JPH08115475A - Idタグを用いた食堂レジシステム - Google Patents

Idタグを用いた食堂レジシステム

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JPH08115475A
JPH08115475A JP27555194A JP27555194A JPH08115475A JP H08115475 A JPH08115475 A JP H08115475A JP 27555194 A JP27555194 A JP 27555194A JP 27555194 A JP27555194 A JP 27555194A JP H08115475 A JPH08115475 A JP H08115475A
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JP27555194A
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Teruaki Matsumoto
輝明 松本
Toru Nakajima
透 中島
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Glory Ltd
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルフサービス形式の食堂等のレジシステム
において、食器の利用についての効率の良い運用が行な
えるようにする。 【構成】 食器に賦されてそのメニューのID情報を外
部より非接触で書き込めると共に外部より読み出し可能
なIDタグを用い、料理が顧客に渡される際に、書込み
台20に置かれた食器のIDタグに前記ID情報を書き
込む書込手段と、顧客が料理をレジ精算する際に、読み
込み台40に置かれた食器トレー上の各食器のIDタグ
から前記ID情報をそれぞれ読み込む読込手段と、前記
読込手段により読み込んだID情報及び予め登録されて
いる各メニューの価格情報に基づき当該料理の価格を求
めて料金を精算する精算手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食堂において料金を演
算し、演算された料金を表示するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】社員食堂などのセルフサービス形式の食
堂においてレジ精算を行なう際、従来は、レジ係が客が
お盆に載せて持ってきた料理を見て支払金額を計算して
請求していた。少し進んだところでは、画像認識装置を
用いてレジの精算を行なっている所もあるが、例えば同
じ器を用いて異なる金額の計算をさせることには問題が
あった。これに関し、特開昭64-36370号公報に記載があ
るように、無接触の料理表示用応答器を器に埋め込んだ
ものを利用して、レジにおいてこの料理表示用応答器か
ら個々のデータを読み出しこれから金額を合計して客に
支払を請求するようにした食堂用料金演算表示装置があ
る。
【0003】この無接触の料理表示用応答器を用いたシ
ステムを運用するに当たり、同じうどん椀を用いて値段
の異なるメニューを出す場合に、厨房の人は値段の区分
けを行なうために器の形状又は大きさを違える、模様を
違える、色を変えるとかいうようにして客に料理を出す
ときに料金のあった器に料理を盛るようにし、間違わな
いようにしなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにする場合に
は、たかがうどん椀といえども多種類用意する必要があ
り、それに伴って食器をしまう場所や用意しておく場所
も必要となり、従来のようにレジ係を採用している方が
効率が良いといった問題を解決する必要がある。また、
従来の食堂レジシステムにおいては、自動レジ部での金
額表示器は通常一つで、その表示金額に対して料金を精
算するようになっていた。そのため、料金の算出は終了
しても、精算が終了するまで次の人の購入金額の集計が
開始できず、効率が悪いという問題があった。
【0005】本発明は上述のような事情より成されたも
のであり、本発明の目的は、食器の利用について効率の
良い食堂のレジ精算システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はセルフサービス
形式の食堂等のレジシステムに関するもので、本発明の
上記目的は、食器に賦されてそのメニューのID情報を
外部より非接触で書き込めると共に外部より読み出し可
能なIDタグと;料理が顧客に渡される際に前記ID情
報を前記IDタグに書き込む書込手段と;顧客が料理を
レジ精算する際に食器トレー上の各食器のIDタグから
前記ID情報をそれぞれ読み込む読込手段と;前記読込
手段により読み込んだID情報を基に予め登録されてい
る該ID情報が示すメニューの価格情報を得て当該食器
トレー上の料理の価格を求め料金を精算する精算手段と
を備えることによって達成される。
【0007】或いは、食器に賦されてその食器のID情
報を外部より非接触で読み出し可能なIDタグと;料理
が顧客に渡される際に前記ID情報を前記IDタグから
読み込むと共に該IDタグが賦せられた食器に盛られた
メニューを特定する情報を読み込んだID情報に付加す
る第1の読込手段と;メニューと価格とを関連して記憶
している記憶部を有するレジ用コンピュータと;前記第
1の読込手段により読み込んだID情報と前記第1の読
込手段によって特定されるメニュー情報とを併せて前記
レジ用コンピュータに登録する登録手段と;顧客がこの
料理をレジ精算する際に食器トレー上の各食器のIDタ
グから前記ID情報をそれぞれ読み込む第2の読込手段
と;前記第2の読込手段により読み込んだID情報,前
記登録手段により登録された情報及び予め登録されてい
る各メニューの価格情報に基づいて求めた当該料理の価
格を前記レジ用コンピュータから受けて料金を精算する
精算手段とを備えることによって達成される。
【0008】或いは、食器に賦されてそのメニューのI
D情報を外部より非接触で書き込めると共に外部より読
み出し可能なIDタグと;料理が顧客に渡される際に前
記ID情報を前記IDタグに書き込む書込手段と;顧客
が料理をレジ精算する際に食器トレーを載置する2台の
読込み台と;この載置された食器トレー上の各食器のI
Dタグから前記ID情報をそれぞれ読み込む読込手段
と;前記読込手段により読み込んだID情報を基に予め
登録されている該ID情報が示すメニューの価格情報を
得て当該食器トレー上の料理の価格を求めて料金を集計
し、その表示データを作成すると共に精算用データを作
成する集計演算手段と;前記2台の読込み台に並設さ
れ、前記精算用データに基づいて料金を精算する料金精
算機と;第1の前記読込み台の近傍に配置され、第1の
顧客に対する前記表示データを表示するための第1の表
示器と;第2の前記読込み台の近傍に配置され、第2の
顧客に対する前記表示データを表示するための第2の表
示器と;前記集計演算手段による前記第2の顧客に対す
る料金の集計が終了した際に前記第2の顧客の表示デー
タを前記第2の表示器に表示すると共に、前記料金精算
機による前記第1の顧客に対する精算処理が終了し、か
つ前記第2の読込み台から前記第2の顧客の食器トレー
が取り除かれた時に前記第2の表示器の表示データを前
記第1の表示器に転送して表示する表示制御手段とを備
えることによって達成される。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、食器に書換可能のI
Dタグを埋め込んだものを使用し、食器に料理を盛り付
けたところでメニューデータをIDタグに書き込むの
で、料理によって食器を予め決めておく必要もなく、ま
た、食器が不足した場合にも他の食器をすぐに代用でき
るという利点がある。レジではこのメニューデータより
別途登録してある料金を割り出して精算する。
【0010】請求項3の発明によれば、食器に読み出し
専用のIDタグを埋め込んだものを使用し、食器に料理
を盛り付けたところで、その食器のIDコードを読み込
み、メニューのデータと併せてレジ用コンピュータに登
録し、レジにおいて精算する際にこの食器のIDコード
を読み込んでそのデータからレジ用コンピュータがメニ
ューを割り出し、メニューに付随して記憶されている値
段のデータを読み出して精算を行なうようにしている。
これにより、予め食器を決めておく必要もなく、また、
食器が不足した場合にも他の食器をすぐに代用できると
いう利点がある。さらに、この場合には、IDタグに書
き込み動作をさせないので、読み書き兼用のIDタグを
用いる場合よりより長くIDタグの使用が可能である。
【0011】また、請求項4の発明によれば、購入金額
集計用の表示器と、金額精算用の表示器とを別に設け、
精算用の表示器が空いている時には、集計が終り、トレ
ーを集計用表示器から取り除いた時に集計用の表示器の
表示データを精算用表示器に移動する。これにより、料
金精算中(通常2〜3秒)であっても、次の人の購入金
額を集計する(通常2〜3秒)ことができ、トータルで
一人当りの処理に要する時間を短くすることができる。
【0012】
【実施例】本発明システムの第1実施例では、IDタグ
の例として、リード/ライト可能な無電源方式の非接触
ICタグ(以下、リード/ライト型のIDタグと呼ぶ)
を示して説明を進める。また、本発明システムの第2実
施例では、IDタグの例として、リードオンリーの無電
源方式の非接触ICタグ(以下、リードオンリー型のI
Dタグと呼ぶ)を示して説明を進める。なお、第2実施
例で用いるIDタグは、発信器から発信される電波の特
定周波数に対してエコーを返すように構成された共振回
路(コイルとコンデンサとで成る共振回路)を有する
“共振タグ”を用いるようにしても良い。以下、図面に
基づいて本発明の実施例について詳細に説明する。
【0013】先ず、本発明で用いるIDタグの構成例を
説明する。図19は、リード/ライト型のIDタグの構
成例を示すブロック図であり、電磁誘導による起電力を
応用した非接触ICタグの概略構成を示している。リー
ド/ライト型のIDタグ10aは、コイル10A ,コンデ
ンサ10B ,整流器10C ,書込/読出回路10D ,EARO
M(electrically alterable ROM)10E 及びアンテ
ナ10F から構成される。ここで、同図を参照してIDタ
グ10aの動作を簡単に説明する。図示されないシステ
ム側の誘電子(インダクタンコイル)とコンデンサから
成る共振回路から発信された信号(電磁誘導波)は、誘
電子間のエネルギー伝達により、IDタグ10a内のコ
イル10A に伝達される。
【0014】書込みデータに相当する電磁誘導波を受け
ると、コイル10A では起電力が生じ、コンデンサ10B に
接続される整流器10C を介して、変調されたクロック信
号が書込/読出回路10D に入力される。分周器やデータ
検出器から成る書込/読出回路10D は、変調されたクロ
ック信号によりEAROM10E のアドレス線を選択する
と共に制御信号を制御線から送り、変調信号のデータビ
ット部をデータ線を介してEAROM10E のメモリセル
に順次書込む。データビット部が全てメモリセルに書込
まれると応答信号がアンテナ10F から発信され、システ
ム側ではアンテナを介して応答信号を受信することによ
りデータの書込み終了を認識する。
【0015】一方、データの読み出しは、システム側か
ら問いかけ信号(読み出し指令)を発信することにより
行なう。問いかけ信号に相当する電磁誘導波を受ける
と、コイル10A では起電力が生じ、コンデンサ10B に接
続される整流器10C を介して、変調されたクロック信号
が書込/読出回路10D に入力される。書込/読出回路10
D は、クロック信号によりEAROM10E のアドレス線
を選択すると共に制御信号を制御線から送り、EARO
M10E に格納されているデータをアンテナ10F から発信
する。システム側ではアンテナを介してデータを受信
し、復調回路を通してデータを復調して情報処理に用い
る。
【0016】図20は、リードオンリー型のIDタグの
構成例を示すブロック図であり、アクティブ素子を利用
した非接触ICタグの概略構成を示している。リードオ
ンリー型のIDタグ10bは、受信用アンテナ10A',整
流器10C ,ICやトランジスタ等から成るアクティブ素
子を用いたキャリア発生器10G ,コード信号発生器10H
,発信用アンテナ10F から構成される。同図を参照し
てIDタグ10bの動作を簡単に説明すると、図示され
ないシステム側の発信アンテナから発信された問いかけ
信号(読み出し指令)は、IDタグ10b内の受信用ア
ンテナ10A'で受信される。問いかけ信号を受けると、整
流器10C を介して読み出し指令に相当する信号がキャリ
ア発生器10G とコード信号発生器10H に入力される。コ
ード信号発生器10H では、キャリア発生器10G から発生
された発振信号とコード信号を畳重させて発信用アンテ
ナ10F から発信する。システム側ではアンテナを介して
データを受信し、復調回路を通してデータを復調して情
報処理に用いる。なお、リード/ライト型のIDタグ1
0aやリードオンリー型のIDタグ10bの構成とシス
テム側のデータ書込/読出制御は、公知の技術によるも
のである(例えば、U.S.特許第4818855号参
照)。
【0017】以下、上記のようなIDタグを用いた本発
明システムの第1実施例,第2実施例及び、第1,第2
実施例の変形例を順次説明する。なお、IDタグとシス
テム側の送受信部はインダクタンスコイルの代わりにア
ンテナを用いることも可能であり、以下の実施例ではア
ンテナを用いた場合を例として説明する。
【0018】第1実施例では、図3に示すように、食器
1の底部裏面にリード/ライト型のIDタグ10aを予
め貼付けておく。或いは、このIDタグ10aはプラス
チック製食器の成型時に埋め込んでもよい。
【0019】図1は本発明のIDタグを用いた食堂レジ
システムの第1実施例を示すブロック構成図であり、客
が注文した料理を食器1に盛り付けて客に渡す単品料理
コーナには、食器1のIDタグ10aにメニューのID
情報を書込むための書き込み部が設けられた書込み台2
0と、ID情報の書込みを制御する制御部30とが設け
られている。一方、料金を精算するレジ精算所には、メ
ニューのID情報をIDタグ10aから読込むための読
込み部が設けられた読込み台40と、ID情報の読込み
を制御する制御部50と、料金の精算処理をするレジ用
コンピュータ60とが設けられている。そして、制御部
50は、クレジットカードやプリペイドカード等のキャ
ッシュレスカードにより料金を精算できる自動料金精算
機70を介してタグID管理コンピュータ80に接続さ
れる。
【0020】タグID管理コンピュータ80は、IDタ
グに書込むID情報や各料理の料金等の情報を管理した
り、販売状況の記録や売上状況を管理したりするための
管理用コンピュータであり、大型店舗などでは一台設置
することで、複数の系列店舗における売上状況等を一元
的に管理できるようになっている。その場合には、タグ
ID管理コンピュータ80は、LAN(local area net
work)などのネットワークを介して通信制御装置(図示
せず)経由で各食堂の制御部50又は自動料金精算機7
0と接続される。
【0021】料理の種類の追加や料金の変更をする場合
には、タグID管理コンピュータ80或いはレジ用コン
ピュータ60から行なうことができ、いずれの運用とす
るかはシステム規模などにより設定される。タグID管
理コンピュータ80で一括管理する運用とした場合に
は、タグID管理コンピュータ80で変更したメニュー
情報や料金情報を、各チェーン店等の当該レジ用コンピ
ュータ60にダウンロードできるようになっている。な
お、タグID管理コンピュータ80と自動料金精算機7
0の構成は省略でき、その場合には制御部30と制御部
50とが接続される構成となる。
【0022】図2は、単品料理コーナの外観構成の一例
を示す斜視図であり、単品料理コーナに設置されるカウ
ンタ2の上部には、書込み台20と、客が注文した料理
のメニューを入力するためのメニュー入力手段22とが
設けられている。料理コーナには、このような単品料理
コーナが複数設けられる。
【0023】図4は単品料理コーナの外観構成の他の例
を示す斜視図であり、カウンタ2の上部に書込み台20
を設け、カウンタ2の厨房側の側壁部にメニュー入力手
段22を設けた例である。図2及び図4の書込み台20
には、アンテナ21と制御部30とが内設されている。
アンテナ21は、発信用の第1アンテナと受信用の第2
アンテナとが一対になった平面アンテナで構成される。
【0024】図5は単品料理コーナの機器構成の一例を
示すブロックであり、制御部30は、CPU,メモリ等
を備えた制御回路31と、変調回路や発振回路から成る
発信手段,及び復調回路やデコーダから成る受信手段を
備えたIDタグR/W(リード/ライト)装置32から
構成される。制御部30では、メニュー入力手段22か
らの入力情報によりメニューを判定し、アンテナ21
(或いは誘電子)を介してメニューのID情報を食器1
のIDタグ10aに書込むようになっている。
【0025】図6は、IDタグ10aに書込むID情報
の一例を示しており、ID情報は、食堂や店舗を判別す
るための区分コード(例えば食堂ごとに設定される店番
号)XX,食器の種類を示す食器コードYY,料理に対
応するコードとその連番(料理毎の販売順を示す番号)
を示すメニューコードZZから成る。これらのID情報
は、メニューコードZZの連番部を除いて制御部30内
のメモリに予め登録されており、タグID管理コンピュ
ータ80或いはレジ用コンピュータ60から登録や設定
変更ができるようになっている。
【0026】図7は、レジ精算所の外観構成の一例を示
す斜視図であり、レジ精算所には、アンテナ41及び図
示されない制御部50が内設された読込み台40と、レ
ジ用コンピュータ60とが設けられている。制御部50
は、CPU,メモリ等を備えた制御回路と、変調回路や
発振回路から成る発信手段,及び復調回路やデコーダか
ら成る受信手段を備えたIDタグ読込装置から構成され
(図示せず)、読込み台40に置かれたトレー3上の各
食器1のIDタグ10aのID情報をアンテナ41を介
して読込み、レジ用コンピュータ60に通知するように
なっている。レジ用コンピュータ60としてはパーソナ
ルコンピュータが使用され、ID情報に基づいて求めた
料金の情報を自動料金精算機70又はレジスタ装置(図
示せず)に送り、キャッシュカード又は現金で料金を精
算するようになっている。
【0027】このような構成において、本発明システム
の第1実施例の動作例を図8のフローチャートに従って
詳細に説明する。単品料理コーナでは、盛付者は客が選
んだ料理を食器1に盛り付けた後(ステップS1)、書
込み台20の上に食器1を置き(ステップS2)、メニ
ュー入力手段22によってメニュー(料理)を指定する
(ステップS3)。メニューが指定されると、制御部3
0内の制御回路31では、メニュー入力手段22からの
入力情報(図2、図4の例ではスイッチ信号)によりメ
ニューを判定し、当該メニューのメニューコードZZ,
当該メニューに対応する食器1の食器コードYY,食堂
の区分を示す区分コードXXを、それぞれ対応テーブル
から得る。そして、区分コードXX,食器コードYY,
メニューコードZZから成るメニューのID情報XXYYZZ
をIDタグR/W装置32に送出する。
【0028】IDタグR/W装置32では、アンテナ2
1からID情報XXYYZZに相当する信号を発信し、ID情
報XXYYZZを食器1のIDタグ10aに書込む(ステップ
S4)。IDタグ10aにID情報XXYYZZが書込まれる
と、IDタグ10aのアンテナから応答信号が発信され
る。IDタグR/W装置32では、アンテナ21を介し
て応答信号を受信することにより、データの書込み終了
を認識する。応答信号を受信した場合には、IDタグR
/W装置32は書込み台20に設けられた緑ランプ(図
示せず)をオンにし、応答信号を一定時間内に受信しな
かった場合には、赤ランプの点灯やブザー鳴動によりエ
ラー表示することでIDタグ不良(或いは操作ミス:食
器1がセットされていない)の旨を通知する(ステップ
S7)。盛付者は、緑ランプの点灯を確認し、料理を盛
り付けた食器1を客に渡す(ステップS5,S6)。
【0029】客は、各単品料理コーナで所望の料理を注
文して食器1を受け取り、食器トレー3に乗せてレジ部
(レジ精算所)へと移動する。なお、緑ランプではなく
赤ランプが点灯した場合には(ステップS7)、盛付者
は食器1が書込み台20の上にセットされているかどう
かを確認し、セットされていればIDタグ不良と認識し
て他の食器1に盛り付けし直すか、或いはレジ精算所に
連絡してレジ用コンピュータ60での入力操作による手
動精算処理で対応する。また、食器1がセットされてな
かったのであれば、ステップS2に戻り、書込み台20
の上に食器1をセットしてから再度メニューを指定す
る。
【0030】レジ精算所では、図7に示すように食器ト
レー3をレジ指定部(読込み台40)の上に置く(ステ
ップS8)。客は、キャッシュレスカードにより料金を
精算するのであれば、自動料金精算機70の挿入部にキ
ャッシュレスカードを挿入する。レジ係が精算処理の開
始をレジ用コンピュータ60から指示すると、レジ用コ
ンピュータ60はID情報の読込指令を制御部50に送
出する。読込指令を受けた制御部50は、アンテナ41
から問いかけ信号(読み出し指令)を発信し、応答信号
としてID情報をアンテナ41を介してIDタグ10a
から受信する。ここで、制御部50からの問いかけ信号
に対して、食器トレー3上の各IDタグ10aからそれ
ぞれ応答信号が返送されて来るので、制御部50では各
ID情報をメモリに蓄積する(ステップS9)。
【0031】食器トレー3上の各IDタグ10aからI
D情報XXYYZZを読み出すと、制御部50は、メモリに蓄
積した各ID情報XXYYZZを一括してレジ用コンピュータ
60に送出する。レジ用コンピュータ60では、料理の
種類を示す料理コード,及び料理コードに対応する料理
名と価格とが登録されている料理情報テーブルを用いて
ID情報XXYYZZのメニューコードZZから料理名と価格
とを特定する。図9(A),(B)は、その際に用いる
料理情報テーブルの一例を示しており、同図(A)は、
料理毎の決済数量を記録するための料理情報第1テーブ
ルで、同図(B)は、料理コードから料理名と価格を得
るための料理情報第2テーブルである。レジ用コンピュ
ータ60では、先ずメニューコードZZの上位のコード
(料理コード)で第1テーブルを検索し、検索位置に対
応する第2テーブルのレコードから料理名と価格を得る
ことにより料理名と価格とを特定する(ステップS1
0)。
【0032】続いて食器トレー3上の料理の料理数と合
計金額を算出し、図16に示すように、算出した料理数
と合計金額を表示器に表示し(ステップS11)、カー
ド等による決済処理を行なう。すなわち、キャッシュレ
スカードによる決済の場合は、自動料金精算機70に価
格情報を送出し、クレジットカードやプリペイドカード
からの自動引き落としを行なう。一方、現金による場合
は、レジ用コンピュータ60に具備されるレジスタ装置
にてレシート発行を行ない決済する。そして、レジ用コ
ンピュータ60では、図9(A)の料理情報第1テーブ
ルにおいて当該料理の決済数量を加算してレジ精算所で
の処理を全て終了する(ステップS12)。
【0033】なお、タグID管理コンピュータ80を具
備したシステムでは、上記ステップS10における料理
名と価格の特定処理をタグID管理コンピュータ80で
行なうようにしても良い。すなわち、ステップS10に
おいて、制御部50がID情報XXYYZZをレジ用コンピュ
ータ60ではなくタグID管理コンピュータ80に送出
し、タグID管理コンピュータ80で料理情報テーブル
から料理名と価格を特定し、その価格情報をタグID管
理コンピュータ80からレジ用コンピュータ60に送出
するようにしても良い。
【0034】また、上述したID情報XXYYZZの区分コー
ドXXと第1テーブルの決済数量は、当日の金額照合処
理や仕入れ等の販売管理に利用され、ID情報XXYYZZの
食器コードYYは、例えば食器洗浄時に用いる食器自動
振分け装置において食器の種類を自動的に認識するため
のコードとして利用される。
【0035】図21は、タグID管理コンピュータ80
で出力される管理情報の第1の例を示す図であり、販売
量の多いメニュー順にメニュー毎の販売実績を一覧表で
示すようにしたものである。タグID管理コンピュータ
80では、ID情報XXYYZZの区分コードXXで示される
店毎に、メニュー毎の販売量,売上高を日毎に集計し、
さらに週,月,年のメニュー毎の販売量,売上高を集計
して記録している。そして、この記録情報に基づいて、
指定された期間(日,週,月及び年)での販売量順番リ
ストを作成してディスプレイ部に表示、あるいは接続プ
リンタに印刷する。同図の販売量順番リストの表示例
は、期間として「日」を指定した例であるが、期間の他
に「店舗」を指定することができ、同図の下線部に表示
される案内メッセージに従って「店舗」あるいは「当該
食堂の全店舗」等の指定をすることで、当該店舗の指定
期間での販売実績を表示又は印刷できるようになってい
る。
【0036】図22は、タグID管理コンピュータ80
で出力される管理情報の第2の例を示す図であり、商品
(メニュー)の販売量の変化をグラフで示すようにした
例である。タグID管理コンピュータ80では、上記の
記録情報に基づいて、指定期間(週,月,年)における
当該メニューの販売量の変化をグラフとして作成し、デ
ィスプレイ部に表示(あるいは接続プリンタに印刷)す
るようになっている。同図の例は、商品として「A定
食」、期間として「4月〜12月」を指定した例であ
り、指定期間における当該メニューの販売量の変化(週
単位の変化)を一画面に表示させている。なお、タグI
D管理コンピュータ80では、販売予測の資料として、
この他「売上高の順番リスト」や「売上高の変化のグラ
フ」を出力できるようになっている。
【0037】次に、本発明システムの第2実施例を説明
する。図10は本発明のIDタグを用いた食堂レジシス
テムの第2実施例を図1に対応させて示すブロック構成
図であり、同一構成箇所は同符号を付して説明を省略す
る。同図の例は、IDタグとしてリードオンリー型のI
Dタグ10bを用いた例であり、単品料理コーナに設置
された制御部30は、第1実施例においては単品料理コ
ーナ内で独立の構成となっているが、本実施例では自動
料金精算機70を介してタグID管理コンピュータ80
に接続されている。なお、読込み台20Aの制御部30
は第1実施例と同一構成であるが、本実施例ではIDタ
グの書込み機能は不要であり、書込み処理のための回路
構成は不要である。
【0038】第2実施例では、図11に示すように、食
器1の底部裏面にリードオンリー型のIDタグ10bを
予め貼付けておく。或いは、このIDタグ10bはプラ
スチック製食器の成型時に埋め込んでもよい。IDタグ
10bには、図13に示すように、食堂や店舗を判別す
るための区分コード(例えば食堂ごとに設定される店番
号)XX,食器の種類を示す食器コードYYZZから成
るメニューのID情報XXYYZZが予め書込まれている。
【0039】図12は、第2実施例における主要部の構
成例を示す斜視図であり、図10の自動料金精算機70
及びタグID番号管理コンピュータ80を省略して示し
ている。第2実施例では、読込み台20Aに置かれた食
器1のIDタグ10bのID情報XXYYZZと、メニュー入
力手段31で指定されたメニューの情報とがレジ用コン
ピュータ60に送出されて登録される。そして、レジ精
算所にて精算する際、読込み台40に置かれた食器1の
ID情報XXYYZZが制御部50により読込まれてレジ用コ
ンピュータ60に送出され、当該メニューの価格が特定
されて精算処理が行なわれる。
【0040】このような構成において、本発明システム
の第2実施例の動作例を図14のフローチャートに従っ
て詳細に説明する。単品料理コーナでは、盛付者は客が
選んだ料理を食器1に盛り付けた後(ステップS2
1)、読込み台20Aの上に食器1を置き(ステップS
22)、メニュー入力手段22によってメニュー(料
理)を指定する(ステップS23)。メニューが指定さ
れると、制御部30内の制御回路31は、IDタグR/
W装置32に読込み指令を送出する。読込み指令を受け
たIDタグR/W装置32では、アンテナ21から問い
かけ信号(読み出し指令)を発信し、アンテナ21を介
してIDタグ10aからID情報XXYYZZを読込む。続い
て制御部30では、メニュー入力手段22からの入力情
報(図2、図4の例ではスイッチ信号)により判定した
メニュー情報と上記ID情報XXYYZZとを併せてレジ用コ
ンピュータ60に送出する(ステップS24)。
【0041】レジ用コンピュータ60では、メニュー情
報から料理名を特定し、ID情報XXYYZZと料理名とを図
15(A)に示すような料理情報第1テーブルに登録す
る(ステップS25)。ステップS24において、制御
部30内のIDタグR/W装置32では、ID情報XXYY
ZZを受信した場合には緑ランプをオンにし、問いかけ信
号に対するID情報XXYYZZを一定時間内に受信しなかっ
た場合には、赤ランプの点灯やブザー鳴動によりエラー
表示することでIDタグ不良(或いは操作ミス:食器1
がセットされていない)の旨を通知する(ステップS2
8)。盛付者は、緑ランプの点灯を確認し、料理を盛り
付けた食器1を客に渡す(ステップS26,S27)。
【0042】客は、各単品料理コーナで所望の料理を注
文して食器1を受け取り、食器トレー3に乗せてレジ部
(レジ精算所)へと移動する。なお、緑ランプではなく
赤ランプが点灯した場合には(ステップS28)、盛付
者は食器1が読込み台20Aの上にセットされているか
どうかを確認し、セットされていればIDタグ不良と認
識して他の食器1に盛り付けし直すか、或いはレジ精算
所に連絡してレジ用コンピュータ60での入力操作によ
る手動精算処理で対応する。また、食器1がセットされ
てなかったのであれば、ステップS22に戻り、読込み
台20Aの上に食器1をセットしてから再度メニューを
指定する。
【0043】レジ精算所では、図12に示すように食器
トレー3をレジ指定部(読込み台40)の上に置く(ス
テップS29)。客は、キャッシュレスカードにより料
金を精算するのであれば、自動料金精算機70の挿入部
にキャッシュレスカードを挿入する。レジ係が精算処理
の開始をレジ用コンピュータ60から指示すると、レジ
用コンピュータ60はID情報の読込指令を制御部50
に送出する。読込指令を受けた制御部50は、アンテナ
41から問いかけ信号(読み出し指令)を発信し、応答
信号としてID情報をアンテナ41を介してIDタグ1
0aから受信する。ここで、制御部50からの問いかけ
信号に対して、食器トレー3上の各IDタグ10aから
それぞれ応答信号が返送されて来るので、制御部50で
は各ID情報をメモリに蓄積する(ステップS30)。
【0044】食器トレー3上の各IDタグ10aからI
D情報XXYYZZを読み出すと、制御部50は、メモリに蓄
積した各ID情報XXYYZZを一括してレジ用コンピュータ
60に送出する。レジ用コンピュータ60では、料理情
報第1テーブル(15図(A)参照)をID情報XXYYZZ
をキーとして検索する。ここで、ID情報XXYYZZの食器
コードYYZZは全食器でユニークなコードとなっており、
ID情報XXYYZZで第1テーブルを検索することで、当該
食器1の料理名が得られる。そして、図15(B)に示
すような、料理名と価格との対応を示す料理情報第2テ
ーブルを用い、料理名をキーとして検索して当該料理の
価格を特定する(ステップS31)。続いて食器トレー
3上の各食器1に盛り付けられている各料理の料理数と
合計金額を算出し、図16に示すように、算出した料理
数と合計金額を表示器に表示し(ステップS32)、カ
ード等による決済処理を行なう。
【0045】すなわち、キャッシュレスカードによる決
済の場合は、自動料金精算機70に価格情報を送出し、
クレジットカードやプリペイドカードからの自動引き落
としを行なう。一方、現金による場合は、レジ用コンピ
ュータ60に具備されるレジスタ装置にてレシート発行
を行ない決済する。そして、レジ用コンピュータ60で
は、図15(A)の料理情報第1テーブルにおいて当該
料理の決済フラグをオンにしてレジ精算所での処理を全
て終了する(ステップS33)。
【0046】なお、上述した第1及び第2実施例では、
食器に盛り付けられたメニューを判別するためのメニュ
ー入力手段22は、押ボタンスイッチ等を用いた手動入
力によるものを例として挙げたが、音声入力、あるいは
次に示すように食器が置かれた場所の情報を入力してメ
ニューを自動判定するようにしても良い。
【0047】図17は、単品料理コーナの機器構成の別
の構成例を示す外観斜視図であり、図18はそのブロッ
ク図である。この例は、上述した第1実施例及び第2実
施例において、メニュー入力手段22の代わりに、メニ
ューを自動判定するメニュー入力手段22´を設けた食
堂レジシステムの単品料理コーナの構成例を示してい
る。書込み台20(或いは読込み台20A)には、食器
1を置くエリアが料理の種類毎に設けられ、メニュー入
力手段22´である食器検出センサ22´及びアンテナ
21がそれぞれのエリアに設けられている。そして、食
器検出センサ22´は、制御部30内の制御回路31に
接続され、各アンテナ21は、セレクタ33を介して制
御回路31に接続されると共に、IDタグR/W装置3
3に接続されている。
【0048】このような構成において、メニューの情報
およびID情報の書込み(或いは読み込み)の動作を説
明する。盛付者は、書込み台20上の指定エリアに食器
1を置く。制御部30内の制御回路31は、食器検出セ
ンサ22´により検出された食器1の検出情報によりメ
ニューを判定し、セレクタ33によってアンテナ21と
制御回路31及びIDタグR/W装置32の接続を切換
える。続いて制御回路31は、IDタグR/W装置32
に指令して当該アンテナからID情報XXYYZZの書込み
(或いは読み込み)を行ない、緑ランプを点灯させる。
これにより、盛付者は、書込み台20の指定エリア上に
食器1を置くだけで良く、食器運用をより合理化するこ
とができる。
【0049】次に、本発明システムの第3実施例を説明
する。第3実施例は、第1実施例または第2実施例の変
形例であり、レジ精算所の機器構成において、精算用の
表示器(第1の表示器)と、購入金額集計用の表示器
(第2の表示器)を別に設け、前の人の料金の精算処理
と、次の人の料金の集計処理とを並行して行なえるよう
にしたものである。
【0050】図23は第3実施例を説明するためのレジ
精算所の機器構成の一例を示す外観斜視図で、同図
(A)が対策前のレジ精算所の例を示す図、同図(B)
が対策後のレジ精算所の例を示す図である。同図の例
は、キャッシュレスカード(IDカード,プリペイドカ
ード等)により自動精算を行なう無人レジシステムの構
成例を示しており、対策前は同図(A)に示すように表
示器61は1つであり、その表示金額に対して料金を精
算するようになっている。そのため、前の人が自動料金
精算機70を用いてキャッシュレスカードで料金を精算
するまでは、次の人の購入金額の集計が開始できないと
いう欠点があった。
【0051】第3実施例では、同図(B)に示すよう
に、2台の読込み台40を設け、精算用表示器61Aを
自動料金精算機70側の読込み台40の近傍に配置する
と共に、購入金額集計用表示器61B(以下、集計用表
示器と呼ぶ)を他方の読込み台(以下、第2の読込み台
と呼ぶ)40の近傍に配置する。これらの表示器61
A,61Bには、食器の数量と合計金額が表示される。
ここで、精算用表示器61A、集計用表示器61B以外
の機器構成は第1実施例あるいは第2実施例と同様であ
り、同一構成箇所は同符号を付して説明を省略する。同
図(B)において、自動料金精算機70,精算用表示器
61A及び集計用表示器61Bは、それぞれレジ用コン
ピュータ60(図示せず)に接続されている。レジ用コ
ンピュータ60は、自動料金精算機70による前の人の
顧客に対する精算処理が終了し、かつ第2の読込み台4
0から後ろの人の食器トレー3が取り除かれた時に集計
用表示器61Bの表示データを精算用表示器61Aに転
送して表示する表示制御手段を備えている。また、レジ
用コンピュータ60は、2台の読込み台40に載置され
たそれぞれの食器トレー3上の各料理の料金集計を並行
して行なう集計演算手段を備えている。この集計処理
と、前の人の自動料金精算機での精算処理とは並行して
処理される。以下、同図(B)に示すような無人レジを
例として第3実施例を詳細に説明するが、一般的な有人
レジであっても本発明を適用できる。
【0052】このような構成において、本発明システム
の第3実施例におけるレジ精算所での動作例を図24の
フローチャートに従って説明する。食器トレー3が読込
み台40の上に置かれると、制御部50は、食器トレー
3上の各IDタグ10aからID情報XXYYZZを読み出
し、レジ用コンピュータ60に送出する。レジ用コンピ
ュータ60は、ID情報XXYYZZに基づいて料理名と価格
を特定する(ステップS40,S41)。続いて、食器
トレー3上の各食器1に盛り付けられている料理の料理
数(食器の数量)と合計金額を算出し、算出した料理数
と合計金額を、食器トレー3が載置された読込み台40
に対応する当該の表示器61A(又は61B)に表示す
る(ステップS42)。レジ用コンピュータ60は、続
いて、精算用表示器61Aが空いているか否かチェック
し、精算用表示器61Aが空いていなければ、チェック
を一定時間ごとに繰返す(ステップS43)。
【0053】そして、精算用表示器61Aが空いてい
て、かつ、食器トレー3が第2の読込み台40の上から
取り除かれていれば、集計用表示器61Bの表示データ
を精算用表示器61Aに転送して料理数と合計金額を精
算用表示器61Aに表示すると共に、決済中フラグ(ス
テップS43における精算用表示器の空きのチェックで
使用)をオンにする。(ステップS44,S45)。こ
こで、食器トレー3が第2の読込み台40の上から取り
除かれたか否かの判断は、例えば、ステップS41にお
いて制御部50がIDタグを検出した後、問い合わせ信
号の送出を繰返し、IDタグからの応答信号が返送され
なくなったか否かで判断する。そして食器トレー3が取
り除かれた際には、制御部50から当該信号を受けたレ
ジ用コンピュータ60が、集計用表示器61Bの表示を
初期表示とする。
【0054】続いて、レジ用コンピュータ60は、自動
料金精算機70に価格情報を送出してキャッシュレスカ
ードによる精算処理を行なう。例えばプリペイドカード
の場合、自動料金精算機70では、プリペイドカードの
残り金額から料理の合計金額を減算すると共に、その残
り金額等をプリペイドカードに印字(或いはレシート発
行)し、精算処理が終了したのであれば、レジ用コンピ
ュータ60に通知する。レジ用コンピュータ60では、
自動料金精算機70による精算処理の間、IDタグを検
出(次の人の食器トレー3を検出)したのであれば、ス
テップS40以降の購入金額集計処理を行なう。そし
て、自動料金精算機70から精算処理終了通知を受けた
のであれば決済が終了したものと判断し(ステップS4
6)、精算用表示器61Aの表示を初期表示にすると共
に、決済中フラグをオフにし(ステップS47)、ステ
ップS40に戻って処理を繰返す。
【0055】このような処理により、前の人が料金の精
算中であっても、次の人の購入金額の集計が開始でき、
料金集計と精算との並行処理ができるようになる。そし
て顧客は、前の顧客が精算を行なっている間に、集計用
表示器61Bの表示を見ながら小銭の準備やカードの準
備等を行なえるので、1人当りの処理時間を大幅に短縮
できるようになる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明のIDタグを用い
た食堂レジシステムの第1実施例によれば、次のような
効果がある。 (1)顧客に渡した料理の種類と値段を自動認識して精
算処理ができるため、レジ員が不要、又は熟練を要しな
い。 (2)同種類の食器に複数メニューを割当てることがで
きるので、食器運用上の合理化になる。 (3)メニュー毎の料金の差別化が容易になり、日毎の
メニューを増加できる。 (4)客に渡した料理の数が明確になり、不正の発見が
容易になる。 (5)タグID管理コンピュータを備えることにより、
複数の食堂や店舗を扱う形態においてもメニューに係る
情報を一元的に管理でき、料理の追加や変更,料金の変
更などを容易に行なうことが可能となる。さらに、各食
堂の販売状況等を容易に認識できるので、管理業務を効
率化できる。 (6)料理コーナと精算所の機器は、それぞれ独立した
構成となっているので、食堂のレイアウト設定や配置変
更が容易である。また、第2実施例によれば、上記
(1)から(5)の効果を奏すると共に、リードオンリ
ー型のIDタグで実現できるので、第1実施例に比べて
安価に実現できる。さらに、IDタグのアクセスが減
り、より長くIDタグの使用が可能となる。また第1実
施例と第2実施例において、メニューの種類を自動判定
するメニュー入力手段を備えることにより、食器運用を
より合理化することが可能となる。
【0057】さらに、第3実施例によれば、前の人が精
算している間に後ろの人が金額を見て精算の準備をする
ことができるので、一人当りの処理時間が短縮され、昼
食時等の混雑が緩和される。また、料金の集計と精算と
を並行して処理できるので、それぞれ(集計演算部、精
算部)の速度は特別に高速にすることなく、高速処理が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIDタグを用いた食堂レジシステムの
第1実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1の単品料理コーナの外観構成の一例を示す
斜視図である。
【図3】第1実施例で用いられる食器の一例を示す斜視
図である。
【図4】図1の単品料理コーナの機器構成の一例を示す
斜視図である。
【図5】図1の単品料理コーナの機器構成の一例を示す
ブロックである。
【図6】第1実施例におけるIDタグのデータ内容の一
例を示す図である。
【図7】図1のレジ精算所の機器構成の一例を示す斜視
図である。
【図8】第1実施例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図9】第1実施例で用いるテーブルの図である。
【図10】本発明システムの第2実施例を示すブロック
構成図である。
【図11】第2実施例で用いられる食器の一例を示す斜
視図である。
【図12】第2実施例における主要部の構成例を示す斜
視図である。
【図13】第2実施例におけるIDタグのデータ内容の
一例を示す図である。
【図14】第2実施例を説明するためのフローチャート
である。
【図15】第2実施例で用いるテーブルの図である。
【図16】本発明システムにおけるレジ表示器の一例を
示す外観斜視図である。
【図17】本発明システムにおけるメニュー入力手段の
別の構成例を示す斜視図である。
【図18】図17のメニュー入力手段を備えた単品料理
コーナの機器構成を示すブロックである。
【図19】本発明システムで用いられるリード/ライト
型のIDタグの一例を示す構成図である。
【図20】本発明システムで用いられるリードオンリー
型のIDタグの一例を示す構成図である。
【図21】本発明システムのタグID管理コンピュータ
で出力される管理情報の第1の例を示す図である。
【図22】本発明システムのタグID管理コンピュータ
で出力される管理情報の第2の例を示す図である。
【図23】本発明システムの第3実施例を説明するため
のレジ精算所の機器構成の一例を示す外観斜視図であ
る。
【図24】第3実施例を説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 食器 2 カウンタ 3 トレー 10 IDタグ 10a リード/ライト型IDタグ 10b リードオンリー型IDタグ 20 書込み台 20A 読込み台 21 アンテナ 22 メニュー入力手段 30 制御部 31 制御回路 32 IDタグR/W装置 40 読込み台 41 アンテナ 50 制御部 60 レジ用コンピュータ 61 表示器 61A 精算用表示器 61B 購入金額集計用表示器 70 自動料金精算機 80 タグID管理コンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルフサービス形式の食堂等のレジシス
    テムにおいて、食器に賦されてそのメニューのID情報
    を外部より非接触で書き込めると共に外部より読み出し
    可能なIDタグと;料理が顧客に渡される際に前記ID
    情報を前記IDタグに書き込む書込手段と;顧客が料理
    をレジ精算する際に食器トレー上の各食器のIDタグか
    ら前記ID情報をそれぞれ読み込む読込手段と;前記読
    込手段により読み込んだID情報を基に予め登録されて
    いる該ID情報が示すメニューの価格情報を得て当該食
    器トレー上の料理の価格を求め料金を精算する精算手段
    とを備えたことを特徴とするIDタグを用いた食堂レジ
    システム。
  2. 【請求項2】 前記ID情報を基にメニュー毎の販売量
    及び売上高を集計して記録する記録手段と;その記録情
    報に基づき指定された期間での販売実績を表示又は印刷
    する販売実績出力手段とを備えた請求項1に記載のID
    タグを用いた食堂レジシステム。
  3. 【請求項3】 セルフサービス形式の食堂等のレジシス
    テムにおいて、食器に賦されてその食器のID情報を外
    部より非接触で読み出し可能なIDタグと;料理が顧客
    に渡される際に前記ID情報を前記IDタグから読み込
    むと共に該IDタグが賦せられた食器に盛られたメニュ
    ーを特定する情報を読み込んだID情報に付加する第1
    の読込手段と;メニューと価格とを関連して記憶してい
    る記憶部を有するレジ用コンピュータと;前記第1の読
    込手段により読み込んだID情報と前記第1の読込手段
    によって特定されるメニュー情報とを併せて前記レジ用
    コンピュータに登録する登録手段と;顧客がこの料理を
    レジ精算する際に食器トレー上の各食器のIDタグから
    前記ID情報をそれぞれ読み込む第2の読込手段と;前
    記第2の読込手段により読み込んだID情報,前記登録
    手段により登録された情報及び予め登録されている各メ
    ニューの価格情報に基づいて求めた当該料理の価格を前
    記レジ用コンピュータから受けて料金を精算する精算手
    段とを備えたことを特徴とするIDタグを用いた食堂レ
    ジシステム。
  4. 【請求項4】 セルフサービス形式の食堂等のレジシス
    テムにおいて、食器に賦されてそのメニューのID情報
    を外部より非接触で書き込めると共に外部より読み出し
    可能なIDタグと;料理が顧客に渡される際に前記ID
    情報を前記IDタグに書き込む書込手段と;顧客が料理
    をレジ精算する際に食器トレーを載置する2台の読込み
    台と;この載置された食器トレー上の各食器のIDタグ
    から前記ID情報をそれぞれ読み込む読込手段と;前記
    読込手段により読み込んだID情報を基に予め登録され
    ている該ID情報が示すメニューの価格情報を得て当該
    食器トレー上の料理の価格を求めて料金を集計し、その
    表示データを作成すると共に精算用データを作成する集
    計演算手段と;前記2台の読込み台に並設され、前記精
    算用データに基づいて料金を精算する料金精算機と;第
    1の前記読込み台の近傍に配置され、第1の顧客に対す
    る前記表示データを表示するための第1の表示器と;第
    2の前記読込み台の近傍に配置され、第2の顧客に対す
    る前記表示データを表示するための第2の表示器と;前
    記集計演算手段による前記第2の顧客に対する料金の集
    計が終了した際に前記第2の顧客の表示データを前記第
    2の表示器に表示すると共に、前記料金精算機による前
    記第1の顧客に対する精算処理が終了し、かつ前記第2
    の読込み台から前記第2の顧客の食器トレーが取り除か
    れた時に前記第2の表示器の表示データを前記第1の表
    示器に転送して表示する表示制御手段とを備えたことを
    特徴とするIDタグを用いた食堂レジシステム。
JP27555194A 1994-10-17 1994-10-17 Idタグを用いた食堂レジシステム Pending JPH08115475A (ja)

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