JPH08113961A - 油圧式建設機械における油圧回路 - Google Patents
油圧式建設機械における油圧回路Info
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- JPH08113961A JPH08113961A JP6278519A JP27851994A JPH08113961A JP H08113961 A JPH08113961 A JP H08113961A JP 6278519 A JP6278519 A JP 6278519A JP 27851994 A JP27851994 A JP 27851994A JP H08113961 A JPH08113961 A JP H08113961A
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- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2221—Control of flow rate; Load sensing arrangements
- E02F9/2239—Control of flow rate; Load sensing arrangements using two or more pumps with cross-assistance
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- Fluid Mechanics (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
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- Structural Engineering (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 上部旋回体の旋回と共にブーム等の作業部を
作動させるとき、作業部アクチュエータに確実に圧油が
供給されるようにする。 【構成】 第一、第二油圧ポンプ１１、１２からの油路
Ａ、Ｂを合流油路Ｃに接続し、該合流油路Ｃからブーム
用シリンダ８等の作業部用アクチュエータに圧油供給す
る一方、合流油路から第一ポンプ側への圧油供給を阻止
する逆止弁２３を設け、該逆止弁と第一ポンプとのあい
だの油路から旋回用モータ７に圧油供給するよう構成し
た。
作動させるとき、作業部アクチュエータに確実に圧油が
供給されるようにする。 【構成】 第一、第二油圧ポンプ１１、１２からの油路
Ａ、Ｂを合流油路Ｃに接続し、該合流油路Ｃからブーム
用シリンダ８等の作業部用アクチュエータに圧油供給す
る一方、合流油路から第一ポンプ側への圧油供給を阻止
する逆止弁２３を設け、該逆止弁と第一ポンプとのあい
だの油路から旋回用モータ７に圧油供給するよう構成し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧シュベル等の油圧
式建設機械における油圧回路に関するものである。
式建設機械における油圧回路に関するものである。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種油圧式建設機械のなかには、油圧ポンプを複数設
け、これら複数の油圧ポンプから各種の油圧アクチュエ
ータに圧油供給するようにしたものがある。そしてこの
様なものとして、例えば、図３に示すようなものが従来
知られている。つまりこのものは、ブーム、アーム、バ
ケットからなる作業部が装備された油圧ショベルである
が、油圧ポンプとして第一、第二の油圧ポンプ１１、１
２を備え、そして、第一、第二の油圧ポンプ１１、１２
からの油路Ａ、Ｂを合流させて合流油路Ｃを形成し、該
合流油路Ｃから旋回用モータ７およびブーム、アーム、
バケット用の各油圧シリンダ８、９、１０に圧油供給を
するようにしていた。
この種油圧式建設機械のなかには、油圧ポンプを複数設
け、これら複数の油圧ポンプから各種の油圧アクチュエ
ータに圧油供給するようにしたものがある。そしてこの
様なものとして、例えば、図３に示すようなものが従来
知られている。つまりこのものは、ブーム、アーム、バ
ケットからなる作業部が装備された油圧ショベルである
が、油圧ポンプとして第一、第二の油圧ポンプ１１、１
２を備え、そして、第一、第二の油圧ポンプ１１、１２
からの油路Ａ、Ｂを合流させて合流油路Ｃを形成し、該
合流油路Ｃから旋回用モータ７およびブーム、アーム、
バケット用の各油圧シリンダ８、９、１０に圧油供給を
するようにしていた。
【０００３】この様な油圧ショベルにおいて、バケット
に掻き込んだ土砂等をトラック荷台に移し込むようなこ
とがある。このとき、上部旋回体の旋回をしながらブー
ムを持ち上げる等して作業能率を向上させることがあ
り、この場合に、旋回用モータ７と共にブーム用シリン
ダ８に圧油供給する必要がある。ところで、バケットに
大量の土砂等を掻き込んだ場合、ブームを持ち上げるた
めの負荷が大きく、該ブーム持ち上げ作動と共に上部旋
回体の旋回をさせると、両油圧ポンプ１１、１２からの
圧油供給がパワーリミット状態になることがある。
に掻き込んだ土砂等をトラック荷台に移し込むようなこ
とがある。このとき、上部旋回体の旋回をしながらブー
ムを持ち上げる等して作業能率を向上させることがあ
り、この場合に、旋回用モータ７と共にブーム用シリン
ダ８に圧油供給する必要がある。ところで、バケットに
大量の土砂等を掻き込んだ場合、ブームを持ち上げるた
めの負荷が大きく、該ブーム持ち上げ作動と共に上部旋
回体の旋回をさせると、両油圧ポンプ１１、１２からの
圧油供給がパワーリミット状態になることがある。
【０００４】そしてこの様なパワーリミット状態におい
て、上部旋回体を旋回させながらブームの持ち上げ作業
する場合、上部旋回体は慣性モーメントが働くこともあ
って、旋回時の負荷は、前記バケットに大量の土砂等を
掻き込んだ状態のブームを持ち上げるための負荷よりも
小さく、このため、合流油路Ｃからの圧油は、負荷の小
さい旋回用モータ７側に流れてしまうことになって、ブ
ーム用シリンダ８への圧油供給量が不足し、ブームの円
滑な持ち上げ作業が損なわれることになる。
て、上部旋回体を旋回させながらブームの持ち上げ作業
する場合、上部旋回体は慣性モーメントが働くこともあ
って、旋回時の負荷は、前記バケットに大量の土砂等を
掻き込んだ状態のブームを持ち上げるための負荷よりも
小さく、このため、合流油路Ｃからの圧油は、負荷の小
さい旋回用モータ７側に流れてしまうことになって、ブ
ーム用シリンダ８への圧油供給量が不足し、ブームの円
滑な持ち上げ作業が損なわれることになる。
【０００５】そのため、オペレータは、旋回用操作レバ
ーとブーム用操作レバーとの調節をして各油圧アクチュ
エータへの圧油供給の配分調整をすることになるが、こ
の様な操作は、負荷の大きさに対応した両バルブの微妙
な開度量調節ということになり、しかもこの負荷の大き
さは土砂量やブーム角度等によって変動するものである
ため、デリケートでしかも負荷変動に対応した頻繁なレ
バー調節操作をしなければならないことになって高度の
熟練を要するうえ、オペレータの疲労を招来するという
問題がある。
ーとブーム用操作レバーとの調節をして各油圧アクチュ
エータへの圧油供給の配分調整をすることになるが、こ
の様な操作は、負荷の大きさに対応した両バルブの微妙
な開度量調節ということになり、しかもこの負荷の大き
さは土砂量やブーム角度等によって変動するものである
ため、デリケートでしかも負荷変動に対応した頻繁なレ
バー調節操作をしなければならないことになって高度の
熟練を要するうえ、オペレータの疲労を招来するという
問題がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる油圧式建
設機械における油圧回路を提供することを目的として創
案されたものであって、複数の油圧ポンプからの圧油供
給で、複数の油圧アクチュエータに圧油を供給するよう
に構成してなる建設機械において、前記複数の油圧ポン
プからの油路を一つに合流させ、該合流油路から一つを
除いた各油圧アクチュエータにそれぞれ圧油供給される
よう油路接続する一方、任意に選択される一つの油圧ポ
ンプから合流油路に至る油路中に、合流油路から前記一
つの油圧ポンプ側に圧油供給されるのを阻止する逆止弁
を設け、該逆止弁と前記一つの油圧ポンプとのあいだの
油路に、前記除かれた一つの油圧アクチュエータへの油
路を接続したことを特徴とするものである。また本発明
は、複数の油圧ポンプからの圧油供給で、ブーム用アク
チュエータ等の作業部用アクチュエータと旋回用油圧ア
クチュエータとに圧油供給するように構成してなる油圧
ショベルにおいて、前記複数の油圧ポンプからの油路を
一つに合流させ、該合流油路から前記作業部用アクチュ
エータに圧油供給されるよう油路接続する一方、任意に
選択される一つの油圧ポンプから合流油路に至る油路中
に、合流油路から前記一つの油圧ポンプ側に圧油供給さ
れるのを阻止する逆止弁を設け、該逆止弁と前記一つの
油圧ポンプとのあいだの油路に、前記旋回用油圧アクチ
ュエータへの油路を接続したことを特徴とするものでも
ある。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる油圧式建
設機械における油圧回路を提供することを目的として創
案されたものであって、複数の油圧ポンプからの圧油供
給で、複数の油圧アクチュエータに圧油を供給するよう
に構成してなる建設機械において、前記複数の油圧ポン
プからの油路を一つに合流させ、該合流油路から一つを
除いた各油圧アクチュエータにそれぞれ圧油供給される
よう油路接続する一方、任意に選択される一つの油圧ポ
ンプから合流油路に至る油路中に、合流油路から前記一
つの油圧ポンプ側に圧油供給されるのを阻止する逆止弁
を設け、該逆止弁と前記一つの油圧ポンプとのあいだの
油路に、前記除かれた一つの油圧アクチュエータへの油
路を接続したことを特徴とするものである。また本発明
は、複数の油圧ポンプからの圧油供給で、ブーム用アク
チュエータ等の作業部用アクチュエータと旋回用油圧ア
クチュエータとに圧油供給するように構成してなる油圧
ショベルにおいて、前記複数の油圧ポンプからの油路を
一つに合流させ、該合流油路から前記作業部用アクチュ
エータに圧油供給されるよう油路接続する一方、任意に
選択される一つの油圧ポンプから合流油路に至る油路中
に、合流油路から前記一つの油圧ポンプ側に圧油供給さ
れるのを阻止する逆止弁を設け、該逆止弁と前記一つの
油圧ポンプとのあいだの油路に、前記旋回用油圧アクチ
ュエータへの油路を接続したことを特徴とするものでも
ある。
【０００７】そして本発明は、この構成によって、旋回
と共に作業部作動をするようなとき、パワーリミット状
態になっても、作業部用アクチュエータに対し確実な圧
油供給がなされるようになって、操作性の向上を計るよ
うにしたものである。
と共に作業部作動をするようなとき、パワーリミット状
態になっても、作業部用アクチュエータに対し確実な圧
油供給がなされるようになって、操作性の向上を計るよ
うにしたものである。
【０００８】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１において、１は油圧ショベルであって、該油
圧ショベル１には、クローラ式の下部走行体２、下部走
行体２の上方に旋回自在に支持される上部旋回体３、上
部旋回体３の前部に取付けられるブーム４、ブーム４の
先端部に取り付けられるアーム５、アーム５の先端部に
取付けられるバケット６等の各種の油圧作動部が設けら
れており、さらに、前記各油圧作動部を作動せしめる油
圧アクチュエータとして、旋回用モータ７、ブーム用シ
リンダ８、アーム用シリンダ９、バケット用シリンダ１
０等の各種の油圧アクチュエータが設けられている。そ
してこれらの油圧アクチュエータは、後述する第一、第
二油圧ポンプ１１、１２からの圧油供給で油圧作動せし
められるが、これらの基本的構成は何れも従来通りであ
る。
する。図１において、１は油圧ショベルであって、該油
圧ショベル１には、クローラ式の下部走行体２、下部走
行体２の上方に旋回自在に支持される上部旋回体３、上
部旋回体３の前部に取付けられるブーム４、ブーム４の
先端部に取り付けられるアーム５、アーム５の先端部に
取付けられるバケット６等の各種の油圧作動部が設けら
れており、さらに、前記各油圧作動部を作動せしめる油
圧アクチュエータとして、旋回用モータ７、ブーム用シ
リンダ８、アーム用シリンダ９、バケット用シリンダ１
０等の各種の油圧アクチュエータが設けられている。そ
してこれらの油圧アクチュエータは、後述する第一、第
二油圧ポンプ１１、１２からの圧油供給で油圧作動せし
められるが、これらの基本的構成は何れも従来通りであ
る。
【０００９】前記各油圧アクチュエータへの圧油供給に
ついて、図２に示す油圧回路図に基づいて説明する。こ
こで、１３はパイロットポンプ、１４は油タンク、また
１５、１６、１７、１８はそれぞれ旋回用、ブーム用、
アーム用、バケット用のパイロットバルブ、さらに１
９、２０、２１、２２はそれぞれ旋回用、ブーム用、ア
ーム用、バケット用のコントロールバルブである。そし
て、コントロールレバー等の操作具（図示せず）を操作
して対応するパイロットバルブ１５〜１８を開成側に切
換えることで、パイロットポンプ１３からのパイロット
圧油がパイロットバルブ１５〜１８を経由してコントロ
ールバルブ１９〜２２のパイロットポートに供給され、
該パイロット圧油の供給に基づいてコントロールバルブ
１９〜２２が中立位置から圧油供給側に切換わり、これ
によって各油圧アクチュエータに圧油が供給されるよう
に構成されている。
ついて、図２に示す油圧回路図に基づいて説明する。こ
こで、１３はパイロットポンプ、１４は油タンク、また
１５、１６、１７、１８はそれぞれ旋回用、ブーム用、
アーム用、バケット用のパイロットバルブ、さらに１
９、２０、２１、２２はそれぞれ旋回用、ブーム用、ア
ーム用、バケット用のコントロールバルブである。そし
て、コントロールレバー等の操作具（図示せず）を操作
して対応するパイロットバルブ１５〜１８を開成側に切
換えることで、パイロットポンプ１３からのパイロット
圧油がパイロットバルブ１５〜１８を経由してコントロ
ールバルブ１９〜２２のパイロットポートに供給され、
該パイロット圧油の供給に基づいてコントロールバルブ
１９〜２２が中立位置から圧油供給側に切換わり、これ
によって各油圧アクチュエータに圧油が供給されるよう
に構成されている。
【００１０】扨、前記コントロールバルブ１９〜２２に
は、前記油圧ポンプ１１、１２側に接続されるポンプポ
ート１９Ｐ〜２２Ｐ、および油タンク１４側に接続され
るタンクポート１９Ｔ〜２２Ｔがそれぞれ設けられてい
るが、油圧ポンプ１１、１２と各ポンプポート１８Ｐ〜
２１Ｐとは、次のようにして接続されている。
は、前記油圧ポンプ１１、１２側に接続されるポンプポ
ート１９Ｐ〜２２Ｐ、および油タンク１４側に接続され
るタンクポート１９Ｔ〜２２Ｔがそれぞれ設けられてい
るが、油圧ポンプ１１、１２と各ポンプポート１８Ｐ〜
２１Ｐとは、次のようにして接続されている。
【００１１】つまり、第一、第二油圧ポンプ１１、１２
は、エンジンＥの動力で駆動する一対のポンプであっ
て、該第一、第二油圧ポンプ１１、１２からの油路Ａ、
Ｂは、それぞれ接続点Ｃ1、Ｃ2において合流油路Ｃに合
流している。そして、ブーム用コントロールバルブ２０
のポンプポート２０Ｐ、アーム用コントロールバルブ２
１のポンプポート２１Ｐ、バケット用コントロールバル
ブ２２のポンプポート２２Ｐは、何れもこの合流油路Ｃ
に接続されている。
は、エンジンＥの動力で駆動する一対のポンプであっ
て、該第一、第二油圧ポンプ１１、１２からの油路Ａ、
Ｂは、それぞれ接続点Ｃ1、Ｃ2において合流油路Ｃに合
流している。そして、ブーム用コントロールバルブ２０
のポンプポート２０Ｐ、アーム用コントロールバルブ２
１のポンプポート２１Ｐ、バケット用コントロールバル
ブ２２のポンプポート２２Ｐは、何れもこの合流油路Ｃ
に接続されている。
【００１２】一方、第一油圧ポンプ１１から合流油路Ｃ
に至る油路Ａの中途部には、第一油圧ポンプ１１側から
合流油路Ｃ側への圧油の流れは許容するが、合流油路Ｃ
側から第一油圧ポンプ１１側への圧油の流れを阻止する
逆止弁２３が設けられている。さらに油路Ａには、上記
逆止弁２３と第一油圧ポンプ１１とのあいだの部位Ａ1
から分岐油路Ｄが分岐形成されており、そして、該分岐
油路Ｄに旋回用コントロールバルブ１９のポンプポート
１９Ｐが接続されている。而して旋回用モータ７への圧
油供給は、第一油圧ポンプ１１からのみ行われ、合流油
路Ｃからは行われないようになっている。
に至る油路Ａの中途部には、第一油圧ポンプ１１側から
合流油路Ｃ側への圧油の流れは許容するが、合流油路Ｃ
側から第一油圧ポンプ１１側への圧油の流れを阻止する
逆止弁２３が設けられている。さらに油路Ａには、上記
逆止弁２３と第一油圧ポンプ１１とのあいだの部位Ａ1
から分岐油路Ｄが分岐形成されており、そして、該分岐
油路Ｄに旋回用コントロールバルブ１９のポンプポート
１９Ｐが接続されている。而して旋回用モータ７への圧
油供給は、第一油圧ポンプ１１からのみ行われ、合流油
路Ｃからは行われないようになっている。
【００１３】因みに、前記逆止弁２３は、各コントロー
ルバルブ１９〜２２が一体的に組込まれるバルブアッシ
ー（図示せず）に組込むこともできるが、第一油圧ポン
プ１１からバルブアッシーに至る吐出油路中に配設する
こともできる。また、逆止弁２３を、逆止方向に付勢す
るスプリング付きのものとしても良い。
ルバルブ１９〜２２が一体的に組込まれるバルブアッシ
ー（図示せず）に組込むこともできるが、第一油圧ポン
プ１１からバルブアッシーに至る吐出油路中に配設する
こともできる。また、逆止弁２３を、逆止方向に付勢す
るスプリング付きのものとしても良い。
【００１４】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、油圧アクチュエータは、第一、第二油圧ポンプ
１１、１２からの圧油供給に基づいて作動することにな
るが、この場合、前述したように、旋回用モータ７への
圧油供給は第一油圧ポンプ１１からのみ行われ、一方、
ブーム用シリンダ８等の他の油圧アクチュエータへの圧
油供給は、第一、第二油圧ポンプ１１、１２からの圧油
が合流する合流油路Ｃから行われることになる。
おいて、油圧アクチュエータは、第一、第二油圧ポンプ
１１、１２からの圧油供給に基づいて作動することにな
るが、この場合、前述したように、旋回用モータ７への
圧油供給は第一油圧ポンプ１１からのみ行われ、一方、
ブーム用シリンダ８等の他の油圧アクチュエータへの圧
油供給は、第一、第二油圧ポンプ１１、１２からの圧油
が合流する合流油路Ｃから行われることになる。
【００１５】この結果、上部旋回体３を旋回させながら
ブーム４の持ち上げ作業を行うようなパワーリミット状
態において、上部旋回体３に慣性モーメントが働いてい
て旋回用モータ７が低負荷状態であっても、合流油路Ｃ
の圧油は、旋回用モータ７側に供給されてしまうことな
くブーム用シリンダ８側に確実に供給されることになっ
て、ブーム用シリンダ８の確実な持ち上げ作業を行える
ことになる。
ブーム４の持ち上げ作業を行うようなパワーリミット状
態において、上部旋回体３に慣性モーメントが働いてい
て旋回用モータ７が低負荷状態であっても、合流油路Ｃ
の圧油は、旋回用モータ７側に供給されてしまうことな
くブーム用シリンダ８側に確実に供給されることになっ
て、ブーム用シリンダ８の確実な持ち上げ作業を行える
ことになる。
【００１６】この様に、本発明が実施されたものにおい
ては、旋回用モータ７とブーム用シリンダ８等の作業部
用アクチュエータとに対する圧油供給の配分調整を、従
来のようにオペレータの高度な熟練を要する操作具の操
作によることなく行えることになって、操作性が改善さ
れ、作業性の向上が計れる。しかも、この圧油供給の配
分調整は、第一油圧ポンプ１１から合流油路Ｃに至る油
路Ａに、合流油路Ｃ側から第一油圧ポンプ１１側への圧
油の流れを阻止する逆止弁２３を設けると共に、該逆止
弁２３と第一油圧ポンプ１１とのあいだの油路から旋回
用モータ７に圧油供給されるよう油路接続しただけの簡
単な構造で行うことができ、経済的にも有利なものとな
る。
ては、旋回用モータ７とブーム用シリンダ８等の作業部
用アクチュエータとに対する圧油供給の配分調整を、従
来のようにオペレータの高度な熟練を要する操作具の操
作によることなく行えることになって、操作性が改善さ
れ、作業性の向上が計れる。しかも、この圧油供給の配
分調整は、第一油圧ポンプ１１から合流油路Ｃに至る油
路Ａに、合流油路Ｃ側から第一油圧ポンプ１１側への圧
油の流れを阻止する逆止弁２３を設けると共に、該逆止
弁２３と第一油圧ポンプ１１とのあいだの油路から旋回
用モータ７に圧油供給されるよう油路接続しただけの簡
単な構造で行うことができ、経済的にも有利なものとな
る。
【００１７】尚、本発明は上記実施例に限定されないこ
とは勿論であって、油圧ポンプを三つ、あるいはそれ以
上設けたものにおいても、同様にして実施することがで
きる。さらに本発明は、任意に選択される一つの油圧ポ
ンプと逆止弁とのあいだの油路に接続される油圧アクチ
ュエータとしては、旋回用モータに限定されず、走行用
モータ等、適宜の油圧アクチュエータを必要において選
択できることはいうまでもない。
とは勿論であって、油圧ポンプを三つ、あるいはそれ以
上設けたものにおいても、同様にして実施することがで
きる。さらに本発明は、任意に選択される一つの油圧ポ
ンプと逆止弁とのあいだの油路に接続される油圧アクチ
ュエータとしては、旋回用モータに限定されず、走行用
モータ等、適宜の油圧アクチュエータを必要において選
択できることはいうまでもない。
【００１８】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、各油圧アクチュエータは、油圧ポ
ンプからの圧油供給に基づいて作動することになるが、
この場合、一つの油圧アクチュエータへの圧油供給は、
任意に選択される一つの油圧ポンプのみから行われ、一
方、前記一つを除いた他の油圧アクチュエータへの圧油
供給は、複数の油圧ポンプからの圧油が合流する合流油
路から行われることになる。従って、例えば油圧ショベ
ルにおいて、前記一つの油圧アクチュエータを旋回用油
圧アクチュエータとした場合、上部旋回体を旋回させな
がら作業部用アクチュエータを作動させるようなパワー
リミット状態においても、合流油路からの圧油が作業部
用アクチュエータ側に確実に供給されることになる。こ
の結果、複数の油圧アクチュエータに対する圧油供給の
配分調整を、従来のようにオペレータの高度な熟練を要
する操作具の操作によることなく行えることになり、操
作性が改善され、作業性の向上が計れる。しかもこのも
のは、逆止弁を用いただけの簡単な構造のものであるた
め、経済的にも有利なものとなる。
れたものであるから、各油圧アクチュエータは、油圧ポ
ンプからの圧油供給に基づいて作動することになるが、
この場合、一つの油圧アクチュエータへの圧油供給は、
任意に選択される一つの油圧ポンプのみから行われ、一
方、前記一つを除いた他の油圧アクチュエータへの圧油
供給は、複数の油圧ポンプからの圧油が合流する合流油
路から行われることになる。従って、例えば油圧ショベ
ルにおいて、前記一つの油圧アクチュエータを旋回用油
圧アクチュエータとした場合、上部旋回体を旋回させな
がら作業部用アクチュエータを作動させるようなパワー
リミット状態においても、合流油路からの圧油が作業部
用アクチュエータ側に確実に供給されることになる。こ
の結果、複数の油圧アクチュエータに対する圧油供給の
配分調整を、従来のようにオペレータの高度な熟練を要
する操作具の操作によることなく行えることになり、操
作性が改善され、作業性の向上が計れる。しかもこのも
のは、逆止弁を用いただけの簡単な構造のものであるた
め、経済的にも有利なものとなる。
【図１】油圧ショベルの斜視図である。
【図２】油圧アクチュエータへの圧油供給を示す油圧回
路図である。
路図である。
【図３】従来例を示す油圧回路図である。
１ 油圧ショベル ７ 旋回用モータ ８ ブーム用シリンダ １１ 第一油圧ポンプ １２ 第二油圧ポンプ ２３ 逆止弁 Ｃ 合流油路
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の油圧ポンプからの圧油供給で、複
数の油圧アクチュエータに圧油を供給するように構成し
てなる建設機械において、前記複数の油圧ポンプからの
油路を一つに合流させ、該合流油路から一つを除いた各
油圧アクチュエータにそれぞれ圧油供給されるよう油路
接続する一方、任意に選択される一つの油圧ポンプから
合流油路に至る油路中に、合流油路から前記一つの油圧
ポンプ側に圧油供給されるのを阻止する逆止弁を設け、
該逆止弁と前記一つの油圧ポンプとのあいだの油路に、
前記除かれた一つの油圧アクチュエータへの油路を接続
したことを特徴とする油圧式建設機械における油圧回
路。 - 【請求項２】 複数の油圧ポンプからの圧油供給で、ブ
ーム用アクチュエータ等の作業部用アクチュエータと旋
回用油圧アクチュエータとに圧油供給するように構成し
てなる油圧ショベルにおいて、前記複数の油圧ポンプか
らの油路を一つに合流させ、該合流油路から前記作業部
用アクチュエータに圧油供給されるよう油路接続する一
方、任意に選択される一つの油圧ポンプから合流油路に
至る油路中に、合流油路から前記一つの油圧ポンプ側に
圧油供給されるのを阻止する逆止弁を設け、該逆止弁と
前記一つの油圧ポンプとのあいだの油路に、前記旋回用
油圧アクチュエータへの油路を接続したことを特徴とす
る油圧式建設機械における油圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6278519A JPH08113961A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 油圧式建設機械における油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6278519A JPH08113961A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 油圧式建設機械における油圧回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08113961A true JPH08113961A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17598422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6278519A Withdrawn JPH08113961A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 油圧式建設機械における油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08113961A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998012391A1 (fr) * | 1996-09-19 | 1998-03-26 | Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. | Circuit hydraulique pour excavatrice tournante |
| JP2007032786A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 流体圧制御装置及び流体圧制御方法 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP6278519A patent/JPH08113961A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998012391A1 (fr) * | 1996-09-19 | 1998-03-26 | Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. | Circuit hydraulique pour excavatrice tournante |
| JP2007032786A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 流体圧制御装置及び流体圧制御方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |