JPH0811813A - シート剥離兼再貼付方法およびシート剥離装置並びにシート 剥離兼再貼付装置 - Google Patents

シート剥離兼再貼付方法およびシート剥離装置並びにシート 剥離兼再貼付装置

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JPH0811813A
JPH0811813A JP17486394A JP17486394A JPH0811813A JP H0811813 A JPH0811813 A JP H0811813A JP 17486394 A JP17486394 A JP 17486394A JP 17486394 A JP17486394 A JP 17486394A JP H0811813 A JPH0811813 A JP H0811813A
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JP
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sheet
peeling
peeled
winding member
suction
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JP17486394A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kido
利浩 城戸
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剥離した保護シートを容易に再利用すること
ができるとともに、自動化を可能とする。 【構成】 保護シート4を剥離する場合、保護シート4
の一端部4aに第1の吸着孔14を吸着してローラ13
を矢印C方向に回転させながら矢印A方向に移動させ、
保護シート4をローラ13に巻き付けることにより、保
護シート4をその一端部4a側から他端部4b側に向か
って漸次剥離し、保護シート4の他端部4bに第2の吸
着孔18を吸着して保護シート4を全体的に剥離する。
また、保護シート4を再貼付する場合、保護シート4の
他端部4bを元の位置に貼り付け、第2の吸着孔18に
よる吸着を解除し、ローラ13を矢印D方向に回転させ
ながら矢印B方向に移動し、保護シート4をその他端部
4b側から一端部4a側に向かって漸次貼り付け、保護
シート4の一端部4aを元の位置に貼り付け、第1の吸
着孔14による吸着を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシート剥離兼再貼付方
法およびシート剥離装置並びにシート剥離兼再貼付装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶表示パネルには、図3に示す
ようなものがある。この液晶表示パネルは、相対向する
2枚の基板1、2間に液晶(図示せず)が封入され、上
側の基板1の上面に偏光板3が設けられ、下側の基板2
の下面に反射板(図示せず)が設けられた構造となって
いる。この場合、偏光板3の上面には偏光板3を保護す
る目的で保護シート4が貼り付けられている。
【0003】ところで、このような液晶表示パネルの点
灯検査を行う場合、点灯状態が良好に認識できるように
偏光板3の上面から保護シート4を剥離している。この
場合、保護シート4の一端部に粘着テープを貼り付け、
この粘着テープを手で引張って、偏光板3の上面から保
護シート4を剥離している。また、点灯検査が終了した
ら、その後の工程で偏光板3を保護するために、偏光板
3の上面に別のまたは同一の保護シート4を貼り付けて
いる。この場合も、人手によって行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなシート剥離兼再貼付方法では、別の保護シー
トを貼り付ける場合、前の保護シート4およびこれを剥
離するのに使用した粘着テープが消耗品となるので、ラ
ンニングコストが高くなるという問題があった。一方、
同一の保護シート4を貼り付ける場合、剥離した保護シ
ート4に粘着テープが貼り付いているので、粘着テープ
を剥がす手間がかかるばかりでなく、保護シート4が変
形しやすく、このため取り扱いにかなりの注意を要する
という問題があった。また、いずれの場合も、人手によ
って行っているので、人件費がかかるという問題もあっ
た。この発明の目的は、剥離したシートを容易に再利用
することができるとともに、自動化が可能なシート剥離
兼再貼付方法およびシート剥離装置並びにシート剥離兼
再貼付装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一の物体の表面に貼り付けられたシートを剥離し、この
剥離したシートを再び前記一の物体または他の物体の表
面に貼り付けるシート剥離兼再貼付方法であって、前記
一の物体の表面に沿ってシート巻付け部材を転動させる
ことにより、前記一の物体の表面に貼り付けられた前記
シートを前記シート巻付け部材に巻き付けて剥離し、前
記シートが巻き付けられた前記シート巻付け部材を前記
一の物体または他の物体の表面に沿って転動させること
により、前記シート巻付け部材に巻き付けられた前記シ
ートを再び前記一の物体または他の物体の表面に貼り付
けるものである。請求項3記載の発明は、一の物体の平
面に貼り付けられたシートを剥離し、この剥離したシー
トを再び前記一の物体または他の物体の平面に貼り付け
るシート剥離兼再貼付方法であって、シート剥離工程で
は、前記シートの一端部を第1の吸着手段で吸着して前
記シートをその一端部側から他端部側に向かって漸次剥
離し、次いで前記シートの他端部を第2の吸着手段で吸
着して前記シートを全体的に剥離し、シート再貼付工程
では、前記シートの他端部または一端部を前記一の物体
または他の物体の所定の位置に貼り付けた後、前記第2
または第1の吸着手段による吸着を解除し、次いで前記
シートをその他端部側または一端部側から一端部側また
は他端部側に向かって漸次貼り付け、次いで前記シート
の一端部または他端部を前記一の物体または他の物体の
他の所定の位置に貼り付けた後、前記第1または第2の
吸着手段による吸着を解除するものである。請求項5記
載の発明は、物体の平面に貼り付けられたシートを剥離
するシート剥離装置であって、周面の周方向の長さが前
記シートの一端部から他端部までの長さと同じかそれよ
りも長いシート巻付け部材と、前記シート巻付け部材の
周面の所定の位置に設けられた吸着孔を含む吸着手段と
を具備し、前記吸着手段で前記シートの一端部を吸着し
て前記シート巻付け部材を所定の方向に回転させ、前記
シート巻付け部材の周面に前記シートを巻き付けること
により、前記シートをその一端部側から他端部側に向か
って漸次剥離するものである。請求項7記載の発明は、
一の物体の平面に貼り付けられたシートを剥離し、この
剥離したシートを再び前記一の物体または他の物体の平
面に貼り付けるシート剥離兼再貼付装置であって、周面
の周方向の長さが前記シートの一端部から他端部までの
長さと同じかそれよりも長いシート巻付け部材と、前記
シート巻付け部材の周面の所定の位置に設けられた吸着
孔を含む第1の吸着手段と、前記シート巻付け部材の周
面の他の所定の位置に設けられた吸着孔を含む第2の吸
着手段とを具備し、シート剥離工程では、前記第1の吸
着手段で前記シートの一端部を吸着して前記シート巻付
け部材を所定の方向に回転させ、前記シート巻付け部材
の周面に前記シートを巻き付けることにより、前記シー
トをその一端部側から他端部側に向かって漸次剥離し、
次いで前記第2の吸着手段で前記シートの他端部を吸着
して前記シートを全体的に剥離し、シート再貼付工程で
は、前記シートの他端部または一端部を前記一の物体ま
たは他の物体の所定の位置に貼り付けた後、前記第2ま
たは第1の吸着手段による吸着を解除し、次いで前記シ
ート巻付け部材を前記所定の方向とは逆方向または同方
向に回転させ、前記シートをその他端部側または一端部
側から一端部側または他端部側に向かって漸次貼り付
け、次いで前記シートの一端部または他端部を前記一の
物体または他の物体の他の所定の位置に貼り付けた後、
前記第1または第2の吸着手段による吸着を解除するも
のである。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明によれば、シートを剥離す
る場合、一の物体の表面に沿ってシート巻付け部材を転
動させることにより、シートをシート巻付け部材に巻き
付けて剥離し、この剥離したシートを再貼付する場合、
シートが巻き付けられたシート巻付け部材を一の物体ま
たは他の物体の表面に沿って転動させることによりシー
トを再び貼り付けるので、従来のように粘着テープを用
いる場合と比較して、粘着テープを剥離する手間が省け
るばかりでなく、変形しやすいシートを注意して取り扱
う必要がなく、剥離したシートを容易に再利用すること
ができる。また、シート巻付け部材の位置を制御するこ
とができれば、自動化が可能である。請求項3記載の発
明によれば、シートを剥離する場合、シートを吸着手段
で吸着して剥離し、この剥離したシートを再貼付する場
合、シートを一の物体または他の物体の所定の位置に貼
り付けて吸着手段による吸着を解除しているので、従来
のように粘着テープを用いる場合と比較して、粘着テー
プを剥離する手間が省けるばかりでなく、変形しやすい
シートを注意して取り扱う必要がなく、剥離したシート
を容易に再利用することができる。また、吸着手段の位
置とそれによる吸着および解除を制御することができれ
ば、自動化が可能である。請求項7記載の発明によれ
ば、シートを剥離する場合、シートを吸着手段で吸着し
てシート巻付け部材で巻き付けて剥離し、この剥離した
シートを再貼付する場合、シートを一の物体または他の
物体の所定の位置にシート巻付け部材で貼り付けて吸着
手段による吸着を解除しているので、従来のように粘着
テープを用いる場合と比較して、粘着テープを剥離する
手間が省けるばかりでなく、変形しやすいシートを注意
して取り扱う必要がなく、剥離したシートを容易に再利
用することができる。また、シート巻付け部材の位置と
吸着手段による吸着および解除を制御することができれ
ば、自動化が可能である。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例におけるシート剥
離兼再貼付装置の要部を示したものである。このシート
剥離兼再貼付装置はステージ11を備えている。このス
テージ11上の所定の箇所には液晶表示パネル12が位
置決めされて載置されるようになっている。なお、この
液晶表示パネル12は、図3に示すものと同一構造であ
るので、同一部分には同一の符号を付し、その説明を省
略する。
【0008】ステージ11上には、移動手段(図示せ
ず)によって矢印A方向または矢印B方向に移動可能
で、かつ回転手段(図示せず)によって矢印C方向また
は矢印D方向に回転可能となったローラ(シート巻付け
部材)13が配置されている。ローラ13の周方向の長
さは、ステージ11上に載置される液晶表示パネル12
の偏光板3の上面に貼り付けられた保護シート4の一端
部4aから他端部4bまでの長さと同じかそれよりも長
くなっている。ローラ13の外周面の所定の箇所には、
複数の第1の吸着孔14がローラ13の軸方向に所定の
間隔をおいて設けられている。複数の第1の吸着孔14
は、第1の電磁弁15が介在された第1のフレキシブル
チューブ16を介して真空ポンプ17に接続されてい
る。ローラ13の外周面の他の所定の箇所には、複数の
第2の吸着孔18がローラ13の軸方向に所定の間隔を
おいて設けられている。複数の第2の吸着孔18は、第
2の電磁弁19が介在された第2のフレキシブルチュー
ブ20を介して真空ポンプ17に接続されている。ステ
ージ11上のローラ13に対して矢印B方向側の所定の
箇所には、気体を吹き出すノズル(気体吹付け手段)2
1が設けられている。ノズル21は気体が充填されたボ
ンベ(図示せず)に接続されている。
【0009】次に、図2(A)〜(E)を参照しなが
ら、このシート剥離兼再貼付装置を用いて、液晶表示パ
ネル12の偏光板3の上面から保護シート4を剥離する
場合について説明する。なお、この場合には反射板22
が図示されている。まず、図2(A)に示すように、ロ
ーラ13を初期位置つまり矢印A方向移動限位置に位置
させ、ステージ11上の所定の箇所に液晶表示パネル1
2を偏光板3を上にして載置する。次に、図2(B)に
示すように、ローラ13を矢印D方向に一定の速度で回
転させながら矢印B方向に移動させ、矢印B方向移動限
位置に位置させる。この状態では、ローラ13の第1の
吸着孔14の部分が保護シート4の一端部4a上に接触
して位置する。次に、第1および第2の電磁弁15、1
9を閉じた状態で真空ポンプ17を駆動させる。なお、
この真空ポンプ17の駆動はシート剥離工程およびシー
ト再貼付工程が終了するまで継続している。
【0010】次に、第1の電磁弁15を開くと、第1の
吸着孔14が負圧となり、この負圧となった第1の吸着
孔14に保護シート4の一端部4aが吸着される。次
に、図2(C)に示すように、ローラ13を矢印C方向
に一定の速度で回転させながら矢印A方向に移動させる
と、ローラ13の外周面に保護シート4が巻き付けら
れ、偏光板3の上面から保護シート4がこの一端部4a
側から他端部4b側に向かって漸次剥離される。この場
合、ローラ13の矢印A方向への移動に連動して矢印A
方向に移動するノズル21から気体を剥離される保護シ
ート4と偏光板3の上面との間に吹き付けると、保護シ
ート4の剥離が容易になり、さらにノズル21を左右に
揺動させると、保護シート4の剥離がより一層容易にな
る。次に、ローラ13の第2の吸着孔18の部分が保護
シート4の他端部4b上に接触したら、ローラ13の回
転および移動を一時停止し、第2の電磁弁19を開いて
第2の吸着孔18を負圧とし、図2(D)に示すよう
に、この負圧となった第2の吸着孔18に保護シート4
の他端部4bを吸着させる。この場合、予め第2の電磁
弁19を開いて第2の吸着孔18を負圧にしておけば、
第2の吸着孔18の部分が保護シート4の他端部4b上
に接触した時点で第2の吸着孔18に保護シート4の他
端部4bが吸着されるので、ローラ13の回転および移
動を一時停止する必要はない。次いで、図2(E)に示
すように、ローラ13を矢印C方向に一定の速度で回転
させながら矢印A方向に移動させ、初期位置つまり矢印
A方向移動限位置に戻す。かくして、偏光板3の上面か
ら保護シート4が全体的に剥離され、ローラ13の外周
面に保護シート4が巻き付けられる。そして、液晶表示
パネル12の点灯検査が行われる。
【0011】次に、同様に図2(A)〜(E)を参照し
ながら、シート剥離兼再貼付装置を用いて、偏光板3の
上面に剥離した保護シート4を再貼付する場合について
説明する。まず、図2(E)に示すように、ローラ13
は初期位置つまり矢印A方向移動限位置に位置してい
る。この状態では、上述のようにローラ13の外周面に
は剥離した保護シート4が巻き付けられている。次に、
図2(D)に示すように、ローラ13を矢印D方向に一
定の速度で回転させながら矢印B方向に移動させ、ロー
ラ13の第2の吸着孔18の部分を偏光板3の他端部3
bに位置させると、ローラ13の外周面に巻き付けられ
た保護シート4の他端部4bが偏光板3の他端部3b
(元の位置)に貼り付けられる。次に、第2の電磁弁1
9を閉じると、第2の吸着孔18の吸着が解除される。
次に、図2(C)に示すように、ローラ13を矢印D方
向に一定の速度で回転させながら矢印B方向に移動させ
ると、ローラ13に巻き付けられた保護シート4がその
他端部4b側から一端部4a側に向かって偏光板3の上
面に漸次貼り付けられる。次に、図2(B)に示すよう
に、ローラ13が矢印B方向移動限位置に位置し、ロー
ラ13の第1の吸着孔14が偏光板3の一端部3aに位
置すると、保護シート4の一端部4aが偏光板3の一端
部3a(元の位置)に貼り付けられる。次に、第1の電
磁弁15を閉じると、第1の吸着孔14の吸着が解除さ
れる。次に、図2(A)に示すように、矢印B方向移動
限位置に位置するローラ13を矢印C方向に一定の速度
で回転させながら矢印A方向に移動させ、矢印A方向移
動限位置に移動させる。かくして、偏光板3の上面に剥
離した保護シート4が再貼付される。
【0012】このように、保護シート4を剥離する場
合、保護シート4の一端部4aを第1の吸着孔14で吸
着してローラ13を矢印C方向に回転させながら矢印A
方向に移動させ、ローラ13の外周面に保護シート4を
巻き付けることにより、偏光板3の上面から保護シート
4をその一端部4a側から他端部4b側に向かって漸次
剥離し、保護シート4の他端部4bを第2の吸着孔18
で吸着して偏光板3の上面から保護シート4を全体的に
剥離し、この剥離した保護シート4を再貼付する場合、
保護シート4の他端部4bを元の位置に貼り付けて第2
の吸着孔18による吸着を解除し、ローラ13を矢印D
方向に回転させながら矢印B方向に移動させることによ
り、保護シート4をその他端部4b側から一端部4a側
に向かって漸次貼り付け、保護シート4の一端部4aを
元の位置に貼り付け、第1の吸着孔14による吸着を解
除しているので、従来のように粘着テープを用いる場合
と比較して、粘着テープを剥離する手間が省けるばかり
でなく、変形しやすい保護シート4を注意して取り扱う
必要がなく、剥離した保護シート4を容易に再利用する
ことができる。また、第1および第2の吸着孔14、1
8の位置はローラ13の矢印C方向および矢印D方向の
回転と矢印A方向および矢印B方向の移動によって制御
することができ、第1および第2の吸着孔14、18に
よる吸着および解除は第1および第2の電磁弁15、1
9の開閉によって制御することができるので、自動化す
ることができる。
【0013】なお、上記実施例では、ローラ13を矢印
D方向に一定の速度で回転させながら矢印B方向に移動
させて保護シート4をその他端部4b側から一端部4a
側に向かって漸次再貼付したが、これに限定されず、ロ
ーラ13をまず矢印B方向移動限位置に迂回路を介して
戻し、そしてローラ13を矢印C方向に一定の速度で回
転させながら矢印A方向に移動させて保護シート4をそ
の一端部4a側から他端部4b側に向かって漸次再貼付
してもよい。また、上記実施例では、剥離した保護シー
ト4を元の偏光板3の元の位置に貼付る場合について説
明したが、これに限定されず、剥離した保護シート4を
元の偏光板3の別の位置または別の偏光板3の所定の位
置に貼り付けるようにしてもよい。また、上記実施例で
は、シート巻付け部材としてローラ13を用いたが、こ
れに限定されず、例えば半円柱状の部材であってもよ
い。この場合、円弧状となった周面の長さは保護シート
4の一端部4aから他端部4bまでの長さと同じかそれ
よりも長く、両吸着孔14、18は円弧状の周面の周方
向の両端部にそれぞれ周方向と直交する方向に所定の間
隔をおいて設けられる。また、上記実施例では、液晶表
示パネル12には、下側の基板2の下面に反射板22を
設けていると説明したが、これに限定されず、反射板2
2の代わりに偏光板を設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、シートを剥離する場合、一の物体の表面に
沿ってシート巻付け部材を転動させることにより、シー
トをシート巻付け部材に巻き付けて剥離し、この剥離し
たシートを再貼付する場合、シートが巻き付けられたシ
ート巻付け部材を一の物体または他の物体の表面に沿っ
て転動させることによりシートを再び貼り付けるので、
従来のように粘着テープを用いる場合と比較して、粘着
テープを剥離する手間が省けるばかりでなく、変形しや
すいシートを注意して取り扱う必要がなく、剥離したシ
ートを容易に再利用することができる。また、シート巻
付け部材の位置を制御することができるので、自動化が
可能である。請求項3記載の発明によれば、シートを剥
離する場合、シートを吸着手段で吸着して剥離し、この
剥離したシートを再貼付する場合、シートを一の物体ま
たは他の物体の所定の位置に貼り付けて吸着手段による
吸着を解除しているので、従来のように粘着テープを用
いる場合と比較し、粘着テープを剥離する手間が省ける
ばかりでなく、変形しやすいシートを注意して取り扱う
必要がなく、剥離したシートを容易に再利用することが
できる。また、吸着手段の位置とそれによる吸着および
解除を制御することができるので、自動化が可能であ
る。請求項7記載の発明によれば、シートを剥離する場
合、シートを吸着手段で吸着してシート巻付け部材で巻
き付けて剥離し、この剥離したシートを再貼付する場
合、シートを一の物体または他の物体の所定の位置にシ
ート巻付け部材で貼り付けて吸着手段による吸着を解除
しているので、従来のように粘着テープを用いる場合と
比較して、粘着テープを剥離する手間が省けるばかりで
なく、変形しやすいシートを注意して取り扱う必要がな
く、剥離したシートを容易に再利用することができる。
また、シート巻付け部材の位置と吸着手段による吸着お
よび解除を制御することができるので、自動化が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるシート剥離兼再貼
付装置の要部を示す斜視図。
【図2】(A)はこの発明の一実施例におけるシート剥
離兼再貼付方法において、ローラが初期位置に位置した
状態を示す側面図、(B)は同方法において、ローラが
保護シートが貼り付けられた偏光板の一端部に位置した
状態を示す側面図、(C)は同方法において、ローラが
偏光板上を移動する様子を示す側面図、(D)は同方法
において、ローラが偏光板の他端部に位置した状態を示
す側面図、(E)は同方法において、剥離した保護シー
トを巻き付けたローラが初期位置に位置した状態を示す
側面図。
【図3】液晶表示パネルを示す斜視図。
【符号の説明】
3 偏光板 4 保護シート 13 ローラ(シート巻付け部材) 14、18 吸着孔 21 ノズル(気体吹付け手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の物体の表面に貼り付けられたシート
    を剥離し、この剥離したシートを再び前記一の物体また
    は他の物体の表面に貼り付けるシート剥離兼再貼付方法
    であって、 前記一の物体の表面に沿ってシート巻付け部材を転動さ
    せることにより、前記一の物体の表面に貼り付けられた
    前記シートを前記シート巻付け部材に巻き付けて剥離
    し、 前記シートが巻き付けられた前記シート巻付け部材を前
    記一の物体または他の物体の表面に沿って転動させるこ
    とにより、前記シート巻付け部材に巻き付けられた前記
    シートを再び前記一の物体または他の物体の表面に貼り
    付ける、 ことを特徴とするシート剥離兼再貼付方法。
  2. 【請求項2】 前記シートを前記シート巻付け部材に巻
    付けるとき、前記シートの一端部および他端部を前記シ
    ート巻付け部材に設けた第1および第2の吸着手段でそ
    れぞれ吸着し、 前記シートを再び前記一の物体または他の物体の表面に
    貼り付けるとき、前記第1および第2の吸着手段による
    吸着を解除することを特徴とする請求項1記載のシート
    剥離兼再貼付方法。
  3. 【請求項3】 一の物体の平面に貼り付けられたシート
    を剥離し、この剥離したシートを再び前記一の物体また
    は他の物体の平面に貼り付けるシート剥離兼再貼付方法
    であって、 シート剥離工程では、前記シートの一端部を第1の吸着
    手段で吸着して前記シートをその一端部側から他端部側
    に向かって漸次剥離し、次いで前記シートの他端部を第
    2の吸着手段で吸着して前記シートを全体的に剥離し、 シート再貼付工程では、前記シートの他端部または一端
    部を前記一の物体または他の物体の所定の位置に貼り付
    けた後、前記第2または第1の吸着手段による吸着を解
    除し、次いで前記シートをその他端部側または一端部側
    から一端部側または他端部側に向かって漸次貼り付け、
    次いで前記シートの一端部または他端部を前記一の物体
    または他の物体の他の所定の位置に貼り付けた後、前記
    第1または第2の吸着手段による吸着を解除する、 ことを特徴とするシート剥離兼再貼付方法。
  4. 【請求項4】 前記シートを剥離する際に、この剥離さ
    れるシートと前記一の物体の表面との間に気体を吹き付
    けることを特徴とする請求項1〜3記載のシート剥離兼
    再貼付方法。
  5. 【請求項5】 物体の平面に貼り付けられたシートを剥
    離するシート剥離装置であって、 周面の周方向の長さが前記シートの一端部から他端部ま
    での長さと同じかそれよりも長いシート巻付け部材と、 前記シート巻付け部材の周面の所定の位置に設けられた
    吸着孔を含む吸着手段とを具備し、 前記吸着手段で前記シートの一端部を吸着して前記シー
    ト巻付け部材を所定の方向に回転させ、前記シート巻付
    け部材の周面に前記シートを巻き付けることにより、前
    記シートをその一端部側から他端部側に向かって漸次剥
    離する、 ことを特徴とするシート剥離装置。
  6. 【請求項6】 剥離される前記シートと前記物体の平面
    との間に気体を吹き付ける気体吹付け手段を備えている
    ことを特徴とする請求項5記載のシート剥離装置。
  7. 【請求項7】 一の物体の平面に貼り付けられたシート
    を剥離し、この剥離したシートを再び前記一の物体また
    は他の物体の平面に貼り付けるシート剥離兼再貼付装置
    であって、 周面の周方向の長さが前記シートの一端部から他端部ま
    での長さと同じかそれよりも長いシート巻付け部材と、 前記シート巻付け部材の周面の所定の位置に設けられた
    吸着孔を含む第1の吸着手段と、 前記シート巻付け部材の周面の他の所定の位置に設けら
    れた吸着孔を含む第2の吸着手段とを具備し、 シート剥離工程では、前記第1の吸着手段で前記シート
    の一端部を吸着して前記シート巻付け部材を所定の方向
    に回転させ、前記シート巻付け部材の周面に前記シート
    を巻き付けることにより、前記シートをその一端部側か
    ら他端部側に向かって漸次剥離し、次いで前記第2の吸
    着手段で前記シートの他端部を吸着して前記シートを全
    体的に剥離し、 シート再貼付工程では、前記シートの他端部または一端
    部を前記一の物体または他の物体の所定の位置に貼り付
    けた後、前記第2または第1の吸着手段による吸着を解
    除し、次いで前記シート巻付け部材を前記所定の方向と
    は逆方向または同方向に回転させ、前記シートをその他
    端部側または一端部側から一端部側または他端部側に向
    かって漸次貼り付け、次いで前記シートの一端部または
    他端部を前記一の物体または他の物体の他の所定の位置
    に貼り付けた後、前記第1または第2の吸着手段による
    吸着を解除する、 ことを特徴とするシート剥離兼再貼付装置。
  8. 【請求項8】 剥離される前記シートと前記一の物体の
    平面との間に気体を吹き付ける気体吹付け手段を備えて
    いることを特徴とする請求項7記載のシート剥離兼再貼
    付装置。
JP17486394A 1994-07-05 1994-07-05 シート剥離兼再貼付方法およびシート剥離装置並びにシート 剥離兼再貼付装置 Pending JPH0811813A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100796371B1 (ko) * 2006-03-24 2008-01-24 (주)와이티에스 편광판 보호필름 제거장치
CN113620097A (zh) * 2020-05-09 2021-11-09 Nps株式会社 多层膜用卷曲去除装置

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CN113620097B (zh) * 2020-05-09 2023-08-25 Nps株式会社 多层膜用卷曲去除装置

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