JPH08114784A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH08114784A
JPH08114784A JP7213729A JP21372995A JPH08114784A JP H08114784 A JPH08114784 A JP H08114784A JP 7213729 A JP7213729 A JP 7213729A JP 21372995 A JP21372995 A JP 21372995A JP H08114784 A JPH08114784 A JP H08114784A
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voltage
mode
liquid crystal
scan
crystal display
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JP7213729A
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English (en)
Inventor
Yasukatsu Hirai
井 保 功 平
Masaki Miyatake
武 正 樹 宮
Kenji Tsuchiya
屋 健 志 土
Seiichi Sagi
成 一 鷺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ映像の表示とOA機器の画像表示の両
方を簡単な構成でフリッカなく表示する。 【解決手段】 2階調の画素で画像表示を行う第1のモ
ードと、3階調以上の多階調の画素で画像表示を行う第
2のモードとを切り替える、モード切り替え手段と、各
走査電極に走査電圧と非走査電圧を切り替え可能に加え
る走査電圧印加手段であって、第1のモード時には、走
査電圧を第1期間だけ複数の走査電極のうちの1本ずつ
に順次加え、第2のモード時には、走査電圧を、第1期
間のM倍の第2期間だけ、複数の走査電極のうちの各M
本に同時加え、順次この動作を行う走査電圧印加手段
と、各信号電極に第1信号電圧と第2信号電圧とを切り
替え可能に加える駆動電圧印加手段であって、第1のモ
ード時には、各信号電極に、第1期間だけ、第1信号電
圧と第2信号電圧のいずれかの信号を加え、第2のモー
ド時には、第2期間の間において、各信号電極に、第1
信号電圧と前記第2信号電圧の2つの信号のうちのいず
れかの信号を、第1期間毎に選択して都合M回加える、
信号電圧印加手段と、を備える液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、特に簡易な構造で、パソコンなどによる表示画像と
それよりもさらに多階調の階調表現が必要な画像との2
モードのモード切替が可能で、かつ階調画像を表示する
際に従来よりもさらに多階調の表示が可能で、かつフリ
ッカを低減して良好な表示品位を実現する液晶表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、その薄型、軽量、低消
費電力などの特徴を生かして、ワードプロセッサやパー
ソナルコンピュータといったパーソナルOA機器の表示
装置、あるいはポケットテレビを始めとしたテレビの表
示画面として多用されるようになってきている。
【0003】中でもOA機器の表示装置として利用され
る液晶表示装置は、多桁表示や高品位表示、さらにこれ
に加えて低コスト性が要求されている。このような用途
に好適な液晶表示装置としては、特に単純マトリックス
型の液晶表示装置がある。
【0004】中でも、STN(スーパーツイステッドネ
マティック)型液晶表示装置は、多桁表示が可能であ
り、かつ構造が簡易であることから製造コストも低廉な
ものとすることができるため、低コスト化が要求される
パソコンのようなOA機器の表示装置として、画素数が
例えば640×480ドット(VGA)あるいは640
×400ドットのものが一般的に多用されている。
【0005】一方、いわゆる民生用電子機器であるパー
ソナルテレビ用として多用されている液晶表示装置に対
しても、高品位表示を低コストで実現することが要求さ
れている。民生用電子機器は一般に厳しい低コスト化が
要求されるから、構造が簡易で高い歩留で作製可能であ
ることが必要である。従ってこのような用途分野におい
て単純マトリックス型液晶表示素子が好適である。
【0006】パーソナルテレビのような階調表現を有す
る動画を表示する用途に用いられる液晶表示装置には、
比較的速い応答が得られるTN(ツイステッドネマティ
ック)型液晶表示素子が一般に使われることが多い。そ
の画素数は例えば320×220ドット程度で、画面サ
イズとして6インチ以下の比較的小型のものが多用され
ている。
【0007】近年、上述のようなパーソナルOA機器用
の表示装置及びパーソナルテレビ用の表示装置の両方に
用いられる液晶表示装置の実現が望まれている。例え
ば、通常はパーソナルOA機器の表示装置として用いら
れ、OA機器を使用しないときには同じ表示画面にテレ
ビ映像を表示するといった用い方が可能な液晶表示装置
の実現が期待されている。
【0008】これらの2通りの用途を1台で可能とする
液晶表示装置は、OA機器の画像データに対応できる一
方、テレビ映像を表示するための画像表示データにも対
応できることが必要である。
【0009】しかしながら、パーソナルOA機器のよう
な情報処理装置の表示装置として用いられるSTN型液
晶表示モジュールは一般に、各画素のONとOFFとを
切り替えることによってその黒と白の状態を変化させて
表示を行なうという2値表示の機能に対応した構造に形
成されている。
【0010】このため、パーソナルOA機器に一般に用
いられるSTN型の液晶表示装置に、階調表現を必要と
するテレビ画像を表示させるためには、階調表示をさせ
るための専用回路をその液晶表示モジュールに別に設け
ることが必要となる。しかも、テレビ映像の表示容量
(画素数)とOA機器の表示画像の表示容量とは一般に
異なっている。
【0011】しかも、OA機器に用いられる比較的低価
格の単純マトリックス型の液晶表示素子に階調画像を表
現させるためには、電圧振幅変調(PHM)方式やパル
ス幅変調(PWM)方式を用いることが困難で、フレー
ム間引き(FRC)法が一般に用いられている。しかし
ながら、そのような単純マトリックス型の液晶表示素子
にフレーム間引き法に従って階調画像を表示させると、
フレームごとの液晶セルの状態変化に起因して画像にフ
リッカが頻発し、表示品位が低下するという問題があ
る。
【0012】従って、これら異なる2種類の表示つまり
2つのモードを1つの液晶表示装置で切替可能に実現し
ようとすると、どちらか階調数の必要とする方に合わせ
た液晶駆動回路を形成しなければならない。このような
回路を組み込むと、液晶駆動回路系の構造が極めて繁雑
なものとなるという問題がある。例えば、従来の液晶駆
動回路系には画像データ蓄積用メモリであるいわゆるV
−RAMが用いられているが、このV−RAMを前記の
2つの異なるモードそれぞれに一つずつ液晶表示装置内
に配設しなければならない。その結果、液晶表示装置と
しての小型化及び低コスト化が困難となるという問題が
ある。
【0013】また、このような方式変更を行なわずに、
従来の階調表示法(フレーム間引き法)を使用すると、
表示画像にフリッカが頻発するという問題がある。
【0014】また、液晶モジュール自体に階調を表示さ
せる機能を付加しなければならず、この場合、液晶表示
素子を駆動するドライバICに階調表示専用のものを用
いる必要があり、このため装置のコスト(および製品と
しての価格)が高価になるという問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題を解決するために成されたもので、その目的は、
テレビ映像の表示とOA機器の画像表示との両方の画像
を極めて簡易かつ低廉な手段によって一つの装置で表示
可能とし、かつフリッカのない高品位な階調画像表示が
可能な液晶表示装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、第1の方向に走る複数の走査電極であって、切り替
えによって走査電圧と非走査電圧のいずれかが加えられ
る、複数の走査電極と、その第1の方向と直交する第2
の方向に走る複数の信号電極であって、切り替えによっ
て第1信号電圧と第2信号電圧のいずれかが加えられ
る、複数の駆動電極と、前記走査電極と前記信号電極と
の間に挟まれた液晶層と、2階調の画素で画像表示を行
う第1のモードと、3階調以上の多階調の画素で画像表
示を行う第2のモードとを切り替える、モード切り替え
手段と、前記各走査電極に前記走査電圧と前記非走査電
圧を切り替え可能に加える走査電圧印加手段であって、
前記第1のモード時には、前記走査電圧を第1期間だけ
前記複数の走査電極のうちの1本ずつに順次加え、前記
第2のモード時には、前記走査電圧を、前記第1期間の
M倍の第2期間だけ、前記複数の走査電極のうちの各M
本に同時加え、順次この動作を行う走査電圧印加手段
と、前記各信号電極に前記第1信号電圧と前記第2信号
電圧とを切り替え可能に加える駆動電圧印加手段であっ
て、前記第1のモード時には、前記各信号電極に、前記
第1期間だけ、前記第1信号電圧と前記第2信号電圧の
いずれかの信号を加え、前記第2のモード時には、前記
第2期間の間において、前記各信号電極に、前記第1信
号電圧と前記第2信号電圧の2つの信号のうちのいずれ
かの信号を、前記第1期間毎に選択して都合M回加え
る、駆動電圧印加手段と、を備えるものとして構成され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の液晶表示装置は、OA機
器などの表示装置や表示端末用の画像表示を行なう第1
のモードと、テレビ映像のような階調表現を有する画像
の表示を行なう第2のモードとを切り替え可能に選択で
きるように液晶駆動回路系が形成されている。そして基
本的に2値表示に対応してつくられた単純マトリックス
型液晶表示素子を用いて、前記の第1のモードによる表
示と第2のモードによる表示とを、ともに階調再現性が
良くフリッカも無く高画質に行なう。
【0018】本発明の液晶表示装置においては、基本的
な構造が2値表示に対応して形成されている液晶表示素
子を用いながらも、第2のモードにおいては、従来の面
積階調法や電圧振幅変調法による階調表示法や電圧パル
ス幅変調法による階調表示法やフレーム間引き法による
階調表現方式などとは異なった、本発明独自の新しい駆
動法に基づいて駆動される。
【0019】すなわち、本発明の液晶表示装置は、第2
のモードにおいては、互いに隣り合うM本の走査電極を
まとめて同時に選択する走査をM>NなるN走査選択期
間ごとにN本ずつ走査電極をずらしながら行なう走査電
圧波形を発生させるための走査データを走査データ発生
回路が形成し、これを走査ドライバ回路に供給する。
【0020】一方、画像信号データ発生回路は、デジタ
ルフォーマットの階調画像信号電圧を1走査期間ごとに
液晶セルに印加してN走査選択期間での平均により階調
表示を行なうような画像信号データを発生し、これを信
号ドライバ回路に供給する。
【0021】走査ドライバ回路は走査選択期間につき互
いに隣り合うN本の走査電極をまとめて同時に選択す
る。つまりその隣り合うN本の走査電極に一度に走査パ
ルスを印加してそれらを選択状態にする。一方、各信号
電極側においては信号ドライバ回路から画像信号データ
に基づいて上記のようなM走査選択期間での点灯状態の
平均により階調表現を行なう画像信号電圧が形成され
て、これが信号電極に印加される。このとき、前述の走
査選択状態にあるM本の走査電極と各信号電極との公差
部分の各画素に印加される液晶印加電圧はM走査選択期
間に印加された電圧の平均として作用する。従って、完
全点灯状態と完全消灯状態とを含むM+1階調の階調表
現を有する画像を表示することが可能となる。
【0022】また、本発明によれば互いに隣り合うM本
の走査電極をまとめて一度に走査選択状態にするので、
第1のモードに比べて実質的に走査線数が減少したこと
と等価となり、液晶の応答を実質的に速いものとするこ
とができる。この効果は、隣り合うM本の走査電極をま
とめて一度に走査選択状態にする走査を、M>NなるN
走査選択期間ごとに順次走査ラインN本ずつずらして走
査して行っても効果を得ることができるし、あるいはM
走査選択期間ごとに順次走査ラインM本ずつずらして走
査して行っても効果を得ることができる。
【0023】従って、そのような液晶の応答性の良さが
要求され、かつ走査線本数がOA機器の表示画像よりも
一般に少ないテレビ映像の動画の表示などに好適であ
る。つまり、使用した液晶表示素子の走査電極本数とテ
レビの画像信号の実効的な走査線本数とが異なる場合に
は、上述のMおよびNを適切な値に設定することによ
り、テレビ映像の実効的な走査ライン数に適合した走査
を行なうことが可能となる。しかもこのとき、本発明に
よれば、特にN走査選択期間ごとに走査ラインN本ずつ
選択状態をずらしながら、互いに隣り合うM本の走査電
極をまとめて同時に走査選択状態にして行く走査を行な
うことで、前後の走査選択期間ごとに隣り合った各走査
ラインの画素の点灯状態の変化が滑らかなものとなる。
つまり、M>Nという条件に設定することにより、1走
査選択期間あたりM−N本の走査電極が重複して選択さ
れた状態となる。このような走査電極の選択状態が1走
査選択期間ごとに順次に走査されていくので、1フレー
ム期間ごとに選択される画素と画素との間の輝度変化、
つまり1画面内での輝度変化が、極めて滑らかなものと
なる。
【0024】また、フレーム間引き方式による表示では
画面にフリッカが頻発していたものが、本発明によれば
そのようなフリッカを効果的に解消して、ちらつきのな
い安定した高品位な画像を表示することが可能となる。
【0025】ところで、第2のモードにおいては、上述
のように各走査選択期間でM本の走査電極が一度に同時
に選択されるので、単純に線順次に各走査電極が走査選
択される第1のモードと比べて、液晶の駆動デューティ
比が実質的に大きくなる。
【0026】そこで、第2のモードが選択されていると
きには、前記のMの値に対応して液晶駆動電圧波形を最
適化する。
【0027】ここで、走査電圧波形の波高値(絶対値)
をA、信号電圧波形の波高値(絶対値)をBとすると、
A+Bを液晶駆動電圧VOPと定義する。また、B/(A
+B)をバイアス比1/bと定義する。
【0028】まず第2のモードが選択されたときのVOP
を、第1のモードが選択されたときのVOPよりも小さく
すると、両モード間で駆動デューティ比が変化したこと
による液晶印加電圧の実効値を同一化するように作用す
る。また第2のモードが選択されているときのバイアス
比1/bを第1のモードの選択されているときのバイア
ス比よりも低くすれば、第1のモードと第2のモードと
の両方のモードにおける液晶印加電圧の実効値を均一化
するように作用する。その結果、表示画像の輝度やコン
トラスト特性を均一化することができる。
【0029】また、上述のような画像信号電圧のバイア
ス比の制御は、第1のモード及び第2のモードそれぞれ
のモードに対して理論的に最適な値に設定することが望
ましい。
【0030】そのような理論的に最適な値とは、第1の
モードにおけるバイアス比としては、1/(L1/2
1)であり、第2のモードのバイアス比としては、1/
{(L/M)1/2 +1}である。このように設定するこ
とにより、液晶表示素子をONにするための実効的な電
圧の値Vs とOFFを表示するための実効的な電圧の値
Vnsとの比(Vs/Vns)を、第1及び第2それぞ
れのモードで各々最大にすることができる。従って、そ
のようなバイアス比に設定することにより、それぞれの
モードで最も大きなコントラスト比及び輝度を得ること
が理論的に可能である。上述のバイアス比の理論的な最
適値は上記の通りであるが、実際的な許容範囲として
は、公差±α=45%以内に設定することが望ましい。
【0031】何故なら、仕様する液晶表示パネルの仕様
に対応して、この許容範囲α内で調整する必要があるか
らである。液晶表示パネルは、使用する液晶材料、パネ
ルの大きさ、ギャップ等により、異なる静電容量を持っ
ている。このばらつきをバイアス比の調整によって合わ
せ込み、均一な表示を得るためである。
【0032】以下、本発明の液晶表示装置の実施例を、
図面に基づいて詳細に説明する。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例の液晶表示
装置の概略構造を模式的に示す図である。この液晶表示
装置は、液晶表示素子101とこの液晶表示素子101
を駆動する走査ドライバ回路102および信号ドライバ
回路103とからその主要部が構成された液晶モジュー
ル104と、液晶表示素子101を駆動して画像を表示
させるための走査データ及び画像データを液晶モジュー
ル104の走査ドライバ回路102および信号ドライバ
回路103に供給するデータ発生回路201とを備えて
いる。
【0033】データ発生回路201は、アナログ形式の
階調表現を有する階調画像データとしていわゆるテレビ
映像信号を発生するTVチューナ/ビデオ入力回路20
2と、このTVチューナ/ビデオ入力回路202から供
給される映像信号をアナログ・デジタル変換するADC
回路203と、マイクロコンピュータやワープロなどの
画像データを発生するマイクロプロセッサ204と、こ
れらTVチューナ/ビデオ入力回路202及びマイクロ
プロセッサ204のいずれか一方の出力を選択するモー
ド切替回路205と、このモード切替回路205によっ
て選択されたデータが供給されてそれに基づいた画像信
号データを発生させる画像信号データ発生回路206
と、走査データを発生させる走査データ発生回路207
とを具備している。
【0034】データ発生回路201は、TVチューナ/
ビデオ入力回路202から供給されるテレビの画像を表
示するためのテレビ映像信号つまりアナログフォーマッ
トの階調画像データと、コンピュータやワープロの画像
を形成するためにマイクロプロセッサ204から出力さ
れる、例えば数字や文字のようなキャラクタ表示などを
表示するためのデジタルフォーマットのデータとのう
ち、いずれか一方のモードをモード切替回路205で選
択する。このようにコンピュータなどの画像を表示する
第1のモードとテレビ映像を表示する第2のモードとを
切り替える機能を備えている。
【0035】第1のモードが選択されているときには、
マイクロプロセッサ204からデータバスを介してデー
タが画像信号データ発生回路206及び走査データ発生
回路207に供給される。画像信号データ発生回路20
6、走査データ発生回路207は各々、データに基づい
て画像信号データ、走査データを発生する。そしてこの
データに基づいた画像信号データを信号ドライバ回路1
03に、また走査データを走査ドライバ回路102に、
各々供給する。
【0036】走査ドライバ回路102は、走査データが
供給されると、各走査電極105の中からその走査選択
期間に選択される走査電極に対してそれぞれ走査選択電
圧を印加する。
【0037】一方、信号ドライバ回路103は、画像デ
ータが供給されると、信号ドライバ回路103は、各信
号電極106に対してそれぞれ信号電圧を走査電圧と同
期しつつ供給する。そして液晶表示素子101において
これらの走査電圧と信号電圧とが重畳して液晶印加電圧
として印加されて、各画素ごとの液晶セルが駆動されて
マイクロコンピュータやワープロなどによる画像が液晶
表示素子101の画面に表示される。
【0038】一方、モード切替回路205によってテレ
ビの画像を表示する第2のモードが選択されているとき
は、TVチューナ/ビデオ入力回路202が発生したア
ナログ形式のデータがADC回路203によってアナロ
グ・デジタル変換されてデジタル形式のデータに変換さ
れ、変換された後にデータはデータバスを介して画像信
号データ発生回路206、走査データ発生回路207そ
れぞれに供給される。
【0039】このとき、走査データ発生回路207が発
生する走査データは、互いに隣り合うM本の走査電極を
同時に走査選択状態にする走査をM>NなるN水平期間
ごとにN本ずつずらしながら行なう走査データを発生
し、走査ドライバ回路102にこれを供給する。一方、
画像信号データ発生回路206は、M走査選択期間の平
均で階調表現を行なう画像信号データを発生し、これを
信号ドライバ回路103へと供給する。そして走査ドラ
イバ回路102、信号ドライバ回路103は各々、供給
された走査データ、画像データにそれぞれ基づいて、走
査電圧、信号電圧を形成し、走査電極105、信号電極
106に各々印加する。こうして液晶表示素子101が
駆動され、M走査選択期間での各画素の点灯状態の平均
により階調表現を有する画像の表示を行なう。
【0040】本発明に係る第1の実施例の液晶表示装置
の概要構造及びその動作は上述の通りであるが、次に、
その詳細な構造及び動作を説明する。
【0041】TVチューナ/ビデオ入力回路202、マ
イクロプロセッサ204については、本発明に係る液晶
表示装置の外部に配置しておき、この外部に配置された
TVチューナや他のマイクロコンピュータのデータバス
等からそれぞれ、アナログデータ、デジタルデータを、
本発明の液晶表示装置に供給するようにしても良い。
【0042】ADC回路203は、入力されたアナログ
形式(アナログフォーマット)のデータをアナログ・デ
ジタル変換してデジタル形式(デジタルフォーマット)
に変換する回路である。従って従来型のAD変換器を用
いることが可能であることは言うまでもないが、特に本
実施例においては図2に示すようなAD変換回路を用い
た。同図に示すAD変換回路は、TVチューナ/ビデオ
入力回路202から入力されたアナログ形式の映像信号
の電圧に対してその電圧の大きい順にデジタル変換され
て、MSBまでの各段階の電圧に割り振られて出力され
る。このような回路は構造が極めて簡単で安価に製造で
きるという特筆すべき点を備えている。また、この回路
を使うことによって画像データ発生回路は単なるフレー
ムメモリまたはデータ並へ変え回路だけで済ませること
ができる。
【0043】モード切替回路205はスイッチ回路であ
って、TVチューナ/ビデオ入力回路202からADC
回路203を介して入力されるデータと、マイクロプロ
セッサ204から供給される2値画像データとのうち、
一方を選択するスイッチ回路である。この回路はスイッ
チ回路としての上記の機能を備えている回路であればど
のようなものを用いても良く、このモード切替回路20
5のスイッチング動作はモード切替信号入力をモード切
替回路205に入力することによって行なうようにして
もよく、あるいは機械的なスイッチを用いて切り替える
ようにしてもよいことは言うまでもない。
【0044】画像信号データ発生回路206は、液晶表
示素子101の画素数に対応したフレームメモリ(図示
省略)とデータの書き込み/読み出しを制御するタイミ
ング回路(図示省略)とからその主要部が構成されてい
る。AD変換されたデータをフレームメモリの所定の番
地に書き込むように動作する。そしてフレームメモリに
書き込んだデータを読み出し、これを液晶モジュール1
04の信号ドライバ回路103に供給する。
【0045】一方、走査データ発生回路207において
は、前記のタイミング信号に同期して走査電極105の
走査選択状態を決定づける走査データを発生し、これを
走査ドライバ回路102へと供給する。
【0046】図3は液晶モジュール104の構造を模式
的に示す図である。
【0047】液晶表示素子101は、図3にも明らかな
ように、走査電極105と信号電極106とがマトリッ
クス状に対向配置されその間隙に液晶組成物(図示省
略)が挟持された構造に形成されている。この液晶表示
素子101はSTN型液晶表示素子を用いている。画面
サイズはA4版サイズ、表示容量(画素数)は640×
480ドットである。このSTN型液晶表示素子のセル
ギャップは約7μmで、ラビング配向処理を施したポリ
イミドからなる配向膜を備えて液晶表示素子のセル内で
液晶分子が240°捩れた構造に形成されている。液晶
組成物としてはメルク社製ZLI−2293を用いた。
また走査電極105、信号電極106は、ITOの透明
電極を用いて形成されている。この液晶表示素子101
は白黒表示を行なう際のSTN型液晶により表示の色つ
きを解消するために、光学位相補償用セルをこの液晶表
示素子101の上に貼設し、電圧無印加時に黒、電圧印
加時に白の表示が獲られるように設定されているものを
本実施例では用いている。
【0048】走査ドライバ回路102は、走査データに
基づいて、V0、V1、V4、V5の4つの電位を用い
て走査電圧を形成する。また信号ドライバ回路103は
画像信号データに基づいてV0、V2、V3、V5の電
位を用いて信号電圧を形成する。これらのV0〜V5の
電位は、図4に示したような分圧回路を用いてなる液晶
駆動電圧発生回路107において、入力された直流の電
源電圧VDDを分圧して作られる。この液晶駆動電圧発生
回路107は、入力された電源電圧VDDを抵抗R4、R
5で分圧させて前記の電位V0〜V5を発生し、これら
の電位をバッファ108をそれぞれ介して出力する。そ
してこれらの出力電位のうち前述したようにV0、V
1、V4、V5は走査ドライバ回路102へ、V0、V
2、V3、V5は信号ドライバ回路103にそれぞれ供
給される。これらの出力電位V0、V1、V2、V3、
V4、V5は、第1のモードにおいて図5に示すような
波形の液晶印加電圧として、液晶表示素子101に印加
される。
【0049】走査ドライバ回路102においては、デー
タ発生回路201から入力されてくる走査制御信号(F
P;フレームパルス)を受けて、電位(V0、V1、V
4、V5)の中から走査データに対応した電位を選択
し、Y1〜Y240の240本の走査電極105それぞ
れに印加する。
【0050】走査ドライバ回路102の主要部は、図3
に示すように、走査データを内部で順次転送するシフト
レジスタ・ラッチ109と、このシフトレジスタ・ラッ
チ109によって制御されて走査選択時の走査パルス
(V0および極性反転時のV5)または走査非選択時の
電位(V4および極性反転時のV1)を選択するスイッ
チ部110とから構成されている。
【0051】シフトレジスタ・ラッチ109は、FP
(フレームパルス)を基本的な走査データとして受ける
と、クロックCP′を受けて出力Y1からY240まで
の走査データを240個のレジスタ素子(図示省略)に
順次に転送し、LP(ラッチパルス)の信号を受けて、
出力Y1からY240の出力電圧を出力する。この動作
は、第2のモードを選択するときも同様である。
【0052】スイッチ部110内部には、240本の各
走査電極105に対して1個ずつ接続されるスイッチ素
子(図示省略)が列設されている。その各スイッチ素子
は、前記のシフトレジスタ・ラッチ109の内部に設け
られた240個のレジスタ素子の一つ一つから転送され
る走査データに基づいてスイッチング動作を行なう。つ
まりスイッチ部110の各スイッチ素子は、各々がシフ
トレジスタ・ラッチ109の内部の走査データが「選
択」データの場合には電位V0(または極性反転時には
V5)を選択して走査電極105に出力する。また「非
選択」データの場合には電位V4(または極性反転時に
はV1)を選択して走査電極105に出力する。こうし
て図5(a)に示すような走査電圧を走査電極105に
印加する。
【0053】一方、信号ドライバ回路103は、画像信
号データ発生回路206から入力されてくる画像信号デ
ータを受けて、電位V0、V2、V3、V5の中から画
像信号データに対応した電位を選択し、X1〜X640
の640本の信号電極106にそれぞれ信号電圧を印加
する。信号ドライバ回路103は、図3に示すように、
画像信号データを順次転送するレジスタ素子(図示省
略)が列設されたシフトレジスタ111と、この順次転
送された画像信号データを所定のタイミングごとにパラ
レルな状態にホールドするデータラッチ112と、ホー
ルドされた画像データに基づいて、出力する電位を選択
するスイッチ部113とからその主要部が形成されてい
る。
【0054】シフトレジスタ111は、画像信号データ
(以下文中で「DATA」と呼ぶ)を受けると、このD
ATAを転送するためのクロックパルス(CP)によっ
て信号電極106(X1〜X640)に対応するDAT
Aを順次に各レジスタ素子に転送してゆく。そしてデー
タラッチ112は、ラッチパルス(LP)を受けてX1
からX640までの全ての信号電極106に対応したD
ATAをパラレルにホールドする。そしてスイッチ部1
13は、前記のホールドされたDATAに基づいて、D
ATAがオン状態を選択するデータのときには選択電圧
V5および極性反転時のV0を選択する。またDATA
がオフ状態を選択するデータのときには非選択電圧V3
および極性反転時の電圧V2を選択する。こうして図5
(b)に示すような画像信号電圧を各信号電極106に
印加する。
【0055】このようにして走査電極105には走査電
圧が印加され、信号電極106には信号電圧が印加され
ると、その走査電極105と信号電極106との交差部
分に挟持された液晶層(図示省略)に印加される電圧波
形は、図7(c)に一例を示すような波形の液晶印加電
圧となる。図5(c)では説明のためフレームごとに極
性反転する波形としたが、一般には10〜20走査時間
ごとに極性反転される。
【0056】極性反転駆動法は、よく知られているよう
に液晶層への直流電圧成分の印加による液晶組成物の劣
化を防ぐために交流的な液晶印加電圧を用いて行なわれ
る駆動方法である。上述した走査ドライバ回路105内
のスイッチ部110および信号ドライバ回路103内の
スイッチ部113は、極性反転信号(FR)によって制
御されて極性を一定周期で反転させるように形成されて
いる。
【0057】このようにして走査ドライバ回路102で
形成される走査電圧の波形と信号ドライバ回路103で
形成される画像信号電圧の波形とを、第1のモードの場
合の一例として図6に示し、第2のモードの場合の一例
として図7に示した。両図において、出力される波形は
図示の簡潔化及び説明の簡潔化のために片極性側の電圧
波形(1フレーム期間での)のみを示している。
【0058】第1のモードにおいては、図6に示すよう
に、走査電極105は1本ずつ線順次に走査され、これ
に同期して信号電極106へは選択ならV5、非選択な
らV3が供給される。図6では右端に示すように白と黒
の画像を表示することができる。このような2値の表示
は、パソコンのような情報処理装置の文字や数字などキ
ャラクタ表示などの画像表示に好適である。また、これ
らのフレーム間引き法による階調表現を行なう場合に好
適である。
【0059】一方、第2のモードにおいては、図7に示
すように走査電極105は互いに隣り合うM本をまとめ
て同時にM走査選択期間ずつ走査選択状態にする走査を
N走査選択期間ごとに順次走査電極N本ずつずらして行
なう走査データを走査ドライバ回路102に供給する。
本実施例においては図7に示すようにM=4、N=2と
した。信号電極へは1走査選択期間ごとに画像信号が供
給される。
【0060】図8にこのような第2のモードにおける画
像信号供給の処理フローを示す。ステップ801に示す
ように、TVチューナ/ビデオ入力回路202から供給
される1フィールド(2フィールドで1画面が形成され
ることは言うまでもない)分のテレビの映像信号は、ス
テップ802に示すように、アナログ・デジタル変換
(ADC)されて、図1におけるデータバスで伝送され
てそれぞれ画像信号データ発生回路206及び走査デー
タ発生回路207に供給される。この画像信号データ発
生回路206及び走査データ発生回路207において、
ステップ803に示したように、走査電極105の同時
選択本数M本の単位走査時間Mフレームおよびその走査
移行間隔Nとが設定される。こうして走査電極105は
互いに隣り合ったM本をまとめて同時に選択されてこれ
らM本の走査電極105が同時に選択状態になる。そし
てそこへ画像信号電圧が1走査選択期間ごとにM回分に
わたって供給されるから、これら走査電極105と信号
電極106とに印加される電圧の差が液晶に印加され
る。その結果、各画素の液晶セルに印加される液晶印加
電圧はM走査選択期間ごとにそのM走査選択期間の平均
値となる。本実施例では、前記したごとくM=4、N=
2に設定してある。
【0061】このようにして形成された第2のモードに
おける電圧波形により表示される画像は、多階調画像と
なる。
【0062】しかも、互いに隣り合う4本の走査電極1
05がまとめて同時に4走査選択期間にわたって走査選
択状態になる走査が2走査選択期間ごとに順次ずれて行
なわれていくように設定されているので、各走査選択期
間ごとにM−N=本の走査電極105が重複して選択さ
れるので、この走査が1周期して1フレームで形成され
る1画面は、隣り合う画素と画素の間では1フレームご
との輝度変化の極めて滑らかなものとなる。その結果、
テレビ映像のような多階調表現を必要とする画面を、本
来2値の表示しかできないような液晶表示素子を用いて
も多階調でかつ極めて滑らかに表示することが可能とな
った。
【0063】以上のように、本発明に係る液晶表示装置
においては、第1及び第2のモードを切り替える切替ス
イッチによってパソコンのような情報処理機器(OA機
器)の画像情報を表示する表示画面とテレビの映像を表
示するテレビ画面とのモードを切り替えることができ、
かつそれぞれのモードにおいて表示品位の良好な表示を
実現することができる。
【0064】しかも、本発明の液晶表示装置は、最も一
般的な白・黒の2値しか表示できないような基本設計の
液晶表示素子を用いてでさえも、極めて簡易な回路の付
加により多階調表示が可能であるという特徴を備えてい
る。
【0065】(実施例2)この第2の実施例において
は、上記の第1の実施例の液晶表示装置において、走査
データ発生回路207、走査ドライバ回路102、画像
信号データ発生回路206、信号ドライバ回路103の
回路構造を、M=N=2に対応するように変更したこと
を特徴としている。そしてその他の各部位の構造および
機能は、第1の実施例と同様のものを用いた。なお本実
施例の説明および図9においては、説明の簡潔化のため
に、第1の実施例と同様の部位には同じ番号および呼称
を用いている。このような第2の実施例の液晶表示装置
においては、第1のモードの表示は第1の実施例の場合
と全く同様の波形の液晶印加電圧で行なわれる。
【0066】そして第2のモードの階調画像の表示は、
図9に示すように、互いに隣り合う2本の走査電極10
5がまとめて同時に走査選択状態になる走査が、2走査
選択期間ごとに順次2本の走査電極ずつずれて行なわれ
ていくように設定されている。例えばパソコンの画像の
走査ライン本数と比べて約半分程度の走査ライン本数を
持つ民生用TVの画像を第2のモードで表示する場合な
どに、本実施例の液晶表示装置は好適であった。このと
き走査ライン本数は正確には1/2ではないが、その誤
差については、例えば垂直ブランキング期間などで調整
すればよいことは言うまでもない。
【0067】このような構造の第2の実施例の液晶表示
装置の、各画素には、N走査選択期間の平均の電圧が印
加されるから、これにより階調画像が表示できる。しか
も、走査ライン本数の異なる2つのモードの画像をおな
じ一つの液晶表示装置で切り替え可能に表示することが
できる。
【0068】(実施例3)この第3の実施例において
は、上記の第2の実施例の液晶表示装置において、走査
データ発生回路207、走査ドライバ回路102、画像
信号データ発生回路206、信号ドライバ回路103の
回路構造を、M=N=3に対応するように変更したこと
を特徴としている。そしてその他の各部位の構造および
機能は、第1、第2の実施例と同様のものを用いた。な
お本実施例の説明および図10においては、説明の簡潔
化のために、第1、第2の実施例と同様の部位には同じ
番号および呼称を用いている。このような第3の実施例
の液晶表示装置においては、第1のモードの表示は第1
の実施例の場合と全く同様の波形の液晶印加電圧で行な
われる。
【0069】そして第2のモードの階調画像の表示を行
なう液晶印加電圧は、図10に示すように、互いに隣り
合う3本の走査電極105がまとめて同時に3走査選択
期間にわたって走査選択状態になる走査が、3走査選択
期間ごとに順次3本の走査電極ずつずれて行なわれてい
くように設定されている。
【0070】このような第3の実施例の液晶表示装置
は、CG(コンピュータグラフィックス)のような高精
細な画像の走査ライン本数と比べて約1/3程度の走査
ライン本数を持つ民生用TVの画像を第2のモードで表
示する場合に好適であった。このとき、走査ライン本数
は正確には1/3ではないが、その誤差については、第
2の実施例と同様に例えば垂直ブランキング期間ごとで
調整すればよいことは言うまでもない。
【0071】このような構造の第3の実施例の液晶表示
装置の各画素ごとの液晶セルへは3走査選択期間の平均
の電圧が印加されるから、これにより階調表示ができ
る。しかも、走査ライン本数の異なる2つのモードの画
像をおなじ一つの液晶表示装置で切り替え可能に表示す
ることができる。
【0072】しかも、第1の実施例で図2に示したAD
C回路203の内部のR1、R2、R3での分圧比を、
液晶表示素子101に用いた液晶のγ(電気、光学曲線
の急峻性)に適合するように調節し、さらにMを3以
上、例えば4、5、6…とすることにより、第2のモー
ドの表示を第2の実施例の場合よりもさらに多階調な表
示にすることができる。
【0073】(実施例4)この第4の実施例において
は、上記の第1の実施例の液晶表示装置において、図1
1に示すように、液晶駆動電圧発生回路107に、第1
のモードと第2のモードとで電気抵抗R55を回路に介
挿するかそれとも電気抵抗R55を通さずにスイッチで
バイアスするかを切り替える、電圧切替スイッチ110
1を付設したことが、第1の実施例の液晶表示装置から
の変更点である。そしてその他の各部位の構造および機
能は、第1の実施例と同様のものを用いた。このような
電圧切替スイッチ1101をモードごとに切り替えるこ
とで、液晶印加電圧の振幅をモードごとに切り替え可能
としていることが、この第4の実施例の液晶表示装置の
特徴である。なお本実施例の説明および図11において
は、説明の簡潔化のために、第1の実施例と同様の部位
には同じ番号および呼称を用いている。
【0074】電圧切替スイッチ1101は、モード切替
回路205に入力されるものと同じモード切替信号が入
力され、このモード切替信号によって制御されて、第1
のモードが選択される場合にはスイッチオンの状態とな
って、電源電圧VOPは直接分圧回路へ入力される。
【0075】一方、第2のモードが選択される場合には
スイッチオフの状態となって、電源電圧VDDは電気抵抗
R55を介して分圧回路へ入力される。従って第2のモ
ードにおいては電気抵抗R55による電圧低下分に見合
って、その後段の分圧回路から出力される、つまり液晶
駆動電圧発生回路107から出力される電圧の振幅が低
くなる。
【0076】このように液晶印加電圧の振幅をモードご
とに異なった振幅に切り替え可能とし、第2のモードの
液晶印加電圧の最大振幅を第1のモードのそれよりも低
くすることにより、両モードでの表示画像の輝度特性を
均一化することができた。
【0077】なお、上記のような各モードごとの液晶印
加電圧の振幅を制御する第4の実施例の技術は、この第
4の実施例に一例として示したような第1の実施例の液
晶表示装置の他にも、第2の実施例や第3の実施例の液
晶表示装置に対しても適用可能であることは言うまでも
ない。
【0078】(実施例5)この第5の実施例において
は、上記の第1の実施例の液晶表示装置において、図1
2に示すように、液晶駆動電圧発生回路107の分圧回
路内に電気抵抗R5′を付設するとともに、第1のモー
ドと第2のモードとで分圧回路内で電気抵抗R5直列に
電気抵抗R5′を接続するか、を切り替える分圧切替ス
イッチ1201を付設したことが、第1の実施例の液晶
表示装置からの変更点である。そしてその他の各部位の
構造および機能は、第1の実施例と同様のものを用い
た。このような分圧切替スイッチ1201を各モードご
とに切り替えることで、液晶印加電圧のバイアス比を各
モードごとに異なった振幅に切り替え可能としているこ
とが、この第5の実施例の液晶表示装置の特徴である。
なお本実施例の説明および図11においては、説明の簡
潔化のために、第1の実施例と同様の部位には同じ番号
および呼称を用いている。
【0079】分圧切替スイッチ1201は、モード切替
回路205に入力されるものと同じモード切替信号が入
力され、このモード切替信号によって制御されて、第1
のモードが選択される場合にはスイッチオンの状態とな
って、電源電圧VDDは電気抵抗R5′をバイパスして第
1乃至第4の実施例と同様に出力端しV2とV3との間
でR5により分圧される。この第1のモードにおける液
晶駆動電圧発生回路107から出力される液晶印加電圧
のバイアス比は1/17である。
【0080】一方、第2のモードが選択される場合には
スイッチオフの状態となって、電源電圧VDDは出力端子
V2とV3との間で電気抵抗R5と電気抵抗R5′とに
より分圧される。従って、第2のモードにおいては、第
1のモードよりも低いバイアス比の電圧が液晶駆動電圧
発生回路107から出力される。本実施例では、第2の
モードにおける液晶駆動電圧発生回路107から出力さ
れる液晶印加電圧のバイアス比は1/33である。
【0081】このように液晶印加電圧のバイアス比をモ
ードごとに異なった値に切り替え可能とし、第2のモー
ドの液晶印加電圧のバイアス比を第1のモードのそれよ
りも低くすることにより、両モードでの表示画像の輝度
特性を均一化することができた。
【0082】なお、上記の第5の実施例のバイアス比を
モードごとに切り替える技術は、この第5の実施例に一
例として示したような第1の実施例の液晶表示装置に対
してのみ適用可能であることのみには限定されない。こ
の他にも、第2の実施例乃至第4の実施例の液晶表示装
置に対しても適用可能であることは言うまでもない。
【0083】(実施例6)この第6の実施例の液晶表示
装置においては、上記の第5の実施例の液晶表示装置
に、図13に示す如くR6およびこれをバイアスする電
圧切替スイッチ1301を付加するとともに、第1のモ
ードにおけるバイアス比が1/(L1/2 +1)であり第
2のモードのバイアス比が1/{(L/M)1/2 +1}
であるような液晶印加電圧を出力する液晶駆動電圧発生
回路107を変更したことを特徴としている。
【0084】このように設定することにより、液晶表示
素子をONにするための実効的な電圧の値VsとOFF
を表示するための実効的な電圧の値Vnsとの比(Vs
/Vns)を、第1及び第2それぞれのモードで各々最
大にすることができる。従って、そのようなバイアス比
に設定することにより、それぞれのモードで最も大きな
コントラスト比及び輝度を得ることが可能である。ここ
で、実際的な液晶表示装置においては、上記の理論値を
中心値として、±45%の範囲に設定すれば実用上有効
である。
【0085】本実施例においては、第1のモードにおけ
る液晶印加電圧のバイアス比を、走査電極の本数L=2
40のとき上記の理論式に従って最大コントラストが得
られるバイアス比1/b=1/21とし、第2のモード
における液晶印加電圧のバイアス比を、1/b=1/1
2.5とした。
【0086】このように各モードごとに最適のバイアス
比に設定することにより、第1および第4の実施例の液
晶表示装置よりもさらにコントラスト特性が良好な高品
位な画像を、第1および第2の各モードそれぞれで表示
することができる。
【0087】上記の本発明に係り液晶表示装置において
は、第1のモードに対して第2のモードは実質的な走査
線数がL/Mとなる点に着目して、それぞれのモードで
最大のコントラスト比が取れるバイアス比を設定する。
図7、図4に液晶駆動電圧発生回路を示す。本回路はモ
ード切替信号を受けてバイアス比を変える機能を持って
いる。各電圧レベルV0からV5は、液晶駆動電圧VOP
を抵抗分割することにより与えられる。V2、V3間の
電圧を分割している抵抗R3、R3′がバイアス比を決
定する抵抗である。本発明ではモード切替信号によって
オンオフが制御されるトランジスタスイッチ2により2
つのバイアス比を得ている。第2のモードを示すモード
切替信号を受けると、トランジスタスイッチ2がオンと
なり、V2、V3間の電圧を分割している抵抗がR3の
みとなり、最大コントラスト比が取れるバイアス比1/
{(L/M)1/2 }に設定している。また、第1のモー
ドを示すモード切替信号を受けると、トランジスタスイ
ッチがオンとなり抵抗R3′が短絡されて、V2、V3
間の抵抗が実質的にR3のみとなって、第2のモードで
の最大コントラスト比が取れるバイアス比1/{(L+
1)1/2 }に設定している。
【0088】また、このように液晶駆動電圧を設定する
と、Vs、Vnsともに第1のモードよりも第2のモー
ドの方が大きくなるので、抵抗R5とモード切替信号で
制御されるスイッチ1によりVOPの大きさを切り替える
機能を設けてある。第1のモードではスイッチ1をO
N、第2のモードではスイッチ1をOFFとすること
で、第1のモードのVOPよりも第2のモードのVOPを小
さくした。
【0089】(実施例7)以上の説明では、ある1つの
画面の全体を第1のモードによる表示とし、あるいは第
2のモードによる表示とする場合について説明したが、
1つの画面に第1あるいは第2のモードによる表示を混
在させることもできる。
【0090】図14は、液晶表示素子101の左側領域
Aを第2のモードによる表示とし、右側領域Bを第1の
モードによる表示とする場合を示すものである。この場
合においては、左側領域Aに対応して走査ドライバ回路
102(A)及び信号ドライバ回路103(A)が設け
られ、右側領域Bに対応して走査ドライバ回路102
(B)及び信号ドライバ回路103(B)が設けられて
いる。そして、走査ドライバ回路102(A)及び信号
ドライバ回路103(A)には、データ発生回路201
から、それぞれ、第2のモードの走査データSCD
び第2のモードの信号データSGDが加えられる。ま
た、走査ドライバ回路102(B)及び信号ドライバ回
路103(B)には、データ発生回路201から、それ
ぞれ、第1のモードの走査データSCD及び第1のモ
ードの信号データSGDが加えらえれる。これによ
り、上述した如く、液晶表示素子101の左側領域Aに
は第2のモードによる表示が行われ、右側領域Bには第
1のモードによる表示が行われる。
【0091】なお、データ発生回路201から出力する
データを適当なものとすることにより、液晶表示素子1
01の左側領域Aに第1のモードによる表示をし、右側
領域Bに第2のモードによる表示をすることもできる。
【0092】図15は、液晶表示素子101の上側領域
Aと下側領域Cを第1のモードによる表示とし、中央領
域Bを第2のモードによる表示とした例を示す。
【0093】この例においては、液晶表示素子101の
全体に対して1つの信号ドライバ回路103を設けると
共に、上側、中央及び下側領域A,B,Cに対応して、
それぞれ、走査ドライバ回路102(A),102
(B),102(C)が設けられている。これらの信号
ドライバ回路103、走査ドライバ回路102(A)〜
102(C)に対して、データ発生回路201から信号
データSGD、第1,第2,第1のモードの走査データ
SCD,SCD,SDCがそれぞれ加えられてい
る。これにより、上述のように、液晶表示素子101の
上側、中央及び下側領域A,B,Cにはそれぞれ第1,
第2及び第1のモードでの表示が行われる。
【0094】なお、図15では、液晶表示素子101の
画面の中央に第2のモードを表示させた例を示したが、
上方、下方にこれを表示させることもできる。このよう
に、いずれの位置においても、第1,第2のモードのう
ちのいずれのモードでの表示が可能である。
【0095】図14,図15中のデータ発生回路201
A,201Bの詳細は例えば図16,図17に示され
る。
【0096】特に、図17に示すように、データ発生回
路201Bはモード切替えタイミング発生回路208を
備える。このタイミング発生回路208によってモード
切替回路205を切り替えることにより、例えば図15
に示すように、出力OUT2,OUT3,OUT4か
ら、それぞれ、第1、第2及び第1のモードの走査デー
タSCD1,SCD2,SCD1を出力させる。これに
より、図15に示すように、領域A,B,Cにそれぞれ
第1、第2、第1のモードでの表示を行わせることがで
きる。
【0097】以上に説明したように、本発明の液晶表示
装置の実施例によれば、全画面について同一モードで表
示させることはもちろんのこと、第1,第2のモード
を、画面の左右、上下に混在して表示させることもでき
る。
【0098】以上、本発明の実施例を液晶表示素子の場
合について説明したが、ELディスプレイやプラズマデ
ィスプレイ等の他の表示装置の駆動、点灯にも適用する
ことも可能である。
【0099】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明の液晶表示装置は、テレビ映像のような画像を表示
する第2のモードと、コンピュータのキャラクタ出力
(文字や数字などの表示)のような画像の表示を行なう
第1のモードとの、2通りの機能を備えている。そして
第2のモードにおいては多階調の画像をフリッカなく極
めて滑らかに表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の液晶表示装置の概要構造を示す
図である。
【図2】ADC回路の構造を示す図である。
【図3】本発明の液晶表示装置の全体的な回路構造を示
す図である。
【図4】第1の実施例の液晶表示装置の液晶駆動電圧発
生回路を示す図である。
【図5】第1のモードにおける走査電圧および信号電圧
の波形の一例を示す図である。
【図6】第1のモードにおける2値表現の画像を表示す
るための走査電圧波形および信号電圧波形の一例を示す
図である。
【図7】第2のモードにおける各画素ごとのM走査選択
期間の電圧の平均で階調画像を表示するための走査電圧
波形および信号電圧波形の一例を示す図である。
【図8】第2のモードにおける走査データの処理フロー
を模式的に示す図である。
【図9】第2の実施例の液晶表示装置に用いられる液晶
印加電圧波形の一例を示す図である。
【図10】第3の実施例の液晶表示装置に用いられる液
晶印加電圧波形の一例を示す図である。
【図11】第4の実施例の液晶表示装置に用いられる液
晶駆動電圧発生回路を示す図である。
【図12】第5の実施例の液晶表示装置に用いられる液
晶駆動電圧発生回路を示す図である。
【図13】第6の実施例の液晶表示装置に用いられる液
晶駆動電圧発生回路を示す図である。
【図14】第6の実施例の第1の液晶表示装置の要部回
路図である。
【図15】第6の実施例の第2の液晶表示装置の要部回
路図である。
【図16】図14中の信号発生回路の一例の回路図であ
る。
【図17】図15中の信号発生回路の一例の回路図であ
る。
【符号の説明】
101 液晶表示素子 102 走査ドライバ回路 103 信号ドライバ回路 104 液晶モジュール 105 走査電極 106 信号電極 107 液晶駆動電圧発生回路 201 データ発生回路 202 TVチューナ/ビデオ入力回路 203 ADC回路 204 マイクロプロセッサ 205 モード切替回路 206 画像信号データ発生回路 207 走査データ発生回路 208 モード切替タイミング発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷺 成 一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の方向に走る複数の走査電極であっ
    て、切り替えによって走査電圧と非走査電圧のいずれか
    が加えられる、複数の走査電極と、 その第1の方向と直交する第2の方向に走る複数の信号
    電極であって、切り替えによって選択信号電圧と非選択
    信号電圧のいずれかが加えられる、複数の信号電極と、 前記走査電極と前記信号電極との間に挟まれた液晶層
    と、 2階調の画素で画像表示を行う第1のモードと、3階調
    以上の多階調の画素で画像表示を行う第2のモードとを
    切り替える、モード切り替え手段と、 前記各走査電極に前記走査電圧と前記非走査電圧を切り
    替え可能に加える走査電圧印加手段であって、前記第1
    のモード時には、前記走査電圧を第1期間だけ前記複数
    の走査電極のうちの1本ずつに順次加え、前記第2のモ
    ード時には、前記走査電圧を、前記第1期間のM倍の第
    2期間だけ、前記複数の走査電極のうちの各M本に同時
    加え、順次この動作を行う走査電圧印加手段と、 前記各信号電極に前記選択信号電圧と前記非選択信号電
    圧とを切り替え可能に加える駆動電圧印加手段であっ
    て、前記第1のモード時には、前記各信号電極に、前記
    第1期間だけ、前記選択信号電圧と前記非選択信号電圧
    のいずれかの信号を加え、前記第2のモード時には、前
    記第2期間の間において、前記各信号電極に、前記選択
    信号電圧と前記非選択信号電圧の2つの信号のうちのい
    ずれかの信号を、前記第1期間毎に選択して都合M回加
    える、信号電圧印加手段と、 を備えることを特徴とする、液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記走査電極印加手段は、前記複数の走査
    電極のうちの前記M本を選択して前記走査電圧を加える
    に当り、先ず第1番目の前記第2期間だけ第1番目の前
    記M本の前記走査電極を選択し、次に前記第1番目の前
    記第2期間とは重ならずにそれに続く第2番目の前記第
    2期間だけ第2番目の前記M本の前記走査電極を選択
    し、このような重ならない選択動作を順次繰り返し、各
    選択中の前記M本の前記走査電極に前記走査電圧を加え
    るものとして構成されている、請求項1の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】前記走査電極印加手段は、前記複数の走査
    電極のうちの前記M本を選択して前記走査電圧を加える
    に当り、先ず第1番目の前記第2期間だけ第1番目の前
    記M本の前記走査電極を選択し、次に前記第1番目の前
    記第2期間の途中から始ってその第1番目の前記第2期
    間と一部重なった第2番目の前記第2期間だけ第2番目
    の前記M本の前記走査電極を選択し、このような一部重
    なった選択動作を順次繰り返し、各選択中の前記各M本
    の前記走査電極にそれぞれ前記走査電圧を加えるものと
    して構成されている、請求項1の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表
    示装置において、 前記第2のモードが選択されているときの前記走査電圧
    と前記第1信号電圧との差の電圧振幅(波高値の最大振
    幅)を、前記第1のモードが選択されているときの前記
    走査電圧と前記選択信号電圧との差の電圧振幅よりも小
    さくして、前記第2のモードにおける多階調の画素での
    画像表示を行なうことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表
    示装置において、 前記第2のモードが選択されているときには、前記走査
    電圧の電圧振幅Aと前記信号電圧の電圧振幅Bとによる
    バイアス比{B/(A+B)}を、前記第1、第2の2
    つのモード間でのモードの切り替えとともに変化させ、
    前記第2のモードが選択されているときのバイアス比を
    前記第1のモードが選択されているときのバイアス比よ
    りも小さく設定していることを特徴とする液晶表示装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表
    示装置において、 前記第2のモードが選択されているときには、前記走査
    電圧の電圧振幅Aと前記信号電圧の電圧振幅Bとによる
    バイアス比{B/(A+B)}を、前記第1、第2の2
    つのモード間でのモードの切り替えとともに変化させ、
    前記走査電極の総本数をLとしたとき、前記第1のモー
    ドが選択されているときのバイアス比を1/(L1/2
    1)を中心とした値に設定し、前記第2のモードが選択
    されているときのバイアス比を1/{(L/M)1/2
    1}を中心とした値に設定していることを特徴とする液
    晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記各表示領域は前記第1のモード及び前
    記第2のモードのうちのいずれかの任意のモードで画面
    表示を行うものである、請求項1乃至6の1つに記載の
    液晶表示装置。
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