JPH08114839A - 視線検出機能を有するカメラ - Google Patents

視線検出機能を有するカメラ

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JPH08114839A
JPH08114839A JP6247847A JP24784794A JPH08114839A JP H08114839 A JPH08114839 A JP H08114839A JP 6247847 A JP6247847 A JP 6247847A JP 24784794 A JP24784794 A JP 24784794A JP H08114839 A JPH08114839 A JP H08114839A
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JP
Japan
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display
mark
gaze position
gaze
line
Prior art date
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Application number
JP6247847A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nishimura
仁 西村
Junya Hojo
純也 北條
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 注視位置の方向の被写界と注視位置とを、フ
ァインダ表示画面上で同時に確認できるようにする。 【構成】 撮影者の注視位置を算出する注視位置算出部
2と、注視位置を示すマークをファインダ内に表示させ
る表示部7と、マークの表示位置の変更を指示する表示
位置制御部6とを有するカメラに適用され、表示位置制
御部6は最新の注視位置と直前の注視位置との位置差を
算出し、その位置差が所定値以上の場合には表示部7内
のすべてのLEDを消灯し、一方、位置差が所定値未満
の場合には最新の注視位置に基づいてマークの表示位置
を変更する。これにより、撮影者が最も関心のある場所
のみマークが表示される。また、ファインダ上の注視位
置の周囲のLEDを点灯してマークを表示するため、撮
影者は注視位置の方向の被写界と注視位置とを同時に視
認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影者の視線を検出し
て自動的に焦点検出を行うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影者の視線を検出し、視線位置の方向
にある被写体に焦点が合うように自動的に焦点検出を行
うカメラが知られている(特開平2−32312号公報
参照)。図29は上記公報に記載されたカメラのファイ
ンダ内の表示を示す図である。図29の501は焦点検
出が可能な範囲を示し、502は測光が可能な範囲を示
す。図示のカメラでは、撮影者がのいずれかに視線を向
けると、その方向にある被写体との距離に応じて撮影レ
ンズを移動させ、焦点検出を行なう。また、撮影者がフ
ァインダ内のどこを注視しているかがわかるように、フ
ァインダ視野内の注視位置に図示のようなマークを表示
し、これにより、現在の注視位置で焦点検出や測光が可
能か否かを撮影者に知らせるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来のカメラは、焦点検出または測光が可能な範囲が図に
示す範囲に限られており、撮影者の注視位置を示すマー
クをファインダ上に表示しても、その表示された箇所で
焦点検出や測光ができるとは限らない。このため、この
種のカメラを用いて撮影を行なう場合には、いったん撮
影の構図を無視して図29の501の範囲内に被写体を
入れて焦点検出を行なった後に、カメラを移動させて構
図を決めなければならず、構図の決定にかなりの熟練を
要するとともに、撮影に時間がかかる。また、撮影者が
注視した位置に図示のマークを必ず表示するようにする
と、例えば撮影者の注視位置が頻繁に変化する場合に
は、それに応じてマークの表示位置も頻繁に変化するた
め、マークが目障りになってファインダ内の表示が大変
見にくくなる。
【0004】本発明の目的は、注視位置の方向の被写界
と注視位置とを、ファインダ表示画面上で同時に確認で
きるようにした視線検出機能を有するカメラを提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、注視位置を示
すマークを、撮影の邪魔にならないように、かつわかり
やすく表示するようにした視線検出機能を有するカメラ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1および
図3に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、ファ
インダ表示画面上における撮影者の注視位置を検出する
視線検出手段2と、検出された注視位置に基づいて、撮
影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出装置150
と、注視位置の方向の被写界とファインダ表示画面上の
注視位置とを撮影者が視認できるように、ファインダ表
示画面に対応して配設される複数の表示要素を点消灯さ
せてファインダ表示画面上にマークを表示する表示装置
7と、視線検出手段2により検出された注視位置に基づ
いて、ファインダ表示画面上におけるマークの表示位置
を変更する表示位置制御手段6とを備えることにより、
上記目的は達成される。請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載された視線検出機能を有するカメラにおい
て、ファインダ表示画面上の注視位置に対応する表示要
素の周囲の表示要素を点灯させてファインダ表示画面上
にマークを表示するように表示装置7を構成するもので
ある。請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記
載された視線検出機能を有するカメラにおいて、複数の
表示要素を格子状に並べて表示装置7を構成し、各表示
要素を個別に点消灯可能とするものである。請求項4に
記載の発明は、請求項1または2に記載された視線検出
機能を有するカメラにおいて、複数の表示要素を千鳥状
に並べて表示装置7を構成し、各表示要素を個別に点消
灯可能とするものである。請求項5に記載の発明は、請
求項1〜4のいずれかに記載された視線検出機能を有す
るカメラにおいて、各表示要素を発光ダイオードとした
ものである。請求項6に記載の発明は、請求項1または
2に記載された視線検出機能を有するカメラにおいて、
表示装置7をバックライト付きの液晶表示装置とし、各
表示要素に対応する液晶画素を個別に光の透過率が変更
可能とするものである。
【0006】請求項7に記載の発明は、ファインダ表示
画面上における撮影者の注視位置を繰り返し検出する視
線検出手段2と、視線検出手段2により検出された注視
位置に基づいて、撮影光学系の焦点調節状態を検出する
焦点検出装置150と、検出された注視位置を示すマー
クをファインダ表示画面上に表示する表示装置7とを備
える視線検出機能を有するカメラに適用され、視線検出
手段2により検出された最新の注視位置と、この最新の
注視位置が検出される直前に検出された注視位置との位
置差が所定値を越えているか否かを判定する位置差判定
手段6と、この位置差判定手段6により位置差が所定値
を越えていると判定されるとマークをファインダ表示画
面上から消去し、所定値を越えていないと判定されると
最新の注視位置に基づいてファインダ表示画面上におけ
るマークの表示位置を移動させる表示位置制御手段6
と、最新の注視位置を記憶する記憶手段とを備えること
により、上記目的は達成される。請求項8に記載の発明
は、請求項7に記載された視線検出機能を有するカメラ
において、位置差判定手段6により位置差が所定値を越
えていると継続して所定回数判定されると、位置差の大
小にかかわらず、検出された最新の注視位置に基づいて
ファインダ表示画面上におけるマークの表示位置を移動
させるように表示位置制御手段6を構成するものであ
る。請求項9に記載の発明は、請求項8に記載された視
線検出機能を有するカメラにおいて、最新の注視位置が
検出されたときにマークが表示されていない場合には、
位置差の大小にかかわらず、最新の注視位置に基づいて
ファインダ表示画面上におけるマークの表示位置を移動
させように表示位置制御手段6を構成し、表示装置7に
表示されるマークに対応する注視位置以外の注視位置を
記憶しないように記憶手段を構成するものである。
【0007】請求項10に記載の発明は、ファインダ表
示画面上における撮影者の注視位置を繰り返し検出する
視線検出手段2と、検出された注視位置に基づいて、撮
影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出装置150
と、視線検出手段2により検出された注視位置を示すマ
ークをファインダ表示画面上に表示する表示装置7とを
備える視線検出機能を有するカメラに適用され、視線検
出手段2により検出された最新の注視位置と、この最新
の注視位置が検出される直前に検出された注視位置との
位置差が所定値を越えているか否かを判定する位置差判
定手段6と、この位置差判定手段6により位置差が所定
値を越えていると判定されると最新の注視位置に基づい
てファインダ表示画面上におけるマークの表示位置を移
動させ、所定値を越えていないと判定されると現在の表
示位置を変えずにマークを表示させる表示位置制御手段
6と、最新の注視位置を記憶する記憶手段とを備えるこ
とにより、上記目的は達成される。
【0008】請求項11に記載の発明は、ファインダ表
示画面上における撮影者の注視位置を繰り返し検出する
視線検出手段2と、検出された注視位置に基づいて、撮
影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出装置150
と、検出された注視位置を示すマークをファインダ表示
画面上に表示する表示装置7とを備える視線検出機能を
有するカメラに適用され、表示装置7に表示されるマー
クに対応する注視位置を記憶する記憶手段と、記憶手段
に記憶されている注視位置と、視線検出手段2により検
出された最新の注視位置との位置差が所定値を越えてい
ないか否かを判定する位置差判定手段6と、この位置差
判定手段6により位置差が所定値を越えていると判定さ
れると最新の注視位置に基づいてファインダ表示画面上
におけるマークの表示位置を移動させ、所定値を越えて
いないと判定されると現在の表示位置を変えずにマーク
を表示させる表示位置制御手段6とを備えることによ
り、上記目的は達成される。請求項12に記載の発明
は、請求項10または11に記載された視線検出機能を
有するカメラにおいて、位置差判定手段6により位置差
が所定値を越えていないと継続して所定回数判定される
と、位置差の大小にかかわらず、検出された最新の注視
位置に基づいてファインダ表示画面上におけるマークの
表示位置を移動させるように表示位置制御手段6を構成
するものである。請求項13に記載の発明は、請求項1
2に記載された視線検出機能を有するカメラにおいて、
最新の注視位置が検出される直前に検出された注視位置
に基づいて表示装置7に表示されるマークの表示位置が
変更されなかった場合には、最新の注視位置に基づいて
ファインダ表示画面上にマークを表示させるように表示
位置制御手段6を構成するものである。
【0009】請求項14に記載の発明は、ファインダ表
示画面上における撮影者の注視位置を繰り返し検出する
視線検出手段2と、検出された注視位置に基づいて、撮
影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出装置150
と、検出された注視位置を示すマークをファインダ表示
画面上に表示する表示装置7とを備える視線検出機能を
有するカメラに適用され、検出された最新の注視位置
と、この最新の注視位置が検出される直前に検出された
注視位置との位置差が第1の基準値を越えているか否か
を判定する第1位置差判定手段6と、位置差が第1の基
準値より大きい第2の基準値以上であるか否かを判定す
る第2位置差判定手段6とを備え、位置差が第2の基準
値を越えていると判定されるとマークをファインダ表示
画面上から消去し、第1の基準値を越え第2の基準値を
越えていないと判定されると最新の注視位置に基づいて
ファインダ表示画面上におけるマークの表示位置を移動
させ、位置差が第1の基準値以下と判定されると現在の
表示位置を変更せずにマークを表示させるように表示位
置制御手段6を構成するものである。請求項15に記載
の発明は、請求項14に記載された視線検出機能を有す
るカメラにおいて、位置差が第1の基準値を越えている
と判定された場合に、検出された最新の注視位置を記憶
する記憶手段を備え、第1位置差判定手段6および第2
位置差判定手段6を、最新の注視位置と、最新の注視位
置が検出される直前に記憶手段に記憶された注視位置と
の位置差に基づいて判定を行なうように構成するもので
ある。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、視線検出手段2に
よって検出された撮影者の注視位置に基づいて、焦点検
出装置150によって撮影光学系の焦点調節状態を検出
する。表示装置7には、ファインダ表示画面に対応して
複数の表示要素が配設されており、これら表示要素を点
消灯させることによって、撮影者が注視位置の方向の被
写界とファインダ表示画面上の注視位置とを同時に確認
できるようなマークを表示装置7に表示する。表示位置
制御手段6は、このマークの表示位置を撮影者の注視位
置に基づいて変更する。請求項2に記載の発明の表示装
置7は、注視位置に対応する表示要素の周囲の表示要素
を点灯させてマークを表示するため、撮影者は注視位置
の方向の被写界を観察しやすくなる。請求項3に記載の
発明の表示装置7は、個別に点消灯可能な複数の表示要
素を格子状に並べて配置するため、種々の形状のマーク
をファインダ表示画面上の任意の場所に表示できる。請
求項4に記載の発明の表示装置7は、個別に点消灯可能
な複数の表示要素を千鳥状に並べて配置するため、請求
項4とは異なる形状のマークをファインダ表示画面上の
任意の場所に表示できる。請求項5に記載の発明の各表
示要素は発光ダイオードであるため、表示装置7を安価
に構成できる。請求項6に記載の発明の各表示要素はバ
ックライト付きの液晶表示要素であるため、各表示要素
単位の点消灯の制御がやりやすく、また各表示要素の単
位を小さくできるため、複雑な形状のマークを表示でき
るとともに、撮影者の注視位置とマークの表示位置を一
致させやすくなる。
【0011】請求項7に記載の発明では、最新の注視位
置とその直前の注視位置との位置差が所定値以上か否か
を位置差判定手段6によって判定する。表示位置制御手
段6は、位置差が所定値を越えている場合にはマークを
表示せず、位置差が所定値を越えていない場合には最新
の注視位置に基づいてマークの表示位置を変更する。請
求項8に記載の発明の表示位置制御手段6は、請求項8
の位置判定手段によって求めた位置差が所定値を越えて
いると継続して所定回数判定されると、最新の注視位置
に基づいていったんマークの表示位置を変更する。請求
項9に記載の発明の表示位置制御手段6は、最新の注視
位置が検出されたときにマークが表示されていない場合
には、最新の注視位置に基づいてマークの表示位置を変
更し、記憶手段は表示装置7にマークを表示する場合の
み、その注視位置を記憶する。
【0012】請求項10に記載の発明では、最新の注視
位置とその直前の注視位置との位置差が所定値を越えて
いるか否かを位置差判定手段6によって判定する。表示
位置制御手段6は、位置差が所定値を越えている場合に
は最新の注視位置に基づいてマークの表示位置を変更
し、位置差が所定値を越えていない場合にはマークの表
示位置を変更せずにマークを表示する。請求項11に記
載の発明では、表示装置7に表示されるマークに対応す
る注視位置を記憶手段に記憶し、この記憶手段に記憶さ
れている注視位置と最新の注視位置との位置差が所定値
を越えているか否かを位置差判定手段6によって判定す
る。表示位置制御手段6は、位置差が所定値を越えてい
る場合には最新の注視位置に基づいてマークの表示位置
を変更し、位置差が所定値を越えていない場合にはマー
クの表示位置を変更せずにマークを表示する。請求項1
2に記載の発明の表示位置制御手段6は、請求項10ま
たは11の位置判定手段によって求めた位置差が所定値
を越えていると継続して所定回数判定されると、最新の
注視位置に基づいていったんマークの表示位置を変更す
る。請求項13に記載の発明の表示位置制御手段6は、
直前に注視位置を検出した際にマークの表示位置を変更
しなかった場合には、最新の注視位置に基づいてマーク
を表示させる。
【0013】請求項14に記載の発明では、最新の注視
位置とその直前の注視位置との位置差が第1の基準値を
越えているか否かを第1位置差判定手段6によって判定
し、その位置差が第1の基準値より大きい第2の基準値
を越えているか否かを第2位置差判定手段6によって判
定する。表示位置制御手段6は、位置差が第2の基準値
を越えている場合にはマークを消去し、第1の基準値を
越え第2の基準値を越えていない場合には最新の注視位
置に基づいてマークの表示位置を移動させ、第1の基準
値を越えていない場合にはマークの表示位置を変更せず
にマークを表示する。請求項15に記載の発明の記憶手
段は、位置差が第1の基準値を越えている場合のみ最新
の注視位置を記憶し、第1位置差判定手段6と第2位置
差判定手段6は、記憶手段に記憶されている注視位置と
最新の注視位置との位置差に基づいて判定を行う。
【0014】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0015】
【実施例】
−第1実施例− (a)機能ブロックの説明 図1は、本発明による視線検出機能を有するカメラの第
1実施例を示す図であって、その機能をブロック化した
機能ブロック図である。この図において、1は本実施例
のカメラ全体の制御を行う演算部である。2は注視位置
算出部であり、撮影者の眼球を観察し、その観察結果に
基づいてファインダ表示画面上における撮影者の注視位
置を算出する。算出結果は、AFセンサ位置制御部3お
よび表示位置制御部6に入力される。
【0016】AFセンサ位置制御部3は、注視位置算出
部2の算出結果に基づいてAFセンサ4を所定位置へ移
動させる。AFセンサ4は、AFセンサ位置制御部3に
よって移動された位置において、焦点検出領域内に含ま
れる被写体に対する撮影レンズ、すなわち撮影光学系
(図1において不図示)の焦点調節状態を検出する。検
出結果は演算部1に入力される。5はレンズ駆動部であ
り、AFセンサ4の検出結果に基づいて演算部1が算出
した駆動位置へ撮影レンズを駆動する。
【0017】6は表示位置制御部であり、注視位置算出
部2の算出結果に基づいて、表示部7が撮影者の注視位
置を表示するように、表示部7における注視位置の表示
位置を移動する。表示部7は、上記表示位置において所
定の表示を行う。8は被写界輝度を測定する測光センサ
である。9はフィルムなど記録媒体に被写体情報を記録
する露光部であり、フィルムを使用する場合にはシャッ
タや絞りで構成され、フィルムを露光する。
【0018】(b)カメラの各部の説明 b−1:光学系の説明 図2は、本実施例のカメラの全体構成を示す図であっ
て、光学系も含めた概略構成図である。図2において1
01は撮影レンズであり、便宜上一枚のレンズで示して
あるが実際は複数のレンズからなる。102はクイック
リターンミラーで、その中央部はハーフミラーになって
いる。103は被写体像が結像される焦点板であり、撮
影者が観察するファインダ表示画面に相当する。焦点板
103には、フレネルレンズを用いてコンデンサーレン
ズを兼ねているものもある。104はペンタプリズム、
105は接眼レンズで、便宜上一枚のレンズで示してあ
るが実際は複数のレンズからなることもある。本実施例
の接眼レンズ105は、光分割装置としてダイクロイッ
クミラー105aを備えている。106は撮影者の眼球
である。
【0019】107はレリーズスイッチであり、本スイ
ッチが操作されることによってカメラの諸機能の駆動開
始が指示される。108はカメラ全体の制御を行う中央
演算装置であり、たとえばマイクロコンピュータから構
成され、CPU,ROM,RAMなどを備えている。レ
リーズスイッチ107がオンされることにより、中央演
算装置108から各装置へ指令が送出され、後述するカ
メラの制御手順にしたがって各種動作が実行される。
【0020】b−2:注視位置演算装置およびその周辺
の説明 109は注視位置演算装置で、ファインダ表示画面上に
おける撮影者の眼球106の注視位置を算出し、以下に
示す各装置を制御するとともに、各装置で検出された検
出信号に基づいて撮影者の眼球106の注視位置を算出
する。注視位置の算出方法については後述する。算出さ
れた注視位置情報は、後述するAFセンサ移動装置11
7および表示位置制御装置119へ送られる。
【0021】110は照明装置駆動装置、111は照明
装置であり、照明装置111の点灯,消灯は照明装置駆
動装置110により制御され、図示しないファインダ接
眼窓の下方など、撮影者の眼球106を照明できる位置
に配置されている。図2では、照明装置111は一個の
みしか記していないが、注視位置算出方法によっては複
数配置されることもある。照明装置111には、可視光
以外の光線により撮影者の眼球106を照明することが
好ましいことから、赤外発光ダイオードが適している。
【0022】112は結像レンズであり、光電変換素子
113に撮影者の眼球像を結像させる。結像レンズ11
2として非球面レンズを用いた場合、非球面レンズを一
枚用いれば眼球像を光電変換素子113に結像させるこ
とが可能である。眼球像を撮像する光電変換素子113
は、注視位置の算出方法にもよるが、CCD等の面受光
素子が適している。撮像された情報は、注視位置演算装
置109へ送られる。114は光電変換素子113を駆
動する光電変換素子駆動装置である。
【0023】b−3:AFセンサおよびその周辺の説明 115はサブミラーであり、クイックリターンミラー1
02の中央部に設けられたハーフミラーを透過してきた
被写体光をAFセンサ116へ導く。AFセンサ116
は、焦点検出領域内に含まれる被写体に対する撮影レン
ズ101の焦点調節状態を検出して中央演算装置108
へ送信する。117はAFセンサ移動装置であり、注視
位置演算装置109からの信号に基づいて、AFセンサ
116を後述する予定焦点面内に平行な面内において2
次元的に移動させる。
【0024】図3はAFセンサ116およびAFセンサ
移動装置117の位置関係を示す図である。図3におい
て、150はAFセンサ116を構成するAFモジュー
ルであり、焦点検出領域内に含まれる被写体に対する撮
影レンズ101の焦点調節状態を検出する。ここで、A
Fモジュール150の具体的構成については、様々な方
式のものが知られており、既に実用化されている技術で
あるので、本明細書では概略説明をするに止める。
【0025】図4は、AFセンサの構成の詳細を示す図
である。図4において、AFモジュール150はフィル
ム面と共役な予定焦点面の近傍に配置され、開口部15
1aを有する視野マスク151と、フィールドレンズ1
52と、一対の開口部153a,153bが設けられた
絞りマスク153と、一対の再結像レンズ154a,1
54bと、一対の光電変換素子155a,155bが配
置された基板155とを備えている。開口部151a
は、AFモジュール150により焦点調節状態が検出さ
れる焦点検出領域を設定し、この開口部151aの大き
さおよび予定焦点面上の位置が、焦点検出領域の大きさ
および位置を規定する。
【0026】撮影レンズ101の射出瞳156には、一
対の領域156a,156bが含まれており、これらの
領域156a,156bを通る光束は視野マスク151
付近で一次像を結像する。視野マスク151の開口部1
51aに形成された一次像は、フィールドレンズ15
2、絞りマスク153の一対の開口153a,153b
および一対の再結像レンズ154a,154bによっ
て、一対の光電変換素子155a,155b上に一対の
二次像として再結像される。一対の光電変換素子155
a,155bにより二次像の出力信号が発生され、中央
演算装置108へ送信される。中央演算装置108はこ
の出力信号に基づいて、撮影レンズ101のデフォーカ
ス量を算出する。このようにして、焦点検出領域内に含
まれる被写体に対する撮影レンズ101のデフォーカス
量、つまり焦点調節状態が検出される。
【0027】図3に戻って、160,161はそれぞれ
一軸ステージであり、一対の一軸ステージ160,16
1によりAFセンサ移動装置117が構成されている。
一軸ステージ160の基台160aはカメラ本体に固定
され、一軸ステージ161の基台161aは、一軸ステ
ージ160の移動台160b上に載置されており、AF
モジュール150は一軸ステージ161の移動台161
b上に載置されている。そして、一軸ステージ160の
移動方向は、フィルムの短辺方向に設定され、一軸ステ
ージ161の移動方向は、一軸ステージ160の移動方
向に直交する方向、すなわちフィルムの長辺方向に設定
されている。これにより、AFモジュール150は、フ
ィルムの短辺方向および長辺方向に関して独立に移動可
能となるため、焦点検出領域は、予定焦点面内をフィル
ムの短辺方向および長辺方向に独立に移動可能なり、さ
らに、一軸ステージ160,161のストロークで定め
られる2次元的な範囲内の任意の位置に移動可能とな
る。
【0028】図5は、本実施例における焦点検出可能範
囲と露光範囲との関係を示す図である。171はAFモ
ジュール150の焦点検出可能範囲を示し、この焦点検
出可能範囲171の大きさは、各一軸ステージ160,
161のストロークにより定まる。172は焦点検出領
域であり、上述した一軸ステージ160,161の作用
により焦点検出可能範囲171内の任意の位置に移動可
能である。本実施例では、上述した注視位置演算装置1
09からの注視位置情報に基づいてAFモジュール15
0の位置が制御されるが、AFモジュール150の移動
制御の手順の詳細については後述する。
【0029】ここで、焦点検出可能範囲171が露光範
囲170と一致せず、狭い範囲に限定されている理由
は、焦点検出可能範囲171は、一軸ステージ160,
161のストロークと、サブミラー115の大きさとで
物理的に決まってしまうためであり、十分な長さのスト
ロークを持つ一軸ステージ160,161と、露光範囲
170の全範囲の光束を反射してAFモジュール150
に導くサブミラー115とを設ければ、露光範囲170
内の全ての領域で焦点検出が可能になる。
【0030】なお、焦点検出領域172の形状について
は、本実施例では一次元的な形状であるが、一般に、十
字型の形状や焦点検出領域が離散的に複数あるH型の形
状等が知られている。これらの形状については、AFモ
ジュール150の構成で決まり、その詳細については本
発明の主旨からそれるので説明を止める。また、上述の
説明では、焦点検出領域172をAFモジュール150
の開口151aの大きさにほぼ等しいものとして説明し
たが、光電変換素子155a,155bから得られた情
報を分割して使用する等すれば、焦点検出領域172を
複数設け、あるいは、焦点検出領域172の大きさを縮
小することも可能である。
【0031】なお、AFモジュール150が露光範囲1
70の周辺の方へ移動すると、撮影レンズ101の光軸
から大きく離れた位置の光束を用いて焦点検出を行うた
めケラレが生じる場合がある。この場合には、撮影レン
ズ101にROMを搭載し、撮影レンズ固有の射出瞳情
報を中央演算装置108に送出することによってケラレ
部分の補正を行えばよい。
【0032】図2に戻って、118は撮影レンズ101
を駆動する撮影レンズ駆動装置であり、各種モーターを
用いた方法が広く知られ実用化されているので、ここで
はその詳細について言及しない。
【0033】b−4:表示装置およびその周辺の説明 図2において、121はミラー、122は光学部材であ
り、表示装置120から出射した光束をペンタプリズム
104の前部反射面104aに導き、さらにペンタプリ
ズム104内に入射して撮影者の眼球106の視野内に
導く。したがって、ミラー121の反射角および光学部
材122の形状、屈折率等は、この条件を満足するよう
に定められている。119は表示位置制御装置であり、
注視位置演算装置109からの信号に基づいて、表示装
置120内のLEDの点消灯を制御する。表示装置12
0は、ペンタプリズム104を挾んで撮影者の眼球10
6と反対方向の位置に配設される。表示装置120内部
には、図6に示すように、横m個×縦n個のLED18
1が格子状に設置されている。これら各LED181か
ら出射された光束は、図2に示すミラー121で反射さ
れ、光学部材122を通してペンタプリズム104の反
射面104aからペンタプリズム104内に導かれ、さ
らに、撮影レンズ101を通ってきた被写体光と重ねら
れて撮影者の眼球106へ達する。
【0034】図7は、ファインダ視野内における表示装
置120の表示領域190と露光範囲170との関係を
示す図である。図示のように、表示領域190は図5に
示す焦点検出可能領域171と概略一致する。図7の表
示領域190内部の丸印は各LED181に対応し、各
LED181の大きさおよび数によって定まる分解能に
よって、表示領域190の所定箇所が点灯表示される。
本実施例では、注視位置演算装置109で演算した注視
位置に応じて表示位置制御装置119を制御し、注視位
置に対応するLED181を点灯する。これにより、撮
影者は自分が注視した位置をAFセンサ116が実際に
焦点検出しているか否かをマークによって確認できる。
【0035】図2に戻って、123は測光装置であり、
被写界輝度を測光して輝度情報を中央演算装置108へ
送る。測光装置123の具体的構成については、様々な
方式が知られ実用化されているので、ここでは特にその
詳細を述べない。124はシャッター幕であり、これが
駆動されることによって不図示のフィルム面に露光動作
がなされる。
【0036】b−5:動作 次に動作を説明する。図2において、レリーズスイッチ
107が撮影者により第1ストロークだけ押し込まれて
半押し動作が実行されると、中央演算装置108は照明
装置駆動装置110を介して照明装置111を動作さ
せ、この照明装置111により撮影者の眼球106を照
明する。照明装置111により照明された撮影者の眼球
106の反射像は、結像レンズ112を介して光電変換
素子113により撮像され、撮像された眼球106の反
射像の情報は注視位置演算装置109に入力される。注
視位置演算装置109は、光電変換素子113からの情
報に基づいて、ファインダ表示画面上における撮影者の
眼球106の注視位置を算出する。
【0037】注視位置演算装置109による注視位置算
出の具体的な手順については、既に本出願人による特願
平4−245143号明細書、特願平5−139633
号明細書等をはじめ様々な手順が提案されており、いず
れの手順を用いても良いが、以下では算出手順の一例に
ついてその概略を説明する。
【0038】図8は、人の眼球の透視図である。撮影者
の眼球106の注視位置は、以下に定義する眼球回転角
θ、φを算出することによって求めることができる。な
お、人の眼球には他に水晶体があるが、ここで用いてい
る注視位置算出方法には影響ないため省略してある。
【0039】図8において、106は撮影者の眼球、1
30は角膜、131は虹彩である。まず、図8に示すよ
うに、眼球106内に任意の3次元座標を取り、その原
点Oは眼球106内にある。任意の方向を向いている撮
影者の眼球106は、眼球回転中心O’が、原点Oから
X軸方向の平行移動量L,Y軸方向の平行移動量Kだけ
ずれた位置にある。そして、眼球回転中心O’と、眼球
回転中心O’から距離ρだけ離れた位置にある角膜曲率
中心Cとを結ぶ直線O’C、および、眼球回転中心O’
と、眼球回転中心O’から距離Aだけ離れた位置にある
瞳孔中心Dとを結ぶ直線O’Dはほぼ同一方向にある、
すなわち、眼球回転中心O’、角膜曲率中心Cおよび瞳
孔中心Dが同一直線上にあるとする。角膜曲率中心Cと
瞳孔中心Dとを結ぶ直線DCが、X−Y平面上でY軸に
対してなす角をθ、X−Y平面からの仰角をφと定義す
ると、これが求める眼球回転角θ,φである。この時、
Z軸上の角膜曲率中心位置Cと瞳孔中心Dとの間の距離
D−CのX軸方向、Z軸方向の成分は、
【数1】 と表されるので、求める眼球回転角θ、φは
【数2】 と表される。ここで、A−ρは瞳孔中心Dと角膜曲率中
心Cとの距離である。
【0040】実際には、結像レンズ112の結像倍率等
の補正を行う必要がある。更に、撮影者が実際に見てい
る方向は、直線DCの線方向とは撮影者による角γx、
γzだけずれがあるため、この角度分を補正する必要が
ある。
【0041】瞳孔中心Dおよび角膜曲率中心Cは、例え
ば以下のようにして求める。図9(a)は撮影者の眼球1
06の前部と光電変換素子113の撮像範囲との関係を
示した図であり、図9(b)は撮像変換素子113により
撮像された画像のうち、図9(a)の線分AA’に沿った
出力を示す図である。
【0042】図9(a)において、139は撮影者の眼球
106の前部の像、140は光電変換素子113の撮像
範囲を前眼部像139に重ねて描いたもの、131は虹
彩、132は強膜、133は瞳孔部である。134a,
134bは図9において不図示の2個の照明装置111
によるプルキンエ第一像であり、線分AA’は、光電変
換素子113の画素読み出し列のうちの一列を示す。
【0043】図9(b)において、横軸は左端がA、右端
がA’に対応し、横軸の位置は線分AA’上の位置に対
応するものとし、縦軸は光電変換素子113の出力を表
している。141は虹彩131の出力、142は強膜1
32の出力、143は瞳孔部133の出力、144a,
144bはそれぞれプルキンエ第一像134a,134
bの出力を示している。DxL,DxRはそれぞれ、虹彩
131のエッジ(光彩131の内端)の位置を示し、P
1x,P2xはプルキンエ第一像134a,134bの
位置を示している。瞳孔中心DのX座標Dx,Z座標D
zは、
【数3】 と表される。DxLおよびDxRは上述のように線分A
A’に沿った光電変換素子113の出力から求められ、
DzLおよびDzRは、線分AA’に交差する方向に沿っ
た画素列の出力から求められる。
【0044】また、図10に示すように、角膜曲率中心
Cは、それぞれの照明装置とプルキンエ第一像を通る二
本の直線の関係から求めることができる。図10におい
て、S1,S2は照明装置であり、P1,P2はそれぞ
れ照明装置S1,照明装置S2によるプルキンエ第一像
である。求める角膜曲率中心Cは、照明装置S1とプル
キンエ第一像P1とを通る直線と、照明装置S2とプル
キンエ第一像P2とを通る直線との交点である。
【0045】以上の考察により、(3)、(4)式を用いて
撮影者の眼球回転角θ、φを求めることができ、この撮
影者の眼球回転角θ,φ、および撮影者の眼球106と
ファインダ表示画面との位置関係から、ファインダ表示
画面上における撮影者の注視位置を求めることができ
る。
【0046】図2に戻って、注視位置演算装置109で
算出された注視位置情報は、AFセンサ移動装置117
および表示位置制御装置119に送出される。AFセン
サ移動装置117は、ファインダ表示画面上における撮
影者の眼球106の注視位置と、AFモジュール150
の焦点検出領域172とがファインダ表示画面上におい
て一致するように、このAFモジュール150を予定焦
点面に沿った2次元方向に駆動する。AFモジュール1
50からの焦点調節情報は中央演算装置108に入力さ
れ、中央演算装置108は、この焦点調節情報に基づい
てデフォーカス量を求め、撮影レンズ101を駆動し、
AFセンサ116の焦点検出領域172内に含まれる被
写体に対して合焦状態が得られるようにする。一方、表
示位置制御装置119は、ファインダ表示画面上におけ
る撮影者の眼球106の注視位置と、LED181によ
る照射光とがファインダ表示画面上において一致するよ
うに、表示装置120内の所定のLED181を点灯す
る。
【0047】このようにして、撮影者の眼球106の注
視位置が移動すると、これに伴ってAFモジュール15
0の焦点検出領域172、およびLED181の照射光
の照射位置がファインダ表示画面上で移動し、撮影者の
眼球106の注視位置およびその近傍において、AFモ
ジュール150により撮影レンズ101の焦点調節状態
が検出されるとともに、注視位置に対応するファインダ
表示画面上の領域がLED181の照射光により照明さ
れる。
【0048】図11はファインダ視野内に表示される注
視位置を示すマークの形状を表わした図である。マーク
は各LED181を十字状に点灯して形成され、十字の
中心部に位置するLED181は点灯しないようにして
いる。十字の中心部に位置するLED181を点灯しな
いのは、この位置は撮影者が最も見たいと望んでいる箇
所であり、LED181を点灯すると、この位置の被写
界を確認しにくくなるからである。図11において、十
字の中心部に位置するLED181の座標を(m,n)
として、点灯中のLED181を座標によって表わす
と、200aは(m−2,n)、200bは(m−1,
n)、200cは(m+1,n)、200dは(m+
2,n)、200eは(m,n−2)、200fは
(m,n−1)、200gは(m,n+1)、200h
は(m,n+2)になる。
【0049】図12は本実施例によるカメラのファイン
ダを撮影者が覗いた場合に、実際に視認される光景を示
している。図示のように、撮影者は被写体画像とLED
181の照明光とが重なった画像を視認する。図12の
丸印は点灯中のLED181を示しており、この図で
は、撮影者が被写体人物の目の付近を注視していること
を示している。この図において、撮影者が注視位置を変
えると、それに応じて点灯するLED181の位置も変
化する。なお、図11,12では、注視位置を示すマー
クとして、十字状にLED181を点灯させる例を説明
したが、マークの形状は十字形に限定されず、例えば図
13(a)に示すひし形、図13(b)に示す×形、図
13(c)に示す二重四角形等の種々の形状が考えられ
る。
【0050】図13のそれぞれのマークを表示する際に
点灯されるLED181を座標で示すと、以下のように
なる。ただし、各マークともその中心位置のLED18
1の座標を(m,n)としている。 図13(a)の場合:(m−2,n)、(m−1,n+
1)、(m,n+2)、(m+1,n+1)、(m+
2,n)、(m+1,n−1)、(m,n−2)、(m
−1,n−1) 図13(b)の場合:(m−2,n−2)、(m−1,
n−1)、(m−1,n+1)、(m−2,n+2)、
(m+2,n+2)、(m+1,n+1)、(m+1,
n−1)、(m+2,n−2) 図13(c)の場合:(m−1,n)、(m−1,n+
1)、(m,n+1)、(m+1,n+1)、(m+
1,n)、(m+1,n−1)、(m,n−1)、(m
−1,n−1)、(m−3,n)、(m−3,n+
1)、(m−3,n+2)、(m−3,n+3)、(m
−2,n+3)、(m−1,n+3)、(m,n+
3)、(m+1,n+3)、(m+2,n+3)、(m
+3,n+3)、(m+3,n+2)、(m+3,n+
1)、(m+3,n)、(m+3,n−1)、(m+
3,n−2)、(m+3,n−3)、(m+2,n−
3)、(m+1,n−3)、(m,n−3)、(m−
1,n−3)、(m−2,n−3)、(m−3,n−
3)、(m−3,n−2)(m−3,n−1)
【0051】このように、第1の実施例では、焦点検出
可能領域の全領域に対応させてLED181を格子状に
敷き詰めた表示装置を設け、このうち、撮影者の注視位
置に対応する位置の周囲のLED181を点灯するよう
にしたため、撮影者は自分の注視位置をマークによって
確認することができる。また、マークが表示された位置
では焦点検出が可能なため、撮影者は自分が注視した位
置で焦点検出が行なわれているかをマークによって確認
できる。さらに、注視位置に対応するLED181は点
灯させないようにしたため、マークを表示しても被写体
を見にくくなることはない。
【0052】−第2の実施例− 第2の実施例は、表示装置内のLEDの配列を第1の実
施例とは異なる配列にしたものである。図14は表示装
置120内のLED181の配列を示す図である。図示
のように、第2の実施例の表示装置120には、LED
181が縦横とも千鳥状に配置されている。表示装置1
20内部のLED181の配列を除いては、第2の実施
例の構成は第1の実施例と共通するため、その構成の説
明を省略する。
【0053】図15は、ファインダ視野内における表示
装置120の表示領域220と露光範囲170との関係
を示す図であり、第1の実施例と同様に、表示領域22
0は図5に示す焦点検出可能領域171と概略一致し、
また、表示領域220は露光範囲170よりも小さく設
定されている。第2の実施例は、LED181の配置が
第1の実施例と異なるため、マークの形状が図16に示
すように第1の実施例と異なる。図16において、マー
クの中心位置にあるLED181の座標を(m,n)と
して、他の点灯中のLED181の座標位置を示すと、
220aは(m−1,n)、220bは(m−1,n+
1)、220cは(m,n+1)、220dは(m+
1,n+1)、220eは(m+1,n)、220fは
(m,n−1)となる。なお、マークの形状は図16に
示されたものに限定されず、例えば、図18に示すよう
な形状にしてもよく、あるいはそれ以外の形状にしても
よい。
【0054】図17は本実施例によるカメラのファイン
ダを撮影者が覗いた場合に、実際に視認される光景を示
している。この例では、被写体人物の左目付近を撮影者
が注視している場合を示す。
【0055】このように、第2の実施例では、表示装置
120内のLED181の配置を第1の実施例と異なる
配置にしたため、注視位置を示すマークを第1の実施例
と異なる形状にすることができる。なお、表示装置12
0内のLED181の配置は第1または第2の実施例に
限定されず、第1または第2の実施例以外の配置にして
もよい。
【0056】−第3の実施例− 以下に説明する第3の実施例〜第10の実施例では、表
示位置制御装置119が行なう処理の詳細について説明
する。図19は、所定時間の間に撮影者の注視位置がど
のように変化したかを示す図である。図示の黒点は、検
出された撮影者の注視位置を示し、黒点と黒点を結ぶ線
は、注視位置の移動経路を示す。黒点と黒点との距離
は、撮影者の視線の移動速度と注視位置演算装置109
の演算速度とによって定まり、ここでは、後者による影
響よりも前者による影響が大きいとして説明を行なう
が、後者による影響が大きい場合でも、以下の説明は成
り立つ。
【0057】図19の注視点301は、注視位置演算装
置109によって算出された撮影者の最初の注視位置を
示し、この位置は、撮影者がファインダを覗いたときに
最初に注視した位置を示すものではない。注視位置30
1の次に注視位置演算装置109によって算出された注
視位置は302であり、以下、303〜305の間は撮
影者が視線を比較的ゆっくり動かしたことを示してい
る。次に、305〜308の間は狭い領域でいったん視
線が滞留し、その後309〜311の間は比較的速い速
度で移動する。次に、312〜314の間は、モデルの
胸部でいったん滞留し、その後315〜318ではかな
り速い速度で右上に移動する。次に、319〜323の
間は狭い領域で滞留し、その後324〜327の間はか
なり速い速度でモデルの左目に視線を移動し、328〜
337の間はモデルの左目付近で視線を滞留する。図1
9では、注視位置337で注視位置の検出を終了してい
るが、実際には注視位置の演算を継続することもあり、
またレリーズスイッチ107の操作に応じて、注視位置
の演算を終了する場合もある。
【0058】ところで、撮影者の注視位置が一箇所に滞
留する場合、その位置は撮影者の関心のある場所を示し
ている。例えば、図19の305〜308、312〜3
14、318〜323、327〜337の4箇所であ
る。一方、撮影者の注視位置が速い速度で変化する場合
は、撮影者が関心のある箇所から関心のある箇所に視線
を移動させている最中を示し、例えば、図の309〜3
11、314〜318、323〜327である。この移
動中は注視位置を表示してもあまり意味がない。そこ
で、第3の実施例の表示位置制御装置119は、撮影者
の注視位置の変化量が一定の基準量よりも少ない場合の
み、注視位置を表示するようにしている。
【0059】図20は表示位置制御装置119の動作を
示すフローチャートである。図20のステップS1で
は、注視位置演算装置109での演算結果によって最新
の注視位置vを算出する。ステップS2では、ステップ
S1で算出した注視位置vと前回算出した注視位置Vと
の位置差V−vが閾値ν以上か否かを判定する。ステッ
プS2の判定が否定されると、ステップS3に進み、現
在点灯中のLED181をすべて消灯してステップS4
に進む。ステップS4では、最新の注視位置に基づいて
LED181を点灯する。これにより、ファインダ内の
注視位置にマークが表示される。
【0060】一方、ステップS2の判定が肯定されると
ステップS5に進み、現在点灯中のLED181をすべ
て消灯する。すなわち、注視位置の変化量が大きい場合
には、撮影者の関心が低いと考えられるため、マークの
表示は行なわないようにする。ステップS4またはステ
ップS5の処理が終了するとステップS6に進み、最新
の注視位置を不図示のメモリに記憶して処理を終了す
る。このステップS6で記憶された注視位置は、次回ス
テップS2の処理を行なう際に、前回の注視位置Vとし
て用いる。
【0061】以上、図20の処理をまとめると、最新の
注視位置と直前の注視位置との位置差を算出し、その位
置差が所定値以上の場合にはすべてのLED181を消
灯し、一方、位置差が所定値未満の場合には最新の注視
位置に基づいてマークの表示位置を変更する。以上の処
理により、実際にファインダ視野内に表示される注視位
置は、301、302、303、304、305、30
6、307、308、311、312、313、31
4、319、320、321、322、323、32
8、329、330、331、332、333、33
4、335、336、337となる。又、閾値νを更に
低く設定した場合には、点303から点305と点31
2も表示されず、実際に表示される注視位置は、30
1、302、303、306、307、308、31
1、313、314、319、320、321、32
2、323、328、329、330、331、33
2、333、334、335、336、337となる。
【0062】このように、第3の実施例では、撮影者が
視線をあまり動かさない場合のみ注視位置を示すマーク
を表示するようにしたため、撮影者が関心のある箇所に
視線を向けた場合のみにマークを表示でき、ファインダ
内表示が見やすくなる。
【0063】−第4の実施例− 第4の実施例は、注視位置の位置差を所定回数演算して
も、その位置差が閾値以下にならない場合には、いった
ん注視位置を表示するものである。この第4の実施例
は、表示位置制御装置119の動作以外は第3の実施例
と共通するため、以下では表示位置制御装置119の動
作のみを説明する。
【0064】図21は表示位置制御装置119の動作を
示すフローチャートである。ステップS101では、ス
テップS1と同様に、最新の注視位置を算出する。ステ
ップS102では、一定回数前から直前までの間に、例
えば過去2回の間に注視位置を表示したか否かを判定す
る。ステップS102の判定が否定されるとステップS
103に進み、最新の注視位置に対応するLED181
を点灯してファインダ視野内にマークを表示する。一
方、ステップS102の判定が肯定されるとステップS
104に進み、図20のステップS2と同様に、注視位
置の位置差V−vが閾値ν以上か否かを判定する。判定
が否定されるとステップS105に進み、現在点灯中の
LED181を消灯した後、ステップS103に進ん
で、最新の注視位置を表示する。一方、ステップS4の
判定が肯定されるとステップS106に進み、現在点灯
中のLED181を消灯する。ステップS103、S1
05またはS106の処理が終了するとステップS10
7に進み、注視位置を記憶して処理を終了する。
【0065】以上、図21の処理をまとめると、撮影者
の注視位置の位置差を所定回数演算しても、その位置差
が閾値を越えなかった場合は、いったん注視位置を示す
マークを表示する。それ以外は、第3の実施例と共通す
る。以上の処理により、図19に示す注視位置のうち、
実際にファインダ視野内に表示される注視位置は、例え
ばステップS102の一定回数を2回とすると、30
1、302、303、304、305、306、30
7、308、311、312、313、314、31
7、319、320、321、322、323、32
6、328、329、330、331、332、33
3、334、335、336、337となる。また、閾
値νを更に低く設定した場合には、点304か305と
点312も表示されず、表示される注視位置は、30
1、302、303、306、307、308、31
1、313、314、317、319、320、32
1、322、323、326、328、329、33
0、331、332、333、334、335、33
6、337となる。
【0066】このように、第4の実施例では、注視位置
の位置差を所定回数演算してもその位置差が閾値を越え
ない場合には、いったん注視位置を表示するようにした
ため、いつまでたっても注視位置がファインダ視野内に
表示されないという撮影者の不安を解消できる。
【0067】−第5の実施例− 第5の実施例は、第4の実施例のステップS102で判
定する一定回数を1回としたものである。図22は表示
位置制御装置119の第5の実施例の動作を示すフロー
チャートである。図のステップS201では、図20の
ステップS1と同様に最新の注視位置を算出する。ステ
ップS202では、注視位置を示すマークが現在表示さ
れているか否かを判定する。ステップS202の判定が
否定されるとステップS203に進み、最新の注視位置
に対応するLED181を点灯してファインダ視野内に
マークを表示する。一方、ステップS202の判定が肯
定されるとステップS204に進み、以下ステップS2
04〜S206では、図21のステップS104〜S1
06と同様の処理を行なう。ステップS206の処理が
終了すると、注視位置を記憶することなく、図22のフ
ローチャートの処理を終了する。
【0068】図19の注視位置のうち、この第5の実施
例において実際にマークが表示される注視位置は、30
1、302、303、304、305、306、30
7、308、310、311、312、313、31
4、316、318、319、320、321、32
2、323、325、327、328、329、33
0、331、332、333、334、335、33
6、337となる。又、閾値νを更に低く設定した場合
には、点304と点312も表示されず、表示される注
視位置は、301、302、303、305、306、
307、308、310、311、313、314、3
16、318、319、320、321、322、32
3、325、327、328、329、330、33
1、332、333、334、335、336、337
となる。
【0069】このように、第5の実施例では、注視位置
を示すマークが現在表示されていない場合には、算出さ
れた注視位置の位置差にかかわらずマークを表示するよ
うにしたため、処理が簡易化するとともに、所定時間お
きにマークの表示位置が更新されるため、撮影者の視線
の動きにほぼ忠実にマークを動かすことができる。
【0070】−第6の実施例− 撮影者は、ファインダを通して観察する被写界のうち、
関心のある領域で注視位置を細かく頻繁に動かすことが
多い。ところが、注視位置の変化に応じて必ずマークの
位置をずらすようにすると、マークが目障りになり、フ
ァインダ内表示が見にくくなる。そこで、第6の実施例
は、注視位置が大きく変化する場合のみ、マークの表示
位置を変更するようにしたものである。
【0071】図23は表示位置制御装置119の第6の
実施例の動作を示すフローチャートである。図23のス
テップS301では、図20のステップS1と同様に最
新の注視位置vを算出する。ステップS302では、ス
テップS1と同様に、位置差V−vが閾値ν以上か否か
を判定する。ステップS302の判定が否定されるとス
テップS303,S304の処理によって、LED18
1をすべて消灯した後に、最新の注視位置に対応するL
ED181を点灯してマークを表示する。一方、ステッ
プS302の判定が肯定されるとステップS305に進
み、最新の注視位置をメモリに記憶して処理を終了す
る。メモリに記憶された注視位置は、次回ステップS3
02の処理を行なう際に、前回算出した注視位置Vとし
て用いられる。
【0072】図19の注視位置のうち、この第6の実施
例において実際にマークが表示される注視位置は、30
1、304、305、306、308、309、31
0、311、312、315、316、317、31
8、324、325、326、327、328となる。
【0073】このように、第6の実施例では、注視位置
の位置差が閾値を越えた場合のみマークの表示位置を変
更するようにしたため、例えば撮影者が関心のある領域
で注視位置を細かく動かしてもマークは移動せず、撮影
者は関心のある領域を気が散ることなくじっくりと観察
できる。
【0074】−第7の実施例− 第6の実施例では、注視位置の位置差にかかわらず、毎
回注視位置を記憶したのに対し、以下に説明する第7の
実施例は、位置差が閾値を越える場合のみ、注視位置を
記憶するものである。図24は表示位置制御装置119
の第7の実施例の動作を示すフローチャートである。図
24のステップS401では、最新の注視位置vを算出
する。ステップS402では、最新の注視位置vとその
直前にメモリに記憶した注視位置Sとの位置差S−vが
閾値ν以下であるか否かを判定する。ステップS402
の判定が否定されるとステップS403,S404によ
って、いったんLED181を消灯した後、注視位置に
対応するLED181を点灯してマークを表示する。ス
テップS405では、最新の注視位置を記憶する。一
方、ステップS402の判定が肯定されると、注視位置
を記憶せずに処理を終了する。
【0075】以上、図24の処理をまとめると、最新の
注視位置とメモリに記憶した注視位置との位置差を算出
し、その位置差が閾値以下であれば、マークの表示をそ
のままにし、またメモリへの注視位置の書き込みも行な
わない。一方、位置差が閾値より大きい場合には、最新
の注視位置に基づいてマークを移動させるとともに、メ
モリに最新の注視位置を記憶する。
【0076】図19の注視位置のうち、この第7の実施
例において実際にマークが表示される注視位置は、30
1、304、305、306、308、309、31
0、311、312、315、316、317、31
8、320、324、325、326、327、32
9、331、333、336である。
【0077】このように、第7の実施例は、マークを表
示した位置からの移動量が大きい場合のみマークの表示
位置を変更するようにしたため、マークの移動量が小さ
い場合にはマークが移動することはなく、ファインダ表
示が見やすくなる。
【0078】−第8の実施例− 第8の実施例は、所定回数連続してマークを表示しなか
った場合には、注視位置の位置差にかかわらず、いった
んマークを表示するものである。図25は表示位置制御
装置119の第8の実施例の動作を示すフローチャート
である。図25のステップS501では、最新の注視位
置vを算出する。ステップS502では、一定回数前か
ら直前までの間に、例えば過去2回の間に注視位置を変
更したか否かを判定する。ステップS502の判定が否
定されるとステップS503に進み、最新の注視位置に
対応するLED181を点灯してマークを表示する。一
方、ステップS502の判定が肯定されるとステップS
504に進み、以下、図23のステップS302〜S3
05と同様の処理を行なう。
【0079】図19に示す注視位置のうち、この第8の
実施例において実際にマークが表示される注視位置は、
ステップS502の一定回数を2回とすると、301、
304、305、308、309、310、311、3
12、313、315、316、317、318、32
1、324、325、326、326、327、33
0、333、336である。
【0080】このように、第8の実施例では、所定回数
連続してマークの表示位置を変更しなかった場合には、
注視位置の位置差にかかわらず、いったん注視位置を表
示するようにしたため、撮影者の不安を取り除くことが
できる。
【0081】−第9の実施例− 第9の実施例は、第8の実施例のステップS502で判
定する一定回数を1回としたものである。図26は表示
位置制御装置119の第9の実施例の動作を示すフロー
チャートである。図20のステップS601では、図の
ステップS1と同様に最新の注視位置を算出する。ステ
ップS602では、前回注視位置を変更したか否かを判
定する。ステップS602の判定が否定されるとステッ
プS603に進み、最新の注視位置に対応するLED1
81を点灯してマークを表示する。一方、ステップS6
02の判定が肯定されるとステップS604に進み、以
下ステップS604〜S606では、図25のステップ
S504〜S506と同様の処理を行なう。ただし、ス
テップS504の判定が肯定されると、注視位置を変更
せずに処理を終了する。
【0082】図19に示す注視位置のうち、この第9の
実施例において実際にマークが表示される注視位置は、
301、303、304、305、307、309、3
10、311、312、314、315、316、31
7、318、320、322、324、325、32
6、327、329、331、333、335、337
である。
【0083】このように、第9の実施例では、前回注視
位置を表示しなかった場合には、算出された注視位置の
位置差にかかわらずマークを表示するようにしたため、
処理が簡易化するとともに、所定時間おきにマークの表
示位置が更新されるため、撮影者の視線の動きにほぼ忠
実にマークを動かすことができる。
【0084】−第10の実施例− 第10の実施例は、第5の実施例と第7の実施例を組み
合わせたものである。図27,28は表示位置制御装置
119の第10の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。図27のステップS701では、最新の注視位置
を算出する。ステップS702では、現在マークが表示
されているか否かを判定する。ステップS702の判定
が否定されるとステップS703に進み、最新の注視位
置に対応するLED181を点灯してファインダ視野内
にマークを表示する。ステップS704では、最新の注
視位置をメモリに記憶して処理を終了する。一方、ステ
ップS702の判定が肯定されるとステップS705に
進み、位置差V−vが閾値ν1以下であるか否かを判定
する。判定が肯定されると処理を終了し、判定が否定さ
れるとステップS706に進む。ステップS706で
は、位置差V−vがν2以上であるか否かを判定する。
判定が否定されるとステップS707に進み、いったん
LED181を消灯した後、ステップS703に進んで
マークを表示する。一方、ステップS706が肯定され
るとステップS708に進み、LED181を消灯して
ステップS704に進む。
【0085】以上、図27,28の処理をまとめると、
注視位置の位置差が閾値ν1以下の場合にはマークの表
示位置を変更せず、位置差がν1より大きくてν2より
小さい場合には最新の注視位置に基づいてマークを移動
させ、位置差がν2以上の場合にはマークを表示しない
ようにする。
【0086】図19の注視位置のうち、この第6の実施
例において実際にマークが表示される注視位置は、30
1、304、306、309、311、312、31
5、317、319、324、326、328である。
【0087】このように、第10の実施例では、注視位
置の位置差を判定する閾値を2種類設けてマークの表示
を制御するようにしたため、より木目の細かい表示制御
が可能となる。なお、第10の実施例では、第5の実施
例と第7の実施例を組み合わせる例を説明したが、第3
〜第5の実施例のいずれかと第6〜第9の実施例のいず
れかとを任意に組み合わせてもよい。また、各実施例の
うち、どの実施例を行なうかを、スイッチ等で切り換え
可能にしてもよい。
【0088】上記第3〜第10の実施例における閾値ν
は、撮影者の好み、注視位置検出を行なう目的、注視位
置算出速度等を考慮に入れて定めるのが望ましい。第1
〜第10の実施例はいずれも中央演算装置108とは別
個に、注視位置演算装置109を設けているが、注視位
置演算装置109の処理を中央演算装置108によって
行なわせてもよい。上記各実施例では、表示装置として
ドットマトリクス上に配列されたLEDを用いたが、個
別のLEDを配列して表示装置を構成してもよい。ある
いは、液晶表示装置、エレクトロルミネッセンスまたは
液晶表示管等を用いてもよい。
【0089】このように構成した実施例にあっては、注
視位置算出部2または注視位置演算装置109が視線検
出手段に、AFモジュール150が焦点検出装置に、測
光センサ8が測光手段に、表示位置制御部6または表示
位置制御装置119が表示位置制御手段、位置差判定手
段、第1位置差判定手段および第2位置差判定手段に、
表示部7が表示装置に、それぞれ対応する。
【0090】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、注視位置の方向の被写界とファインダ表示画面上
の注視位置とを撮影者が同時に視認できるようにマーク
を表示するため、マークが撮影の邪魔になることがな
く、またマークによって撮影者は自己の注視位置を確認
できる。請求項2に記載の発明によれば、注視位置に対
応する表示要素を表示させないようにしたため、撮影者
は注視位置の方向の被写界を表示要素に邪魔されずに観
察できる。請求項3,4に記載の発明によれば、表示装
置内に複数の表示要素を並べて配置するため、ファイン
ダ表示画面上のどこを注視しても、その位置にマークを
表示できる。請求項7に記載の発明によれば、撮影者が
視線を大きく動かしている最中に検出された注視位置
は、あまり撮影者の関心のある位置ではないと考えられ
るため、注視位置の位置差が小さい場合のみマークを表
示している。これにより、撮影者が関心のある位置での
みマークを表示でき、ファインダ表示を見やすくするこ
とができる。請求項8に記載の発明によれば、注視位置
の位置差を所定回数継続して演算しても、その位置差が
所定値を越えない値にならない場合には、いったんマー
クを表示するようにしたため、いつまでたってもマーク
が表示されないことで撮影者に不安を抱かせることがな
くなる。請求項9に記載の発明によれば、新たに注視位
置を検出した際にマークが表示されていない場合には、
必ずマークを表示するようにしたため、処理が簡易化す
る。また、注視位置を2回検出するたびにマークの表示
位置を更新するため、マークの表示位置が頻繁に切り替
わることもない。請求項10に記載の発明によれば、撮
影者はファインダ表示範囲中の関心のある位置付近で細
かく視線を動かす場合が多く、この場合に視線の動きに
応じてマークの表示位置を変化させると、マークが撮影
の邪魔になるおそれがあるため、注視位置の位置差が所
定値を越えている場合のみマークの表示位置を変化さ
せ、位置差が所定値を越えていない場合には、マークの
表示位置を変化させないようにする。これにより、撮影
者は関心のある位置をじっくりと観察できる。請求項1
1に記載の発明によれば、最新の注視位置と現在表示さ
れているマークの位置との位置差が所定値を越えている
場合のみ、マークの表示位置を変更するようにしたた
め、マークの表示位置が細かく変化することがなく、マ
ークが撮影者の邪魔になることがない。請求項12に記
載の発明によれば、最新の注視位置と現在表示されてい
るマークの位置との位置差が所定値を越えていないと継
続して所定回数判定された場合には、いったんマークを
表示するようにしたため、いつまでたってもマークが表
示されないことで撮影者に不安を抱かせることがなくな
る。請求項13に記載の発明によれば、最新の注視位置
が検出される直前に注視位置を検出した際にマークの表
示位置を変更しなかった場合には、最新の注視位置に基
づいてマークを表示し直すようにしたため、注視位置を
2回検出するたびにマークの表示位置を更新でき、撮影
者の視線の動きとマークの移動をほぼ一致させることが
できる。また、毎回マークを移動させるわけではないの
で、マークの表示位置が頻繁に切り替わることはない。
請求項14,15に記載の発明によれば、注視位置の位
置差を判断する基準を2種類設け、マークを消去する
か、マークの表示位置を変更するか、あるいはマークを
現在の位置に表示するかを位置差に応じて切り替えるよ
うにしたため、マークの表示位置の制御をより木目細か
く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による視線検出機能を有するカメラの機
能ブロック図。
【図2】図1のカメラの光学系も含めた概略構成図。
【図3】AFセンサおよびAFセンサ移動装置を示す斜
視図。
【図4】AFセンサの概略構成を説明する斜視図。
【図5】露光範囲、焦点検出可能領域および焦点検出領
域を示す図
【図6】第1の実施例の表示装置内部のLEDの配置を
示す図。
【図7】第1の実施例の表示領域と露光範囲との関係を
示す図。
【図8】注視位置の算出方法を説明するための図。
【図9】(a)は撮影者の前眼部像に光電変換素子の撮
像範囲を重ねて描いた図。(b)は光電変換素子の出力
例を示す図。
【図10】照明装置、プルキンエ第一像および角膜曲率
中心位置の位置関係を示す図。
【図11】第1の実施例において、注視位置に表示され
るマークを示す図。
【図12】撮影者が実際に視認するファインダ内表示を
示す図。
【図13】第1の実施例におけるマークの変形例を示す
図。
【図14】第2の実施例の表示装置内部のLEDの配置
を示す図。
【図15】第2の実施例の表示領域と露光範囲との関係
を示す図。
【図16】第2の実施例において、注視位置に表示され
るマークを示す図。
【図17】撮影者が実際に視認するファインダ内表示を
示す図。
【図18】第2の実施例におけるマークの変形例を示す
図。
【図19】撮影者の視線の動きを示す図。
【図20】第3の実施例の表示位置制御装置の動作を示
すフローチャート。
【図21】第4の実施例の表示位置制御装置の動作を示
すフローチャート。
【図22】第5の実施例の表示位置制御装置の動作を示
すフローチャート。
【図23】第6の実施例の表示位置制御装置の動作を示
すフローチャート。
【図24】第7の実施例の表示位置制御装置の動作を示
すフローチャート。
【図25】第8の実施例の表示位置制御装置の動作を示
すフローチャート。
【図26】第9の実施例の表示位置制御装置の動作を示
すフローチャート。
【図27】第10の実施例の表示位置制御装置の動作を
示すフローチャート。
【図28】図27に続くフローチャート。
【図29】従来の視線検出機能を有するカメラの焦点検
出が可能な範囲と測光が可能な範囲を示す図。
【符号の説明】
1 演算部 2 注視位置算出部 3 AFセンサ位置制御部 4 AFセンサ 5 レンズ駆動部 6 表示位置制御部 7 表示部 8 測光センサ 9 露光部 10 AFセンサ位置検出部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダ表示画面上における撮影者の
    注視位置を検出する視線検出手段と、 前記検出された注視位置に基づいて、撮影光学系の焦点
    調節状態を検出する焦点検出装置と、 前記注視位置の方向の被写界と前記ファインダ表示画面
    上の前記注視位置とを撮影者が視認できるように、前記
    ファインダ表示画面に対応して配設される複数の表示要
    素を点消灯させて前記ファインダ表示画面上にマークを
    表示する表示装置と、 前記視線検出手段により検出された前記注視位置に基づ
    いて、前記ファインダ表示画面上における前記マークの
    表示位置を変更する表示位置制御手段とを備えることを
    特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された視線検出機能を有
    するカメラにおいて、 前記表示装置は、前記ファインダ表示画面上の前記注視
    位置に対応する表示要素の周囲の表示要素を点灯させて
    前記ファインダ表示画面上に前記マークを表示すること
    を特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された視線検出
    機能を有するカメラにおいて、 前記表示装置は、前記複数の表示要素を格子状に並べて
    構成され、各表示要素は個別に点消灯可能とされること
    を特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載された視線検出
    機能を有するカメラにおいて、 前記表示装置は、前記複数の表示要素を千鳥状に並べて
    構成され、各表示要素は個別に点消灯可能とされること
    を特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載された視
    線検出機能を有するカメラにおいて、 前記各表示要素は、発光ダイオードであることを特徴と
    する視線検出機能を有するカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載された視線検出
    機能を有するカメラにおいて、 前記表示装置は、バックライト付きの液晶表示装置であ
    り、各表示要素に対応する液晶画素は個別に光の透過率
    が変更可能とされることを特徴とする視線検出機能を有
    するカメラ。
  7. 【請求項7】 ファインダ表示画面上における撮影者の
    注視位置を繰り返し検出する視線検出手段と、 前記視線検出手段により検出された注視位置に基づい
    て、撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出装置
    と、 前記検出された注視位置を示すマークを前記ファインダ
    表示画面上に表示する表示装置とを備える視線検出機能
    を有するカメラにおいて、 前記視線検出手段により検出された最新の注視位置と、
    この最新の注視位置が検出される直前に検出された注視
    位置との位置差が所定値を越えているか否かを判定する
    位置差判定手段と、 この位置差判定手段により前記位置差が前記所定値を越
    えていると判定されると前記マークを前記ファインダ表
    示画面上から消去し、前記所定値を越えていないと判定
    されると前記最新の注視位置に基づいて前記ファインダ
    表示画面上における前記マークの表示位置を移動させる
    表示位置制御手段と、 前記最新の注視位置を記憶する記憶手段とを備えること
    を特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載された視線検出機能を有
    するカメラにおいて、 前記表示位置制御手段は、前記位置差判定手段により前
    記位置差が前記所定値以上であると継続して所定回数判
    定されると、前記位置差の大小にかかわらず、前記検出
    された最新の注視位置に基づいて前記ファインダ表示画
    面上における前記マークの表示位置を移動させることを
    特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された視線検出機能を有
    するカメラにおいて、 前記表示位置制御手段は、前記最新の注視位置が検出さ
    れたときに前記マークが表示されていない場合には、前
    記位置差の大小にかかわらず、前記最新の注視位置に基
    づいて前記ファインダ表示画面上における前記マークの
    表示位置を移動させ、 前記記憶手段は、前記表示装置に表示される前記マーク
    に対応する注視位置以外の注視位置を記憶しないことを
    特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  10. 【請求項10】 ファインダ表示画面上における撮影者
    の注視位置を繰り返し検出する視線検出手段と、 前記検出された注視位置に基づいて、撮影光学系の焦点
    調節状態を検出する焦点検出装置と、 前記視線検出手段により検出された注視位置を示すマー
    クを前記ファインダ表示画面上に表示する表示装置とを
    備える視線検出機能を有するカメラにおいて、 前記視線検出手段により検出された最新の注視位置と、
    この最新の注視位置が検出される直前に検出された注視
    位置との位置差が所定値を越えているか否かを判定する
    位置差判定手段と、 この位置差判定手段により前記位置差が前記所定値を越
    えていると判定されると前記最新の注視位置に基づいて
    前記ファインダ表示画面上における前記マークの表示位
    置を移動させ、前記所定値を越えていないと判定される
    と現在の表示位置を変えずに前記マークを表示させる表
    示位置制御手段と、 前記最新の注視位置を記憶する記憶手段とを備えること
    を特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  11. 【請求項11】 ファインダ表示画面上における撮影者
    の注視位置を繰り返し検出する視線検出手段と、 前記検出された注視位置に基づいて、撮影光学系の焦点
    調節状態を検出する焦点検出装置と、 前記検出された注視位置を示すマークを前記ファインダ
    表示画面上に表示する表示装置とを備える視線検出機能
    を有するカメラにおいて、 前記表示装置に表示される前記マークに対応する前記注
    視位置を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている注視位置と、前記視線検
    出手段により検出された最新の注視位置との位置差が所
    定値を越えているか否かを判定する位置差判定手段と、 この位置差判定手段により前記位置差が前記所定値を越
    えていると判定されると前記最新の注視位置に基づいて
    前記ファインダ表示画面上における前記マークの表示位
    置を移動させ、前記所定値を越えていないと判定される
    と現在の表示位置を変えずに前記マークを表示させる表
    示位置制御手段とを備えることを特徴とする視線検出機
    能を有するカメラ。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載された視
    線検出機能を有するカメラにおいて、 前記表示位置制御手段は、前記位置差判定手段により前
    記位置差が前記所定値を越えていないと継続して所定回
    数判定されると、前記位置差の大小にかかわらず、前記
    検出された最新の注視位置に基づいて前記ファインダ表
    示画面上における前記マークの表示位置を移動させるこ
    とを特徴とする視線検出機能を有するカメラ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載された視線検出機能
    を有するカメラにおいて、 前記表示位置制御手段は、前記最新の注視位置が検出さ
    れる直前に検出された注視位置に基づいて前記表示装置
    に表示される前記マークの表示位置が変更されなかった
    場合には、前記最新の注視位置に基づいて前記ファイン
    ダ表示画面上に前記マークを表示させることを特徴とす
    る視線検出機能を有するカメラ。
  14. 【請求項14】 ファインダ表示画面上における撮影者
    の注視位置を繰り返し検出する視線検出手段と、 前記検出された注視位置に基づいて、撮影光学系の焦点
    調節状態を検出する焦点検出装置と、 前記検出された注視位置を示すマークを前記ファインダ
    表示画面上に表示する表示装置とを備える視線検出機能
    を有するカメラにおいて、 前記検出された最新の注視位置と、この最新の注視位置
    が検出される直前に検出された注視位置との位置差が前
    記第1の基準値を越えているか否かを判定する第1位置
    差判定手段と、 前記位置差が前記第1の基準値より大きい第2の基準値
    を越えているか否かを判定する第2位置差判定手段とを
    備え、 前記表示位置制御手段は、前記位置差が前記第2の基準
    値を越えていると判定されると前記マークを前記ファイ
    ンダ表示画面上から消去し、前記第1の基準値を越え前
    記第2の基準値を越えていないと判定されると前記最新
    の注視位置に基づいて前記ファインダ表示画面上におけ
    る前記マークの表示位置を移動させ、前記位置差が前記
    第1の基準値を越えていないと判定されると現在の表示
    位置を変更せずに前記マークを表示させることを特徴と
    する視線検出機能を有するカメラ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載された視線検出機能
    を有するカメラにおいて、 前記位置差が前記第1の基準値より大きいと判定された
    場合に、前記検出された最新の注視位置を記憶する記憶
    手段を備え、 前記第1位置差判定手段および前記第2位置差判定手段
    は、前記最新の注視位置と、前記最新の注視位置が検出
    される直前に前記記憶手段に記憶された注視位置との位
    置差に基づいて判定を行なうことを特徴とする視線検出
    機能を有するカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004251930A (ja) * 2003-02-17 2004-09-09 Nikon Corp オートフォーカスカメラ
JP2013015751A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Ricoh Co Ltd 撮像装置

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