JPH08117023A - 棒状化粧料繰出容器 - Google Patents

棒状化粧料繰出容器

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JPH08117023A
JPH08117023A JP25826994A JP25826994A JPH08117023A JP H08117023 A JPH08117023 A JP H08117023A JP 25826994 A JP25826994 A JP 25826994A JP 25826994 A JP25826994 A JP 25826994A JP H08117023 A JPH08117023 A JP H08117023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
outer cylinder
inner cylinder
cylinder
stick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25826994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
Masaru Tamura
勝 田村
Toshiaki Kiuchi
俊明 木内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 棒状化粧料繰出容器のホルダを下限位置に保
持できるようにする。 【構成】 ホルダ30の係合突起32を内筒20の長孔
21に貫通し、外筒10の螺旋溝13に係合して、外筒
10と内筒20との相対回転をホルダ30の直線運動に
変換する。外筒10の底蓋12から円筒部14を突出形
成し、円筒部14の先部外周面に係合突部15を設け、
ホルダ30の下部内周面に係合突部33を設ける。ホル
ダ30を下限位置にした時にこれら係合突部15,33
が係合し、ホルダ30は移動不能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は口紅等の棒状化粧料用の
繰出容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の繰出容器は、外筒を内筒に対し
て回転すると、棒状化粧料を保持したホルダが内筒内を
昇降して、棒状化粧料が内筒から突没するようになって
いて、使用しない時には外筒に蓋筒を装着し蓋筒で内筒
を包囲するようになっている。
【0003】ところで、製造段階においては、繰出容器
を製造する場所と、その繰出容器に棒状化粧料をセット
する場所とが離れている場合が一般的であり、又、棒状
化粧料をホルダにセットする時には、ホルダを最大限に
引っ込めた状態、即ち下限位置にして行っている。
【0004】そこで、繰出容器の製造元から棒状化粧料
をセットする場所へ繰出容器を出荷する時には一般に、
棒状化粧料のセッティング時の手間を省くために、ホル
ダを下限位置にして出荷している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、繰出容
器の外筒と内筒は自由に相対回転可能な状態になってい
るので、棒状化粧料をセットするまでの輸送中や取り扱
い中に、ホルダが上昇してしまう場合がある。
【0006】したがって、現実には、棒状化粧料をセッ
トする直前にホルダが下限位置に位置しているか否かを
確認し、下限位置に位置していない場合には下限位置に
位置するように操作する必要があり、手間が掛かった。
【0007】一方、使用者が繰出容器を携帯する時に
も、ホルダが内筒に対して昇降可能になっていると、棒
状化粧料の先端が蓋筒の頂部に突き当たるという不具合
が生じる。
【0008】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ホルダを内筒の基部側限界
位置において移動不能に保持することができるようにし
た棒状化粧料繰出容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。 〈本発明の要旨〉本発明は、(イ)外筒と、(ロ)先部
を前記外筒から突出させて外筒の内部に取り付けられ、
外筒に対して軸線方向に移動不能で且つ周方向に回動可
能にされた内筒と、(ハ)棒状化粧料を保持し、前記内
筒の内部に挿入されていて、内筒に対して軸線方向に移
動可能で周方向に回動不能に取り付けられたホルダと、
(ニ)前記外筒とホルダとの間に設けられ、前記内筒に
対する外筒の回転運動を内筒に対するホルダの軸線方向
直線運動に変換する変換機構、とを備えた棒状化粧料繰
出容器において、前記外筒とホルダには、ホルダを前記
内筒の基部側限界位置まで引っ込めた時に互いに係合し
てホルダの軸線方向移動を阻止する係合部が設けられて
いることを特徴とする棒状化粧料繰出容器である(請求
項1に対応)。
【0010】前記変換機構は、前記外筒の内周面に設け
られた螺旋溝と、前記内筒に設けられた軸線方向に延び
る長孔と、前記ホルダに設けられ前記内筒の長孔を貫通
して前記外筒の螺旋溝に係合する係合突起、とから構成
することができる(請求項2に対応)。
【0011】
【作用】
〈本発明の作用〉ホルダを前記内筒の基部側限界位置ま
で引っ込めると、外筒の係合部とホルダの係合部が係合
して、ホルダが移動不能になる。この係合力よりも大き
な力を加えない限り、ホルダを内筒の先部側に移動させ
ることはできない。したがって、前記限界位置に位置せ
しめたホルダは不用意に移動することがない。
【0012】又、係合部が係合する時のクリック感によ
って、ホルダが前記限界位置に来たことを確認すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2の図面
に基いて説明する。図2は本発明の棒状化粧料繰出容器
の縦断面図であり、図1はその要部拡大図である。
【0014】棒状化粧料繰出容器1は、樹脂製の外筒1
0と、金属製の内筒20と、樹脂製のホルダ30と、樹
脂製の蓋筒40とを備えている。図2において右半分は
ホルダを最大限に引っ込めて下限位置(基部側限界位
置)にした状態を示しており、左半分はホルダを途中ま
で上昇させた状態を示している。
【0015】外筒10は、上下を開口させた円筒状の筒
体11と、筒体11の下端に固定されこの開口部を閉塞
する底蓋12とから構成されている。筒体11の内周面
には螺旋溝13が形成されている。底蓋12は上方に起
立する円筒部14を備え、円筒部14の上部外周面には
外方に突出する係合突部(係合部)15が環状に形成さ
れている。
【0016】内筒20は上下を開口させた円筒状をな
し、内筒20の先部を外筒10の先端から突出させて筒
体11の内側に挿入されており、筒体11に対して周方
向に回動可能で且つ軸線方向に移動不能に取り付けられ
ている。この内筒20において外筒10内に格納された
部分には、径方向に対向した位置に軸線方向に延びる一
対の長孔21が設けられている。
【0017】ホルダ30は上下を開口させた円筒状をな
し、上下方向の途中に閉塞板31が設けられている。ホ
ルダ30の下部外周面には径方向に対向した位置に、外
方へ突出する一対の係合突起32が設けられている。
【0018】ホルダ30は、係合突起32を内筒20の
長孔21に貫通し外筒10の螺旋溝13に係合させて、
内筒20内に挿入されており、内筒20に対して軸線方
向に移動可能で且つ周方向に回動不能に取り付けられて
いる。
【0019】この実施例では、外筒10の螺旋溝13
と、内筒20の長孔21と、ホルダ30の係合突起32
により変換機構が構成されており、外筒10と内筒20
を相対回転することによってホルダ30が内筒20内を
昇降することとなる。
【0020】ホルダ30の下部内周面には内方に突出す
る係合突部(係合部)33が環状に形成されている。こ
の係合突部33は、ホルダ30を下限位置にした時に底
蓋12の係合突部15に係合して、ホルダ30の上昇を
阻止するようになっている。
【0021】又、ホルダ30の下縁部は所定の大きさの
力が加えられた時に弾性的に拡径できるようになってお
り、これによって係合突部33は係合突部15を乗り越
えることができるようになっている。換言すれば、ある
一定の大きさに満たない力では、係合突部33が係合突
部15を乗り越えられないように形成されている。尚、
ホルダ30の下縁部に適宜の間隔で縦スリットを形成し
て弾性拡径し易いようにすることも可能である。
【0022】ホルダ30において閉塞板31よりも上部
の空洞部に棒状化粧料(図示せず)の基部が嵌入固定さ
れる。
【0023】蓋筒40は外筒10の先部に嵌脱可能にさ
れており、嵌着時に内筒20の露出部を包囲するように
形成されている。
【0024】尚、外筒10及び蓋筒40は、AS(アク
リロニトリル―スチレン共重合体)、ABS(アクリロ
ニトリル―ブタジエン―スチレン)、PP(ポリプロピ
レン)等で形成することができ、ホルダ30は、PBT
(ポリブチレンテレフタレート)、POM(ポリオキシ
メチレン)、PE(ポリエチレン)等で形成することが
できる。
【0025】この繰出容器1をその製造場所から棒状化
粧料をセットする場所まで輸送する時には、繰出容器1
の製造場所においてホルダ30を下限位置に位置せしめ
て出荷する。このようにすれば、ホルダ30の下限位置
では係合突部15,33が係合してホルダ30の上昇移
動を阻止するので、輸送中やセット前の取り扱い中に不
用意にホルダが上昇することがなく、下限位置を保持す
ることとなる。
【0026】したがって、棒状化粧料をセットする直前
にホルダ30を下限位置に移動させる作業は全く不要で
あり、手間が掛からない。
【0027】又、ホルダ30の引き込み操作の際には、
係合突部33が係合突部15を乗り越える時にクリック
感があり、これによってホルダ30が下限位置に来たこ
とを確認できる。
【0028】更に、棒状化粧料をセットした後におい
て、ホルダ30を下限位置にしておくとホルダ30が移
動不能となるので、棒状化粧料が蓋筒40の頂部に突き
当たること(いわゆる、天突き)もない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホルダを内筒の基部側限界位置に保持することができ、
製造過程においては便利であり、使用時においては棒状
化粧料の蓋筒への天突きを防止することができるという
優れた効果が奏される。
【0030】又、係合部が係合する時のクリック感によ
って、ホルダが前記限界位置に来たことを確認すること
ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒状化粧料繰出容器の要部拡大縦断面
図である。
【図2】本発明の棒状化粧料繰出容器の全体縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 棒状化粧料繰出容器 10 外筒 13 螺旋溝(変換機構) 15 係合突部(係合部) 20 内筒 21 長孔(変換機構) 30 ホルダ 32 係合突起(変換機構) 33 係合突部(係合部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)外筒と、(ロ)先部を前記外筒か
    ら突出させて外筒の内部に取り付けられ、外筒に対して
    軸線方向に移動不能で且つ周方向に回動可能にされた内
    筒と、(ハ)棒状化粧料を保持し、前記内筒の内部に挿
    入されていて、内筒に対して軸線方向に移動可能で周方
    向に回動不能に取り付けられたホルダと、(ニ)前記外
    筒とホルダとの間に設けられ、前記内筒に対する外筒の
    回転運動を内筒に対するホルダの軸線方向直線運動に変
    換する変換機構、とを備えた棒状化粧料繰出容器におい
    て、 前記外筒とホルダには、ホルダを前記内筒の基部側限界
    位置まで引っ込めた時に互いに係合してホルダの軸線方
    向移動を阻止する係合部が設けられていることを特徴と
    する棒状化粧料繰出容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の棒状化粧料繰出容器に
    おいて、前記変換機構が、前記外筒の内周面に設けられ
    た螺旋溝と、前記内筒に設けられた軸線方向に延びる長
    孔と、前記ホルダに設けられ前記内筒の長孔を貫通して
    前記外筒の螺旋溝に係合する係合突起、とから構成され
    ていることを特徴とする棒状化粧料繰出容器。
JP25826994A 1994-10-24 1994-10-24 棒状化粧料繰出容器 Pending JPH08117023A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343567A (ja) * 2000-03-16 2005-12-15 L'oreal Sa 化粧品又はケア製品を包装し及び適用するための装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343567A (ja) * 2000-03-16 2005-12-15 L'oreal Sa 化粧品又はケア製品を包装し及び適用するための装置
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