JPH08113476A - 寝台フレームの昇降機構 - Google Patents

寝台フレームの昇降機構

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JPH08113476A
JPH08113476A JP25315794A JP25315794A JPH08113476A JP H08113476 A JPH08113476 A JP H08113476A JP 25315794 A JP25315794 A JP 25315794A JP 25315794 A JP25315794 A JP 25315794A JP H08113476 A JPH08113476 A JP H08113476A
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JP
Japan
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frame
screw shaft
screw
crank handle
bed
Prior art date
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Application number
JP25315794A
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English (en)
Inventor
Takeo Nakagawa
武男 中川
Koji Kato
光次 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANSAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KANSAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 寝台フレーム1をリンク機構2,3を介して
基台4に対して昇降自在としてなる昇降機構において、
フレーム1の横方向に、端部にクランクハンドルを取り
付けた螺子シャフト20を回転自在に設け、螺子シャフト
の左右に、互いに螺子山の巻き方向を逆にした螺子部2
1,22を設け、左右の螺子部に螺合した一対の雌螺子部
材のそれぞれを駆動軸37,38でリンク機構2,3を回動
させる作動腕10,10間を連結する連動杆11に連結してな
る寝台フレームの昇降機構。 【効果】 クランクハンドルを寝台の側方から回転操作
してフレームを昇降させるようにしたので、一般家庭の
寝室のように、寝台の設置場所が狭くて、フットボード
側に空間を確保できないような場所でも寝台を設置して
フレームを昇降させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝台のフレームを昇降
するための機構に関するものであり、更に詳しくは、ク
ランクハンドルを回転操作して寝台フレームを昇降させ
る機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、寝台フレームの昇降機構は、フ
レームの前後をリンク機構を介して基台に連結してな
り、クランクハンドルを回転操作することで駆動する螺
子シャフトにより、前記リンク機構の作動腕を前後に回
動させることで、リンク機構を回動させてフレームを昇
降させている。従来、前記螺子シャフトは、前記リンク
機構の作動腕の回動方向にそって寝台フレームの前後方
向に設け、フットボード側の螺子シャフト端部にクラン
クハンドルを取り付けて、フットボード側から操作する
ようになっていた。
【0003】しかしながら、上記のように寝台フレーム
の昇降機構を駆動させるクランクハンドルをフットボー
ド側に設けたものでは、フットボード側に空間を残した
状態で寝台を設置しなければならず、一般家庭の寝室等
の狭い場所へ設置することができず、フレームの側面で
クランクハンドルを操作するようにすることが望まし
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、上
記のような螺子シャフトをクランクハンドルで回転操作
して駆動する寝台フレームの昇降機構において、簡単な
構造で、フレームの側面からクランクハンドルを操作し
て昇降可能とする機構を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る第1の昇降機構では、寝台のフレ
ームをリンク機構を介して基台に対して昇降自在として
なる寝台フレームの昇降機構において、前記フレームの
横方向に、端部にクランクハンドルを取り付けた螺子シ
ャフトを回転自在に設け、該螺子シャフトに雌螺子部材
を螺合するとともに、該雌螺子部材とリンク機構を回動
させる作動腕との間を駆動腕で連結してなる。
【0006】更に、請求項2では、前記請求項1に係る
昇降機構において、螺子シャフトの左右に、互いに螺子
山の巻き方向を逆にした螺子部を設け、左右の螺子部に
螺合した一対の雌螺子部材のそれぞれを駆動軸でリンク
機構を回動させる作動腕に連結してなる。
【0007】又、請求項3に係る第2の昇降機構では、
寝台のフレームをリンク機構を介して基台に対して昇降
自在としてなる寝台フレームの昇降機構において、前記
フレームの横方向に、端部にクランクハンドルを取り付
けた螺子シャフトを回転自在に設け、該螺子シャフトに
雌螺子部材を螺合するとともに、該雌螺子部材とリンク
機構を昇降させる作動腕との間をワイヤーで連結してな
る。
【0008】更に、請求項4では、前記請求項3に係る
昇降機構において、リンク機構の作動腕と寝台フレーム
の幅方向において略同じ位置に螺子シャフトに近接して
滑車を設け、雌螺子部材とリンク機構を回動させる作動
腕との間を連結したワイヤーを、この滑車に掛け回して
なる。
【0009】又、請求項5では、上記請求項1〜請求項
4の昇降機構において、フレームにおけるヘッドボード
側とフットボード側の前後2箇所にリンク機構を設け、
前後のリンク機構を連動杆で連結してなる。
【0010】更に請求項6では、前記請求項5に係る昇
降機構において、前記連動杆と螺子シャフトの雌螺子部
材とを駆動腕又はワイヤーで連結してなる。
【0011】又、請求項7では、上記のような請求項1
〜請求項6に係る昇降機構において、螺子シャフトの両
端にクランクハンドルを取り付けてなる。
【0012】更に、請求項8では、請求項7に係る昇降
機構において、螺子シャフトの一端に第1の歯車を固定
し、該第1の歯車に噛み合う第2の歯車を介してクラン
クハンドルを取り付けてなる。
【0013】そして、請求項9では、上記のような請求
項1〜請求項8に係る昇降機構において、クランクハン
ドルを螺子シャフトに対して着脱自在に取り付けてな
る。
【0014】
【作用】請求項1に係る寝台フレームの昇降機構では、
クランクハンドルを回転操作して螺子シャフトを回転さ
せると、該螺子シャフトに螺合した雌螺子部材が螺子シ
ャフトにそってフレームの横方向に移動することで、該
雌螺子部材に駆動腕で連結したリンク機構の作動腕が前
後に回動してリンク機構を回動させ、フレームが昇降す
る。
【0015】請求項2に係る昇降機構では、クランクハ
ンドルを一方に回転操作して螺子シャフトを回転させる
と、該螺子シャフトの左右の螺子部の螺子山の巻き方向
が逆になっているので、それぞれの螺子部に螺合した雌
螺子部材が互いに近接する方向、あるいは互いに離間す
る方向に移動し、それぞれの雌螺子部材に駆動腕で連結
されたリンク機構の作動腕が前後に回動してリンク機構
を回動させ、フレームが昇降する。
【0016】請求項3に係る昇降機構では、クランクハ
ンドルを回転操作して螺子シャフトを回転させると、該
螺子シャフトに螺合した雌螺子部材が螺子シャフトにそ
ってフレームの横方向に移動し、該雌螺子部材にワイヤ
ーで連結したリンク機構の作動腕が前後に回動してリン
ク機構を回動させ、フレームが昇降する。
【0017】請求項4に係る昇降機構では、クランクハ
ンドルを回転操作して螺子シャフトを回転させると、該
螺子シャフトに螺合した雌螺子部材が螺子シャフトにそ
ってフレームの横方向に移動してワイヤーにおける雌螺
子部材への連結端部を前記螺子シャフトの移動距離だけ
横方向に移動させることで、滑車に掛け回されたワイヤ
ーの他端は、前記雌螺子部材の横方向への移動距離に略
等しい距離だけフレームの前後方向にそって移動して作
動腕が前後に回動し、リンク機構を回動させてフレーム
が昇降する。
【0018】請求項5に係る昇降機構では、連動杆で連
結された前後のリンク機構が同時に回動して、フレーム
の前後が同時に昇降する。
【0019】請求項6に係る昇降機構では、クランクハ
ンドルを回転操作して螺子シャフトを回転させると、雌
螺子部材が螺子シャフトにそって移動して連動杆が前後
に移動し、前後のリンク機構の作動腕が同時に前後に回
動して前後のリンク機構が同時に回動し、フレームが昇
降する。
【0020】請求項7に係る昇降機構では、螺子シャフ
ト両端に取り付けたクランクハンドルのいずれかを回転
させると、螺子シャフトが回転して該螺子シャフトにそ
って雌螺子部材が移動し、作動腕が前後に回動してリン
ク機構を回動させ、フレームが昇降する。
【0021】請求項8に係る昇降機構においては、寝台
の左右両側のいずれの側においてクランクハンドルを回
転操作する場合にあっても、クランクハンドルを一定方
向に回転させることで螺子シャフトが一定の方向に回転
し、フレームが同様に上昇、又は降下する。
【0022】請求項9に係る昇降機構では、クランクハ
ンドルを回転操作するに際して螺子シャフトにクランク
ハンドルを取り付け、回転操作が終了すれば、螺子シャ
フトからクランクハンドルを取り外しておくことができ
る。
【0023】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づき、本発明
に係る寝台フレームの昇降機構を更に詳細に説明する。
【0024】図1〜図6に示すものは、本発明に係る寝
台フレームの昇降機構の第1実施例である。図中符号1
が寝台のフレームで、このフレーム1は、前後のリンク
機構2、3によって基台4に対して昇降自在に設けられ
ている。前記フレーム1の上側には、床板5・・が設け
られ、又、基台4には移動のためのキャスター6が取付
られている。前記前後のリンク機構2、3は、一端を基
台4に回動自在に枢着した左右の回動腕7、7の他端間
に、フレーム1の横方向にわたって回動軸8が回動不能
に固定されており、この回動軸8の両端部には、フレー
ム1に固着された支持杆9、9の下端が回動自在に枢着
されている。又、前記回動軸8の略中央には、前記回動
腕7に対して所定の角度で作動腕10が固着されており、
前後のリンク機構2、3の作動腕10、10間が連動杆11で
連結されている。又、図示した実施例では、前記回動軸
8の作動腕10の左右に、作動腕10と略同方向に補助腕1
2、12が突設されており、この補助腕12の先端とフレー
ム1とがバネ13で連結されていて、このバネ13の引っ張
り力によりリンク機構2、3の回動動作を補助するよう
になっている。
【0025】又、フレーム1の前後方向の略中央部に
は、フレーム1の横方向に螺子シャフト20が回転自在に
設けられている。この螺子シャフト20は、互いに螺子山
の巻き方向が逆になった左右の螺子部21、22が、フレー
ム1の中央部で、互いの一端が連結管23で回転不能に連
結固定されており、この連結部分で支持金具24によりフ
レーム1の横杆14に回転可能に支持されている。前記一
方の螺子部21の他端は、フレーム1の一側内面に固着さ
れた軸受金具25に回動自在に取り付けられたハンドル取
付金具26に連結固定されており、フレーム1の外面に穿
設されたハンドル取付孔27から差し込んだクランクハン
ドル28で回転操作可能に設けられている。又、他方の螺
子部22の他端は、フレーム1の他側に固着されたギアボ
ックス30に回転自在に支持されるとともに、ギアボック
ス30内にある螺子部22の端部には第1の歯車31が固着さ
れるとともに、この第1の歯車31と互いに噛み合う第2
の歯車32に、ハンドル取付金具33が一体に設けられてお
り、フレーム1の外面に穿設されたハンドル取付孔34か
ら差し込んだクランクハンドル28で回転操作可能に設け
られている。
【0026】そして、前記螺子シャフト20における左右
の螺子部21、22のそれぞれには、雌螺子部材35、36が螺
合されており、この雌螺子部材35、36のそれぞれには、
駆動腕37、38の一端がそれぞれ水平方向に回動自在に枢
着され、更に、両駆動腕37、38の他端は、連結金具39、
40を介して前後のリンク機構2、3間を連結した連動杆
11を挟むように、その左右から、連動杆11に対して上下
左右に回動自在に枢着されている。
【0027】上記のように構成してなる本発明に係る寝
台フレームの昇降機構によれば、図5に示すように、フ
レーム1が降下した状態では、図2、図3に示すよう
に、左右の駆動腕37、38が螺子シャフト20にそって大き
く左右に開き、駆動腕37、38の一端に連結してなる雌螺
子部材35、36が、螺子シャフト20の螺子部21、22の外側
に互いに離間した位置にあって、駆動腕37、38の他端に
連結した連動杆11が後方に位置して、前後のリンク機構
2、3のそれぞれの作動腕10、10が後方に回動し、リン
ク機構2、3の回動腕7が下方に回動した状態にある。
この状態から、フレーム1の一側に設けたハンドル取付
孔27から、クランクハンドル28を差し込んで螺子シャフ
ト20のハンドル取付金具26に取り付け、クランクハンド
ル28を一方に回転操作すると、螺子シャフト20の左右に
おける、螺子山の巻き方向が逆になった螺子部21、22に
螺合したそれぞれの雌螺子部材35、36が、互いに近接す
る方向に螺子シャフト20にそって移動する。この雌螺子
部材35、36の移動に伴って、それぞれの雌螺子部材35、
36に連結した駆動腕37、38の他端が前方に押し出され
て、該駆動腕37、38の他端に連結した連動杆11が作動腕
10、10を前方に回動させながら前方へ移動することによ
り、前後のリンク機構2、3の回動腕7、7が基台4と
枢着してなる一端を中心に上方に回動し、該回動腕7の
他端に支持杆9を介して枢着したフレーム1を、図6に
示すように上昇させる。又、このフレーム1が上昇した
図6の状態から、クランクハンドル28を他方向に回転操
作すると、前記と反対に、フレーム1が降下して図5の
状態に戻る。
【0028】上記のように、本発明に係る寝台フレーム
1の昇降機構によれば、フレーム1の側方からクランク
ハンドル28を回転操作してフレーム1を昇降させること
ができることから、家庭の寝室等の狭い場所にも設置す
ることができる。又、クランクハンドル28は、必要に応
じて着脱できるので、フレーム1の周囲で邪魔になるこ
とがない。
【0029】又、フレーム1の昇降操作を、フレーム1
の他側側から行う場合には、フレーム1の他側面に設け
られたハンドル取付孔34からクランクハンドル28を差し
込んでハンドル取付金具33に取り付け、一方に回転操作
すると、前記ハンドル取付金具33の第2の歯車32と、該
第2の歯車32と互いに噛み合う第1の歯車31を介して螺
子シャフト20が回転し、前記と同様にしてフレーム1が
昇降する。このとき、前記ハンドル取付金具33は、螺子
シャフト20に対して、互いに噛み合う第1の歯車31、及
び第2の歯車32を介して取り付けられていることから、
クランクハンドル28の回転方向と螺子シャフト20の回転
方向とは逆になり、フレーム1の左右のいずれのハンド
ル取付金具26、33にクランクハンドル28を取り付けて螺
子シャフト20を回転操作する場合であっても、クランク
ハンドルを同じ方向に回せば、螺子シャフト20は同じ方
向に回転するので、フレーム1を同じように上昇、又は
降下させることができ、フレーム1のいずれの側におい
ても、上昇、又は降下させるためのクランクハンドル28
の回転方向は同じ方向となることから、ハンドル操作を
誤ることがないのである。
【0030】更に、図示したように、前後のリンク機構
2、3の作動腕10、10を連動杆11で連結し、この連動杆
11に、前記螺子シャフト20の回転により駆動する駆動腕
37、38を設けたことにより、前後のリンク機構2、3を
同時に回動させて、フレーム1の前後を水平状態に保持
したまま同時に昇降させることができる。又、螺子シャ
フト20の左右に、螺子山の巻き方向を互いに逆にした螺
子部21、22を設け、そのそれぞれに螺合した雌螺子部材
35、36に一対の駆動腕37、38を連結して、両駆動腕37、
38により連動杆11を前後に移動するようにしたことで、
螺子部21、22の回転を確実に前後のリンク機構2、3に
伝達して、フレーム1を円滑に昇降させることができる
のである。
【0031】次に、図7〜図11に示すものは、本発明に
係る寝台フレームの昇降機構の第2実施例である。この
実施例の昇降機構の基本的構成は、前記第1の実施例と
同様である。即ち、上側に床板5・・が設けられる寝台
のフレーム1が、移動のためのキャスター6が取り付け
られた基台4に対して、前後のリンク機構2、3により
昇降自在に設けられている。前後のリンク機構2、3
は、一端を基台4の左右に回動自在に枢着した回動腕
7、7の他端間にフレーム1の横方向にわたって回動軸
8が固定され、回動軸8の両端部に、フレーム1に固着
された支持杆9、9の下端が回動自在に枢着され、回動
軸8の略中央に回動腕7に対して所定の角度で作動腕10
が固着され、前後のリンク機構2、3の作動腕10、10間
が連動杆11で連結されている。又、この実施例でも、リ
ンク機構2、3の回動動作を補助するため、前記回動軸
8の左右に補助腕12、12が突設されて、この補助腕12の
先端とフレーム1の前部とが、バネ13で連結されてい
る。
【0032】そして、この実施例では、前記フレーム1
の前後方向の略中央部にフレーム1の横方向に螺子シャ
フト20が回転自在に設けられており、この螺子シャフト
20の一側側に螺子部21aが設けられており、他側側は螺
子山のない軸部22aとしてなり、螺子シャフト20の中間
部が支持金具24でフレーム1の横杆14に回転可能に支持
されている。前記螺子部21aの端部は、フレーム1一側
に固着された軸受金具25に回動自在に取り付けられたハ
ンドル取付金具26に連結固定されており、フレーム1外
面に穿設されたハンドル取付孔27から差し込んだ図示し
ないクランクハンドルで回転操作可能に設けられてい
る。又、他方の軸部22aの他端は、フレーム1の他側に
固着されたギアボックス30に回転自在に支持されるとと
もに、ギアボックス30内にある軸部22aの端部に第1の
歯車31が固着され、この第1の歯車31と互いに噛み合う
第2の歯車32にハンドル取付金具33が一体に設けられて
おり、フレーム1外面に穿設されたハンドル取付孔34か
ら差し込んだクランクハンドルで回転操作可能に設けら
れている。
【0033】前記螺子シャフト20における螺子部21aに
は、雌螺子部材35aが螺合されており、この雌螺子部材
35には、ワイヤー41の一端が固定されており、このワイ
ヤー41は、螺子シャフト20と前記連動杆11と略交差する
位置のフレーム1に固定された滑車42に掛け回され、こ
のワイヤー41の他端が、前後のリンク機構2、3間を連
結してなる連動杆11の途中に固定されている。
【0034】上記のように構成してなる本発明に係る第
2の寝台フレームの昇降機構によれば、図11に示すよう
に、フレーム1が降下した状態では、雌螺子部材35aが
螺子シャフト20における中央側の端部に位置しており、
ワイヤー41が滑車42から大きく繰り出されて該ワイヤー
41の他端を固定した連動杆11が後方に位置しており、前
後のリンク機構2、3のそれぞれの作動腕10、10が後方
に回動してリンク機構2、3の回動腕7が下方に回動し
た状態にある。この状態から、フレーム1の一側面に設
けたハンドル取付孔27からクランクハンドルを差し込ん
で螺子シャフト20のハンドル取付金具26に取り付けて一
方に回転操作すると、螺子シャフト20の螺子部21aに螺
合した雌螺子部材35aが外側に向かって螺子シャフト20
にそって移動する。この雌螺子部材35aの移動に伴っ
て、ワイヤー41が引っ張られ、このワイヤー41の他端に
連結した連動杆11が前方へ移動し、リンク機構2、3の
作動腕10、10を前方に回動させ、前後のリンク機構2、
3の回動腕7、7が基台4と枢着してなる一端を中心に
上方に回動し、該回動腕7の他端に支持杆9を介して枢
着したフレーム1を、図11に示すように上昇させる。
又、このフレーム1が上昇した図11の状態から、クラン
クハンドルを他方向に回転操作すると、前記と反対に、
フレーム1が降下して図10の状態に戻る。
【0035】この寝台フレーム1の昇降機構にあって
も、フレーム1の側方からクランクハンドルを回転操作
してフレーム1を昇降させることができ、狭い場所にも
寝台を設置することができ、又、必要に応じてクランク
ハンドルを着脱できるので邪魔になることがない。
【0036】又、フレーム1の昇降操作を、フレーム1
の他側から行う場合には、フレーム1の他側に設けられ
たハンドル取付孔34からクランクハンドルを差し込んで
ハンドル取付金具33に取り付けて一方に回転操作する
と、前記ハンドル取付金具33の第2の歯車32と、該第2
の歯車32と互いに噛み合う第1の歯車31を介して螺子シ
ャフト20が回転し、前記と同様にしてフレーム1が昇降
するが、ハンドル取付金具33が、螺子シャフト20の螺子
部22に対して、互いに噛み合う第1の歯車31、及び第2
の歯車32を介して取り付けられていることから、クラン
クハンドルの回転方向と螺子シャフト20の回転方向とが
逆になり、フレーム1の左右のいずれの側からクランク
ハンドルを回転操作する場合であっても、同じ方向に回
せばフレーム1が同じように上昇、又は降下するので、
ハンドル操作を誤ることはない。
【0037】更に、この実施例のように、連動杆11と略
交差する位置でフレーム1に滑車42を固定することで、
つまり、前後のリンク機構2、3の作動腕10、10とフレ
ーム1の幅方向において略同じ位置に螺子シャフト20に
近接して滑車42を設け、雌螺子部材35aと連動杆11との
間を連結したワイヤー41をこの滑車42に掛け回しておけ
ば、螺子シャフト20の回転により移動する雌螺子部材35
aの横方向への移動距離に略等しい距離だけ連動杆11を
フレームの前後方向にそって移動させることができ、リ
ンク機構2、3を大きく回動させることができるのであ
る。又、この実施例のように、螺子シャフト20に螺合し
た雌螺子部材35aと連動杆11との間をワイヤー41を用い
て連結することで、可動部を少なくして構造が簡単とな
り、又、故障の恐れも少なくなるのである。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る第1の昇降機構では、寝
台フレームの横方向に、端部にクランクハンドルを取り
付けた螺子シャフトを回転自在に設け、該螺子シャフト
に雌螺子部材を螺合するとともに、該雌螺子部材とリン
ク機構を回動させる作動腕との間を駆動腕で連結して、
クランクハンドルを寝台の側方から回転操作してフレー
ムを昇降させるようにしたので、一般家庭の寝室のよう
に、寝台の設置場所が狭くて、フットボード側に空間を
確保できないような場所でも、寝台フレームを昇降させ
ることができる。
【0039】請求項2では、前記昇降機構において、螺
子シャフトの左右に互いに螺子山の巻き方向を逆にした
回螺子部を設け、左右の螺子部に螺合した一対の雌螺子
部材のそれぞれを駆動軸でリンク機構の作動腕に連結
し、一対の駆動腕により作動腕を回転させてリンク機構
を回転してフレームを昇降させるようにしたので、螺子
シャフトの回転を確実に作動腕に伝達させて、フレーム
を円滑に昇降させることができる。
【0040】請求項3に係る第2の昇降機構では、寝台
フレームの横方向に、端部にクランクハンドルを取り付
けた螺子シャフトを回転自在に設け、該螺子シャフトに
雌螺子部材を螺合するとともに、該雌螺子部材とリンク
機構を回動させる作動腕との間をワイヤーで連結して、
クランクハンドルを寝台の側面で回転操作してフレーム
を昇降するようにしたので、一般家庭の寝室のように、
寝台の設置場所が狭くて、フットボード側に空間を確保
できないような場所でも、寝台フレームを昇降させるこ
とができる。
【0041】請求項4では、前記昇降機構において、リ
ンク機構の作動腕と寝台フレームの幅方向において略同
じ位置に螺子シャフトに近接して滑車を設け、雌螺子部
材とリンク機構の作動腕との間を連結したワイヤーをこ
の滑車に掛け回すことで、クランクハンドルを回転操作
して螺子シャフトを回転させた場合に、ワイヤーを螺子
シャフトに螺合した雌螺子部材の移動距離だけ引っ張る
ことができ、螺子シャフトの回転を、効率よくリンク機
構の作動腕の回動動作に変換して、フレームを大きく、
かつ円滑に昇降させることができる。
【0042】請求項5では、上記のような昇降機構にお
いて、フレームにおけるヘッドボード側とフットボード
側の前後2箇所にリンク機構を設け、前後のリンク機構
を連動杆が連結し、更に、請求項6では、前記連動杆と
雌螺子部材とを連結したので、クランクハンドルを回転
操作して螺子シャフト回転させて雌螺子部材を横方向に
移動させると、前後のリンク機構が同時に回動して寝台
フレームを水平状態を保持したまま昇降させることがで
きるとともに、1本の螺子シャフトで寝台の前後を昇降
させることができる。
【0043】請求項7では、上記のような昇降機構にお
いて、螺子シャフトの両端にクランクハンドルを取り付
けてなり、螺子シャフト両端のクランクハンドルのいず
れかを回転させることで、螺子シャフトが回転して該螺
子シャフトにそって雌螺子部材が移動し、作動腕が回動
してリンク機構が回動し、フレームが昇降するようにし
たので、寝台の左右のいずれからでもフレームを昇降操
作することができるとともに、寝台のいずれか一方の側
面にのみ空間を残して設置すればよいから、寝台を壁際
に設置する場合でも、左右いずれの向きにも設置するこ
とができる。
【0044】請求項8では、螺子シャフトの両端にクラ
ンクハンドルを取り付けた場合において、その一端に第
1の歯車を固定し、該第1の歯車に噛み合う第2の歯車
を介してクランクハンドルを取り巻けることで、寝台の
左右両側のいずれの側においてクランクハンドルを回転
操作する場合にあっても、クランクハンドルを一定方向
に回転させることで螺子シャフトが一定の方向に回転
し、フレームが同様に昇降するようにしたので、フレー
ムを昇降させる場合に、クランクハンドルを回転操作す
る方向が決まっているので、寝台の左右のいずれの側か
らフレームを昇降操作する場合であっても、クランクハ
ンドルを回転操作する方向を間違えたりすることがな
い。
【0045】請求項9では、クランクハンドルを螺子シ
ャフトに対して着脱自在に取り付けてなるので、クラン
クハンドルを回転操作する時だけ螺子シャフトに取り付
け、操作が終了すれば、螺子シャフトからクランクハン
ドルを取り外しておくことができるので、クランクハン
ドルが寝台周囲で、乗り降りの際等に邪魔になったりす
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る寝台フレームの昇降機構の第1
実施例の要部を示す斜視図。
【図2】 前記昇降機構の平面図。
【図3】 同じく前記昇降機構の要部の拡大平断面図。
【図4】 前記昇降機構の要部の分解斜視図。
【図5】 同じくフレームを降下させた状態の側断面
図。
【図6】 同じくフレームを上昇させた状態の側断面
図。
【図7】 本発明に係る寝台フレームの昇降機構の第2
実施例の要部を示す斜視図。
【図8】 前記昇降機構の平面図。
【図9】 同じく前記昇降機構の要部の拡大平断面図。
【図10】 同じくフレームを降下させた状態の側断面
図。
【図11】 同じくフレームを上昇させた状態の側断面
図。
【符号の説明】
1 寝台フレーム、 2 リンク機構、3 リンク機
構、 4 基台、 5 床板、6 キャスター、 7
回動腕、 8 回動軸、9 支持杆、 10 作動腕、
11 連動杆、12 補助腕、 13 バネ、 20 螺子シャ
フト、21 螺子部、 21 螺子部、 23 連結管、24
支持金具、 25 軸受金具、26 ハンドル取付金具、
27 ハンドル取付孔、28 クランクハンドル、 30 ギ
アボックス、31 第1の歯車、 32 第2の歯車、33
ハンドル取付金具、 34 ハンドル取付孔、35 雌螺子
部材、 36 雌螺子部材、37 駆動腕、 38 駆動腕、
39 連結金具、40 連結金具、 41 ワイヤー、 42
滑車。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝台のフレームをリンク機構を介して基
    台に対して昇降自在としてなる寝台フレームの昇降機構
    において、前記フレームの横方向に、端部にクランクハ
    ンドルを取り付けた螺子シャフトを回転自在に設け、該
    螺子シャフトに雌螺子部材を螺合するとともに、該雌螺
    子部材と前記リンク機構を回動させる作動腕との間を駆
    動腕で連結してなる寝台フレームの昇降機構。
  2. 【請求項2】 前記螺子シャフトの左右に、互いに螺子
    山の巻き方向を逆にした螺子部を設け、左右の螺子部に
    螺合した一対の雌螺子部材のそれぞれを駆動軸で前記リ
    ンク機構を回動させる作動腕に連結してなる請求項1記
    載の寝台フレームの昇降機構。
  3. 【請求項3】 寝台のフレームをリンク機構を介して基
    台に対して昇降自在としてなる寝台フレームの昇降機構
    において、前記フレームの横方向に、端部にクランクハ
    ンドルを取り付けた螺子シャフトを回転自在に設け、該
    螺子シャフトに雌螺子部材を螺合するとともに、該雌螺
    子部材と前記リンク機構を回動させる作動腕との間をワ
    イヤーで連結してなる寝台フレームの昇降機構。
  4. 【請求項4】 前記リンク機構の作動腕と前記フレーム
    の幅方向において略同じ位置に螺子シャフトに近接して
    滑車を設け、前記雌螺子部材とリンク機構を回動させる
    作動腕との間を連結したワイヤーを、この滑車に掛け回
    してなる請求項3記載の寝台フレームの昇降機構。
  5. 【請求項5】 前記フレームにおけるヘッドボード側と
    フットボード側の前後2箇所に前記リンク機構を設け、
    前後のリンク機構を連動杆で連結してなる請求項1〜請
    求項4のいずれかに記載の寝台フレームの昇降機構。
  6. 【請求項6】 前記連動杆と螺子シャフトに螺合した雌
    螺子部材とを駆動腕又はワイヤーで連結してなる請求項
    5記載の寝台フレームの昇降機構。
  7. 【請求項7】 前記螺子シャフトの両端にクランクハン
    ドルを取り付けてなる請求項1〜請求項6のいずれかに
    記載の寝台フレームの昇降機構。
  8. 【請求項8】 前記螺子シャフトの一端に第1の歯車を
    固定し、該第1の歯車に噛み合う第2の歯車にクランク
    ハンドルを取り付けてなる請求項7記載の寝台フレーム
    の昇降機構。
  9. 【請求項9】 クランクハンドルを螺子シャフトに対し
    て着脱自在に取り付けてなる請求項1、請求項3、請求
    項7、又は請求項8記載の寝台フレームの昇降機構。
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