弁
体29が補給タンク1bからの補給圧縮エアの所定補給
圧力(供給タンクの圧力約8kg/cm2 に対して約1kg/
cm2 に減圧してある。)によって開状態とされるように
設定されている。
【0017】ハウジング14の蓋体20は、大気に開放
される通路35aを有する筒部35とフランジ36とを
一体に備え、該フランジ36の内面側に同心配置にて環
状の弁支持部36aを突設し、貫通孔37aを有する螺
合部材37を通路35aの口部分に螺着してあり、圧縮
ばね16を通路35a内に収納してある。
【0018】残圧保持弁体15は、弁座25aの方向へ
突出した中央の弁本体40とその外側のばね性を有する
フランジ41とを一体に備え、該フランジ41の外周縁
部分を蓋体20の弁支持部36a上に配置し、該弁支持
部36aと断面コ字形の環状押さえ部材42とでフラン
ジ41の外周寄り部分を挟むようにしてに取付けられて
いる。また、残圧保持弁体15は、弁座25aに対応し
て弁本体40に同心配置にて直径D1 の凸条40aを突
設し、フランジ41の有効直径D2 を所定値に設定して
ある。
【0019】圧縮ばね16は、中心孔45aを備えフラ
ンジ45bを一体に有するばね受部材45の該フランジ
45bと螺合部材37の段差面37bとの間に配置さ
れ、ばね受部材45を介して弁本体40を閉弁方向へ付
勢している。圧縮ばね16の付勢力Fは、レベリングバ
ルブ3側の圧力P1 が設定値まで低下し、閉弁直前にエ
アスプリング2のベローズ側の圧力P2 がP1 と等しい
時に、エアスプリング2のベローズ側の受圧力A=(π
/4)×(D1 2 ×P2 )とレベリングバルブ3側の受
圧力B=(π/4)×(D2 2 −D1 2 )×P1 との和
に等しくなるように設定されており、この時F>Aであ
る。
【0020】そして、残圧バルブ7の残圧保持弁体15
が開弁状態のときには、供給タンク1aからレベリング
バルブ3を経て供給される圧縮エアは、入側貫通孔31
a、入側通路21、連通路28、筒形空間27をこの順
序で通って弁室27aに達し、更に中央通路22、出側
通路23、出側貫通孔32aを経てエアスプリング2の
ベローズ内へ供給される。
【0021】図3は、本発明の第1の実施例に係る残圧
バルブの動作を説明するために、横軸に時間Tをとり、
縦軸に残圧保持弁体15が受ける受圧力Pをとって、該
受圧力Pの変化を示したグラフである。エアスプリング
2のベローズ内のエアが残圧バルブ7及びレベリングバ
ルブ3を通って大気中に抜ける時、レベリングバルブ3
が開弁状態で車体が下降中には、(圧縮ばね16の付勢
力F)<(残圧保持弁体15の受圧力=ベローズ側の受
圧力A+レベリングバルブ3側の受圧力B)の状態で残
圧バルブ7の開状態が保持され、ベローズ内の圧力が図
3における閉弁点T2 まで低下するが、閉弁点T2 の直
前T1 で、レベリングバルブ3側の圧力P1 =ベローズ
側の圧力P2 、F=A+Bとなる。
【0022】更に、P2 >P1 になると、残圧バルブ7
は、閉弁点T2 でBがなくなって、F>Aにより、以後
閉弁状態が保持され、ベローズ内のエア圧力はほぼP2
に維持される。残圧バルブ7の閉弁状態が保持されてい
る間も、一般的には長時間が経過すると漏出等により極
めて徐々にベローズ内のエア圧力が低下する傾向があ
る。しかし、ベローズ内のエア圧力が所定値にまで低下
して補給タンク1bの圧力未満になると、補給タンク1
bの圧力が円錐形の圧縮ばね30の付勢力に抗して逆止
弁体29を弁座33bから離反させて、該補給タンク1
b内の補給圧縮エアが補給通路19及び出側通路23を
通ってエアスプリング2へ補給され、該エアスプリング
2の内圧を所定値に保持する。
【0023】図4は、本発明の第2の実施例に係る残圧
バルブを示す断面図であって、第1の実施例と同一の部
分に同一符号を付けて示し、その部分の詳細な説明を省
略する。この残圧バルブ47は、ハウジング14の基体
18に横向き通路18a及び縦向きの中継通路18bを
設け、該横向き通路18aを補給貫通孔33aの途中に
連通させてある。
【0024】また、残圧バルブ47は、蓋体20にも横
向きの通路20a及び縦向きの中継通路20bを設ける
とともに中継通路20bに連通する作用圧室20cを形
成し、基体18の横向き通路18a及び中継通路18b
と、蓋体20の中継通路20b及び横向き通路20a
と、作用圧室20cとによって、補給貫通孔を下方の弁
室26に連通させてあり、第1の実施例における筒部3
5及び螺合部材37に相当するものを蓋体20に設けて
ない。
【0025】そして、この残圧バルブ47の場合、補給
タンク1bからの補給圧縮エアを残圧保持弁体15の下
方の弁室26にも導入し、残圧保持弁体15を付勢する
付勢手段として補給タンク1bからの圧縮エアを使用す
るようになっている点が第1の実施例と異なっており、
これにより、補給圧縮エアをエアスプリング2へ補給し
ているときに、残圧保持弁体15の閉弁状態が保持さ
れ、補給圧縮エアがエアスプリング2へ確実に補給され
る。本発明の第2の実施例によれば、第1の実施例にお
ける圧縮ばね16及びばね受部材45を省くことがで
き、残圧バルブ47自体がコンパクトになり、低コスト
で、省スペースを実現でき、また、残圧保持弁体15の
開閉動作回数が削減され、高信頼性と耐久性向上が図れ
るという利点がある。
【0026】図5は本発明の第3の実施例に係る残圧バ
ルブを示す断面図であって、第1の実施例と同一の部分
に同一符号を付けて示し、それらの部分の詳細な説明を
省略する。この残圧バルブ57は、蓋体20のフランジ
36と一体形成した筒部35の口部分に螺合部材37を
螺着し、蓋体20内に作用圧室20cを形成している。
そして、補給タンク1bと残圧保持弁体15の弁室26
との間に配設した切換弁56を管路12bを介して螺合
部材37に連結させてある。なお、切換弁56は残圧バ
ルブ57と一体化してもよいものである。
【0027】この切換弁56は、補給タンク1bと弁室
26とを連通させる作用圧口56a及び大気への排出口
56bを備え、常時は作用圧室20cを大気開放し、切
換えによって、補給管路12から分岐した管路12a及
び12bを通じて補給タンク1bからの圧縮エアを該弁
室26にも導入可能とする。これにより、補給圧縮エア
をエアスプリング2へ補給するときに、残圧保持弁体1
5の閉弁状態が保持され、該補給圧縮エアがエアスプリ
ング2へ確実に補給され、第1の実施例における圧縮ば
ね16及びばね受部材45を省略でき、また、残圧保持
弁体15の開閉動作回数が削減され、残圧バルブ57自
体の高信頼性と耐久性向上が図れるという利点がある。
【0028】なお、本発明は、上記実施例によって限定
されるものではなく、その要旨から逸脱しない範囲で種
々の変形が可能である。例えば、残圧保持弁体としてダ
イアフラム形に代えて他の形式を採用してもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、エアスプリ
ング内の圧力を保持するためにレベリングバルブと該エ
アスプリングとの間に介在し、供給タンクからの供給圧
力によって開状態となる残圧保持弁体を備え、レベリン
グバルブ側の圧力低下に伴いエアスプリング内の圧力が
所定値にまで低下した時に、該残圧保持弁体を閉弁方向
へ付勢している付勢手段により該残圧保持弁体を閉状態
にして、エアスプリング内の残圧力を所定値に保持し、
エアスプリングに接続される出側通路に連通する補給通
路の途中に逆止弁体を備え、エアスプリング内の圧力が
前記所定値からさらに低下するような状態のときに、該
逆止弁体が開状態になって該所定値にほぼ等しい圧力の
圧縮エアを該エアスプリング内へ補給して、エアスプリ
ング内の圧力を該所定値に保持することができ、従って
エアスプリングの内圧が大気圧まで低下するのを回避
し、エアスプリングを構成するベローズのゴム部品が損
傷するのを確実に防止し、耐久性向上を図ることができ
るという効果を奏する。また、エアスプリングの残圧が
補償されるので、再加圧時間が短縮され、圧縮エアの削
減が可能となる。請求項2に記載の本発明では、残圧バ
ルブ自体をコンパクトにすることができ、低コストで、
省スペースを実現でき、残圧保持弁体の開閉動作回数が
削減され、高信頼性と耐久性向上が図れるという利点が
ある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る残圧バルブを適用
した車高調整装置の要部構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る残圧バルブを示す
縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る残圧バルブの動作
を説明するために残圧バルブの弁体の受圧力の経時的変
化を示したグラフである。
【図4】本発明の第2の実施例に係る残圧バルブを示す
縦断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る残圧バルブを示す
縦断面図である。
【図6】従来の車高調整装置の要部構成図である。
【符号の説明】
1a 供給タンク 1b 補給タンク 2 エアスプリング 3 レベリングバルブ 7 残圧バルブ(第1の実施例) 14 ハウジング 15 残圧保持弁体 16 圧縮ばね(付勢手段) 19 補給通路 21 入側通路 22 中央通路 23 出側通路 29 逆止弁体 40 弁本体 40a 凸条 41 フランジ 47 残圧バルブ(第2の実施例) 56 切換弁 57 残圧バルブ(第3の実施例)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮エア供給用の供給タンクと、車体フ
    レームと車軸との間に介在するエアスプリングと、前記
    供給タンクからの圧縮エアを前記エアスプリングに対し
    て供給排出するように作動するレベリングバルブとを備
    えた車高調整装置用の残圧バルブであって、前記エアス
    プリング内の残圧力を保持するために前記レベリングバ
    ルブと該エアスプリングとの間に介在し、前記エアスプ
    リングに接続される出側通路及び該出側通路に連通する
    補給通路を有するハウジングと、該ハウジング内に収容
    され前記供給タンクからの供給圧力によって開状態とな
    る残圧保持弁体と、該残圧保持弁体を閉弁方向へ付勢し
    前記レベリングバルブ側の圧力低下に伴い前記エアスプ
    リング内の圧力が所定値にまで低下した時に前記残圧保
    持弁体を閉状態にする付勢手段と、前記補給通路の途中
    にあって前記エアスプリング内の圧力が前記所定値から
    さらに低下する状態のときにのみ開状態になり該所定値
    にほぼ等しい圧力の圧縮エアを通して該エアスプリング
    内へ供給する逆止弁体とを備えたことを特徴とする車高
    調整装置用の残圧バルブ。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段に圧縮エアを使用すること
    を特徴とする請求項1に記載の車高調整装置用の残圧バ
    ルブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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AU719394B3 (en) * 1998-09-01 2000-05-11 Powerdown Australia Pty Ltd Height control valve with pressure retention facility
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