JPH08116497A - テレビ信号受信回路 - Google Patents

テレビ信号受信回路

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Publication number
JPH08116497A
JPH08116497A JP27995994A JP27995994A JPH08116497A JP H08116497 A JPH08116497 A JP H08116497A JP 27995994 A JP27995994 A JP 27995994A JP 27995994 A JP27995994 A JP 27995994A JP H08116497 A JPH08116497 A JP H08116497A
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JP
Japan
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tuners
tuner
intermodulation
gain
amplifiers
Prior art date
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Pending
Application number
JP27995994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Ashikawa
正春 芦川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH08116497A publication Critical patent/JPH08116497A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのチューナにより2つの画面を同時に映
し出すことができるテレビ受信機において、2つのチュ
ーナが互いに異なる電界強度の電波を受信したときでも
2つの増幅器が相互変調や混変調を起すことによる画質
の低下を防止できるようにする。 【構成】 チューナ20、21の少なくとも一方が選択
した局の受信信号の強度が予め設定した第1の閾値以上
になると、該当するチューナの利得を下げる制御を行
う。そして、選択した局の受信信号の強度がさらに強く
なり、増幅器5、6が相互変調や混変調を起こす手前の
第2の閾値以上になると、該当するチューナの前段に設
けられた増幅手段10又は11の利得を下げる制御を行
う。これにより、チューナ20、21の一方が選択して
いる局の受信信号の強度が強くなっても、チューナ2
0、21の前段に設けた増幅器10、11が相互変調や
混変調を起こす前に一方の増幅器10又は11の利得が
下がるので、増幅器10、11が相互変調や混変調を起
すことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つの画像を同時に映
し出すことができるテレビ受信機に用いて好適なテレビ
信号受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2つの画面を同時に映し出すこと
ができるテレビ受信機がある。この種のテレビ受信機に
は、2つの画面(一方の画面を親画面、他方の画面を子
画面と呼んでいる)を同時に映し出すために2つのチュ
ーナを設けたものがあり、一方が親画面用として使用さ
れ、他方が子画面用として使用される。この2つのチュ
ーナを使用する方式ではチューナ同士のアンテナ端子電
圧(すなわち、局部発振器の漏洩電圧)が干渉し合うこ
とによる画質の劣化を防止するために、これらチューナ
の前段に配置される高周波信号分配器にチューナ相互の
アイソレーションをとるための増幅器を設けている。
【0003】図3は従来の2画面用テレビ受信機に用い
られるテレビ信号受信回路の一部分の回路構成を示すブ
ロック図である。この図において、1はアンテナ、2は
分配器であり、アンテナ1からの受信信号を2つに分配
する。3、4の各々は広帯域の信号を増幅する増幅器で
ある。これら増幅器3、4は上述の如くチューナ相互の
アイソレーションをとるためのものである。5、6の各
々は減衰器であり、増幅器3、4での信号増幅分を減衰
させて入出力のアイソレーションを大きくするためのも
のである。これら減衰器5、6によって、チューナ20
(またはチューナ21)のアンテナ端子電圧(局発の漏
洩電圧)がチューナ21(またはチューナ20)に入る
強さが小さくなるので、画質の劣化が生じない。チュー
ナ20、21には図示せぬ電圧制御部から利得制御電圧
VA、VBが供給され、チューナ20、21の利得が設定
される。この場合、電圧制御部はチューナ20、21の
選択出力、すなわち局選択して得られる受信信号をそれ
ぞれ入力し、少なくとも一方の受信信号の強度が予め設
定された第1の閾値を超えたときに該当するチューナの
利得を下げるように制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のテレビ信号受信回路にあっては、次のような問題点
があった。 (イ)増幅器3、4での信号増幅分を減衰器5、6で減
衰させて入出力のアイソレーションを大きくしてチュー
ナ20(又はチューナ21)のアンテナ端子電圧がチュ
ーナ20(又はチューナ21)に入る量を少なくし、画
質劣化を防止しているが、電界強度の強い電波を受信し
た場合には増幅器3、4が相互変調や混変調を起こして
しまうという問題点があった。 (ロ)なお、この問題を改善する為、増幅器3、4の前
に各々減衰器を設けることも考えられるが、この場合は
減衰器の切り換えが非常に煩雑となるので実用的では無
い。 (ハ)また、分配器2の前に減衰器を設けることも考え
られるが、この場合は2つのチューナがほぼ同等の電界
強度の電波を受信しているときにのみ有効である為、や
はり増幅器が相互変調や混変調を起こしてしまう。
【0005】そこで本発明は、2つのチューナが互いに
異なる電界強度の電波を受信したときでも2つの増幅器
が相互変調や混変調を起すことのないテレビ信号受信回
路を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明によるテレビ信号受信回路は、受信信
号を2つに分配する分配手段と、この分配手段により分
配された一方の受信信号を増幅する第1の増幅手段と、
前記分配手段により分配された他方の受信信号を増幅す
る第2の増幅手段と、前記第1の増幅手段で増幅された
受信信号を減衰させる第1の減衰手段と、前記第2の増
幅手段で増幅された受信信号を減衰させる第2の減衰手
段と、前記第1の減衰手段で減衰された受信信号を入力
する第1のチューナと、前記第2の減衰手段で減衰され
た受信信号を入力する第2のチューナと、前記第1、第
2のチューナの出力をそれぞれ入力し、少なくとも一方
の出力が予め設定された第1の閾値を超えたときに、該
当する前記第1又は第2のチューナの利得を下げるよう
に制御を行なう利得制御手段とを備えたテレビ信号受信
回路において、前記第1の増幅手段及び第2の増幅手段
の各々は、外部より利得制御が可能であり、前記利得制
御手段は、前記第1、第2のチューナの少なくとも一方
の出力が前記第1の閾値を超えると共に前記第1及び第
2の増幅手段が相互変調や混変調を起こす手前に設定さ
れた第2の閾値を超えたときに、該当する前記チューナ
へ受信信号を出力する前記第1又は第2の増幅手段の利
得を下げるように制御を行なうことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、第1、第2のチューナの少なくと
も一方が選択した局の受信信号の強度が予め設定した第
1の閾値以上になると、該当するチューナの利得を下げ
る制御が行なわれる。そして、選択した局の受信信号の
強度がさらに強くなり、第1、第2のチューナの前段に
設けた第1、第2の増幅手段が相互変調や混変調を起こ
す手前の第2の閾値以上になると、該当するチューナの
前段に設けられた第1の増幅手段又は第2の増幅手段の
利得を下げる制御が行なわれる。この場合、第1、第2
のチューナが同一の局を選択している場合は、受信信号
の強度が強くなっても第1、第2の増幅手段が相互変調
や混変調を起こすことはないが、第1、第2のチューナ
が互い異なる局を受信している場合は、一方の受信信号
の強度が強くなると、第1、第2の増幅手段が相互変調
や混変調を起こしてしまう。このような場合に効果的に
作用する。したがって、第1、第2のチューナの一方が
選択している局の受信信号の強度が強くなっても、第
1、第2の増幅手段が相互変調や混変調を起こす前にそ
の一方のチューナの前段に設けた第1又は第2の増幅手
段の利得を下げるので、第1、第2の増幅手段が相互変
調や混変調を起すことがない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本発明に係るテレビ信号受信回路
の一実施例の回路構成を示すブロック図である。なお、
この図において前述した図3と共通する部分には同一の
符号を付してその説明を省略する。図1において、1
0、11の各々は広帯域の信号を増幅する増幅器であ
り、それぞれ分配器2にて分配された受信信号を増幅
し、出力する。これら増幅器10、11は外部より利得
制御が可能になっており、利得制御部12によって制御
される。利得制御部12は、図示せぬCPU、ROM、
RAM、A/D変換器と、2つの閾値(以下に示す第
1、第2の閾値)を設定するための可変抵抗器12A、
12Bとを有して構成される。この場合、ROMにはC
PUを制御するためのプログラムが書き込まれており、
RAMはCPUの動作において使用される。また、A/
D変換器はチューナ20、21の選局出力(選択した局
の受信信号の出力)をデジタル変換するものである。
【0009】利得制御部12は、チューナ20、21の
各々からの選択出力に基づいてチューナ20、21の利
得を制御するとともに増幅器10、11の利得を制御す
る。すなわち、選択出力が予め設定した第1の閾値を超
えたときにはチューナ20またはチューナ21の利得を
下げる方向に制御し、さらに選択出力が大きくなって予
め設定した第2の閾値を超えたときには増幅器10また
は増幅器11の利得を下げる方向に制御する。この場
合、チューナ20、21の一方を制御するとは限らず、
両方を同時に制御する場合もある。要は、選択出力が第
1の閾値を超えることで制御を行なう。また、同様に増
幅器10、11の一方を制御するとは限らず、両方を同
時に制御する場合もある。要は、選択出力が第2の閾値
を超えることで制御を行なう。
【0010】ここで、図2は利得制御部12による制御
の様子を示すグラフであり、選択出力(入力レベル)が
大きくなり、第1の閾値であるレベルL1に達すると、
チューナ20またはチューナ21の利得制御が開始され
る。そして、さらに選択出力が大きくなり、第2の閾値
であるレベルL2に達すると、増幅器10または増幅器
11の利得制御が開始される。この場合、上述したよう
に第1、第2の閾値は可変抵抗器12A、12Bにて任
意に設定できる。但し、チューナ20、21から先に制
御が開始するように設定する。なお、この理由について
は以下で述べる。
【0011】このように、チューナ20、21の少なく
とも一方が選択した局の受信信号の強度が予め設定した
第1の閾値以上になると、該当するチューナの利得を下
げる制御を行ない、そして、選択した局の受信信号の強
度がさらに強くなり、増幅器10、11が相互変調や混
変調を起こす手前の第2の閾値以上になると、該当する
チューナの前段に設けられた増幅器10、11の利得を
下げる制御を行なう。したがって、チューナ20、21
の一方が選択している局の受信信号の強度が強くなって
も、増幅器10、11が相互変調や混変調を起こす前
に、その一方のチューナの前段に設けた増幅器10、1
1の利得を下げるので、増幅器10、11が相互変調や
混変調を起すことがない。一方、チューナ20、21の
利得制御範囲は約50dB位であるが、増幅器10、11
の利得制御範囲を10dB〜20dBとすることで、チ
ューナ側の利得制御範囲が30〜40dBで済む。これ
により、チューナに安価な高周波増幅用のトランジスタ
またはFETが利用できる。
【0012】上記実施例において、チューナ20、21
から先に制御を開始しなければならない理由は次の通り
である。すなわち、通常、チューナの利得制御は電界強
度が約−50dBm位から働き始めるので、利得制御でき
る範囲は約50dB位である為、電界強度が0dBm位まで
制御が可能である。これに対し、増幅器の利得制御範囲
は狭く、使用する半導体にもよるが概ね20〜30dB程
度になる。ここで増幅器から先に利得制御しようとする
と、0dBm位までは利得制御する必要があることから増
幅器入力端で−20〜−30dBmで利得制御開始をする
ことになる。このようなことから、増幅器から先に利得
制御することは増幅器の特性上無理がある。
【0013】なお、上記実施例では、第1、第2の閾値
の設定を可変抵抗器12A、12Bで行うようにした
が、これら第1、第2の閾値を予め利得制御部12のR
OMに記憶するようにしても良い。また、上記実施例で
はテレビのテレビ信号受信回路であったが、テレビ放送
を受信する機能を有するビデオデッキ等に適用できるこ
とは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、第1、第2のチューナ
の一方が選択している局の受信信号の強度が強くなって
も、第1、第2の増幅器が相互変調や混変調を起こす前
にその一方のチューナの前段に設けた第1又は第2の増
幅器の利得を下げるようにしたので、第1、第2の増幅
器が相互変調や混変変調を起こすことがないことから、
これらの原因による画質の劣化が生ずることがない。ま
た、増幅手段の利得制御を行なうことから、チューナ側
の利得制御範囲が少なくて済むので、チューナに安価な
高周波増幅用のトランジスタまたはFETが利用でき、
全体としてのコストダウンを図ることができるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビ信号受信回路の一実施例の
一部分の回路構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例のテレビ信号受信回路の利得制御動作
を示すグラフである。
【図3】従来のテレビ信号受信回路の一部分の回路構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 分配器 2 アンテナ 5、6 減衰器 10、11 増幅器 12 利得制御部 20、21 チューナ 110 高周波信号分配器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を2つに分配する分配手段と、 この分配手段により分配された一方の受信信号を増幅す
    る第1の増幅手段と、 前記分配手段により分配された他方の受信信号を増幅す
    る第2の増幅手段と、 前記第1の増幅手段で増幅された受信信号を減衰させる
    第1の減衰手段と、 前記第2の増幅手段で増幅された受信信号を減衰させる
    第2の減衰手段と、 前記第1の減衰手段で減衰された受信信号を入力する第
    1のチューナと、 前記第2の減衰手段で減衰された受信信号を入力する第
    2のチューナと、 前記第1、第2のチューナの出力をそれぞれ入力し、少
    なくとも一方の出力が予め設定された第1の閾値を超え
    たときに該当する前記第1又は第2のチューナの利得を
    下げるように制御を行なう利得制御手段と、を備えたテ
    レビ信号受信回路において、 前記第1の増幅手段及び第2の増幅手段の各々は、外部
    より利得制御が可能であり、 前記利得制御手段は、前記第1、第2のチューナの少な
    くとも一方の出力が前記第1の閾値を超えると共に前記
    第1及び第2の増幅手段が相互変調や混変調を起こす手
    前に設定された第2の閾値を超えたときに、該当する前
    記チューナへ受信信号を出力する前記第1又は第2の増
    幅手段の利得を下げるように制御を行なうことを特徴と
    するテレビ信号受信回路。
JP27995994A 1994-10-18 1994-10-18 テレビ信号受信回路 Pending JPH08116497A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118415A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sharp Corp 複数チューナ内蔵テレビ受信装置
JP2008160336A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Toshiba Corp デジタル放送受信機

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US8019027B2 (en) 2006-12-22 2011-09-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Digital broadcasting receiver

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