JPH0811679A - シートベルト着用確認装置及び該装置用セイフティリレー - Google Patents

シートベルト着用確認装置及び該装置用セイフティリレー

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JPH0811679A
JPH0811679A JP6151931A JP15193194A JPH0811679A JP H0811679 A JPH0811679 A JP H0811679A JP 6151931 A JP6151931 A JP 6151931A JP 15193194 A JP15193194 A JP 15193194A JP H0811679 A JPH0811679 A JP H0811679A
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JP
Japan
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contact
seat belt
movable contact
coil
fixed contact
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JP6151931A
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English (en)
Inventor
Masaaki Sumiya
正昭 鍜治木
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KAJIKI MASAAKI
Original Assignee
KAJIKI MASAAKI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートベルト着用時のみエンジンの始動を許
容するシートベルト着用確認装置において、シートベル
ト未着用時の警告灯の点灯を確実化すること、並びに係
る装置に好適なユニット化されたセイフティリレーを提
供すること。 【構成】 キースイッチ3と始動機構(2) 間に可動接点
11及び固定接点8を直列に配置し、キースイッチ3に
一端が接続されるコイル12により可動接点11を固定
接点8との接触位置と非接触位置間で移動させ、コイル
12の他端にダイオード13の上流側端子を接続し、ダ
イオード13の下流側端子を、シートベルトの着用の有
無を検出する着用検出スイッチ6を介してアース4に接
続するとともに、警告灯5をダイオード13の下流側端
子と着用検出スイッチ6間に接続し、着用検出スイッチ
6によりシートベルトの着用が検出された時に可動接点
11が固定接点8に接触してキースイッチ3と始動機構
(2) とを接続させるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両のシー
トベルトが着用されているか否かを検出して、着用され
ている場合にのみエンジンの始動を許容するシートベル
ト着用確認装置、並びに新車及び既存の車両に取り付け
ることにより、簡単に上記シートベルト着用確認装置を
構成することができる、軽量、コンパクトにユニット化
されたシートベルト着用確認装置用セイフティリレー
(以下、セイフティリレーという)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車室内のシートベルトのキャッチ
部に、シートベルトの着用の有無を検出する検出スイッ
チを設け、シートベルトの未着用時に警告灯を点灯させ
るように構成することが知られている。ところが、その
場合、シートベルトが未着用であって、上記警告灯が点
灯している状態でも、エンジンの始動及び車両の走行は
何ら支障なく行えるので、シートベルトの着用が必ずし
も強制されるものではなく、従って、万一事故が発生し
た場合の乗員の負傷の度合を軽減する効果は、さほど期
待できないものであった。
【0003】そこで、実開昭62ー157661号公報には、シ
ートベルトの未着用時に点灯する警告灯を含み、且つ上
記未着用時に車載のバッテリと始動電動機間の接続を遮
断して、エンジンの始動を禁止する回路を設けることが
提案されている。係る回路は、上記バッテリからキース
イッチ(イグニッションスイッチ)を介して始動電動機
に至る配線中の上記キースイッチと始動電動機間に、第
1及び第2固定接点と、いずれか一方の固定接点に接触
する可動接点とを有するリレーを設け、上記可動接点を
上記キースイッチに接続し、上記第1固定接点を上記始
動電動機に接続するとともに、上記第2固定接点とアー
ス間に上記警告灯を配置してなるものである。
【0004】そして、上記リレーは、シートベルトの未
着用時には上記可動接点が上記第2固定接点側に接触し
て上記警告灯を点灯させるとともに、シートベルトが着
用されると、上記可動接点が上記第1固定接点に接触し
て、上記始動電動機への通電が可能になるように構成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、上記バッテリと上記リレー間にキースイッチが介在
しているため、シートベルトの未着用時に上記警告灯を
点灯させるためには、上記キースイッチが常時閉成され
ている必要があるので、始動電動機の作動時、つまり、
エンジンの始動時のみに閉成されるキースイッチの通常
の構成と矛盾しており、シートベルトの未着用時に上記
警告灯が確実に点灯されるか否か疑わしいものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシートベル
ト着用確認装置は、上記の課題を解決し、比較的簡単な
回路構成でシートベルトの未着用時に警告灯を確実に点
灯させることができるとともに、上記未着用時のエンジ
ンの始動を禁止できるシートベルト着用確認装置を提供
することを目的としている。本発明の他の目的は、新車
及び既存の車両に取り付けることにより、上記シートベ
ルト着用確認装置を簡単に構成することのできる、ユニ
ット化されたセイフティリレーを提供することである。
【0007】そのため、請求項1記載のシートベルト着
用確認装置は、電源と、この電源からの電圧により車両
のエンジンを始動させる始動機構と、上記電源と上記始
動機構との間に配置され上記エンジンの始動時のみに上
記電源と上記始動機構とを接続させるキースイッチと、
上記電源に接続されシートベルトが着用されていない時
に点灯する警告灯と、シートベルトの着用の有無に応じ
て開閉する着用検出スイッチとを備え、シートベルトが
着用されている時のみに上記エンジンの始動を許容する
ように構成されたシートベルト着用確認装置において、
上記キースイッチと上記始動機構との間に直列に配置さ
れる可動接点及び固定接点と、その一端が上記キースイ
ッチにおける上記電源との接続端子と反対側の端子に接
続され、通電の有無に応じて上記可動接点を上記固定接
点との接触位置と非接触位置との間で移動させるコイル
と、このコイルの他端にその上流側端子が接続されるダ
イオードとを備え、このダイオードの下流側端子が上記
着用検出スイッチを介してアースに接続されるととも
に、上記警告灯の上記電源との接続端子と反対側の端子
が上記ダイオードの下流側端子と上記着用検出スイッチ
間に接続され、上記着用検出スイッチにより上記シート
ベルトの着用が検出された時に上記可動接点が上記固定
接点に接触して上記キースイッチと上記始動機構とを接
続させるように構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0008】請求項2のシートベルト着用確認装置は、
上記請求項1の構成において、上記着用検出スイッチ
が、シートベルトの未着用時に閉成される常閉スイッチ
からなり、上記可動接点が、上記コイルに通電された時
に上記固定接点との非接触位置に移動するように構成さ
れたものである。
【0009】請求項3記載のセイフティリレーは、所定
の間隔を隔てて配置される第1及び第2固定接点と、上
記第1または第2固定接点のいずれかに選択的に接触す
る可動接点と、一端がこの可動接点に接続されるととも
に上記可動接点を上記第1または第2固定接点間で移動
させるコイルと、このコイルの他端にその上流側端子が
接続されたダイオードとがケース内に収められ、かつ上
記第1及び第2固定接点、上記可動接点並びに上記ダイ
オードの下流側端子からそれぞれ接続用のコードが上記
ケース外に引き出されるとともに、上記可動接点、コイ
ル及びダイオードが上記請求項1または2の可動接点、
コイル及びダイオードとして使用され、上記第1または
第2固定接点のいずれかが上記請求項1または2の固定
接点として使用されることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記請求項1のシートベルト着用確認装置にお
いては、シートベルトが着用さていることが、上記着用
検出スイッチにより検出された時のみ、上記可動接点が
上記固定接点に接触して上記キースイッチと上記始動機
構とが接続され、従ってシートベルトの未着用時には、
上記可動接点と上記固定接点とが非接触となって上記キ
ースイッチと上記始動機構間が遮断されるため、ドライ
バーが上記キースイッチを閉成してエンジンを始動させ
ようとしても上記始動機構には通電されず、エンジンの
始動が不可能となる。
【0011】また、この状態では、上記警告灯が点灯す
ることにより、ドライバーにシートベルトが未着用であ
ることが報知される。ここで、上記コイルと警告灯間に
はダイオードが設置され、上記電源から上記警告灯を介
して上記コイルに電流が逆流することが防止されている
ので、上記逆流に伴って上記可動接点の作動が不確実に
なるような不具合は生じない。
【0012】上記請求項2のシートベルト装着検出スイ
ッチにおいては、上記着用検出スイッチが常閉スイッチ
からなり、シートベルトの未着用時に閉成されるので、
シートベルトの未着用時には、上記警告灯の上記電源と
反対側の端子が閉状態の着用検出スイッチを介してアー
スに接続され、上記電源から警告灯、着用検出スイッチ
を介してアースに電流が流れ、上記警告灯が点灯する。
【0013】また、シートベルトの未着用にドライバー
がエンジンを始動させようとして、上記キースイッチを
閉成させると、上記キースイッチの電源と反対側の端子
が上記可動接点を介して上記コイルの一端に接続され、
上記コイルの他端が上記ダイオード及び閉状態の着用検
出スイッチを介してアースに接続されるので、上記電源
からキースイッチ、可動接点、コイル、ダイオード及び
着用検出スイッチを介してアースに電流が流れ、上記コ
イルに通電される。そして、上記可動接点は上記コイル
に通電されて、コイルが励磁された時に上記固定接点と
の非接触位置側に移動するので、上記キースイッチを流
れる電流は上記可動接点と固定接点間で遮断されて、上
記始動機構には流れず、エンジンの始動は不可能とな
る。
【0014】一方、請求項2の構成において、シートベ
ルトが着用されると、上記着用検出スイッチが開成され
る。従って、上記警告灯とアース間が遮断されるので、
上記警告灯は消灯される。
【0015】また、上記着用検出スイッチが開成される
ので、上記電源からキースイッチ、可動接点、コイル、
ダイオード及び着用検出スイッチを介してアースに至る
経路が上記着用検出スイッチで遮断され、仮にキースイ
ッチが閉成されても上記コイルには通電不可能となり、
上記可動接点が固定接点に接触する位置で保持される。
従って、この状態でドライバーが上記キースイッチを閉
成させると、上記電源からの電流がキースイッチ、可動
接点、固定接点を介して上記始動機構に流れ、始動機構
によりエンジンが始動される。
【0016】上記請求項3のセイフティリレーは、上記
請求項1または2のシートベルト着用確認装置を構成す
る際に好適に使用されるものであって、上記第1及び第
2固定接点、可動接点、コイル及びダイオードが単一の
ケース内に収められて、接続用の各コードのみがケース
外に引き出されているので、取扱いが便利である。
【0017】すなわち、係るセイフティリレーは、ユニ
ット化されているので、車両の製造段階での組付が容易
であるばかりでなく、このセイフティリレーに内蔵され
る部品が故障した場合はセイフティリレーごと交換する
ことができる。更に、既存の車両であっても、前述のよ
うに、シートベルトの着用の有無を検出する着用検出ス
イッチと、警告灯とを予め車体側に備えている車両であ
れば、本セイフティリレーを付設することにより、本発
明のシートベルト着用確認装置を構成することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1実施例に係るシートベル
ト着用確認装置並びにこの装置に組み込まれるセイフテ
ィリレーを図面に基づいて説明する。図1に示すよう
に、自動車等の各種車両に備えられる本シートベルト着
用確認装置は、上記車両に搭載されているバッテリから
なる電源1と、図示しないエンジンを始動させる始動電
動機2(始動機構)と、上記電源1から始動電動機2に
至る経路中に配置され、上記エンジンの始動時に閉成さ
れて、電源1の電圧を始動電動機2に供給するキースイ
ッチ3と、上記電源1とアース4間に直列に順次配置さ
れた警告灯5及び着用検出スイッチ6とを備えている。
【0019】上記警告灯5は、例えば運転席の表示盤上
に配置される。また、上記着用検出スイッチ6は、ドラ
イバーその他の乗員が図示しないシートベルトを着用し
ていない時に図1のような閉成状態となる常閉スイッチ
から構成され、車室内のシートベルトのキャッチ部(図
示せず)に組み込まれている。
【0020】図1中仮想線で示す部分は、後に詳述する
セイフティリレー7としてユニット化されている。この
セイフティリレー7は、1対の固定接点8、9と、これ
らの固定接点8、9間に配置された可動接点11と、こ
の可動接点11をいずれかの固定接点8または9に選択
的に接触するように駆動するコイル12と、一方向のみ
の電流の通過を許容するダイオード13とを備えてい
る。
【0021】上記可動接点11はキースイッチ3に接続
され、固定接点8は始動電動機2に接続されて、可動接
点11が固定接点8に接触している時に、上記キースイ
ッチ3と始動電動機2とが接続されるようになってい
る。また、可動接点11はコイル12の一端に接続さ
れ、コイル12の他端はダイオード13の上流側端子に
接続されている。そして、このコイル12に通電されて
いない時、可動接点11が固定接点8側に接触し、コイ
ル12に通電されている時、可動接点11が固定接点9
側に接触するようになっている(図2参照)。更に、ダ
イオード13の下流側端子は、警告灯5と着用検出スイ
ッチ6間のA点に接続されている。なお、本実施例では
固定接点9は使用されない。
【0022】上記の構成において、シートベルトの未着
用時、つまり図1に示す着用検出スイッチ6の閉成時に
は、電源1から警告灯5及び着用検出スイッチ6を介し
てアース4に電流が流れ、警告灯5が点灯することによ
り、シートベルトが未着用であることが報知される。
【0023】そして、上記の未着用状態でドライバー
が、エンジンを始動させる目的で、図2に示すようにキ
ースイッチ3を閉成させると、電源1からキースイッチ
3、コイル12、ダイオード13及び着用検出スイッチ
6を介してアース4に電流が流る。これにより、コイル
12が励磁され、可動接点11が固定接点9側に接触す
るので、電源1と始動電動機2間の経路が、可動接点1
1と固定接点8間で遮断され、キースイッチ3が閉成さ
れているにもかかわらず、始動電動機2には給電が行わ
れない。このように、本実施例では、シートベルトの未
着用時には始動電動機2に駆動電圧が供給されず、エン
ジンの始動が禁止される。
【0024】一方、ドライバーその他の乗員がシートベ
ルトを着用すると、図3に示すように、着用検出スイッ
チ6が開成される。これにより、電源1から警告灯5を
介してアース4に至る経路が着用検出スイッチ6で遮断
されるので、警告灯5は消灯される。なお、コイル12
と警告灯5間にはダイオード13が配置されて、警告灯
5からコイル12側への電流の逆流は防止されているの
で、電源1から警告灯5を介してコイル12に電流が流
れ、それに伴って可動接点11が固定接点8、9間で不
規則に往復移動して、いわゆるチャタリング現象が生じ
る等の不具合は発生しない。
【0025】上記のシートベルトの着用時において、図
3中実線で示すようにキースイッチ3が開成している
と、電源1の電圧は始動電動機2には供給されず、エン
ジンの始動は行われない。一方、上記着用時において、
ドライバーが仮想線のようにキースイッチ3を閉成させ
ると、電源1からキースイッチ3、可動接点11及び固
定接点8を介して始動電動機2に電流が流れ、これに基
づいて始動電動機2によりエンジンの始動が行われる。
なお、上記実施例では固定接点8を始動電動機2に、可
動接点11をキースイッチ3にそれぞれ接続したが、逆
に固定接点8をキースイッチ3に、可動接点11を始動
電動機2にそれぞれ接続しても良い。
【0026】次に上記セイフティリレー7について述べ
る。図4及び図5に示すように、セイフティリレー7
は、上記固定接点8、9、可動接点11及びコイル12
を含む電磁スイッチ14と、上記ダイオード13とがケ
ース15内に収納されて構成されている。ケース15の
幅寸法W(図5)は例えば45mm程度、奥行き寸法D
は例えば40mm程度、高さ寸法Hは例えば40mm程
度にそれぞれ設定される。また、ケース15の奥側上部
には、本セイフティリレー7を車体に取り付けるための
フランジ15aが設けられている。
【0027】電磁スイッチ14内の上記固定接点8、9
及び可動接点11からは、それぞれ直径が例えば5.5
mm程度の太めのコード8a、9a及び11aが、ケー
ス15の底部の穴15bを介して上記ケース15外に引
き出されている。また、ダイオード13からは、直径が
例えば、0.85mm程度の細めのコード13aが穴1
5bを介してケース15外に引き出されている。各コー
ド8a、9a及び11aのケース15外への突出長は、
それぞれ400mm程度、コード13aのケース15外
への突出長は1500mm程度である。
【0028】各コード8a、9a及び11aの先端に
は、それぞれ圧着端子16、17及び18(図5参照)
が設けられ、コード13aの先端にはワンタッチコネク
タ20が設けられている。そして、固定接点8は圧着端
子16により図1等に示す始動電動機2に接続され、可
動接点11は圧着端子17によりキースイッチ3に接続
されるとともに、ダイオード13はワンタッチコネクタ
20により警告灯5と着用検出スイッチ6間のA点に接
続されている。なお、第1実施例では固定接点9は使用
されないので、コード9aの接続は行われず、コード9
aは必要により切断しても良い。
【0029】上記のようにセイフティリレー7を構成す
れば、車両の製造時における車体に対する組付が容易に
行えるとともに、セイフティリレー7内の部品が万一故
障した場合はセイフティリレー7ごと簡単に交換するこ
とができる。また、既存の車両であって、製造時にセイ
フティリレー7が取り付けられないものであっても、車
体側に警告灯5及び着用検出スイッチ6を予め備え付け
ている車両であれば、本セイフティリレー7を組み込む
ことにより、本発明のシートベルト着用確認装置を構成
することができるものである。
【0030】更に、車体側に警告灯5及び着用検出スイ
ッチ6が予め備えられていない車両であっても、本セイ
フティリレー7を付設するとともに、シートベルトのキ
ャッチ部に着用検出スイッチ6を取り付け、且つ、例え
ば上記ケース15の表面に警告灯5を設けることによ
り、本発明のシートベルト着用確認装置を構成すること
が可能である。
【0031】以下、本発明の第2実施例に係るシートベ
ルト着用確認装置につき説明する。図6に示すように、
第2実施例のシートベルト着用確認装置は基本的には上
記第1実施例と同様に構成されているが、着用検出スイ
ッチ6として、シートベルトの未着用時に開成される常
開スイッチが使用されるとともに、上記固定接点8に代
えて固定接点9が始動電動機2に接続されている点で上
記第1実施例と相違している。更に、警告灯5と上記A
点との間に制御部21が配置されている。
【0032】この第2実施例でも、コイル12に通電さ
れない時、可動接点11は固定接点8側に接触し、コイ
ル12に通電されている時、可動接点11が固定接点9
側に接触するようになっている。そして、キースイッチ
3と始動電動機2とは、可動接点11が固定接点9に接
触している時に接続されるものである。
【0033】上記制御部21は、例えばシートベルトの
未着用時、つまり着用検出スイッチ6が開成されている
時(図6の状態)に、警告灯5における電源1に接続さ
れる端子と反対側の端子(非電源側端子)をアースに接
続する一方、シートベルトの着用時、つまり着用検出ス
イッチ6が閉成されている時(図7または図8の状態)
に、上記警告灯5の非電源側端子とアースとの接続を遮
断することによりシートベルトの未着用時のみに警告灯
5が点灯されるように制御するものである。
【0034】上記構成において、図6に示すシートベル
トの未着用時には、着用検出スイッチ6が開成してお
り、従って、実線のようなキースイッチ3の開成時は勿
論、仮想線のようにキースイッチ3を閉成してエンジン
を始動させようとしても、コイル12には通電されない
ので、可動接点11は固定接点8側に接触しており、キ
ースイッチ3と始動電動機2間の経路が可動接点11と
固定接点9間で遮断されるので、始動電動機2には通電
されず、エンジンの始動は行われない。
【0035】また、上述のように、着用検出スイッチ6
の開成時には制御部21が、例えば警告灯5の非電源側
端子をアースに接続することにより、警告灯5が点灯さ
れ、ドライバーにシートベルトが未着用であることが報
知される。
【0036】一方、シートベルトが着用されると、それ
に応じて図7に示すように、着用検出スイッチ6が閉成
され、制御部21が、例えば上記警告灯5の非電源側端
子とアースとの接続を遮断することにより、警告灯5が
消灯される。また、この着用検出スイッチ6の閉成時で
あっても、図7のようにキースイッチ3が開成されてい
れば、始動電動機2には通電されないので、エンジンは
始動されない。
【0037】これに対し、シートベルトの着用時におい
て、図8に示すように、ドライバーがキースイッチ3が
閉成させると、電源1からキースイッチ3、コイル1
2、ダイオード13及び着用検出スイッチ6を介してア
ース4に電流が流れ、それに応じて可動接点11が固定
接点9側に移動して固定接点9に接触する。これによ
り、電源1からキースイッチ3、可動接点11及び固定
接点9を介して始動電動機2に通電され、エンジンが始
動される。
【0038】この第2実施例でも、第1実施例と同様の
セイフティリレー7が使用されるが、この場合、第1実
施例の固定接点8に代えて固定接点9が使用されるの
で、図5におけるコード8aは始動電動機2には接続さ
れず、コード9aが始動電動機2に接続される。このよ
うに、セイフティリレー7はコイル12の非励磁時に可
動接点11が接触する固定接点8と、コイル12の励磁
時に可動接点11が接触する固定接点9とを備えている
ので、セイフティリレー7は着用検出スイッチ6として
常閉スイッチを使用する車両と、常開スイッチを使用す
る車両とで共用できる利点がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシートベ
ルト着用確認装置においては、シートベルトの未着用時
には、可動接点と固定接点とが非接触状態となってキー
スイッチと始動機構間、言い換えれば電源と始動機構間
が遮断されるため、エンジンの始動が不可能となる。ま
た、この際、警告灯が点灯してドライバーにシートベル
トが未着用であることが報知される。従って、シートベ
ルトが未着用のままエンジンが始動されて、運転が開始
され、万一の事故の場合にドライバーその他の乗員が重
傷を負う等の不具合が生じる恐れが軽減される。
【0040】また、着用検出スイッチを、シートベルト
の未着用時に閉成される常閉スイッチにより構成すれ
ば、シートベルトが着用された時点で上記着用検出スイ
ッチが開成されることにより、上記警告灯の消灯が同時
に行われるので、回路構成を簡素化することができる。
【0041】本発明のセイフティリレーは、上記シート
ベルト着用確認装置を構成する際に好適に使用されるも
のであって、上記第1及び第2固定接点、固定接点、コ
イル及びダイオードが単一のケース内に収められて、接
続用の各コードのみがケース外に引き出されている構成
であるから、取扱いが便利である。すなわち、車両の製
造段階での車体への組付が容易なばかりでなく、交換も
ユニットごと行え、かつ、車体側に予め上記着用検出ス
イッチと警告灯を備えているものであれば、既存の車両
にも簡単に本セイフティリレーを付設して本発明のシー
トベルト着用確認装置を構成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るシートベルト着用確
認装置を示す回路構成図。
【図2】シートベルト未着用時にキースイッチを閉成し
た状態を示す上記シートベルト着用確認装置の回路構成
図。
【図3】シートベルト着用時における上記シートベルト
着用確認装置の回路構成図。
【図4】上記シートベルト着用確認装置に組み込まれる
セイフティリレーの内部構造を示す説明図。
【図5】上記セイフティリレーの斜視図。
【図6】本発明の第2実施例に係るシートベルト着用確
認装置を示す回路構成図。
【図7】シートベルト着用時を示す上記第2実施例のシ
ートベルト着用確認装置の回路構成図。
【図8】シートベルト着用時にキースイッチを閉成した
状態を示す上記第2実施例のシートベルト着用確認装置
の回路構成図。
【符号の説明】
1 電源 2 始動電動機(始動機構) 3 キースイッチ 5 警告灯 6 着用検出スイッチ 7 セイフティリレー 8、9 固定接点 8a、9a、11a コード 11 可動接点 12 コイル 13 ダイオード 15 ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、この電源からの電圧により車両
    のエンジンを始動させる始動機構と、上記電源と上記始
    動機構との間に配置され上記エンジンの始動時のみに上
    記電源と上記始動機構とを接続させるキースイッチと、
    上記電源に接続されシートベルトが着用されていない時
    に点灯する警告灯と、シートベルトの着用の有無に応じ
    て開閉する着用検出スイッチとを備え、シートベルトが
    着用されている時のみに上記エンジンの始動を許容する
    ように構成されたシートベルト着用確認装置において、 上記キースイッチと上記始動機構との間に直列に配置さ
    れる可動接点及び固定接点と、その一端が上記キースイ
    ッチにおける上記電源との接続端子と反対側の端子に接
    続され、通電の有無に応じて上記可動接点を上記固定接
    点との接触位置と非接触位置との間で移動させるコイル
    と、このコイルの他端にその上流側端子が接続されるダ
    イオードとを備え、このダイオードの下流側端子が上記
    着用検出スイッチを介してアースに接続されるととも
    に、上記警告灯の上記電源との接続端子と反対側の端子
    が上記ダイオードの下流側端子と上記着用検出スイッチ
    間に接続され、上記着用検出スイッチにより上記シート
    ベルトの着用が検出された時に上記可動接点が上記固定
    接点に接触して上記キースイッチと上記始動機構とを接
    続させるように構成されていることを特徴とするシート
    ベルト着用確認装置。
  2. 【請求項2】 上記着用検出スイッチが、シートベルト
    の未着用時に閉成される常閉スイッチからなり、上記可
    動接点は上記コイルに通電された時に上記固定接点との
    非接触位置に移動するものである請求項1記載のシート
    ベルト着用確認装置。
  3. 【請求項3】 所定の間隔を隔てて配置される第1及び
    第2固定接点と、上記第1または第2固定接点のいずれ
    かに選択的に接触する可動接点と、一端がこの可動接点
    に接続されるとともに上記可動接点を上記第1または第
    2固定接点間で移動させるコイルと、このコイルの他端
    にその上流側端子が接続されたダイオードとがケース内
    に収められ、かつ上記第1及び第2固定接点、上記可動
    接点並びに上記ダイオードの下流側端子からそれぞれ接
    続用のコードが上記ケース外に引き出されるとともに、
    上記可動接点、コイル及びダイオードが上記請求項1ま
    たは2の可動接点、コイル及びダイオードとして使用さ
    れ、上記第1または第2固定接点のいずれかが上記請求
    項1または2の固定接点として使用されることを特徴と
    するシートベルト着用確認装置用セイフティリレー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003097416A1 (fr) * 2002-05-15 2003-11-27 Yugengaisha Cawdie Appareil antivol pour vehicule et procede antivol de vehicule
US20190152430A1 (en) * 2017-11-22 2019-05-23 GM Global Technology Operations LLC Misrouted seatbelt webbing

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