JPH08110152A - コンテナのヒンジ装置 - Google Patents

コンテナのヒンジ装置

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JPH08110152A
JPH08110152A JP24423894A JP24423894A JPH08110152A JP H08110152 A JPH08110152 A JP H08110152A JP 24423894 A JP24423894 A JP 24423894A JP 24423894 A JP24423894 A JP 24423894A JP H08110152 A JPH08110152 A JP H08110152A
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lid
hinge
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torsion spring
hinge device
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JP24423894A
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Kazuhiro Nishikawa
一浩 西川
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Zojirushi Corp
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンテナ本体に蓋を開閉自在に取付けるヒン
ジ装置を、通常の使用時は外れることがなく、必要時に
は容易に外れるようにすることである。 【構成】 本体側ヒンジ片11をヒンジ受け部材7に着
脱自在に差込み、その本体側ヒンジ片11に設けた弾性
ロック爪16を常時ヒンジ受け部材7に係合し、蓋体2
が一定の開き角以上に開らいた際のねじりばね12の逆
ねじり作用によって上記ロック爪16を後退させてロッ
クを解除するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンテナのヒンジ装置
に関し、例えば携帯用冷温蔵庫の蓋の開閉装置として用
いられる。
【0002】
【従来の技術】携帯用冷温蔵庫においては、屋外等にお
いて電源が得られない場合に通常の保冷庫としても使用
できるように、熱電ユニットを搭載した断熱性の蓋体
(以下ユニット搭載蓋体という)のほかに、このような
ユニットを搭載しない通常の断熱性の蓋体(以下、通常
の蓋体という)を備え、両者を適宜交換して取付けるよ
うにしている。
【0003】この場合、蓋体の開閉の便宜を図るため、
ヒンジ装置により蓋体をコンテナ本体に取付けることが
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヒンジ装置を
用いると、蓋体の交換を迅速に行えない不便があるの
で、ヒンジ装置のヒンジ片を本体側の受け部材に単に差
込むだけの簡単な構成とすることがある。この構成は簡
単であるのでコストが安いメリットがある一方、必要以
外のときに勝手に外れることがある。
【0005】また、上記ヒンジ装置を容易に外れないよ
うロック機構を設け、ロック解除ボタン等を外部から操
作してロックを解除し、その上でヒンジ装置を外すよう
にしたものもあるが、操作が煩雑であり、構成も複雑に
なる。
【0006】そこで、この発明は、通常の使用時は外れ
ることがなく、必要時には容易に外れる簡単なヒンジ装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明はコンテナ本体に蓋体を開閉自在に取付
けるヒンジ装置において、蓋側ヒンジ片を本体側ヒンジ
片に、ねじりばねを介してヒンジピンにて回動自在に結
合し、本体側ヒンジ片に設けたばね片の片面に弾性ロッ
ク爪を形成し、他面にロック解除爪を形成して、上記ね
じりばねの固定端をロック解除爪の内方に収納し、上記
ねじりばねの作用端を上記蓋側ヒンジ片と上記蓋体間に
収納して、該蓋側ヒンジ片を蓋体に取り付けることによ
り蓋側ヒンジ装置を形成し、上記コンテナ本体に設けた
ヒンジ受け部材に、上記本体側ヒンジ片を着脱自在に差
込んで上記弾性ロック爪をヒンジ受け部材に係合せし
め、蓋体が一定開き角以上に開いた際に上記ねじりばね
に逆ねじり作用を与えてその固定端を押し拡げ、これに
よりロックを解除する構成としたものである。
【0008】
【作用】上記のヒンジ装置は、通常はロック爪が受け部
材に係合してロック状態となっているため外れることは
なく、蓋体はその自重で閉塞状態となる。蓋体を一定の
開き角以上に大きく開くと、ねじりばねが自然の状態を
越えて逆ねじり作用が働く。その逆ねじり作用により、
ねじりばねの固定端が押し拡げられ、これに係合したロ
ック解除爪と一体のロック爪を後退させる。これにより
ロックが解除されるのでヒンジ装置が外れ、蓋体をコン
テナ本体から外すことができる。
【0009】
【実施例】添付の図面に示した実施例のヒンジ装置は、
電子冷温蔵庫に適用した場合である。この電子冷温蔵庫
は、図1に示すように、断熱性のコンテナ本体1、ユニ
ット搭載蓋体2、通常の蓋体3の組合せから成り、コン
テナ本体1にハンドル4が回動自在に取付けられる。
【0010】上記のユニット搭載蓋体2をコンテナ本体
1に取付けるヒンジ装置5は、コンテナ本体1の開口部
外側面にビス6(図2参照)により取付けられた一対の
ヒンジ受け部材7、該蓋体2に取付けられた蓋側ヒンジ
片8、上記ヒンジ受け部材7の上下方向の角孔9にがた
つき無く差込まれる本体側ヒンジ片11、及びねじりば
ね12とにより構成される。
【0011】上記の蓋側ヒンジ片8と本体側ヒンジ片1
1は、それぞれの軸受部13、13に挿通したヒンジピ
ン14により連結される。また、本体側ヒンジ片11の
中央部分に左右の二辺と下辺の三辺を貫通溝で囲んだば
ね片15を設け、そのばね辺15の下端に外向きのロッ
ク爪16(図3参照)と、内向きのロック解除爪17と
を設けている。ばね片15は本体側ヒンジ片11と一体
の材料で形成され、その材料自体の性質により内外方向
に弾性を発揮する。何ら弾性を発揮しない自然の状態に
おいて、ロック爪16はヒンジ受け部材7の係合穴18
に係合され、ロック状態となる(図4(a)参照)。
【0012】上記のねじりばね12は、図2に示すよう
に、2箇所のねじり部19を有すると共に、各ねじり部
19の一端から延びた線材の両端部を作用端21として
蓋側ヒンジ片8の内面に係合させ、ユニット搭載蓋体2
の端面との間でその作用端21を押さえる。
【0013】上記各ねじり部19相互間の連結部を構成
する固定端22は本体側ヒンジ片11の内面に沿って延
び、前記のロック解除爪17の内側に係合される(図2
参照)。
【0014】上記のねじりばね12は、図4(b)に示
すように、作用端21と固定端22とがほぼ90度の開
らき角(図中αで示す)にある場合に自然の状態とな
り、ねじり部19にねじり作用は働らかない。これより
開らき角が大きくなる(蓋体2の開らき角は逆に小さく
なる。)とねじり作用が働らき(図4(a)参照)、逆
に開らき角が或る角度α1 だけ小さくなる(蓋体2の開
らき角は逆に大きくなる。)と逆ねじり作用(ねじ部1
9のねじりを戻す方向の作用)が働らく。
【0015】前記のヒンジ受け部材7の両側には係止突
起23が設けられ、図1に示すように、その係止突起2
3に通常の蓋体3の係止片24を係合させ、その蓋体3
をコンテナ本体1の側面に吊り下げることができるよう
になっている。
【0016】前記の通常の蓋体3の内面には係止片24
の位置に対向して一対のヒンジ装置5’が取付けられ
る。この場合のヒンジ装置5’のヒンジ受け部材7は、
前述のユニット搭載蓋体2のヒンジ装置5のヒンジ受け
部材7を兼用する。
【0017】通常の蓋体3のヒンジ装置5’は、図5に
示すように、前述のヒンジ装置5と同様に、蓋側ヒンジ
片8’と本体側ヒンジ片11’とをヒンジピン14で連
結したものであるが、ねじりばねやロック機構を省略し
ている。ねじりばねを省略したのは通常の蓋体3は比較
的軽量であるため、緩衝作用は不要であるからである。
【0018】実施例のヒンジ装置は以上のごときもので
あり、図1に示すようにコンテナ本体1にユニット搭載
蓋体2を取付けた場合は、その蓋体2の重量がねじりば
ね12のねじり作用によるばね力に打ち勝って閉鎖状態
となる(図4(a)参照)。この状態から蓋体2を開放
すると、上記のばね力の付勢によって軽く開放される。
【0019】蓋体2の開き角が、ねじりばね12の自然
の開き角α(図4(b)参照)より更に角度α1 だけ大
きくなると、逆ねじり作用が働らいて固定端22側が角
度α2 だけ内方に押される。このとき、固定端22がロ
ック解除爪17に係合してばね片15を撓めながら後退
するので、ロック爪16が係合穴18から外れロックが
解除される。
【0020】従って、この状態から蓋体2を引き上げる
と、本体側ヒンジ片11がヒンジ受け部材7から抜け出
すので、蓋体2をコンテナ本体1から外すことができ
る。その後に必要に応じて通常の蓋体3を取付ける。
【0021】逆に、ユニット搭載蓋体2をコンテナ本体
1に取付ける場合は、本体側ヒンジ片11をヒンジ受け
部材7の角孔9に差込む。そうすると、ロック爪16が
ばね片15を撓めて後退し、係合孔18に合致するとば
ね片15がその弾性で係合し、ロック状態となる。
【0022】また、開放状態にある蓋体2を閉める場合
は、上記ねじりばね12の作用で緩衝されるので、減速
されつつ閉まることになる。
【0023】なお、上記実施例は、ヒンジ装置をユニッ
ト搭載蓋体に用いる場合を示しているが、この発明のヒ
ンジ装置はこれ以外の各種の蓋に適用することができ
る。
【0024】
【発明の効果】この発明は以上のごときものであるか
ら、蓋体を一定以上大きく開らかない限りヒンジ装置が
外れることがないので、通常の使用状態で外れることが
なく、また蓋体の交換等の必要からこれを外す場合は一
定以上大きく開らくだけで容易に外すことができる。
【0025】また、ヒンジ装置のロック解除は、蓋体の
緩衝作用を行わせるねじりばねを利用するので、ロック
解除のために特別な部品を追加する必要がないメリット
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断熱コンテナの分解斜視図
【図2】同上のヒンジ装置の分解斜視図
【図3】同上のヒンジ装置の分解斜視図
【図4】(a)同上のヒンジ装置の蓋体閉鎖状態の断面
図 (b)同上のヒンジ装置の蓋体開放状態の断面図
【図5】通常の蓋体のヒンジ装置の分解斜視図
【符号の説明】
1 コンテナ本体 2 ユニット搭載蓋体 3 通常の蓋体 4 ハンドル 5、5’ ヒンジ装置 6 ビス 7 ヒンジ受け部材 8、8’ 蓋側ヒンジ片 9 角孔 11、11’ 本体側ヒンジ片 12 ねじりばね 13 軸受部 14 ヒンジピン 15 ばね片 16 ロック爪 17 ロック解除爪 18 係合穴 19 ねじり部 21 作用端 22 固定端 23 係止突起 24 係止片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ本体に蓋体を開閉自在に取付け
    るヒンジ装置において、蓋側ヒンジ片を本体側ヒンジ片
    に、ねじりばねを介してヒンジピンにて回動自在に結合
    し、本体側ヒンジ片に設けたばね片の片面に弾性ロック
    爪を形成し、他面にロック解除爪を形成して、上記ねじ
    りばねの固定端をロック解除爪の内方に収納し、上記ね
    じりばねの作用端を上記蓋側ヒンジ片と上記蓋体間に収
    納して、該蓋側ヒンジ片を蓋体に取り付けることにより
    蓋側ヒンジ装置を形成し、上記コンテナ本体に設けたヒ
    ンジ受け部材に、上記本体側ヒンジ片を着脱自在に差込
    んで上記弾性ロック爪をヒンジ受け部材に係合せしめ、
    蓋体が一定開き角以上に開いた際に上記ねじりばねに逆
    ねじり作用を与えてその固定端を押し拡げ、これにより
    ロックを解除することを特徴とするコンテナのヒンジ装
    置。
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